JPH0814269B2 - 動力装置のエアクリ−ナ装置 - Google Patents

動力装置のエアクリ−ナ装置

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JPH0814269B2
JPH0814269B2 JP62018287A JP1828787A JPH0814269B2 JP H0814269 B2 JPH0814269 B2 JP H0814269B2 JP 62018287 A JP62018287 A JP 62018287A JP 1828787 A JP1828787 A JP 1828787A JP H0814269 B2 JPH0814269 B2 JP H0814269B2
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JP
Japan
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transmission case
air cleaner
transmission
winding
air
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JP62018287A
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JPS63186957A (ja
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良訓 山内
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Yamaha Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、エンジンと一体の伝動ケース内にVベルト
変速機などの巻掛伝動装置を収容した動力装置に適用さ
れるエアクリーナ装置に関するものである。
(発明の背景) スクータなどの車輌では、エンジンと一体的に伝動ケ
ースを設け、この伝動ケースの後端に後輪を設けて動力
ユニットを形成し、この動力ユニット全体を車体に対し
て上下に揺動自在に取付け、いわゆるユニットスイング
式懸架装置を形成したものがある。この種のものではユ
ニット化した動力装置を小型化してその上下可動範囲を
大きく確保するのが望ましい。通常はこの動力装置には
エアクリーナや気化器も一体的に固定するが、従来はエ
アクリーナを伝動ケースの上方に固定していたため動力
装置が大型化するという問題があった。
そこで伝動ケース内にエアクリーナを配設することが
提案された(例えば実開昭57−150256号)。しかしこれ
は伝動ケース内を通過した空気をエアクリーナに吸入す
るものであるため、伝動ケース内にゴミやほこりが入り
伝動装置のベルト等を傷めるという問題があった。また
この既提案のものは伝動ケースを分解しなければフィル
タを交換できず、整備性が悪いという問題もあった。さ
らにエアクリーナから吸気をエンジンに導く吸気管は伝
動ケースの後輪側の面に接続されているため長くなり配
管が複雑になるという問題もあった。
(発明の目的) 本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、
エアクリーナを伝動ケース内に収容して動力装置の小型
化を図る一方、動力装置のベルト等をゴミや、ほこりに
より傷めるおそれがなく、エアクリーナの整備性が良好
であり、さらに吸気管の配管が単純になる動力装置のエ
アクリーナ装置を提供することを目的とする。
(発明の構成) 本発明によればこの目的は、エンジンのクランクケー
スの一側に一体的に設けられた伝動ケースに、エンジン
出力を駆動輪に伝える巻掛伝動装置を収容した動力装置
において、前記伝動ケースには、前記巻掛伝動装置の巻
掛伝導体で囲まれる空間を横断し前記伝動ケース内の空
間から隔離されかつこの伝動ケースの外側面に開口する
エアクリーナ室を形成し、このエアクリーナ室の前記伝
動ケース外側面の開口を塞ぐようにフィルタを設け外気
をこのフィルタを通して前記エアクリーナ室へ導く一
方、前記巻掛伝動体よりも前記伝動ケース内側面側の上
面に、吸気をエンジンに導く吸気管を接続したことを特
徴とする動力装置のエアクリーナ装置、により達成され
る。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例を一部断面した平面図、第
2図は同じく左側面図、第3図は第2図におけるIII−I
II線端面図、また第4図はこの実施例を用いた2輪スク
ータの側面図である。
第4図において符号10は車体フレーム、12は前フォー
ク、14は操向前輪、16は操向ハンドルレバー、18は運転
シートである。
20は動力装置であり、2サイクル単気筒エンジン22
と、このエンジン22のクランクケース24の左端から後方
へのびる伝動ケース26と、この伝動ケース26に収容され
たVベルト自動変速機からなる巻掛伝動装置28と、伝動
ケース26の後端に保持された駆動後輪30とを備える。こ
の動力装置の前部はピボット軸32により車体フレーム10
に上下揺動自在に軸支され、後部は筒型クッションユニ
ット34により支持されている。
エンジン22のクランク軸36の左端は第1図に示すよう
に伝動ケース26内に突出し、この突出端にはVベルト伝
動装置28の駆動プーリ38が取付けられている。伝動ケー
ス26内の後部には従動軸40が設けられ、この従動軸40に
は従動プーリ42および遠心式自動クラッチ44が装着され
ている。駆動プーリ38と従動プーリ42とには巻掛伝動体
としてのVベルト46が巻掛けられている。
駆動プーリ38の右側の可動プーリ半体38aはクランク
軸36上を軸方向にスライド可能であり、重錘48に加わる
遠心力によってエンジン回転速度の増加に対応して左側
の固定プーリ半体38b方向への押圧力が増加する。また
従動プーリ42の左側の可動プーリ半体42aは、右側の固
定プーリ半体42b側へコイルばねにより押圧されてい
る。従ってエンジン回転速度の増減に対応して、駆動プ
ーリ38におけるベルト46の巻掛半径が増減し、伝動装置
28の減速比は減少または増加してゆく。従動プーリ42の
回転が一定速度以上になると、その回転は遠心式自動ク
ラッチ44を介して従動軸40に伝えられる。この従動軸40
の回転はアイドル歯車50、後輪軸52を介して後輪30に伝
えられる。
伝動ケース26には、Vベルト46で囲まれる空間を横断
するエアクリーナ室54が形成されている。すなわち伝動
ケース26は左右割りの2つの半体からなり、左半体26a
にはVベルト46の間を通り左右に開く筒状の壁56が一体
成形され、右半体26bにはこの壁56の右端面に密着し左
側に向って開く凹部を形成する壁58が一体成形されてい
る。従って両半体26a,26bを密着させた時には、伝動ケ
ース26内の空間から隔離されかつこの伝動ケース26の左
側面(外側面)に開口するエアクリーナ室54が形成され
る。
なおこの伝動ケース26の左半部26aには前記駆動プー
リ38の左側に対向する窓60が設けられている。またこの
プーリ38の固定プーリ38bにはファン38cが一体成形され
ている。
62は湿式のフィルタ、64は側面カバーである。フィル
タ62は発泡ウレタンなどにオイルをしみ込ませたもので
ある。このフィルタ62は伝動ケース26の左側面の2つの
開口、すなわちエアクリーナ室54の開口と窓60とを塞ぐ
ように位置合わせされたうえ、側面カバー64と左半体26
aとの間に挾持される。側面カバー64には、第3図に示
すように伝動ケース26の左側面から下面に回り込むよう
に折曲する外気導入路66が形成されている。またこの側
面カバー64にはこの外気導入路66に入った外気の一部を
窓60側へ導き、他をエアクリーナ室54へ導くための仕切
壁68が一体成形されている。
70はゴム製の吸気管であり、伝動ケース26の上面から
起立している。すなわち伝動ケース26の左・右半体26a,
26bの合面間に吸気管70はほぼ垂直に挾持されている。
この吸気管70の下端はエアクリーナ室54内に開口し、そ
の上端は前方へ向って折曲されている。この上端は気化
器72を介してエンジン22のクランクケース24に接続され
ている。
この実施例によれば、外気は伝動ケース26の下面に開
口する外気導入路66に導かれ、フィルタ62を通ってエア
クリーナ室54に入る。この外気はさらに吸気管70を通り
気化器72において燃料が混合され、この混合気がクラン
クケース24内に吸入される。混合気はピストンの上下動
に伴ってクランクケース24内で予圧され、掃気通路を通
り燃焼室に導かれる。
またエンジン22の運転に伴い、駆動プーリ38が回転
し、ファン38cは窓60から外気を伝動ケース26内に吸入
する。すなわち外気導入路66に入った外気の一部は仕切
壁68に導かれフィルタ62を通り伝動ケース26内に入る。
この外気は伝動ケース26内の伝動装置28の各部を冷却し
た後、伝動ケース26の後輪に設けた排出孔74(第1図)
から排出される。
フィルタ62の洗浄や交換を行う際には、側面カバー64
を数個のビスを抜くことにより取外せばよい。
以上の実施例における伝動装置28はVベルトを用いた
ものであるが、本発明はチェーン等他の巻掛伝導体を用
いたものも包含する。
(発明の効果) 本発明は以上のように、巻掛伝導体で囲まれる空間を
横断し伝動ケース内の空間から隔離されかつこの伝動ケ
ースの外側の側面に開くようにエアクリーナ室を形成
し、このエアクリーナ室の伝動ケース外側に設けたフィ
ルタを通して外気を吸入するから、伝動ケース内に外気
が直接流入することがない。このため伝動装置のベルト
等をほこりやゴミなどにより傷めるおそれがない。
またフィルタは伝動ケースの外側面に取付けられてい
るので、その交換などの整備性が良好である。さらに吸
気管は伝動ケースの上面から起立するので、後輪等との
干渉がおこりにくく、吸気管の配管が単純になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を一部断面した平面図、第2
図は同じく左側面図、第3図は第2図におけるIII−III
線端面図、また第4図はこの実施例を用いた2輪スクー
タの側面図である。 20……動力装置、 22……エンジン、 24……クランクケース、 26……伝動ケース、 28……巻掛伝動装置、 30……駆動後輪、 46……巻掛伝動体としてのVベルト、 54……エアクリーナ室、 62……フィルタ、 70……吸気管。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンのクランクケースの一側に一体的
    に設けられた伝動ケースに、エンジン出力を駆動輪に伝
    える巻掛伝動装置を収容した動力装置において、 前記伝動ケースには、前記巻掛伝動装置の巻掛伝導体で
    囲まれる空間を横断し前記伝動ケース内の空間から隔離
    されかつこの伝動ケースの外側面に開口するエアクリー
    ナ室を形成し、このエアクリーナ室の前記伝動ケース外
    側面の開口を塞ぐようにフィルタを設け外気をこのフィ
    ルタを通して前記エアクリーナ室へ導く一方、前記巻掛
    伝動体よりも前記伝動ケース内側面側の上面に、吸気を
    エンジンに導く吸気管を接続したことを特徴とする動力
    装置のエアクリーナ装置。
JP62018287A 1987-01-30 1987-01-30 動力装置のエアクリ−ナ装置 Expired - Lifetime JPH0814269B2 (ja)

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JPS63186957A JPS63186957A (ja) 1988-08-02
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JPS63186957A (ja) 1988-08-02

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