JPH08139874A - ファクシミリ装置 - Google Patents
ファクシミリ装置Info
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- JPH08139874A JPH08139874A JP6275261A JP27526194A JPH08139874A JP H08139874 A JPH08139874 A JP H08139874A JP 6275261 A JP6275261 A JP 6275261A JP 27526194 A JP27526194 A JP 27526194A JP H08139874 A JPH08139874 A JP H08139874A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 標準化されている制御手順の規格を改変する
ことなく、通信時間を簡単かつ効果的に短縮する。 【構成】 送信原稿のページ数が複数ページある場合
に、送信モードとして接続送信モードを予め指定するこ
とにより、主制御部1の画像接続制御手段12におい
て、読取部3の読取走査により得られた送信原稿の各ペ
ージの画像データを、隣接する奇数ページ目および偶数
ページ目どうしで副走査方向に接続して接続画像データ
を生成して、この生成した接続画像データを各々1ペー
ジの画像データとして送信するようにし、さらに接続画
像データにおける各ページの境界部分には切離線を表わ
すイメージデータを挿入するようにしたものである。
ことなく、通信時間を簡単かつ効果的に短縮する。 【構成】 送信原稿のページ数が複数ページある場合
に、送信モードとして接続送信モードを予め指定するこ
とにより、主制御部1の画像接続制御手段12におい
て、読取部3の読取走査により得られた送信原稿の各ペ
ージの画像データを、隣接する奇数ページ目および偶数
ページ目どうしで副走査方向に接続して接続画像データ
を生成して、この生成した接続画像データを各々1ペー
ジの画像データとして送信するようにし、さらに接続画
像データにおける各ページの境界部分には切離線を表わ
すイメージデータを挿入するようにしたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数葉の送信原稿を順
次読取走査して送信するファクシミリ装置に関する。
次読取走査して送信するファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にファクシミリ装置では、送信原稿
が複数葉ある場合、これらの送信原稿を読取走査部で順
次読取走査し、これにより得られた画像データをページ
単位で順次送信している。
が複数葉ある場合、これらの送信原稿を読取走査部で順
次読取走査し、これにより得られた画像データをページ
単位で順次送信している。
【0003】図6はその送受間の信号シーケンスの一例
を示すものである。同図において、送信側から着信が到
来すると、受信側は先ずCED(Called Station Ideti
fication)信号を送信側へ返送し、続いてDIS(Digi
tal Idetification Signal)を送信する。これに対し、
送信側はDCS(Digital Command Signal)を返送し、
続いてトレーニング信号を送信したのちTCF(Traini
ng Check)信号を送信する。そして、これに対し受信側
からCFR(Confirmation To Receive )信号が返送さ
れると、以後1ページ目の画像データの送信を開始す
る。
を示すものである。同図において、送信側から着信が到
来すると、受信側は先ずCED(Called Station Ideti
fication)信号を送信側へ返送し、続いてDIS(Digi
tal Idetification Signal)を送信する。これに対し、
送信側はDCS(Digital Command Signal)を返送し、
続いてトレーニング信号を送信したのちTCF(Traini
ng Check)信号を送信する。そして、これに対し受信側
からCFR(Confirmation To Receive )信号が返送さ
れると、以後1ページ目の画像データの送信を開始す
る。
【0004】そして、続ページがある場合には、上記1
ページ目の画像データの送信終了後にMPS(Multi-Pa
ge Signal )を送信し、これに対し受信側からMCF
(Massage Confirmation)が返送されると、送信側は2
ページ目の画像データの送信を開始する。以後同様に、
続ページがあるごとに、送信側は現行ページの画像デー
タの送信終了後にMPSを送信し、これに対し受信側か
らMCFが返送されると次ページの画像データの送信を
開始する。すなわち、複数のページがある場合、送受間
では各ページ間で必ずMPSおよびMCFの授受を行な
っている。
ページ目の画像データの送信終了後にMPS(Multi-Pa
ge Signal )を送信し、これに対し受信側からMCF
(Massage Confirmation)が返送されると、送信側は2
ページ目の画像データの送信を開始する。以後同様に、
続ページがあるごとに、送信側は現行ページの画像デー
タの送信終了後にMPSを送信し、これに対し受信側か
らMCFが返送されると次ページの画像データの送信を
開始する。すなわち、複数のページがある場合、送受間
では各ページ間で必ずMPSおよびMCFの授受を行な
っている。
【0005】そして、最終ページの送信が終了すると、
送信側はEOP(End Of Procedure)信号を送信し、こ
れに対し受信側がMCFを返送すると、送信側はDCN
(Disconnect)信号を送信して通信を終了する。
送信側はEOP(End Of Procedure)信号を送信し、こ
れに対し受信側がMCFを返送すると、送信側はDCN
(Disconnect)信号を送信して通信を終了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のファクシミリ装置には次のような改善すべき課題
があった。すなわち、従来よりファクシミリ装置では通
信時間を短縮するために種々の工夫がなされている。フ
ァクシミリ装置の通信時間を決定する要素には、画像デ
ータのデータ量と、制御手順とがある。このうち制御手
順については、規格で予め標準化されているため任意に
改変することは事実上不可能である。そこで、従来では
画像データの符号化方式を改良して送信画像データ量を
圧縮する努力が種々なされてきた。しかし、既存の画像
符号化方式の改良では、通信時間の大幅な短縮は望めな
い。
従来のファクシミリ装置には次のような改善すべき課題
があった。すなわち、従来よりファクシミリ装置では通
信時間を短縮するために種々の工夫がなされている。フ
ァクシミリ装置の通信時間を決定する要素には、画像デ
ータのデータ量と、制御手順とがある。このうち制御手
順については、規格で予め標準化されているため任意に
改変することは事実上不可能である。そこで、従来では
画像データの符号化方式を改良して送信画像データ量を
圧縮する努力が種々なされてきた。しかし、既存の画像
符号化方式の改良では、通信時間の大幅な短縮は望めな
い。
【0007】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、標準化されている制御手
順の規格を改変することなく、通信時間を簡単かつ効果
的に短縮することができるファクシミリ装置を提供する
ことにある。
で、その目的とするところは、標準化されている制御手
順の規格を改変することなく、通信時間を簡単かつ効果
的に短縮することができるファクシミリ装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のファクシミリ装置は、接続画像データ生成手
段を新たに備え、この手段により、複数葉の送信原稿を
読取走査して得られた複数ページ分の原画像データを、
その副走査方向に2ページ分以上接続して上記原画像デ
ータのページ数よりも少数の接続画像データを生成し、
この接続画像データを1ページ分として所定の制御手順
に従って送信するようにしたものである。
に本発明のファクシミリ装置は、接続画像データ生成手
段を新たに備え、この手段により、複数葉の送信原稿を
読取走査して得られた複数ページ分の原画像データを、
その副走査方向に2ページ分以上接続して上記原画像デ
ータのページ数よりも少数の接続画像データを生成し、
この接続画像データを1ページ分として所定の制御手順
に従って送信するようにしたものである。
【0009】
【作用】この結果本発明によれば、読取走査された画像
データが複数ページある場合、これら複数ページの原画
像データが副走査方向に接続されて接続画像データが形
成され、この接続画像データが1ページの画像データと
して送信される。このため、送信ページ数は従来よりも
減少し、これにより画像データの送信中に各ページ間ご
とに行なわれる制御手順が全く必要なくなるかまたは低
減される。したがって、この制御手順の実行回数が減少
する分だけ全体の通信時間を短縮することが可能とな
り、これにより通信費の節減が図れる。
データが複数ページある場合、これら複数ページの原画
像データが副走査方向に接続されて接続画像データが形
成され、この接続画像データが1ページの画像データと
して送信される。このため、送信ページ数は従来よりも
減少し、これにより画像データの送信中に各ページ間ご
とに行なわれる制御手順が全く必要なくなるかまたは低
減される。したがって、この制御手順の実行回数が減少
する分だけ全体の通信時間を短縮することが可能とな
り、これにより通信費の節減が図れる。
【0010】また、本発明は送信ページ数を減じること
によりページ間の制御手順の実行回数を減じるものであ
り、規格化された制御手順を改変するものではない。こ
のため、制御手順の汎用性を失うことがなく、異機種間
でも従来通り通信を行なうことができる。
によりページ間の制御手順の実行回数を減じるものであ
り、規格化された制御手順を改変するものではない。こ
のため、制御手順の汎用性を失うことがなく、異機種間
でも従来通り通信を行なうことができる。
【0011】さらに本発明では、複数ページの画像デー
タを副走査方向にただ単に接続するだけでよく、画像圧
縮処理や複雑な編集処理を必要としないので、極めて容
易に実施できる利点がある。
タを副走査方向にただ単に接続するだけでよく、画像圧
縮処理や複雑な編集処理を必要としないので、極めて容
易に実施できる利点がある。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係わるファクシ
ミリ装置の構成を示す回路ブロック図である。
ミリ装置の構成を示す回路ブロック図である。
【0013】本実施例のファクシミリ装置は、マイクロ
コンピュータを備えた主制御部1を有しており、この主
制御部1にはバス2を介して読取部3、画像メモリ部
4、符号復号化部5および網制御部6が接続され、さら
に記録部8および操作パネル部9が接続されている。
コンピュータを備えた主制御部1を有しており、この主
制御部1にはバス2を介して読取部3、画像メモリ部
4、符号復号化部5および網制御部6が接続され、さら
に記録部8および操作パネル部9が接続されている。
【0014】読取部3は、例えば密着形リニアイメージ
センサからなるラインセンサと、このラインセンサの読
取位置へ送信原稿を1葉ずつ自動搬送する搬送機構とを
備え、これらにより複数葉の送信原稿の画像を順次読取
走査する。
センサからなるラインセンサと、このラインセンサの読
取位置へ送信原稿を1葉ずつ自動搬送する搬送機構とを
備え、これらにより複数葉の送信原稿の画像を順次読取
走査する。
【0015】画像メモリ部4は、例えばRAMからな
り、上記読取部3の読取走査により得られた画像データ
および受信画像データを一旦記憶する画像データ記憶エ
リアと、この画像データ記憶エリアに記憶された画像デ
ータに関する管理データを記憶する管理データ記憶エリ
アとを有している。
り、上記読取部3の読取走査により得られた画像データ
および受信画像データを一旦記憶する画像データ記憶エ
リアと、この画像データ記憶エリアに記憶された画像デ
ータに関する管理データを記憶する管理データ記憶エリ
アとを有している。
【0016】符号復号化部5は、上記読取部3の読取走
査により得られた画像データを伝送帯域圧縮のために符
号化処理するとともに、受信画像データを復号処理して
原画像データを再生する。
査により得られた画像データを伝送帯域圧縮のために符
号化処理するとともに、受信画像データを復号処理して
原画像データを再生する。
【0017】網制御部6は、着信検出や通信回線の捕捉
などの通信回線7に対する種々インタフェース動作を行
なうとともに、モデムなどにより画像データの送受信処
理を行なう。
などの通信回線7に対する種々インタフェース動作を行
なうとともに、モデムなどにより画像データの送受信処
理を行なう。
【0018】記録部8は、例えばレーザプリンタからな
り、読取部3により読取走査された画像データおよび受
信された画像データをプリントアウトする。
り、読取部3により読取走査された画像データおよび受
信された画像データをプリントアウトする。
【0019】操作パネル部9には、ダイヤルキーや各種
モード指定キー、液晶表示器等が配設されている。
モード指定キー、液晶表示器等が配設されている。
【0020】ところで、主制御部1はその制御機能とし
て、通信リンクの設定制御や送受信制御、読取・記録制
御などの通常の制御機能に加えて、モード入力制御手段
11と、画像接続制御手段12とを有している。
て、通信リンクの設定制御や送受信制御、読取・記録制
御などの通常の制御機能に加えて、モード入力制御手段
11と、画像接続制御手段12とを有している。
【0021】モード入力制御手段11は、画像データの
送信モードとして、送信原稿を1ページずつ送信する通
常の送信モードと、複数のページを接続してページ数を
減じて送信する接続送信モードとを択一的に指定入力す
る際に動作する。
送信モードとして、送信原稿を1ページずつ送信する通
常の送信モードと、複数のページを接続してページ数を
減じて送信する接続送信モードとを択一的に指定入力す
る際に動作する。
【0022】画像接続制御手段12は、上記モード入力
制御手段11により接続送信モードが指定された場合
に、読取部3により読取走査された送信原稿の各ページ
を2ページずつ副走査方向に接続して接続画像データを
生成する処理を行なう。また、この接続画像データにお
ける前後の各ページの接続位置に切離線を表わすイメー
ジデータIMを挿入する。
制御手段11により接続送信モードが指定された場合
に、読取部3により読取走査された送信原稿の各ページ
を2ページずつ副走査方向に接続して接続画像データを
生成する処理を行なう。また、この接続画像データにお
ける前後の各ページの接続位置に切離線を表わすイメー
ジデータIMを挿入する。
【0023】次に、以上のように構成された装置の動作
を説明する。待機状態において、主制御部1は着信監視
および発信監視を行ないながら、モード入力操作の監視
を行なっている。この状態で、オペレータが操作パネル
部9において短縮送信モードを指定するためのモード指
定操作を行なったとする。そうすると、主制御部1は送
信モードとして短縮送信モードを設定する。なお、特に
送信モードの指定がない場合には通常送信モードが設定
される。
を説明する。待機状態において、主制御部1は着信監視
および発信監視を行ないながら、モード入力操作の監視
を行なっている。この状態で、オペレータが操作パネル
部9において短縮送信モードを指定するためのモード指
定操作を行なったとする。そうすると、主制御部1は送
信モードとして短縮送信モードを設定する。なお、特に
送信モードの指定がない場合には通常送信モードが設定
される。
【0024】さて、いまオペレータが原稿を送信するた
めに、送信原稿を読取部3の原稿載置台にセットし、さ
らに送信先の電話番号をダイヤル入力して送信キーを押
したとする。そうすると、主制御部1は画像接続制御を
含む読取送信制御を次のように実行する。図2は、この
読取送信制御手順中の画像接続制御の手順および制御内
容を示すフローチャートである。
めに、送信原稿を読取部3の原稿載置台にセットし、さ
らに送信先の電話番号をダイヤル入力して送信キーを押
したとする。そうすると、主制御部1は画像接続制御を
含む読取送信制御を次のように実行する。図2は、この
読取送信制御手順中の画像接続制御の手順および制御内
容を示すフローチャートである。
【0025】すなわち、主制御部1は先ずステップ2a
で送信モードとして接続送信モードが設定されているか
通常送信モードが設定されているかを判定する。そし
て、通常送信モードが設定されている場合には、ステッ
プ2bに移行してここで読取部3を駆動して送信原稿の
1ページ目を読取走査させ、これにより得られた画像デ
ータを画像メモリ部4に一旦格納する。そして、ステッ
プ2cにおいてこの画像データを送信させるための制御
を実行する。またこの送信制御と並行して主制御部1
は、ステップ2dで送信原稿に次ページがあるか否かを
判定する。そして次ページがある場合には、ステップ2
bに戻ってこの次ページの読取走査を読取部3に行なわ
せ、この読取走査により得られた画像データを画像メモ
リ部4に一旦格納したのち、読み出して送信させる。以
後同様に主制御部1は、次ページがあるごとに上記ステ
ップ2b〜ステップ2dによる通常の送信制御を実行す
る。
で送信モードとして接続送信モードが設定されているか
通常送信モードが設定されているかを判定する。そし
て、通常送信モードが設定されている場合には、ステッ
プ2bに移行してここで読取部3を駆動して送信原稿の
1ページ目を読取走査させ、これにより得られた画像デ
ータを画像メモリ部4に一旦格納する。そして、ステッ
プ2cにおいてこの画像データを送信させるための制御
を実行する。またこの送信制御と並行して主制御部1
は、ステップ2dで送信原稿に次ページがあるか否かを
判定する。そして次ページがある場合には、ステップ2
bに戻ってこの次ページの読取走査を読取部3に行なわ
せ、この読取走査により得られた画像データを画像メモ
リ部4に一旦格納したのち、読み出して送信させる。以
後同様に主制御部1は、次ページがあるごとに上記ステ
ップ2b〜ステップ2dによる通常の送信制御を実行す
る。
【0026】一方、いま仮に送信モードとして接続送信
モードが設定されていたとする。そうすると、主制御部
1はステップ2aからステップ2eに移行し、ここで読
取部3を駆動して先ず送信原稿の1ページ目を読取走査
させてその画像データを画像メモリ部4に格納する。そ
して、ステップ2fで次ページの有無を判定し、次ペー
ジがなければステップ2mに移行して上記読取走査した
1ページ目の画像データをそのまま送信させる。
モードが設定されていたとする。そうすると、主制御部
1はステップ2aからステップ2eに移行し、ここで読
取部3を駆動して先ず送信原稿の1ページ目を読取走査
させてその画像データを画像メモリ部4に格納する。そ
して、ステップ2fで次ページの有無を判定し、次ペー
ジがなければステップ2mに移行して上記読取走査した
1ページ目の画像データをそのまま送信させる。
【0027】これに対し2ページ目がある場合には、主
制御部1はステップ2fからステップ2gに移行して、
ここで読取部3に上記2ページ目を読取走査させてその
画像データを画像メモリ部4に格納する。そして、この
2ページ目の画像データの読取走査が終了すると、ステ
ップ2hにおいてこの2ページ目の画像データを先に読
取走査して得ていた1ページ目の画像データの後部に接
続するための画像処理を行ない、これにより生成された
接続画像データを画像メモリ部4に格納する。また、ス
テップ2iにおいて上記接続画像データ中の1ページ目
の画像データと2ページ目の画像データとの境界位置に
切離線を表わすイメージデータIMを挿入する。そうし
て1ページ分の接続画像データが生成されると、主制御
部1はステップ2jで上記接続画像データを送信させ
る。図4は以上の画像接続処理の概念図を示すものであ
る。
制御部1はステップ2fからステップ2gに移行して、
ここで読取部3に上記2ページ目を読取走査させてその
画像データを画像メモリ部4に格納する。そして、この
2ページ目の画像データの読取走査が終了すると、ステ
ップ2hにおいてこの2ページ目の画像データを先に読
取走査して得ていた1ページ目の画像データの後部に接
続するための画像処理を行ない、これにより生成された
接続画像データを画像メモリ部4に格納する。また、ス
テップ2iにおいて上記接続画像データ中の1ページ目
の画像データと2ページ目の画像データとの境界位置に
切離線を表わすイメージデータIMを挿入する。そうし
て1ページ分の接続画像データが生成されると、主制御
部1はステップ2jで上記接続画像データを送信させ
る。図4は以上の画像接続処理の概念図を示すものであ
る。
【0028】また、この送信制御と並行して主制御部1
はステップ2kで次ページ、つまり3ページ目の有無を
判定し、この3ページ目が存在すればステップ2eに戻
る。そして、ここで3ページ目の画像データの読取走査
および画像メモリ部4への格納を行ない、さらにステッ
プ2fで4ページ目があると判定されると、ステップ2
gにてこの4ページ目の画像データの読取走査および画
像メモリ部4への格納を行なう。そして、ステップ2h
において上記3ページ目の画像データと4ページ目の画
像データとを副走査方向に接続し、さらにステップ2i
で切離線を表わすイメージデータIMを挿入した後、ス
テップ2jに移行してこの3ページ目と4ページ目との
接続画像データを送信させる。
はステップ2kで次ページ、つまり3ページ目の有無を
判定し、この3ページ目が存在すればステップ2eに戻
る。そして、ここで3ページ目の画像データの読取走査
および画像メモリ部4への格納を行ない、さらにステッ
プ2fで4ページ目があると判定されると、ステップ2
gにてこの4ページ目の画像データの読取走査および画
像メモリ部4への格納を行なう。そして、ステップ2h
において上記3ページ目の画像データと4ページ目の画
像データとを副走査方向に接続し、さらにステップ2i
で切離線を表わすイメージデータIMを挿入した後、ス
テップ2jに移行してこの3ページ目と4ページ目との
接続画像データを送信させる。
【0029】以下同様に、続ページが有る限り以上のス
テップ2e〜ステップ2kによる画像接続処理およびそ
の送信制御が行なわれる。すなわち、本実施例では互い
に隣り合う奇数ページ目の画像データと偶数ページ目の
画像データとが接続され、この接続された2ページ分の
接続画像データが1ページとして送信される。
テップ2e〜ステップ2kによる画像接続処理およびそ
の送信制御が行なわれる。すなわち、本実施例では互い
に隣り合う奇数ページ目の画像データと偶数ページ目の
画像データとが接続され、この接続された2ページ分の
接続画像データが1ページとして送信される。
【0030】図3は、上記のように生成された接続画像
データの送信シーケンスを示すものである。同図から明
らかなように、各接続画像データはそれぞれ1ページと
して送信される。したがって、ページ間の制御手順、つ
まりMPSとMCFとの授受は、各接続画像データ間に
おいてのみ行なわれることになる。
データの送信シーケンスを示すものである。同図から明
らかなように、各接続画像データはそれぞれ1ページと
して送信される。したがって、ページ間の制御手順、つ
まりMPSとMCFとの授受は、各接続画像データ間に
おいてのみ行なわれることになる。
【0031】このように本実施例では、送信原稿のペー
ジ数が複数ページある場合に、送信モードとして接続送
信モードを予め指定すると、主制御部1の画像接続制御
手段12において、読取部3の読取走査により得られた
送信原稿の各ページの画像データを、隣接する奇数ペー
ジ目および偶数ページ目どうしで副走査方向に接続して
接続画像データを生成する画像処理が行なわれ、この生
成された接続画像データが各々1ページの画像データと
して送信される。
ジ数が複数ページある場合に、送信モードとして接続送
信モードを予め指定すると、主制御部1の画像接続制御
手段12において、読取部3の読取走査により得られた
送信原稿の各ページの画像データを、隣接する奇数ペー
ジ目および偶数ページ目どうしで副走査方向に接続して
接続画像データを生成する画像処理が行なわれ、この生
成された接続画像データが各々1ページの画像データと
して送信される。
【0032】したがって、送信ページ数は半減すること
になり、これにより送信中にページ間で行なわれる制御
手順も半減してその分通信時間を短縮することが可能と
なる。したがって、通信費を節減することができる。ま
た、標準化された制御手順を何ら改変しないので、制御
手順の汎用性を失うことがなく、異機種間でも従来通り
通信を行なうことができる。
になり、これにより送信中にページ間で行なわれる制御
手順も半減してその分通信時間を短縮することが可能と
なる。したがって、通信費を節減することができる。ま
た、標準化された制御手順を何ら改変しないので、制御
手順の汎用性を失うことがなく、異機種間でも従来通り
通信を行なうことができる。
【0033】さらに本実施例では、受信側では2ページ
分の画像データが1ページとして受信されることになる
が、接続したページ間には切離線を表わすイメージデー
タIMが挿入されているため、受信側のオペレータはこ
の切離線IMにより各ページの境界を明確に認識するこ
とができる。
分の画像データが1ページとして受信されることになる
が、接続したページ間には切離線を表わすイメージデー
タIMが挿入されているため、受信側のオペレータはこ
の切離線IMにより各ページの境界を明確に認識するこ
とができる。
【0034】また、本実施例の装置による画像データの
接続処理は、ただ単に2ページの画像データを副走査方
向に接続する処理でよく、例えば画像サイズの縮小処理
や画像データの編集処理などの複雑な画像処理は不要で
ある。このため、極めて簡単な画像処理技術で実現する
ことができる。
接続処理は、ただ単に2ページの画像データを副走査方
向に接続する処理でよく、例えば画像サイズの縮小処理
や画像データの編集処理などの複雑な画像処理は不要で
ある。このため、極めて簡単な画像処理技術で実現する
ことができる。
【0035】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、上記実施例では接続画像データの
前ページと後ページとの境界位置に切離線を表わすイメ
ージデータIMを挿入するようにしたが、この切離線を
表わすイメージデータIMは必ずしも挿入しなくてもよ
い。すなわち、ファクシミリ装置の中には、例えば普通
紙ファクシミリ装置のように、記録紙として定型サイズ
に切断した用紙を使用する装置もある。この種の装置で
は、記録用紙のサイズを越える大きさの受信画像データ
が受信されると、この画像データを記録用紙のサイズに
応じて副走査方向に切断することにより複数ページに分
割して記録するように構成されている。したがって、こ
の種の装置へ接続画像データを送信する場合には、特に
切離線を挿入しなくても、受信側のオペレータは受信画
像データをページごとに適確に認識し整理することがで
き、何ら支障を生じない。
のではない。例えば、上記実施例では接続画像データの
前ページと後ページとの境界位置に切離線を表わすイメ
ージデータIMを挿入するようにしたが、この切離線を
表わすイメージデータIMは必ずしも挿入しなくてもよ
い。すなわち、ファクシミリ装置の中には、例えば普通
紙ファクシミリ装置のように、記録紙として定型サイズ
に切断した用紙を使用する装置もある。この種の装置で
は、記録用紙のサイズを越える大きさの受信画像データ
が受信されると、この画像データを記録用紙のサイズに
応じて副走査方向に切断することにより複数ページに分
割して記録するように構成されている。したがって、こ
の種の装置へ接続画像データを送信する場合には、特に
切離線を挿入しなくても、受信側のオペレータは受信画
像データをページごとに適確に認識し整理することがで
き、何ら支障を生じない。
【0036】また、前記実施例では原画像データを2ペ
ージずつ接続するようにしたが、3ページずつあるいは
それ以上のページごとに接続するようにしてもよく、さ
らには一定ページ数ずつ接続するのではなく任意のペー
ジ数を接続するようにしてもよい。究極の接続形態とし
ては、送信原稿の全ページを接続して1ページとするも
のであり、このように構成するとページ間の制御手順が
全く不要になるので、制御手順に要する時間を最も短縮
することができる。ただし、このように構成では、受信
側が記録紙としてロール紙を使用している場合に、送信
原稿のページ数が多いと、それに応じて受信記録原稿の
長さが極めて長尺なものになって、受信記録原稿の整理
に手間と時間を要することになり、好ましくない。した
がって、原画像データの接続ページ数は、通信時間の短
縮効果と上記した受信記録原稿の長さとを考慮して設定
する必要がある。なお、この接続ページ数は、接続送信
モードの設定時に任意に可変設定できるようにするとよ
い。
ージずつ接続するようにしたが、3ページずつあるいは
それ以上のページごとに接続するようにしてもよく、さ
らには一定ページ数ずつ接続するのではなく任意のペー
ジ数を接続するようにしてもよい。究極の接続形態とし
ては、送信原稿の全ページを接続して1ページとするも
のであり、このように構成するとページ間の制御手順が
全く不要になるので、制御手順に要する時間を最も短縮
することができる。ただし、このように構成では、受信
側が記録紙としてロール紙を使用している場合に、送信
原稿のページ数が多いと、それに応じて受信記録原稿の
長さが極めて長尺なものになって、受信記録原稿の整理
に手間と時間を要することになり、好ましくない。した
がって、原画像データの接続ページ数は、通信時間の短
縮効果と上記した受信記録原稿の長さとを考慮して設定
する必要がある。なお、この接続ページ数は、接続送信
モードの設定時に任意に可変設定できるようにするとよ
い。
【0037】その他、ファクシミリ装置の構成、画像接
続制御手段の制御手段および制御内容、送信制御の制御
手順および制御内容などについても、本発明の要旨を逸
脱しない範囲で種々変形して実施できる。
続制御手段の制御手段および制御内容、送信制御の制御
手順および制御内容などについても、本発明の要旨を逸
脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように本発明のファクシミ
リ装置では、接続画像データ生成手段を新たに備え、こ
の手段により、複数葉の送信原稿を読取走査して得られ
た複数ページ分の原画像データを、その副走査方向に2
ページ分以上接続して上記原画像データのページ数より
も少数の接続画像データを生成し、この接続画像データ
を1ページ分として所定の制御手順に従って送信するよ
うにしている。
リ装置では、接続画像データ生成手段を新たに備え、こ
の手段により、複数葉の送信原稿を読取走査して得られ
た複数ページ分の原画像データを、その副走査方向に2
ページ分以上接続して上記原画像データのページ数より
も少数の接続画像データを生成し、この接続画像データ
を1ページ分として所定の制御手順に従って送信するよ
うにしている。
【0039】したがって本発明によれば、標準化されて
いる制御手順の規格を改変することなく、通信時間を簡
単かつ効果的に短縮することができるファクシミリ装置
を提供することができる。
いる制御手順の規格を改変することなく、通信時間を簡
単かつ効果的に短縮することができるファクシミリ装置
を提供することができる。
【図1】本発明の一実施例に係わるファクシミリ装置の
概略構成を示すブロック図。
概略構成を示すブロック図。
【図2】図1に示した装置の主制御部による画像接続制
御手段の制御手順および制御内容を示すフローチャー
ト。
御手段の制御手順および制御内容を示すフローチャー
ト。
【図3】図1に示した装置によるファクシミリ通信シー
ケンスを示す図。
ケンスを示す図。
【図4】図1に示した装置による画像接続動作の概念を
示す図。
示す図。
【図5】本発明の他の実施例における画像接続動作の概
念を示す図。
念を示す図。
【図6】従来のファクシミリ通信シーケンスの一例を示
す図。
す図。
1…主制御部 2…バス 3…読取部 4…画像メモリ部 5…符号復号化部 6…網制御部 7…通信回線 8…記録部 9…操作パネル部 11…モード入力制御手段 12…画像接続制御手段 IM…切離線を表わすイメージデータ
Claims (1)
- 【請求項1】 複数葉の送信原稿を順次読取走査し、こ
の読取走査により得られた複数ページ分の原画像データ
を所定の制御手順に従って順次送信するファクシミリ装
置において、 前記読取走査により得られた複数ページ分の原画像デー
タをその副走査方向に2ページ分以上接続して前記原画
像データのページ数よりも小数の接続画像データを生成
する接続画像データ生成手段と、 この接続画像データ生成手段により生成された接続画像
データを1ページ分として前記所定の制御手順に従って
送信する送信手段とを具備したことを特徴とするファク
シミリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6275261A JPH08139874A (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6275261A JPH08139874A (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | ファクシミリ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08139874A true JPH08139874A (ja) | 1996-05-31 |
Family
ID=17552956
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6275261A Pending JPH08139874A (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | ファクシミリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08139874A (ja) |
-
1994
- 1994-11-09 JP JP6275261A patent/JPH08139874A/ja active Pending
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