JPH08143444A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

Info

Publication number
JPH08143444A
JPH08143444A JP32973894A JP32973894A JPH08143444A JP H08143444 A JPH08143444 A JP H08143444A JP 32973894 A JP32973894 A JP 32973894A JP 32973894 A JP32973894 A JP 32973894A JP H08143444 A JPH08143444 A JP H08143444A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cosmetic
placenta
molecular weight
extract
sterols
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32973894A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Shimomura
健次 下村
Kiyosuke Ueda
清資 上田
Hirobumi Kikumoto
博文 菊本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mikimoto Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Mikimoto Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mikimoto Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Mikimoto Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP32973894A priority Critical patent/JPH08143444A/ja
Publication of JPH08143444A publication Critical patent/JPH08143444A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 分子量分画を行った牛の胎盤抽出液と貝類肉
より得られたステロール類を含む化粧品。 【効果】 分子量分画を行った牛の胎盤抽出液と、貝類
肉より得たステロール類は、それぞれ単独で配合したと
きよりも高い保湿性の効果を発揮するとともに、当然で
あるが、各々が持っている、美白作用、細胞賦活作用等
も発揮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】安全性が高く、美白作用、細胞賦
活作用、保湿作用等に優れた化粧料。
【0002】
【従来の技術】牛の胎盤から得られた水溶性物質の化粧
品への利用は古くから行われている。その成分としては
水溶性ビタミン群:チミン、リボフラビン、ピリドキシ
ン、シアノコバラミン、ニコチン酸、パントテン酸、パ
ラアミノ安息香酸、ビオチン、フォック酸、イノシトー
ルや、アミノ酸群:アルギニン、シスチン、ロイシン、
ヒスチジン、グルタミン酸、イソロイシン、リジン、メ
チオニン、フェニルアラニン、スレオニン、トリプトフ
ァン、バリン、セリン、アラニン、ヒドロキシプロリ
ン、アスパラギンや、ミネラル群:カルシウム、ナリウ
ム、カリウム、塩素、珪酸、マグネシウム、銅、コバル
ト、鉄や、その他の成分:アルカリホスファタゼ、コレ
ステロール、コレステロールエステル、デオキシリボ核
酸などが含まれていることが知られている。そしてその
効果としては、皮膚の組織呼吸の作用;メラニン形成阻
害;皮膚柔軟化作用;小じわ、肌あれの改善などが報告
されている。現在まで、胎盤抽出液の有効性を上げるた
めに特願昭62−116519号公報のように高分子成
分に着目して種々の検討がなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者が、従来の牛
の胎盤から得られた水溶性物質のアレルギー試験を行っ
た結果、いずれの検体にも、陽性反応を示し、その中に
感作性物質が含まれていることが分った。しかし、この
アレルギー源となる物質を除去すれば、同時に胎盤抽出
液の有効性も失われることが憂慮された。本発明の目的
は、これらの生物由来原料より感作性物質が少なく、美
白作用、細胞賦活作用、保湿作用等を保持した化粧品原
料を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は前記課題を解
決するため鋭意研究を行った緒果、水溶性胎盤抽出液の
分子量分画により有効性を保持しつつ、感作性物質を除
去できることを見いだした。さらに、すでに多年にわた
って食用に供され、人体に対する安全性が確認されてい
る物質をスクリーニングして調べ、保湿剤として利用価
値のあるものを検討した。その結果、該抽出液と貝類肉
より得たステロール類とを混合して用いることによって
非常に強い保湿性を発揮することがわかった。
【0005】即ち本発明は健康な牝牛の胎盤より血液等
の不純物を洗浄、除去後、粥状胎盤となし、水溶性成分
のみを低温下で抽出を行い、更に遠心分離及び無菌濾過
を行って水溶性胎盤抽出液を得、該抽出液を限外濾過又
はゲル濾過にかけて、分子量分画を行うが、分子量分画
の限界分子量を900〜1100の範囲として、この限
界分子量超の成分を除去することを特徴とする抽出物と
貝類肉の酸性多糖を含む化粧料である。胎盤としては妊
娠3〜4箇月の健康な牝牛の胎盤が好ましい。動物抽出
成分は蛋白分解物を主成分とするので、一定分子量を超
える成分は、感作性を有することが予想された。しかし
一方、ある分子量を超える成分を除去することは水溶性
胎盤抽出液の有効性の一部を除去する結果となることも
考えられる。本発明者は、水溶性胎盤抽出物の分子量約
1000超の成分を除去してみたところ、感作性をなく
すことができ、しかも細胞賦活、メラニン形成阻害、皮
膚柔軟化作用、小じわ、肌あれの改善の有効性は保持さ
れていることが各種の実験によて証明された。
【0006】次に各原料の製造方法を詳述する。 〔牛胎盤抽出液〕妊娠3〜4箇月の健康な牝牛の胎盤よ
り血液等の不純物を洗浄除去する。胎盤は通常凍結した
形態で入手するので、解凍した後、組織を細砕できる方
法例えばミンチの機械、ミキサー、ホモジスパー等で細
砕する。これら総ての操作は5℃以下程度の低温で実施
しなければならない。従って細砕に当っても発熱する方
法は取れないのと、この後、組織内の血液等の不純物を
除去する工程があるので、余りすり潰して有効成分の流
出をまねくことも好ましくない。血液等の不純物を除去
する工程は、圧搾機で行うのが好ましい。最終工程で、
限外濾過の工程があるので厳密に行う必要はない。この
後、ブタノール水溶液を抽出溶媒として加えるが、ブタ
ノールの濃度は15〜50重量%が好ましい。加える溶
媒の量は、胎盤の湿重量の2〜5倍が適当である。ブタ
ノール水溶液を加えた後、よく攪拌均質化して、水溶性
成分を低温下で抽出を行う。そして、固体相等の溶解し
ない部分を濾過或いは遠心分離を行って除き、静置して
ブタノール層を除き、酢酸、クエン酸等で弱酸性、好ま
しくはPH4.5〜5.0に調整し、攪拌する。この操
作によて生じた沈澱、浮遊物等を遠心分離して除く。更
にブタノールを完全に取り除くため、減圧濃縮する。こ
の濃縮は元の量の3分の1〜10分の1位になるように
実施する。得られた液に防腐剤とエタノールを加える
が、最後の工程に凍結乾燥の工程を加えて粉末状にする
場合には、この必要はない。またエタノールは、この化
粧品原料を貯蔵しておくとき、脂肪酸等の影響で沈澱を
生じるおそれがあるので添加するが、その濃度は2〜1
0重量%が適当である。この液から、感作性成分を除去
するために限外濾過又はゲル濾過の方法で分子量分画を
行う。この分子量分画は、限界分子量を約1000とし
て分画するが、限外濾過等の精度を考慮すると、この限
界分子量が900〜1100の間にあればよい。限界分
子量が900未満であれば、化粧品原料としての有効成
分が失われるおそれがあり、又1100超であると感作
性成分が残ってくるおそれがあって好ましくない。この
後、メンブランフィルター等を用いて菌濾過を行い、本
発明の化粧品原料を得る。最終的に凍結乾燥等の方法を
実施して、粉未状にすることも可能である。これらの諸
工程はすべて低温下で、好ましくは5℃以下の温度で実
施する。
【0007】〔貝類肉より得たステロール類〕貝類肉を
粉砕し、乾燥し、有機溶媒で脂質を抽出し、該抽出液よ
り有機溶媒を除去した後の抽出物をケン化した後、エー
テルで抽出し、該エーテル抽出液よりエーテルを除去し
た後の抽出物をメタノールで再結晶させる化粧品原料の
製造方法である。貝類肉としては、食用には不適で、そ
のまま廃棄すれば海洋汚染の恐れのあるアコヤ貝肉類に
適用すれば一石二鳥である。先ず、貝類肉を細断し、細
かい粒子に粉砕する。次いでこれを乾燥し、有機溶媒で
脂質を抽出する。有機溶媒としては、クロロホルム、ア
セトン、エーテル、エタノール、メタノール等の脂質を
溶解するもの、特にエステル型ステロール類を含むステ
ロール類を溶解するものであれば利用することが出来
る。溶媒除去の後工程で除去しやすい溶媒がよりよいの
は勿論である。これらの有機溶媒は1種によって抽出し
ても良いが、2種以上の有機溶媒を用いても良い。抽出
する方法としては、ソックスレー抽出装置を用いる方
法、あるいは貝類肉を細かく細断し、有機溶媒と混合
し、遠心分離等で有機溶媒相と不溶物相を分離する方法
などを使用することが出来る。これら有機溶媒抽出液に
混在する脂肪を加水分解して除去するため、先ず該有機
溶媒を蒸留等によって留去する。次に蒸留残の抽出物を
ケン化して、混在する脂質を加水分解する。ケン化はケ
ン化反応が起こる条件であれば、どのような方法でも良
いが、0.5〜2.0規定の水酸化カリウムエタノール
液又は水酸化ナトリウムエタノール液を加えて、環流さ
せながら1.5〜3時間加熱する方法が好適である。こ
のケン化終了後、ケン化した溶媒に不溶で、ステロール
類が可溶な有機溶媒を加えて混合し、有機溶媒相を分離
する。このケン化液から抽出溶媒としてはエーテル、石
油エーテル、クロロホルム、高沸点のフレオン等が好適
である。この抽出液から、有機溶媒を蒸留などによって
除去し、残った抽出物に対してメタノール或いはエタノ
ール等の低級アルコールを溶媒として再結晶させ、ステ
ロール類を精製する。このように貝肉類に対して、粉
砕、乾燥、抽出の処理をすることによって残さは、極め
て処理のしやすい乾燥粉体となり、海洋汚染などの問題
を解決し得る。また精製したステロール類は、エマルジ
ョンに配合すると、乳化助剤として働き、経時安定性が
増し、エマルジョンがきれいになり、つやが良好にな
る。これらのステロール類は、人皮膚上にも元来存在し
ている物質で安全性は極めて良好である。後記の実施例
でも明らかになるように化粧品に配合する事によって、
皮脂の役割を補い、皮膚が持っている機能を高め、保湿
や生体防御機能を高める。これらの物質を他の化粧品原
料例えばスクワラン、ホホバ油等の液状油、ミツロウ、
セチルアルコール等の固体油、各種の活性剤、グリセリ
ン、1,3ブチレングリコール等の保湿剤や各種薬剤等
を添加してさまざまな剤形の化粧料を調整することがで
きる。例えばローション、クリーム、乳液、パック等で
目的に応じて利用形態を考えればよい。
【0008】〔製造例〕以下に製造例によって、本発明
を更に具体的に説明するが、本発明は、この製造例によ
って何等限定されるものではない。%は乾燥重量当りで
ある。 (製造例1) 〔牛胎盤抽出液〕妊娠3〜4箇月の健康な牝牛の新鮮な
胎盤100kgの凍結物を融解後、ミンチ機械にて細砕
した。これを圧搾機で血液等を除き、これに精製水50
リットルとブタノール100リツトルとを加えて、4℃
で10時間攪拌均質化した。遠心分離し、沈降した部分
を除き、上澄を濾過した。これを静置してブタノール層
を捨てた。酢酸でpH4.7に調整し、3時間攪拌した
の遠心分離し静置した。遠心分離し、沈降した部分を除
き、上澄を濾過した。これを200リツトルになるまで
減圧濃縮した。この液を限外濾過で分子量1000超の
成分を除去した。この分子量1000以下の成分を後記
の化粧品原料の実施例で得た胎盤抽出液とした。この限
外濾過前の水溶性胎盤抽出液全体を比較製造例1とし、
分子量10000以上の成分を比較製造例2、分子量1
000〜10000の成分を比較製造例3、分子量10
00以下の成分を製造例1と表示する。 (製造例2) 〔貝類肉より得たステロール類〕 a. 貝殻を取り除いたアコヤ貝100kgを加熱し、
変性後、ミキサーで粉砕した。 b. これを凍結乾燥した後、アセトンを50lを加え
てよく混合した。 c. これを遠心分離した後、蒸発処理し、アセトンを
留去した。 d. 残った抽出物に1規定の水酸化カリウムエタノー
ル溶液を0.5l加えてよく混合し、2時間環流させな
がら加熱した。 e. このケン化物を冷却後、エーテルを2l加えて、
よく混合し、エーテル相のみを分離した。このエーテル
相蒸発処理し、エーテルを留去して求めるステロール類
の抽出物を得た。 f. この抽出物にメタノールを加え、再結晶させて精
製した。 収量は38gであった。試験方法は次の方法によった。 (1)感作性試験(Maximization Tes
t) ハトレー系白色モルモット15匹を用い、10匹は感作
処置用、5匹は誘発時の対照とする。(対照群は検体を
皮膚に塗布したとき、感作性以外の反応(1次刺戟)が
あるかをみて、感作群と比較するための群である。) (感作1) 肩甲骨上皮膚を刈毛しアジュバント(免
疫増強剤)検体、検体+アジュバントをそれぞれ左
右2ケ所0.05mlずつ皮内注射する。(1週間経
過) (感作2)同部位に10%ラウリル硫酸ナトリム(SL
S)を塗布し、さらに24時間後、検体0.2mlを4
8時閉塞貼布した。(2週間経過) (誘発)腹側部を刈毛し、検体0.2mlを開塞貼布し
た。(24時間経過) (誘発とは感作1、2で抗原抗体反応で体内に抗体が生
成された後、もう一度抗原を塗布してアレルギー反応が
起るかどうかを見ることをいう。) (判定)貼付除去後1、24、48、72時間後に判定
する。 (判定基準) Score 0:肉眼的に変化なし 1:軽度またはまばらな紅斑 2:中等度の紅斑 3:強度の紅斑および浮腫 10匹のscoreを合計して平均値を表示する。 (2) 細胞毒性、細胞賦活性試験 カバーガラスの入った6cmのシャレーにEagle
MEM(牛胎児血清20%)培地を5mlずつ分注 JTC−17細胞(毒性試験=30万個、賦活性試験=
20万個)浮遊液を添加5%CO,36℃,48時間
培養 緩衝液PBS(−)(NaCl 8.0g,KCl
0.2g,NaPO1.15g;KH2PO4
0.2gを含む緩衝液)で2度洗浄 毒性試験 PBS(−)で各濃度に希釈した試料3mlを加え、3
6℃,60分培養後、Eagle MEM(牛胎児血清
20%)培地7ml分注し、5%CO36℃,8時間
培養、固定、染色、判定 賦活性試験 Eagle MEM(無血清)培地で各濃度に希釈した
試料5mlと牛胎児血清0.05mlを加え、5%CO
36℃,8時間培養、固定、染色、判定 ◇細胞毒性・細胞賦活性試験判定基準 〔1〕細胞数による判定(異常細胞数も含む) 〔2〕 細胞形態による判定 第3表、第4表において、最初の数字は細胞数による判
定結果を、括弧内の数字は細胞形態による判定結果を示
す (3) メラニン生成抑制試験 Eagle MEM培地に牛胎児血清10%および試料
を加え、検体とする。6cmシャーレに検体を入れ、B
16細胞1×10cell/0.1mlを加え、5%
CO、37℃で培養し3日目に検体を交換する。(培
養細胞は付着性であるので、培養3日目に培養瓶を使け
て培養液のみを捨てて、検体の入った培養液を培養瓶の
中に入れて再度培養することを意味する。) 培養6日目に細胞を剥離し(付着性であるので物理的に
剥離)遠心分離して、白色化度を観察する。 (判定基準)白色度による判定 Score −:自色化なし +:わずかに白色化 ++:明らかな白色化 +++:強い白色化 ++はメラニン生成抑制能力があることを表わし、+が
多い程、メラニン生成抑制能力が強いことを示す。 以下の試験に於ける検体濃度は固形分の%である。
【0013】次に製造例により製造した胎盤抽出液とス
テロール類を配合した化粧品の実施例を示すと共に、該
化粧品の有効性の確認試験の結果を示す。 (実施例1)エモリエントクリーム1 (重量%) A 流動パラフィン 5.0 ミリスチン酸オクチルドデシル 3.0 ホホバ油 2.0 ラノリン 2.0 セタノール 5.0 ステアリン酸 4.0 パルミチン酸 4.0 グリセリンモノステアレート 3.0 ポリオキシエチレン(20モル)セチルエーテル 1.0 酸化防止剤 0.2 B 精製水 51.1 トリエタノールアミン 1.0 1,3プチレングリコール 7.0 プロピレングリコール 5.0 防腐剤 0.2 C 製造例1で得た胎盤抽出液 5.0 製造例2で得たステロール類 1.0 D 香料 0.5 AとBとをそれぞれに計量し、約70℃に加温しAを攪
拌しBを徐々に加えて60℃になったら、CとDを加え
て室温まで冷却する。 (実施例2)ローション A 香料 0.1 スクワラン 0.2 ポリオキシエチレン(25モル)オレイルエーテル 3.0 ポリオキシエチレン(20モル)ソルビタンモノオレエート 2.0 B 精製水 68.5 グリセリン 8.0 ジプロピレングリコール 2.0 ポリエチレングリコール1000 5.0 カルボキシビニルポリマー(1.0%水溶液) 5.0 製造例1で得た胎盤抽出液 5.0 製造例2で得たステロール類 1.0 防腐剤 0.2 Aを計量し、約70℃に加温、攪拌しつつ冷却する。A
を攪拌しつつ、Bを加える。
【0014】(比較実施例・1)実施例・1の製造例1
で得た胎盤抽出液をA社製の胎盤抽出液に置き換え、そ
の他は同様にしてエモリエントクリームを作成した。 (有効性の確認方法)実施例・1と比較実施例・1を1
02名の女姓(18〜54才)で試験を行った。テスト
方法はランダムに51名ずつに分け、1群は実施例・1
を、他方は比較実施例・1を1ヶ月間使用してもらっ
た。その結果、刺激があるとした人の人数は 実施例・1 0名 比較実施例・1 3名 であった。
【0015】使用テスト 女性7名づつの顔面を左右に分け、一方を実施例、もう
一方を比較例として毎日、1回以上使用してもらって、
1週間後、アンケートした。 比較例1・ 実施例1より貝類肉より得たステロール類
を除いたもの 比較例2・ 実施例1より胎盤抽出液を除いたもの 比較例3・ 実施例1より貝類肉より得たステロール類
と胎盤抽出液を除いたもの 比較例4・ 実施例2より貝類肉より得たステロール類
を除いたもの 比較例5・ 実施例2より胎盤抽出液を除いたもの 比較例6・ 実施例2より貝類肉より得たステロール類
と胎盤抽出液を除いたもの 判定基準は以下のようでアンケートの結果をまとめたの
が以下の表である。 実施例の方が非常によい 3 実施例の方がかなりよい 2 実施例の方がややよい 1 差がない 0 比較例の方がややよい −1 比較例の方がかなりよい −2 比較例の方が非常によい −3
【0012】
【0013】
【発明の効果】製造例の胎盤抽出液を分子量分画した各
成分の試験結果をみると、細胞賦活性においては、抽出
液全体及び他の分子量1000超の成分と変わりない
が、細胞毒性においては、抽出液全体及び他の成分より
はるかに微弱となっている。メラニン生成抑制効果にお
いても、抽出液全体および他の成分よりも抑制能力が強
い。特に本発明で目的とする感作性の点については、本
発明方法で製造した分子量1000以下の成分は、他の
成分が感作性が中であるのに対し、全く感作性が認めら
れない。さらに、牛の胎盤抽出物と貝類肉より得たステ
ロール類をそれぞれを単独で使用した化粧品よりも、保
湿性の点で有意な差が認められた。即ち本発明によれ
ば、分子量分画した牛の胎盤抽出物と貝類肉より得たス
テロール類を共に化粧品に配合する事により、感作性も
少なく、単独で配合するよりも優れた保湿性の効果を発
揮する。また、当然であるが、各々が持っている作用、
美白作用、細胞賦活作用等も発揮する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】健康な牝牛の胎盤より血液等の不純物を洗
    浄、除去後、粥状胎盤となし、水溶性成分のみを低温下
    で抽出を行い、更に遠心分離及び、無菌濾過を行って水
    溶性胎盤抽出液を得、該抽出液を限外濾過又はゲル濾過
    にかけて、分子量分画を行うが、分子量分画の限界分子
    量を900〜1100の範囲として、この限界分子量超
    の成分を除去した液と、貝類肉より得たステロール類を
    主成分とする化粧料。
JP32973894A 1994-11-22 1994-11-22 化粧料 Pending JPH08143444A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32973894A JPH08143444A (ja) 1994-11-22 1994-11-22 化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32973894A JPH08143444A (ja) 1994-11-22 1994-11-22 化粧料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08143444A true JPH08143444A (ja) 1996-06-04

Family

ID=18224730

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32973894A Pending JPH08143444A (ja) 1994-11-22 1994-11-22 化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08143444A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10236941A (ja) * 1997-02-21 1998-09-08 Noevir Co Ltd 皮膚外用剤
FR2850574A1 (fr) * 2003-02-04 2004-08-06 Robert Wan Holding Composition cosmetique regenerante et procede d'extraction de lipides a partir de mollusques nacriers

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10236941A (ja) * 1997-02-21 1998-09-08 Noevir Co Ltd 皮膚外用剤
FR2850574A1 (fr) * 2003-02-04 2004-08-06 Robert Wan Holding Composition cosmetique regenerante et procede d'extraction de lipides a partir de mollusques nacriers

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6362825B2 (ja) 水棲動物軟骨抽出物
JP2003300858A (ja) 皮膚外用剤
JPH08245409A (ja) 皮膚外用剤及び浴用剤
JP2003192566A (ja) 化粧料
JP3263409B2 (ja) 皮膚外用剤
JP2004075562A (ja) 皮膚外用剤
JP2001335457A (ja) 抗酸化剤およびこれを含有する皮膚外用剤
JPH08143444A (ja) 化粧料
JP3342050B2 (ja) 化粧料
JP3650295B2 (ja) アコヤ貝由来の化粧料原料
JPS61205204A (ja) 皮膚外用剤
JPH08157348A (ja) 化粧料
JP3105664B2 (ja) 皮膚外用剤
JP2003192567A (ja) 化粧料
JPS5815918A (ja) アロエ樹液の精製方法
JPS6056911A (ja) 皮膚処理用組成物
JPH08143443A (ja) 化粧料
JPH0665041A (ja) 皮膚外用剤
JP2003335625A (ja) 皮膚外用剤
JPH08143445A (ja) 化粧料
JPS61254510A (ja) 皮膚外用剤
JPH09176030A (ja) 皮脂分泌促進剤
JP2003171256A (ja) 皮膚外用剤
JPH0515685B2 (ja)
WO2023132120A1 (ja) 抽出物の製造方法、化粧品の製造方法、及び経口物の製造方法