JP3497571B2 - 巻き替えプロセスのための繰り出しボビンを準備する方法 - Google Patents
巻き替えプロセスのための繰り出しボビンを準備する方法Info
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- JP3497571B2 JP3497571B2 JP19565294A JP19565294A JP3497571B2 JP 3497571 B2 JP3497571 B2 JP 3497571B2 JP 19565294 A JP19565294 A JP 19565294A JP 19565294 A JP19565294 A JP 19565294A JP 3497571 B2 JP3497571 B2 JP 3497571B2
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- yarn
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H67/00—Replacing or removing cores, receptacles, or completed packages at paying-out, winding, or depositing stations
- B65H67/08—Automatic end-finding and material-interconnecting arrangements
- B65H67/086—Preparing supply packages
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2701/00—Handled material; Storage means
- B65H2701/30—Handled filamentary material
- B65H2701/31—Textiles threads or artificial strands of filaments
Landscapes
- Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，巻き替えプロセスのた
めの繰り出しボビンを準備する方法であって，準備ステ
ーションにおいて繰り出しボビンをその縦軸線を中心に
して回転させ，取り外された糸端部をつかみ，吸い込み
ノズル内に吸い込む形式のものに関する。
めの繰り出しボビンを準備する方法であって，準備ステ
ーションにおいて繰り出しボビンをその縦軸線を中心に
して回転させ，取り外された糸端部をつかみ，吸い込み
ノズル内に吸い込む形式のものに関する。
【０００２】
【従来の技術】現在の巻き取り機は大きな巻き替え容量
を有している。リング紡績機の仕事率が増大したため
に，それに比較して糸量がわずかになっているコップの
形の繰り出しボビンをこのような大きな巻き替え容量を
有する巻き取り機に供給すると，繰り出し作業はわずか
な時間で終了する。したがって，巻き取り機に繰り出し
ボビンを確実に供給するためには，繰り出しボビンを確
実に準備しておかなければならない。
を有している。リング紡績機の仕事率が増大したため
に，それに比較して糸量がわずかになっているコップの
形の繰り出しボビンをこのような大きな巻き替え容量を
有する巻き取り機に供給すると，繰り出し作業はわずか
な時間で終了する。したがって，巻き取り機に繰り出し
ボビンを確実に供給するためには，繰り出しボビンを確
実に準備しておかなければならない。
【０００３】糸端部を巻き取り箇所においてつかまれる
ように準備しておかなければならない繰り出しボビンの
ための準備装置は，順次に続く複数の準備ステーション
に分割されている。これらの準備ステーションは繰り出
しボビンの準備作業を段階的に行い，準備作業に要する
時間は各準備ステーションにおける作業時間によって決
定される。
ように準備しておかなければならない繰り出しボビンの
ための準備装置は，順次に続く複数の準備ステーション
に分割されている。これらの準備ステーションは繰り出
しボビンの準備作業を段階的に行い，準備作業に要する
時間は各準備ステーションにおける作業時間によって決
定される。
【０００４】このような多段の準備法はドイツ連邦共和
国特許出願公開第 39 19 542 号明細書に記載されてい
る。この場合まずコップの管の下端部に巻かれている予
備糸が管端部から取り外される。次いで，巻きパッケー
ジ全体にわたって急ピッチで巻かれている押え巻き糸が
取り外される。最後の準備ステーションにおいて糸端部
が吸い込みノズル内に吸い込まれ，糸端部の存在がセン
サでチェックされ，過剰の糸部分が切断され，次いで糸
の端部区分が管の上端部にルーズに巻き付けられる。こ
の糸端部区分は巻き取り箇所において再び容易につかむ
ことができる。この最後の準備ステーションの直前の準
備ステーションである引きずり糸切断装置あるいは予備
糸取り外し装置においては，糸端部をつかむため及び場
合によっては糸端部を繰り出すために，繰り出しボビン
は巻き取り方向とは逆方向に回転せしめられる。これに
よって，あるいは搬送中においても，糸端部が通常の巻
き取り方向とは逆方向に，いわゆる逆巻き糸として繰り
出しボビンに巻き付けられることがある。この逆巻き糸
はしばしば，通常の糸つかみがもはや自動的に行われな
いようにすることがある。
国特許出願公開第 39 19 542 号明細書に記載されてい
る。この場合まずコップの管の下端部に巻かれている予
備糸が管端部から取り外される。次いで，巻きパッケー
ジ全体にわたって急ピッチで巻かれている押え巻き糸が
取り外される。最後の準備ステーションにおいて糸端部
が吸い込みノズル内に吸い込まれ，糸端部の存在がセン
サでチェックされ，過剰の糸部分が切断され，次いで糸
の端部区分が管の上端部にルーズに巻き付けられる。こ
の糸端部区分は巻き取り箇所において再び容易につかむ
ことができる。この最後の準備ステーションの直前の準
備ステーションである引きずり糸切断装置あるいは予備
糸取り外し装置においては，糸端部をつかむため及び場
合によっては糸端部を繰り出すために，繰り出しボビン
は巻き取り方向とは逆方向に回転せしめられる。これに
よって，あるいは搬送中においても，糸端部が通常の巻
き取り方向とは逆方向に，いわゆる逆巻き糸として繰り
出しボビンに巻き付けられることがある。この逆巻き糸
はしばしば，通常の糸つかみがもはや自動的に行われな
いようにすることがある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の課題
は，コップ準備作業の効率を増大させることである。
は，コップ準備作業の効率を増大させることである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に，本発明の構成では最初に述べた形式の方法におい
て，吸い込みノズルに負圧を作用させた状態で，繰り出
しボビンの巻きパッケージの巻き取り方向とは逆方向に
繰り出しボビンを駆動する前に，繰り出しボビンを巻き
パッケージの巻き取り方向に回転させるようにした。
に，本発明の構成では最初に述べた形式の方法におい
て，吸い込みノズルに負圧を作用させた状態で，繰り出
しボビンの巻きパッケージの巻き取り方向とは逆方向に
繰り出しボビンを駆動する前に，繰り出しボビンを巻き
パッケージの巻き取り方向に回転させるようにした。
【０００７】
【発明の効果】繰り出しボビンをまず巻きパッケージの
巻き取り方向に回転させると，この回転方向は逆巻き糸
の巻き取り方向とは逆向きである。これによって，逆巻
き糸として例えばコップの巻きパッケージ上に位置する
糸端部を吸い込みノズル内の吸い込み流によってつかむ
ことができる。このためには普通はコップを１回転させ
て，コップの全周面に吸い込み流を作用させることで充
分である。一般的には，逆巻き糸はコップの全周の一部
分にわたって巻き付けられているにすぎないので，コッ
プを１回転させれば，逆巻き糸を確実につかむことがで
きる。
巻き取り方向に回転させると，この回転方向は逆巻き糸
の巻き取り方向とは逆向きである。これによって，逆巻
き糸として例えばコップの巻きパッケージ上に位置する
糸端部を吸い込みノズル内の吸い込み流によってつかむ
ことができる。このためには普通はコップを１回転させ
て，コップの全周面に吸い込み流を作用させることで充
分である。一般的には，逆巻き糸はコップの全周の一部
分にわたって巻き付けられているにすぎないので，コッ
プを１回転させれば，逆巻き糸を確実につかむことがで
きる。
【０００８】しかし，上流側の準備ステーションあるい
は糸自体の特別な事情によって長い逆巻き糸が形成され
るような場合には，コップを巻き取り方向に１回転より
も大きく回転させることもできる。このことは中央制御
装置において，あるいはその都度の準備ステーションに
おいて，調整することができる。逆巻き糸として繰り出
しボビンに巻き付けられている糸端部の，吸い込みノズ
ルに対する位置に応じて，つかみ時点も異なることにな
る。極めて早くつかまれた糸端部は場合によっては，ま
ず吸い込まれ，逆向き糸が取り外された後に，巻き取り
方向での引き続く回転によって，短時間で再び吸い込み
ノズルから出ることがある。しかしこの糸端部は，回転
方向が切り替えられると，吸い込みノズルによって改め
て簡単につかまれる。
は糸自体の特別な事情によって長い逆巻き糸が形成され
るような場合には，コップを巻き取り方向に１回転より
も大きく回転させることもできる。このことは中央制御
装置において，あるいはその都度の準備ステーションに
おいて，調整することができる。逆巻き糸として繰り出
しボビンに巻き付けられている糸端部の，吸い込みノズ
ルに対する位置に応じて，つかみ時点も異なることにな
る。極めて早くつかまれた糸端部は場合によっては，ま
ず吸い込まれ，逆向き糸が取り外された後に，巻き取り
方向での引き続く回転によって，短時間で再び吸い込み
ノズルから出ることがある。しかしこの糸端部は，回転
方向が切り替えられると，吸い込みノズルによって改め
て簡単につかまれる。
【０００９】これに対し，つかみ時点が遅い場合には，
つかまれた糸端部は吸い込みノズル内に吸い込まれたま
まであり，回転方向の切り替えの後にセンサによって極
めて迅速に認識される。これによって，糸端部探し時間
が，現在普通であるように，糸端部認識時点に関連して
いるとすれば，準備時間が短縮され，糸のむだが減少せ
しめられる。なかんずく，逆巻き糸が存在している場合
でも，本発明による方法によって，コップ準備作業の効
率が大きな経費を必要とすることなしに，著しく増大せ
しめられる。重要なことは，逆巻き糸が消滅する時点と
回転方向が切り替えられて糸の繰り出しが開始される時
点との間で，繰り出しボビンがその位置を変えず，同一
の吸い込みノズルの吸い込み空気が糸端部に作用し続け
ることである。もちろんこの場合，普通は一時的に生ぜ
しめられるにすぎない吸い込み空気が，繰り出しボビン
の巻き取り方向での回転位相の始めに既に作用している
ことも重要である。これによって，回転の開始の際に吸
い込みノズルに隣接して位置している糸端部は直ちにつ
かまれる。
つかまれた糸端部は吸い込みノズル内に吸い込まれたま
まであり，回転方向の切り替えの後にセンサによって極
めて迅速に認識される。これによって，糸端部探し時間
が，現在普通であるように，糸端部認識時点に関連して
いるとすれば，準備時間が短縮され，糸のむだが減少せ
しめられる。なかんずく，逆巻き糸が存在している場合
でも，本発明による方法によって，コップ準備作業の効
率が大きな経費を必要とすることなしに，著しく増大せ
しめられる。重要なことは，逆巻き糸が消滅する時点と
回転方向が切り替えられて糸の繰り出しが開始される時
点との間で，繰り出しボビンがその位置を変えず，同一
の吸い込みノズルの吸い込み空気が糸端部に作用し続け
ることである。もちろんこの場合，普通は一時的に生ぜ
しめられるにすぎない吸い込み空気が，繰り出しボビン
の巻き取り方向での回転位相の始めに既に作用している
ことも重要である。これによって，回転の開始の際に吸
い込みノズルに隣接して位置している糸端部は直ちにつ
かまれる。
【００１０】請求項２及び３には，本発明の有利な実施
態様が記載されている。
態様が記載されている。
【００１１】機械的な糸解離手段を付加的に使用する
と，それ自体で，あるいは巻きパッケージの糸とからみ
合っている逆巻き糸も確実にはがすことができる。
と，それ自体で，あるいは巻きパッケージの糸とからみ
合っている逆巻き糸も確実にはがすことができる。
【００１２】逆巻き糸は常に生じるのではなく，かなり
の頻度で生じるにすぎないので，逆巻き糸を取り除く手
段は，巻き取り機の搬送循環経路内に複数の準備装置が
設けられている場合には，たんに１つの準備装置内に設
けておけば充分である。この場合この準備装置はほかの
準備装置と異なって，糸端部つかみ機能を有しているの
で，この準備装置は搬送循環経路内でほかの準備装置よ
りも下流側に配置しておく。
の頻度で生じるにすぎないので，逆巻き糸を取り除く手
段は，巻き取り機の搬送循環経路内に複数の準備装置が
設けられている場合には，たんに１つの準備装置内に設
けておけば充分である。この場合この準備装置はほかの
準備装置と異なって，糸端部つかみ機能を有しているの
で，この準備装置は搬送循環経路内でほかの準備装置よ
りも下流側に配置しておく。
【００１３】
【実施例】以下においては，図面に示した実施例に基づ
いて本発明の構成を具体的に説明する。図１は，巻き取
り機３の搬送系の一部を概略的に示す。この搬送系にお
いては，コップ１及び管２４がキャディ２によって搬送
される。キャディ２は周知のように，中央に差しはめ心
棒を有し，この差しはめ心棒にコップ１若しくは管２４
が差しはめられて搬送される。
いて本発明の構成を具体的に説明する。図１は，巻き取
り機３の搬送系の一部を概略的に示す。この搬送系にお
いては，コップ１及び管２４がキャディ２によって搬送
される。キャディ２は周知のように，中央に差しはめ心
棒を有し，この差しはめ心棒にコップ１若しくは管２４
が差しはめられて搬送される。
【００１４】巻き取り機３へのコップ１の供給は，巻き
取り機３に沿って延びている供給経路４を介して行われ
る。この供給経路４から分岐経路８及び１９が分岐して
おり，これらの分岐経路８・１９は分配区間１２及び２
０を経て貯蔵区間２１に通じている。この貯蔵区間２１
は両方向に駆動される搬送ベルトを有しており，この搬
送ベルトは供給されたコップ１を横搬送区間２２に分配
する。この横搬送区間２２はコップ１の貯蔵区間と繰り
出し作業位置とを有している。糸の繰り出しを終了した
コップすなわち管２４はその都度の横搬送区間２２の端
部に導かれて，管戻しベルト２３に引き渡され，巻き取
り機３の始端部に戻される。
取り機３に沿って延びている供給経路４を介して行われ
る。この供給経路４から分岐経路８及び１９が分岐して
おり，これらの分岐経路８・１９は分配区間１２及び２
０を経て貯蔵区間２１に通じている。この貯蔵区間２１
は両方向に駆動される搬送ベルトを有しており，この搬
送ベルトは供給されたコップ１を横搬送区間２２に分配
する。この横搬送区間２２はコップ１の貯蔵区間と繰り
出し作業位置とを有している。糸の繰り出しを終了した
コップすなわち管２４はその都度の横搬送区間２２の端
部に導かれて，管戻しベルト２３に引き渡され，巻き取
り機３の始端部に戻される。
【００１５】貯蔵区間２１の駆動・横搬送区間への分配
及び繰り出し作業位置における停止については，ドイツ
連邦共和国特許出願公開第 39 19 542 号明細書に詳細
に記載されているので，ここで説明することは省略す
る。
及び繰り出し作業位置における停止については，ドイツ
連邦共和国特許出願公開第 39 19 542 号明細書に詳細
に記載されているので，ここで説明することは省略す
る。
【００１６】分岐経路８及び１９の分岐点５及び１５に
はセンサ６及び１３が配置されており，これらのセンサ
６・１３は転てつ器７及び１４と協働する。これによっ
て，コップ１を分岐経路８及び１９に，並びに場合によ
り更に別の分岐経路に，所定のプログラミングに従って
分配することができる。この分配は一般的には，各分岐
経路内に同数のコップ１が供給されるように，行われ
る。この場合センサ６及び１３はコップ１の通過を感知
し，中央の制御ユニット２５と協働して，所属の転てつ
器が相応して制御されるようにする。
はセンサ６及び１３が配置されており，これらのセンサ
６・１３は転てつ器７及び１４と協働する。これによっ
て，コップ１を分岐経路８及び１９に，並びに場合によ
り更に別の分岐経路に，所定のプログラミングに従って
分配することができる。この分配は一般的には，各分岐
経路内に同数のコップ１が供給されるように，行われ
る。この場合センサ６及び１３はコップ１の通過を感知
し，中央の制御ユニット２５と協働して，所属の転てつ
器が相応して制御されるようにする。
【００１７】図示の両方の分岐経路８及び１９はそれぞ
れ３つの準備ステーション９〜１１及び１６〜１８を有
している。それぞれ第１の準備ステーション９若しくは
１６は予備糸取り外し装置から成っている。それぞれ第
２の準備ステーション１０若しくは１７は押え巻き糸取
り外し装置である。もっとも下流側に配置されている準
備ステーション１１及び１８は糸つかみ装置兼チェック
装置兼切断装置である。これらの準備ステーションの構
造は，やはりドイツ連邦共和国特許出願公開第39 19 54
2 号明細書に記載されているので，詳細な説明は省略す
る。
れ３つの準備ステーション９〜１１及び１６〜１８を有
している。それぞれ第１の準備ステーション９若しくは
１６は予備糸取り外し装置から成っている。それぞれ第
２の準備ステーション１０若しくは１７は押え巻き糸取
り外し装置である。もっとも下流側に配置されている準
備ステーション１１及び１８は糸つかみ装置兼チェック
装置兼切断装置である。これらの準備ステーションの構
造は，やはりドイツ連邦共和国特許出願公開第39 19 54
2 号明細書に記載されているので，詳細な説明は省略す
る。
【００１８】糸つかみ装置兼チェック装置兼切断装置
（１１・１８）はそれぞれセンサを有しており，このセ
ンサは，糸端部がつかまれたことを感知して，中央の制
御ユニット２５にこのことを知らせる。糸端部のつかみ
に成功した場合には，この糸始端部をコップの所定の箇
所に巻き付けておけば，巻き取り箇所においても糸端部
のつかみに成功することになる。したがって，下流側の
分配区間１２若しくは２０は，準備されたコップ１を貯
蔵区間２１に供給するように，搬送方向を調整される。
これに対して，糸端部がつかまれなかった場合には，糸
つかみ装置兼チェック装置兼切断装置を出たコップ１
は，分配区間１２若しくは２０によって，再び供給経路
４に戻される。これによって，糸端部を糸結装置に供給
することのできないコップが巻き取り箇所に供給され
て，むだな動作ひいては時間遅れが生じることが避けら
れる。
（１１・１８）はそれぞれセンサを有しており，このセ
ンサは，糸端部がつかまれたことを感知して，中央の制
御ユニット２５にこのことを知らせる。糸端部のつかみ
に成功した場合には，この糸始端部をコップの所定の箇
所に巻き付けておけば，巻き取り箇所においても糸端部
のつかみに成功することになる。したがって，下流側の
分配区間１２若しくは２０は，準備されたコップ１を貯
蔵区間２１に供給するように，搬送方向を調整される。
これに対して，糸端部がつかまれなかった場合には，糸
つかみ装置兼チェック装置兼切断装置を出たコップ１
は，分配区間１２若しくは２０によって，再び供給経路
４に戻される。これによって，糸端部を糸結装置に供給
することのできないコップが巻き取り箇所に供給され
て，むだな動作ひいては時間遅れが生じることが避けら
れる。
【００１９】糸つかみ装置兼チェック装置兼切断装置
（１１及び１８）は，ドイツ連邦共和国特許出願公開第
39 25 851 号明細書に記載されているものと全く同じ
ように構成しておくこともできる。この場合，回転運動
をキャディ２及びコップ１に伝達する駆動装置も中央の
制御ユニット２５を介して制御することができる。制御
ユニット２５においては，巻き取り機の制御される部分
によって，逆巻き糸が形成される可能性が大きくかつ逆
巻き糸がコップ１の円周の大部分にわたって延びること
が示された場合に，コップ１を巻き取り方向に１回転よ
りも大きく回転させるかどうかを決定することも可能で
ある。いずれにせよ，遅くとも巻き取り方向でのコップ
１の回転の開始時に，糸つかみ装置兼チェック装置兼切
断装置（１１若しくは１８）の吸い込みスリットに負圧
が作用しているようにして，糸端部を直ちにつかみ得る
ようにしておかなければならない。またこの負圧はコッ
プの回転方向の切り替えの際にも中断されないようにす
る。
（１１及び１８）は，ドイツ連邦共和国特許出願公開第
39 25 851 号明細書に記載されているものと全く同じ
ように構成しておくこともできる。この場合，回転運動
をキャディ２及びコップ１に伝達する駆動装置も中央の
制御ユニット２５を介して制御することができる。制御
ユニット２５においては，巻き取り機の制御される部分
によって，逆巻き糸が形成される可能性が大きくかつ逆
巻き糸がコップ１の円周の大部分にわたって延びること
が示された場合に，コップ１を巻き取り方向に１回転よ
りも大きく回転させるかどうかを決定することも可能で
ある。いずれにせよ，遅くとも巻き取り方向でのコップ
１の回転の開始時に，糸つかみ装置兼チェック装置兼切
断装置（１１若しくは１８）の吸い込みスリットに負圧
が作用しているようにして，糸端部を直ちにつかみ得る
ようにしておかなければならない。またこの負圧はコッ
プの回転方向の切り替えの際にも中断されないようにす
る。
【００２０】準備ステーション９〜１１から成る準備装
置の下流側には，なお１つの準備装置（１６〜１８）が
存在しているので，糸つかみ装置兼チェック装置兼切断
装置（１１）において，まず巻き取り方向にコップを回
転させることを省略することも可能である。すなわち逆
巻き糸のためにこの糸つかみ装置兼チェック装置兼切断
装置（１１）において糸端部がつかまれなかった場合に
は，この準備されなかったコップ１は分配区間１２を介
して再び供給経路４に，次いで分岐経路１９の分岐点１
５を経て分岐経路１９に供給される。この糸つかみ装置
兼チェック装置兼切断装置（１８）は，糸つかみ装置兼
チェック装置兼切断装置（１１）と異なって，逆巻き糸
を取り外すために，まず巻き取り方向にコップを少なく
とも１回転させる。これによって，第１の準備装置（９
〜１１）において準備されなかったコップが自動的に確
実に準備される。
置の下流側には，なお１つの準備装置（１６〜１８）が
存在しているので，糸つかみ装置兼チェック装置兼切断
装置（１１）において，まず巻き取り方向にコップを回
転させることを省略することも可能である。すなわち逆
巻き糸のためにこの糸つかみ装置兼チェック装置兼切断
装置（１１）において糸端部がつかまれなかった場合に
は，この準備されなかったコップ１は分配区間１２を介
して再び供給経路４に，次いで分岐経路１９の分岐点１
５を経て分岐経路１９に供給される。この糸つかみ装置
兼チェック装置兼切断装置（１８）は，糸つかみ装置兼
チェック装置兼切断装置（１１）と異なって，逆巻き糸
を取り外すために，まず巻き取り方向にコップを少なく
とも１回転させる。これによって，第１の準備装置（９
〜１１）において準備されなかったコップが自動的に確
実に準備される。
【００２１】分岐経路１９の下流側に，準備装置を有す
る別の分岐経路が設けられている場合には，この別の分
岐経路の糸つかみ装置兼チェック装置兼切断装置におい
てだけ，最初にコップを巻き取り方向に回転させれば充
分である。
る別の分岐経路が設けられている場合には，この別の分
岐経路の糸つかみ装置兼チェック装置兼切断装置におい
てだけ，最初にコップを巻き取り方向に回転させれば充
分である。
【００２２】糸端部を解離する機械的な手段としては，
針コーム，金剛砂を付着させた条片その他の，可及的に
大きな摩擦値を有している接触部材が使用される。
針コーム，金剛砂を付着させた条片その他の，可及的に
大きな摩擦値を有している接触部材が使用される。
【図１】巻き取り機の搬送系の一部分を示した概略図で
ある。
ある。
１ コップ， ２ キャディ， ３ 巻き取り機， ４
供給経路， ５ 分岐点， ６ センサ， ７ 転て
つ器， ８ 分岐経路， ９〜１１ 準備ステーショ
ン， １２ 分配区間， １３ センサ， １４ 転て
つ器， １５ 分岐点， １６〜１８ 準備ステーショ
ン， １９ 分岐経路， ２０ 分配区間， ２１ 貯
蔵区間， ２２ 横搬送区間， ２３ 管戻しベルト，
２４ 管， ２５ 制御ユニット
供給経路， ５ 分岐点， ６ センサ， ７ 転て
つ器， ８ 分岐経路， ９〜１１ 準備ステーショ
ン， １２ 分配区間， １３ センサ， １４ 転て
つ器， １５ 分岐点， １６〜１８ 準備ステーショ
ン， １９ 分岐経路， ２０ 分配区間， ２１ 貯
蔵区間， ２２ 横搬送区間， ２３ 管戻しベルト，
２４ 管， ２５ 制御ユニット
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B65H 67/08
Claims (3)
- 【請求項１】 巻き替えプロセスのための繰り出しボビ
ンを準備する方法であって，準備ステーションにおいて
繰り出しボビンをその縦軸線を中心にして回転させ，取
り外された糸端部をつかみ，吸い込みノズル内に吸い込
む形式のものにおいて，吸い込みノズルに負圧を作用さ
せた状態で，繰り出しボビンの巻きパッケージの巻き取
り方向とは逆方向に繰り出しボビンを駆動する前に，繰
り出しボビンを巻きパッケージの巻き取り方向に回転さ
せることを特徴とする，巻き替えプロセスのための繰り
出しボビンを準備する方法。 - 【請求項２】 巻き取り機の搬送循環経路内に複数の準
備装置が設けられている場合に，最も下流側に位置する
準備ステーションにおいてのみ，繰り出しボビンをまず
その巻き取り方向に回転させ，上流側の準備装置におい
て準備を行うことができなかった繰り出しボビンは下流
側の準備装置に導くことを特徴とする，請求項１記載の
方法。 - 【請求項３】 巻き取り方向に繰り出しボビンを回転さ
せる間に，機械的な糸解離手段を付加的に使用すること
を特徴とする，請求項1又は2記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4328035.8 | 1993-08-20 | ||
| DE19934328035 DE4328035A1 (de) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | Verfahren zum Vorbereiten von Ablaufspulen für den Umspulprozeß |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0781848A JPH0781848A (ja) | 1995-03-28 |
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