JPH08140446A - 施肥装置付苗植機 - Google Patents

施肥装置付苗植機

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JPH08140446A
JPH08140446A JP28322094A JP28322094A JPH08140446A JP H08140446 A JPH08140446 A JP H08140446A JP 28322094 A JP28322094 A JP 28322094A JP 28322094 A JP28322094 A JP 28322094A JP H08140446 A JPH08140446 A JP H08140446A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fertilizer
seedling planting
seat
tank
seedling
Prior art date
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Pending
Application number
JP28322094A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Yamazaki
仁史 山崎
Isao Ishida
石田  伊佐男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 肥料タンクの上面がステップを兼ねて製作コ
ストが低く、安定性の良い施肥装置付苗植機を実現す
る。 【構成】 中央部に座席10を有する走行車体1の後に
苗植装置2が装着され、肥料タンク24内の液状又はペ
ースト状の肥料をポンプ25で送り出して苗植装置2が
苗を移植するときに泥土に散布する施肥装置3を備え、
その肥料タンク24は座席10の横に配置されて後上り
に傾斜する後部24bと座席10の後に配置されて横部
24bの上端に連なる後部24cで構成されてその上面
がステップを兼ね、肥料の供給口31が横部24cに設
けられている施肥装置付苗植機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、田植えと同時に施肥
を行う施肥装置付苗植機に用いるものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の苗植機は、独立した肥料
タンクを座席の両横や後方で上に突出するようにして設
けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、独立した肥
料タンクを用いるので、コスト高となり、肥料タンクの
容積を大きくすると、供給口の位置が高くなって肥料の
供給が不便なうえ、重心が高くなって安定性が悪くなど
の課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するため、中央部に座席10を有する走行車体1
の後に苗植装置2が装着され、肥料タンク24内の液状
又はペースト状の肥料をポンプ25で送り出して苗植装
置2が苗を移植するときに泥土に散布する施肥装置3を
備え、その肥料タンク24は座席10の横に配置されて
後上りに傾斜する横部24bと座席10の後に配置され
て横部24bの上端に連なる後部24cで構成されてそ
の上面がステップを兼ね、肥料の供給口31が後部24
cに設けられている施肥装置付苗植機とした。
【0005】
【作用】この発明は、上記のように構成されるので、水
田で走行車体1が苗植装置2を引くようにして前進す
る。すると、苗植装置2が泥土に苗を移植する。このと
き、施肥装置3のポンプ25がその肥料タンク24内の
液状又はペースト状の肥料を送り出し、その泥土に散布
する。
【0006】
【効果】ここに、この発明によると、肥料タンク24は
その上面がステップを兼ねるようにして座席10の横と
後に配置されているので、独立した肥料タンクを必要と
しない。そのため、従来の独立した肥料タンクとステッ
プを要したものに比較してコストが低下する。また、こ
の肥料タンク24は座席10の横で後上りに傾斜する横
部24bとその後でこれに連続する後部24cを備えて
いるので、大きな容積を確保することができる。さら
に、肥料の供給口31がその後部24cに設けられてい
るので、供給口31の位置が比較的に低くなって肥料の
供給が容易なうえ、後部24cに供給された肥料をたや
すく横部24b内に流入させることができる。
【0007】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を説明する。図
1、図2および図3のように、走行車体1の後に苗植装
置2が装着されて苗植機となり、これに施肥装置3が取
付けられて施肥装置付苗植機が構成されている。
【0008】走行車体1は、つぎのように構成される。
機台4の前後にそれぞれ1対の前輪5,5と後輪6,6
が配置され、中央部のエンジン7の動力が前部の歯車箱
8内で所定の回転数に調整されたのちにこれらに伝達さ
れている。ボックス型のカバー9がエンジン7の上部を
被い、その上に座席10が設けられている。ハンドルポ
スト11が機台4の前部から上に伸び、その上端に設け
たステアリングハンドル12を操作すると、前記の前輪
5,5が操舵されるようになっている。平なステップ
(フロア)13が座席10(カバー9)の前方で機台4
や歯車箱8を被うように設けられている。支柱14が機
台4の後部から上に伸び、上下で平行な1対のリンク1
5,15の先端がこれに回動自在に取付けられている。
リンク15,15の後端が縦向の作業機枠16に回動自
在に取付けられている。油圧シリンダ17の先端が機台
4に取付けられ、ピストンロッド18がこれから後上に
伸び、その突端が上のリンク15と1体のアーム15a
に接続している。そして、油圧シリンダ17内にポンプ
(図示していない)が吐出した油を送ると、ピストンロ
ッド18が突出してリンク15,15が反時計方向(図
1)に回動し、作業機枠16が上昇する。これとは逆
に、油圧シリンダ17内の油をタンク(図示していな
い)に戻すと、ピストンロッド18が油圧シリンダ17
内に戻り、リンク15,15が時計方向に回動して作業
機枠16が下降する。
【0009】苗植装置2は、前後方向のローリング軸1
9で作業機枠16の下端に揺動自在に取付けられた歯車
箱20と、その上に前上りに配置されて6枚のマット苗
を横並びに載せて左右に往復駆動される苗載台21と、
その下に横並びに配置されて走行車体1の前進で泥面を
滑走するフロート22,22と、苗載台21の後で上下
方向の軌道で旋回してマット苗の端を欠ぎ取って泥土に
移植する植付け具23,23……で構成されている。フ
ロート22は、中央と左右が切り欠がれて植付部22
a,22a,22aが形成されている。なお、左右に植
付部を有する3枚のフロートを横並びに設けることもで
きる。植付け具23,23……は、苗載台21の後端を
交互に通過する1対を1組とし、その6組が横並びに設
けられている。以上が図示の6条植であるが、この条数
に限定されない。
【0010】施肥装置3は、つぎのように構成される。
肥料タンク24が座席10の左右と後を取り囲むように
設けられている。すなわち、肥料タンク24は、座席1
0の両横で上面がステップ13に連続する水平部24
a,24aと、これから斜後上に伸びる横部24b,2
4bと、座席10の後で上面が水平に設けられていて両
横が横部24b,24bに接続する後部24cで1体的
に構成される。そして、特にその上面はオペレータや補
助者が足を乗せても破損しない強度に作られて、ステッ
プを兼ねている。なお、この上面には、柔軟なコムやプ
ラスチックで出来たシートやマットを取付けることがで
きる。ポンプ25が機台4に取付けられ、ベルト26で
エンジン7の回転が伝達されている。吸気管27が肥料
タンク24とポンプ25を結び、ポンプ25が回転する
と肥料タンク24内の液状の肥料が吸気管27を通して
吸い込まれたのち、6本の吐出管28,28……を通っ
て吐き出されるようになっている。フロート22,22
の上記の植付部22a,22a……の横に注入管29,
29……が取付けられ、フロート22,22が前進する
と、その下端が泥土に突入して前進するようになってい
る。そして、上記の吐出管28,28……の端は、イン
ジェクター30を経てそれぞれの注入管29,29……
の上端に接続し、上記の肥料が、それぞれの組の植付け
具23,23……が植付ける苗の横で泥土内に散布され
るようになっている。なお、1対の供給口31,31が
肥料タンク24の後部24cとの両横に設けられ、これ
から肥料タンク24内に液肥が供給できるようになって
いる。供給口31,31には、それぞれに蓋32,32
が設けられる。実施に当り、肥料タンク24は、上から
見て座席10の全周を取り囲むように設けても良い。
【0011】図4、図5および図6には、他の施肥装置
付苗植機が示されている。図1、図2および図3と同じ
構成については同じ符号で示して重複を避けるために説
明を省略し、異なる所について説明すると、つぎの通り
である。ステップ33が、カバー9の両横の前半および
その前方の水平部33aと、その後端から斜後上に伸び
る傾斜部33b,33bと、カバー9の後にほぼ水平に
設けられていて傾斜部33b,33bの後端に接続する
後部33cで構成されている。肥料タンク34,34が
座席10の後部の両横に取付けられ、ステップ33の傾
斜部33b,33bおよび後部33cの大半が上から見
えるように出来ている。ポンプ35が座席10の後で後
部33c上に設けられ、肥料タンク34,34内の液肥
を吸入管36,36を通して吸入したのち、6本の吐出
管37a,37a……で弁ケース38内に送り込むよう
になっている。弁ケース38は、ポンプ35の上に設け
られ、これから後に突出した吐出管37b,37b……
の後端がそれぞれの注入管29,29……の上端に接続
している。弁ケース38内には、それぞれの吐出管37
a,37bに対応した弁(図示しない)が設けられ、そ
のレバー39,39……を「注入」側に操作すると、ポ
ンプ35が吐出した肥料が対応する注入管29,29…
…に達し、「停止」側に操作すると、その肥料が戻り管
(図示していない)を通って肥料タンク34内に戻り、
対応する注入管29,29……に到達しないように出来
ている。外端が下を向いた排出管40,40が肥料タン
ク34,34の外壁の下部から外に突出し、それぞれの
下端に栓となる蓋41,41が設けられている。そのた
め、上記の構成によると、それぞれの注入管29,29
……に対する肥料の供給と停止の操作が、座席10上で
行なわれる。また、ステップ33の傾斜部33b,33
bと後部33cが上向に現われているので、オペレータ
がこれに足を掛けて苗載台21に苗を供給したり、その
苗を修正することが容易に行なわれる。さらに、上記の
排出管40,40によると、肥料タンク34,34に残
存した液状又はペースト状の肥料を取り出すとき、走行
車体1を汚すことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を施した施肥装置付苗植機の側面図。
【図2】その平面図。
【図3】その1部の平面図。
【図4】他の施肥装置付苗植機の側面図。
【図5】その平面図。
【図6】その1部の平面図。
【符号の説明】
1 走行車体 2 苗植装置 3 施肥装置 10 座席 24 肥料タンク 25 ポンプ 31 供給口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部に座席10を有する走行車体1の
    後に苗植装置2が装着され、肥料タンク24内の液状又
    はペースト状の肥料をポンプ25で送り出して苗植装置
    2が苗を移植するときに泥土に散布する施肥装置3を備
    え、その肥料タンク24は座席10の横に配置されて後
    上りに傾斜する横部24bと座席10の後に配置されて
    横部24bの上端に連なる後部24cで構成されてその
    上面がステップを兼ね、肥料の供給口31が後部24c
    に設けられている施肥装置付苗植機。
JP28322094A 1994-11-17 1994-11-17 施肥装置付苗植機 Pending JPH08140446A (ja)

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JP28322094A JPH08140446A (ja) 1994-11-17 1994-11-17 施肥装置付苗植機

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