JPH08142024A - コンクリート型枠 - Google Patents

コンクリート型枠

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JPH08142024A
JPH08142024A JP28162094A JP28162094A JPH08142024A JP H08142024 A JPH08142024 A JP H08142024A JP 28162094 A JP28162094 A JP 28162094A JP 28162094 A JP28162094 A JP 28162094A JP H08142024 A JPH08142024 A JP H08142024A
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concrete
plate
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Akio Endo
昭男 遠藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コンクリート部材の型枠の両側板及び底板を一
体の鋼板製の型板としたコンクリート型枠において、底
板の一部が幅広になっている型枠の側板が側方に開きに
くく、脱型が容易でないという問題を解決する。 【構成】底板1の幅広部に、底板の幅狭部に倣う位置の
裏面に溝6を設け、底板が少し曲って側板が容易に傾倒
するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート部材の型
枠に関し、さらに詳しくは、梁、桁、柱など比較的長尺
のプレキャストコンクリート部材を製造する型枠に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本出願人はさきに、特公平5−5360
1号公報において、図11に示すような型枠を提供し
た。この型枠は、次の(1)、(2)の2つの構成要素
から構成されている。 (1)断面輪郭がU字形の型枠の両側板51、51及び
底板52を連続する一枚の鋼板で形成し、上方に抜き勾
配をもつテーパ部材53を両側板51、51の外面に添
着した比較的薄鋼板からなる型板50。 (2)この型板50の両側面のテーパ部材外面及び底板
を支承する支持枠54。この支持枠54は側板支持部5
5、底板支持部56から構成されている。
【0003】上記型枠は支持枠54内に型板50を単に
落し込み、コンクリートを打設することによって、型板
50は支持枠54内に完全に拡がり、所定のU字形輪郭
の部材、例えば桁や梁を容易に製作することができるも
ので、この型枠の型板50はそれ自身にコンクリートを
保持する強度や剛性を必要とせず、薄板でよく、また、
型枠組立のために、ボルト、ナット、くさび等の結合具
を必要とせず、脱型も簡単で特別な装置を必要としない
ものである。
【0004】その型枠の使用方法は次の通りである。図
11に示すように、支持枠54内に、型板50を落し込
む。必要な鉄筋等を型枠内に配設し、型板内にコンクリ
ートを打設する。コンクリートは型板を支持枠に押付け
て、支持枠の支持する形状通りに型板内に充填される。
コンクリート養生後、図12に示すように、製品コンク
リート57を吊り上げる。型板50は両側面の外面にテ
ーパ部材53を装着しているので、容易に吊り上げるこ
とができる。
【0005】製品コンクリート57を少し吊り上げたと
き、バール等によって型板50と製品コンクリート57
との付着を引剥すと、型板50は容易に製品コンクリー
ト57から脱落し支持枠54内に戻る。このとき側板外
面のテーパ部材53が支持枠54内に収納される。な
お、補助型枠58も取外す。この型枠は、軽量、安価で
あり、取扱いが容易でペースト漏れを生ずることなく、
また、型枠組立、脱型が極めて簡単でジャッキその他の
多くの工具を必要とせず、しかも、所定寸法通りのコン
クリート部材を得ることができるという利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記型枠は、以上のよ
うに利点に富むが、梁や桁の断面が長手方向に変化する
部材、すなわち底板の一部が幅広になっている型枠によ
り製造する部材に対しては、型板50が薄鋼板であって
も、側板が側方に開きにくく、脱型が容易でないという
問題があった。本発明は上記型枠に改善を加え、この問
題を解決することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンクリート
部材の型枠の両側板及び底板を一体の鋼板製の型板と
し、別体の支持枠で型板の底面及び両側面の外面を支承
するコンクリート型枠において、前記型板の底板の幅広
部の下面に、幅狭部に倣う細溝を設けたことを特徴とす
るコンクリート型枠である。
【0008】すなわち、一体の鋼板型板の両側板と底板
との折曲げ線が屈曲している型板では、底板の折曲げ線
の屈曲している部分に、真直に折曲げ部を円滑につなぐ
ように溝を設けて、側板の傾倒を容易にしたコンクリー
ト型枠である。なお、前記細溝に代え底板を上下に貫通
する切目を設けても同様の効果がある。
【0009】
【作用】特公平5−53601号公報に開示されている
型枠の底板幅が変化する場合、本発明によれば、底板の
幅広部は、底板の細溝又は切目の位置で底板が曲り、幅
狭部と同様に側板が傾倒するから、製品コンクリートを
吊り上げたとき、容易に脱型する。すなわち、変形が可
能な型板とこれを固定位置に保つ支持枠とを組み合わせ
た型枠構造であって、底板の幅が変化するものであって
も、製品コンクリートを吊り上げることにより、型板と
支持枠とが縁切りとなったとき、型枠と製品コンクリー
トが容易に自動的に脱型する。
【0010】型板は、製品の取出し過程において自動的
に支持枠内に脱落して型枠形状に復帰するので、型枠の
組立、解体作業は不要となる。また、底板の下面に溝を
設けた場合、ペースト洩れがないのは従来と同じであ
る。底板に切目を設けた場合でも、ペースト洩れはほと
んどない。従って、型枠作業に要する時間が大幅に短縮
され、クレーン使用の減少による作業工程の改善に寄与
し、ペースト洩れがないので製品仕上げ作業を軽減する
という作用をなし、さらに型枠の組立解体が省略できる
ことによって、作業効率の向上、安全性の向上及び騒音
防止など作業環境の改善を図ることができる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の適用される型枠の底板1の形
状を示す平面図である。この型枠は先に説明した図9に
示すような型板50と支持枠54とから構成されてい
る。但し、底板1の幅が一定でなく、幅広部2がある。
そしてこの幅広部2の底板には溝6又は切目7が設けら
れている。図2はこの型枠の平面図を示したもので、側
板4の外面にはテーパ部材5が添着しており支持枠11
内に収納されている。図3は図1のA−A矢視図で、底
板1の幅広部の側板4に対して仮想線で示した幅狭部の
側板4aの底板と側板の境目に当る位置の底板に溝6が
設けてある。この溝6がないと側板4と4aは側方に傾
倒し難いが、溝6があると側板4はこの溝6の部分から
側板4aと共に傾倒する。従って製品コンクリートの脱
型が容易となる。図4は図3の溝6の代りに切目7を設
けたものである。
【0012】図5〜図7は実施例の型枠の型板の横断面
図である。図5は底板1の幅広部、図6は底板1の幅狭
部、図7は端部近傍を示している。図8(a)〜(d)
は本発明の型枠の使用方法の説明図である。図8(a)
は支持枠11を示し、側面枠11a、底面支台12を示
している。この支持枠11内に図8(b)に示す型板を
装入する。底板1、側板4、テーパ部材5を備えてい
る。図8(c)はこの型板を支持枠内に装着して型枠を
形成し、コンクリート21を打設した状態を示してい
る。図8(d)はコンクリート21を矢印22方向に吊
り上げたとき、側板4を矢印23の方向へ少し動かすと
型板がコンクリートと離れて支持枠内に落下する様子を
示したものである。
【0013】本発明の適用される他の型枠の断面例を図
9、図10に掲げた。図9はコンクリートT桁の型枠を
示す。図10は台形断面のコンクリートを示す。なお、
図9、図10の右半分はそれぞれT桁及び台形部材の横
断面を示し、左半分はその一部に設けられた幅広部2の
部分の横断面を示している。このように、部分的に幅広
部2があり、側板4aが側板4のように幅方向に広がっ
ている場合、底板1に上記溝又はスリットを設ける。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、底板の幅が変化するコ
ンクリート製品の型枠においても、底板と側板が一体の
型板と支持枠との組合わせからなる型枠を使用して、作
業能率よく、ペースト洩れを生じることなく、コンクリ
ート製品を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の型枠の底板の平面図である。
【図2】実施例の型枠の平面図である。
【図3】図1のA−A矢視図の一例である。
【図4】図1のA−A矢視図の一例である。
【図5】実施例の型板の横断面図である。
【図6】実施例の型板の横断面図である。
【図7】実施例の型板の横断面図である。
【図8】実施例の使用方法を示す説明図である。
【図9】実施例の断面図である。
【図10】実施例の断面図である。
【図11】従来の型板と支持枠とから成る型枠の断面図
である。
【図12】従来の型板と支持枠とから成る型枠の使用方
法を示す断面図である。
【符号の説明】
1 底板 2 幅広部 4 側板 5 テーパ部材 6 溝 7 切目 11 支持枠 21 コンクリート 22、23 矢印 50 型板 51 側板 52 底板 53 テーパ部材 54 支持枠 55 側板支持部 56 底板支持部 57 製品コンクリート 58 補助型枠

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート部材の型枠の両側板及び底
    板を一体の鋼板製の型板とし、別体の支持枠で該型板の
    底面及び両側面の外面を支承するコンクリート型枠にお
    いて、前記型板の底板の幅広部の下面に幅狭部に倣う細
    溝を設けたことを特徴とするコンクリート型枠。
  2. 【請求項2】 前記細溝に代え底板を貫通する切目を設
    けたことを特徴とする請求項1記載のコンクリート型
    枠。
JP28162094A 1994-11-16 1994-11-16 コンクリート型枠 Expired - Lifetime JP2945285B2 (ja)

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JPH08142024A true JPH08142024A (ja) 1996-06-04
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009517571A (ja) * 2005-12-01 2009-04-30 ノク・ロク・ライセンシング・リミテッド ポスト用アンカー留めシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009517571A (ja) * 2005-12-01 2009-04-30 ノク・ロク・ライセンシング・リミテッド ポスト用アンカー留めシステム

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JP2945285B2 (ja) 1999-09-06

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Effective date: 19990615