JPH08144201A - 融雪用枕木 - Google Patents

融雪用枕木

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JPH08144201A
JPH08144201A JP6286405A JP28640594A JPH08144201A JP H08144201 A JPH08144201 A JP H08144201A JP 6286405 A JP6286405 A JP 6286405A JP 28640594 A JP28640594 A JP 28640594A JP H08144201 A JPH08144201 A JP H08144201A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ガラス長繊維で補強された熱硬化性樹脂発泡
体の枕木本体1と、この枕木本体1の中または表面に設
けられたニクロム線より比電気伝導度の大きい金属繊維
と有機繊維とを縒った縒り糸の電気発熱体2とからなる
融雪用枕木C。 【効果】 電気発熱体2に通電すると融雪用枕木Cの上
の雪が融解する。又、縒り糸であるから、同じ抵抗のニ
クロム線と比較して電気発熱体2の表面積が大きい。従
って、電気発熱体2の表面温度をニクロム線ほど上昇さ
せないでも雪が溶ける。そのために、枕木本体1が焦げ
ない。又、縒り糸であるから、端繊維に比較して柔軟性
に富み、従って、施工し易いし、振動や衝撃による断線
がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は融雪用枕木に関する。
【0002】
【従来の技術】積雪地に敷設された軌道は、冬期、積雪
により、列車の運行に支障があるので、この積雪に悩ま
されている。これを解決するために、軌道に水を流し
て、雪を解かす方法が一部行われている。又、枕木とレ
ールとの間やレールの根元に電気発熱体を取り付けて、
この電気発熱体に通電して、レールを加熱して雪を解か
す方法も一部行われている。
【0003】しかし、軌道に水を流して、雪を解かす方
法は気温が比較的高いときには有効であるが、気温が下
がり、水が凍るようになると、水を供給する近傍のみが
溶けるだけである。又、更に気温が低くなると、水を供
給する管の中で水が凍って雪を溶かすことができなくな
る。又、枕木とレールとの間やレールの根元に電気発熱
体を取り付けて、この発熱体に通電してレールを加熱し
て雪を解かす方法は、レールの近傍だけ雪が溶けるの
で、レールとレールとの間、あるいは、レールの外側の
雪は溶けない。従って、積雪量が多くなると、このレー
ルとレールの間やレールの外側の雪が高くなり、列車の
運行に支障をきたす。
【0004】かかる問題を解決する方法として、本出願
人は、先に、ガラス長繊維で補強された熱硬化性樹脂発
泡体の枕木本体と、この枕木本体の中または表面に設け
られたニクロム線からなる電気発熱体とからなる融雪用
枕木を考案し、実開平5−10502号として出願し
た。この考案は融雪用枕木近傍の雪が溶けるので列車の
運行に支障がなく極めて効果的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この考案を実
際に使用していると、次に示す問題点があることが判明
した。即ち、ニクロム線からなる電気発熱体が、列車が
通過する度に振動し、電気発熱体が切断するという問題
が生じる。又、ニクロム線が硬く柔軟性がないので、施
工し難い。そのために、ニクロム線を曲げ易いように螺
旋状にしたところ、線の長さが長くなり、従って、一定
の抵抗を保つためには線を太くする必要がある。しか
し、線を太くするとニクロム線が曲げ難くなるから、更
に、螺旋の径を大とする必要があり、不便であった。
【0006】又、ニクロム線では、注意して温度制御し
ないと温度が上がり過ぎて(600〜800℃)、ガラ
ス長繊維で補強された熱硬化性樹脂発泡体が焦げるとい
う問題が発生した。そこで、本発明の目的は、上記考案
を改良して柔軟性に富み、従って、施工性し易いし、振
動に強く、しかも、ガラス長繊維で補強された熱硬化性
樹脂発泡体の枕木本体を焦がすほど温度を上げないでも
雪を溶かすことができる融雪用枕木を提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題を解決
し、上記目的を達成するためになしたものであって、請
求項1記載の発明は、ガラス長繊維で補強された熱硬化
性樹脂発泡体の枕木本体と、この枕木本体の中または表
面に設けられたニクロム線より比電気伝導度の大きい金
属繊維と有機繊維とを撚った撚り糸の電気発熱体とから
なるものである。
【0008】又、請求項2記載の発明は、ガラス長繊維
で補強された熱硬化性樹脂発泡体の下部枕木とこの下部
枕木の上に重合された下部枕木と同じ材質の上部枕木と
からなる枕木本体と、下部枕木と上部枕木との間に設け
られたニクロム線より比電気伝導度の大きい金属繊維と
有機繊維とを撚った撚り糸の電気発熱体とからなるもの
である。
【0009】又、請求項3記載の発明は、請求項1また
は2記載の融雪用枕木であって、電気発熱体がレール締
結タイプレート取付用螺子釘または犬釘の取付位置を避
けて設けられているものである。
【0010】本発明に使用するガラス長繊維で補強され
た熱硬化性樹脂発泡体とは、熱硬化性樹脂発泡体の中に
ガラス長繊維を長手方向に入れて補強したもので、種々
なものがあるが、最も一般的なものは、飽和または不飽
和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂
等の熱硬化性樹脂の未硬化状態のシロップにガラス繊維
を入れ、これを発泡させながら、樹脂を硬化させたもの
である。このガラス長繊維で補強された熱硬化性樹脂発
泡体は、軽く、寸法安定性、耐水性、耐久性、釘の保持
力、耐磨耗性、耐衝撃性に優れたものである。
【0011】このガラス長繊維で補強された熱可塑性樹
脂発泡体の好ましいものは、密度が0.6〜1.0g/
cm3 であり、補強のガラス長繊維の含有量は40〜6
0重量%である。又、好ましい熱硬化性樹脂樹脂として
は硬質ウレタン樹脂や硬質ポリエステル樹脂がある。特
に、密度0.74g/cm3 でガラス長繊維の含有量5
0%のガラス長繊維強化ウレタン樹脂発泡体で、曲げ強
度1200kgf/cm2 、曲げヤング係数90,00
0kgf/cm2 と高い強度を有しているものが好まし
い。
【0012】又、本発明に使用する電気発熱体は、ニク
ロム線より比電気伝導度の大きい金属繊維と有機繊維と
を撚った撚り糸である。ここでニクロム線より比電気伝
導度の大きい金属繊維とは、鉄線、銅線、アルミニウム
線等のニクロム線より比電気伝導度の大きい金属を繊維
状にしたものをいい、有機繊維とは、綿糸や羊毛繊維等
の天然繊維、ポリエステル繊維やナイロン繊維やアラミ
ド繊維等の合成繊維等をいう。特に、アラミド繊維は耐
熱性が良好なので好ましい。かかる電気発熱体の好まし
いものとしては金属繊維とアラミド繊維とを撚った帝人
株式会社製のソフテックスがある。
【0013】本発明に使用する電気発熱体は金属繊維の
比電気伝導度がニクロム線より大きいから同じ電気抵抗
の線を比較すると金属繊維の方が細い。しかも、この電
気発熱体は金属繊維と有機繊維とを撚った撚り糸である
から、全体としては太くなり発熱面積が大きくなる。例
えば、抵抗0.81Ω/cmのニクロム線の直径は0.
13mmで、表面積は4.08cm2 /mであるが、ほ
ぼ同じ抵抗である0.83Ω/cmのソフテックスの直
径は0.54mmで、表面積は16.96cm 2 /mで
あり、約4.15倍となる。又、抵抗0.42Ω/cm
のニクロム線の直径は0.18mmで、表面積は5.6
5cm2 /mであるが、ほぼ同じ抵抗である0.41Ω
/cmのソフテックスの直径は0.83mmで、表面積
は26.06cm2 /mで約4.61倍となる。
【0014】又、この電気発熱体は金属繊維と有機繊維
とを撚った撚り糸であるから、柔軟性に富み、従って、
施工し易いし、振動や衝撃による断線がない。本発明に
使用する電気発熱体は漏電したりショートしないよう
に、表面をゴムや合成樹脂等の柔軟な絶縁体で被覆する
とよい。
【0015】
【作用】本発明請求項1記載の融雪用枕木はガラス長繊
維で補強された熱硬化性樹脂発泡体の枕木本体と、この
枕木本体の中または表面に設けられた電気発熱体とから
なるから、この電気発熱体に通電すると、電気発熱体の
表面から熱が発生し、この融雪用枕木の上の雪を融解す
る。従って、雪による列車の運行に支障が生じない。本
発明に使用する電気発熱体は金属繊維と有機繊維とを撚
った撚り糸であるから、同じ抵抗のニクロム線と比較し
て、撚り糸の表面積が大きい。従って、表面温度を下げ
ても、同じ熱量を発生させることができる。換言する
と、表面温度をニクロム線より低くしても同じ雪量を溶
かすことができる。そのために、ガラス繊維で補強され
た熱硬化性樹脂発泡体の枕木本体を焦がすことなく雪を
溶かすことができる。又、この電気発熱体は金属繊維と
有機繊維とを撚った撚り糸であるから、単繊維に比較し
て柔軟性に富み、従って、施工し易いし、振動や衝撃に
よる断線がない。
【0016】請求項2記載の発明では、ガラス長繊維で
補強された熱硬化性樹脂発泡体の下部枕木とこの下部枕
木の上に重合された下部枕木と同じ材質の上部枕木とか
らなる枕木本体と、下部枕木と上部枕木との間に設けら
れたニクロム線より比電気伝導度の大きい金属繊維と有
機繊維とを撚った撚り糸の電気発熱体とからなるから、
融雪用枕木の表面に電気発熱体が現れない。従って、融
雪用枕木の上を歩いたり融雪用枕木の上で作業しても電
気発熱体が磨耗したり痛まない。又、紫外線に照射され
ないから有機繊維が老化し難い。尚、このように、融雪
用枕木の中に電気発熱体を設けても、電気発熱体の表面
温度が上記のように高くならないから、ガラス長繊維で
補強された熱硬化性樹脂発泡体の枕木本体が焦げない。
【0017】請求項3記載の発明では、レール締結タイ
プレート取付用螺子釘または犬釘の取付位置を避けて電
気発熱体が設けられているから、融雪用枕木の上に安心
してレール締結タイプレート取付用螺子釘を取り付けた
り、犬釘を打ち込んでレールを取り付けることができ
る。
【0018】
【実施例】次に、本発明の一実施例を説明する。図1〜
図4は本発明の一実施例を示すものであって、図1は融
雪用枕木の(イ)斜視図、(ロ)は(イ)のA−A線に
おける断面図、図2は融雪用枕木の(イ)は平面図、
(ロ)は正面図、図3の(イ)は下部枕木の斜視図、
(ロ)は上部枕木の斜視図、(ハ)は(イ)のB部を拡
大して示す平面図、図4および図5は融雪用枕木の加熱
昇温試験結果を示す図である。
【0019】図1〜図3において、Cは融雪用枕木であ
り、ガラス長繊維で補強された硬質ウレタン樹脂からな
る熱硬化性樹脂の硬質発泡体(密度0.74g/c
2 、ガラス長繊維の含有量50重量%、曲げ強度12
00kgf/cm2 、曲げヤング係数90,000kg
f/cm2 )の枕木本体1と金属繊維と有機繊維とを撚
った撚り糸の表面に耐熱性の良好な合成樹脂製皮膜が設
けられた電気発熱体2とからなる。枕木本体1は下部枕
木11と、この下部枕木本体11の上面に重合された上
部枕木12とからなる。下部枕木本体11は長さ260
0mm、幅240mm、高さ180mmであり、上部枕
木本体12は長さと幅は下部枕木本体11とほぼ同じで
高さが30mmである。
【0020】電気発熱体2は、下部枕木11の表面に予
め長手方向に2往復設けられている溝15の中に挿入さ
れて、下部枕木11に取り付けられ、この上に上部枕木
12が重合されている。即ち、下部枕木11と上部枕木
12との間に電気発熱体2が設けられている。尚、枕木
本体11のレール締結タイプレート取付用螺子釘または
犬釘の取付位置3を避けて溝15が設けられている。4
は電気発熱体2に取り付けられたプラグである。
【0021】次に、この融雪用枕木Cの施工方法および
作用について説明する。ガラス長繊維で補強された熱硬
化性樹脂発泡体を適宜寸法に切断して下部枕木11と上
部枕木12とを製造する。その際、下部枕木11の上面
に溝15を設ける。次に、下部枕木11の溝15の中に
電気発熱体2を入れ、プラグ4を取り付け、この下部枕
木11の上に上部枕木12を載せ、接着剤で下部枕木1
1と上部枕木12とを接着すると、融雪用枕木Cが完成
する。このように、本実施例の融雪用枕木Cは簡単に製
造できる。
【0022】この融雪用枕木Cを施工現場に運搬し、融
雪用枕木Cを敷設し、この上にレールを取り付け、プラ
グ4を電源に接続する。この際、電気発熱体2がレール
締結タイプレート取付用螺子釘または犬釘の取付位置3
を避けて取り付けられているから、安心して融雪用枕木
Cの上にレールを取り付けることができるし、又、電気
発熱体2が表面に出てないから電気発熱体2を傷めるこ
となく作業をすることができる。
【0023】冬期、雪が降ると、図示してないスイッチ
を入れて、プラグ4を経て電気発熱体2に通電する。す
ると、電気発熱体2から発生する熱が伝わって融雪用枕
木Cの上面から熱が発生し、この上に降った雪が全部融
解し、雪が積もらなかった。この際、電気発熱体2の表
面積はニクロム線より大きいから、電気発熱体2の表面
温度がニクロム線より低くしても充分雪を溶かすことが
できる。従って、ガラス長繊維で補強された熱硬化性樹
脂発泡体からなる枕木本体1が焦げなかった。
【0024】次に、この融雪用枕木Cの発熱特性をみる
ために、次の実験を行った。 実験方法 −10℃に設定された人工気象室に融雪用枕木Cを約1
2時間放置して充分冷却した後、通電を開始し、経過時
間と各部温度を熱伝対温度計で自動記録する。又、スラ
イダックで電圧を変えて、電気発熱体2の出力(W)と
昇温特性との関係を測定する。尚、この時使用した融雪
用枕木Cは、長さ2600mm、幅240mm、高さ1
80mmの下部枕木11に電気発熱体2を取り付け、長
さと幅はほぼ同じで高さが30mmの上部枕木12を取
り付けたものを使用した。次に、電気発熱体2の温度が
上昇して平衡になった段階で電源を切り、電気発熱体2
の温度下降特性を測定する。
【0025】電気発熱体2の出力(W)を種々かえたと
きの240分後の電気発熱体2の表面温度と融雪用枕木
Cの上面の温度とを測定した結果を表1に、又、電気発
熱体2の出力を400W(200V)としたときの温度
変化を図4(温度上昇状態)および図5(温度下降状
態)に示す。
【0026】
【表1】
【0027】尚、図4および図5において、aは電気発
熱体2の表面温度、bは下部枕木11と上部枕木12と
の間の温度、cは下部枕木11の上から30mm下の温
度、dは下部枕木11の上から60mm下の温度、eは
融雪用枕木Cの下面の温度、fは融雪用枕木Cの上面の
温度、gは融雪用枕木Cの横面の温度、hは融雪用枕木
Cの端面の温度、iは気温である。
【0028】この測定結果から次のことが判明した。 1)電気発熱体2は通電して約4時間後に一定温度に達
した。 2)この一定温度(電気発熱体2の表面温度、融雪用枕
木Cの上面温度)は出力(W)に比例している。 3)電気発熱体2の昇温カーブに遅れて融雪用枕木Cの
上面の温度が上昇している。 4)融雪用枕木Cの横面および端面の温度はほぼ室温と
同じで、温度上昇は確認されない。それに対して上面の
温度上昇は大きい。 5)サーモビュアーの画像により、時間の経過するにつ
れて電気発熱体の上部の昇温が顕著であるが、おおむね
均一に発熱していることが判った。
【0029】又、温度下降の結果から次のことが判明し
た。 1)電源OFF後、各部の温度が0℃になるのに約80
0分要している。 2)電源OFF後、電気発熱体自体の表面温度が速やか
に下降しているのに対して、枕木本体内部の温度は緩や
かなカーブを描いて下降している。このことより枕木本
体は蓄熱効果を有していることが判る。
【0030】
【発明の効果】本発明融雪用枕木はガラス長繊維で補強
された熱硬化性樹脂発泡体の枕木本体と、この枕木本体
の中または表面に設けられた電気発熱体とからなるか
ら、この電気発熱体に通電すると、この融雪用枕木の上
の雪を融解する。従って、雪による列車の運行に支障が
生じない。本発明に使用する電気発熱体は金属繊維と有
機繊維とを撚った撚り糸であるから、同じ抵抗のニクロ
ム線と比較して、撚り糸の表面積が大きい。従って、同
じ雪量を溶かすのに表面温度をニクロム線より低くてよ
い。そのために、ガラス繊維で補強された熱硬化性樹脂
発泡体の枕木本体を焦がすことなく雪を溶かすことがで
きる。又、この電気発熱体は金属繊維と有機繊維とを撚
った撚り糸であるから、単繊維に比較して柔軟性に富
み、従って、施工し易いし、振動や衝撃による断線がな
い。
【0031】請求項2記載の発明では、ガラス長繊維で
補強された熱硬化性樹脂発泡体の下部枕木とこの下部枕
木の上に重合された同じ材質の上部枕木とからなる枕木
本体と、下部枕木と上部枕木との間に設けられたニクロ
ム線より比電気伝導度の大きい金属繊維と有機繊維とを
撚った撚り糸の電気発熱体とからなるから、融雪用枕木
の表面に電気発熱体が現れない。従って、融雪用枕木の
上を歩いたり融雪用枕木の上で作業しても電気発熱体が
磨耗したり痛まない。又、紫外線に照射されないから有
機繊維が老化し難い。
【0032】請求項3記載の発明では、レール締結タイ
プレート取付用螺子釘または犬釘の取付位置を避けて設
けられているから、融雪用枕木の上に安心してレール締
結タイプレート取付用螺子釘を取り付けたり、犬釘を打
ち込んでレールを取り付けることができる。このよう
に、本発明融雪用枕木は種々な効果があるから極めて価
値のある発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明融雪用枕木の一実施例を示すもの
で、(イ)は融雪用枕木の斜視図、(ロ)は(イ)のA
−A線における断面図である。
【図2】図2は融雪用枕木の(イ)は平面図、(ロ)は
正面図である。
【図3】図3は融雪用枕木の一実施例を示すもので、
(イ)は下部枕木の斜視図、(ロ)は下部枕木の斜視
図、(ハ)は(イ)のB部を拡大して示す平面図であ
る。
【図4】融雪用枕木の加熱昇温試験結果を示す図表であ
【図5】融雪用枕木の加熱昇温試験結果を示す図表であ
【符号の説明】
C 融雪用枕木 1 枕木本体 11 下部枕木 12 上部枕木 15 溝 2 電気発熱体 3 レール締結タイプレート取付用螺子釘ま
たは犬釘の取付位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス長繊維で補強された熱硬化性樹脂
    発泡体の枕木本体と、この枕木本体の中または表面に設
    けられた、ニクロム線より比電気伝導度の大きい金属繊
    維と有機繊維とを撚った撚り糸の電気発熱体とからなる
    ことを特徴とする融雪用枕木。
  2. 【請求項2】 ガラス長繊維で補強された熱硬化性樹脂
    発泡体の下部枕木とこの下部枕木の上に重合された下部
    枕木と同じ材質の上部枕木とからなる枕木本体と、下部
    枕木と上部枕木との間に設けられた、ニクロム線より比
    電気伝導度の大きい金属繊維と有機繊維とを撚った撚り
    糸の電気発熱体とからなることを特徴とする融雪用枕
    木。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の融雪用枕木であ
    って、電気発熱体がレール締結タイプレート取付用螺子
    釘または犬釘の取付位置を避けて設けられていることを
    特徴とする融雪用枕木。
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