JPH08144137A - 精紡機・ワインダー間のボビン搬送装置 - Google Patents

精紡機・ワインダー間のボビン搬送装置

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JPH08144137A
JPH08144137A JP30690394A JP30690394A JPH08144137A JP H08144137 A JPH08144137 A JP H08144137A JP 30690394 A JP30690394 A JP 30690394A JP 30690394 A JP30690394 A JP 30690394A JP H08144137 A JPH08144137 A JP H08144137A
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JP
Japan
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bobbin
full
winder
empty
peg tray
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JP30690394A
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Haruhiro Yamaguchi
晴弘 山口
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Kanebo Ltd
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Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】精紡機(1)とワインダー(2)間を満ボビン
供給路(6)と空ボビン帰還路(10)により連結し、
空満両ボビンを夫々個々のペッグトレイ(5)上に夫々
挿着して搬送するボビン搬送装置において、ペッグトレ
イ(5)に付着する引きずり糸端によって生ずる搬送ト
ラブルの解消を目的とする。 【構成】口出し不良の満ボビン(4)に対して、都度停
止と停止後に所定回数の回転を与える回動手段を、前記
空ボビン帰還路(10)、バイパス路(14)、ワイン
ダーの単位ユニット(9)に接続する空ボビン排出路等
に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は精紡機上りの満ボビンを
個々のペッグトレイ上に挿着してワインダーへ搬送し、
ワインダーより排出された空ボビンを同形のペッグトレ
イ上に挿着して精紡機側へ返送するようにしたボビン搬
送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】精紡機特にリング精紡機によって巻き取
られた糸は、糸の欠陥部の除去あるいは後工程に適した
大きさや形状のパッケージに仕上げるため、いわゆる巻
き返し工程に通している。このようなことから精紡機か
らワインダーへ搬送する満ボビンは、従来管糸収容箱に
多数本の満ボビンを整然とまたはランダムに収納した
後、管糸収容箱ごとにワインダーの管糸供給装置へ一旦
搬送し、該装置からワインダーの各巻取ユニットへ供給
されたり、あるいはコンベアを介して巻取ユニットの管
糸マガジンまで搬送され、ユニットの管糸要求毎に一本
ずつ取り出されて使用されていた。
【0003】ところがこのような搬送方法では、満ボビ
ン表面の糸層が搬送用コンベアと、あるいは他のボビン
表面と接触し、毛羽立ちあるいは糸層の崩れ等を生じて
糸質を低下させる原因となっている。かかる欠点を解消
するために、満ボビンを個々に独立した搬送媒体(以下
ペッグトレイと呼称する)に直立状態で挿着し、該ペッ
グトレイに挿着された状態で搬送するシステムが特公平
2−19212号公報、あるいは特公昭64−306号
公報等に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ペッグトレイを搬送媒
体とする前記搬送システムにおいては、満ボビンを自動
ワインダーへ供給するに先立って、精紡機での管揚げの
際に施したバンチ巻きを解舒し、一定長の糸端を引出す
処理が必要となる。このため自動ワインダーへの満ボビ
ン搬送路上に糸端を取り出す口出し装置が設置されてい
る。かかる糸端の口出し装置の一例としては、特公平2
−23470号公報に記載する糸端の口出し装置が挙げ
られる。前記装置は、搬送されて来た満ボビンに次の処
理を施すものである。即ち満ボビンに巻き付けられた糸
を解舒する方向にボビンを回転させながらバンチ巻きを
解舒し、これをカッタ装置により切断する処置と、満ボ
ビンとカッタ装置間に連なる糸を引き出して糸層表面に
軽く巻き付ける処置と、糸端を解舒する方向に満ボビン
を回転させながらフリー状態の糸端を吸引,解舒し、糸
端の口出しを行なう処置と、満ボビンより引き出した糸
を一定の長さに切断し、ボビンの中心孔へ糸端を挿入す
る処理を順次実施するものである。この様な処置を施す
ことにより満ボビン上に不特定に巻着されている糸端を
自動ワインダーの操作に支障のない状態とするのであ
る。
【0005】ところが前述の口出し装置を経由した満ボ
ビンであっても、時に口出し装置に入る直前の満ボビン
の糸端状態が悪く、装置内での操作が不十分となり、結
果として口出し不良の状態で口出し装置から送り出され
ることがあり、又口出し状態良好と判断され、ワインダ
ーの各巻取ユニットへ送達された満ボビンであっても、
前記ユニットでの糸端処理操作が不備となり、満ボビン
のまま、空ボビンと共に精紡機側へ反送されるものも時
に発生する。
【0006】ワインダーの各巻取ユニットを経由しない
口出し不良満ボビンは別に設けたバイパス路を経由し
て、又ワインダーの各巻取ユニットを経た口出し不良満
ボビンは空ボビン反送用の空ボビン帰還路を経由して、
夫々精紡機側へ搬送されるのであるが、その際、これら
の満ボビンは精紡機へ直送されず、再度前述の口出し装
置へ導入され、再び口出処理が実施され、通常の循環系
路に導入されている。
【0007】前記口出し不良満ボビンは先に説明した通
り、循環系路内を比較的長時間滞留し又長距離を走行す
るので、満ボビンの糸端処理が不完全な場合は種々のト
ラブルを生ずる。最も多いのは垂れ下った捲き初めの糸
端及び/又は捲き終りの糸端を引きずったままペッグト
レイと共に移動することで、この様な場合は引きずった
糸端を搬送装置を構成する各部材に接触させ、これが満
ボビン上の糸層へ絡み、又巻き付き、更には空満両ボビ
ンを嵌合させるペッグトレイへの詰まり等を生じて、定
速運行するベルト走行を阻害している。
【0008】本発明が対象とするペッグトレイを用いた
精紡機〜ワインダー間のボビン搬送においては、各ペッ
グトレイは一列縦隊で走行している。かかることから1
個のペッグトレイの走行トラブルは全体の循環形態を大
きく阻害することとなる。
【0009】本発明装置は前記障害の解消を目的とする
もので、管糸口出し装置を経由した口出し不良の満ボビ
ン及び/又はワインダーを経由した口出し不良の満ボビ
ンの両者に対して、夫々、新たな糸端巻着処理を施すこ
とにより上記障害を完全に解消できるようにしたもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明装置は次の構成を備えている。即ち請求項1
に記載する装置は、精紡機とワインダー間を満ボビン供
給路と空ボビン帰還路により連結し、精紡機上りの満ボ
ビンを独立した個々のペッグトレイ上に夫々挿着してワ
インダーへ供給し、ワインダーより排出された空ボビン
を前記ペッグトレイ上に挿着したまま精紡機側へ反送す
るように構成したボビン搬送装置において、前記満ボビ
ン供給路に、ボビン中心孔内へ満ボビンの口出し糸端を
垂下せしめる管糸口出し装置を設け、該装置を経由した
口出し不良の満ボビンに対して都度停止と停止後に所定
回数の回転を与える回動手段を、前記空ボビン帰還路又
は満ボビン供給路と空ボビン帰還路を連結するバイパス
路に設けたことを特徴とする構成であり、又請求項2に
記載する装置は、前記のボビン搬送装置において、ワイ
ンダーを経由した口出し不良の満ボビンに対して都度停
止と停止後に所定回数の回転を与える回動手段を、ワイ
ンダーの単位ユニットに接続する空ボビン排出路又は前
記空ボビン帰還路に設けたことを特徴とする構成であ
る。
【0011】
【作用】本発明が対象とするボビン搬送装置において、
満ボビン又は空ボビンの搬送上、最も重要なことは、先
に述べた通り、各ボビンの円滑な移送にある。しかして
それを阻害している要因中、最も多いのは口出し不良を
生じた満ボビンの引きずり糸端にあるが、本発明装置を
ボビン搬送装置に組み込むことにより、管糸口出し装置
より送り出された口出し不良の満ボビンは、バイパス路
又は空ボビン帰還路上において全量が一旦停止と回動を
付与され、引きずり糸端を満ボビンに巻着し、これを解
消する。又ワインダーより送り出された口出し不良の満
ボビンは、空ボビン排出路又は空ボビン帰還路上におい
て前記処置と同様、全量が一旦停止と回動を付与され、
同様に引きずり糸を解消する。
【0012】
【実施例】以下図面に示す実施例により本発明装置を具
体的に説明する。本発明のボビン搬送装置は、村田機械
株式会社発行のカタログを参照して画いた図1に示す通
り、精紡機(1)とワインダー(2)間を直結するもの
であって、同図上(3)は、満ボビン(4)を1本ずつ
独立して支承するペッグトレイ(5)上へ前記満ボビン
(4)を直立状で挿入する満ボビン挿入装置、(6)は
満ボビン(4)をワインダー(2)へ移送するための満
ボビン供給路である。
【0013】前記満ボビン供給路(6)、以下に記載す
る空ボビン帰還路、及びバイパス路等、満ボビン及び空
ボビンを走行せしめるための通路は、特公平2−192
12号公報、特公平2−23470号公報等に記載され
ている通り、通路下方に延在する搬送コンベア(図示し
ない)と、該コンベア上に載置されたボビン挿着用のペ
ッグトレイ(5)と、該ペッグトレイ(5)を案内せし
めるガイド板(7)(7)からなっており、搬送コンベ
アの移動に伴って、ガイド板(7)(7)間に形成され
た案内通路を前記ペッグトレイ(5)が走行する構成と
なっている。
【0014】(8)は前述の満ボビン供給路(6)上に
設けた管糸口出し装置を示すもので、該管糸口出し装置
(8)は先に説明した通り、満ボビン(4)上の口出し
糸端、即ち巻着された巻終り糸端(口糸)の解舒、これ
の切断、再巻き付け、フリー状態の糸端の吸引及び再解
舒、並びに解舒糸を一定の長さに切断してボビンの中心
孔へ糸端を挿入する処理を順次実施し、自動ワインダー
の口出し操作に支障を生じない口糸状態に満ボビン
(4)を整える処置をなすものである。
【0015】ワインダー(2)は精紡機の生産量に見合
った複数の単位ユニット(9)……からなっており、満
ボビン(4)を積載して到達したペッグトレイ(5)か
ら口糸処理の施された満ボビン(4)を単位ユニット
(9)に装着し、前述の如く巻き返し、空となったボビ
ン(図示しない)をペッグトレイ(5)に乗せ、空ボビ
ン帰還路(10)を介して精紡機側へ移送する構成とな
っている。
【0016】空ボビン帰還路(10)に導入された空ボ
ビン付きペッグトレイ(5)は、図1に示すA位置にお
いて、ペッグトレイ(5)と空ボビン(図示しない)が
分離され、空ボビンは抜却装置(11)、昇降装置(1
2)を介して上部搬送装置(13)へ搬送され、これに
より矢視方向の精紡機(1)へ移送される。一方空ボビ
ンの抜却されたペッグトレイ(5)はそのまま空ボビン
帰還路(10)の先方へ移行し、満ボビン挿入装置
(3)の直下に到達し、再利用される。
【0017】精紡機(1)による紡出→満ボビン供給路
(6)を経由する満ボビン(4)の移送→ワインダー
(2)による巻き返し→空ボビン帰還路(10)を経由
する空ボビンの返送、以上の過程を経由する循環システ
ムは閉ループに形成されており、先に述べた通り、精紡
機の管揚げ本数とワインダーの巻取本数が略々均衡する
ように両機台が配置されている。
【0018】しかしてペッグトレイ(5)を利用する本
発明のボビン搬送装置においては、管糸口出し装置
(8)を経由した満ボビン(4)であっても口出し不良
の満ボビン(4)はワインダー(2)へ直送されず、直
ちにバイパス路(14)を経て空ボビン帰還路(10)
に入り、次いで再度の口糸処理のため満ボビン挿入装置
(3)を通過し、管糸口出し装置(8)に到達する構成
となっている。
【0019】上記構成からなる本発明のボビン搬送装置
において、満ボビン供給路(6)、空ボビン帰還路(1
0)、バイパス路(14)等の搬送路上には各種のセン
サー(図示しない)が多数設置されており、該センサー
の信号により、搬送路下方に設置した搬送コンベアの運
停転、満ボビン及び空ボビン案内路の選定、満ボビン挿
入装置(3)及び管糸口出し装置(8)等、各種の機器
の運転停が指示される。
【0020】上記実施例の装置において、発明の中核と
なる構成要素は、図1のバイパス路(14)上に設けた
回動手段A(15)(図2)と、単位ユニット(9)の
出口に設けた回動手段B(16)(図3及び図4)にあ
る。
【0021】図2は、バイパス路(14)上を走行する
ペッグトレイ(5)が回動手段A(15)を経由する状
態を示すもので、図上(14)は前述のバイパス路、
(5)はペッグトレイを示す。該ペッグトレイ(5)上
には当然満ボビン(4)が装着されているが、理解を容
易にするため満ボビン(4)の図示を省略している。前
記バイパス路(14)の近傍には、図示しないモーター
によって駆動回転する円盤体(17)が設置されてお
り、該円盤体(17)の周壁はペッグトレイ(5)下部
の円盤部に軽圧しており、モーターの駆動により、所要
の回動、即ち時計方向の回動、又は反時計の回動をペッ
グトレイ(5)に与え、結果として該ペッグトレイ
(5)上に載置される満ボビン(4)を回動せしめる。
【0022】バイパス路(14)を挟んで前記円盤体
(17)の反対側には、ソレノイド(18)に固着する
支軸(19)に支承された二股状のブラケット(20)
が設置されており、該ブラケット(20)の両先端には
回動自在なローラー(21)(21)が取付けられてい
る。しかして前記ソレノイド(18)に通電することに
より支軸(19)は前進し、通電を断つことにより後退
し、前進した際、バイパス路(14)上を走行するペッ
グトレイ(5)を一旦停止させ(ペッグトレイ底面と搬
送ベルト間は滑り状態となる)、後退した際、ペッグト
レイ(5)の走行を再開せしめる構成となっている。
【0023】バイパス路(14)を挟んで設置された前
記円盤体(17)及びブラケット(20)を主体とする
回動手段A(15)は、バイパス路(14)を走行して
いるペッグトレイ(5)をブラケット(20)の前進に
より都度一旦停止させ、次いで円盤体(17)の回動に
よって所定時間(数秒)回動させ、しかる後、ブラケッ
ト(20)の後退によりペッグトレイ(5)の停止を解
き、先に説明した通り、空ボビン帰還路(10)へ導入
せしめるのである。
【0024】前記ペッグトレイ(5)の回動、即ち満ボ
ビン(4)の回動方向としては、引きずり糸端の大部分
が満ボビンの巻き終り糸端即ち口糸であることから、こ
れを糸層と同一方向へ巻着せしめる方向、換言すると糸
条が巻かれている方向へ回転させることが好ましい。一
方引きずり糸端の大部分が巻き始めの始端である場合
は、逆に糸条の巻き方向の反対方向へ回動させることが
必要である。
【0025】次いで前記回動手段B(16)の詳細につ
いて図3及び図4を参照して説明する。図3は回動手段
B(16)の周辺を示す平面図、図4は同じくその側面
図である。図3に示す通り、ワインダー(2)の各単位
ユニット(9)より送り出された空ボビンはペッグトレ
イ(5)に乗って空ボビン排出路(22)を走行し、空
ボビン帰還路(10)に導入される。先に説明した通
り、空ボビン排出路(22)を走行するペッグトレイ
(5)上には基本的に空ボビンが積載されているが、時
に口出しミスを生じて満ボビン(4)の排出が生ずる。
この場合に前記回動手段B(16)が有効に作用する。
尚、図1と同様、図3及び図4に示すペッグトレイ
(5)上には当然満ボビン(4)が装着されているが、
理解を容易にするため満ボビン(4)の図示を省略して
いる。
【0026】前記回動手段B(16)は図3に示す通
り、空ボビン排出路(22)と空ボビン帰還路(10)
との交叉点近傍且つ空ボビン排出路(22)上のペッグ
トレイ(5)に作用し得る位置に設置されており、傾斜
する空ボビン排出路(22)上を走行して来たペッグト
レイ(5)の加圧力で縮み、前記ペッグトレイ(5)が
通過すると伸張するスプリング(23)と、該スプリン
グ(23)に固着する支軸(19)と、該支軸(19)
の先端に固着する回転自在なローラー(25)からなっ
ており、傾斜する空ボビン排出路(22)上を走行して
来たペッグトレイ(5)はその円盤部がローラー(2
5)と接触することにより一時停止する。
【0027】ペッグトレイ(5)が一時停止した図4図
示の状態において、ペッグトレイ(5)底面の大部分は
空ボビン排出路の搬送コンベアA(26)上にあり、ペ
ッグトレイ(5)の先端(27)は空ボビン帰還路(1
0)の搬送コンベアB(28)に接触している。この様
な状態で搬送コンベアB(28)が紙面の表面から裏面
に向って走行することによりペッグトレイ(5)に矢示
方向の回動を与え、結果として、装着している満ボビン
(4)に回動を付与し、目的とする引きずり糸端の満ボ
ビン(4)への巻着が実施される。
【0028】実施例の装置は上述の如くして引きずり糸
端の満ボビン(4)への巻着を実施するもので、口出し
不良の満ボビンの過半数が管糸口出し装置により生じて
いることから少なくともボビン搬送装置中には回動手段
A(15)を、好ましくは回動手段A(15)と回動手
段B(16)の両方を同時に設置する。
【0029】尚上記実施例において、現有のセンサーで
はペッグトレイ(5)が糸を引きずっているかどうかを
確認することは不可能でないとしても極めて困難である
ので、本発明に使用するセンサーとしては残糸の有無の
みを確認し、残糸ありの総べてについて「一旦停止とそ
の後の回動」を順次実施するようにしており、かかるセ
ンサーを使用することにより簡便なセンサーで本発明を
実施し得る。
【0030】
【発明の効果】本発明の装置によれば、空満両ボビンの
搬送過程で生ずるペッグトレイ(5)の引きずる糸に基
因する糸の絡み、巻き付き又それによるペッグトレイペ
ックの詰まり、ベルトの損傷を完全に解消することが出
来、ペッグトレイを搬送媒体とする空満両ボビンの搬送
システムの全体を円滑に運用することが出来るのであ
る。
【0031】尚、前記実施例においては回動手段A(1
5)をバイパス路(14)上に、又回動手段B(16)
を空ボビン排出路(22)に設けたが、この位置に限定
されるものではなく、両者共空ボビン帰還路(10)に
設けても良い。回動手段B(16)を空ボビン帰還路
(10)に設置する場合は、満ボビン回転力を搬送コン
ベアの駆動力に依存することが不可能であるので、回動
手段A(15)と同様モーター駆動が必要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ペッグトレイを用いた精紡機・ワインダー間の
ボビン搬送装置の全体を示す斜視図である。
【図2】回動手段Aを示す平面図である。
【図3】回動手段Bの周辺を示す平面図である。
【図4】回動手段Bの周辺を示す側面図である。
【符号の説明】
1 精紡機 2 ワインダー 4 満ボビン 5 ペッグトレイ 6 満ボビン供給路 8 管糸口出し装置 10 空ボビン帰還路 15 回動手段A 16 回動手段B 22 空ボビン排出路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 精紡機とワインダー間を満ボビン供給路
    と空ボビン帰還路により連結し、精紡機上りの満ボビン
    を独立した個々のペッグトレイ上に夫々挿着してワイン
    ダーへ供給し、ワインダーより排出された空ボビンを前
    記ペッグトレイ上に挿着したまま精紡機側へ反送するよ
    うに構成したボビン搬送装置において、前記満ボビン供
    給路に、ボビン中心孔内へ満ボビンの口出し糸端を垂下
    せしめる管糸口出し装置を設け、該装置を経由した口出
    し不良の満ボビンに対して都度停止と停止後に所定回数
    の回転を与える回動手段を、前記空ボビン帰還路又は満
    ボビン供給路と空ボビン帰還路を連結するバイパス路に
    設けたことを特徴とする精紡機・ワインダー間のボビン
    搬送装置。
  2. 【請求項2】 精紡機とワインダー間を満ボビン供給路
    と空ボビン帰還路により連結し、精紡機上りの満ボビン
    を独立した個々のペッグトレイ上に夫々挿着してワイン
    ダーへ供給し、ワインダーより排出された空ボビンを前
    記ペッグトレイ上に挿着したまま精紡機側へ反送するよ
    うに構成したボビン搬送装置において、ワインダーを経
    由した口出し不良の満ボビンに対して都度停止と停止後
    に所定回数の回転を与える回動手段を、ワインダーの単
    位ユニットに接続する空ボビン排出路又は前記空ボビン
    帰還路に設けたことを特徴とする精紡機・ワインダー間
    のボビン搬送装置。
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