JPH081416A - エアチャック装置 - Google Patents

エアチャック装置

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JPH081416A
JPH081416A JP13865794A JP13865794A JPH081416A JP H081416 A JPH081416 A JP H081416A JP 13865794 A JP13865794 A JP 13865794A JP 13865794 A JP13865794 A JP 13865794A JP H081416 A JPH081416 A JP H081416A
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JP
Japan
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negative pressure
chuck
metal plate
thin metal
pressure chamber
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP13865794A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuo Sekiyama
篤郎 関山
Seiji Kitaoka
誠次 北岡
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP13865794A priority Critical patent/JPH081416A/ja
Publication of JPH081416A publication Critical patent/JPH081416A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークを、高い芯出し精度、高い着脱操作性
で把持及び開放でき、チャック力の調整も簡単に行なう
ことができるチャック装置を得ること。 【構成】 回転軸を持つチャック本体に負圧室を形成す
るとともに、この負圧室の壁面一部を、チャック本体の
回転軸と直交する円形の薄肉金属板から構成し、この円
形薄肉金属板の負圧室の反対側の面の中心部に、同心状
にして複数のチャック爪を設け、負圧室に対し、薄肉金
属板を弾性変形させるに足る負圧を与えることにより、
複数のチャック爪にワークを保持するエアチャック装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、負圧力によってワーク、例えば
レンズをチャックするエアチャック装置に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】例えば、レンズを接合す
る際には、接合すべき一対のレンズを正確に芯出しして
から接合することが不可欠である。
【0003】
【発明の目的】本発明は、ワークを、従来装置よりも高
い芯出し精度、高い着脱操作性で把持及び開放でき、し
かもチャック力の調整も簡単に行なうことができるチャ
ック装置を得ることを目的とする。
【0004】
【発明の概要】本発明は、特に負圧力を利用して薄肉金
属板を変形させ、その変形によりワークを保持するとい
う着想に基づいたもので、回転軸を持つチャック本体に
負圧室を形成するとともに、この負圧室の壁面一部を、
チャック本体の回転軸と直交する円形の薄肉金属板から
構成し、この円形薄肉金属板の負圧室の反対側の面の中
心部に、同心状にして複数のチャック爪を設け、負圧室
に対し、薄肉金属板を弾性変形させるに足る負圧を与え
ることにより、複数のチャック爪にワークを保持するこ
とを特徴としている。
【0005】負圧室には、負圧が供給されたとき、薄肉
金属板の弾性限界を越えた過度の変形を防ぐストッパを
設けることが好ましい。複数のチャック爪は、薄肉金属
板とは別部材から構成し、これらのチャック爪を薄肉金
属板に固定した状態において、チャック本体をその回転
軸を中心に回転させて、複数のチャック爪の芯出し加工
を行なうと、より正確な芯出しが可能となる。
【0006】これらの複数のチャック爪は、例えば、レ
ンズをその外径から保持する外径保持用とすることがで
きる。これらの複数のチャック爪は、異径用の複数種類
を用意し、これらを着脱交換可能とすれば、異径のレン
ズのチャックにも容易に対処できる。
【0007】
【発明の実施例】以下図示実施例に基づいて本発明を説
明する。回転駆動軸11に固定ボルト12で着脱される
回転体13には、その軸部にテーパ孔14が形成されて
いて、このテーパ孔14に、チャック本体20のテーパ
軸21が嵌まる。テーパ孔14に嵌めたテーパ軸21
は、ノックピン15によって軸方向位置が固定される。
【0008】チャック本体20は、テーパ軸21を有す
る円盤状基台22と、この円盤状基台22上に固定ボル
ト23で固定された薄肉台24とを有している。薄肉台
24は、円盤状基台22に接触する周縁の厚肉環状部
(偏平筒状部)24aと、この厚肉環状部24aの外端
部を閉塞するように一体に設けた円形の薄肉金属板部2
4bとを備え、この薄肉金属板部24bの外面には、厚
肉の環状チャック取付座24cが一体に設けられてい
る。薄肉金属板部24b及び環状チャック取付座24c
は、それぞれチャック本体20(回転駆動軸11、回転
体13)の回転軸Oと直交し、その外形は、回転軸Oを
中心とする円形である。
【0009】薄肉台24の厚肉環状部24a及び薄肉金
属板部24bと、円盤状基台22との間には、ストッパ
25が挿入され、固定ボルト26で固定されている。ス
トッパ25は、薄肉金属板部24bと隙間sをもって対
向するストッパ面25aを有しており、この隙間によっ
て負圧室27が形成されている。負圧室27は、負圧通
路28、切換弁29を介して負圧源30に接続されてい
る。薄肉金属板部24bの厚さ及び隙間sは、図では誇
張して描いており、実際には、薄肉台24を例えばステ
ンレスから作る場合、薄肉金属板部24bの厚さは、
0.3〜0.5mm、隙間sは、薄肉金属板部24bに
塑性変形が生じないように、0.3〜0.6mm程度と
する。勿論、以上の材料及び数値は一例を示すもので、
材料に応じて数値も異ならせることができるのは勿論で
ある。
【0010】環状チャック取付座24cには、複数(図
示実施例では8個)のチャック爪32が等角度間隔で固
定されている。各チャック爪32は、環状チャック取付
座24cの内径dに嵌まる円弧状嵌合部32aと、環状
チャック取付座24cの端面に着座する座部32bと、
把持レンズ(ワーク)Wを嵌合させる嵌合把持面32c
と、把持レンズWの端面に接触する環状突起32dとを
備え、座部32bが固定ボルト33で環状チャック取付
座24cに固定される。このチャック爪32は、外周部
から内周部にかけて幅の減少する、正面楔状をなしてい
て(図3)、各嵌合把持面32cの間に、把持レンズW
が保持される。
【0011】このチャック爪32は、異なる径の嵌合把
持面32cと環状突起32dを有するものを複数用意
し、適宜着脱交換して用いる。また、このチャック爪3
2は、全てを薄肉台24の環状チャック取付座24c上
に固定した後、負圧室27に負圧を供給して薄肉金属板
部24bをストッパ面25aに当接させ、その状態でチ
ャック本体20の全体を回転軸Oを中心に回動させ、嵌
合把持面32c及び環状突起32dの芯出し加工を行な
うことが望ましい。図2に示す嵌合把持面32cは、薄
肉金属板部24bをストッパ面25aに当接させた状態
において加工した場合の自由状態における傾斜を誇張し
て示している。環状突起32dの突出量は、レンズ形状
に応じて設定される。
【0012】上記構成の本エアチャック装置は従って、
負圧室27を大気に開放した状態では、薄肉金属板部2
4bが自身の弾性により回転軸Oと直交する状態を保持
するので、チャック爪32の嵌合把持面32cに対して
把持レンズWを自由に挿脱できる。そこで、把持レンズ
Wを嵌合把持面32cに挿入し、環状突起32dに当接
させた状態において、切換弁29を介して負圧源30の
負圧を負圧室27に導入すると、薄肉金属板部24bが
弾性ストッパ面25aに接近する方向に弾性変形する。
すると、環状チャック取付座24cに固定されている複
数のチャック爪32の嵌合把持面32cが均一に回転軸
O側に移動し、その結果、嵌合把持面32cに把持レン
ズWを保持することができる。この保持状態では、複数
の嵌合把持面32cは、把持レンズWの外周に均一に接
触してチャック力を発揮し、把持レンズWに環状突起3
2dが均等な力で接触することにより、把持レンズWの
芯を出すことができる。また、把持レンズWのチャック
力は、負圧室27へ供給する負圧の大きさによって調整
することができる。
【0013】このようにして接合すべき把持レンズWを
別々のチャック本体20に保持し、その回転軸Oを一致
させてから接合すれば、正しく芯出しした一対のレンズ
を接合することができる。接合後、切換弁29を介して
負圧室27への負圧供給を断てば、薄肉金属板部24b
は、自身の弾性によって復帰し、チャック爪32から把
持レンズWを開放することができる。
【0014】以上は、レンズを例にして、本発明のエア
チャック装置を説明したものであるが、本発明はレンズ
以外のワークの保持及び回転加工等に適用可能である。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、薄肉金属
板の弾性を利用して、レンズ等を円形部材を正しく芯出
しした状態で保持することができる。よってレンズの接
合チャック、円形物の回転加工装置等に利用して好適で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエアチャック装置の実施例を示す
縦断面図である。
【図2】図1の要部の拡大断面図である。
【図3】図1の右側面図である。
【符号の説明】
11 回転駆動軸 13 回転体 20 チャック本体 22 円盤状基台 24 薄肉台 24a 厚肉環状部 24b 薄肉金属板部 24c 環状チャック取付座 25 ストッパ 25a ストッパ面 27 負圧室 28 負圧通路 29 切換弁 30 負圧源 32 チャック爪 W レンズ(ワーク)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を持つチャック本体と;このチャ
    ック本体に形成された負圧室と;この負圧室の壁面一部
    を構成する、チャック本体の回転軸と直交する円形の薄
    肉金属板と;この円形薄肉金属板の負圧室の反対側の面
    の中心部に、同心状に設けた複数のチャック爪と;上記
    負圧室に対し、薄肉金属板を弾性変形させるに足る負圧
    を与える負圧供給手段と;を備えたことを特徴とするエ
    アチャック装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、さらに、負圧室に
    は、負圧が供給されたとき、薄肉金属板の弾性限界を越
    えた過度の変形を防ぐストッパが備えられているエアチ
    ャック装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、複数のチャ
    ック爪は、薄肉金属板とは別部材からなり、これらのチ
    ャック爪を薄肉金属板に固定した状態において、チャッ
    ク本体をその回転軸を中心に回転させ、複数のチャック
    爪の芯出し加工を行なうエアチャック装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、複数のチャック爪
    は、レンズの外径保持用であり、異径用の複数種類が着
    脱交換可能であるエアチャック装置。
JP13865794A 1994-06-21 1994-06-21 エアチャック装置 Withdrawn JPH081416A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13865794A JPH081416A (ja) 1994-06-21 1994-06-21 エアチャック装置

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JP13865794A JPH081416A (ja) 1994-06-21 1994-06-21 エアチャック装置

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JPH081416A true JPH081416A (ja) 1996-01-09

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ID=15227102

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JP13865794A Withdrawn JPH081416A (ja) 1994-06-21 1994-06-21 エアチャック装置

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