JPH08142434A - インクシートカセット - Google Patents

インクシートカセット

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Publication number
JPH08142434A
JPH08142434A JP27914194A JP27914194A JPH08142434A JP H08142434 A JPH08142434 A JP H08142434A JP 27914194 A JP27914194 A JP 27914194A JP 27914194 A JP27914194 A JP 27914194A JP H08142434 A JPH08142434 A JP H08142434A
Authority
JP
Japan
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ink sheet
reel
cassette
winding
ink
Prior art date
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Pending
Application number
JP27914194A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirofumi Iwakawa
浩文 岩川
Kazuyoshi Miyazaki
和義 宮崎
Tomoo Atsumi
智雄 渥美
Taiichi Koyama
泰一 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP27914194A priority Critical patent/JPH08142434A/ja
Publication of JPH08142434A publication Critical patent/JPH08142434A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 廃棄する部品の少ない、かつ誤使用をを防止
し、取り扱い容易なインクシートカセットを提供するこ
とを目的とする。 【構成】 カセット本体と本体に内蔵された着脱可能な
インクシート供給リールとインクシート巻き取りリール
とで構成され、インクシート使用終了後、巻き取りリー
ルのみ新たな供給リールと交換し、カセット本体を装置
に逆方向に装着して使用する。また、カセット装着時、
誤って逆方向に装着した場合記録動作をしないように、
マーク検出手段と異なった位置にマークが配置されるよ
うにインクシート上にマークを設けている。また、記録
終了した巻き取りリールを覗き見ることが可能なように
カセット本体に窓を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、転写型インクが塗布さ
れたインクシートを内蔵したインクシートカセットに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に従来のインクシートカセットを装
着した状態のプリンタ装置記録部の概略図を示す。同図
において、15はインクシートを示し、熱によって転写
されるインクが塗布されている。16は巻き取りリール
を示し、使用後のインクシート15を巻き取る。17は
供給リールを示し、未使用のインクシート15を巻回
し、巻き取りリール16との間にインクシート15を張
架している。18はカセット本体であり一般に合成樹脂
製のケース上部18aおよびケース下部18bで構成され、上
下に分離可能に係合させているかあるいは、超音波溶着
等で上下に分離不可能に接合されている。19はサーマ
ルヘッドであり、電流を印加することによって発熱す
る。20は記録紙であり、インクシート15よりインク
を転写される。21はインクシート巻き取り手段であ
り、プリンタ装置内に回転可能に支持され、巻き取りリ
ール16の係合手段16cと係合する。
【0003】また、図5にインクシートカセットの概略
構造を示す。巻き取りリール16は、回転軸16aおよび1
6bを有し、プリンタ装置内に設置されたインクシート巻
き取り手段と係合する係合手段16cを有している。供給
リール17は、回転軸17aおよび17bを有している。カセッ
ト本体18のケース上部18aおよびケース下部18bは回転軸
16a、16b、17a、17bを各々軸支する軸受け部18c、18d、
18e、18fを有している。 以上の様に構成されたインク
シートカセットについて、以下、その動作について説明
する。インクシートカセットをプリンタ装置内に装着す
ると巻き取りリール16の係合手段16cはプリンタ装置
内のインクシート巻き取り手段21と係合する。その
後、サーマルヘッド19に電流を印加して発熱させ、イ
ンクシート15上のインクを記録紙20上に転写するこ
とによって記録を行う。記録と同時に、インクシート巻
き取り手段21を回転させることによって、係合手段16
cを介して巻き取りリール16を回転軸16aおよび16bを
中心に回転させ、供給リール17に使用後のインクシー
ト15を巻き取りながら、インクシート15を引張する
ことによって、巻き取りリール16を回転軸16aおよび1
6bを中心に回転させ、未使用のインクシート15を引き
出し、記録部に搬送する。インクシート15を全て使用
し終了した後は、カセット本体を上下に分離不可能なも
のについてはインクシートカセットの全てを廃棄し、カ
セット本体を上下に分離可能なものについては、分離し
た後、巻き取りリールおよび供給リールの両方を取り外
して、未使用のものに交換し、カセット本体のみを再度
使用する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インクシートカセットの構成では、インクシートを使用
終了した後、カセット本体を分離不可能に接合したもの
では、使用後のインクシート、巻き取りリール、供給リ
ール、およびカセット本体を含めた全ての構成部品を廃
棄しなければならなかった。カセット本体を分離可能に
したものにおいてもカセット本体を除いた他の部品を全
て廃棄しなければならず、交換部品も多くなるため、イ
ンクシートの交換作業も複雑となり、インクシートを誤
って使用される問題点があった。
【0005】本発明は、上記従来の課題を解決、廃棄す
る部品の少ない、且つ、誤使用を防止し、取り扱い容易
なインクシートカセットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のインクシートカ
セットは、上記目的を達成するため、インクシートと、
プリンタ装置内のインクシートを巻き取るインクシート
巻き取り手段と係合する係合手段を有し、且つ、インク
シートを巻回し、使用後のインクシートを巻き取る第1
のリールと、同様にインクシート巻き取り手段と係合す
る係合手段を有し、第1のリールとの間にインクシート
を張架し、未使用のインクシートを供給する第2のリー
ルを内蔵し、第1のリールおよび第2のリールをインク
シートカセット本体より着脱可能である構成とし、プリ
ンタ装置内にインクシートカセットを装着したとき、第
1のリールがインクシート巻き取り手段と係合するよう
な第1の方向に対して、逆方向の第2の方向にインクシ
ートカセットをプリンタ装置内に装着したとき、第2の
リールがインクシート巻き取り手段と係合するように配
置され、インクシートカセットを構成し、第1のリール
と第2のリールを同一形状を有している。
【0007】また、インクシート上にプリンタ装置内に
設置されたマーク検出手段により検出可能なマークを設
け、マークを、インクシートカセットをプリンタ装置内
に第1の方向に装着したときのみ、マーク検出手段によ
って検出される位置に配置されている。
【0008】また、インクシートの一端に終端部と、終
端部にインクシートを第1のリールに係止するインクシ
ート係止手段を設け、インクシート係止手段によってイ
ンクシートを第1のリールに係止せしめて巻回して第1
のリールを構成し、インクシート係止手段が、インクシ
ートの巻き終わり時にプリンタ装置内の巻き取り手段の
巻き取り力により、インクシート終端部を第1のリール
より容易に分離し、第1のリールに巻き取られるように
第1のリールに係止せしめており、且つ、第1のリール
に巻き取られたインクシート終端部を覗き見ることが可
能な様な窓を設けている。
【0009】
【作用】上記した構成の本発明のインクシートカセット
は、第2のリールに巻回された未使用のインクシートを
最後まで使用し、第1のリールに巻き取り終了した後、
プリンタ装置より取り出し、使用後のインクシートを巻
き取った第1のリールのみをカセット本体より取り外し
て未使用のインクシートを巻回した供給リールを新しい
第2のリールとして装填し、空になった第2のリール
を、巻き取りリールである第1のリールとしてインクシ
ートの先端を巻き取らせ、カセット本体を逆方向にプリ
ンタ装置内に装着することにより、第1のリールおよび
カセット本体は再度使用可能となる。
【0010】また、上記のように未使用のインクシート
をカセット本体に装填したとき、誤って逆方向に装着し
た場合でもマークがプリンタ装置内のマーク検出手段に
対して検出可能となる位置関係にならず、記録開始を行
えない。
【0011】また、インクシート終端が第1のリールよ
り容易に分離することにより、第2のリールに終端まで
インクシート巻き取らせることが可能となる。さらに、
インクシートカセットに設けられた窓よりインクシート
終端部を覗き見ることが可能であるので交換必要なリー
ルを容易に識別できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら具体的に説明する。
【0013】図1は本発明の実施例の外観図、図2は図
1の部品分解図、図3は図1の部分拡大図を示す。図4
はプリンタ装置内の記録部の概略構成を示す図である。
【0014】図1において、1はインクシートを示し、
熱により転写されるインクを塗布している。2は第1の
リールであり、使用後のインクシートを巻き取る巻き取
りリールである。3は第2のリールであり、未使用のイ
ンクシート1を巻回し、インクシート1を記録部に供給
する供給リールである。インクシート1は第1のリール
2と第2のリール3の間に張架される。4はカセット本
体であり、2つのケース上部4a、4bと一つのケース下部
4cに分けられる。
【0015】図2において、第1のリール2は、径の異
なる回転軸2aおよび2bを有し、プリンタ装置内に設置さ
れたインクシート巻き取り手段と係合する係合手段2cを
有している。第2のリール3は、同様に回転軸3aおよび
3bを有し、係合手段3cを有している。第1のリール2と
第2のリールは全く同一形状であり、回転軸2aは3aと等
しく、回転軸2bは3bと等しく、係合手段2cは3cと同一形
状である。
【0016】カセット本体4の下ケース4cは回転軸2a、
2b、3a、3bを各々軸支する軸受け部4d、4e、4f、4gを有
しており、軸受け部4dは4gと、4eは4fと同一形状であ
る。ケース上部4aおよび4b上にはケース上部4aおよび4b
とケース下部4cを係止する係止手段4hおよび4iを設けて
いる。8はインクシート1上に設けられた1画面分を記
録するために必要な一組のインクの先頭をプリンタ装置
によって検出させるためのマークであり、第2のリール
3に巻回された状態で係合手段3cよりインクシート1の
幅方向の半分より遠い範囲に設けられており、インクシ
ート1の幅方向に対して係合手段3cと逆方向を示す矢印
の形状で記されている。
【0017】10はインクシート終端部であり、インク
シート1のベースフィルムおよび塗布されたインク、ま
た第1のリール2、第2のリール3およびカセット本体
4と明確に識別可能な程度に異なる色を有している。1
1はインクシート係止手段であり、例えば両面粘着テー
プを使用し、インクシート1の終端部10の先端付近に
片面を貼付されており、インクシート1との粘着力より
充分弱い粘着力により、インクシート1を、第2のリー
ル3上に貼付し、この状態でインクシート1を第2のリ
ール3に巻回して第2のリール3を構成している。
【0018】12はインクシート1のリーダー部であ
り、インクシート1より剛性の高い材質で形成され、先
端に耳状のインクシート係止手段13を有している。2d
および3dは同一形状の第1のリール2上および第2のリ
ール3上に設けられた溝状の孔部であり、インクシート
係止手段13と係合する様に形成されている。14aおよ
び14bはカセット本体4のケース上部4aおよび4b上に各
々設けられた窓であり、カセット本体4に内蔵された第
1のリール2および第2のリール3を覗くことが可能な
様に各々配置されている。
【0019】図3の係止手段付近の拡大図において、4j
および4kはケース上部4aおよび4bを回動可能に軸支する
ヒンジ部であり、4lおよび4mは係止手段4hおよび4iを構
成する爪部、4nおよび4oはケース下部4cに設けた孔部で
あり、各々4lおよび4mの爪部に係合するように配置して
いる。
【0020】図4において5はサーマルヘッドであり、
電流を印加することによって発熱する。6は記録紙であ
り、インクシート1よりインクを転写される。7はイン
クシート巻き取り手段であり、プリンタ装置内に回転可
能に軸支され、インクシートカセット装着時に第1のリ
ール2の係合手段2cと係合する様に配置している。9は
インクシート1上に設けられたマーク8を検出するマー
ク検出手段であり、一般にフォトカプラ等で構成されて
いる。マーク検出手段9はプリンタ装置内にインクシー
トカセットが装着された状態において、インクシート1
上に接近し、且つ、インクシート1の幅方向の半分より
装着方向の奥側(インクシート巻き取り手段7側)とな
るような位置に配置している。
【0021】上記の様に構成されたプリンタ装置につい
て、以下図1〜図4を参照しながらその動作を説明す
る。カセット本体4をプリンタ装置内に装着すると第1
のリール2の係合手段2cはプリンタ装置内のインクシー
ト巻き取り手段7と係合する。その後、サーマルヘッド
5に電流を印加して発熱させ、インクシート1を加熱し
てインクシート1上のインクを記録紙6上に転写するこ
とによって記録を行う。記録と同時に、インクシート巻
き取り手段7を回転させることによって、係合手段2cを
介して第1のリール2を回転軸2aおよび2bを中心に回転
させ、第1のリール2に使用後のインクシート1を巻き
取りながら、インクシート1を搬送することによって第
2のリール3を回転軸3aおよび3bを中心に回転させ、未
使用のインクシート1を引き出し、記録部に供給する。
【0022】インクシート1を全て使用終了すると、カ
セット本体4をプリンタ装置より取り出し、第1のリー
ル2を内蔵した方のケース上部4aの係止手段4hを押し、
爪部4lをケース下部4cの孔部4nより外すことによりカセ
ット本体4を開き、使用後のインクシート1を巻き取っ
た第1のリール2のみを取り外し、廃棄する。
【0023】取り外した第1のリール2の位置に未使用
のインクシート1を巻回した供給リールを新たな第2の
リールとして装填し、空になった第2のリール3をイン
クシート1の先端を巻き取らせて巻き取りリールである
新たな第1のリールとし、インクシート1を新たな第1
のリールと第2のリールの間に張架しながら、ケース上
部4aの係止手段4hの係止により、カセット本体4を閉
じ、前回とは逆方向にプリンタ装置に装着することによ
って第1のリールおよびカセット本体は再度利用可能と
なる。このため、廃棄物が少なく安価にインクシートカ
セットを提供できる。
【0024】また、図4において、カセット本体4をプ
リンタ装置内に装着すると第1のリール2の係合手段2c
はプリンタ装置内のインクシート巻き取り手段7と係合
する。その後、インクシート巻き取り手段7を回転させ
ることによって、係合手段2cを介して第1のリール2を
回転軸2aおよび2bを中心に回転させ、第1のリール2に
インクシート1を巻き取りながら、インクシート1を、
塗布された一組のインクの先頭が記録開始位置に到達す
るまで搬送させる。このとき、マーク検出手段9が一組
のインクの先頭に設けられたマーク8を検出することに
よって記録開始位置で搬送を停止させるが、第2のリー
ル3の係合手段3cはインクシートカセット装着方向の外
側(インクシート巻き取り手段7の反対側)に向いてい
るので、インクシート1上のマーク8はインクシート1
の幅の半分より装着方向の奥側(インクシート巻き取り
手段7側)に位置しており、マーク検出手段9と同位置
の配置となるため、マーク検出手段9によって、マーク
8の検出が可能となる。
【0025】ここで、カセット本体4はプリンタ装置内
に前記の場合と逆方向にも装着可能であるが、インクシ
ートカセットを前記の場合と逆方向に装着した場合は、
第2のリール3の係合手段3cがインクシート巻き取り手
段7と係合するので、インクシート1が記録時に逆方向
に誤って使用されることになる。しかし、この場合に
は、インクシート1上のマーク8はインクシート1の幅
の半分より装着方向の外側(インクシート巻き取り手段
7の反対側)に位置し、マーク検出手段9と異なる位置
の配置となるため、マーク検出手段9によって、マーク
8の検出が不可能となり、記録開始が行えず、インクシ
ート1の誤使用が防止される。さらに、マーク8はイン
クシート1の幅方向に対して第2のリール3の係合手段
3cと逆方向を示す矢印の形状で記されているので、イン
クシートカセット装着時、正しい装着方向を矢印で示す
ことになり、インクシートカセットの誤装着を防止す
る。
【0026】また、図4において、インクシート巻き取
り手段7により、インクシート1は使用後、第2のリー
ル3に巻き取られていくが、インクシート1を全て使用
終了した後は、インクシート係止手段11のインクシー
ト1との粘着力より充分弱い粘着力により貼付された第
2のリール3との接着面が引張力によって剥離し、第2
のリール3上に残留物を残すことなく、第1のリール2
に終端まで巻き取られる。従って、空になった第2のリ
ール3は第1のリール2の初期状態と全く同一形状とな
る。
【0027】第1のリール2はインクシート1の終端部
10を一周程巻いた状態で巻き終わりとなるが、この終
端部10はインクシート1のベースフィルムおよび塗布
されたインク、また第1のリール2およびカセット本体
4と異なる色を有しているので、カセット本体4のケー
ス上部4a上に設けられた窓14aより終端部10を覗き見
ることにより、巻き取り終了した第1のリール2が内蔵
された方のケース上部を明確に識別でき、インクシート
交換作業を容易にする。
【0028】以降、上記したように巻き取り終了した第
1のリール2と新たな供給リールとを交換し、空になっ
た第2のリール3を第1のリール2として、装填した供
給リールを第2のリール3として使用するが、第2のリ
ール3よりインクシート1の先端に設けられたリーダー
部12のインクシート係止手段13を第1のリール2の
溝部2dに係合させてインクシート1を少し巻き取ること
により係止して、インクシート1を第1のリール2と第
2のリール3の間に張架する。
【0029】以上のように本実施例によれば、インクシ
ート1と、プリンタ装置内のインクシート1を巻き取る
インクシート巻き取り手段7と係合する係合手段2cを有
し、且つ、インクシート1を巻回し、使用後のインクシ
ート1を巻き取る第1のリール2と、同様にインクシー
ト巻き取り手段7と係合する係合手段3c を有し、第1
のリール2との間にインクシート1を張架し、未使用の
インクシート1を供給する第2のリール3を内蔵し、第
1のリール2および第2のリール3をインクシートカセ
ットより着脱可能である様にインクシートカセットを構
成し、プリンタ装置内にインクシートカセットを装着し
たとき、第1のリール2がインクシート巻き取り手段7
と係合するような第1の方向に対して、逆方向の第2の
方向にインクシートカセットをプリンタ装置内に装着し
たとき、第2のリール3がインクシート巻き取り手段7
と係合するように配置され、第1のリール2と第2のリ
ール3を同一形状としたことにより、第2のリール3に
巻回された未使用のインクシート1を最後まで使用し、
第1のリールに巻き取り終了した後、インクシートカセ
ットをプリンタ装置より取り出し、使用後のインクシー
ト1を巻き取った第1のリール2のみをカセット本体4
より取り外して未使用のインクシートを巻回した供給リ
ールを新しい第1のリールとして装填し、空になった第
2のリール3を、巻き取りリールである第2のリールと
してインクシートの先端を巻き取らせ、カセット本体を
逆方向にプリンタ装置内に装着することにより、第1の
リール2およびカセット本体4は再度使用可能となる。
【0030】また、インクシート1上にプリンタ装置内
に設置されたマーク検出手段9により検出可能なマーク
8を設け、マーク8が、インクシートカセットをプリン
タ装置内に第1の方向に装着したときのみ、マーク検出
手段9によって検出される位置に配置され、上記のよう
に未使用のインクシート1をカセット本体4に装填した
とき、誤って逆方向に装着した場合でもマークがプリン
タ装置内のマーク検出手段に対して検出可能となる位置
関係にならず、記録開始を行えないので、インクシート
1の誤使用が防止される。さらに、マーク8はインクシ
ート1の幅方向に対して第2のリール3の係合手段3cと
逆方向を示す矢印の形状で記されているので、インクシ
ートカセット装着時、正しい装着方向を矢印で示すこと
になり、インクシートカセットの誤装着を防止する。
【0031】また、インクシート1の一端に終端部10
と、終端部10にインクシート1を第1のリール2に係
止するインクシート係止手段11を設け、インクシート
係止手段11によってインクシート1を第1のリール2
に係止せしめて巻回して第1のリール2を構成し、イン
クシート係止手段11を、インクシート1の巻き終わり
時にプリンタ装置内の巻き取り手段7の巻き取り力によ
り、インクシート終端部10を第1のリール2より容易
に分離し、第1のリールに巻き取られる様に第1のリー
ル2に係止せしめ、且つ、インクシート終端部10を容
易に識別可能となるように、インクシート終端部10を
インクシート1のベースフィルム、インクシート1上の
インク、第1のリール2およびカセット本体4のケース
上部4aおよび4bと異なる配色とし、カセット本体4のケ
ース上部4aおよび4bに内部を覗くことが可能な窓を設け
たことにより、インクシート1の終端が第2のリール3
より容易に分離し、第1のリール2に終端までインクシ
ート1を巻き取らせることが可能となる。さらに、イン
クシート終端部10とカセット本体4のケース上部4aお
よび4bに設けられた窓によって、交換が必要な巻き取り
終了した第1のリール2が内蔵された方のケース上部を
明確に識別でき、インクシート交換作業を容易にする。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明のインクシートカセ
ットは、インクシートと、プリンタ装置内のインクシー
トを巻き取るインクシート巻き取り手段と係合する係合
手段を有し、且つ、インクシートを巻回し、使用後のイ
ンクシートを巻き取る第1のリールと、同様にインクシ
ート巻き取り手段と係合する係合手段を有し、第1のリ
ールとの間にインクシートを張架し、未使用のインクシ
ートを供給する第2のリールを内蔵し、第1のリールお
よび第2のリールをインクシートカセットより着脱可能
である構成とし、プリンタ装置内にインクシートカセッ
トを装着したとき、第1のリールがインクシート巻き取
り手段と係合するような第1の方向に対して、逆方向の
第2の方向にインクシートカセットをプリンタ装置内に
装着したとき、第2のリールが、インクシート巻き取り
手段と係合するよう配置され、第1のリールと第2のリ
ールが同一形状を有しており、第2のリールに巻回され
た未使用のインクシートを最後まで使用し、第1のリー
ルに巻き取り終了した後、インクシートカセットをプリ
ンタ装置より取り出し、使用後のインクシートを巻き取
った第1のリールのみをカセット本体より取り外して未
使用のインクシートを巻回した供給リールを新しい第2
のリールとして装填し、空になった第2のリールを、巻
き取りリールである第1のリールとしてインクシートの
先端を巻き取らせて、第1のリールと第2のリールの間
にインクシートを張架して、カセット本体を逆方向にプ
リンタ装置内に装着することにより、第1のリールおよ
びカセット本体は再度使用可能となり、廃棄物を少なく
し、安価に交換用インクシートを提供できる。
【0033】また、インクシート上にプリンタ装置内に
設置されたマーク検出手段により検出可能なマークを設
け、マークが、インクシートカセットをプリンタ装置内
に第1の方向に装着したときのみ、マーク検出手段によ
って検出される位置に配置し、上記のように未使用のイ
ンクシートをカセット本体に装填したとき、誤って逆方
向に装着した場合でもマークがプリンタ装置内のマーク
検出手段に対して検出可能となる位置関係にならず、記
録開始を行えないので、インクシートカセットの誤装着
を防止し、インクシートの誤使用を防止する。
【0034】また、インクシートの一端に終端部と、終
端部にインクシートを第1のリールに係止するインクシ
ート係止手段を設け、インクシート係止手段によってイ
ンクシートを第1のリールに係止せしめて巻回して第1
のリールを構成し、インクシート係止手段を、インクシ
ートの巻き終わり時にプリンタ装置内の巻き取り手段の
巻き取り力により、インクシート終端部を第1のリール
より容易に分離し、第1のリールに巻き取られるように
第1のリールに係止せしめており、且つ、第1のリール
に巻き取られたインクシート終端部を覗き見ることが可
能なような窓を設けた構成にしており、インクシート終
端が第1のリールより容易に分離することにより、第2
のリールに終端までインクシート巻き取らせることが可
能となる。さらに、インクシート終端部が交換必要なリ
ールを容易に識別可能とさせるので、インクシート交換
作業を容易にするインクシートカセットを提供でき、そ
の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるインクシートカセット
の外観図
【図2】本発明の実施例におけるインクシートカセット
の部品構成図
【図3】本発明の実施例におけるインクシートカセット
の部分拡大図
【図4】本発明の実施例におけるプリンタ装置の概略構
成図
【図5】 従来のインクシートカセットの外観図
【図6】一般的なプリンタ装置の概略構成図
【符号の説明】
1 インクシート 2 第1のリール 2c 係合手段 2d 孔部 3 第2のリール 3c 係合手段 3d 孔部 4 カセット本体 5 サーマルヘッド 6 記録紙 7 インクシート巻き取り手段 8 マーク 9 マーク検出手段 10 終端部 11 インクシート係止手段 13 インクシート係止手段 14a 窓 14b 窓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小山 泰一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクシートと、プリンタ装置内の上記
    インクシートを巻き取るインクシート巻き取り手段と係
    合する係合手段を有し、且つ、上記インクシートを巻回
    し、使用後の上記インクシートを巻き取る第1のリール
    と、上記インクシート巻き取り手段と係合する係合手段
    を有し、上記第1のリールとの間に上記インクシートを
    張架し、未使用のインクシートを供給する第2のリール
    を内蔵し、上記第1のリールおよび上記第2のリールを
    インクシートカセット本体より着脱可能である構成とし
    たインクシートカセットであって、上記プリンタ装置内
    に上記インクシートカセットを装着したとき、上記第1
    のリールが上記インクシート巻き取り手段と係合するよ
    うな第1の方向に対して、逆方向の第2の方向に上記イ
    ンクシートカセットを上記プリンタ装置内に装着したと
    き、上記第2のリールが上記インクシート巻き取り手段
    と係合するように配置され、上記第1のリールと上記第
    2のリールが同一形状を有していることを特徴とするイ
    ンクシートカセット。
  2. 【請求項2】 インクシートと、プリンタ装置内の上記
    インクシートを巻き取るインクシート巻き取り手段と係
    合する係合手段を有し、且つ、上記インクシートを巻回
    し、使用後の上記インクシートを巻き取る第1のリール
    と、上記インクシート巻き取り手段と係合する係合手段
    を有し、上記第1のリールとの間に上記インクシートを
    張架し、未使用のインクシートを供給する第2のリール
    を内蔵し、上記第1のリールおよび上記第2のリールを
    インクシートカセット本体より着脱可能である構成とし
    たインクシートカセットであって、上記インクシート上
    に上記プリンタ装置内に設置されたマーク検出手段によ
    り検出可能なマークを設け、上記マークが、上記インク
    シートカセットを上記プリンタ装置内に第1の方向に装
    着したときのみ、上記マーク検出手段によって検出され
    る位置に配置されていることを特徴とするインクシート
    カセット。
  3. 【請求項3】 インクシートと、プリンタ装置内の上記
    インクシートを巻き取るインクシート巻き取り手段と係
    合する係合手段を有し、且つ、上記インクシートを巻回
    し、使用後の上記インクシートを巻き取る第1のリール
    と、上記インクシート巻き取り手段と係合する係合手段
    を有し、上記第1のリールとの間に上記インクシートを
    張架し、未使用のインクシートを供給する第2のリール
    を内蔵し、上記第1のリールおよび上記第2のリールを
    インクシートカセット本体より着脱可能である構成とし
    たインクシートカセットであって、上記インクシートの
    一端に終端部と、上記終端部に上記インクシートを上記
    第1のリールに係止するインクシート係止手段を設け、
    上記インクシート係止手段によって上記インクシートを
    上記第1のリールに係止せしめて巻回して上記第1のリ
    ールを構成し、上記インクシート係止手段が、上記イン
    クシートの巻き終わり時に上記プリンタ装置内の巻き取
    り手段の巻き取り力により、上記インクシート終端部が
    上記第2のリールより容易に分離し、上記第1のリール
    に巻き取られるように上記第1のリールに係止せしめて
    おり、且つ、上記第1のリールに巻き取られた上記イン
    クシート終端部を覗き見ることが可能な様な窓を設けて
    いることを特徴とするインクシートカセット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002187334A (ja) * 2000-12-20 2002-07-02 Dainippon Printing Co Ltd インクリボン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002187334A (ja) * 2000-12-20 2002-07-02 Dainippon Printing Co Ltd インクリボン

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