JPH08141290A - 衣類乾燥機の被乾燥物量検知方法及び乾燥時間推定方法 - Google Patents
衣類乾燥機の被乾燥物量検知方法及び乾燥時間推定方法Info
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- JPH08141290A JPH08141290A JP6292958A JP29295894A JPH08141290A JP H08141290 A JPH08141290 A JP H08141290A JP 6292958 A JP6292958 A JP 6292958A JP 29295894 A JP29295894 A JP 29295894A JP H08141290 A JPH08141290 A JP H08141290A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 湿度を検知する湿度センサを排出側に設置し
て、湿度センサの電気抵抗の変化から衣類乾燥機におけ
る被乾燥物の乾燥率及び布量を求めて最適乾燥を提供す
る。 【構成】 湿度変化に伴って電気抵抗が変わる有機ポリ
マーで形成された湿度センサと、冷却用熱交換器に対向
した位置に湿度センサを設置して、所定時間湿度変化を
読み取り被乾燥物の乾燥検知をする除湿タイプの衣類乾
燥機である。 【効果】 衣類の乾燥率と布量を求めることができるの
で、所定の乾燥率に達した時点から乾燥率と残り時間を
表示することができるだけでなく、衣類に応じた最適乾
燥が可能となる。
て、湿度センサの電気抵抗の変化から衣類乾燥機におけ
る被乾燥物の乾燥率及び布量を求めて最適乾燥を提供す
る。 【構成】 湿度変化に伴って電気抵抗が変わる有機ポリ
マーで形成された湿度センサと、冷却用熱交換器に対向
した位置に湿度センサを設置して、所定時間湿度変化を
読み取り被乾燥物の乾燥検知をする除湿タイプの衣類乾
燥機である。 【効果】 衣類の乾燥率と布量を求めることができるの
で、所定の乾燥率に達した時点から乾燥率と残り時間を
表示することができるだけでなく、衣類に応じた最適乾
燥が可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は湿度を検知する湿度セン
サーを排出側に設置して、湿度センサーの電気抵抗の変
化から衣類乾燥機における被乾燥物の乾燥率及び布量を
検知して、最適乾燥を提供する。
サーを排出側に設置して、湿度センサーの電気抵抗の変
化から衣類乾燥機における被乾燥物の乾燥率及び布量を
検知して、最適乾燥を提供する。
【0002】
【従来の技術】自動的に乾燥を検知する従来の衣類乾燥
機及びそれらに用いられている乾燥検知センサーと乾燥
検知方法について以下に説明する。
機及びそれらに用いられている乾燥検知センサーと乾燥
検知方法について以下に説明する。
【0003】従来の衣類乾燥機は、主に湿度センサーを
使用して排気部の湿度変化を測定する方法か、サーミス
ターを使用して排気部の温度変化を測定する方法のいず
れかにより乾燥検知を行っていた。
使用して排気部の湿度変化を測定する方法か、サーミス
ターを使用して排気部の温度変化を測定する方法のいず
れかにより乾燥検知を行っていた。
【0004】図8は、湿度センサーを利用して乾燥検知
を行う従来の乾燥機(例えば特開昭61−58696)
の構造を示したものである。
を行う従来の乾燥機(例えば特開昭61−58696)
の構造を示したものである。
【0005】図8において、衣類乾燥ドラム1はモータ
ー2及びプーリー3、ベルト4により回転駆動されてい
る。衣類を乾燥して高温多湿になった空気bを冷却除湿
する熱交換器を兼ねた両翼ファン5はモーター2、ファ
ンプーリー6、ファンプーリー7、ファンベルト8によ
り回転駆動されている。
ー2及びプーリー3、ベルト4により回転駆動されてい
る。衣類を乾燥して高温多湿になった空気bを冷却除湿
する熱交換器を兼ねた両翼ファン5はモーター2、ファ
ンプーリー6、ファンプーリー7、ファンベルト8によ
り回転駆動されている。
【0006】循環風洞9は両翼ファン5の排気側循環空
気cとヒーター10に循環空気dを送り込む経路を形成
している。ヒーター10により加熱された空気aは衣類
乾燥ドラム1内の衣類11を乾燥し、高温多湿の空気b
となって、両翼ファン5に吸引され、冷却除湿された空
気cとなり循環風洞9を通り、除湿水(結露水)を排出
口15から排出した後、循環空気dとなり、ヒーター1
0を通り、加熱された空気aとなって乾燥ドラム1内に
入る。この動作を繰り返すことにより衣類11を乾燥さ
せる。
気cとヒーター10に循環空気dを送り込む経路を形成
している。ヒーター10により加熱された空気aは衣類
乾燥ドラム1内の衣類11を乾燥し、高温多湿の空気b
となって、両翼ファン5に吸引され、冷却除湿された空
気cとなり循環風洞9を通り、除湿水(結露水)を排出
口15から排出した後、循環空気dとなり、ヒーター1
0を通り、加熱された空気aとなって乾燥ドラム1内に
入る。この動作を繰り返すことにより衣類11を乾燥さ
せる。
【0007】両翼ファン5の冷却側の空気は吸気穴12
と両翼ファン5を通り排気穴13より排出する。14は
コントローラーで衣類乾燥機の運転を自動的に制御す
る。1は衣類投入口のドアーである。
と両翼ファン5を通り排気穴13より排出する。14は
コントローラーで衣類乾燥機の運転を自動的に制御す
る。1は衣類投入口のドアーである。
【0008】湿度センサー17は、多湿かつ比較的高温
であり、凝縮される前の空気にさらされるように、両翼
ファン5に導かれる前の場所、ベルマウス17に位置さ
れている。湿度センサー17が湿度を検知して乾燥検知
を行い、所定の湿度に達したところで乾燥を停止する。
であり、凝縮される前の空気にさらされるように、両翼
ファン5に導かれる前の場所、ベルマウス17に位置さ
れている。湿度センサー17が湿度を検知して乾燥検知
を行い、所定の湿度に達したところで乾燥を停止する。
【0009】次に図9は、サーミスターを利用して乾燥
検知を行う従来の衣類乾燥機(例えば特開平3−149
099)の構造を示したものである。図8に示した湿度
センサーを利用して乾燥検知を行う乾燥機と構成はほぼ
同じであるが、サーミスタ23および24が湿度センサ
ー17に代わって構成されている点が異なる。
検知を行う従来の衣類乾燥機(例えば特開平3−149
099)の構造を示したものである。図8に示した湿度
センサーを利用して乾燥検知を行う乾燥機と構成はほぼ
同じであるが、サーミスタ23および24が湿度センサ
ー17に代わって構成されている点が異なる。
【0010】サーミスタ23は多湿空気bの排気口の近
傍に、サーミスタ24は循環風洞9中のヒーター10よ
り手前に配置されている。当然のことながら、サーミス
タ23より測定された温度t1はサーミスタ24より測
定された温度t2よりも高く検出される。
傍に、サーミスタ24は循環風洞9中のヒーター10よ
り手前に配置されている。当然のことながら、サーミス
タ23より測定された温度t1はサーミスタ24より測
定された温度t2よりも高く検出される。
【0011】図10は、実際に衣類の乾燥を行った際の
t1及びt2の温度変化を示したものである。乾燥が始
まるとt1及びt2の温度は共に上昇する(図10の
(a))が、その後衣類からの水分の多いときには両翼
ファン5での熱交換は潜熱が主体となるため、t1及び
t2の温度はほぼ一定で推移する(図10の(b))。
t1及びt2の温度変化を示したものである。乾燥が始
まるとt1及びt2の温度は共に上昇する(図10の
(a))が、その後衣類からの水分の多いときには両翼
ファン5での熱交換は潜熱が主体となるため、t1及び
t2の温度はほぼ一定で推移する(図10の(b))。
【0012】乾燥が近づくにつれて衣類乾燥ドラム1内
の空気の湿度が著しく低下することにより、熱交換器の
吸気側の温度t1が上昇する(図10の(c))。従っ
て、t1とt2の温度差(t1−t2)は、拡大する。
この温度差(t1−t2)が所定の温度差に達したかど
うか判断して乾燥終了を判断する。
の空気の湿度が著しく低下することにより、熱交換器の
吸気側の温度t1が上昇する(図10の(c))。従っ
て、t1とt2の温度差(t1−t2)は、拡大する。
この温度差(t1−t2)が所定の温度差に達したかど
うか判断して乾燥終了を判断する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、まず湿
度センサーにより乾燥検知を行う乾燥機に関しては、湿
度センサーの値が所定の値以下になると乾燥したと判断
するため乾燥検知精度には優れているものの、乾燥途中
で乾燥終了時間を推定することは不可能であった。
度センサーにより乾燥検知を行う乾燥機に関しては、湿
度センサーの値が所定の値以下になると乾燥したと判断
するため乾燥検知精度には優れているものの、乾燥途中
で乾燥終了時間を推定することは不可能であった。
【0014】また、湿度センサーは相対湿度が100%
を越える場合(つまり結露水が付着した場合)でも湿度
は100%を示し、どの程度の結露量が存在するのかを
判断できないという問題点があった。
を越える場合(つまり結露水が付着した場合)でも湿度
は100%を示し、どの程度の結露量が存在するのかを
判断できないという問題点があった。
【0015】一方、サーミスタにより乾燥検知を行う乾
燥機に関しては、サーミスタを使用して排気部の温度変
化を測定しているため、被乾燥物の量が少量の際に、乾
燥が近くなると乾燥空気は冷却されやすくなり、結果的
には図11に示すように安定した温度変化曲線が得られ
ない。すなわち、耐久性には優れているが、衣類など被
乾燥物の乾燥度合いを温度で間接的に測定するために乾
燥検知の精度が悪いという欠点があった。また、温度変
化のみで、被乾燥物の乾燥率及び布量を求めることは不
可能であった。
燥機に関しては、サーミスタを使用して排気部の温度変
化を測定しているため、被乾燥物の量が少量の際に、乾
燥が近くなると乾燥空気は冷却されやすくなり、結果的
には図11に示すように安定した温度変化曲線が得られ
ない。すなわち、耐久性には優れているが、衣類など被
乾燥物の乾燥度合いを温度で間接的に測定するために乾
燥検知の精度が悪いという欠点があった。また、温度変
化のみで、被乾燥物の乾燥率及び布量を求めることは不
可能であった。
【0016】本発明は、上記問題点を解決するものであ
り、また乾燥検知の精度を高く保ちつつ、さらに耐久性
の優れた衣類乾燥機の被乾燥物量検知方法及び乾燥時間
推定方法を提供することを目的とする。
り、また乾燥検知の精度を高く保ちつつ、さらに耐久性
の優れた衣類乾燥機の被乾燥物量検知方法及び乾燥時間
推定方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、衣類乾燥機の衣類乾燥ドラム内の被乾燥物を乾燥す
る際に排出される水蒸気を含んだ空気の中に湿度変化に
伴って電気抵抗が変化する湿度センサーを設置し湿度セ
ンサーを用いて被乾燥物の重量を検知するかまたは乾燥
時間を推定する方法であって、乾燥開始後の所定の時間
経過後の前記衣類乾燥ドラム内の湿度を検知し、その検
知結果から被乾燥物の重量を検知する工程を有する構成
となっている。
に、衣類乾燥機の衣類乾燥ドラム内の被乾燥物を乾燥す
る際に排出される水蒸気を含んだ空気の中に湿度変化に
伴って電気抵抗が変化する湿度センサーを設置し湿度セ
ンサーを用いて被乾燥物の重量を検知するかまたは乾燥
時間を推定する方法であって、乾燥開始後の所定の時間
経過後の前記衣類乾燥ドラム内の湿度を検知し、その検
知結果から被乾燥物の重量を検知する工程を有する構成
となっている。
【0018】また、乾燥時間の推定方法では、さらに衣
類乾燥ドラム内の湿度変化を測定し検知された被乾燥物
の重量に基づいて乾燥が終了するまでに要する時間を検
知する工程とを有する構成となっている。
類乾燥ドラム内の湿度変化を測定し検知された被乾燥物
の重量に基づいて乾燥が終了するまでに要する時間を検
知する工程とを有する構成となっている。
【0019】
【作用】本発明の衣類の乾燥率及び布量を検知する方法
は、被乾燥物を乾燥する過程で排出する水蒸気を含んだ
空気の中の湿度変化に伴って電気抵抗値が変化する有機
ポリマーにて形成された湿度センサを設置して、湿度セ
ンサの電気抵抗の変化を所定時間検知し、電気抵抗値の
初期値及び変化率から求めるものである。ドラム内の湿
度変化に敏感な湿度センサを用いることにより、被乾燥
物の乾燥率及び布量を極めて高精度で求めることができ
る。乾燥率と布量が求められると乾燥終了時間の予測推
定が容易にできる。従って、所定の乾燥率以上になると
残り時間を表示することが可能となる。しかも、被乾燥
物の乾燥率と布量が極めて高精度に求められているの
で、残時間表示に際しても途中でほとんど修正する必要
がなく、中間チェックとして、乾燥率が95%になった
時点で修正する程度で済む。
は、被乾燥物を乾燥する過程で排出する水蒸気を含んだ
空気の中の湿度変化に伴って電気抵抗値が変化する有機
ポリマーにて形成された湿度センサを設置して、湿度セ
ンサの電気抵抗の変化を所定時間検知し、電気抵抗値の
初期値及び変化率から求めるものである。ドラム内の湿
度変化に敏感な湿度センサを用いることにより、被乾燥
物の乾燥率及び布量を極めて高精度で求めることができ
る。乾燥率と布量が求められると乾燥終了時間の予測推
定が容易にできる。従って、所定の乾燥率以上になると
残り時間を表示することが可能となる。しかも、被乾燥
物の乾燥率と布量が極めて高精度に求められているの
で、残時間表示に際しても途中でほとんど修正する必要
がなく、中間チェックとして、乾燥率が95%になった
時点で修正する程度で済む。
【0020】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照しながら
説明する。図1において、衣類乾燥ドラム1はモーター
2及びプーリー3、ベルト4により回転駆動されてい
る。衣類を乾燥して高温多湿になった空気bを冷却除湿
する熱交換器を兼ねた両翼ファン5は、モーター2、フ
ァンプーリー6、ファンプーリー7、ファンベルト8に
より回転駆動されている。
説明する。図1において、衣類乾燥ドラム1はモーター
2及びプーリー3、ベルト4により回転駆動されてい
る。衣類を乾燥して高温多湿になった空気bを冷却除湿
する熱交換器を兼ねた両翼ファン5は、モーター2、フ
ァンプーリー6、ファンプーリー7、ファンベルト8に
より回転駆動されている。
【0021】循環風洞9は両翼ファン5の排気側循環空
気cとヒーター10に循環空気dを送り込む経路を形成
している。ヒーター10により加熱された空気aは衣類
乾燥ドラム1内の衣類11を乾燥し、高温多湿な空気b
になって、両翼ファン5に吸引され、冷却除湿された空
気cとなり循環風洞9を通り、除湿水(結露水)を排出
口15から排出した後、循環空気dとなり、ヒーター1
0を通り、加熱された空気aとなって乾燥ドラム1内に
入る。この動作を繰り返すことにより衣類11が乾燥す
る。
気cとヒーター10に循環空気dを送り込む経路を形成
している。ヒーター10により加熱された空気aは衣類
乾燥ドラム1内の衣類11を乾燥し、高温多湿な空気b
になって、両翼ファン5に吸引され、冷却除湿された空
気cとなり循環風洞9を通り、除湿水(結露水)を排出
口15から排出した後、循環空気dとなり、ヒーター1
0を通り、加熱された空気aとなって乾燥ドラム1内に
入る。この動作を繰り返すことにより衣類11が乾燥す
る。
【0022】両翼ファン5の冷却側の空気は吸気穴12
と両翼ファン5を通り排気穴13より排出する。14は
コントローラで衣類乾燥機の運転を自動的に制御する。
16は衣類投入口のドアーである。
と両翼ファン5を通り排気穴13より排出する。14は
コントローラで衣類乾燥機の運転を自動的に制御する。
16は衣類投入口のドアーである。
【0023】湿度センサー17は、多湿かつ比較的高温
であり、凝縮される前の空気にさらされるように、両翼
ファン5に導かれる前の場所、ベルマウス18の位置に
センサー部を両翼ファン5の方に向けて設置されてい
る。
であり、凝縮される前の空気にさらされるように、両翼
ファン5に導かれる前の場所、ベルマウス18の位置に
センサー部を両翼ファン5の方に向けて設置されてい
る。
【0024】次に湿度センサー17について、その一例
を図2に示す。基板上には櫛型電極21が相対向して形
成され、この電極間には有機ポリマーでなり、湿度変化
に応じて電導度合いが変化する感湿剤22が形成されて
いる。
を図2に示す。基板上には櫛型電極21が相対向して形
成され、この電極間には有機ポリマーでなり、湿度変化
に応じて電導度合いが変化する感湿剤22が形成されて
いる。
【0025】以下では、実際に衣類を乾燥した際の動作
について説明する。まず、乾燥時の重量が4kgの衣類
を乾燥率が60%になるように濡らして、乾燥ドラム1
内に入れて乾燥を開始する。そして、このときの湿度セ
ンサー17の電気抵抗値の変化を湿度に換算するが、こ
の湿度の変化を図3に示す。まず乾燥初期においては、
乾燥ドラム1内の湿度は100%に達しており、湿度セ
ンサー17上には結露水が付着している。初期の10分
間の間はこの結露水及び衣類乾燥ドラム1内の温度が室
温からの上昇域にあり、これらの影響から湿度の値が安
定しないが、10分過ぎから100%の湿度で安定す
る。次に被乾燥衣類の乾燥率が80%程度まで湿度は安
定しており、これ以上乾燥すると、ドラム内の湿度が少
しづつ低下し湿度が10%程度になると被乾燥衣類の乾
燥率は約103%になり十分乾燥するので、ヒータ入力
を停止し、冷風運転をしてドラム内の被乾燥衣類の温度
を下げる。ドラム内の温度が50℃以下になった時点で
乾燥を終了する。
について説明する。まず、乾燥時の重量が4kgの衣類
を乾燥率が60%になるように濡らして、乾燥ドラム1
内に入れて乾燥を開始する。そして、このときの湿度セ
ンサー17の電気抵抗値の変化を湿度に換算するが、こ
の湿度の変化を図3に示す。まず乾燥初期においては、
乾燥ドラム1内の湿度は100%に達しており、湿度セ
ンサー17上には結露水が付着している。初期の10分
間の間はこの結露水及び衣類乾燥ドラム1内の温度が室
温からの上昇域にあり、これらの影響から湿度の値が安
定しないが、10分過ぎから100%の湿度で安定す
る。次に被乾燥衣類の乾燥率が80%程度まで湿度は安
定しており、これ以上乾燥すると、ドラム内の湿度が少
しづつ低下し湿度が10%程度になると被乾燥衣類の乾
燥率は約103%になり十分乾燥するので、ヒータ入力
を停止し、冷風運転をしてドラム内の被乾燥衣類の温度
を下げる。ドラム内の温度が50℃以下になった時点で
乾燥を終了する。
【0026】上記の衣類乾燥の動作を乾燥時の衣類の重
量が1kg、2kg、3kgの際にも同様に行い、その
結果を図4に示す。図4に示すように乾燥率が60%の
場合には、それぞれの重量に応じて湿度の絶対値は異な
るが、湿度が安定する領域が存在し、また、4kgの場
合と同様に乾燥率が80%に達するまでは湿度の値は変
化しなかった。従って、湿度の値がある一定時間変化し
ない場合には、乾燥率が80%以下であることが判る。
また、湿度が安定する領域の湿度の値と乾燥時点での1
0%の値の中間値を取ると、被乾燥衣類の重量がどの重
量であっても衣類の乾燥率が95%程度になっている。
量が1kg、2kg、3kgの際にも同様に行い、その
結果を図4に示す。図4に示すように乾燥率が60%の
場合には、それぞれの重量に応じて湿度の絶対値は異な
るが、湿度が安定する領域が存在し、また、4kgの場
合と同様に乾燥率が80%に達するまでは湿度の値は変
化しなかった。従って、湿度の値がある一定時間変化し
ない場合には、乾燥率が80%以下であることが判る。
また、湿度が安定する領域の湿度の値と乾燥時点での1
0%の値の中間値を取ると、被乾燥衣類の重量がどの重
量であっても衣類の乾燥率が95%程度になっている。
【0027】従って、湿度の値が変化し始めるとき乾燥
率が80%程度になっており、一方、乾燥時の重量と乾
燥率が分かっているので、乾燥終了時間を推定すること
ができる。
率が80%程度になっており、一方、乾燥時の重量と乾
燥率が分かっているので、乾燥終了時間を推定すること
ができる。
【0028】図5(a)は被乾燥物の重量と乾燥率が8
0%になった時点から乾燥までの残り時間を示したもの
である。例えば、被乾燥衣類の乾燥時の重量が4kgの
場合、残りの乾燥時間は65分となり、被乾燥衣類の乾
燥時の重量が3kgの場合、残りの乾燥時54分とな
り、ほぼ比例する関係が得られる。
0%になった時点から乾燥までの残り時間を示したもの
である。例えば、被乾燥衣類の乾燥時の重量が4kgの
場合、残りの乾燥時間は65分となり、被乾燥衣類の乾
燥時の重量が3kgの場合、残りの乾燥時54分とな
り、ほぼ比例する関係が得られる。
【0029】また、図5(b)に、被乾燥衣類重量が1
kg、2kg、3kg、4kgの際の衣類の乾燥を開始
してから10分後のドラム内の湿度を示す。図5(b)
から明らかなように、乾燥開始から10分後のドラム内
の湿度は乾燥される衣類の重量にほぼ比例している。
kg、2kg、3kg、4kgの際の衣類の乾燥を開始
してから10分後のドラム内の湿度を示す。図5(b)
から明らかなように、乾燥開始から10分後のドラム内
の湿度は乾燥される衣類の重量にほぼ比例している。
【0030】従って、衣類乾燥の途中で乾燥に要する残
時間表示が可能となる。すなわち、まず乾燥を開始して
10分後の湿度から乾燥される衣類の重量を例えば図5
(b)に基づいて判定し、その後湿度がほぼ一定な領域
から減少しなじめた段階で、判定した衣類の重量から例
えば図5(a)に基づいて乾燥に要する残時間を表示す
ることができる。
時間表示が可能となる。すなわち、まず乾燥を開始して
10分後の湿度から乾燥される衣類の重量を例えば図5
(b)に基づいて判定し、その後湿度がほぼ一定な領域
から減少しなじめた段階で、判定した衣類の重量から例
えば図5(a)に基づいて乾燥に要する残時間を表示す
ることができる。
【0031】従来では、被乾燥衣類の重量や乾燥率を検
知することが不可能であったため、乾燥に要する残時間
表示したところで途中で大幅に修正することもしばしば
であったが、本発明によりほとんど修正する必要がなく
なり、仮に中間チェックして残時間の修正をするとして
も、乾燥率が80%以上になった時点から、ドラム内の
湿度は図3に示すように乾燥時間に対して直線的に低下
していくので、乾燥率が95%になったところで残時間
の修正をすればよい。
知することが不可能であったため、乾燥に要する残時間
表示したところで途中で大幅に修正することもしばしば
であったが、本発明によりほとんど修正する必要がなく
なり、仮に中間チェックして残時間の修正をするとして
も、乾燥率が80%以上になった時点から、ドラム内の
湿度は図3に示すように乾燥時間に対して直線的に低下
していくので、乾燥率が95%になったところで残時間
の修正をすればよい。
【0032】次に、被乾燥衣類の乾燥率が最初から80
%以上の場合(例えば95%の場合)について説明す
る。図6に示すように被乾燥衣類の重量が変化しても、
5分以内にドラム内の湿度が急激に上昇し、それから直
線的に低下して、湿度が10%以下になって乾燥が終了
する。この時の傾きは、乾燥率が80%以下の衣類を乾
燥し、この衣類の乾燥率が80%以上になった時に生じ
る湿度の傾きと同じである。従って、乾燥時間が5分お
よび10分の時点での湿度変化が10%以上の場合には
被乾燥衣類の乾燥率が80%以上であることが判定で、
残時間の推定も可能となる。
%以上の場合(例えば95%の場合)について説明す
る。図6に示すように被乾燥衣類の重量が変化しても、
5分以内にドラム内の湿度が急激に上昇し、それから直
線的に低下して、湿度が10%以下になって乾燥が終了
する。この時の傾きは、乾燥率が80%以下の衣類を乾
燥し、この衣類の乾燥率が80%以上になった時に生じ
る湿度の傾きと同じである。従って、乾燥時間が5分お
よび10分の時点での湿度変化が10%以上の場合には
被乾燥衣類の乾燥率が80%以上であることが判定で、
残時間の推定も可能となる。
【0033】さらに、無負荷で運転した場合について、
図7を用いて説明する。被乾燥衣類の重量が100gで
乾燥率が95%の場合に衣類に含まれる水分量は約4g
であるが、乾燥開始5分以内にドラム内の湿度が急激に
上昇する。一方、無負荷の場合には、乾燥開始後直ちに
湿度が10%まで低下する。従って、ドラム内の衣類の
有無が乾燥開始後5分以内に判定できるので、うっかり
無負荷運転した場合には5分で停止できるようにすれば
よい。
図7を用いて説明する。被乾燥衣類の重量が100gで
乾燥率が95%の場合に衣類に含まれる水分量は約4g
であるが、乾燥開始5分以内にドラム内の湿度が急激に
上昇する。一方、無負荷の場合には、乾燥開始後直ちに
湿度が10%まで低下する。従って、ドラム内の衣類の
有無が乾燥開始後5分以内に判定できるので、うっかり
無負荷運転した場合には5分で停止できるようにすれば
よい。
【0034】
【発明の効果】以上のように、湿度センサを除湿タイプ
の衣類乾燥機の冷却用熱交換器(両翼ファン)に対向し
て、ファンケース内に設置して、ドラム内の湿度を所定
時間検知して、被乾燥物の乾燥率と布量を求めるもので
あり、極めて高精度で求めることが可能である。所定の
乾燥率以上になると、残り時間を求めることができるの
で、当然残り時間を表示して残り時間を知らせることが
可能となる。その結果、残り時間とその時点での乾燥率
を表示することにより、乾燥の終了時間を知るだけでな
く、衣類に応じた乾燥率で取り出して、乾燥機の回転に
よる機械力ダメージの低減が可能となり、衣類へのダメ
ージが極めて少なくなる。
の衣類乾燥機の冷却用熱交換器(両翼ファン)に対向し
て、ファンケース内に設置して、ドラム内の湿度を所定
時間検知して、被乾燥物の乾燥率と布量を求めるもので
あり、極めて高精度で求めることが可能である。所定の
乾燥率以上になると、残り時間を求めることができるの
で、当然残り時間を表示して残り時間を知らせることが
可能となる。その結果、残り時間とその時点での乾燥率
を表示することにより、乾燥の終了時間を知るだけでな
く、衣類に応じた乾燥率で取り出して、乾燥機の回転に
よる機械力ダメージの低減が可能となり、衣類へのダメ
ージが極めて少なくなる。
【図1】本発明の実施例における衣類乾燥機の断面図
【図2】本発明の実施例における湿度センサの平面図
【図3】本発明の実施例における衣類乾燥を行った際の
乾燥時間に伴う乾燥ドラム内の湿度変化を示す図
乾燥時間に伴う乾燥ドラム内の湿度変化を示す図
【図4】本発明の実施例における衣類乾燥を行った際の
乾燥時間に伴う乾燥ドラム内の湿度変化を示す図(乾燥
衣類の重量が異なる場合)
乾燥時間に伴う乾燥ドラム内の湿度変化を示す図(乾燥
衣類の重量が異なる場合)
【図5】被乾燥衣類重量と乾燥に要する残り時間及び乾
燥開始10分後の湿度との関係を示す図
燥開始10分後の湿度との関係を示す図
【図6】本発明の実施例における衣類乾燥を行った際の
乾燥時間に伴う乾燥ドラム内の湿度変化を示す図(乾燥
率95%で乾燥を開始した場合)
乾燥時間に伴う乾燥ドラム内の湿度変化を示す図(乾燥
率95%で乾燥を開始した場合)
【図7】本発明の実施例における衣類乾燥を行った際の
乾燥時間に伴う乾燥ドラム内の湿度変化を示す図(無負
荷の場合)
乾燥時間に伴う乾燥ドラム内の湿度変化を示す図(無負
荷の場合)
【図8】従来の湿度センサーを用いた衣類乾燥機の断面
図
図
【図9】従来のサーミスタを用いた衣類乾燥機の断面図
【図10】従来のサーミスタを用いた衣類乾燥機により
衣類乾燥を行った際の乾燥時間に伴う乾燥ドラム内の湿
度変化を示す図
衣類乾燥を行った際の乾燥時間に伴う乾燥ドラム内の湿
度変化を示す図
【図11】従来のサーミスタを用いた衣類乾燥機により
衣類乾燥を行った際の乾燥時間に伴う乾燥ドラム内の湿
度変化を示す図(乾燥衣類が少量の場合)
衣類乾燥を行った際の乾燥時間に伴う乾燥ドラム内の湿
度変化を示す図(乾燥衣類が少量の場合)
1 衣類乾燥ドラム 2 モーター 3 プーリー 4 ベルト 5 両翼ファン 6 ファンプーリー 7 ファンプーリー 8 ファンベルト 9 循環風胴 10 ヒーター 11 衣類 12 吸気穴 13 排気穴 14 コントローラー 15 排出口 16 ドア 17 湿度センサ 18 ベルマウス 21 櫛型電極 22 感湿剤 23 リードフレーム 24 基板
Claims (4)
- 【請求項1】衣類乾燥機の衣類乾燥ドラム内の被乾燥物
を乾燥する際に排出される水蒸気を含んだ空気の中に湿
度変化に伴って電気抵抗が変化する湿度センサーを設置
し前記湿度センサーを用いて前記被乾燥物量を検知する
方法であって、乾燥開始後の所定の時間経過後の前記衣
類乾燥ドラム内の湿度を検知し、その検知結果から前記
被乾燥物の重量を検知する工程を有する衣類乾燥機の被
乾燥物量検知方法。 - 【請求項2】乾燥開始後の所定の時間が約10分である
ことを特徴とする請求項1記載の衣類乾燥機の被乾燥物
量検知方法。 - 【請求項3】衣類乾燥機の衣類乾燥ドラム内の被乾燥物
を乾燥する際に排出される水蒸気を含んだ空気の中に湿
度変化に伴って電気抵抗が変化する湿度センサーを設置
し前記湿度センサーを用いて前記被乾燥物の乾燥時間を
推定する方法であって、乾燥開始後の所定の時間経過後
の前記衣類乾燥ドラム内の湿度を検知し、その検知結果
から前記被乾燥物の重量を検知する工程と、前記衣類乾
燥ドラム内の湿度変化を測定し検知された前記被乾燥物
の重量に基づいて乾燥が終了するまでに要する時間を推
定する工程とを有する衣類乾燥機の乾燥時間推定方法。 - 【請求項4】衣類乾燥機の衣類乾燥ドラム内の被乾燥物
を乾燥する際に排出される水蒸気を含んだ空気の中に湿
度変化に伴って電気抵抗が変化する湿度センサーを設置
し前記湿度センサーを用いて前記被乾燥物の乾燥時間を
推定する方法であって、乾燥開始後の所定の時間経過後
の前記衣類乾燥ドラム内の湿度を検知し、その検知結果
から前記被乾燥物の重量を検知する工程と、前記衣類乾
燥ドラム内の湿度変化を測定し前記衣類乾燥ドラム内の
湿度が減少し始める時点から乾燥が終了するまでに要す
る時間を前記被乾燥物の重量を基づいて推定する工程と
を有する衣類乾燥機の乾燥時間推定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6292958A JPH08141290A (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 衣類乾燥機の被乾燥物量検知方法及び乾燥時間推定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6292958A JPH08141290A (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 衣類乾燥機の被乾燥物量検知方法及び乾燥時間推定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08141290A true JPH08141290A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=17788635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6292958A Pending JPH08141290A (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 衣類乾燥機の被乾燥物量検知方法及び乾燥時間推定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08141290A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2016174810A1 (ja) * | 2015-04-28 | 2016-11-03 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 衣類乾燥機 |
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-
1994
- 1994-11-28 JP JP6292958A patent/JPH08141290A/ja active Pending
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