JP2012196394A - 衣類乾燥機 - Google Patents

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和彦 橋本
Takashi Komatsu
隆 小松
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Abstract

【課題】衣類の湿り具合、湿度に応じて最適の乾燥検知を行い、正確な乾燥終了検知を行うことができ、効率良く衣類の乾燥を行うことができ省エネに貢献できる衣類乾燥機を実現する。
【解決手段】乾燥運転を開始後、回転ドラムから吹き出される熱風の温度が所定の値以上かどうかを判定する(S2)。回転ドラム出口近傍での湿度検知手段からの情報を収集する(S3)。湿度の変化率が所定の値以上であるかどうかを判定する(S4)。次に、湿度の絶対値が所定の値以下であるかどうかを判定する(S5)。湿度の絶対値が所定の値以下であれば衣類の乾燥ができたと判定して(S6)、乾燥運転を終了する(S7)。これにより、衣類の湿り具合、湿度に応じて最適の乾燥検知を行い、正確な乾燥終了検知を行うことができ、効率良く衣類の乾燥を行うことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、洗濯後の非乾燥状態にある衣類等の乾燥を行う、湿度検知手段を備えた衣類乾燥機に関するものである。
近年、衣類乾燥機は使い勝手をよくするために自動的に運転を停止する制御装置を備えたものが主流となってきている。
従来、この種の衣類乾燥機には図10に示すような構成のものがあった。以下その構成について図面を参照しながら説明する。図に示すように、本体51の上部にモータ62を吊設し、本体51の背面側に設けたファン65および回転ドラム53はベルト63、64を介してモータ62により駆動される。送風室58の正面側には熱風吹出口60を有し、回転ドラム53の前面に形成された衣類投入口54は、本体51の前面に開口しており、扉55で開閉される。送風室58にはファン65が、熱交換室59の内部には上流側に蒸発器67、下流側に凝縮器66がそれぞれ配置されて、圧縮機68、キャピラリチューブ等の膨張機構69と共にヒートポンプを構成している。
まず、回転ドラム53内の乾燥室56からの高湿空気が蒸発器67で冷却されて除湿され、その後乾燥空気となって凝縮器66に至り、ここで加熱され高温低湿空気となる。そしてこの高温低湿空気は、熱風吹出口60から乾燥室56に供給され、その中の衣類Aの乾燥に供される。図中の61は電極であり、これは回転ドラム53内に取り付けられて被乾燥物である衣類Aに接触させるようにしている。電極61は2個の導電部材と絶縁部材とにより構成され、導電部材間の抵抗値rを検出することによって衣類Aの乾燥状態を検知する。また、70はサーミスタであり、これを用いて回転ドラム53から吹き出してくる高湿空気の温度を検知する(例えば、特許文献1参照)。
また、上記のような構成の衣類乾燥機に乾燥室から吹き出される高湿空気の湿度を検知する湿度検知手段を備え、その検知した情報に基づいて乾燥運転を制御する衣類乾燥機もあった。このような衣類乾燥機においては、上記図10に併記して示すと、通常、乾燥室56の排気口近傍に湿度センサ71を取り付け、これを用いて回転ドラム53から吹き出される高湿空気の湿度を検知する(例えば、特許文献2参照)。
特開平5−253397号公報 特開2001−38100号公報
しかしながら上記特許文献2のような従来の構成では、湿度検知手段からの情報をもとに、湿度検知手段の出力がある閾値以上になった時に乾燥終了と判定しているので、例えば乾燥率が100%を超える必要があるという問題があった。
また、温度検知手段や抵抗検知手段との相関関係が薄く、湿度検知手段からの出力で乾燥終了を判定しているので、一旦乾燥率が閾値を超えると乾燥したと判定され、再度乾燥率が閾値以下となっても乾燥は終了してしまうという課題があった。さらに、乾燥率がある閾値以上という点のみで乾燥終了を判定するので、エネルギー的にもロスが多く、消費
電力量が大きくなるという課題があった。
本発明は、上記従来の衣類乾燥機が有している課題を解決するものであり、衣類の湿り具合、湿度に応じて最適の乾燥終了検知を行い、効率良く衣類の乾燥を行うことができ省エネに貢献できる衣類乾燥機を提供することを目的としているものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明の衣類乾燥機は、回転ドラム内の衣類に接触して衣類の抵抗値を検出する抵抗検知手段と、乾燥中における前記回転ドラムから吹き出される熱風の温度を検出する温度検知手段と、乾燥中における前記回転ドラムから吹き出される熱風の湿度を検出する湿度検知手段と、前記抵抗検知手段、温度検知手段および湿度検知手段からの情報を取り込んで乾燥運転を制御する制御手段とを有する衣類乾燥機であって、前記制御手段は、前記湿度検知手段から得られる情報より前記回転ドラム内に投入した非乾燥状態の衣類の湿度変化を検知し、その検知情報によって乾燥の終了を判定する衣類乾燥機である。
このようにすることによって、制御手段は湿度検知手段の情報を取り込んで、その変動を認識し判定することによって、乾燥終了を検知することができ、衣類の湿り具合、湿度に応じて最適の乾燥終了検知を行うことができ、効率良く衣類の乾燥を行うことができ、衣類乾燥に対する省エネ性、正確性、信頼性を高めることができる。
本発明の衣類乾燥機によれば、湿度検知手段の情報を取り込んで、その変動を認識し判定することによって乾燥終了を検知し、衣類の湿り具合、湿度に応じて最適の乾燥終了検知を行うことができるので、乾燥終了の検知精度を向上させることができ、衣類乾燥機の運転制御において最適な乾燥状態にすることができ、衣類乾燥に対する省エネ性、正確性、信頼性を確実に向上させることができる。
本発明の第1の実施の形態の衣類乾燥機の断面図 同衣類乾燥機の処理手順を示すフローチャート 同衣類乾燥機の湿度検知手段からの出力の時間変化を示すグラフ 本発明の第2の実施の形態の衣類乾燥機の処理手順を示すフローチャート 同衣類乾燥機の温度検知手段からの出力の時間変化を示すグラフ 同衣類乾燥機の抵抗検知手段の検出する抵抗値の時間変化を示すグラフ 本発明の第3の実施の形態の衣類乾燥機の処理手順を示すフローチャート 本発明の第4の実施の形態の衣類乾燥機の処理手順を示すフローチャート 同衣類乾燥機の湿度検知手段からの出力の時間変化を示すグラフ 従来の衣類乾燥機の断面図
第1の発明は、回転ドラム内の衣類に接触して衣類の抵抗値を検出する抵抗検知手段と、乾燥中における前記回転ドラムから吹き出される熱風の温度を検出する温度検知手段と、乾燥中における前記回転ドラムから吹き出される熱風の湿度を検出する湿度検知手段と、前記抵抗検知手段、温度検知手段および湿度検知手段からの情報を取り込んで乾燥運転を制御する制御手段とを有する衣類乾燥機であって、前記制御手段は、前記湿度検知手段から得られる情報より前記回転ドラム内に投入した非乾燥状態の衣類の湿度変化を検知し、その検知情報によって乾燥の終了を判定する衣類乾燥機を提供するものである。
これによって、本発明は、制御手段は湿度検知手段の情報を取り込んで、その変動を認
識し判定することによって、乾燥終了を検知することができ、衣類の湿り具合、湿度に応じて最適の乾燥終了検知を行うことができ、効率良く衣類の乾燥を行うことができ、衣類乾燥に対する省エネ性、正確性、信頼性を確実に向上させることができるものである。
第2の発明は、制御手段は、衣類の湿度変化の検知を、湿度の変化率と湿度の絶対値によって行うようにした衣類乾燥機を提供するものである。
これによって、本発明は、衣類の湿度変化の検知を、湿度の変化率と湿度の絶対値という2種の異なる情報によって行うことによって、乾燥終了をきめ細かくより正確に検知することができ、衣類の湿り具合、湿度に応じて最適の乾燥終了検知を行うことができ、効率良く衣類の乾燥を行うことができ、衣類乾燥に対する省エネ性、正確性、信頼性を確実に向上させることができるものである。
第3の発明は、制御手段は、前記温度検知手段から得られる情報をもとに、温度上昇変化より前記回転ドラム内に投入した非乾燥状態の衣類の乾燥終了を検知するようにした衣類乾燥機を提供するものである。
これによって、本発明は、制御手段は、湿度検知手段の情報のみならず温度検知手段の情報も取り込んで、これら各検知手段からの出力の変化を計測し判定することによって、乾燥終了を検知することができ、衣類の湿り具合、湿度に応じて最適の乾燥終了検知を行うことができ、効率良く衣類の乾燥を行うことができ、衣類乾燥に対する省エネ性、正確性、信頼性を確実に向上させることができるものである。
第4の発明は、制御手段は、前記抵抗検知手段から得られる情報が所定の閾値以上となると、乾燥終了と判定するようにした衣類乾燥機を提供するものである。
これによって、本発明は、制御手段は、湿度検知手段の情報のみならず抵抗検知手段の情報も取り込んで、これら各検知手段からの出力を計測し判定することによって、乾燥終了を検知することができ、衣類の湿り具合、湿度に応じて最適の乾燥終了検知を行うことができ、効率良く衣類の乾燥を行うことができ、衣類乾燥に対する省エネ性、正確性、信頼性を確実に向上させることができるものである。
第5の発明は、湿度検知手段は、前記回転ドラムへの熱風の入口近傍と出口近傍とに複数個設置され、制御手段は、前記複数個の湿度検知手段より得られる情報から湿度の差を検知することにより、乾燥の終了を検知するようにした衣類乾燥機を提供するものである。
これによって、本発明は、制御手段は回転ドラム入口近傍と出口近傍に設置された複数個の湿度検知手段の情報も取り込んで、これら湿度検知手段からの出力の差を計測し判定することによって、乾燥終了を正確に検知することができ、衣類の湿り具合、湿度に応じて最適の乾燥終了検知を行うことができ、効率良く衣類の乾燥を行うことができ、衣類乾燥に対する省エネ性、正確性、信頼性を確実に向上させることができるものである。
第6の発明は、制御手段は、前記湿度検知手段より得られる情報から湿度変化を検知し、乾燥の終了を検知した後、再度湿度の上昇があった場合、乾燥の終了検知を解除し、再度乾燥を行うようにした衣類乾燥機を提供するものである。
これによって、本発明は、制御手段は湿度検知手段からの出力を計測し、乾燥終了検知した後に再度湿度検知手段からの出力が上昇すると乾燥終了していないと判定することによって、乾燥終了をより正確に検知することができ、衣類の湿り具合、湿度に応じて最適
の乾燥終了検知を行うことができ、効率良く衣類の乾燥を行うことができ、衣類乾燥に対する省エネ性、正確性、信頼性を確実に向上させることができるものである。
また、衣類乾燥機の運転方法において、回転ドラム内部の湿度を検知する湿度検知工程、回転ドラム内部の温度を検知する温度検知工程、及び、衣類の表面の抵抗値を直接検知する抵抗検知工程、これら検知工程の後に乾燥状態を判定する判定工程と、前記判定結果をフィードバックさせて前記衣類乾燥機の乾燥条件を制御する乾燥工程との、少なくとも一部をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供するものである。
そして、これら制御方法はプログラムであるので、電気・情報機器、コンピュータ、サーバ等のハードリソースを協働させて、本発明の衣類乾燥機の運転方法の少なくとも一部を容易に実現することができる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることで、プログラムの配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における衣類乾燥機の断面図である。図1において、本体1の上部にモータ12を吊設し、本体1の背面側に設けたファン15および回転ドラム3はベルト13、14を介してモータ12により軸2を中心として回転駆動される。送風室8の正面側には熱風吹出口10を有し、回転ドラム3の前面に形成された衣類投入口4は、本体1の前面に開口しており、扉5で開閉される。送風室8にはファン15が、熱交換室9の内部には上流側に蒸発器17、下流側に凝縮器16がそれぞれ配置されて、圧縮機18、キャピラリチューブ等の膨張機構19と共にヒートポンプ21を構成している。
回転ドラム3内の乾燥室6から排気口22を通じて排気された高湿空気は蒸発器17で冷却されて除湿され、その後乾燥空気となって凝縮器16に至り、ここで加熱され高温低湿空気となる。そしてこの高温低湿空気は、循環経路7を通じて熱風吹出口10から再び乾燥室6内に供給され、その中の衣類Aの乾燥に供される。
抵抗検知手段である電極11が回転ドラム3内における扉5近傍の下部に設置されており、2個の導電部材と絶縁部材とにより構成され、回転ドラム3内で衣類Aが接触した時の衣類の表面抵抗を導電部材間の抵抗値として検出することによって衣類Aの乾燥状態を検知するようになっている。この電極11は衣類の湿度が高いと抵抗値が小さく、湿度が低くなると抵抗値が高くなるものである。また、温度検知手段であるサーミスタ20は回転ドラム3の排気口22近傍に設置されており、回転ドラム3から出てくる熱風の温度を検知するようになっている。
さらに、湿度検知手段である湿度センサ24は回転ドラム3の排気口22近傍に設置されており、回転ドラム3から出てくる出口近傍の熱風の湿度を検知するようになっている。この湿度センサ24は衣類からの湿気が多いと出力が高くなるものである。
以上のように構成した衣類乾燥機において、本発明の動作、作用について図面を参照しながら説明する。図2は、同実施の形態に係る衣類乾燥機の処理手順を示すフローチャートを示すものである。以下に本実施の形態におけるフローを説明する。
まず、この衣類乾燥機の回転ドラム3内に乾燥させたい非乾燥状態の衣類を投入する(ステップS0)。衣類乾燥機のドライレベルや様々の設定を行い、運転ボタン押下により
乾燥運転を開始する(ステップS1)。以降は制御手段23によって制御されて乾燥運転が自動で実行される。乾燥運転がスタートすると、ヒートポンプ21によって暖められた熱風が回転ドラム3内の乾燥室6に導入され、この熱風が衣類を温めた後、排気口22を通じて回転ドラム3から吹き出される。この吹き出される熱風の温度をサーミスタ20で計測し、所定の温度以上、例えば60℃以上であるかどうかを判定する(ステップS2)。
所定の温度すなわち閾値以上であれば、回転ドラム3の排気口22近傍での熱風の湿度を検知できる湿度センサ24からの情報を収集する(ステップS3)。この湿度センサ24からの出力変化を検知し、出力変化率が所定の値以上、例えば50%/分の変化率以上であるかどうかを判定する(ステップS4)。この変化率以上であれば、湿度の絶対値が大きく下がったとして、次に、湿度の絶対値を検知し、その値が所定の閾値以下、例えば20%以下であるかどうかを判定する(ステップS5)。閾値以下であれば、衣類の乾燥がほぼできたと判定する(ステップS6)。この後、所定の遅延時間後に乾燥を終了する(ステップS7)。
例えば、コットンコースでタオルやシーツ等の脱水率80%の衣類6kgを乾燥させる場合、70℃で約120分乾燥が行われたとすると、湿度センサ24からの出力は最初ほぼ100%であるが、乾燥が終了に近づくと、湿度の変化が生じ、この変化率が50%/分で、かつ湿度センサ24からの出力が20%以下になると、乾燥終了と判定し、所定の遅延時間5分を行った後、乾燥運転を終了する。
このように、湿度検知手段(湿度センサ24)および温度検知手段(サーミスタ20)の情報を取り込んで、湿度検知手段より得られる情報から湿度変化率を検知し、さらに湿度の絶対値から回転ドラム3内に投入した非乾燥状態の衣類の乾燥の終了を検知することができ、衣類の湿り具合、湿度に応じて最適の乾燥終了検知を行うことができ、効率良く衣類の乾燥を行うことができ、衣類乾燥に対する省エネ性、正確性、信頼性を確実に向上させることができる。
これら乾燥工程時の衣類乾燥機の湿度検知手段(湿度センサ24)からの出力の変化を図3に示す。図3は運転が始まり回転ドラム3から出てくる熱風が所定の温度以上になってからの湿度検知手段(湿度センサ24)の検知する湿度の時間変化を示している。衣類乾燥中の回転ドラム3の排気口22近傍での湿度はほぼ100%であるが、乾燥が終了に近づくと、湿度の絶対値が急激に大きく下がる。そして時間t0の手前で、湿度変化率が所定の値以上となり、さらに湿度の絶対値がある閾値b以下になると、t0の時点で乾燥と判定する。このように回転ドラム3から出てくる熱風の湿度の変化率と、湿度の絶対値で乾燥の終了を判定することによって、正確な乾燥終了検知を行う。
すなわち、非乾燥状態の衣類を回転ドラム内に入れ、乾燥運転が開始されたら、温度検知を行い、ある程度温度が上昇したら、回転ドラムの排気口近傍で熱風の湿度を検知することができる湿度検知手段からの出力を検知し、湿度の変化率および湿度の絶対値から、乾燥の終了を正確に検知することができる。
以上のように、本発明の衣類乾燥機によれば、衣類乾燥機の制御手段は湿度検知手段および温度検知手段の情報を取り込んで、これらの変動を認識し判定することによって、乾燥終了を検知することができ、衣類の湿り具合、湿度に応じて最適の乾燥終了検知を行うことができ、効率良く衣類の乾燥を行うことができ、衣類乾燥に対する省エネ性、正確性、信頼性を確実に向上させることができる。
特に、衣類乾燥機においては、衣類に熱を加えて乾燥させるためエネルギー消費量が大
変大きく、このエネルギー消費をできるだけ少なくする必要がある。また、温度をあまり高くすると衣類を傷めてしまうため、温度もできるだけ低い温度の方がよい。従って、乾燥の終了を正確に検知し、余分のエネルギーを使用しないということは重要なことであり、湿度検知手段を用いて湿度変化率や湿度の絶対値を検知することによって、正確に終了検知を行うことができ、乾燥に対して非常に効率良く、省エネ性、信頼性の優れた衣類の乾燥を行うことができることは、実用上の効果大なるものがある。
なお、本発明は、衣類の容量が比較的少ない家庭用の衣類乾燥機に対して特に有用であるが、業務用の衣類乾燥機でもよく、また乾燥手段を備えた洗濯乾燥機にも適用できる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2の衣類乾燥機において、本発明の動作、作用について図面を参照しながら説明する。なお、衣類乾燥機としての全体構成は、上記実施の形態1と同じであり、図1を援用して、詳細な説明は省略する。
図4は、同実施の形態に係る衣類乾燥機の処理手順を示すフローチャートを示すものである。以下に本実施の形態におけるフローを説明する。
まず、この衣類乾燥機の回転ドラム3内に乾燥させたい非乾燥状態の衣類を投入する(ステップS0)。衣類乾燥機のドライレベルや様々の設定を行い、運転ボタン押下により乾燥運転を開始する(ステップS1)。以降は制御手段23によって制御されて乾燥運転が自動で実行される。乾燥運転がスタートすると、ヒートポンプ21によって暖められた熱風が回転ドラム3内の乾燥室6に導入され、この熱風が衣類を温めた後、排気口22を通じて回転ドラム3から吹き出される。この吹き出される出口近傍の熱風の温度をサーミスタ20で計測し、所定の温度以上、例えば40℃以上であるかどうかを判定する(ステップS2)。
所定の温度すなわち閾値以上であれば、回転ドラム3の排気口22近傍での熱風の湿度を検知できる湿度センサ24、回転ドラム3の排気口22近傍での熱風の温度を検知できるサーミスタ20、回転ドラム3内で衣類と接触した時の表面抵抗を検知することができる電極11からの情報を収集する(ステップS13)。この湿度センサ24からの出力変化を検知し、出力変化率が所定の値以上、例えば50%/分の変化率以上であるかどうかを判定する(ステップS14)。
この変化率以上であれば、湿度の絶対値が大きく下がったとして、次に、サーミスタ20からの出力が、一定していた温度が一旦上昇して再度一定となるようなある温度変化のパターンをするかどうかを判定する(ステップS15)。さらに、電極11を用いて衣類の表面の抵抗値を検知し、その値が所定の閾値以上、例えば100MΩ以上であるかどうかを判定する(ステップS16)。このような閾値以上の値や挙動を検知できれば、衣類の乾燥がほぼできたと判定する(ステップS6)。以降は、実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
例えば、コットンコースでタオルやシーツ等の脱水率70%の衣類8kgを乾燥させる場合、70℃で約150分乾燥が行われたとすると、湿度センサ24からの出力は最初ほぼ100%であるが、乾燥が終了に近づくと、湿度の変化が生じ、この変化率が50%/分となり、かつサーミスタ20の出力が50℃で一定であったものが上昇して55℃で再度一定になり、さらに、電極11からの出力が100MΩ以上を示した時、乾燥終了と判定し、所定の遅延時間を行った後、乾燥運転を終了する。
このように、湿度検知手段(湿度センサ24)より得られる情報から湿度変化を検知し
、回転ドラム内に投入した非乾燥状態の衣類の乾燥の進行度合いを検知し、温度検知手段(サーミスタ20)から得られる情報をもとに、温度上昇変化より乾燥の進行度合いを検知し、抵抗検知手段(電極11)から得られる情報が所定の閾値以上となると、乾燥終了と判定することによって、衣類の湿り具合、湿度に応じて最適の乾燥終了検知を行うことができるので、効率良く衣類の乾燥を行うことができ、乾燥終了の検知精度を向上させることができ、衣類乾燥機の運転制御において最適な乾燥状態にすることができ、衣類乾燥に対する省エネ性、正確性、信頼性を確実に向上させることができる。
これら一連の乾燥工程時の衣類乾燥機の温度検知手段(サーミスタ20)と抵抗検知手段(電極11)の出力の時間変化を図5〜6に示す。
まず、乾燥が進行すると温度検知手段(サーミスタ20)からの出力は図5のような挙動を示す。図5は衣類乾燥機の温度検知手段(サーミスタ20)の検知する温度の時間変化を示している。乾燥終了に近づくと、水分がないにもかかわらず同じ熱量を与えているので、サーミスタ20の検知する温度が少し上昇し、再度一定の温度を示すようになる。この一連の温度変動パターンが得られると、時間t1で、回転ドラム3から出てくる熱風の温度の観点からは乾燥と判定する。
次に、抵抗検知手段(電極11)からの出力に関しては図6のような挙動を示す。図6は衣類乾燥機の抵抗検知手段(電極11)の検知する抵抗値の時間変化を示している。乾燥終了に近づくと、電極11からの出力が所定の閾値a以上となり、かつ、サーミスタ20の検知する温度が少し上昇し、再度一定の温度を示す一連の温度変動パターンが得られていた場合、時間t2で乾燥と判定する。
このように回転ドラム3の排気口22近傍に湿度検知手段である湿度センサ24と温度検知手段であるサーミスタ20を設置し、回転ドラム3内下部には抵抗検知手段である電極11を設置し、乾燥期間中にこれらのセンサ情報を収集し、湿度センサ24による湿度変化率が所定の値以上になり、サーミスタ20からの温度出力の変化があるパターンを示し、かつ電極11から得られる衣類の表面の抵抗値がある閾値以上であるとすると、乾燥が終了したと判定することにより、最適な乾燥時間を示すことができ、無駄な乾燥運転を行うことなく、省エネ性に優れた衣類乾燥機を得ることができる。
すなわち、非乾燥状態の衣類を回転ドラム内に入れ、乾燥運転が開始されたら、温度検知を行い、ある程度温度が上昇したら、回転ドラムの排気口近傍で熱風の湿度を検知することができる湿度検知手段からの出力を検知し、湿度の変化率を検知し、次に、回転ドラムの排気口近傍で熱風の温度を検知することができる温度検知手段からの出力を検知し、温度の変化パターンを検知し、さらに衣類に接触して表面の抵抗値を検知することができる抵抗検知手段からの出力を検知し、衣類の表面の抵抗値を検知し、所定の閾値以上であれば、乾燥の終了を正確に検知することができる。
以上のように、本発明の衣類乾燥機によれば、衣類乾燥機の制御手段は、湿度検知手段より得られる情報から湿度変化を検知し、回転ドラム内に投入した非乾燥状態の衣類の乾燥の終了を検知し、温度検知手段から得られる情報をもとに、温度上昇変化より乾燥終了を検知し、抵抗検知手段から得られる情報が所定の閾値以上となると、乾燥終了と判定することによって、衣類の湿り具合、湿度に応じて最適の乾燥終了検知を行うことができるので、効率良く衣類の乾燥を行うことができ、乾燥終了の検知精度を向上させることができ、衣類乾燥機の運転制御において最適な乾燥状態にすることができ、衣類乾燥に対する省エネ性、正確性、信頼性を確実に向上させることができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3の衣類乾燥機は、上記実施の形態1の構成に加えて、さらに第2の湿度検知手段である湿度センサ25を備えたものであり、全体構成については、図1を援用して、詳細な説明は省略する。図1において、湿度センサ25は回転ドラム3への熱風入口である熱風吹出口10近傍に設置されており、回転ドラム3へ入っていく熱風の湿度を検知することができるようになっている。すなわち、本実施の形態の衣類乾燥機は、熱風の湿度を検知することができる湿度検知手段を、回転ドラム3の入口と出口に複数個設置している衣類乾燥機を提供している。
以下に、本発明の実施の形態3の衣類乾燥機において、本発明の動作、作用について図面を参照しながら説明する。図7は、本発明の実施の形態3に係る衣類乾燥機の処理手順を示すフローチャートを示すものである。以下に本実施の形態におけるフローを説明する。
まず、この衣類乾燥機の回転ドラム3内に乾燥させたい非乾燥状態の衣類を投入する(ステップS0)。衣類乾燥機のドライレベルや様々の設定を行い、運転ボタン押下により乾燥運転を開始する(ステップS1)。以降は制御手段23によって制御されて乾燥運転が自動で実行される。乾燥運転がスタートすると、ヒートポンプ21によって暖められた熱風が回転ドラム3内の乾燥室6に導入され、この熱風が衣類を温めた後、排気口22を通じて回転ドラム3から吹き出される。この吹き出される出口近傍の熱風の温度をサーミスタ20で計測し、所定の温度以上、例えば50℃以上であるかどうかを判定する(ステップS2)。
所定の温度すなわち閾値以上であれば、回転ドラム3への熱風入口である熱風吹出口10近傍での熱風の湿度を検知できる湿度センサ25と、回転ドラム3からの熱風出口である排気口22近傍での熱風の湿度を検知できる湿度センサ24とからの情報を収集する(ステップS23)。これらの湿度センサ24、25からの出力を検知し、出力差が所定の値以下、例えば3%以下であるかどうかを判定する(ステップS24)。この出力差が上記所定の値すなわち閾値以下であれば、衣類の乾燥がほぼできたと判定する(ステップS6)。この後、所定の遅延時間後に乾燥を終了する(ステップS7)。
例えば、コットンコースでタオルやシーツ等の脱水率80%の衣類8kgを乾燥させる場合、70℃で約150分乾燥が行われたとすると、排気口22近傍の湿度センサ24からの出力は最初ほぼ100%であるが、乾燥が終了に近づくと、湿度の変化が生じ、次第に低下してくる。一方、熱風吹出口10近傍の湿度センサ25からの出力は最初からほぼ30%程度であり、これら湿度センサ24、25からの出力の差を検知し、この出力差が3%以下になると、乾燥終了と判定し、所定の遅延時間10分を行った後、乾燥運転を終了する。
このように、湿度検知手段(湿度センサ24)、第2の湿度検知手段(湿度センサ25)および温度検知手段(サーミスタ20)の情報を取り込んで、回転ドラムの入口および出口近傍に設置してある、複数の湿度検知手段より得られる情報から湿度を検知し、さらにこれらの湿度差から回転ドラム内に投入した非乾燥状態の衣類の乾燥の終了を検知することができ、衣類の湿り具合、湿度に応じて最適の乾燥終了検知を行うことができ、効率良く衣類の乾燥を行うことができ、衣類乾燥に対する省エネ性、正確性、信頼性を確実に向上させることができる。
すなわち、非乾燥状態の衣類を回転ドラム内に入れ、乾燥運転が開始されたら、温度検知を行い、ある程度温度が上昇したら、回転ドラムからの吹出入口および出口近傍で熱風の湿度を検知することができる湿度検知手段および第2の湿度検知手段からの出力を検知し、双方の湿度の差の値から、乾燥の終了を正確に検知することができる。
以上のように、本発明の衣類乾燥機によれば、衣類乾燥機の制御手段は回転ドラム入口と出口近傍に設置された複数個の湿度検知手段の情報も取り込んで、これら湿度検知手段からの出力の差を計測し判定することによって、乾燥終了を正確に検知することができ、衣類の湿り具合、湿度に応じて最適の乾燥終了検知を行うことができ、効率良く衣類の乾燥を行うことができ、衣類乾燥に対する省エネ性、正確性、信頼性を確実に向上させることができる。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4の衣類乾燥機において、本発明の動作、作用について図面を参照しながら説明する。なお、衣類乾燥機としての全体構成は、上記実施の形態1と同じであり、図1を援用して、詳細な説明は省略する。
図8は、同実施の形態に係る衣類乾燥機の処理手順を示すフローチャートを示すものである。以下に本実施の形態におけるフローを説明する。
まず、この衣類乾燥機の回転ドラム3内に乾燥させたい非乾燥状態の衣類を投入する(ステップS0)。衣類乾燥機のドライレベルや様々の設定を行い、運転ボタン押下により乾燥運転を開始する(ステップS1)。以降は制御手段23によって制御されて乾燥運転が自動で実行される。乾燥運転がスタートすると、ヒートポンプ21によって暖められた熱風が回転ドラム3内の乾燥室6に導入され、この熱風が衣類を温めた後、排気口22を通じて回転ドラム3から吹き出される。この吹き出される出口近傍の熱風の温度をサーミスタ20で計測し、所定の温度以上、例えば40℃以上であるかどうかを判定する(ステップS2)。
所定の温度すなわち閾値以上であれば、回転ドラム3の排気口22近傍での熱風の湿度を検知できる湿度センサ24からの情報を収集する(ステップS33)。この湿度センサ24からの出力変化を検知し、出力変化率が所定の値以上、例えば50%/分の変化率以上であるかどうかを判定する(ステップS34)。上記所定の値すなわち閾値以上であれば、湿度の絶対値が大きく下がったとして、次に、湿度の絶対値を検知し、その値が所定の閾値以下、例えば20%以下であるかどうかを判定する(ステップS5)。閾値以下であれば、衣類の乾燥がほぼできたと判定する(ステップS35)。その後、一旦下がっていた湿度センサ24からの出力の上昇の有無を判定し(ステップS36)、出力の上昇があると乾燥終了の解除を行い(ステップS37)、再度湿度センサ24からの出力の変化率を検知するステップ34に戻る。
例えば、コットンコースでタオルやシーツ等の脱水率60%の衣類7kgを乾燥させる場合、60℃で約180分乾燥が行われたとすると、湿度センサ24からの出力は最初ほぼ100%であるが、乾燥が終了に近づくと、湿度の変化が生じ、この変化率が50%/分であると、乾燥終了と判定する。ところが、シーツ等によるからまり等があると湿度が一旦低下し、からまりがほぐれると再度湿度が上昇することがある。このような場合は、一旦判定された乾燥終了を解除し、再度湿度センサ24からの変化率を検知することによって、この変化率が40%/分であると、乾燥終了と判定し、所定の遅延時間15分を行った後、乾燥運転を終了する。
このように、湿度検知手段(湿度センサ24)、温度検知手段(サーミスタ20)の情報を取り込んで、湿度検知手段より得られる情報から湿度変化率を検知し、その後湿度検知手段からの出力が再度上昇した場合、再度湿度検知手段の出力変化率を検知することによって、回転ドラム内に投入した非乾燥状態の衣類の乾燥の終了を正確に検知することができ、衣類の湿り具合、湿度に応じて最適の乾燥終了検知を行うことができ、効率良く衣
類の乾燥を行うことができ、衣類乾燥に対する省エネ性、正確性、信頼性を確実に向上させることができる。
これら乾燥工程時の衣類乾燥機の湿度検知手段(湿度センサ24)からの出力の変化を図9に示す。図9は運転が始まり回転ドラム3から出てくる熱風がある温度以上になってからの湿度検知手段(湿度センサ24)の検知する湿度の時間変化を示している。衣類乾燥中の回転ドラム3の排気口22近傍での湿度はほぼ100%であるが、乾燥が終了に近づき、時間t0の手前で、湿度変化率が所定の値以上となると、湿度の絶対値が大きく下がったとして、次に、湿度の絶対値を検知し、その値が所定の閾値以下であれば、t0の時点で乾燥と判定する。
しかし、この時乾燥がまだ不十分であるにもかかわらず、シーツによってタオル等の衣類がくるまってしまうと、このように湿度の低下が見られた後に、しばらくするとくるまっていたタオル等の衣類がシーツの外に出てきて、湿度の値が上昇することがある。このような湿度の挙動が見られると、一旦判定した乾燥の終了を解除し、再度湿度検知手段(湿度センサ24)によって湿度の変化率を検知し、所定の値(上記の所定の値と同じ値に限定されない)以上となると、t3の時点で最終的に乾燥と判定する。このように回転ドラム3から出てくる熱風の湿度の変化率と、一旦乾燥終了と判定した後の湿度の値の上昇の有無を検知し、乾燥の終了をより厳密に判定することによって、より正確な乾燥終了検知を行うことができる。
すなわち、非乾燥状態の衣類を回転ドラム内に入れ、乾燥運転が開始されたら、温度検知を行い、ある程度温度が上昇したら、回転ドラムからの排気口近傍で熱風の湿度を検知することができる湿度検知手段からの出力を検知し、湿度の変化率と一旦乾燥終了と判定した後の湿度の値の上昇の有無とから、乾燥の終了をより正確に検知することができる。
以上のように、本発明の衣類乾燥機によれば、湿度検知手段より得られる情報から湿度変化を検知し、回転ドラム内に投入した非乾燥状態の衣類の乾燥の終了を検知し、湿度の上昇があれば乾燥検知の判定を解除し、再度湿度変化を検知すれば、乾燥終了と判定することによって、衣類の湿り具合、湿度に応じて最適の乾燥終了検知を行うことができるので、効率良く衣類の乾燥を行うことができ、また湿度変化を検知しているので、湿度変化が所定の値を越えた後に湿度の上昇がみられたら乾燥終了とは判定せず、引き続き乾燥を行うことができるので、乾燥終了の検知精度を向上させることができ、衣類乾燥機の運転制御において最適な乾燥状態にすることができ、衣類乾燥に対する省エネ性、正確性、信頼性を確実に向上させることができる。
なお、これらの衣類乾燥機の制御手段で上記処理手順の乾燥運転を行うためには、CPUコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な独自のプログラムが必要である。上記各実施の形態で説明した手段は、CPU(またはマイコン)、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを備えた電気・情報機器、コンピュータ、サーバ等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。プログラムの形態であれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録したり、インターネットなどの通信回線を用いて配信することで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以上のように、本発明は、制御手段に湿度検知手段の情報を取り込んで、その変動を認識し判定することによって、乾燥終了を検知することができ、衣類の湿り具合、湿度に応じて最適の乾燥終了検知を行うことができ、効率良く衣類の乾燥を行うことができ、衣類乾燥に対する省エネ性、正確性、信頼性を確実に向上させることができ、家庭用の衣類乾
燥機に対して有用である。また、家庭用に限らずオフィスや工場等の業務用の衣類乾燥機など、さらには乾燥手段を備えた洗濯乾燥機においても利用可能である。
1 本体
3 回転ドラム
4 衣類投入口
5 扉
6 乾燥室
8 送風室
10 熱風吹出口
11 電極(抵抗検知手段)
12 モータ
15 ファン
20 サーミスタ(温度検知手段)
22 排気口
23 制御手段
24、25 湿度センサ(湿度検知手段)

Claims (6)

  1. 回転ドラム内の衣類に接触して衣類の抵抗値を検出する抵抗検知手段と、乾燥中における前記回転ドラムから吹き出される熱風の温度を検出する温度検知手段と、乾燥中における前記回転ドラムから吹き出される熱風の湿度を検出する湿度検知手段と、前記抵抗検知手段、温度検知手段および湿度検知手段からの情報を取り込んで乾燥運転を制御する制御手段とを有する衣類乾燥機であって、
    前記制御手段は、前記湿度検知手段から得られる情報より前記回転ドラム内に投入した非乾燥状態の衣類の湿度変化を検知し、その検知情報によって乾燥の終了を判定する衣類乾燥機。
  2. 制御手段は、衣類の湿度変化の検知を、湿度の変化率と湿度の絶対値によって行うようにした請求項1に記載の衣類乾燥機。
  3. 制御手段は、前記温度検知手段から得られる情報をもとに、温度上昇変化より前記回転ドラム内に投入した非乾燥状態の衣類の乾燥終了を検知するようにした請求項1または2に記載の衣類乾燥機。
  4. 制御手段は、前記抵抗検知手段から得られる情報が所定の閾値以上となると、乾燥終了と判定するようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の衣類乾燥機。
  5. 湿度検知手段は、前記回転ドラムへの熱風の入口近傍と出口近傍とに複数個設置され、制御手段は、前記複数個の湿度検知手段より得られる情報から湿度の差を検知することにより、乾燥の終了を検知するようにした請求項1〜4のいずれか1項に記載の衣類乾燥機。
  6. 制御手段は、前記湿度検知手段より得られる情報から湿度変化を検知し、乾燥の終了を検知した後、再度湿度の上昇があった場合、乾燥の終了検知を解除し、再度乾燥を行うようにした請求項1〜5のいずれか1項に記載の衣類乾燥機。
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