JP2002309535A - 枕木用融雪ヒータ装置 - Google Patents
枕木用融雪ヒータ装置Info
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- JP2002309535A JP2002309535A JP2001113185A JP2001113185A JP2002309535A JP 2002309535 A JP2002309535 A JP 2002309535A JP 2001113185 A JP2001113185 A JP 2001113185A JP 2001113185 A JP2001113185 A JP 2001113185A JP 2002309535 A JP2002309535 A JP 2002309535A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/30—Adapting or protecting infrastructure or their operation in transportation, e.g. on roads, waterways or railways
Landscapes
- Railway Tracks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 比較的効率良く融雪できるとともに、修理や
交換などの現場作業を簡易かつ迅速に行うことができる
ように、レールの融雪構造を改良する。 【解決手段】 枕木Aの上面に取り付けられて使用され
る融雪ヒータ装置であって、枕木Aの上面に着脱可能な
基材2と、この基材2内に埋設されたヒータコードなど
の発熱体3とを備えた構成として、上記基材2の少なく
とも上面が、前記発熱体3の発熱によって昇温するよう
にする。さらに、発熱体3を、枕木Aにレールを締結す
るために枕木に打ち込まれる締結部材の打ち込み位置を
避けるように屈曲配置する。
交換などの現場作業を簡易かつ迅速に行うことができる
ように、レールの融雪構造を改良する。 【解決手段】 枕木Aの上面に取り付けられて使用され
る融雪ヒータ装置であって、枕木Aの上面に着脱可能な
基材2と、この基材2内に埋設されたヒータコードなど
の発熱体3とを備えた構成として、上記基材2の少なく
とも上面が、前記発熱体3の発熱によって昇温するよう
にする。さらに、発熱体3を、枕木Aにレールを締結す
るために枕木に打ち込まれる締結部材の打ち込み位置を
避けるように屈曲配置する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レール軌道におけ
る軌道ポイントなどの積雪を効率良く除去することがで
きる枕木用融雪ヒータ装置に関する。
る軌道ポイントなどの積雪を効率良く除去することがで
きる枕木用融雪ヒータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】豪雪地域では鉄道の軌道が冠雪して列車
の運行に支障を来すことが多く、特に、分岐路などの可
動部を有する軌道ポイントが冠雪すると可動レールが凍
結したり、可動レールと固定レールとの隙間に雪が入り
込んで棟結するなどして軌道ポイントの切換が行えなく
なる。
の運行に支障を来すことが多く、特に、分岐路などの可
動部を有する軌道ポイントが冠雪すると可動レールが凍
結したり、可動レールと固定レールとの隙間に雪が入り
込んで棟結するなどして軌道ポイントの切換が行えなく
なる。
【0003】このような軌道ポイントの切換不良を未然
に防ぐため、従来より、レールには種々の融雪対策が講
じられている。
に防ぐため、従来より、レールには種々の融雪対策が講
じられている。
【0004】例えば、タイプレートの長手方向両端部に
シーズヒータを設け、タイプレートの昇温を介してレー
ル周辺の雪を融かすという方法や、レールにヒータを取
り付けたり或いはレールに温風を吹き付けてレール周辺
の雪を融かすという方法などが知られているが、何れも
設備費が嵩む上、熱効率が悪いという欠点を有する。
シーズヒータを設け、タイプレートの昇温を介してレー
ル周辺の雪を融かすという方法や、レールにヒータを取
り付けたり或いはレールに温風を吹き付けてレール周辺
の雪を融かすという方法などが知られているが、何れも
設備費が嵩む上、熱効率が悪いという欠点を有する。
【0005】一方、比較的効率良く融雪する方法とし
て、表面に溝が形成され且つこの溝内に発熱体が埋め込
まれていると共に、その上からFRPなどの補強層が被
覆されて構成された融雪用枕木を使用することも知られ
ている(特開平8−144201号公報)。
て、表面に溝が形成され且つこの溝内に発熱体が埋め込
まれていると共に、その上からFRPなどの補強層が被
覆されて構成された融雪用枕木を使用することも知られ
ている(特開平8−144201号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報所載の融雪用枕木は、発熱体が枕木内部に埋め込まれ
て枕木と一体化されているが故に、発熱体の故障などの
際、これを修理、交換などする作業が極めて繁雑である
という問題を有する。
報所載の融雪用枕木は、発熱体が枕木内部に埋め込まれ
て枕木と一体化されているが故に、発熱体の故障などの
際、これを修理、交換などする作業が極めて繁雑である
という問題を有する。
【0007】そこで、本発明は、比較的効率良く融雪で
き、修理・交換などを簡易に行うことができるようにレ
ールの融雪構造を改良することを目的とするものであ
る。
き、修理・交換などを簡易に行うことができるようにレ
ールの融雪構造を改良することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、次の技術的手段を講じた。
に、本発明は、次の技術的手段を講じた。
【0009】即ち、本発明は、枕木のレール固定側表面
である上面に取り付けられて使用される融雪ヒータ装置
であって、前記枕木の上面に着脱可能な基材と、前記基
材内に埋設された発熱体とを備え、前記基材は、前記発
熱体の発熱によって、少なくとも上面が昇温するように
構成されていることを特徴とするものである。
である上面に取り付けられて使用される融雪ヒータ装置
であって、前記枕木の上面に着脱可能な基材と、前記基
材内に埋設された発熱体とを備え、前記基材は、前記発
熱体の発熱によって、少なくとも上面が昇温するように
構成されていることを特徴とするものである。
【0010】かかる枕木用融雪ヒータ装置は、基材が枕
木のレール固定側表面部に着脱可能であるため、必要に
応じてレールの固定側表面部から取り外すことができ
る。従って、融雪ヒータ装置のみを簡易に修理、交換な
どすることができる。さらに、既設の通常の分岐枕木な
どに本発明装置を取り付けることで、融雪枕木とするこ
とができ、枕木の交換が必要ではなく、気候風土の変遷
により融雪装置が事後的に必要となった場合でも、容易
かつ低コストで融雪まくらぎを施工できる。
木のレール固定側表面部に着脱可能であるため、必要に
応じてレールの固定側表面部から取り外すことができ
る。従って、融雪ヒータ装置のみを簡易に修理、交換な
どすることができる。さらに、既設の通常の分岐枕木な
どに本発明装置を取り付けることで、融雪枕木とするこ
とができ、枕木の交換が必要ではなく、気候風土の変遷
により融雪装置が事後的に必要となった場合でも、容易
かつ低コストで融雪まくらぎを施工できる。
【0011】また、融雪ヒータ装置の発熱体は基材に埋
設されているので、発熱体から発せられた熱が風などに
よって直接大気中に放散することがなく、また、発熱体
の発熱によって、基材の上面が少なくとも昇温するよう
に構成されているので、枕木の表面側に積もった雪を融
かすことができる。
設されているので、発熱体から発せられた熱が風などに
よって直接大気中に放散することがなく、また、発熱体
の発熱によって、基材の上面が少なくとも昇温するよう
に構成されているので、枕木の表面側に積もった雪を融
かすことができる。
【0012】かかる基材は、埋設された発熱体を保護で
きるように耐衝撃性を有する素材が用いられ、更に、発
熱体からの熱を効率良く伝達できる熱伝導率の高い素材
が好ましい。
きるように耐衝撃性を有する素材が用いられ、更に、発
熱体からの熱を効率良く伝達できる熱伝導率の高い素材
が好ましい。
【0013】このような素材としては、繊維強化硬質合
成樹脂材(FRP樹脂材)などが例示される。FRP樹
脂材は、繊維強化硬質合成樹脂発泡体などを素材とした
合成木材や通常の木材に比べて熱伝導率が数倍高く、耐
摩耗性や耐衝撃性も有する。
成樹脂材(FRP樹脂材)などが例示される。FRP樹
脂材は、繊維強化硬質合成樹脂発泡体などを素材とした
合成木材や通常の木材に比べて熱伝導率が数倍高く、耐
摩耗性や耐衝撃性も有する。
【0014】従って、基材としてFRP樹脂材を用いる
ことにより、発熱体から発せられる熱が効率良く基材の
表面に伝導される。FRP樹脂(発泡体を除く)は、ロ
ービングクロスやマットに硬化樹脂を含侵させたもので
あり、硬化樹脂には不飽和ポリエステル樹脂やエポキシ
樹脂などが例示され、基材は、ガラスマットとガラスロ
ービングを交互に積層した樹脂層を用いることができ
る。
ことにより、発熱体から発せられる熱が効率良く基材の
表面に伝導される。FRP樹脂(発泡体を除く)は、ロ
ービングクロスやマットに硬化樹脂を含侵させたもので
あり、硬化樹脂には不飽和ポリエステル樹脂やエポキシ
樹脂などが例示され、基材は、ガラスマットとガラスロ
ービングを交互に積層した樹脂層を用いることができ
る。
【0015】また、取り付けられた枕木側へ発熱体の熱
を逃がさないようにするために、基材の取付面側(即ち
下面側)に断熱層を形成してもよく、かかる断熱層を設
けることにより、枕木の材質に拘わらず、発熱体の熱を
効率よく基材の上面に伝達することができる。
を逃がさないようにするために、基材の取付面側(即ち
下面側)に断熱層を形成してもよく、かかる断熱層を設
けることにより、枕木の材質に拘わらず、発熱体の熱を
効率よく基材の上面に伝達することができる。
【0016】本発明の融雪ヒータ装置は、枕木とタイプ
レート(又はレール)との間に介在させて取り付けた
り、或いは、タイプレート(又はレール)が存在しない
枕木の上面位置に取り付けて使用することができるが、
タイプレート等周辺の雪を融かすために、枕木とタイプ
レート(又はレール)との間に介在させて使用すること
が好ましい。
レート(又はレール)との間に介在させて取り付けた
り、或いは、タイプレート(又はレール)が存在しない
枕木の上面位置に取り付けて使用することができるが、
タイプレート等周辺の雪を融かすために、枕木とタイプ
レート(又はレール)との間に介在させて使用すること
が好ましい。
【0017】このように枕木とタイプレート(又はレー
ル)との間に介在させて使用すると、タイプレート等に
加わる荷重や振動などが基材を介して発熱体に加わる
が、上記のように基材を繊維強化硬質合成樹脂材によっ
て構成することにより、発熱体が早期に損傷するなどの
不都合を防止できる。
ル)との間に介在させて使用すると、タイプレート等に
加わる荷重や振動などが基材を介して発熱体に加わる
が、上記のように基材を繊維強化硬質合成樹脂材によっ
て構成することにより、発熱体が早期に損傷するなどの
不都合を防止できる。
【0018】また、上記発熱体は、枕木にレールを締結
するために枕木に打ち込まれる締結部材の打ち込み位置
を避けるように屈曲配置されたヒータコードからなるも
のとするのが好ましい。これによれば、締結部材を避け
つつも、枕木の上面全面に対して効率良く昇温を行わせ
ることができる。なお、予め基材に取付用の孔を形成し
ておいてもよく、この場合、基材内に埋設された発熱体
は、同様にこの孔の穿設位置を回避するように、該孔に
対して所定間隔を置いて迂回させることができる。
するために枕木に打ち込まれる締結部材の打ち込み位置
を避けるように屈曲配置されたヒータコードからなるも
のとするのが好ましい。これによれば、締結部材を避け
つつも、枕木の上面全面に対して効率良く昇温を行わせ
ることができる。なお、予め基材に取付用の孔を形成し
ておいてもよく、この場合、基材内に埋設された発熱体
は、同様にこの孔の穿設位置を回避するように、該孔に
対して所定間隔を置いて迂回させることができる。
【0019】また、少なくとも枕木のレール固定側表面
部に対して鉛直方向に弾力性を有するように基材を構成
すれば、レールなどの振動を吸収できるので、かかる不
都合を確実に防止できる。このような基材としては、例
えばゴム材などの弾性素材で基材を構成することが例示
される。ゴム材は、耐候性、耐摩耗性を有するものが好
ましく、例えばウレタンゴム、クロロプレンゴムなどが
例示される。尚、ゴム材は、余りに柔らかいとレールの
レベルを維持できなくなる虞があるので、概ね硬度60
〜90程度の硬いものを使用するのがよい。
部に対して鉛直方向に弾力性を有するように基材を構成
すれば、レールなどの振動を吸収できるので、かかる不
都合を確実に防止できる。このような基材としては、例
えばゴム材などの弾性素材で基材を構成することが例示
される。ゴム材は、耐候性、耐摩耗性を有するものが好
ましく、例えばウレタンゴム、クロロプレンゴムなどが
例示される。尚、ゴム材は、余りに柔らかいとレールの
レベルを維持できなくなる虞があるので、概ね硬度60
〜90程度の硬いものを使用するのがよい。
【0020】また、上記FRP樹脂材などの硬質素材か
らなる保護層とゴム材などの弾性素材からなる吸収層を
上下に積層した積層体で基材を構成しても同様に上記効
果を奏する。
らなる保護層とゴム材などの弾性素材からなる吸収層を
上下に積層した積層体で基材を構成しても同様に上記効
果を奏する。
【0021】融雪ヒータ装置の基材の形状は特に限定さ
れないが、車両の走行に支障を来さない程度の形状でな
くてはならず、例えば、板状、棒状などが例示される
が、広い範囲を融雪でき且つ枕木とレールなどの間に介
装しやすいという点から、板状のものが好ましい。又、
取り付けを簡易に且つ確実にするために、少なくとも基
材の取付面が枕木のレール固定側表面部の形状に適合す
るように形成されていることが好ましい。
れないが、車両の走行に支障を来さない程度の形状でな
くてはならず、例えば、板状、棒状などが例示される
が、広い範囲を融雪でき且つ枕木とレールなどの間に介
装しやすいという点から、板状のものが好ましい。又、
取り付けを簡易に且つ確実にするために、少なくとも基
材の取付面が枕木のレール固定側表面部の形状に適合す
るように形成されていることが好ましい。
【0022】基材の大きさは、枕木の固定側表面部の略
全面に当接するものや、該固定側表面部に部分的に当接
するものの何れでもよいが、1つの枕木に対する発熱体
の発熱量を所定値とする場合、発熱体が短い程単位長当
たりの発熱量は増大し、一方、発熱体が長いほど単位長
当たりの発熱量は低減するから、基材の長手方向に亘っ
て発熱体が埋設されている融雪ヒータ装置に於いては、
枕木の固定側表面部の略全面に当接するものがこの単位
長当たりの発熱量を低減させることができるので好まし
く、かかる融雪ヒータ装置は、外気温が上昇した場合で
もヒータ装置に当接した枕木が局部的に加熱されて焦げ
たり炭化することを防止できる。
全面に当接するものや、該固定側表面部に部分的に当接
するものの何れでもよいが、1つの枕木に対する発熱体
の発熱量を所定値とする場合、発熱体が短い程単位長当
たりの発熱量は増大し、一方、発熱体が長いほど単位長
当たりの発熱量は低減するから、基材の長手方向に亘っ
て発熱体が埋設されている融雪ヒータ装置に於いては、
枕木の固定側表面部の略全面に当接するものがこの単位
長当たりの発熱量を低減させることができるので好まし
く、かかる融雪ヒータ装置は、外気温が上昇した場合で
もヒータ装置に当接した枕木が局部的に加熱されて焦げ
たり炭化することを防止できる。
【0023】融雪ヒータ装置の発熱体は、融雪できる程
度の熱を発するものであれば特に限定されず、例えば、
熱源を電気とする電熱線、熱源を湯とする熱湯管などが
例示される。
度の熱を発するものであれば特に限定されず、例えば、
熱源を電気とする電熱線、熱源を湯とする熱湯管などが
例示される。
【0024】この発熱体は、基材の上面を効率良く昇温
させるために、基材の内部のうち非取付面側に偏った位
置に埋設されていることが好ましい。また、発熱体は、
基材の非取付面表面部をより広い範囲を均等に昇温させ
るために、平面から見て、基材の全面に亘って略均一に
配置されていることが好ましい。
させるために、基材の内部のうち非取付面側に偏った位
置に埋設されていることが好ましい。また、発熱体は、
基材の非取付面表面部をより広い範囲を均等に昇温させ
るために、平面から見て、基材の全面に亘って略均一に
配置されていることが好ましい。
【0025】尚、発熱体として電熱線(ヒータコード)
を使用した場合には、電熱線の断線を防止するため、発
熱体を円筒管などの保護管に挿通した上で基材内に埋設
することが好ましい。
を使用した場合には、電熱線の断線を防止するため、発
熱体を円筒管などの保護管に挿通した上で基材内に埋設
することが好ましい。
【0026】基材を枕木のレール固定側表面に取り付け
るための取付手段は特に限定されず、例えば、コーチス
クリューやボルトなど締結具を用いて基材を枕木に取り
付けたり、或いは、埋め栓を利用して基材を枕木に取り
付けるという取付手段などが例示される。
るための取付手段は特に限定されず、例えば、コーチス
クリューやボルトなど締結具を用いて基材を枕木に取り
付けたり、或いは、埋め栓を利用して基材を枕木に取り
付けるという取付手段などが例示される。
【0027】埋め栓は、ヒータ装置を固定できる程度の
強度を有するものであれば限定されないが、絶縁性のた
め、枕木と同じ材質のものを用いることが好ましい。ま
た、基材には、該基材を枕木に取り付ける際の位置決め
となる位置決め部を設けておくことが好ましい。位置決
め部としては、例えば、枕木に形成された凹凸部に嵌合
する凸凹部を基材の取付面に形成したり、或いは、枕木
の側面に添え付け可能な添付部を基材に形成するなどの
手段が例示される。
強度を有するものであれば限定されないが、絶縁性のた
め、枕木と同じ材質のものを用いることが好ましい。ま
た、基材には、該基材を枕木に取り付ける際の位置決め
となる位置決め部を設けておくことが好ましい。位置決
め部としては、例えば、枕木に形成された凹凸部に嵌合
する凸凹部を基材の取付面に形成したり、或いは、枕木
の側面に添え付け可能な添付部を基材に形成するなどの
手段が例示される。
【0028】また、上記基材は、芯層と、該芯層の上下
をそれぞれ被覆するように積層された上被覆層並びに下
被覆層とからなり、これら上下被覆層は芯層よりも幅広
であって、芯層の幅方向外側で上下被覆層が積層され、
該積層部は下方に延出して枕木の側面部に添うように構
成されているものとすることができる。これによれば、
上記積層部が、上記添付部として機能し、枕木に対する
位置決めを容易に行い得るとともに、この積層部を枕木
側面に沿わせて適宜の固定具によって積層部を枕木に固
定して本発明装置を枕木に対して固定でき、枕木の上面
側には固定具が必要ではなくなる。
をそれぞれ被覆するように積層された上被覆層並びに下
被覆層とからなり、これら上下被覆層は芯層よりも幅広
であって、芯層の幅方向外側で上下被覆層が積層され、
該積層部は下方に延出して枕木の側面部に添うように構
成されているものとすることができる。これによれば、
上記積層部が、上記添付部として機能し、枕木に対する
位置決めを容易に行い得るとともに、この積層部を枕木
側面に沿わせて適宜の固定具によって積層部を枕木に固
定して本発明装置を枕木に対して固定でき、枕木の上面
側には固定具が必要ではなくなる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しつつ説明する。
参照しつつ説明する。
【0030】図1〜図3は、本発明の第1実施形態の枕
木用融雪ヒータ装置を示し、図1は、本実施形態の融雪
ヒータ装置を示す平面図、図2は、図1のA−A線断面
図を示す、図3は、本実施形態の融雪ヒータ装置の使用
状態を示す斜視図である。
木用融雪ヒータ装置を示し、図1は、本実施形態の融雪
ヒータ装置を示す平面図、図2は、図1のA−A線断面
図を示す、図3は、本実施形態の融雪ヒータ装置の使用
状態を示す斜視図である。
【0031】本実施形態の融雪ヒータ装置1は、枕木の
レール固定側表面、即ち枕木の上面に取り付けられて使
用されるものであって、基材2と、該基材2の内部に埋
設された電熱線(ヒータコード)からなる発熱体3とを
具備する。
レール固定側表面、即ち枕木の上面に取り付けられて使
用されるものであって、基材2と、該基材2の内部に埋
設された電熱線(ヒータコード)からなる発熱体3とを
具備する。
【0032】基材2は、全体として枕木の上面と略同じ
大きさの矩形板状に形成されている。この基材2は、発
熱体3を収納可能な複数の溝部5が形成された矩形板状
の芯層21と、該芯層21の周囲に被覆された被覆層2
2とからなり、芯層21及び被覆層22の何れもFRP
樹脂材によって構成されている。基材2の取付面2a
は、枕木のレール固定側表面部の形状に適合するように
形成されており、図示したものは、固定側表面部が平滑
な枕木に使用するため、基材2の取付面2aが平滑面と
されている。尚、芯層21に形成された溝部5と収納さ
れた発熱体3との間には間隙を生ずるが、この間隙は被
覆層22の樹脂によって埋められている。
大きさの矩形板状に形成されている。この基材2は、発
熱体3を収納可能な複数の溝部5が形成された矩形板状
の芯層21と、該芯層21の周囲に被覆された被覆層2
2とからなり、芯層21及び被覆層22の何れもFRP
樹脂材によって構成されている。基材2の取付面2a
は、枕木のレール固定側表面部の形状に適合するように
形成されており、図示したものは、固定側表面部が平滑
な枕木に使用するため、基材2の取付面2aが平滑面と
されている。尚、芯層21に形成された溝部5と収納さ
れた発熱体3との間には間隙を生ずるが、この間隙は被
覆層22の樹脂によって埋められている。
【0033】さらに、基材2には、取付面2aから非取
付面2bへと貫通する挿入用の孔6が形成されており、
この孔6は、タイプレートに形成された孔に対応した位
置に形成されている。
付面2bへと貫通する挿入用の孔6が形成されており、
この孔6は、タイプレートに形成された孔に対応した位
置に形成されている。
【0034】基材2の複数の溝部5は、基材2の長手方
向に略直線状に形成されているが、その一部に於いて挿
入用の孔6を回避するように部分的に湾曲されている。
向に略直線状に形成されているが、その一部に於いて挿
入用の孔6を回避するように部分的に湾曲されている。
【0035】また、各溝部5は、芯層21の上面側(基
材2の非取付面2b側)に偏って形成されている。
材2の非取付面2b側)に偏って形成されている。
【0036】そして、この溝部5に沿って円筒管7が収
納されており、円筒管7の両端部は、基材2の短手方向
側面2cから外部に露出されている。この円筒管7に
は、発熱体3として電熱線3が挿通されており、その両
端部は、円筒管7の両端部から僅かに導出されている。
納されており、円筒管7の両端部は、基材2の短手方向
側面2cから外部に露出されている。この円筒管7に
は、発熱体3として電熱線3が挿通されており、その両
端部は、円筒管7の両端部から僅かに導出されている。
【0037】かかる融雪ヒータ装置1は、例えば、次の
手順で製造することができる。
手順で製造することができる。
【0038】枕木の固定側表面と略同一の矩形板状を形
成できるように設計された型に、ガラスマットとガラス
ロービングを交互に積層した樹脂層に不飽和ポリエステ
ル樹脂を含浸させたFRP樹脂材を入れて硬化させて芯
層21の原板を形成し、次に、この芯層21原板の一面
に溝部5を削成し、この溝部5に沿って、発熱体3が挿
通された円筒管7を収納した後、芯層21の周囲を前記
FRP樹脂材で被覆してこれを硬化させて被覆層22を
形成することによって、ヒータ装置1を得ることができ
る。
成できるように設計された型に、ガラスマットとガラス
ロービングを交互に積層した樹脂層に不飽和ポリエステ
ル樹脂を含浸させたFRP樹脂材を入れて硬化させて芯
層21の原板を形成し、次に、この芯層21原板の一面
に溝部5を削成し、この溝部5に沿って、発熱体3が挿
通された円筒管7を収納した後、芯層21の周囲を前記
FRP樹脂材で被覆してこれを硬化させて被覆層22を
形成することによって、ヒータ装置1を得ることができ
る。
【0039】得られた融雪ヒータ装置1は、図3に示す
ように、基材2の取付面2aを枕木Aのレール固定側表
面(上面)に接地させ、且つ基材2の非取付面2bにタ
イプレートBを接地させ、このタイプレートBから基材
2の孔6にコーチスクリューなどの締結具Cを挿入締結
することによって、タイプレートBと共に枕木Aのレー
ル固定側表面部に取り付けられ、最後に電熱線3の両端
部を配線して使用される。
ように、基材2の取付面2aを枕木Aのレール固定側表
面(上面)に接地させ、且つ基材2の非取付面2bにタ
イプレートBを接地させ、このタイプレートBから基材
2の孔6にコーチスクリューなどの締結具Cを挿入締結
することによって、タイプレートBと共に枕木Aのレー
ル固定側表面部に取り付けられ、最後に電熱線3の両端
部を配線して使用される。
【0040】この電熱線3に通電することにより、前記
基材2の非取付面部2bが昇温し、これに伴いタイプレ
ートBが昇温してその周囲の雪を溶かすことができる。
基材2の非取付面部2bが昇温し、これに伴いタイプレ
ートBが昇温してその周囲の雪を溶かすことができる。
【0041】一方、通電を止めて締結具を取り外せば、
別体のヒータ装置1は、枕木Aと簡単に分離できるの
で、融雪ヒータ装置1の修理などを簡易に行うことがで
きる。
別体のヒータ装置1は、枕木Aと簡単に分離できるの
で、融雪ヒータ装置1の修理などを簡易に行うことがで
きる。
【0042】図2は本発明の第2実施形態を示し、第1
実施形態に比して、基材2に断熱層が設けられている点
で異なる。以下、主として第1実施形態と異なる箇所を
説明し、第1実施形態と同じ名称で特に説明のないもの
は、第1実施形態と同様の構成、作用効果を有するもの
である。
実施形態に比して、基材2に断熱層が設けられている点
で異なる。以下、主として第1実施形態と異なる箇所を
説明し、第1実施形態と同じ名称で特に説明のないもの
は、第1実施形態と同様の構成、作用効果を有するもの
である。
【0043】第1実施形態では、基材2は、一種の素材
から構成されていたが、本実施形態では、図2に於い
て、芯層21が、被覆層22よりも熱伝導率の低い素材
で形成されている。
から構成されていたが、本実施形態では、図2に於い
て、芯層21が、被覆層22よりも熱伝導率の低い素材
で形成されている。
【0044】このように芯層21を熱伝導率の低い素材
で形成することにより、発熱体3を中心にして、基材2
の取付面2a側に断熱層が形成されることとなり、発熱
体3からの熱が基材2の非取付面2bに伝達され、効率
良く雪を融かすことができる。
で形成することにより、発熱体3を中心にして、基材2
の取付面2a側に断熱層が形成されることとなり、発熱
体3からの熱が基材2の非取付面2bに伝達され、効率
良く雪を融かすことができる。
【0045】このような断熱層を構成する素材は、被覆
層22を構成する素材の熱伝導率との相対関係で決定さ
れるものであるが、例えば、被覆層22がFRP樹脂材
からなる場合には、芯層21として発泡体、特に繊維強
化硬質合成樹脂発泡体を例示できる。
層22を構成する素材の熱伝導率との相対関係で決定さ
れるものであるが、例えば、被覆層22がFRP樹脂材
からなる場合には、芯層21として発泡体、特に繊維強
化硬質合成樹脂発泡体を例示できる。
【0046】この繊維強化硬質合成樹脂発泡体は、ガラ
ス繊維、炭素繊維、金属繊維、セラミック繊維などの無
機質繊維、芳香族ポリアミド繊維等の合成繊維や天然繊
維等の有機質繊維などを補強材として含み、マトリクス
として、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ビニルエステル
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂などの
熱硬化樹脂などの発泡体が例示される。又、発泡樹脂中
に、圧縮強度の向上や低コスト化を図るために、炭酸カ
ルシウム、石膏、クルク、水酸化アルミニウム、クレー
などの無機充填材、シラスバルーン、パーライト、ガラ
スバルーン等の軽量骨材などの各種添加材が添加されて
も良い。これらの中でも、好適な材料としては硬質ウレ
タン樹脂をガラス長繊維で補強した発泡体であり、例え
ば、商品名「エスロンネオランバー FFU」積水化学
工業株式会社製のものが例示される。
ス繊維、炭素繊維、金属繊維、セラミック繊維などの無
機質繊維、芳香族ポリアミド繊維等の合成繊維や天然繊
維等の有機質繊維などを補強材として含み、マトリクス
として、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ビニルエステル
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂などの
熱硬化樹脂などの発泡体が例示される。又、発泡樹脂中
に、圧縮強度の向上や低コスト化を図るために、炭酸カ
ルシウム、石膏、クルク、水酸化アルミニウム、クレー
などの無機充填材、シラスバルーン、パーライト、ガラ
スバルーン等の軽量骨材などの各種添加材が添加されて
も良い。これらの中でも、好適な材料としては硬質ウレ
タン樹脂をガラス長繊維で補強した発泡体であり、例え
ば、商品名「エスロンネオランバー FFU」積水化学
工業株式会社製のものが例示される。
【0047】尚、第1及び第2実施形態の各事項を適宜
組み合わせて融雪ヒータ装置1を構成してもよい。
組み合わせて融雪ヒータ装置1を構成してもよい。
【0048】図4は本発明の第3実施形態を示し、第1
及び第2実施形態に比して、基材2に弾性層が設けられ
ている点で異なる。以下、主として第1及び第2実施形
態と異なる箇所を説明し、第1実施形態と同じ名称で特
に説明のないものは、第1及び第2実施形態と同様の構
成、作用効果を有するものである。
及び第2実施形態に比して、基材2に弾性層が設けられ
ている点で異なる。以下、主として第1及び第2実施形
態と異なる箇所を説明し、第1実施形態と同じ名称で特
に説明のないものは、第1及び第2実施形態と同様の構
成、作用効果を有するものである。
【0049】第1実施形態では、基材2は、FRP樹脂
材から構成されていたが、本実施形態では、基材2の全
体又は一部に弾性力を有する弾性層が形成されている。
材から構成されていたが、本実施形態では、基材2の全
体又は一部に弾性力を有する弾性層が形成されている。
【0050】図4に於いて、基材2は、発熱体3が埋設
された下層23と、該下層23の上面を覆う被覆層24
から構成されている。この基材2の各層23,24は、
何れもウレタンゴムやSBRなどのゴム材によって構成
されている。
された下層23と、該下層23の上面を覆う被覆層24
から構成されている。この基材2の各層23,24は、
何れもウレタンゴムやSBRなどのゴム材によって構成
されている。
【0051】このように基材2がゴム材などの弾性を有
する素材で構成されていることにより、タイプレート
(又はレール)に加わる荷重や振動などを適宜吸収でき
るので、本発明の融雪ヒータ装置1を、軌道パッドの代
用として利用することができる。
する素材で構成されていることにより、タイプレート
(又はレール)に加わる荷重や振動などを適宜吸収でき
るので、本発明の融雪ヒータ装置1を、軌道パッドの代
用として利用することができる。
【0052】本実施形態の融雪ヒータ装置1は、例え
ば、未加流ゴムシートに発熱体を適宜配置し、その上か
ら未加流ゴムシートを覆い、所定温度に加熱して加流す
ることによって製造することができる。
ば、未加流ゴムシートに発熱体を適宜配置し、その上か
ら未加流ゴムシートを覆い、所定温度に加熱して加流す
ることによって製造することができる。
【0053】尚、下層23をFRP樹脂材で且つ被覆層
24をゴム材で基材2を構成してもよいし、第2実施形
態の基材2に、ゴム材などからなる弾性層を設けてもよ
い。
24をゴム材で基材2を構成してもよいし、第2実施形
態の基材2に、ゴム材などからなる弾性層を設けてもよ
い。
【0054】その他、第1〜第3実施形態の各事項を適
宜組み合わせて融雪ヒータ装置1を構成してもよい。
宜組み合わせて融雪ヒータ装置1を構成してもよい。
【0055】図5及び図6は本発明の第4実施形態を示
し、第1〜第3実施形態に比して、基材2に位置決め部
が設けられている点で異なる。以下、主として第1〜第
3実施形態と異なる箇所を説明し、第1実施形態と同じ
名称で特に説明のないものは、第1〜第3実施形態と同
様の構成、作用効果を有するものである。
し、第1〜第3実施形態に比して、基材2に位置決め部
が設けられている点で異なる。以下、主として第1〜第
3実施形態と異なる箇所を説明し、第1実施形態と同じ
名称で特に説明のないものは、第1〜第3実施形態と同
様の構成、作用効果を有するものである。
【0056】本実施形態では、基材2は、芯層21と、
該芯層21の上下をそれぞれ被覆するように積層された
上被覆層22a並びに下被覆層22bとからなり、これ
ら上下被覆層22a,22bは芯層21よりも幅広であ
って、芯層21の幅方向外側で上下被覆層22a,22
bが積層され、該積層部8は下方に延出して枕木の側面
部に添うように構成されていて、この積層部8は、枕木
Aの側面に当接可能な添付部となる。
該芯層21の上下をそれぞれ被覆するように積層された
上被覆層22a並びに下被覆層22bとからなり、これ
ら上下被覆層22a,22bは芯層21よりも幅広であ
って、芯層21の幅方向外側で上下被覆層22a,22
bが積層され、該積層部8は下方に延出して枕木の側面
部に添うように構成されていて、この積層部8は、枕木
Aの側面に当接可能な添付部となる。
【0057】この添付部8は、枕木Aの上面から幅方向
側面部にかけて被さるように、基材2の取付面2aに対
して略直角に延設されている。言い換えれば、添付部8
は、被覆層22を構成する樹脂を延設することにより形
成されている。
側面部にかけて被さるように、基材2の取付面2aに対
して略直角に延設されている。言い換えれば、添付部8
は、被覆層22を構成する樹脂を延設することにより形
成されている。
【0058】かかる融雪ヒータ装置1は、枕木Aの側面
部に添付部8が添わせることにより、確実に枕木Aの固
定側表面部に被せることができる。そして、この添付部
8から枕木Aに、コーチスクリューなどの締結具Cを締
結することにより、ヒータ装置1を枕木Aに固定するこ
とができる。なお、上被覆層22a、下被覆層22b並
びに芯層21は、図6に示す構造に代えて、図7に示す
断面構造となるように構成しても良い。
部に添付部8が添わせることにより、確実に枕木Aの固
定側表面部に被せることができる。そして、この添付部
8から枕木Aに、コーチスクリューなどの締結具Cを締
結することにより、ヒータ装置1を枕木Aに固定するこ
とができる。なお、上被覆層22a、下被覆層22b並
びに芯層21は、図6に示す構造に代えて、図7に示す
断面構造となるように構成しても良い。
【0059】尚、第1〜第4実施形態の各事項を適宜組
み合わせて融雪ヒータ装置1を構成してもよい。
み合わせて融雪ヒータ装置1を構成してもよい。
【0060】
【発明の効果】本発明の枕木用融雪ヒータ装置は、これ
を枕木に適宜取付けることにより、その周辺の雪を効率
良く融かすことができる。そして、このヒータ装置は、
枕木とは別個のものであって、枕木に着脱可能に構成さ
れているので、取付後に融雪ヒータ装置のみを取り外す
ことができる。従って、ヒータ装置の修理、交換などを
簡易に行うことができ、保守、点検などのメンテナンス
作業を容易に行うことができる。
を枕木に適宜取付けることにより、その周辺の雪を効率
良く融かすことができる。そして、このヒータ装置は、
枕木とは別個のものであって、枕木に着脱可能に構成さ
れているので、取付後に融雪ヒータ装置のみを取り外す
ことができる。従って、ヒータ装置の修理、交換などを
簡易に行うことができ、保守、点検などのメンテナンス
作業を容易に行うことができる。
【図1】本発明の第1実施形態に係る融雪ヒータ装置を
示す一部省略平面図、
示す一部省略平面図、
【図2】図1のA−A栓断面図。
【図3】第1実施形態の融雪ヒータ装置を枕木に取り付
けた状態を示す一部省略斜視図。
けた状態を示す一部省略斜視図。
【図4】第3実施形態に係る融雪ヒータ装置を示す縦断
面図。
面図。
【図5】第4実施形態に係る融雪ヒータ装置を示す一部
省略斜視図であって、併せて枕木を二点鎖線で示す。
省略斜視図であって、併せて枕木を二点鎖線で示す。
【図6】第4実施形態に係る融雪ヒータ装置を示す縦断
面図。
面図。
【図7】同融雪ヒータ装置の断面構造の変形例を示す縦
断面図。
断面図。
1 融雪ヒータ装置 2 基材 3 発熱体 A 枕木 B タイプレート
Claims (5)
- 【請求項1】 枕木の上面に取り付けられて使用される
融雪ヒータ装置であって、前記枕木の上面に着脱可能な
基材と、前記基材内に埋設された発熱体とを備え、前記
基材の少なくとも上面が、前記発熱体の発熱によって昇
温することを特徴とする枕木用融雪ヒータ装置。 - 【請求項2】 発熱体が、枕木にレールを締結するため
に枕木に打ち込まれる締結部材の打ち込み位置を避ける
ように屈曲配置されたヒータコードからなることを特徴
とする請求項1に記載の枕木用融雪ヒータ装置。 - 【請求項3】 前記基材は、芯層と、該芯層の上下をそ
れぞれ被覆するように積層された上被覆層並びに下被覆
層とからなり、これら上下被覆層は芯層よりも幅広であ
って、芯層の幅方向外側で上下被覆層が積層され、該積
層部は下方に延出して枕木の側面部に添うように構成さ
れていることを特徴とする請求項1に記載の枕木用融雪
ヒータ装置。 - 【請求項4】 前記基材が、繊維強化合成樹脂材で形成
されている請求項1または2に記載の枕木用融雪ヒータ
装置。 - 【請求項5】 前記基材が、ゴム材で形成されている請
求項1または2に記載の枕木用融雪ヒータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001113185A JP2002309535A (ja) | 2001-04-11 | 2001-04-11 | 枕木用融雪ヒータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001113185A JP2002309535A (ja) | 2001-04-11 | 2001-04-11 | 枕木用融雪ヒータ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002309535A true JP2002309535A (ja) | 2002-10-23 |
Family
ID=18964445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001113185A Pending JP2002309535A (ja) | 2001-04-11 | 2001-04-11 | 枕木用融雪ヒータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002309535A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007126831A (ja) * | 2005-11-01 | 2007-05-24 | Sekisui Chem Co Ltd | まくら木、並びに、まくら木耐熱カバー |
JP2010189837A (ja) * | 2009-02-13 | 2010-09-02 | Sekisui Chem Co Ltd | 枕木 |
JP2011084934A (ja) * | 2009-10-15 | 2011-04-28 | Kiyota Railway Engineering Co Ltd | 踏切舗装板構造 |
KR20160081286A (ko) * | 2014-12-31 | 2016-07-08 | 삼표이앤씨 주식회사 | 모듈형 레일 히팅장치 |
-
2001
- 2001-04-11 JP JP2001113185A patent/JP2002309535A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007126831A (ja) * | 2005-11-01 | 2007-05-24 | Sekisui Chem Co Ltd | まくら木、並びに、まくら木耐熱カバー |
JP2010189837A (ja) * | 2009-02-13 | 2010-09-02 | Sekisui Chem Co Ltd | 枕木 |
JP2011084934A (ja) * | 2009-10-15 | 2011-04-28 | Kiyota Railway Engineering Co Ltd | 踏切舗装板構造 |
KR20160081286A (ko) * | 2014-12-31 | 2016-07-08 | 삼표이앤씨 주식회사 | 모듈형 레일 히팅장치 |
KR101641103B1 (ko) * | 2014-12-31 | 2016-07-27 | 삼표이앤씨 주식회사 | 모듈형 레일 히팅장치 |
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