JPS6056777A - ボビン供給システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動ワインダにおけるボビン供給システムに関
する。

一般に精紡機で生産される実ボビンを巻返し工程のフィ
ンダへ供給する場合、ワインダの処理能力に合わせて供
給しないと、ワインダ域内において過供給であるとワイ
ンダ域からあふれ、また供給不足であると、空運転の巻
取ユニットが生じる。

一方、ワインダでは種々の番手の糸を巻取るため、一本
の実ボビンの消費時間も糸種により異シ、糸種が変わっ
た場合、当然単位時間当りに供給するボビンの数も変化
する。従って、例えば作業者がワインダを巡回してユニ
ットのマガジンに空が生じているのを発見してボビンを
供給する場合、作業者の巡回サイクルは糸種によりまた
ワインダの処理能力の変化により変化させる必要があり
、また巻取ユニットに清って移動する移動車によって自
動的に管糸マガジンへ供給するような場合でも移動車の
走行速度を変化させねばならないといった問題点がある
。

本発明は上記点に着目してなされたもので、ワインダの
処理能力の変化等によっても全く影響されず極めて合理
的かつ確実なボビン供給システムを提供するものである
。

即ち、本発明では、ボビンを個々に載置搬送する搬送媒
体が、巻取ユニットとボビン供給ステーションを循環し
、上記搬送媒体が上記ボビにしたものである。

以下本発明システムの実施例を図面に従って説明する。

第１図、第２図に精紡機とワインダを直結した精紡ワイ
ンダを示す。即ち、精紡機（１）で生産される紡績糸を
巻取った実ボビン（３）は、例えばトランスポートバン
ド（２）上のベグに挿入支持されて、精紡機（１）に沿
って長手方向に移送され、ボビン供給装置（４）へ投入
され、下方で待機するボビン搬送媒体、例えばベルトコ
ンベア上を移送されるベグトレイ（第３図（５））に直
立して挿着されて、ワインダ（舅の各巻取ユニ・ν）（
６ａ）〜（６ｎ）へ供給される。（７）は糸端口出し装
置、（８）は空ボビンおよび極少残糸付ボビンの抜取装
置である。

上記ワインダ（ｗ）の各巻取ユニ・ノドへのボビン供給
は、ペグトレイに実ボビンを挿着したまＸ１各個別に実
ボビン搬送コンベア（９）から各ユニットの巻取位置へ
供給される。巻取りの終了した空ボビン、ちるいは残糸
付ボビンは空ボビン搬送コンベア（１０）により移送さ
れ、ボビン抜取装置（８）により空ボビンと残糸付ボビ
ンが選別され、上記抜取装置（８）によりペグトレイか
ら抜取られた空ボビンは空ボビン昇挙装置（１１）によ
り上方へ移送され、精紡機上方を長手方向にのヒルベル
トコンベア（１２）により水平移送される。

精紡機端部まで移送された空ボビン（１３）はシュート
（１４）内に落下貯溜されてタイミングをとって下方の
トランスポートバンド上の空ペグに供給、挿着される。

一方、上記ワインダ域内において、ボビン抜取装置（８
）で空ボビンを抜取られて空になったペグトレイはコン
ベア（１５）上をさらに移送されて前述の実ボビン供給
ステーションへ搬送され新たな実ボビンの供給を受ける
のである。

第３図に上記システムに適用されるワインダの一例を示
す。即ち、複数の巻取ユニツト（６ａ）が並設されて、
一台のワインダ（Ｗ）が構成され、巻取ユニット（６ａ
）は、実ボビン搬送路（９）と空ボ上位には一定の間隔
を有してガイド板（１８）　（１９）が設けられ、ガイ
ド板（１９）と他のガイド板（２０）との間に実ボビン
取込口（２１）および余剰ボビン送り出し口（２２）を
形成し、ガイド板（１８）　（１９）間に実ボビン待機
溝（２３）、ボビン排出溝（２４）が形成される。上記
待機溝（２３）とボビン排出溝（２４）の接続位置が前
記巻返し位置（１７）である。（２５）は空ボビンある
いは残糸付ボビンの排出用レバーである。

上記巻返し位置（１７）のトレイの下位には図示しない
、圧空供給源に導管を介して連る圧空噴射ノズル（２６
）が設けられ、該ノズル（２６）から噴出される圧空は
回転円盤（１６）に形成される図示しない円弧状スリッ
トよりトレイ（５）のベグ内空間から、ボビンの芯管内
に噴出し、芯管内に芯待機する中継パイプ（２７）が吹
き上げられた糸端を吸引保持し、上方へ旋回して！・ン
ターへ導入し、パッケージ側糸端と給糸側糸端が糸結び
され、巻返しが開始されるのである。（２８）は綾振ド
ラム、（２９）は巻取パッケージである。

第４図は上記巻取ユニット（６ａ）〜（５ｎ）を多数並
設したワインダへのボビン供給システムを示す平面図で
ある。

即ち、搬送路（１５）上を移送されてきた実ボビンは口
出し装置（７）により糸結び用の糸端が口出しされ、前
述した如く、ボビンの芯管内に糸端が挿入された状態で
、トレイに挿着されたま＼ワインダの搬送路（９）へ移
送される。搬送路（９）を移行した実ボビン（３）はト
レイ（５）が巻取ユニ・ン）・（６ａ）のガイド板（１
８）　（１９）　（２０）に当り、回転円盤（１６）上
へ乗り移り、取込み口（２１）から待機溝（２３）に入
り、巻返し位置（１７）に至る。このようにして後続の
実ボビンが待機溝（２３）に順次入り込み待機溝（２３
）が所定数の実ボビンで満たされし口（２２）から次の
巻取ユニ、ト（６ｂ）へ向かう。

このようにして口出し装置（７）に最も近い巻取ユニッ
ト（６ａ）から順次ユニット（６ｂ）〜（６ｎ）へと実
ボビンを挿着したトレイが満たされていくが、待機溝（
２３）に空きが生じると、巻取ユニット（６ａ）に近い
ユニットから順にその空きを埋められていく。さらに、
各巻取ユニッｌ−（６ａ）〜（６ｎ）のいづれにも入れ
ない管糸は終端部のユニット（６ｎ）の余剰ボビン送り
出し口（２２）を出ると循環路（３０）に入り矢印（３
１）方向に移送され、再び実ボビン搬送路（９）に供給
される。

第５図に上記ボビン供給ステーションの一例を示す。即
ち、該ステーション（Ａ）は空トレイの到着を検出する
センサ（Ｓｌ）と、前記精紡機側のトランスポートバン
ド上の実ボビンを受容するンユー）　（３２）と該シュ
ー）　（３’ｔ）に続いて実ボビンをトレイのペグ位置
ヘガイドする可動ガイド（３３ａ）　（３３ｂ）等より
構成される。上記ガイド（３３ａ）　（３３ｂ）は支軸
（３４ａ）　（３４ｂ）を中心に揺動するレバー（３５
ａ）　（３５ｂ）に取付けられ、ロータリソレノイド（
３６ａ）　（３６ｂ）の作動とスプリング（３７）によ
り、トレイの搬送方向と直角方向に開閉する。

即ち通常はガイド（３３ａ）　（３３ｂ）は開いた位置
にあってトレイの到着を待機し、空トレイ上に実ボビン
が供給、挿着される際は閉じて実ボビ浩 〉ルイの中心のベグ位置ヘガイドし、実ボビン挿着後再
び開いて実ボビンを挿着したトレイが切出されワインダ
へ向かって搬送されるようになっている。

なお上記センサ（Ｓｌ）はトレイの到着を検出し、セン
サ（Ｓ２）はトレイ上に空ボビンあるいは残糸付ボビン
が有るか否かを検出するセンサで、センサ（Ｓｌ）はト
レイのベグ位置に設けられセンサ（Ｓ２）はペグ上方の
トレイ中心線上に光を照射する位置に設けられる。（３
８）は光通過孔である。

以」二のよう々各装置を配置したシステムにおけるボビ
ン搬送動作について説明する。

第３図の状態即ち、トレイ（５）上に挿着されたま＼巻
取ユニット（６ａ）の巻取位置（１７）へ取込まれて、
巻返され、巻返しの完了した空ボビン（］３）はトレイ
（５）に挿着され九捷＼巻取位置（１７）から空ボビン
搬送コンベア（１０）上へ払出されると、コンベア（１
０）上を矢印（３９）方向即ち第４図においでボビン抜
取装置（８）へ搬送される。

上記抜取装置（８）位置では空ボビン（１３）は）・レ
イ（５）より手動又は自動的に抜取られ、第１図示の空
ボビン搬送路（１２）により精紡機（１）へと返送され
る。

一方、抜取装置（８）を通過した空トレイ（５）は第４
図示の搬送路（１５）上を移送され、実ボビン供給ステ
ーション（Ｎに至る。該ステーション（Ａ）では第５図
の如く、空トレイ（５）が実ボビン供給位置（４）に至
り位置決め用ストッパによって定位置に停止すると、ト
レイ検出用センサ（Ｓｌ）とボビン検出用センサ（Ｓ２
）のアンドにより、トレイ上にボビンが無いことを確認
すると、第１図の精紡ワインダ側のトランスポートバン
ド（２）の１ピッチ移動駆動用信号が出される。同時に
第５図ノソレノイト（３６ａ）　（３６ｂ）も励磁さゎ
てガイド（３３ａ）　（３３りが閉じて実ボビン供給を
待機する。

精紡ワインダ側のトランスポートバンド（２）が１ピン
チ移動すると、バンド傾斜部先端の実ボビン（３ａ）が
一本切出され、シュート（３２）内へ投入される。即ち
、第５図のシ・−ト開口（３２ａ）から投入される実ボ
ビンはシュート（３２）、カイト（３３ａ）　（３３ｂ
）間を落下し、下方で待機する空トレイ上に挿立される
のである。なお、実ボビン投入の際、実ボビンの落下方
向を規制すると占が行われる。即ち実ボビンには大部、
局部があり、トレイ上には局部を下にして挿立されるた
め、実ボビン落下時に、例えばシュートに投入される実
ボビンを一時的に水平状態となるガイドを設け、この時
、大部側に当接するビンをシュート内に固定し、大部が
該ピンにより落下を阻止され局部が下方へ傾動した状態
でガイド（３２）内を落下するような方向規制装置が設
けられる。

このようにして空トレイ上に実ボビン（３）が挿着され
るとボビン検出センサ（Ｓ２）がオフとなり実ボビン挿
着を確認して、ガイド（３３ａ、）　（３３ｂ）が開き
、トレイ（５ａ）のストッパが解除されて、搬送路上を
口出し装置、さらにワインダへと搬送供給される。

ワインダ内においては第４図示の如く、供給路（９）を
移送中の実ボビンを挿着した）　ｌ／イ＜５）は巻取ユ
ニットの待機溝に空きがあるユニット（６ｄ）に対して
自動供給される。

なお、ワイ／ダから排出される残糸付ボビンはトレイに
挿着されたま＼搬送路内を循環し、即ちボビン抜取装置
（８）、実ボビン供給ステーション（Ａ）を素通りして
口出し装置（７）によシ再度口出しされた後、ワインダ
へ再供給される。

第６図はボビン供給システムの他の実施例を示し、空ト
レイへの実ボビン供給ステーション（３）に実ボビンを
ランダムに収容した実ボビン送出装置（４ＯＡ、）　（
４０Ｂ）により行うタイプである。

なお、本実施例では一台のワインダ関〕）で複数品種の
糸を巻返す場合を示し、巻取セクション（ｓｃｉ）　（
ＳＣ２）でＡＳＢ品種の糸を巻返し、各セクション用の
実ボビンは実ボビン送出装置（４０Ａ）　（４０Ｂ）に
より空トレイに供給される。ボビン搬送トレイは各セク
ション専用のトレイ、例えば色の異るトレイあるいはト
レイの周囲に環状凹溝を形−成しであるかないかによっ
て識別できるトレイが適用される。

従って、例えば巻取セクション（ＳＣＩ）から排出され
る空ボビンを挿着したトレイはボビン抜取装置（８）位
置で空ボビン、極少残糸付ボビンが抜取られ、空トレイ
と彦り搬送路（１５）上を移送され供給ステーション（
８）に至る。分岐路（４１）直前にはトレイ選別装置（
４２）例えばマークセンサ、あるいは上記識別溝に対応
する位置に設けられる選別ゲージ等により、分岐路（４
１）への取込みが行われ、実ボビン供給位ｆｔ（４３）
に至ると、第５図同様のセンサ（Ｓ　１’）　（Ｓ　２
）のアンドにより空トレイが確４ｆＱ、されると共に、
ボビン送出装置（４０Ａ）から実ボビン１本が切出され
て、第５図示のガイトンニー）　（３３ａ）　（３３ｂ
）を介してトレイに実ボビンが供給、挿着される。

同様にして巻取セクション（ＳＣ２）用の空トレイは供
給位置（４４）において当該セクション用の実ボビンの
供給を受け、いづれの実ボビンも共通の口出し装置（７
）を経で、ワインダ（Ｗｌ）の各巻取セクシ３ンへ供給
されるのである。

以上のように本発明では、ワインダから巻取完了後払出
される空ボビンを挿着したトレイが空ボビンを抜取られ
た後、搬送路途次の実ボビン供給位置に到着しさえすれ
ば、実ボビンが当該空トレイに供給される。即ち、トレ
イがボビン搬送媒体と実ボビン要求信号体を兼ねており
従って、ワインダ域内を循環するトレイが実ボビン供給
位置に至ると、該トレイがボビン要求信号となり実ボビ
ン供給装置から一本の実ボビンが切出されて、該トレイ
に供給され、再びボビンを挿着したトレイがワインダへ
供給、搬送されるので、ワインダ本体と実ボビン供給装
置間には一切のボビン要求信号を伝達する電気的至るこ
とにより、ワインダ側での実ボビン要求を検出すること
ができる。即ち、ワインダと実ボビン供給装置がトレイ
を介してＪ：１の対応関係がとられ、実ボビンのワイン
ダに対して過供給、供給不足が生じることがなく、極め
て安定した巻取り運転が、複雑に制御装置を要すること
なく行えるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明システムの第１実施例を示す概略構成正
面図、第２図は同平面図、第３図は上記システムに適用
されるワインダの巻取ユニットの一例を示す斜視図、第
４図はワインダのボビン搬送路を示す平面図、第５図は
実ボビン供給ステーションにおけるボビン供給装置の一
例を示す斜視図、第６図は本発明システムの第２実施例
を示すレイアウト図である。 （３）・・・実ボビン　（４）・・・ボビン供給装置（
５）・・・トレイ　（９）　（１０）　（１５）・・・
トレイ搬送路（Ｗ）　（Ｗｌ、　）・・・ワインダ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ワインダとボビン供給ステーション間にトレイ搬送路を
   設け、該搬送路をボビン搬送媒体と実ボビン要求信号体
   を兼ねたトレイを循環搬送させ、ワインダから排出され
   るトレイの上記ボビン供給ステーションに到着したこと
   の信号によりボビン供給装置から実ボビンを切出して当
   該到着したトレイに供給するよう２したことを特徴とす
   るボビン供給システム。