JPH08230635A - スリップ制御されるエアブレーキ装置におけるブレーキシリンダの排気方法 - Google Patents
スリップ制御されるエアブレーキ装置におけるブレーキシリンダの排気方法Info
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- JPH08230635A JPH08230635A JP7339279A JP33927995A JPH08230635A JP H08230635 A JPH08230635 A JP H08230635A JP 7339279 A JP7339279 A JP 7339279A JP 33927995 A JP33927995 A JP 33927995A JP H08230635 A JPH08230635 A JP H08230635A
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- B60T8/32—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
- B60T8/34—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブレーキ操作解除後のブレーキシリンダ内の
余圧の負荷に基づくホイールブレーキの熱的過負荷及び
ブレーキライニングの高い摩耗を防止する。 【構成】スリップ制御なしの制動時に出口弁（２０）の
制御弁（２４）を、ブレーキ弁（６）の操作がなくなっ
た後に短時間開放位置に切り換える。
余圧の負荷に基づくホイールブレーキの熱的過負荷及び
ブレーキライニングの高い摩耗を防止する。 【構成】スリップ制御なしの制動時に出口弁（２０）の
制御弁（２４）を、ブレーキ弁（６）の操作がなくなっ
た後に短時間開放位置に切り換える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は請求項１の上位概念
部に記載の形式のスリップ制御されるエアブレーキ装置
におけるブレーキシリンダの排気方法に関する。
部に記載の形式のスリップ制御されるエアブレーキ装置
におけるブレーキシリンダの排気方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】エアブレーキ装置におけるこのような形
式のブレーキシリンダの排気法において、スリップ制御
なしの制動中、ブレーキ操作解除時に、ブレーキシリン
ダ内へ負荷された圧力空気が、圧力制御弁内の入口弁の
閉鎖方向にばね負荷されている切り替えダイヤフラムを
押し戻してブレーキ弁の排気部から大気中に排出される
ようにすることは公知である（ＤＥ ２５ １７ ５７
１ Ａ１号明細書）。この場合出口室から接続路を経て
出口弁の制御室内へ伝達される空気圧力は該出口弁を閉
鎖状態に保持する。この場合ブレーキシリンダから戻さ
れる圧力空気は、入口弁の切り換えダイヤフラムのばね
負荷を克服しなければ、入口弁を通る流路をとることが
できない。しかし圧力空気は減圧されているため、余圧
がほぼ０．１バールであると入口弁も閉じられており、
ブレーキシリンダからの圧力空気のブレーキ弁への戻り
流はここで遮断される。特にディスクブレーキを備えた
エアブレーキ装置では不都合にも、ブレーキ操作解除後
のブレーキシリンダ内の余圧の負荷によりブレーキの熱
的過負荷及びブレーキライニングの高い摩耗を生じる。
式のブレーキシリンダの排気法において、スリップ制御
なしの制動中、ブレーキ操作解除時に、ブレーキシリン
ダ内へ負荷された圧力空気が、圧力制御弁内の入口弁の
閉鎖方向にばね負荷されている切り替えダイヤフラムを
押し戻してブレーキ弁の排気部から大気中に排出される
ようにすることは公知である（ＤＥ ２５ １７ ５７
１ Ａ１号明細書）。この場合出口室から接続路を経て
出口弁の制御室内へ伝達される空気圧力は該出口弁を閉
鎖状態に保持する。この場合ブレーキシリンダから戻さ
れる圧力空気は、入口弁の切り換えダイヤフラムのばね
負荷を克服しなければ、入口弁を通る流路をとることが
できない。しかし圧力空気は減圧されているため、余圧
がほぼ０．１バールであると入口弁も閉じられており、
ブレーキシリンダからの圧力空気のブレーキ弁への戻り
流はここで遮断される。特にディスクブレーキを備えた
エアブレーキ装置では不都合にも、ブレーキ操作解除後
のブレーキシリンダ内の余圧の負荷によりブレーキの熱
的過負荷及びブレーキライニングの高い摩耗を生じる。
【０００３】成程、足で操作されるブレーキ弁による制
動解除中、はじめに述べた形式の圧力制御弁の出口弁を
開放位置へ切り換え、制動解除後の圧力空気が圧力制御
弁の排気室を経て短い経路で大気中に排出されるように
する方法も公知である（ＤＥ４０ ０８ ０９５ Ａ１号
明細書）。しかしこの場合にも出口弁の圧縮ばねがその
切り換えダイヤフラムを完全な減圧前に閉鎖位置へ移す
から、ブレーキシリンダ内の完全な減圧はえられない。
動解除中、はじめに述べた形式の圧力制御弁の出口弁を
開放位置へ切り換え、制動解除後の圧力空気が圧力制御
弁の排気室を経て短い経路で大気中に排出されるように
する方法も公知である（ＤＥ４０ ０８ ０９５ Ａ１号
明細書）。しかしこの場合にも出口弁の圧縮ばねがその
切り換えダイヤフラムを完全な減圧前に閉鎖位置へ移す
から、ブレーキシリンダ内の完全な減圧はえられない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は上記の
従来技術の欠点を排除することにある。
従来技術の欠点を排除することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は請求項１
記載の特徴を有する方法によって解決されている。
記載の特徴を有する方法によって解決されている。
【０００６】
【発明の効果】本発明の請求項１記載の特徴を有する方
法によれば、ブレーキシリンダ内の余圧が、出口室から
接続路及び出口弁に所属する制御弁の開放横断面を介し
て、圧力制御弁の排気室ヘさらには大気中へ至る経路中
で完全に消滅する。
法によれば、ブレーキシリンダ内の余圧が、出口室から
接続路及び出口弁に所属する制御弁の開放横断面を介し
て、圧力制御弁の排気室ヘさらには大気中へ至る経路中
で完全に消滅する。
【０００７】請求項２記載の本発明の一方法によれば、
有利な形式で、ブレーキ弁操作の終了とともに消滅する
信号が制御弁−切り換え動作の発動のために利用され
る。
有利な形式で、ブレーキ弁操作の終了とともに消滅する
信号が制御弁−切り換え動作の発動のために利用され
る。
【０００８】
【発明の実施の形態】図示の自動車用の制動スリップ制
御式エアブレーキ装置１は圧力空気リザーブタンク２を
有し、該圧力空気リザーブタンク２からは導管区分３．
１，３．２が、ディスクブレーキとして構成されたホイ
ールブレーキ５のブレーキシリンダ４へ延びている。導
管区分３．１，３．２中には運転手によって足操作可能
なブレーキ弁６が配置されている。ブレーキ弁６とブレ
ーキシリンダ４との間には導管区分３．１，３．２の経
路中に、ホイールブレーキ５を制動スリップ制御するた
めの圧力制御弁７が配置されている。圧力制御弁７は入
口室８を有し、該室にはブレーキ弁６から来ている導管
区分３．１が開口している。さらに圧力制御弁７は出口
室９を有し、該室にはブレーキシリンダ４へ延びている
導管区分３．２が接続されている。さらに圧力制御弁７
は大気に通じる排気室１０を有している。圧力制御弁７
の入口室８と出口室９との接続部の開閉は入口弁１３に
よって切り替え可能である。入口弁１３は切り替えダイ
ヤフラム１４を有し、該ダイヤフラム１４は入口弁を閉
鎖する方向で制御室１６内の圧縮ばね１５によって負荷
されている。制御室１６は３／２−方向制御弁として構
成された制御弁１７により入口室８又は大気に接続可能
である。制御弁１７のばね負荷された位置では該制御弁
１７は制御室１６と入口室８との接続を遮断しており、
かつ制御室１６を大気に接続している。電磁的に操作さ
れたときに制御弁１７は大気への接続通路を遮断し、こ
れに対して入口室８と制御室１６との接続通路を開放す
る。
御式エアブレーキ装置１は圧力空気リザーブタンク２を
有し、該圧力空気リザーブタンク２からは導管区分３．
１，３．２が、ディスクブレーキとして構成されたホイ
ールブレーキ５のブレーキシリンダ４へ延びている。導
管区分３．１，３．２中には運転手によって足操作可能
なブレーキ弁６が配置されている。ブレーキ弁６とブレ
ーキシリンダ４との間には導管区分３．１，３．２の経
路中に、ホイールブレーキ５を制動スリップ制御するた
めの圧力制御弁７が配置されている。圧力制御弁７は入
口室８を有し、該室にはブレーキ弁６から来ている導管
区分３．１が開口している。さらに圧力制御弁７は出口
室９を有し、該室にはブレーキシリンダ４へ延びている
導管区分３．２が接続されている。さらに圧力制御弁７
は大気に通じる排気室１０を有している。圧力制御弁７
の入口室８と出口室９との接続部の開閉は入口弁１３に
よって切り替え可能である。入口弁１３は切り替えダイ
ヤフラム１４を有し、該ダイヤフラム１４は入口弁を閉
鎖する方向で制御室１６内の圧縮ばね１５によって負荷
されている。制御室１６は３／２−方向制御弁として構
成された制御弁１７により入口室８又は大気に接続可能
である。制御弁１７のばね負荷された位置では該制御弁
１７は制御室１６と入口室８との接続を遮断しており、
かつ制御室１６を大気に接続している。電磁的に操作さ
れたときに制御弁１７は大気への接続通路を遮断し、こ
れに対して入口室８と制御室１６との接続通路を開放す
る。
【０００９】圧力制御弁７はさらに、出口室９と排気室
１０との接続通路を開閉する出口弁２０を有している。
この出口弁２０もやはり切り替えダイヤフラム２１を有
し、該ダイヤフラム２１は制御室２２内に配置された圧
縮ばね２３により出口弁を閉鎖する方向で負荷されてい
る。出口弁２０には、２／２方向制御弁として構成され
た制御弁２４が所属している。該制御弁２４は電磁的に
操作されて、制御室２２を大気に通じている排気室１０
に接続する開口横断面２５を開放する。制御弁２４は該
開口横断面２５をばね力により閉鎖状態に保持してい
る。さらに出口室９から制御室２２への接続路２６が設
けられている。制御弁２４の開口横断面２５は接続路２
６の横断面よりも大きい。
１０との接続通路を開閉する出口弁２０を有している。
この出口弁２０もやはり切り替えダイヤフラム２１を有
し、該ダイヤフラム２１は制御室２２内に配置された圧
縮ばね２３により出口弁を閉鎖する方向で負荷されてい
る。出口弁２０には、２／２方向制御弁として構成され
た制御弁２４が所属している。該制御弁２４は電磁的に
操作されて、制御室２２を大気に通じている排気室１０
に接続する開口横断面２５を開放する。制御弁２４は該
開口横断面２５をばね力により閉鎖状態に保持してい
る。さらに出口室９から制御室２２への接続路２６が設
けられている。制御弁２４の開口横断面２５は接続路２
６の横断面よりも大きい。
【００１０】制御弁１７及び２４はエアブレーキ装置１
の制御装置２９によって切り替え可能である。該制御装
置２９には、ブレーキ弁６の操作時に閉じられるブレー
キライトスイッチ３０が接続されており、これは自動車
のブレーキライト３１を制御する。さらに制御装置２９
には、ホイールブレーキ５に所属する車輪（図示せず）
の回転挙動を監視するセンサ３２が接続している。勿論
制御装置２９は、その都度制御装置によって切り替えら
れた圧力制御弁を介してブレーキ弁６に接続された別の
ホイールブレーキをも監視する。
の制御装置２９によって切り替え可能である。該制御装
置２９には、ブレーキ弁６の操作時に閉じられるブレー
キライトスイッチ３０が接続されており、これは自動車
のブレーキライト３１を制御する。さらに制御装置２９
には、ホイールブレーキ５に所属する車輪（図示せず）
の回転挙動を監視するセンサ３２が接続している。勿論
制御装置２９は、その都度制御装置によって切り替えら
れた圧力制御弁を介してブレーキ弁６に接続された別の
ホイールブレーキをも監視する。
【００１１】制動時のブレーキ弁６の操作により、圧力
空気がリザーブタンク２から導管区分３．１を経て圧力
制御弁７の入口室８内へ流入せしめられる。入口室８内
の圧力空気は入口弁１３を、切り換えダイヤフラム１４
を圧縮ばね１５の力に抗して押圧することにより、開放
させ、その結果圧力空気は出口室９内へ達する。この場
合圧力空気は接続路２６を通って出口弁２０の制御室２
２内へ流入し該出口弁２０を閉じた状態に保持する。出
口弁９から圧力空気は導管区分３．２を経てブレーキシ
リンダ４内へ入り、ここに制動圧を生ぜしめ、ホイール
ブレーキ５を作動させる。ブレーキ弁６の操作によりブ
レーキライトスイッチ３０が閉じられ、ブレーキライト
３１が点灯する。
空気がリザーブタンク２から導管区分３．１を経て圧力
制御弁７の入口室８内へ流入せしめられる。入口室８内
の圧力空気は入口弁１３を、切り換えダイヤフラム１４
を圧縮ばね１５の力に抗して押圧することにより、開放
させ、その結果圧力空気は出口室９内へ達する。この場
合圧力空気は接続路２６を通って出口弁２０の制御室２
２内へ流入し該出口弁２０を閉じた状態に保持する。出
口弁９から圧力空気は導管区分３．２を経てブレーキシ
リンダ４内へ入り、ここに制動圧を生ぜしめ、ホイール
ブレーキ５を作動させる。ブレーキ弁６の操作によりブ
レーキライトスイッチ３０が閉じられ、ブレーキライト
３１が点灯する。
【００１２】制動中センサ３２は制動された車両ホイー
ルの許容できない大きな制動スリップを監視する。制動
時にホイールのロックの危険がない場合、圧力制御弁７
中の制御弁１７及び２４は制御装置２９によって切り換
えられない。スリップ制御のないこのような制動時にブ
レーキシリンダ４内の制動圧が減圧され又は制動が終わ
ると、圧力空気はブレーキシリンダ４から導管区分３．
２を経て出口室９内へ流れ、入口弁１３を開き、入口室
８内へ達し、ここから圧力空気は導管区分３．１を経て
ブレーキ弁６へ流れ、該ブレーキ弁の排気部を経て大気
中へ放出される。この場合、接続路２６による出口弁２
０の制御室２２の圧力平衡にも拘わらず該出口弁は閉じ
られている。それというのは制御室２２内における切り
換えダイヤフラム２１の有効面が出口室９内におけるよ
りも大きいからである。ブレーキが解除されるとブレー
キシリンダ４内の圧力低下はほぼ０．１バールの余圧に
達し、この圧力は出口室９内において入口弁１３を圧縮
ばね１５の力に抗して開いた状態に保持するのに不十分
な圧力である。従って入口弁１３はその閉鎖位置をと
り、この位置ではまた出口弁２０も閉じられている。
ルの許容できない大きな制動スリップを監視する。制動
時にホイールのロックの危険がない場合、圧力制御弁７
中の制御弁１７及び２４は制御装置２９によって切り換
えられない。スリップ制御のないこのような制動時にブ
レーキシリンダ４内の制動圧が減圧され又は制動が終わ
ると、圧力空気はブレーキシリンダ４から導管区分３．
２を経て出口室９内へ流れ、入口弁１３を開き、入口室
８内へ達し、ここから圧力空気は導管区分３．１を経て
ブレーキ弁６へ流れ、該ブレーキ弁の排気部を経て大気
中へ放出される。この場合、接続路２６による出口弁２
０の制御室２２の圧力平衡にも拘わらず該出口弁は閉じ
られている。それというのは制御室２２内における切り
換えダイヤフラム２１の有効面が出口室９内におけるよ
りも大きいからである。ブレーキが解除されるとブレー
キシリンダ４内の圧力低下はほぼ０．１バールの余圧に
達し、この圧力は出口室９内において入口弁１３を圧縮
ばね１５の力に抗して開いた状態に保持するのに不十分
な圧力である。従って入口弁１３はその閉鎖位置をと
り、この位置ではまた出口弁２０も閉じられている。
【００１３】ブレーキ弁６の操作がなくなるとブレーキ
ライトスイッチ３０が開かれ、ブレーキライト信号が消
滅する。制動された車両ホイールのスリップ制御のない
上記の制動では、制御装置２９は本発明によれば出口弁
２０の制御弁２４を短時間開放位置に切り換える。制御
弁２４が切り換えられている時間はほぼ１秒であり、そ
の結果この時間中ブレーキシリンダ４内の余圧は、接続
路２６及び制御弁２４の開口横断面２５を経て大気に接
続する排気室１０へ至る経路中で完全に消滅することが
できる。上記時間の経過後制御弁２４は制御装置２９に
より、開口横断面を閉鎖する位置へ切り換えられる。ブ
レーキ弁６が上記余圧の消滅中に改めて操作されると、
制御装置２９は制御弁２４を、ブレーキライト３１の点
灯と同時に、閉鎖位置へ切り換える。
ライトスイッチ３０が開かれ、ブレーキライト信号が消
滅する。制動された車両ホイールのスリップ制御のない
上記の制動では、制御装置２９は本発明によれば出口弁
２０の制御弁２４を短時間開放位置に切り換える。制御
弁２４が切り換えられている時間はほぼ１秒であり、そ
の結果この時間中ブレーキシリンダ４内の余圧は、接続
路２６及び制御弁２４の開口横断面２５を経て大気に接
続する排気室１０へ至る経路中で完全に消滅することが
できる。上記時間の経過後制御弁２４は制御装置２９に
より、開口横断面を閉鎖する位置へ切り換えられる。ブ
レーキ弁６が上記余圧の消滅中に改めて操作されると、
制御装置２９は制御弁２４を、ブレーキライト３１の点
灯と同時に、閉鎖位置へ切り換える。
【００１４】制動中ホイールブレーキ５を有する自動車
に許容できない大きな制動スリップが発生すると、この
ことはセンサ３２によって検知され制御装置２９によっ
て制動スリップ制御が始まる。ブレーキシリンダ４内の
制動圧を下げるために制御弁１７が切り換えられ、その
結果制御室１６内への圧力空気の制御により入口弁１３
が遮断される。さらに出口弁２０の制御弁２４が切り替
えられ、その結果圧力空気は制御室２２から開口横断面
２５及び排気室２５を経て大気中に流出することができ
る。この場合また出口室９からも圧力空気が接続路２６
を経て流出する。しかし制御弁２４の開口横断面２５は
接続路２６の横断面よりも大きいから、制御室２２内で
圧力低下が生じ、その結果出口弁２０が出口室９内の圧
力によって開かれ、圧力空気は排気室１０を通って大気
中へ流出することができる。
に許容できない大きな制動スリップが発生すると、この
ことはセンサ３２によって検知され制御装置２９によっ
て制動スリップ制御が始まる。ブレーキシリンダ４内の
制動圧を下げるために制御弁１７が切り換えられ、その
結果制御室１６内への圧力空気の制御により入口弁１３
が遮断される。さらに出口弁２０の制御弁２４が切り替
えられ、その結果圧力空気は制御室２２から開口横断面
２５及び排気室２５を経て大気中に流出することができ
る。この場合また出口室９からも圧力空気が接続路２６
を経て流出する。しかし制御弁２４の開口横断面２５は
接続路２６の横断面よりも大きいから、制御室２２内で
圧力低下が生じ、その結果出口弁２０が出口室９内の圧
力によって開かれ、圧力空気は排気室１０を通って大気
中へ流出することができる。
【００１５】圧力保持位相においては入口弁１３は前記
の閉鎖位置にとどまっており、これに対して制御弁２４
は制御装置２９により図示の位置へ切り換えられて戻さ
れており、この位置では開口横断面２５は遮断されかつ
接続路２６を経て制御室２２内へ流出した圧力空気は出
口弁２０をその閉鎖位置へ戻している。
の閉鎖位置にとどまっており、これに対して制御弁２４
は制御装置２９により図示の位置へ切り換えられて戻さ
れており、この位置では開口横断面２５は遮断されかつ
接続路２６を経て制御室２２内へ流出した圧力空気は出
口弁２０をその閉鎖位置へ戻している。
【００１６】増圧位相においては出口弁２０の制御弁２
４は図示の位置にとどまっているのに対して、制御装置
２９は制御弁１７を、制御室１６を無圧にするために、
図示の位置へ切り換える。
４は図示の位置にとどまっているのに対して、制御装置
２９は制御弁１７を、制御室１６を無圧にするために、
図示の位置へ切り換える。
【００１７】凍結氷面での制動時には接続路２６に基づ
き、シリンダ４内の制動圧は開口横断面２５の開放によ
り、余圧以下の圧力値まで減圧可能である。スリップ制
御の終了後ブレーキ弁６が操作されないことにより制動
が終わると、本発明の形式でブレーキライト信号が消滅
すると共に制御弁２４の、開放位置への短時間の切り換
えが行われ、その結果ブレーキシリンダ４内の制動圧は
完全に減圧される。
き、シリンダ４内の制動圧は開口横断面２５の開放によ
り、余圧以下の圧力値まで減圧可能である。スリップ制
御の終了後ブレーキ弁６が操作されないことにより制動
が終わると、本発明の形式でブレーキライト信号が消滅
すると共に制御弁２４の、開放位置への短時間の切り換
えが行われ、その結果ブレーキシリンダ４内の制動圧は
完全に減圧される。
【図１】エアブレーキ装置の略示図
１ エアブレーキ装置 ２ 圧力空気リザーブタンク ３．１ 導管区分 ３．２ 導管区分 ４ ブレーキシリンダ ５ ホイールブレーキ ６ ブレーキ弁 ７ 圧力制御弁 ８ 入口室 ９ 出口室 １０ 排気室 １３ 入口弁 １４ 切り替えダイヤフラム １５ 圧縮ばね １６ 制御室 １７ 制御弁 ２０ 出口弁 ２１ 切り替えダイヤフラム ２２ 制御室 ２３ 圧縮ばね ２４ 制御弁 ２５ 開口横断面 ２６ 接続路 ２９ 制御装置 ３０ ブレーキライトスイッチ ３１ ブレーキライト ３２ センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エルンスト アンゲルマイル ドイツ連邦共和国 ビーティヒハイム−ビ ッシンゲン ブレスラウアー シュトラー セ 115−１
Claims (2)
- 【請求項１】 足操作可能のブレーキ弁（６）と少なく
とも１つのブレーキシリンダ（４）との間に配置された
少なくとも１つの圧力制御弁（７）を有し、該圧力制御
弁（７）が、ブレーキ弁（６）に接続した入口室
（８）、ブレーキシリンダ（４）に接続した出口室
（９）、大気に通じる排気室（１０）、入口室（８）と
出口室（９）との間の接続部を切り換える、閉鎖方向に
ばね負荷された切り換えダイヤフラム（１４）を備えた
入口弁（１３）、出口室（９）と排気室（１０）との間
の接続部を切り換える、切り換えダイヤフラム（２１）
を備えた出口弁（２０）を有しており、該出口弁の切り
換えダイヤフラム（２１）が制御室（２２）内の圧縮ば
ね（２３）により出口弁（２０）を閉鎖する方向でばね
負荷されており、前記制御室（２２）の、排気室（１
０）への接続が、スリップ制御時に電磁的に開放位置に
切り換え可能な制御弁（２４）により、減圧位相時に、
開放され、この場合制御弁（２４）の開放横断面が出口
室（９）と制御室（２２）との間の接続路（２６）の横
断面よりも大きい、スリップ制御されるエアブレーキ装
置（１）におけるブレーキシリンダ（４）の排気方法に
おいて、スリップ制御なしの制動時に出口弁（２０）の
制御弁（２４）を、ブレーキ弁（６）の操作がなくなっ
た後に短時間開放位置に切り換えることを特徴とする、
スリップ制御されるエアブレーキ装置におけるブレーキ
シリンダの排気方法。 - 【請求項２】 開放位置への制御弁（２４）の切り換え
動作をブレーキライト信号の消滅によって発動させるこ
とを特徴とする、請求項１記載のブレーキシリンダの排
気法。
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