JPH08140576A - 紅茶による杜仲茶の呈味改善方法および杜仲茶入り紅茶 - Google Patents

紅茶による杜仲茶の呈味改善方法および杜仲茶入り紅茶

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JPH08140576A
JPH08140576A JP6314243A JP31424394A JPH08140576A JP H08140576 A JPH08140576 A JP H08140576A JP 6314243 A JP6314243 A JP 6314243A JP 31424394 A JP31424394 A JP 31424394A JP H08140576 A JPH08140576 A JP H08140576A
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tea
oliv
eucommia
uimoides
black tea
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Sachiko Matsukuma
祥子 松熊
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MATSUKUMA NORIKO
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MATSUKUMA NORIKO
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は杜仲茶の健康飲料としての成分を保
持したまま、より嗜好品として風味と芳香を有する新規
な飲料を提供する。 【構成】 杜仲茶と紅茶を湯で抽出することによる、又
は杜仲茶を湯で抽出し、この抽出液を使用して紅茶を抽
出することによる紅茶による杜仲茶の呈味改善方法、お
よびかかる方法によりえられる杜仲茶入り紅茶。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紅茶により杜仲茶の呈
味を改善することによって得られる、風味が良くマイル
ドな従来にない新規な飲料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からわが国においては、日本茶、紅
茶、ジャスミン茶等の各種のお茶が広く飲用されてい
る。その中でも日本人に好んで飲用されているのが非醗
酵茶である緑茶、半醗酵茶であるウーロン茶、そして醗
酵茶である紅茶である。更に、最近は健康ブームの影響
もあって杜仲茶(杜仲葉の茶)等の飲用も増加してい
る。ところで、杜仲茶はゲニボシド酸やシリンクレジノ
ールジグルコシドを含み、カフェインを殆ど含まないこ
とから胃に優しく、また植物性カルシュウム、カリウ
ム、ビタミン、亜鉛、鉄分等の微量元素が豊富に含まれ
ている為に日常の健康飲料に特に好適である。これらの
お茶はその種類により独特の味や香りがあり嗜好品とし
て個々人の好みに応じてその種類を選択し、一般には単
独で飲用に供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】杜仲茶は上述の如く日
常の健康飲料に適しているが、独特の味、臭いがあるた
め嗜好品として必ずしも満足できるものではなく、特に
子供用のまろやかな味、マイルドな味を提供するもので
はない。本発明は、かかる杜仲茶の味と芳香を改善し、
より一般人の嗜好品として好適な健康飲料を提供せんと
するものである。
【0004】
【課題を解決する為の手段】本発明者は、かかる杜仲茶
の改良点について検討した結果、杜仲茶を醗酵茶である
紅茶と組み合わせることにより杜仲茶の臭みや苦みを改
善し風味がありマイルドな従来にない新しい飲料を見い
だした。すなわち、本発明は、杜仲茶を紅茶と共に湯で
抽出することを特徴とする紅茶による杜仲茶の呈味改善
方法に関する。更に本発明は、杜仲茶を湯で抽出し、こ
の抽出液を使用して紅茶を抽出することを特徴とする紅
茶による杜仲茶の呈味改善方法に関する。また本発明
は、これらの方法により得られる杜仲茶入り紅茶に関す
るものである。
【0005】以下、本発明について詳しく説明する。本
発明で使用する杜仲茶あるいは紅茶は市販のものが使用
できる。具体的な抽出方法について説明する。まず、杜
仲茶約1.5gを約800〜1000mlの湯により抽
出する。この湯の量は好みに応じ適宜選択されるもので
ある。抽出用の湯の温度は60〜95℃、好ましくは7
0〜80℃である。また、弱火で5〜10分間程沸騰さ
せるのもこくが出て美味である。抽出方法は、杜仲茶の
テーバッグを浸せきする方法あるいは杜仲茶の葉を紙や
不織布等のフィルターを用いる透過法(ドリップ法)等
が用いられる。次に、この抽出液400〜600mlを
使用し、紅茶約1.5gを引続き抽出する。抽出方法は
上記杜仲茶の抽出と同じくテーバッグによる浸せき法あ
るいはフィルターを用いる透過法等が使用できる。ま
た、使用する抽出液の量は好みに応じ適宜選択されるも
のである。なお、杜仲茶と紅茶を同時に500〜100
0mlの湯で同時に抽出する方法も採ることができる
が、上記のように先ず杜仲茶を湯で抽出し、その後この
抽出液により紅茶を抽出する二段方法がより好ましい。
本発明の方法により得られる杜仲茶入り紅茶は、杜仲茶
単独の場合に比べてマイルドになるのはもとより、紅茶
単独の場合に比べても、驚くべきことに、より風味、香
りが良くなる。以下実施例によって本発明を具体的に説
明する。
【0006】
【実施例】杜仲茶のテーバッグ(1.5g入り)を80
℃の湯800mlで抽出した後、この抽出液400ml
を使用し、紅茶、煎茶、ウーロン茶(それぞれ2g入り
テーバッグ)を抽出して飲料物を得た。これらの飲料物
を、5人のパネラーによる官能テストにて風味および芳
香(臭い)を判断した。結果を表1に示した。
【0007】
【表1】 注)◎:パネラー4名以上が好ましいと判断した。 ○:パネラー2名以上が好ましいと判断した。 △:パネラー2名未満が好ましいと判断した。
【0008】
【発明の効果】本発明により、杜仲茶の健康飲料として
の成分を保持したまま紅茶のカフェイン等の成分とのブ
レンドにより杜仲茶の独特の臭いや苦みを軽減させ、か
つ紅茶単独の場合よりも更にまろやかな風味の飲料を提
供することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】杜仲茶を紅茶と共に湯で抽出することを特
    徴とする紅茶による杜仲茶の呈味改善方法。
  2. 【請求項2】杜仲茶を湯で抽出し、この抽出液を使用し
    て紅茶を抽出することを特徴とする紅茶による杜仲茶の
    呈味改善方法。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の方法により得られる
    杜仲茶入り紅茶。
JP6314243A 1994-11-25 1994-11-25 紅茶による杜仲茶の呈味改善方法および杜仲茶入り紅茶 Pending JPH08140576A (ja)

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