JP2512750Y2 - 消切板付きの軒先消雪具 - Google Patents

消切板付きの軒先消雪具

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JP2512750Y2
JP2512750Y2 JP5085193U JP5085193U JP2512750Y2 JP 2512750 Y2 JP2512750 Y2 JP 2512750Y2 JP 5085193 U JP5085193 U JP 5085193U JP 5085193 U JP5085193 U JP 5085193U JP 2512750 Y2 JP2512750 Y2 JP 2512750Y2
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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、屋根軒先に氷結する雪
塊の滑落やツララ等の氷塊の落下を防止し、しかもこの
軒先の雪塊の消雪を促進させることを目的とした消切板
付きの軒先消雪具に関する。
【0002】
【従来の技術】屋根上に積る雪は、日中の気温の上昇お
よび屋内の暖房の放熱によって屋根棟上から融雪が始ま
り徐々に軒先方向に移動し、夜になると気温が下って氷
結し、その上に雪が積り、また日中の気温上昇で雪が軒
先方向に移動する繰返しのため軒先には雪塊や氷塊が出
来てツララが発達成長して大きくなり、これが落下して
器物を破損したり人傷などの被害が出ることもある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】出願人は、このような
事故を解決するために先に実開昭56−554 26号
開発した。この先願考案は軒先に取付ける消雪具であっ
て「ストップOK」(登録商標)という商品名で広く利
用されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】しかし、この軒先消雪具
も雪塊や氷塊の落下を防止するのみであって融雪効果に
は期待できず気温の上昇にのみ頼らざるを得なかった。
したがって雪の多い年などでは雪の重みで消雪具が変形
したり、網が破れるという故障が生じていた。出願人は
この点について鋭意研究の結果本考案に到達したもので
ある。
【0005】
【作用】本考案は、この先に開発した軒先消雪具Aの金
網の補強用の枠の上に2条に切断した波板片(1)を装
着することによって、断面W字状の波板片(1)の2条
の溝(2)から溶けた水が流れて融雪作用をうながし、
また両端の立片(3)が緩んだ雪を切る作用をなし、軒
先に布団のように積っている雪塊は消雪具Aの補強枠の
幅単位で切断されるため融雪が促進される。
【0006】
【実施例】添付図面により本考案を説明すると、図1は
本考案の消切板付きの軒先消雪具Aの全体を示す平面図
であり、図2は消切板(1)の装着してある箇所の側面
の断面図を示す。図3は屋根Bに本考案の軒先消雪具A
を装着した屋根Bの軒先側からの正面図を示している。
また図4は消切板(1)の斜視図であって、この消切板
(1)はプラスチック製の波板の2条の山を残して切断
したものであって装着に当っては消雪具Aの斜面金網
(A−1)の補強枠上にビス止め等によって装着する。
【0007】図5は本考案の屋根軒先に装着した作用図
を示すもので詳細については後記する。さらに図6は本
考案の消切板付きの軒先消雪具Aの装着状態を示す実施
例図を示すものであって、図示のように家の屋根Bの軒
端に立上り面(A−2)を外側に向けて軒端全長に亘っ
て装着する。
【0008】図において本考案を詳記すると、図1乃至
図3を参照して本考案の消切板(1)付きの軒先消雪具
Aはプラスチック製の波板の一端に立上り面(A−2)
の金網を設け、この頂端から底面の波板中央部にかけて
傾斜面(A−1)金網を設ける。そしてこの金網面は弱
体であるため数本の補強枠を設けるものであって、全体
の横幅の長さは約90cmであり、屋根B軒端の長さに
応じて接続しながら装着する。
【0009】また消切板(1)は図4に示す形状であっ
てプラスチック波板の2条の山を残して切断したもので
長さは消雪具Aの傾斜面(A−1)の補強枠の長さであ
り、取付けに当っては図3および図5に示すようにW字
状になる向きで補強枠(A−3)上にビス止め等で固着
する。
【0010】図5について本考案の消切板付きの消雪具
Aの作用を説明すると、前述のように雪塊Sは本考案の
消雪具Aの傾斜面(A−1)で落下することなく止り、
この部分に布団のように積っていて日中に気温が上昇す
るとはいえ仲々溶けることはない。しかし、消切板
(1)に接している面は少しずつ溶けた雪が水の流れと
なって消切板の凹部(2)に流れ出し、この部分の雪が
徐々に緩んできて雪の重みと消切板(1)のW字状の立
上り端(3)で崩れて切断(S−1)される。
【0011】
【考案の効果】したがって、軒先に布団のように積って
いた雪塊Sは消切板(1)の幅毎に分断されるため大気
や流水に触れる部分が多くなって融雪が早まり消雪具
(1)の雪の重みによる網目切れや変形等の破損がなく
長期間の使用に耐ることができる。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の全体を示す平面図。
【図2】 断面図。
【図3】 軒端側からの正面図。
【図4】 消切板(1)の斜視図。
【図5】 作用を示す実施例図。
【図6】 使用の状態を示す実施例図。
【符号の説明】
A…本体 A−1…傾斜面 A−2…立上り面 A−3…補強枠 B…屋根 S…雪塊 S−1…崩れた雪 (1)…消切坂 (2)…流水溝 (3)…雪切り用の立上り端

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長方形のプラスチック製波板(5)の長辺
    側一辺に立上り金網(A−2)および該立上り金網(A
    −2)から前記波板(5)にかけて傾斜面金網(A−
    1)を設けてなる屋根軒先消雪具Aにおいて、立上り金
    網( A−2)から傾斜面金網(A−1)に亘って間隔を
    置いて適所に設けた 補強枠(A−3)の傾斜面側の補強
    枠(A−3)上にプラスチック製波板の2条の山を利用
    して断面W字体となるように切断した消切板(1)を装
    着したことを特徴とした消切板付きの軒先消雪具。
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