JPH06311274A - 画像通信装置 - Google Patents

画像通信装置

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JPH06311274A
JPH06311274A JP5094425A JP9442593A JPH06311274A JP H06311274 A JPH06311274 A JP H06311274A JP 5094425 A JP5094425 A JP 5094425A JP 9442593 A JP9442593 A JP 9442593A JP H06311274 A JPH06311274 A JP H06311274A
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JP
Japan
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image data
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JP5094425A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Ida
▲吉▼宏 伊田
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Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Publication date
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Priority to JP5094425A priority Critical patent/JPH06311274A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 同一書式の複数文書を高速で送受信すること
ができる画像通信装置を提供すること。 【構成】 画像通信装置の送信端末6aに、送信データ
を一時格納する送信データ格納メモリ13と、送信デー
タ格納メモリから読み出された画像データの中から同一
書式データを分離して書式以外の画像データのみを送信
制御手段へ送る制御手段17とを設ける一方、受信端末
6bには、受信した画像データを格納する受信データ格
納メモリ21と、文書の同一書式データを格納する書式
データ格納メモリ25と、受信した画像データとこの画
像に対応する書式データを結合して画像を完成させるデ
ータ合成手段26とを設けた。これにより、同一書式文
書を大量に送信する場合に、送信データの増大化を防
ぎ、しかも高速で画像の通信が行なえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は書式が同一の複数文書を
高速で送受信することができる画像通信装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子ファイル装置からファクシミ
リを使って遠隔地に文書を配信するなど、ファクシミリ
を始めとする画像通信装置の応用範囲が広がってきてお
り、そのための改良案の一つとして、画情報を高速で送
受信するための技術がある。このような高速による画像
通信を実現するための方法としては従来からいくつかの
提案がなされている。例えば、文書の或るページにおい
て空白領域が多い場合は、その部分の画情報をを読み取
ることをせずに、空白であることを表す符号情報に置き
換えて送信し、受信側装置は前記符号情報を解読して元
の文書を再現するという送受信方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の装置にあっては、文書に空白部分が比較的広
い範囲にわたって存在するときは有用であるが、そうで
ない場合、例えば或る一定の書式を持ち、この同一書式
の文書を大量に送信したい場合は、全ての画像データを
取り込み、且つこれらの画像データを省略することなく
全て通信回線へ送り出して送信する必要がある。このた
め、画像通信に際して取り扱う画像データの量が増大し
て装置に処理負担をかける上、送信速度の向上にもおの
ずから限界があるという不具合があった。
【0004】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、同一書式の複数文書を高速で送受信す
ることができる画像通信装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、画像通信装置の送信端末に、送信される画
像データを一時格納する送信データ格納メモリと、画像
データを通信回線へ送出する送信制御手段と、送信デー
タ格納メモリから読み出された画像データの中から同一
書式データを分離して書式以外の画像データのみを送信
制御手段へ送る制御手段とを設ける一方、受信端末に
は、受信した画像データを格納する受信データ格納メモ
リと、文書の同一書式データを格納する書式データ格納
メモリと、受信した画像データとこの画像に対応する書
式データを結合して画像を完成させるデータ合成手段と
を設けたことを要旨とする。
【0006】
【作用】本発明においては、画像通信に際し、送信端末
では送信される画像データの中から、枠線などの書式要
素がデータ処理によって分離され、書式以外の画像デー
タのみが送信処理手段へ送られる。そしてこの送信デー
タは、通信回線を通して受信端末へ送付される。受信端
末では、送信端末から送られてきたデータを解読し送信
文書に対応する書式データを書式データ格納メモリから
読み出すとともに、受信データと合成させる。これによ
り送信された画像が完全な形で再現され、画像の送受信
が完了する。
【0007】この動作において、書式以外の画像データ
の送信方法には、このデータをラスターデータの形で送
信する方法と、送信される画像のうち書式部分を全白デ
ータに置き換えた画像データで送信する方法とがある。
また、書式部分の送信は、頻繁に送信される書式を予め
受信端末のメモリに登録しておいて、受信端末が画像デ
ータを受信したときに前記登録されている書式データを
読み出して合成する方法と、画像通信動作の時点で書式
データと書式以外の画像データとを別々に伝送し、両方
のデータの送信が終了した後に受信端末において両方の
データを合成する方法とがある。
【0008】
【実施例】図1および図2は本発明をファクシミリ通信
機能を有する電子ファイル装置に適用した一実施例を示
す図である。このうち、図1は前記電子ファイル装置の
全体構成を概略的に示すブロック図、図2は前記電子フ
ァイル装置に組み込まれたファクシミリ通信装置の送信
端末および受信端末の構成を表すブロック図である。
【0009】これらの図において、符号1は原稿を読み
取って画像データを生成する読取手段としてのスキャ
ナ、2はスキャナ1において読み取り入力された画像デ
ータを格納し且つ展開する記憶装置としての光ディスク
装置で、記憶媒体として光ディスクを使用している。3
は電子ファイル装置に対して各種の動作指令やデータを
入力し或いは処理するワークステーション、4は光ディ
スク装置2によって読み出す文書を検索する検索装置、
5は光ディスク装置2から読み出された文書をハードコ
ピーとして出力するプリンタ、6は電子ファイル装置の
データをファクシミリ通信によって送受信するファクシ
ミリ通信装置である。ファクシミリ通信装置6は通信回
線7を介して交換機8に接続され、この交換機8の作動
によって遠隔地のファクシミリ9、10、11に接続さ
れる。また、このファクシミリ通信装置は、図2におい
て明らかなように、送信端末6aと受信端末6bの間で
ファクシミリ通信を行なう。
【0010】図2において、符号12は電子ファイル機
能部との間でデータ通信のマッチングを行なうインタフ
ェース回路、13は送信される画像データを一時格納す
る送信データ格納メモリ、14は送信画像データを符号
化する符号化部、15は画像データを伝送するために符
号化された画像データの変調処理を行なうモデム、16
は自動発信機能を備え、回線7との間の通信を確立する
ためダイヤル発信又は受信動作を行なう網制御部(NC
U)である。そしてまた、符号17はこの送信端末6a
全体の動作を制御するシステム制御部である。
【0011】受信端末6bにおいて、符号18は前記網
制御部16と同様な網制御部、19は受信した画信号の
復調処理を行なうモデム、20は符号化されている受信
データの復号化処理を行なう復号化部、21は復号化さ
れた画像データをプリントアウトするために一時的に格
納する受信データ格納メモリ、22は受信データ格納メ
モリに格納された画像データをハードコピーとして出力
するプリンタ、23はこの受信端末において画像の読み
取りを行なうスキャナ、24は受信端末6bにおいて受
信した画像データと書式データとを合成処理するための
作業用メモリである。さらに、この実施例においては、
文書の同一書式データを格納する書式データ格納メモリ
25と、受信した画像データとこの画像に対応する書式
データを結合して画像を完成させるデータ合成回路26
とが組み込まれている。そしてまた、符号27はこの受
信端末6bのファクシミリ全体の動作を制御するシステ
ム制御部である。
【0012】この実施例において、スキャナ1は、原稿
を読み取って得られた光信号を電気信号に変換するため
の例えばCCDイメージセンサを備えている。また、光
ディスク装置2の記憶媒体には光ディスクが用いられ、
スキャナ1において読み取り入力された画像データ、或
いは通信回線7を通してデータ受信された画像データを
大量に格納するようになっている。また、ワークステー
ション3には電子ファイル装置全体の動作をコントロー
ルするCPUが組み込まれ画像データの転送、格納およ
び検索、読み出し動作を制御する。書式データ格納メモ
リ25には、例えば図面の枠データ、或いは伝票の仕切
り罫線など、同一の形式で頻繁に使用される書式のデー
タが格納される。
【0013】かかる構成を有する画像通信装置の動作に
ついて以下図3乃至図7を参照しながら説明する。ここ
では、送信側をファクシミリ通信装置6付きの電子ファ
イル装置とし、この送信側の電子ファイル装置から画像
データを配信するに当たって、オペレータが同一書式の
画像データを送信することをあらかじめ認識していて、
その指示をワークステーション3から入力する場合にお
ける各種動作の例を説明する。
【0014】第1の動作例 この動作例では、同一書式で書かれている書式部分(例
えば枠の部分)以外のラスターデータを送信端末6aで
作成し、このラスターデータのみを座標情報のタグを付
加して伝送する。受信端末6bではあらかじめ頻繁に使
用され受信する書式データを書式データ格納メモリ25
に登録しておいて、前記ラスターデータとこの送付され
てきた文書に対応する書式データとを合成して画像デー
タを完成することにより送信を行なうものである。
【0015】この動作において、送信端末6a側のオペ
レータはワークステーション3からファクシミリ配信す
る画像データ(つまり文書)の指定をするとともに、画
像データの送り先の指示を行ない、さらに前記画像デー
タを本動作例による高速通信によって送付する旨の指示
を行なう。このような指示入力により、電子ファイル装
置内では検索装置4によって光ディスク装置2にセット
された光ディスクより画像データが取り出され、ファク
シミリ通信装置6(この場合は送信端末6a)へ転送さ
れる。
【0016】送信端末6aでは、図3に示すように、配
信データとして電子ファイル装置からインタフェース回
路12を介して転送された画像データは一旦送信データ
格納メモリ13に蓄えられる。そして、この送信データ
格納メモリ13とシステム制御部17との間で画像デー
タの転送および処理が行なわれ、画像データ中の書式デ
ータが分解されてラスターデータが生成される。すなわ
ち、ファクシミリ通信装置6のシステム制御部17は、
前記画像データで前後のページを比較し、同一の部分が
あれば、これをワク情報(定型書式部分、すなわち書式
データ)として認識し、それぞれにデータを分解し、送
信データ格納メモリ13上に配置しなおしてワク情報を
除いた画像データ部分をラスターデータとする。
【0017】このラスターデータにヘッダが付加されて
図4に示すような送信データが作成される。この送信デ
ータは先頭部分に開始フラグ31と、起点座標32と終
点座標33とから成るタグ34を有し、また最後尾部分
に終了フラグから成るタグ35を有している。そして、
タグ34とタグ35との間に画像処理によってラスター
データとなった画像データ36がセットされている。タ
グ34、35の部分は任意の2値データによって表され
る。この2値データは通信回線7の回線品質に影響され
ることはなく、しかも通常の画像データとは異なるデー
タであることが判別可能な充分なビット数の白または黒
の連続とし、これを1単位の2値データとしている。
【0018】次にファクシミリ通信装置6はファクシミ
リ送信動作に移行する。この送信動作では、先に述べた
ワークステーション3からの指示にしたがって、システ
ム制御部17はその入力された宛先電話番号を網制御部
16に転送して宛先を発呼させる。
【0019】宛先が発呼されて通信回線7が確立する
と、宛先のファクシミリ装置9、10、11(すなわち
受信端末6b)から送信端末6aに受信端末の伝送機能
表示信号であるNSF(非標準機能識別信号)、国際電
話番号によって被呼端末を表示するCSI(被呼端末識
別信号)、および被呼端末が標準の受信機能を有するこ
とを示すDIS(デジタル識別信号)が伝送される。受
信端末6bが本発明の伝送方法によるファクシミリ通信
を実行し得る機能を持っているときは、前記NSFにこ
の機能を有する旨のメッセージ情報が組み込まれる。
【0020】送信端末6aでは前記各信号を受信する
と、受信端末6bがNSF信号で表示される非標準機能
の中から設定される機能を示す命令信号であるNSS
(非標準機能設定信号)、送信端末6aを表示するTS
I(送信端末識別信号)およびDIS信号で表示される
標準機能の中から設定される機能を示す命令信号である
DCS(デジタル命令信号)を受信端末6bへ送信す
る。ここでは、送信端末6aは、受信端末6bからのN
SF信号に対応して、NSS信号中にラスターデータを
送付する旨のメッセージを組み入れる。
【0021】さらに、送信端末6aは、モデム15、1
9のトレーニングを確かめるため、TCF(トレーニン
グチェック信号)を受信端末6bに対して出力し、受信
端末6bはこれを受けてCFR(受信準備確認信号)を
送り返す。
【0022】これにより、双方の端末間で画情報の送受
信が可能になったことになり、送信端末6aから受信端
末6bへメッセージである画像データ、すなわち1ペー
ジ目のラスターデータが送付される。画像データの一つ
の単位(例えば1ページ分)の送信が終了すると、送信
端末6aからはファクシミリメッセージのページ終了を
示すMPS(マルチページ信号)が出力され、これを受
けた受信端末6bからはメッセージが完全に受信された
ことを示すMCF(メッセージ確認信号)が返送され
る。すると、引き続いて送信端末6aからは1ページ目
のラスターデータが送出される。以下、画像データが全
て送信されるまで前記動作が繰り返される。この間、受
信端末6bでは、受信した画像データを受信データ格納
メモリ21内に蓄える。
【0023】そして、全ての画像データが送出されてし
まうと、送信端末6aからは、ファクシミリメッセージ
のページ終了と他に送信ドキュメントのないことを示す
EOP(手続終了信号)が出力され、これを受けた受信
端末6bからはMCFが返送され、さらに送信端末6a
からは、動作終了を示し応答を必要としないDCN(切
断命令信号)が出力される。これによって、送信端末6
aおよび受信端末6bのそれぞれにおいて回線8の切断
が行なわれる。
【0024】なお、前記一連のファクシミリ通信動作に
おいて、受信端末6bが本発明の伝送方法に対応する機
能を具備していない場合は、プロトコル上でエラーとし
て返り、通信断となるか、或いは本発明の伝送方法を用
いない通常のファクシミリ通信が実行される。
【0025】そして、以上のラスターデータの送信およ
び受信動作が終了した後、受信端末6bでは、システム
制御部27がデータ合成回路26に起動をかける。これ
に伴ってデータ合成回路26は、受信データ格納メモリ
21から書式データ以外の情報を読み出しこの情報をタ
グを参照して作業用メモリ24上に画像データとして展
開する。次いでデータ合成回路26は、書式データ格納
メモリ25から、あらかじめ蓄積されている書式データ
のうちこの文書に対応する書式データを読み出して作業
用メモリ24に転送するとともに、この作業用メモリ2
4上でラスターデータと書式データとを処理合成しファ
クシミリ送信されるはずの画像を完成させる。その後デ
ータ合成回路26は、完成された画像を再度受信データ
格納メモリ21に蓄えるか、或いはシステム制御部27
へ返してプリンタ22からハードコーピーとして出力で
きるようにする。
【0026】第2の動作例 この動作例では、送信端末6a側において画像データか
ら書式データを取り出し、この書式データのみを最初に
伝送して受信端末6bの書式データ格納メモリに蓄えて
おき、その後書式データ以外のラスターデータを送信端
末6aで作成し、このラスターデータのみを座標情報の
タグを付加して伝送し、受信端末6bで先に送信した書
式データとラスターデータとを合成して送信画像を完成
することにより画像データの送信を行なう。
【0027】この動作においても、送信端末6a側のオ
ペレータによるワークステーション3への指示操作およ
び電子ファイル装置内でのデータ検索、並びに読み出
し、転送動作は前記第1の動作例におけると同様であ
る。
【0028】送信端末6aでは、図5に示すように、配
信データとして電子ファイル装置からインタフェース回
路12を介して転送された画像データは一旦送信データ
格納メモリ13に蓄えられる。そして、この送信データ
格納メモリ13とシステム制御部17との間で画像デー
タの転送および処理が行なわれ、画像データ中の書式デ
ータとラスターデータとが分解、生成される。すなわ
ち、ファクシミリ通信装置6のシステム制御部17は、
前記画像データで前後のページを比較し、同一の部分が
あれば、これを書式データとして認識し、それぞれにデ
ータを分解し、送信データ格納メモリ13上に配置しな
おす。
【0029】そして、先ず書式データについてファクシ
ミリ送信を実行する。この書式データのファクシミリ送
信動作は前記第1の動作例におけると基本的に同様の手
順にしたがって行なわれる。なお、このファクシミリ通
信動作手順の中では、送信端末6aで、受信端末6bか
らのNSF信号に対応して、NSS信号中に書式データ
を送付する旨のメッセージを組み入れる。受信端末6b
によって受信された書式データは、この受信端末6bの
書式データ格納メモリ25に蓄えられる。そして、この
書式データの送信が終了すると、次に書式以外のデータ
の送信動作に移行する。
【0030】この書式以外のデータの送信動作におい
て、送信端末6aでは、先に説明した送信データ格納メ
モリ13とシステム制御部17との間での画像データの
転送および処理によって分解された画像データ中の書式
データとラスターデータとのうち、ラスターデータを送
信データ格納メモリ13上に配置しなおす。そして、こ
のラスターデータについて図4に示す送信データを作成
し、ファクシミリ送信を実行する。このラスターデータ
のファクシミリ送信動作もまた、前記第1の動作例にお
けると基本的に同様の手順にしたがって行なわれる。な
お、このファクシミリ通信動作手順の中では、送信端末
6aで、受信端末6bからのNSF信号に対応して、N
SS信号中にラスターデータを送付する旨のメッセージ
を組み入れる。受信端末6bによって受信されたラスタ
ーデータは、この受信端末6bの受信データ格納メモリ
21に蓄えられる。この段階で本動作例におけるファク
シミリ通信動作は終了する。
【0031】そして、以上の書式データおよびラスター
データの送信および受信動作が終了した後、受信端末6
bでは、システム制御部27がデータ合成回路26に起
動をかける。これに伴ってデータ合成回路26は、受信
データ格納メモリ21から書式データ以外の情報を読み
出しこの情報をタグを参照して作業用メモリ24上に画
像データとして展開する。次いでデータ合成回路26
は、書式データ格納メモリ25から先に受信され蓄積さ
れている書式データを読み出して作業用メモリ24に転
送するとともに、この作業用メモリ24上でラスターデ
ータと書式データとを処理合成しファクシミリ送信され
るはずの画像を完成させる。その後データ合成回路26
は、完成された画像を再度受信データ格納メモリ21に
蓄えるか、或いはシステム制御部27へ返してプリンタ
22からハードコーピーとして出力できるようにする。
【0032】なお、この第2の動作例においては、書式
データの送信は一回の送信動作で済み、その後は書式以
外のデータであるラスターデータのみが複数ページ送ら
れるから、全体としては画像通信動作が高速化される。
【0033】第3の動作例 この動作例では、同一書式で書かれている書式部分のデ
ータを全白データに置き換えた画像データとして送信す
る。受信端末6bではあらかじめ頻繁に使用され受信す
る書式データを書式データ格納メモリ25に登録してお
いて、前記ラスターデータとこの送付されてきた文書に
対応する書式データとを合成して画像データを完成する
ことにより画像通信を行なうものである。
【0034】この動作においても、送信端末6a側のオ
ペレータによるワークステーション3への指示操作およ
び電子ファイル装置内でのデータ検索、並びに読み出
し、転送動作は前記第1の動作例におけると同様であ
る。
【0035】送信端末6aでは、図6に示すように、配
信データとして電子ファイル装置からインタフェース回
路12を介して転送された画像データは一旦送信データ
格納メモリ13に蓄えられる。そして、この送信データ
格納メモリ13とシステム制御部17との間で画像デー
タの転送および処理が行なわれて画像データ中の書式デ
ータが分解され、書式部分が全白データに置き換えられ
た画像データが送信データとして生成される。すなわ
ち、ファクシミリ通信装置6のシステム制御部17は、
前記画像データで前後のページを比較し、同一の部分が
あれば、これを書式部分として認識し、それぞれにデー
タを分解し、送信データ格納メモリ13上に配置しなお
して書式部分を全白にした画像データとする。
【0036】次にファクシミリ通信装置6はファクシミ
リ送信動作に移行する。この画像データのファクシミリ
送信動作もまた、前記第1の動作例におけると基本的に
同様の手順にしたがって行なわれる。なお、このファク
シミリ通信動作手順の中では、送信端末6aで、受信端
末6bからのNSF信号に対応して、NSS信号中に書
式部分を全白データとした画像データを送付する旨のメ
ッセージを組み入れる。受信端末6bによって受信され
た画像データは、この受信端末6bの受信データ格納メ
モリ21に蓄えられる。この段階で本動作例におけるフ
ァクシミリ通信動作は終了する。
【0037】そして、以上の画像データの送信および受
信動作が終了した後、受信端末6bでは、システム制御
部27がデータ合成回路26に起動をかける。これに伴
ってデータ合成回路26は、受信データ格納メモリ21
から画像データを読み出しこの情報を作業用メモリ24
上に展開する。次いでデータ合成回路26は、書式デー
タ格納メモリ25から、あらかじめ蓄積されている書式
データのうちこの文書に対応する書式データを読み出し
て作業用メモリ24に転送するとともに、この作業用メ
モリ24上でラスターデータと書式データとを処理合成
しファクシミリ送信されるはずの画像を完成させる。そ
の後データ合成回路26は、完成された画像を再度受信
データ格納メモリ21に蓄えるか、或いはシステム制御
部27へ返してプリンタ22からハードコーピーとして
出力できるようにする。
【0038】第4の動作例 この動作例では、送信端末6a側において画像データか
ら書式データを取り出し、この書式データのみを最初に
伝送して受信端末6bの書式データ格納メモリに蓄えて
おき、その後同一書式で書かれている書式部分のデータ
を全白データに置き換えた画像データで伝送し、受信端
末6bで先に送信した書式データと画像データとを合成
して送信画像を完成することにより画像通信を行なう。
【0039】この動作においても、送信端末6a側のオ
ペレータによるワークステーション3への指示操作およ
び電子ファイル装置内でのデータ検索、並びに読み出
し、転送動作は前記第1の動作例におけると同様であ
る。
【0040】送信端末6aでは、図7に示すように、配
信データとして電子ファイル装置からインタフェース回
路12を介して転送された画像データは一旦送信データ
格納メモリ13に蓄えられる。そして、この送信データ
格納メモリ13とシステム制御部17との間で画像デー
タの転送および処理が行なわれ、画像データ中の書式デ
ータと書式以外の画像データとが分解、生成される。す
なわち、ファクシミリ通信装置6のシステム制御部17
は、前記画像データで前後のページを比較し、同一の部
分があれば、これを書式データとして認識し、それぞれ
にデータを分解し、送信データ格納メモリ13上に配置
しなおす。
【0041】そして、先ず書式データについてファクシ
ミリ送信を実行する。この書式データのファクシミリ送
信動作は前記第1の動作例におけると基本的に同様の手
順にしたがって行なわれる。なお、このファクシミリ通
信動作手順の中では、送信端末6aで、受信端末6bか
らのNSF信号に対応して、NSS信号中に書式データ
を送付する旨のメッセージを組み入れる。受信端末6b
によって受信された書式データは、この受信端末6bの
書式データ格納メモリ25に蓄えられる。そして、この
書式データの送信が終了すると、次に書式以外の画像デ
ータの送信動作に移行する。
【0042】この書式以外のデータの送信動作におい
て、送信端末6aでは、先に説明した送信データ格納メ
モリ13とシステム制御部17との間での画像データの
転送および処理によって分解された画像データ中の書式
データとそれ以外の画像データとのうち、書式以外の画
像データを送信データ格納メモリ13上に配置しなお
す。このとき画像データ中の書式部分は全白データに置
き換えられる。そして、この書式以外の画像データにつ
いて図4に示す送信データを作成し、ファクシミリ送信
を実行する。この書式以外の画像データのファクシミリ
送信動作もまた、前記第1の動作例におけると基本的に
同様の手順にしたがって行なわれる。なお、このファク
シミリ通信動作手順の中では、送信端末6aで、受信端
末6bからのNSF信号に対応して、NSS信号中に書
式以外の画像データを送付する旨のメッセージを組み入
れる。受信端末6bによって受信された書式以外の画像
データは、この受信端末6bの受信データ格納メモリ2
1に蓄えられる。この段階で本動作例におけるファクシ
ミリ通信動作は終了する。
【0043】そして、以上の書式データおよび書式以外
の画像データの送信および受信動作が終了した後、受信
端末6bでは、システム制御部27がデータ合成回路2
6に起動をかける。これに伴ってデータ合成回路26
は、受信データ格納メモリ21から書式データ以外の情
報を読み出しこの情報を作業用メモリ24上に展開す
る。次いでデータ合成回路26は、書式データ格納メモ
リ25から先に受信され蓄積されている書式データを読
み出して作業用メモリ24に転送するとともに、この作
業用メモリ24上で書式以外の画像データと書式データ
とを処理合成しファクシミリ送信されるはずの画像を完
成させる。その後データ合成回路26は、完成された画
像を再度受信データ格納メモリ21に蓄えるか、或いは
システム制御部27へ返してプリンタ22からハードコ
ーピーとして出力できるようにする。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像メモリを有する画像通信装置に、画像通信装置の送
信端末に、送信される画像データを一時格納する送信デ
ータ格納メモリと、画像データを通信回線へ送出する送
信制御手段と、送信データ格納メモリから読み出された
画像データの中から同一書式データを分離して書式以外
の画像データのみを送信制御手段へ送る制御手段とを設
ける一方、受信端末には、受信した画像データを格納す
る受信データ格納メモリと、文書の同一書式データを格
納する書式データ格納メモリと、受信した画像データと
この画像に対応する書式データを結合して画像を完成さ
せるデータ合成手段とを設けたため、同一書式文書を大
量に送信する場合に、送信データの増大化を防ぎ、しか
も高速で画像の通信が行なえる等、種々の効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像通信装置の一実施例を概略的
に示すブロック図
【図2】図1の装置のファクシミリ通信装置部分の構成
を示すブロック図
【図3】前記実施例の第1動作を説明するタイムチャー
【図4】前記実施例の第1動作例において作成されるラ
スターデータの一構成例を示す図
【図5】前記実施例の第2動作を説明するタイムチャー
【図6】前記実施例の第3動作を説明するタイムチャー
【図7】前記実施例の第4動作を説明するタイムチャー
【符号の説明】
1、23 スキャナ 2 光ディスク装置 3 ワークステーション 4 検索装置 5、22 プリンタ 6 ファクシミリ通信装置 7 通信回線 8 交換機 9、10、11 ファクシミリ装置 12 インタフェース回路 13 送信データ格納メモリ 17、27 システム制御部 21 受信データ格納メモリ 24 作業用メモリ 25 書式データ格納メモリ 26 データ合成回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データ発信元から画像データを受け
    取る手段と、受け取った画像データを一時格納する送信
    データ格納メモリと、送信データ格納メモリから読み出
    された画像データを通信回線へ送出する送信制御手段
    と、送信データ格納メモリから読み出された画像データ
    の中から同一書式データを分離して書式以外の画像デー
    タのみを送信制御手段へ送る制御手段とを備えた画像通
    信装置。
  2. 【請求項2】 通信回線からの画信号を受信する受信制
    御部と、受信した画像データを格納する受信データ格納
    メモリと、文書の同一書式データを格納する書式データ
    格納メモリと、受信した画像データとこの画像に対応す
    る書式データを結合して画像を完成させるデータ合成手
    段とを備えた画像通信装置。
JP5094425A 1993-04-21 1993-04-21 画像通信装置 Pending JPH06311274A (ja)

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JP5094425A JPH06311274A (ja) 1993-04-21 1993-04-21 画像通信装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8237959B2 (en) 2007-03-29 2012-08-07 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Communication apparatus

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