JPH08140911A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JPH08140911A
JPH08140911A JP6292973A JP29297394A JPH08140911A JP H08140911 A JPH08140911 A JP H08140911A JP 6292973 A JP6292973 A JP 6292973A JP 29297394 A JP29297394 A JP 29297394A JP H08140911 A JPH08140911 A JP H08140911A
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JP
Japan
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electric blower
temperature
electric
dust
detecting element
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JP6292973A
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Genji Kosaka
源二 小坂
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Sharp Corp
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動送風機の温度上昇に対して感度良く電動
送風機の駆動を低下する。 【構成】 電動送風機5の温度が上昇したとき、正特性
サーミスタ50により電動送風機5からの排気の温度に
応じて電動送風機5の通電量を可変し、電動送風機5の
通電を遮断するサーモスタット41が作動する前に電動
送風機5の温度上昇を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動送風機の温度過昇
防止機能、集塵状態を表示する表示機能を有する電気掃
除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気掃除機は、図4に示すよう
に、上本体1と下本体2とから構成された掃除機本体3
の前部に吸込口4が形成され、掃除機本体3に、電動送
風機5と、電動送風機5と吸込口4の間に配され台紙6
に貼り付けられた集塵用の紙袋7を収納する集塵室8
と、電動送風機5の上方に配された回路基板9とが内装
されている。そして、上本体1の前面には、紙袋7を交
換するためにカバー10が開閉自在に配され、カバー1
0の内側には、紙袋7の集塵量を検出して表示するため
のダストメーター11が取付けられている。
【0003】なお、図4中、12は下本体2に回転自在
に配された左右一対の車輪、13は紙袋7を集塵室8に
着脱させるための袋クランプ、14はカバー10を掃除
機本体3に対して係脱させるためのクランプ、15は吸
込口4に着脱自在に挿入される本体パイプ、16は電動
送風機5のオンオフ切換用や風量切換用の切換スイッチ
17が装備された手元パイプ、18はサクションホース
であり、手元パイプ16には図示しない吸込口本体が接
続されている。
【0004】また、電動送風機5の温度が異常に上昇し
たときに電動送風機5の通電を遮断して安全性を確保す
るために、温度過昇防止用のサーモスタット19が回路
基板9の裏面で電動送風機5に対向して配置されてい
る。図5はサーモスタット19を備えた一般的な電動送
風機5の制御回路を示しており、20は商用電源、21
は電源コード部に設けられサーモスタット19とともに
異常時の保護部品とされたヒューズ組品、22は掃除機
本体3側の回路基板9に配された位相制御回路である。
そして、本体パイプ15を吸込口4に挿着することによ
り、コネクタ23,24を介して掃除機本体3側の位相
制御回路22と手元パイプ16側の切換スイッチ17と
が電気的に接続されている。
【0005】そして、位相制御回路22では、コンデン
サC2の充放電をダイアック25で点弧してトライアッ
ク26の位相制御をすることにより、電動送風機5の駆
動すなわち風量を制御する。コンデンサC2の充放電
は、抵抗R5および切換スイッチ17の各抵抗で調整さ
れる。なお、位相制御回路22において、コンデンサC
1および抵抗R1からなる直列接続体がトライアック2
6に並列に接続されており、コンデンサC3および抵抗
R2がダイアック25に夫々直列に接続され、コンデン
サC4および抵抗R3,R4により補正回路が構成され
ており、27は電流ヒューズ、ZNRはバイリスタ、C
5はバイリスタZNRに並列に接続されたコンデンサ、
R6はバイリスタZNRに並列に接続された抵抗であ
る。
【0006】前記ダストメーター11は、掃除機本体3
内の真空圧力を感知し、機械的に指標を動かして紙袋7
内の集塵量を表示するもので、図6に示すように、集塵
室8に開口した連通管30が連結されたケース31に、
ベロー32、ベロー32に連結された指標33、連通管
30と指標33との間に介装されたスプリング34が内
装されている。そして、紙袋7がゴミで満杯になって電
動送風機5による空気の吸引効率が悪くなり、掃除機本
体3内の真空度が上がると、ベロー32が収縮して指標
33が移動し、表示が赤色等になるように構成されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の電気掃除機にお
いては、電動送風機5の駆動時に吸気路が遮断された状
態が2〜3分間継続したときの電動送風機5の上昇温度
に対応して、温度過昇防止用のサーモスタット19が作
動するように設定されている。
【0008】サーモスタット19の作動温度を低くして
感度を上げると、紙屑等で吸気路が一時的に遮断されて
電動送風機5の温度がある程度上昇するだけでサーモス
タット19が作動してしまい、吸気路が一時的に遮断さ
れる頻度が多いと、サーモスタット19が頻繁に作動す
る恐れがある。サーモスタット19が一度作動すると、
サーモスタット19が冷却されて復帰するまでに30〜
60分間程度の時間を要するので、サーモスタット19
が頻繁に作動すると使用上不便であり、このためサーモ
スタット19による感度アップには限界があった。
【0009】これにより、電動送風機5の温度がある程
度上昇してもサーモスタット19が作動しないので、電
動送風機5におけるコンミュテータ(整流子)の火花大
による臭気の発生、巻線のリアショートやコンミュテー
タの焼け等による発煙を皆無にできない問題があった。
【0010】一方、ダストメーター11は、掃除機本体
3内の真空圧力により機械的に指標33を移動させて集
塵量を表示する構造であるため、取付位置が限定され、
通常カバー10に設けられる場合が多い。
【0011】このため、使用時にはカバー10の表示を
常時確認することができず、使用性に乏しいといった問
題があり、さらに各種部材を使用した機械的な構造であ
るため、形状が大きくなり小型化が困難であった。
【0012】本発明は、上記に鑑み、電動送風機の温度
上昇に対して感度良く対応できる温度過昇防止機能、使
用性の良い集塵量表示機能を備えた電気掃除機の提供を
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、図1,2の如く、掃除機本体3に内装された電動
送風機5と、電動送風機5の駆動を制御する制御回路と
を備え、電動送風機5により掃除機本体3内に吸引した
空気を電動送風機5を通して外部に排出する電気掃除機
において、制御回路に、電動送風機5からの排気の温度
に応じて抵抗値が変化する検温素子50が接続され、検
温素子50の抵抗値により電動送風機5への通電量が可
変されるものである。
【0014】また、検温素子50が電動送風機5の排気
孔74の近傍もしくは電動送風機5のファン63よりも
下流側の電動送風機5の内部に配設されたものである。
【0015】さらに、ゴミの集塵状態を報知する報知部
47に、検温素子50の抵抗変化に応じて報知状態を変
化させる報知体55が用いられたものである。
【0016】
【作用】上記課題解決手段において、電動送風機5を駆
動して掃除を開始したとき、溜まったゴミが少なくて空
気がスムーズに吸引されていると、この吸引空気により
電動送風機5が冷却されて電動送風機5は低温に維持さ
れる。このとき、電動送風機5からの排気の温度は低温
となり、検温素子50の抵抗値は小さく電動送風機5の
駆動制御には影響せず、電動送風機5は通常通り駆動す
る。
【0017】一方、溜まったゴミが多くなったり、紙屑
等が詰まって吸気路が一時的に遮断される等の異常時に
は、空気の吸引効率が悪くなって電動送風機5の冷却が
十分に行われず、電動送風機5の巻線の温度上昇につな
がる。このとき、電動送風機5からの排気の温度は高温
となり、検温素子50の抵抗値が大きくなって、電動送
風機5への通電量が少なくなって駆動力が低下し、電動
送風機5の異常な温度上昇を抑える。
【0018】また、検温素子50の抵抗値が大きくなる
と、報知部47における報知体55の報知状態が変化
し、使用者にゴミの満杯状態や一時的な紙詰まりを知ら
せる。
【0019】
【実施例】
(第一実施例)第一実施例の電気掃除機は、図2に示す
ように、上本体1と下本体2とから構成された掃除機本
体3の前部に吸込口4が形成され、掃除機本体3に、電
動送風機5と、電動送風機5と吸込口4の間に配され台
紙6に貼り付けられた集塵用の紙袋7を収納する集塵室
8と、電動送風機5の下方で下本体2に配設された回路
基板40と、電動送風機5の上方で上本体1に配設され
電動送風機5の温度が異常に上昇したときに電動送風機
5の通電を遮断する温度過昇防止用のサーモスタット4
1とが内装されている。そして、上本体1の前面には、
紙袋7を交換するためにカバー10が開閉自在に配され
ている。なお、図2中、12は下本体2に回転自在に配
された左右一対の車輪、13は紙袋7を集塵室8に着脱
させるための袋クランプ、14はカバー10を掃除機本
体3に対して係脱させるためのクランプである。
【0020】前記吸込口4には、サクションホース18
が本体パイプ15を介して着脱自在に装着され、サクシ
ョンホース18の本体パイプ15と反対側の端部には、
図示しない吸込口本体が接続された手元パイプ16が連
結されている。
【0021】前記本体パイプ15には、吸込口4に係合
する係合爪45を作動させるパイプクランプ46、吸込
口4に係合したときに回路基板40に接続された本体側
コネクタ23と接続されるパイプ側コネクタ24が設け
られている。
【0022】前記手元パイプ16には、電動送風機5の
入力可変用の切換スイッチ17、紙袋7の集塵量を検出
して報知するための報知部であるダストメーター47が
装備されている。
【0023】また、サクションホース18の内部には、
パイプ側コネクタ24と切換スイッチ17およびダスト
メーター47とを接続するリード線48が配されてい
る。これにより、本体パイプ15を吸込口4に挿入した
ときに、コネクタ23,24を介して掃除機本体3側と
手元パイプ16とが電気的に接続される。
【0024】前記回路基板40は、電動送風機5からの
排気を掃除機本体3の外部に導く排気路49に配置され
ており、回路基板40には、電動送風機5からの排気の
温度に応じて抵抗値が変化する検温素子である正特性サ
ーミスタ50が搭載されている。
【0025】ここで、本実施例における電動送風機5の
駆動を制御する制御回路を図1に基づいて説明する。図
1において、20は商用電源、21は電源コード部に設
けられサーモスタット41とともに異常時の保護部品と
されたヒューズ組品、51は掃除機本体3側の回路基板
40に配された位相制御回路であり、位相制御回路51
にコネクタ23,24およびリード線48を介して切換
スイッチ17およびダストメーター47が接続されてい
る。
【0026】そして、位相制御回路51では、コンデン
サC2の充放電をダイアック25で点弧してトライアッ
ク26の位相制御をすることにより、電動送風機5の駆
動すなわち風量を制御する。コンデンサC2の充放電
は、電動送風機5からの排気の温度変化に伴い抵抗値が
変化する検温素子である正特性サーミスタ50、抵抗R
5および切換スイッチ17の各抵抗で調整される。した
がって、排気の温度変化に伴って変化する正特性サーミ
スタ50の抵抗値により、トライアック26の位相制御
を自動的に替えることができるので、排気の温度変化に
伴って電動送風機5の通電量(供給電力)を可変して、
電動送風機5の駆動を自動的に制御できる。
【0027】なお、位相制御回路51において、コンデ
ンサC1および抵抗R1からなる直列接続体がトライア
ック26に並列に接続されており、コンデンサC3およ
び抵抗R2がダイアック25に夫々直列に接続され、コ
ンデンサC4および抵抗R3,R4により補正回路が構
成されており、27は電流ヒューズ、ZNRはバイリス
タ、C5はバイリスタZNRに並列に接続されたコンデ
ンサ、R6はバイリスタZNRに並列に接続された抵抗
である。
【0028】前記切換スイッチ17は、ハイパワー用ス
イッチ17a、標準用スイッチ17b、弱用スイッチ1
7cの各風量調整スイッチと、常時開状態であるオフ用
スイッチ17dとを備えている。
【0029】前記ダストメーター47には、正特性サー
ミスタ50の抵抗値に応じて報知状態を変化させる報知
体55が用いられ、該報知体55は切換スイッチ17に
並列に接続された2色同時発光用LEDとされている。
このLED55は、赤色に発光する発光ダイオード55
aおよび緑色に発光する発光ダイオード55bを備えて
いる。そして、通常は緑色用の発光ダイオード55bの
発光が赤色用の発光ダイオード55aの発光よりも高輝
度で緑色が目立つように、抵抗R5および正特性サーミ
スタ50の抵抗が設定されており、赤色用の発光ダイオ
ード55aの発光量は抵抗R10で固定されている。
【0030】上記構成において、切換スイッチ17によ
りハイパワー、標準、弱のうちのどれかの風量を選択し
て電動送風機5を駆動し、掃除を開始する。集塵室8内
の紙袋7に溜まったゴミが少なく紙袋7に目詰まり等が
発生していない状況のときには、空気がスムーズに吸引
され、この吸引空気により電動送風機5が冷却されて電
動送風機5の温度上昇は生じない。このとき、電動送風
機5からの排気の温度は低温となり、正特性サーミスタ
50の抵抗値は小さく電動送風機5の駆動制御には影響
せず、トライアック26のフル点弧状態となって電動送
風機5が通常通りに駆動する。
【0031】一方、紙袋7が溜まったゴミで満杯状態と
なって紙袋7に目詰まり等が発生したり、サクションホ
ース18や吸込口4に紙屑等が詰まって吸気路が一時的
に遮断される等の異常時には、空気の吸引効率が悪くな
って電動送風機5の冷却が十分に行われず、電動送風機
5の巻線の温度上昇につながる。このとき、電動送風機
5からの排気の温度は高温となり、正特性サーミスタ5
0の抵抗値が大きくなって、コンデンサC2の充電時間
が遅れ、ダイアック25の点弧が遅れる。このため、電
動送風機5への供給電力が自動的に少なくなり、電動送
風機5の駆動力が低下して、電動送風機5の異常な温度
上昇を抑える。この制御を運転中に自動的に行って電動
送風機5の異常過熱を防止する。なお、電動送風機5の
温度が下がって排気の温度が低温となると、正特性サー
ミスタ50の抵抗値は小さくなって、電動送風機5は通
常通りに駆動する。
【0032】また、正特性サーミスタ50の抵抗値が大
きくなると、手元パイプ16のダストメーター47にお
いて、緑色用の発光ダイオード55bの発光量が少なく
なり、赤色用の発光ダイオード55aによる発光が目立
って赤色表示となる。この赤色表示により、紙袋7が満
杯であることや吸気路における紙詰まりを確認でき、電
動送風機5の駆動をオフして、紙袋7を交換したり詰ま
った紙を取り除くといった対処を行う。その後、電動送
風機5を再度駆動して、すぐに掃除を再開することがで
きる。
【0033】ここで、異常が発生したままで掃除を継続
したり、電動送風機5に異常が生じたりして、電動送風
機5の温度が異常に上昇したときには、サーモスタット
41が作動して電動送風機5の通電を遮断し、電動送風
機5の駆動を停止して安全を確保する。
【0034】このように、電動送風機5の温度が異常に
上昇したときに、正特性サーミスタ50により電動送風
機5からの排気の温度に応じて電動送風機5の通電量を
可変し、電動送風機5の通電を遮断するサーモスタット
19が作動する前に電動送風機5の温度上昇を抑制する
といった二重の温度過昇防止対策が講じられている。
【0035】このため、従来のようなサーモスタットの
作動によって電動送風機の異常な温度上昇を防止すると
きと比べて、電動送風機5の温度上昇を感度良く抑制で
きるので、電動送風機5における巻線のリアショート等
による発煙等を防止することができ、安全性が向上す
る。しかも、サーモスタット41の作動回数が減少し、
サーモスタット41が作動してから30〜60分間程度
の時間が経過した後でないと使用できないといった不便
さを解消できる。
【0036】また、ダストメーター47には、正特性サ
ーミスタ50の抵抗変化に応じて発光色調を変化させる
2色同時発光用LED55が使用されているので、従来
のような掃除機本体内の真空圧力を利用した機械的構造
のダストメーターに比べて、形状を小さくできて取付位
置も限定されることがない。このため、ダストメーター
47を手元パイプ16に配置することが可能となり、使
用者がダストメーター47の表示を確認しやすく使用性
の向上を図ることができるとともに、部品点数が少なく
安価で、電気式による信頼性の高い表示が可能となる。
【0037】(第二実施例)第二実施例の電気機掃除機
は、電動送風機5からの排気の温度に対して電動送風機
5の駆動制御をより敏感に行うために、図3に示すよう
に、正特性サーミスタ50が電動送風機5内に配設され
ている。電動送風機5は周知の構造で、ファンケース6
0とフレーム61とが連結されて送風機本体62を構成
し、ファン63および整流板64がファンケース60に
内装され、ファン63を回転させるモータ65がフレー
ム61に内装され、フレーム61に固定されたフィール
ド組品66およびアマチュアコイル67によりモータ6
5の通電部が形成され、リード線68、カーボンブラシ
69およびコンミュテータ70を介して通電部に通電さ
れることによりモータ65が回転する構造となってい
る。
【0038】そして、正特性サーミスタ50は、リード
線71が接続された基板72に搭載されて、フレーム6
1の外面に基板72をビス73で固定することによりフ
レーム61に形成された排気孔74の近傍に配置される
か、またはリード線75が接続された基板76に搭載さ
れて、フレーム61の内面にビス77で固定され、ファ
ン63よりも下流側のカーボンブラシ69やコンミュテ
ータ70の近傍に配置されている。なお、リード線7
1,75は回路基板40に接続されており、その他の構
成および動作は第一実施例と同様である。
【0039】このように、電動送風機5の排気孔74の
近傍もしくはカーボンブラシ69やコンミュテータ70
の近傍に正特性サーミスタ50を配置することにより、
第一実施例のときよりも電動送風機5の温度上昇に対し
て瞬時に反応して、電動送風機5の駆動を制御でき、よ
り感度が向上する。このため、巻線のリアショートを確
実に防止できるとともに、過熱されたコンミュテータ7
0等の火花大に伴う臭気の発生、コンミュテータ70の
樹脂部分の焼け等による発煙や変形等までも防止するこ
とができる。
【0040】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。例えば、正
特性サーミスタ50の代わりに、温度に応じて抵抗値が
変化する別の検温素子を用いてもよい。また、2色同時
発光用LED55の代わりに、検温素子の抵抗変化に応
じて報知状態を変化させるような、例えばブザー、音声
発生器、メーター等を用いてもよい。さらに、電動送風
機5の異常な温度上昇によって正特性サーミスタ50の
抵抗値が一定値以上になると、電動送風機5の駆動をオ
フするように制御すればサーモスタット19を廃止して
もよい。さらにまた、ダストメーター47における2色
同時発光用LED55は、電動送風機5からの排気の温
度変化に伴って抵抗値が変化する正特性サーミスタ50
により制御されているが、別途に手元パイプ16に正特
性サーミスタを設け、吸気風量による正特性サーミスタ
の冷却状況の変化により正特性サーミスタの抵抗値が変
化するようにし、この正特性サーミスタにより2色同時
発光用LED55を制御するようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、請求項1
の発明によると、電動送風機からの排気の温度に応じて
変化する検温素子の抵抗値により電動送風機の通電量が
可変されるので、従来のようなサーモスタットの作動で
電動送風機の通電を遮断するだけの温度過昇防止機能に
比べて、電動送風機の温度上昇に応じて電動送風機の駆
動を制御して電動送風機の温度上昇を感度良く抑制でき
て、電動送風機における巻線のリアショート等による発
煙等を防止することができ、安全性が向上する。さら
に、サーモスタットが作動してからある程度の時間が経
過した後でないと使用できないといった不便さを解消で
きる。
【0042】請求項2の発明によると、電動送風機の内
部もしくは排気孔近傍に検温素子を配置することによ
り、電動送風機の温度上昇に対して瞬時に反応して、電
動送風機の駆動を制御でき、より感度が向上する。この
ため、巻線のリアショートを確実に防止できるととも
に、電動送風機におけるコンミュテータ等の火花大によ
る臭気の発生、コンミュテータの樹脂部分の焼け等によ
る発煙や変形等までも防止することができる。
【0043】請求項3の発明によると、報知部に、検温
素子の抵抗変化に応じて報知状態を変化させる報知体が
用いられているので、従来のような掃除機本体内の真空
圧力を利用した機械的構造のものに比べて、形状を小さ
くできて取付位置も限定されることがない。このため、
報知部を手元パイプ等に配置することが可能となり、使
用者が表示を確認しやすく使用性の向上を図ることがで
きるとともに、部品点数が少なく安価で、電気式による
信頼性の高い表示が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例における電気掃除機の電気
回路図
【図2】電気掃除機の一部破断側面図
【図3】電動送風機を示し、(a)は一部破断側面図、
(b)は背面の一部を示す図
【図4】従来の電気掃除機の一部破断側面図
【図5】従来の電気掃除機の電気回路図
【図6】ダストメーターの縦断面図
【符号の説明】
3 掃除機本体 5 電動送風機 47 報知部 50 検温素子 55 報知体 63 ファン 74 排気孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掃除機本体に内装された電動送風機と、
    該電動送風機の駆動を制御する制御回路とを備え、前記
    電動送風機により前記掃除機本体内に吸引した空気を前
    記電動送風機を通して外部に排出する電気掃除機におい
    て、前記制御回路に、前記電動送風機からの排気の温度
    に応じて抵抗値が変化する検温素子が接続され、該検温
    素子の抵抗値により前記電動送風機への通電量が可変さ
    れることを特徴とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】 検温素子が電動送風機の排気孔近傍もし
    くは電動送風機のファンよりも下流側の電動送風機内部
    に配設されたことを特徴とする請求項1記載の電気掃除
    機。
  3. 【請求項3】 ゴミの集塵状態を報知する報知部に、検
    温素子の抵抗変化に応じて報知状態を変化させる報知体
    が用いられたことを特徴とする請求項1記載の電気掃除
    機。
JP6292973A 1994-11-28 1994-11-28 電気掃除機 Pending JPH08140911A (ja)

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JP6292973A JPH08140911A (ja) 1994-11-28 1994-11-28 電気掃除機

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JP2000232591A Division JP2001025452A (ja) 2000-01-01 2000-08-01 電気掃除機

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