JPH06255890A - ボビン搬送システム - Google Patents

ボビン搬送システム

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Publication number
JPH06255890A
JPH06255890A JP4030193A JP4030193A JPH06255890A JP H06255890 A JPH06255890 A JP H06255890A JP 4030193 A JP4030193 A JP 4030193A JP 4030193 A JP4030193 A JP 4030193A JP H06255890 A JPH06255890 A JP H06255890A
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JP
Japan
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bobbin
tray
empty
winder
path
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Pending
Application number
JP4030193A
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English (en)
Inventor
Kazuo Nakanishi
一男 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
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Publication of JPH06255890A publication Critical patent/JPH06255890A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 精紡機とワインダとを直結したシステムにお
いて、稼動効率の向上を図る。 【構成】 精紡機1とワインダ2との間にボビンBまた
はボビン搬送媒体(トレイT)をストックするリザーバ
ー(リザーブコンベア3)を設ける。リザーブコンベア
3の入口部にボビンBまたはトレイTの循環路8を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、精紡機とワインダとの
間のボビン搬送を行うボビン搬送システムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】精紡機上がりの精紡ボビン(実ボビン)
を巻き返して巻取パッケージを生産する工程において
は、実ボビンをボビン搬送媒体(トレイ)に挿立させた
状態でワインダに供給すると共に、ワインダでの巻き返
しを終えた空ボビンを精紡機に返却することが行われて
いる。
【0003】近来にあっては、このようなボビンの受け
渡しを自動化するために、精紡機とワインダとを直結
し、ワインダから排出された空ボビンをトレイから抜き
取り、玉揚された実ボビンをそのトレイに挿着すること
で、消費した分だけ順次ワインダに実ボビンを供給する
ことが行われている。このシステムは、実ボビン同士の
接触がなく、糸を損傷しない等といった利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記精紡機と
ワインダとを直結したシステムでは、精紡機とワインダ
とが互いに制約を受けるといった問題がある。たとえ
ば、精紡機からの実ボビンの払い出しがワインダの処理
能力に影響を受け、実ボビン払い出し時間が長時間を要
するといったことが起きる。このように精紡機とワイン
ダとを直結したシステムでは無駄な待ち時間が生じると
いった問題があった。
【0005】そこで本発明は、上記事情に鑑み、無駄な
待ち時間をなくすことができ、稼動効率を向上させるこ
とができるボビン搬送システムを提供すべく創案された
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、精紡機とワイ
ンダとの間にボビンまたはボビン搬送媒体をストックす
るリザーバーを設けるとともに、リザーバーの入口部に
ボビンまたはボビン搬送媒体の循環路を設けたものであ
る。
【0007】
【作用】上記構成によって、例えば、ワインダの処理能
力にかかわりなく、精紡機から実ボビンを払い出せるよ
うになる。このように精紡機とワインダとが互いに制約
を受けなくなり、無駄な待ち時間がなくなる。しかも、
循環路により、リザーバーが満杯でも、循環路にボビン
またはボビン搬送媒体を流しておくことができるので、
リザーバーの空きを待たずとも、リザーバーへボビンま
たはボビン搬送媒体を供給できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。
【0009】図1及び図2は、本発明に係わるボビン搬
送システムの一実施例を示したものである。このボビン
搬送システムは、精紡機1とワインダ2との間に、実ボ
ビンB1 或いはボビン搬送媒体たるトレイTをストック
し、ワインダ2及び精紡機1に適宜搬送するリザーブコ
ンベア(リザーバー)3が設けられて構成されている。
本実施例にあっては、このリザーブコンベア3は床面4
上に設けられており、その上方にはこれを覆うカバー5
がステップとして設けられている。ワインダ2は、多数
のワインディングユニット(図示せず)を備えている。
また精紡機1は、両サイドにトランスポートバンド10
a,10bを備えている。各トランスポートバンド10
a,10bは、ボビンBを挿着するためのペグ48を複
数個備え、正逆駆動できるようになっている。
【0010】リザーブコンベア3は、ワインダ2及び精
紡機1の機長方向に伸びた8 列(A〜H)のリザーブラ
イン3a…3hで成り、載置したトレイTを精紡機1か
らワインダ2に向かう方向Jに搬送するようになってい
る。またこれらリザーブライン3a…3hの両外側に
は、これらと並行して伸びた実ボビン直送路6と空トレ
イ直送路7とが設けられ、実ボビン直送路6はリザーブ
ライン3a…3hと同一方向Jに、空トレイ直送路7は
反対方向KにトレイTを搬送するように形成されてい
る。そしてこれらライン3a…3h及び直送路6,7
は、精紡機1側に設けられた長円形の循環路8とワイン
ダ2側に設けられた連結路9とにより互いに連絡されて
いると共に、精紡機1側の循環路8は実ボビン払出しラ
インとなるトランスポートバンド10a,10bに、ま
たワインダ2側の連結路9はワインダ2の実ボビン搬入
路11及び空ボビン排出路12に、それぞれ連結されて
いる。これら循環路8,9は、それぞれ図1中反時計回
りにトレイTを搬送するようになっている。
【0011】図3に示すように、リザーブライン3及び
直送路6,7は、駆動プーリ51及び従動プーリ52間
に掛け渡された平ベルト25で構成されている。駆動プ
ーリ51は略同軸上に位置され、これらを貫通する駆動
軸53がモータ54により回転されることで常時回転駆
動されるようになっている。ただし空トレイ直送路7の
駆動プーリ55は、他の駆動プーリ51と反対方向に回
転するように歯車(図示せず)を介して駆動軸53と連
結されている。一方循環路8及び連結路9は、縦軸56
に軸支された駆動プーリ57及び従動プーリ58と、こ
れらの間に掛け渡された断面円形の丸ベルト24とで形
成され、丸ベルト24は平ベルト25の搬送端と適宜接
近して位置されている。
【0012】図5に示すように、プーリ57,58の外
周溝部は、丸ベルト24の載置面(上端)が上方に露出
するように、片側の突起59が小さく形成されている。
また図6に示すように、プーリ57,58の間の区間に
は、トレイTの下面に係合する下ガイド板60が設けら
れ、上ガイド板61と協動してトレイTを挟むように案
内すると共に、丸ベルト24がトレイTと適宜接触する
ように軸受62を介して保持している。なおこの上ガイ
ド板61は、リザーブライン3及び直送路6,7側に一
体的に延長され、平ベルト25との間でトレイTを挟ん
で所定の搬送経路に導くようになっている。またカバー
5は、このような平ベルト25及び丸ベルト24上を搬
送されるトレイTに挿立された実ボビンB1 の頭部より
も高い面を有した断面矩形状に形成されるものである
が、図4に示すように、上ガイド板61の高さに相当す
る補助段63を外側角部に設けるようにしてもよい。
【0013】次にトランスポートバンド10a,10b
は、精紡機1の左右両側に伸びたペグ付きのコンベアで
成り、一斉玉揚において空ボビンB0 をスピンドル(図
示せず)に渡し、実ボビンB1 を受け取るようになって
いる。そしてそのワインダ側端部13は、図2に示した
ように上方に向かって傾斜され、循環路8上に設けられ
た実ボビン挿着装置14に連絡されている。実ボビン挿
着装置14は、トランスポートバンド10a,10bに
面して開口され下部が窄まされたシュート15と、シュ
ート15の下端に設けられた一対のガイド片16とで構
成されている。シュート15の内部には水平なバー17
が取り付けられ、トランスポートバンド10a,10b
の送りによりシュート15内に入ってきた実ボビンB1
の頭部BT に当接して、尻部BE を下にした姿勢で滑り
落とすようになっている。ガイド片16は、実ボビンB
1 の落下時に動作するレバー機構(図示せず)により開
閉されるように形成され、実ボビンB1 が落下してきた
ときに閉じて挿着の際の衝撃を緩和させると共に、トレ
イTのペグPに挿着させた後は横断方向に開いて、循環
路8による搬送に支障を与えないようになっている。ま
たシュート15の開口部外方及び内方の適宜位置には、
実ボビンB1 の待機及び通過を検出するためのセンサー
18,19がそれぞれ設けられている。
【0014】循環路8と実ボビン直送路6及びリザーブ
ライン3a…3hとの連結部(分岐箇所)には、図7に
示すように搬送経路を切り換えるためのガイド装置20
がそれぞれ設けられている。このガイド装置20は、ト
レイTの周縁部に当接するガイドレバー21と、ガイド
レバー21の基端にその回転出力軸22が取り付けられ
たロータリーソレノイド23とで構成されている。ガイ
ドレバー21は、通常姿勢にあって当接部分が循環路8
の丸ベルト24に斜交するように保持され、搬送されて
きたトレイTを実ボビン直送路6或いはリザーブライン
3a…3h側に導き、その平ベルト25に渡すようにな
っている。またロータリーソレノイド23は、実ボビン
直送路6及びリザーブライン3a…3hの上流側端部位
置に設けられたトレイセンサー26により搬送路上がト
レイTで満杯になったことが感知されると、作動してガ
イドレバー21を図中反時計回りに回転させて丸ベルト
24から隔離させ、トレイTを下流側に直進させるよう
になっている。トレイセンサー26はトレイTの有無を
確認するためのセンサーである。また本実施例の循環路
8は、図1に示したように最も下流側のリザーブライン
3であるHライン3hから空ボビン直送路7までの間に
も延長されており、必要なトレイTが実ボビン直送路6
或いは各リザーブライン3a…3hで万一取り込まれな
かったときに、循環路8を経由させて導入を再トライで
きるようになっている。
【0015】また実ボビン直送路6及びリザーブライン
3a…3hと連結路9との連結部(合流箇所)には、図
4に示すようにストッパを兼ねた切り出し装置27とト
レイセンサー(近接センサー)26とが設けられ、さら
に各リザーブライン3a…3hの搬送下流端にはボビン
Bの有無を検出するためのボビンセンサー(光電センサ
ー)28が併設されている。切り出し装置27は、垂直
軸29に上下に間隔を隔てて回転自在に設けられた二枚
の水平プレート30,31と、各水平プレート30,3
1の二箇所の角部に支持されたローラ32,33,3
4,35と、これらプレート30,31を適宜揺動させ
るためのロータリーソレノイド36とで構成されてい
る。二枚の水平プレート30,31は軸部(図示せず)
を介して一体的に形成され、上位の水平プレート30が
ロータリソレノイド36の回転出力軸37に取り付けら
れたレバー38により押されて回転することで、下位の
水平プレート31が回転し、そのローラ34,35がト
レイTの周縁面に係合するようになっている。このロー
ラ34,35は、対向するトレイTの前方と後方とにそ
れぞれ位置され、前方のローラ34がトレイTに当接す
ることでその移動を阻むと共に、揺動されて離間したと
きにそのトレイTの移動を許容し、後方のローラ35が
後続のトレイTの前進を阻んで、先頭のトレイTのみを
平ベルト25から連結路9の丸ベルト24に渡すように
なっている。すなわちロータリーソレノイド36が上位
水平プレート30を揺動させて下位水平プレート31を
所定の角度だけ回転させることで、順次トレイTを切り
出すようになっている。この切り出し装置27は、空ト
レイ直送路7の先頭位置にも設けられている。またボビ
ンセンサー28は、トレイTに挿立されたボビンBに向
けて保持され、ボビンの有無を判別するようになってい
る。なおこれら切り出し装置27及びセンサー26,2
8は、循環路8の実ボビン挿着装置14の下方にも設け
られている。
【0016】さらに連結路9とワインダ2の実ボビン搬
入路11との連結部(分岐箇所)には、トンネルゲート
39が設けられている。図9に示すようにこのトンネル
ゲート39は、L字状に折り曲げられた板65で成り、
連結路9を斜交して跨ぐように片側の上ガイド板61に
立ち上げられ、他端はボルトロッド66にて支持されて
いる。すなわち板65の斜交する部分が搬送面よりも適
宜上方に位置されて、搬送されてきたトレイTが実ボビ
ンB1 を挿立させたものであれば側部67がその糸層6
8に係合して実ボビン搬入路11に導き、空トレイT0
であればそのまま通過させて空トレイ直送路7へと搬送
させるようになっている。
【0017】なお空トレイ直送路7の上流側端部とリザ
ーブライン3a…3hとはバイパスされておらず、すな
わち連結路9は循環路となっておらず、ワインダ2の空
ボビン排出路12から排出された空トレイT0 は、空ト
レイ直送路7のみに入るようになっている。
【0018】この他ワインダ2及び精紡機1には、図2
に示したように空ボビン返却機構40が備えられてい
る。この空ボビン返却機構40は、空ボビン排出路12
の途中に設けられた空ボビン抜取り装置41と、抜取り
装置41の上部から精紡機1側に略水平に伸びた空ボビ
ン搬送ガイド42と、空ボビン搬送ガイド42の末端下
方に設けられたボビンボックス43と、ボビンボックス
43の下方に設けられた空ボビン挿着装置44とで成
る。
【0019】図10に示すように、空ボビン抜取り装置
41は、縦に伸びた中間フレーム71及びその上下に接
続された上下フレーム72,73と、上下フレーム7
2,73にそれぞれ設けられた上下プーリ74,75
と、これら上下プーリ74,75間に掛け渡された無端
ベルト76と、無端ベルト76の搬送面に対向して連続
的に五枚設けられたボビン押接ガイド板77,78,7
9,80,81と、上フレーム72に連結されたシュー
ト部82とにより主として構成されている。
【0020】上プーリ74にはモータ(図示せず)の出
力軸83が連結され、無端ベルト76を図中反時計回り
に循環駆動させるようになっている。下プーリ75は、
下フレーム73に上端が枢支された可動板84の下端に
軸支されている。ボビン押接ガイド板77…81にはそ
れぞれ一対のリンク85,86が設けられ、無端ベルト
76の搬送面と平行に離反接近するように形成されてい
る。そしてボビン押接ガイド板77…81が、リンク8
5,86に備えられたスプリング(図示せず)により接
近方向に付勢されることで、無端ベルト76と協動して
空ボビンB0 を上方に移送するようになっている。なお
中間位置のボビン押接ガイド板79を下方で支持するリ
ンク86は、中間フレーム71に設けられたロータリー
ソレノイド87に、リンク端を適宜遊嵌保持する作動板
88を介して連結されている。そして抜き取られたボビ
ンBが、最も下位のボビン押接ガイド板81に設けられ
たフィーラ(図示せず)により残糸付きボビンであると
検知されたときに、ロータリーソレノイド87の作動に
より展開して、この位置まで搬送されてきた残糸付きボ
ビンを開放し中間シュート(図示せず)へ排出するよう
になっている。
【0021】また最も下位のボビン押接ガイド板81に
は、上端が下フレーム73に枢支された可動ガイド板8
9が取り付けられ、この可動ガイド板89の下端に、下
プーリ75と対向するようにローラ90が軸支されてい
る。そして下フレーム73には出力軸91にレバー92
を連結させたロータリーソレノイド93が設けられ、レ
バー92の両端に枢支されたロッド94,95の先端が
可動ガイド板89及び下プーリ75の可動板84にそれ
ぞれ連結されている。すなわちロータリーソレノイド9
3の回転駆動により可動ガイド89板及び可動板84が
開閉し、トレイTに挿立されたボビンBを適宜挟んで抜
き取るようになっている。
【0022】シュート部82は、斜め下方に且つ精紡機
側(図10の紙面垂直方向)に適宜伸びた下板96を有
し、上フレーム72の位置まで搬送されて上プーリ74
から離れたボビンBを下板96に沿って滑らせ、シュー
ト端97に接続する空ボビン搬送ガイド42のコンベア
98上に落とすようになっている。なおこのシュート部
82には途中に分岐部99が形成されており、単品種の
ボビンであるときは先端側のシュート端97のみを使用
し、二品種のボビンなど搬送先が異なる場合は分岐部9
9に備えられた揺動板(図示せず)の開閉により二箇所
のシュート端を選択的に使用できるようになっている。
【0023】そして図11及び図12にも示すように、
本実施例にあっては、上フレーム72にセパレータ100
が設けられ、ボビンB0 の向きを変えてシュートできる
ようになっている。このセパレータ100 は、嘴状に先端
同士が接合された弧状板101及び屈折板102 で形成さ
れ、基端が上フレーム72に設けられたロータリソレノ
イド103 の出力軸104 に支持されている。ロータリーソ
レノイド103 は、セパレータ100 を、その先端がシュー
ト部82に向かう上部通路開放位置(Q)と、先端がボ
ビン押接ガイド板77の側に向かう上部通路閉鎖位置
(R)とに揺動位置させるように形成されている。すな
わちセパレータ100 が上部通路103 を開けておくと、搬
送されてきたボビンB0 が起立した姿勢のままでボビン
押接ガイド板77から離れることで尻部BE を下にして
滑り落ちて行き(図11)、上部通路103 を閉鎖すると
頭部BT が弧状板101 に沿うように回転転倒すること
で、頭部BT を下にして落下するようになっている(図
12)。
【0024】この他、上フレーム72にはボビンB0
上部通路103 に向かって起立するのを導く固定ガイド板
104 と、ボビンB0 が上方に運ばれてくるのをボビン押
接ガイド板77の離反により感知してロータリーソレノ
イド103 を作動させる近接センサー104 とが設けられて
いる。なおこのロータリーソレノイド103 の作動は、空
ボビン搬出路12に設けられたトレイセンサー26の感
知により行うようにしてもよい。さらにシュート部82
の側板104 には、転倒するときのボビンB0 の頭部BT
を案内する円弧状の固定ガイド板105 と、ボビンB0
通過を確認するための光電センサー106 とが設けられて
いる。光電センサー103 は、固定ガイド板105 の近傍と
下板96の近傍との二箇所に設けられ、頭部BT を下に
した姿勢のときは両方の光電センサー106 が、尻部BE
を下にしたときは下板96側の光電センサー106 のみが
感知することで、その姿勢により区別して確認できるよ
うになっている。
【0025】この空ボビン抜取り装置41によって、上
フレーム72まで引き上げられた空ボビンB0 は、例え
ばセパレータ100 が一本のボビンB0 通過毎に揺動され
ることで、前後逆で順次空ボビン搬送ガイド42により
精紡機1側に搬送され、ボビンボックス43内では頭部
T 及び尻部BE が交互に向いた状態でスペース効率よ
く一時保管される。そして空ボビン挿着装置44によ
り、尻部BE を下にしてトランスポートバンド10a,
10bのペグ48に挿着されることになる。なお、空ボ
ビン排出路12の空ボビン抜取り装置41位置には、上
述したトレイセンサー26の他、切り出し装置27が設
けられている。
【0026】次に、上記構成における搬送制御を説明す
る。このボビン搬送システムには、図13に示すような
ボビン搬送を行うためのコントローラ(図示せず)が備
えられている。すなわち、玉揚されてトランスポートバ
ンド10a,10bに挿立された実ボビンB1 を連続し
て払出すようにして、ワインダ2の要求に応じて実ボビ
ンB1 を供給するのと並行して、予め空トレイT0 をス
トックしておいたリザーブコンベア3が残りを受け入れ
て順次ストックしていく。そして実ボビンB1 の払出し
が終わった段階で、リザーブコンベア3は空トレイT0
が全て実ボビンB1 を挿立させたトレイT1 に置き換わ
った状態となり、その後の空ボビン返却機構40による
空ボビン返却と並行して、ストックしていた実ボビンB
1 をワインダ2に順次供給すると共に、排出された空ト
レイT0 を受け入れるものとする。従ってリザーブコン
ベア3の必要ストック容量REは、次式で表わされる。
【0027】RE=(空ボビンリターン時間/紡出時
間)×精紡機錘数×a … ここに、紡出時間は糸の番手、管糸重量等の条件により
決まるものであり、空ボビンリターン時間は精紡機1の
能力、錘数により変化する。なおaは、余裕時間を考慮
した常数(例えばa=1.1 )である。このようにリザー
ブコンベア3の容量(リザーブライン3a…3hの長さ
及び本数)を決めることで、リザーブコンベア3を必要
最小限の規模とすることができる。
【0028】次に本実施例の作用を説明する。
【0029】最初に、各リザーブライン3a…3hに所
定数の空トレイT0 をストックさせておき、空トレイ直
送路7にも適宜数の空トレイT0 が待機している状態と
する。またワインダ2は実ボビンB1 を巻き終り、ノッ
ティング停止で待機中である。この状態で精紡機1の玉
揚が終了すると、玉揚完了信号を出し、ワインダ2は運
転を開始する。同時にトランスポートバンド10a,1
0bにより実ボビンB1 がワインダ2側に移送されると
共に、空トレイ直送路7から空トレイT0 が切り出され
て循環路8により実ボビン挿着装置14のシュート15
の真下まで移送される。そして実ボビンB1 がシュート
15の上部開口近傍に有り、空トレイT0 が待機してい
るという条件で、トランスポートバンド10a,10b
が1 ピッチ駆動され、実ボビンB1 がシュート15を通
って落下し、空トレイT0 に挿着される。この挿着は連
続的に行われる。この実施例の場合、先ず一方のトラン
スポートバンド10aが作動して全ての実ボビンB1
払い出した後、他方のトランスポートバンド10bが実
ボビンB1 を払い出すようになっている。なお、両方の
トランスポートバンド10a,10bから交互に実ボビ
ンB1 を払い出すようにしてもよい。片側のトランスポ
ートバンドで実ボビンB1 の空トレイT0への挿着が行
われる場合、反対側は空トレイT0 を通過させる。実ボ
ビンB1 が挿着されたトレイT1 は、循環路8を流さ
れ、実ボビン直送路6が満杯でないときはこの直送路6
に送り込まれる。一方実ボビン直送路6が満杯のとき
は、リザーブライン3a…3hに流される。初期の段階
では実ボビン直送路6が空いているので、この直送路6
へ送られる。
【0030】この間にも、ワインダ2側では各ワインデ
ィングユニットでワインダ2内に待機していた実ボビン
1 の巻き返しが行われる。したがって、各ワインディ
ングユニットから順次空ボビンB0 (残糸付きの場合も
ある)の載ったトレイTが払い出され、このトレイTは
空ボビン排出路12上のボビン抜取り装置41に送ら
れ、この抜取り装置41で空ボビンB0 が抜き取られて
空トレイT0 となって空トレイ直送路7へ排出される。
この空トレイT0の排出は、ボビン抜取り装置41の下
流側に設けられたトレイ確認センサー38で確認され
る。ワインダ2から空トレイT0 が一個排出されると、
実ボビン直送路6から実ボビンB1 が一個払い出され、
連結路9のトンネルゲート39で実ボビン搬入路11へ
向けられ、この搬入路11へ送り込まれる。なお、実ボ
ビン直送路6にトレイT1 (実ボビンB1 )がないとき
(実ボビン直送路6の先頭のセンサー26により検知さ
れる)には、リザーブライン3a…3hから実ボビンB
1 が切り出されるようになっているが、後述するように
リザーブライン3a…3h上の空トレイT0 を実トレイ
1 に入れ換え終わるまでは実ボビン直送路6に実トレ
イT1 が存在するので、それまでは実ボビン直送路6か
ら実ボビンB1 が払い出される。なお、空トレイ直送路
7の上流端にこの直送路7が満杯であることを確認する
ためのセンサーを設けて、このセンサーにより満杯が確
認されると、ボビン抜取り装置41の位置で空トレイT
0 の排出を止めるようにしてもよい。
【0031】空トレイ直送路7にあった空トレイT
0 は、連続した実ボビン払出しにより次々と実ボビンB
1 が挿着される。このため、空トレイT0 のワインダか
らの排出量よりも空トレイ直送路7から送り出される量
が上回り、空トレイT0 が不足する状態となる。この状
態が空トレイ直送路7の途中に設けられたトレイセンサ
ー26により感知されると、リザーブライン3a…3h
にストックされていた空トレイT0 が、Aライン3a側
から順次切り出され、連結路9のトンネルゲート39を
くぐり抜けて空トレイ直送路7に送り込まれる。一方実
ボビン直送路6では、ワインダ2が必要とする実ボビン
1 の量よりも、連続して送り込まれる実ボビンB1
量が上回るので、やがて満杯となる。この満杯を上流端
のトレイセンサー26が感知すると、ガイド装置20が
作動し、空トレイT0 の排出により空きができているA
ライン3aへと送り込まれる。以降、リザーブコンベア
3では、空トレイT0 の切り出しと実ボビンB1 の受け
入れがAライン3aからHライン3hまで順次行われる
(Aライン3aから順に空トレイT0 と実トレイT1
の入れ換えが完了していく)。またワインダ2のボビン
抜取り装置41で抜き取られた空ボビンB0 は、空ボビ
ン搬送機構40により精紡機1側に送られ、ボビンボッ
クス43に一旦保管される。
【0032】やがてリザーブコンベア3は実ボビンB1
で満たされる状態となり、実ボビンの全量払出しが完了
する。払い出しが完了すると、空ボビンB0 の返却が行
われる。すなわち払出しが終わったトランスポートバン
ド10a,10bは払い出し方向Lと逆の方向Mに駆動
され、空いたペグ48に空ボビン挿着装置44により空
ボビンB0 が挿着されていく。まず一方のトランスポー
トバンド10aへの空ボビンB0 の挿着が行われ、続い
て他方のトレンスポートバンド10bへの挿着が行われ
る。空ボビンB0 が挿着されている時間帯にもワインダ
2は運転を継続している。このためワインダ2からは空
トレイT0 が排出され続け、ワインダ2へ実ボビンB1
が供給され続ける。この結果、実ボビン直送路6には実
ボビンB1 がなくなる。実ボビンB1 がなくなったこと
が先頭のトレイセンサー26により感知されると、Aラ
イン3a側から実ボビンB1 を切り出して実ボビン搬入
路11に送り込む。一方、ワインダ2から排出された空
トレイT0 は、空トレイ直送路7に入り、さらに循環路
8を経由して実ボビンB1 が切り出されて空きができた
リザーブライン3a…3hに順次送り込まれる。そして
リザーブライン3a…3hに実ボビンB1 が無くなる
と、ワインダ2の運転を一旦停止する。このとき玉揚に
要する量の空ボビンB0 はすでに精紡機1側に移送し終
わっており、ボビンボックス43内の空ボビンB0 の挿
着が終了することで、玉揚可能となり、精紡機1の紡出
終了を待つ。
【0033】このように、精紡機1とワインダ2との間
にバッファとしてのリザーブコンベア3を設けて、精紡
機1側から払い出される実ボビンB1 のうち、精紡機1
側からの実ボビン払い出し速度とワインダ2の処理速度
により生ずる余剰ボビンをリザーブコンベア3にストッ
クすると共に、ストックした実ボビンB1 を、払出しが
完了した後、空ボビンB0 のトランスポートバンド10
a,10bへの挿着期間中にワインダ2に順次供給する
ようにしたので、実ボビンB1 の払出しを早めに行わせ
ることでトランスポートバンド10a,10bを空ボビ
ンB0 の挿着期間を残して空の状態にし、空ボビンB0
の挿着とワインダ2の運転とを並行して行わせることが
できる。すなわちワインダ2の処理能力と精紡機の生産
能力とを略1: 1の能力としてもほとんどタイムラグが
なく、ボビン搬送の自動化に際してワインダ錘数を増加
させる必要がない。またワインダ2と精紡機1とを連携
させて制御する必要がなく、別個に運転制御するライン
であっても大きな変更なく容易に適用できる。すなわち
極めて汎用性に富むボビン搬送システムが達成される。
また本実施例にあっては、実ボビン直送路6及び空トレ
イ直送路7をリザーブライン3a…3hに併設したの
で、実ボビンB1 の払い出し開始後速やかにワインダ2
に供給できると共に、空ボビンB0 の排出及び実ボビン
1 受け入れを円滑にできる。
【0034】そして循環路8を閉ループ状に形成したの
で、搬送速度を上げること等によりリザーブライン3a
…3hにトレイTが取り込まれないことがあっても再ト
ライすることができる。すなわち必要とするリザーブラ
イン3a…3hに適確にトレイTをストックすることが
でき、搬送速度を上げることが可能となる。しかも、リ
ザーブライン3a…3hが満杯であっても、トレイTを
リザーブライン3a…3hへ向かって供給することが可
能となる。リザーブライン3a…3hが満杯のときは循
環路8へ流し、リザーブライン3a…3hへ再トライさ
せることができるからである。このためリザーブライン
3a…3hに空きができるのを待ってトレイTを供給す
る必要がなくなり、待ち時間を減らすことができる。
【0035】さらに本実施例にあってはリザーブコンベ
ア3を覆うカバー5を設けたので、ワインダ2と精紡機
1との間の通行が容易にできると共に、実ボビンB1
搬送駆動系などへの風綿の付着を防ぐことができる。
【0036】また本実施例にあってはリザーブコンベア
3を床上に設置するものとしたが、リザーブライン3a
…3h及び直送路6,7を立上り部を有した捻りコンベ
アによりゲート状に構成して、台車の横断通行等も可能
な空間を確保するようにしてもよい。
【0037】さらにまた、前記実施例では次のようにす
ることが好ましい。すなわちトランスポートバンド10
aの実ボビンB1 の払い出しが完了すると、すぐにこの
トランスポートバンド10aへの空ボビンB0 の挿着を
開始するようにする。これにより、他方のトランスポー
トバンド10bの実ボビンB1 の払い出し期間と並行し
て一方のトランスポートバンド10aへの空ボビンB0
の挿着が行われることとなり、実質的に空ボビンB0
着時間を減らすことができる。このためリザーブコンベ
ア3でストックする実ボビンB1 の量が少なくてよくな
り、リザーブコンベア3をコンパクトにできる。
【0038】なお多品種の紡出糸を巻き返す場合など、
複数台の精紡機で生産された実ボビンB1 を一台のワイ
ンダで処理する生産ラインでは、空ボビンB0 の返却経
路が放射状になって搬送が複雑になる。このため図14
に示すように、リザーブコンベア111 と複数の精紡機11
2 との間に、トレイ循環路113 を設けて、空ボビンB0
の引き抜きを精紡機112 側で行うようにすることもでき
る。
【0039】このトレイ循環路113 は、各精紡機112 の
払い出し側を連結するように長円形に形成され、その各
連結部に実ボビン挿着装置14が設けられていると共
に、その上流側にボビン抜取り装置41が設けられてい
る。そして空ボビン搬送ガイド114 は精紡機112 を横断
するように伸び、各精紡機112 に備えられているボビン
ボックス43及び空ボビン挿着装置44へと分岐されて
いる。従って空ボビンB0 の抜き取りと実ボビンB1
挿着とがトレイ循環路113 において行われることとな
り、リザーブコンベア111 には、実ボビンB1 を挿立さ
せたトレイT1 及び空ボビンB0 を挿立させたトレイT
がストックされ、これらをトレイ循環路113或いはワイ
ンダ2に適宜搬出入することになる。なお図示したよう
に精紡機112が四品種Y1 ,Y2 ,Y3 ,Y4 の糸を生
産するものであれば、搬入されるトレイT及びボビンB
は、それぞれの搬送路114,113 に設けられた振り分け装
置(図示せず)により適宜振り分けられる。このほかの
構成及び作用効果は前記実施例と同様である。
【0040】本発明は、上記態様に限らず、次のように
してもよい。
【0041】リザーバーは実ボビンのみをストックする
ものとし、このリザーバーから実ボビンをトレイへ払い
出すようにしてもよい。リザーバーはコンベアに限ら
ず、単にストックする機能を持ったものとし、搬送機能
は別の手段に行わせるようにしてもよい。リザーバーに
実ボビン付きトレイと空トレイとを混在させないように
することも可能である。混在させる場合、上記の組み合
わせの他、実ボビン付きトレイと空ボビン付きトレイと
の組み合わせ、実ボビン付きトレイ,空ボビン付きトレ
イ及び空トレイの組み合わせがあり、いずれを選択して
もよい。ワインダ側の連結路は循環路としても構わな
い。リザーブラインへトレイを取り込むか、取り込まず
に循環路を流すかを行うのに、循環路の各リザーブライ
ン入口部にトレイをリザーブライン側へ向けるガイドを
付けておき、リザーブラインが空いているときにはトレ
イがリザーブラインに取り込まれるようにするととも
に、リザーブラインがトレイで満杯のときには最入口部
のトレイに邪魔されてリザーブラインへの取り込みが阻
止され、循環路を流れるようにしてもよい。直送路とし
ては、精紡機1からワインダ2へのボビンまたはボビン
搬送媒体の直送路のみを設けてもよいし、ワインダから
精紡機へのボビンまたはボビン搬送媒体のみを設けても
よい。実ボビン付きトレイと空トレイとを混在させない
ようにする場合、つまり二種類のリザーバーを別個に設
ける場合は、各リザーバーの入口部に循環路を設けるよ
うにすることが好ましい。
【0042】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、精紡機と
ワインダとの間に大容量のバッファ(リザーバー)を設
けたので、精紡機とワインダとが互いに制約を受けなく
なり、無駄な待ち時間をなくすことができる。しかも循
環路を設けたことにより、リザーバーに空きができるの
を待つことなく、ボビンまたはボビン搬送媒体をリザー
バーへ供給できるので、リザーバーへの取り込みに要す
る待機時間もなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるボビン搬送システムの一実施例
を示した平面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の搬送系を示した平面図である。
【図4】図2のステップを示した斜視図である。
【図5】図2の循環路及び連結路の要部を示した側断面
図である。
【図6】図2の循環路及び連結路の他の要部を示した側
断面図である。
【図7】図1の要部を示した平面図である。
【図8】図1の他の要部を示した平面図である。
【図9】図1のトンネルゲートを示した斜視図である。
【図10】図2の空ボビン抜取り装置を示した側面図で
ある。
【図11】図10の要部を示した側断面図である。
【図12】図11の作用を説明するための側断面図であ
る。
【図13】図1の作用を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【図14】図1の他の実施例を示した平面図である。
【符号の説明】
1 精紡機 2 ワインダ 3 リザーブコンベア(リザーバー) 8 循環路 B ボビン T トレイ(ボビン搬送媒体)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 精紡機とワインダとの間にボビンまたは
    ボビン搬送媒体をストックするリザーバーを設けるとと
    もに、該リザーバーの入口部にボビンまたはボビン搬送
    媒体の循環路を設けたことを特徴とするボビン搬送シス
    テム。
JP4030193A 1993-03-01 1993-03-01 ボビン搬送システム Pending JPH06255890A (ja)

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JP4030193A JPH06255890A (ja) 1993-03-01 1993-03-01 ボビン搬送システム

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT201800007651A1 (it) * 2018-07-31 2020-01-31 Savio Macch Tessili Spa Apparato tessile comprendente almeno un’unità di filatura, almeno un’unità di roccatura e almeno un vassoio per il contenimento di spole e tubetti e relativo metodo di gestione di un apparato tessile

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT201800007651A1 (it) * 2018-07-31 2020-01-31 Savio Macch Tessili Spa Apparato tessile comprendente almeno un’unità di filatura, almeno un’unità di roccatura e almeno un vassoio per il contenimento di spole e tubetti e relativo metodo di gestione di un apparato tessile
EP3604647A1 (en) * 2018-07-31 2020-02-05 Savio Macchine Tessili S.p.A. A textile apparatus comprising at least one spinning unit, at least one winding unit and at least one tray for containing bobbins and tubes and relative method of managing a textile apparatus

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