JPH0813987B2 - 高嵩密度粒状洗剤組成物 - Google Patents

高嵩密度粒状洗剤組成物

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JPH0813987B2
JPH0813987B2 JP62161953A JP16195387A JPH0813987B2 JP H0813987 B2 JPH0813987 B2 JP H0813987B2 JP 62161953 A JP62161953 A JP 62161953A JP 16195387 A JP16195387 A JP 16195387A JP H0813987 B2 JPH0813987 B2 JP H0813987B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、溶解性が良好で、泡立ちが良く、かつ、濯
ぐ性に優れた高嵩密度粒状洗剤組成物に関する。
従来技術 従来の洗剤は、溶解性を良好にする目的で、噴霧乾燥
により平均粒径200〜800μm程度のビーズ状中空粒子と
している。しかしその結果、嵩密度が0.3g/cc程度と低
くなり、輸送コストがかさむばかりか、保管、陳列にか
なりのスペースをさかなければならないという欠点があ
った。また、一般家庭においても置場所に困ったり、計
量しにくいなどの問題があった。
そこで、このような噴霧乾燥洗剤の欠点を解決し、少
ない洗剤使用量で洗浄が可能な高嵩密度洗剤の開発が行
なわれ始めている(特開昭46−7586号公報、特開昭49−
74703号公報、特公昭55−49535号公報)。
しかし、これらの高嵩密度洗剤は、濯ぎ時の泡切れが
十分でなく、近年の渇水状況に対応した、短時間で濯ぎ
が終了する洗剤の開発が待たれていた。
発明の目的 本発明は、溶解性に優れ泡立ちが良く、しかも濯ぎ改
良効果に優れた高嵩密度粒状洗剤組成物を提供すること
を目的とする。
発明の構成 本発明の高嵩密度粒状洗剤組成物は、以下の(A)、
(B)および(C)成分を次の含有量および含有比率で
含むことを特徴とする。
(A)成分:20〜50重量% (B)成分+(C)成分:1〜10重量% 重量比(B)/(C):1/2〜5/1 (A)アニオン界面活性剤。
(B)一般式(I)で表される末端にエチレンオキシド
が付加したノニオン界面活性剤。
(R:炭素数8〜18の直鎖または分岐型のアルキル基ある
いはアルケニル基 x:3〜15 y:8〜20) (C)炭素数12〜22の脂肪酸石鹸 以下、本発明についてさらに詳細に説明する。
(A)成分のアニオン界面活性剤としては、以下のも
のが例示され、これらは単独であるは混合物として用い
られる。
*平均炭素数10〜16のアルキル基を有する直鎖アルキル
ベンゼンスルホン酸塩 *平均炭素数10〜20のオレフィンスルホン酸塩 *平均炭素数10〜20の直鎖または分岐鎖のアルキル基も
しくはアルケニル基を有し、平均0.5〜8モルのエチレ
ンオキサイドを付加したポリオキシエチレンアルキル
(またはアルケニル)エーテル硫酸塩 *平均炭素数10〜20のアルキル基を有するアルキル硫酸
塩 これらアニオン界面活性剤の対イオンとしては、ナト
リウム、カリウムなどが挙げられるが、溶解性の面から
カリウムが好ましい。
(A)成分のアニオン界面活性剤は、高嵩密度粒状洗
剤組成物中に20〜50重量%、好ましくは25〜40重量%の
範囲で配合される。配合量が20重量%未満では洗浄力が
低く実用上問題があり、一方、50重量%を越えると製造
が困難となる。
(B)成分のノニオン界面活性剤としては、炭素数8
〜18の一級または二級アルコールにプロピレンオキサイ
ド(PO)を平均3〜15モルおよびエチレンオキサイド
(EO)を平均8〜20モル付加したものが用いられる。こ
のノニオン界面活性剤は末端にエチレンオキサイドを付
加したものであることが必要であり、これにより泡立ち
が良く、かつ、泡切れも良好な組成物が実現できる。一
般にはブロック付加タイプのものが好適であり、高級ア
ルコールにプロピレンオキサイドをブロック付加し、次
いでエチレンオキサイドをブロック付加することにより
得られる。
(C)成分の脂肪酸石鹸ととしては、平均炭素数12〜
22の飽和または不飽和の脂肪酸のアルカリ金属塩、好ま
しくはナトリウム塩が用いられる。
本発明の組成物においては、上記(B)成分と(C)
成分との合計含有量を1〜10重量%、好ましくは3〜8
重量%とし、両成分の重量比(B)/(C)を1/2〜5/
1、の範囲とすることが必要である。
(B)、(C)成分の合計含有量が1重量%以下では
溶解性が劣化し、一方、10重量%を超えると泡立ちが劣
化する。
また、配合比率(B)/(C)が1/2以下では溶解性
が劣化し、一方、5/1を超えると十分な濯ぎ性改良効果
が得られない。
本発明の高嵩密度粒状洗剤組成物中には、さらに必要
に応じて種々の任意成分を配合することができる。例え
ば、洗液中の硬度成分を捕捉するいわゆるキレートビル
ダーとして、ゼオライト、クエン酸ナトリウム、ニトリ
ロトリ酢酸ナトリウム、エチレンジアミンテトラ酢酸ナ
トリウム、ポリアクリル酸、ポリアセタールカルボキシ
レートなど;アルカリビルダーとして珪酸ナトリウム、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、メタ珪酸ナトリウム、
ホウ酸ナトリウム;その他、プロテアーゼ、アミラー
ゼ、リパーゼ、セルラーゼ等の酵素、過炭酸ナトリウ
ム、過ホウ酸ナトリウム等の漂白剤、亜硫酸塩等の還元
剤、蛍光剤、香料などが用いられる。
本発明の洗剤組成物は、上記各成分を造粒して嵩密度
0.5〜1.2g/ccの高嵩密度組成物とされる。この造粒方法
としては、前述の特開昭60−96698号公報に記載された
ように、各洗剤原料をニーダで捏和、混合し、カッター
ミルタイプ等の解砕機で解砕、造粒し、さらに水不溶性
微粉体で混合することにより得られる。また、洗剤成分
を予め噴霧乾燥し、この噴霧乾燥品とノニオン界面活性
剤あるいはさらに他の洗剤成分とを捏和、混合して高嵩
密度粒状洗剤を製造することもできる。
発明の効果 本発明によれば、アニオン界面活性剤を含む高嵩密度
粒状洗剤組成物中に、特定のノニオン界面活性剤と脂肪
酸石鹸とを特定の合計配合量、配合比率で添加すること
により、速やかに溶解し、洗浄時には良好な泡立ちを示
し、しかも、濯ぎ時には速やかに泡切れして、短時間で
濯ぎを終了させることができ、溶解性、洗浄時の泡立
ち、濯ぎ時の泡切れのいずれもが満足された高嵩密度の
粒状洗剤を実現できる。
以下、本発明の効果について実施例を挙げてさらに具
体的に説明する。これに先立って、実施例で用いた評価
方法を記す。
(1)溶解性 ビーカーに25℃の水1を入れ、この中に電導度測定
用セルを挿入する。ついで、水中に表−1に示した組成
の各洗剤組成物粒子を0.833g添加し、定速スターラーを
用い250rpmの速度で撹拌して、添加した洗剤粒子の90%
が溶解する時間を測定して、T90(秒)とした。ここ
で、電導度計としてはHORIBA CONDUCTIVE METER DS−8F
型を用いた。
(2)泡立ちおよび泡切れ性 以下の汚垢成分を含む有機汚垢の10wt%ベンゼン溶液
を、対繊維重量で0.1wt%となるよう木綿肌シャツに均
一に付け、風乾後下記条件で評価を行なった。汚垢成分 汚垢組成(wt%) オレイン酸 40.6 トリオレイン 22.4 コレステロールオレート 17.5 流動パラフィン 3.6 スクワレン 3.6 コレステロール 2.3ゼラチン 10.0 評価方法 洗濯機(うず巻型、反転式)の中で、洗剤組成物の0.
14%水道水溶液を調製した。被洗布として上記の汚垢つ
き木綿シャツを用い、浴比1:30で25℃において通常の操
作に従って10分間洗浄し、洗浄終了後の泡高を目盛付き
試験管で測定した。測定個所は4ケ所とし、その平均値
をもってその洗剤組成物の泡立ちとした。
また、洗濯終了後、被洗布を1分間脱水後、洗剤組成
物を含まない水で流水すすぎ(15/min)を行ない、泡
が無くなるまでの所要時間を測定して、泡切れとした。
実施例 後記表−1に示した組成からノニオン界面活性剤を除
いた各成分を用いて固形分45%の洗剤スラリーを調製し
た。この洗剤スラリーを、向流式噴霧乾燥塔を用い、熱
風温度380で、水分5%となるように乾燥して、噴霧乾
燥品を得た。
この噴霧乾燥品は、平均粒径350μm、嵩密度0.35g/c
c、安息角45度と流動性も良好であった。
ついで、上記乾燥品、ノニオン界面活性剤および水
を、連続ニーダ(栗本鉄工所製、KRCニーダ#2型)に
導入し、緻密で均一な捏和物を得た。
このニーダの排出口に5mmφの穴径を80個有した多孔
板(厚さ10mm)を設置し、捏和物を約5mmφ×10mmの円
筒状ペレットとした。
このペレットを2倍量(重量比)の15℃の冷却空気と
ともに破砕機(スピードミルND−10型岡田精工(株))
へと導入した。この時、同時に粉砕助剤として平均一次
粒径1μのゼオライト(水分15%)を、ペレット100重
量部に対して4重量部添加した。
破砕機は長さ15cmのカッターをクロス4段で有してお
り、3000rpmで回転し、スクリーンは360度パンチングメ
タルからなっている。この破砕機を連続で3段接続し、
各段スクリーンの穴径を1段目;3.5mmφ、2段目;2m
mφ、3段目;1.5mmφとした。破砕機を3段通過した粒
子を冷却空気から分離し、後記表−1に示した組成を有
し、平均粒径600μm、嵩密度0.8g/ccの高嵩密度粒状洗
剤組成物を得た。
これら各洗剤組成物について、泡解性、泡立ち性、泡
切れ性を評価して、表−1に示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)アニオン界面活性剤:20〜50重量
    %、 (B)以下の一般式(I)で示される末端にエチレンオ
    キシドが付加したノニオン界面活性剤、および (R:炭素数8〜18の直鎖または分岐型のアルキル基ある
    いはアルケニル基 x:3〜15 y:8〜20) (C)炭素数12〜22の脂肪酸石鹸 を含有し、(B)成分と(C)成分との合計含有量が1
    〜10重量%の範囲にあり、かつ、(B)成分と(C)成
    分とが重量比で(B)/(C)=1/2〜5/1の範囲にある
    ことを特徴とする高嵩密度粒状洗剤組成物。
JP62161953A 1987-06-29 1987-06-29 高嵩密度粒状洗剤組成物 Expired - Fee Related JPH0813987B2 (ja)

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JPS6189299A (ja) * 1984-10-09 1986-05-07 ライオン株式会社 洗浄剤組成物
JPS61231098A (ja) * 1985-04-03 1986-10-15 花王株式会社 濃縮粉末洗剤組成物
JP3606888B2 (ja) * 1993-09-08 2005-01-05 株式会社アルコア・クロージャー・システムズ キャップライナー用組成物

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