JPH08139704A - データ処理装置およびデータ処理方法 - Google Patents

データ処理装置およびデータ処理方法

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JPH08139704A
JPH08139704A JP6274693A JP27469394A JPH08139704A JP H08139704 A JPH08139704 A JP H08139704A JP 6274693 A JP6274693 A JP 6274693A JP 27469394 A JP27469394 A JP 27469394A JP H08139704 A JPH08139704 A JP H08139704A
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unit
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data
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JP6274693A
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Eizaburo Itakura
英三郎 板倉
Hojinzu Pooru
ホジンズ ポール
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Original Assignee
Sony Corp
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定ビットレートで伝送されるデータのネッ
トワーク上における遅延ゆらぎを吸収する。 【構成】 ネットワークより伝送されてきたデータを、
システムデコーダ4において調整回路31に取り込み、
ネットワーク3上における遅延ゆらぎを吸収した後、そ
のデータをシステムデコード部13に供給し、オーディ
オストリームとビデオストリームにデコードさせる。ま
た、タイムスタンプ取出回路11でタイムスタンプを取
り出し、PLL回路12でシステムクロックを生成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば音声データや画
像データをMPEG方式等に従ってエンコードし、所定
の伝送路上に伝送し、これを受信側においてデコードす
る場合に用いて好適なデータ処理装置およびデータ処理
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のデータ伝送システムの構
成例を表している。
【0003】エンコーダ1は、伝送すべきビデオ信号お
よびオーディオ信号をMPEG−2方式に従ってエンコ
ードし、システムエンコーダ2に入力する。システムエ
ンコーダ2は、入力されたビデオ信号とオーディオ信号
をパケット化するとともに、タイムスタンプを付加し、
ネットワーク3上に伝送する。このネットワーク3は、
例えばATM(Asynchronous Transfer Mode:非同期転
送モード)ネットワークとされ、統計多重処理が行われ
る。即ち、所定のパケットのデータを送出するとき、他
のパケットをバッファメモリに保持しておく。そして、
所定のパケットの伝送が完了したとき、他のパケット
(セル)をバッファメモリから読み出し、伝送する処理
を、ネットワークを構成する多数のノード上において実
行する。
【0004】ネットワーク3を介して伝送されたデータ
は、システムデコーダ4に入力される。システムデコー
ダ4は、例えば図5に示すように、タイムスタンプ取出
回路11、PLL回路12およびシステムデコード部1
3により構成されている。システムデコード部13は、
入力されたパケット化されているオーディオデータとビ
デオデータのパケット化を解除し、デコーダ5に出力す
る。
【0005】一方、タイムスタンプ取出回路11は、入
力されたデータ中に含まれるタイムスタンプを取り出
し、PLL回路12に出力する。PLL回路12は、入
力されたタイムスタンプを利用して、システムクロック
を生成し、デコーダ5に出力する。MPEG−2方式の
場合、このシステムクロックの周波数は27MHzとさ
れている。
【0006】デコーダ5は、システムデコード部13よ
り供給されたオーディオデータとビデオデータのストリ
ームを、PLL回路12より入力されたシステムクロッ
クを基にしてデコードする。
【0007】PLL回路12は、例えば図6に示すよう
に構成されている。減算器21には、タイムスタンプ取
出回路11により抽出されたタイムスタンプが入力され
る。このタイムスタンプは、MPEG−2方式のトラン
スポートストリームにおいては、PCR(Program Cloc
k Reference)とされている。このトランスポートスト
リームは、188バイトの固定パケットとされ、固定速
度のストリームとして伝送される。PCRは、少なくと
も0.1秒以内の間隔で送信される。送信される場合に
おいては、パケットのヘッダに配置される。
【0008】このPCRは、エンコーダ1におけるエン
コードのタイミングを、システムエンコーダ2における
システムクロックのカウント値により表している。減算
器21は、このPCRと、カウンタ24のシステムクロ
ック(システムデコーダ4におけるシステムクロック)
のカウント値との差を演算する。減算器21の出力は、
ローパスフィルタ(LPF)22に入力され、平滑され
た後、DAコンバータ兼VCO(電圧制御発振器)23
に入力される。DAコンバータ兼VCO23は、ローパ
スフィルタ22より入力されたデジタル信号をアナログ
信号に変換し、そのアナログ信号を制御電圧として、そ
の制御電圧に対応する周波数のシステムクロックを発生
する。
【0009】このシステムクロックは、デコーダ5に供
給されるとともに、カウンタ24に入力され、カウント
される。そして、カウンタ24のカウント値が、その時
点におけるシステムクロックの周波数と位相を表す信号
として、減算器21に供給される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、送信側に
おいてエンコードしたデータを、ネットワーク3を介し
て受信側に伝送し、受信側においてデコードする場合、
タイムスタンプがデコーダ側に正確に同じ間隔で到着す
れば、デコーダ側におけるシステムクロックを、エンコ
ーダ側におけるシステムクロックに同期させることは容
易である。
【0011】しかしながら、実際には、ネットワーク3
上において、遅延ゆらぎが発生する。即ち、ネットワー
ク3は、パケット毎にデータを統計多重処理するのであ
るが、所定のパケットと他のパケットを1つの伝送路上
に伝送するには、一方のパケットを伝送しているとき、
他方のパケットをバッファメモリ中に記憶し、待機させ
ておく必要がある。そして、一方のパケットの伝送が完
了したとき、バッファメモリ中に待機させた他方のパケ
ットを伝送する処理を実行する。このような処理が、ネ
ットワーク3内における多数のノード(ATMスイッ
チ)上において行われるため、伝送されるパケット(A
TMセル)は、ランダムな遅延ゆらぎを有するものとな
る。
【0012】この遅延ゆらぎを放置しておくと、デコー
ダ側において正確なデコードを行うことが困難になる。
【0013】そこで、このランダムな遅延ゆらぎを解消
するために、例えばタイムスタンプを、遅延ゆらぎを考
慮した値に書き換えることが考えられる。しかしなが
ら、そのようにすると、ネットワーク3の構成が複雑に
なる。
【0014】また、ネットワーク3におけるランダムな
遅延ゆらぎをPLL回路12により吸収することも考え
られる。しかしながら、この遅延ゆらぎは非常に大きい
ため、PLL回路12でこれを吸収するようにするに
は、PLL回路12が同期を取るのにかなり長い時間を
必要とするか、あるいは、複雑な回路構成とならざるを
得ない。
【0015】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、構成を複雑にすることなく、ネットワーク
上において発生する遅延ゆらぎを吸収できるようにする
ものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ処理装置
は、伝送データに含まれる時刻情報(例えばタイムスタ
ンプPCR)を抽出する抽出手段(例えば図1のタイム
スタンプ取出回路11)と、抽出手段により抽出した時
刻情報に基づいて、伝送データを処理する基準となるシ
ステムクロックを生成するシステムクロック生成手段
(例えば図1のPLL回路12)と、抽出手段に供給さ
れる伝送データを記憶する記憶手段(例えば図2のバッ
ファメモリ41)と、記憶手段における伝送データの記
憶量を検出する検出手段(例えば図2のカウンタ43)
と、検出手段の検出結果に対応して、記憶量が予め設定
した所定の基準値より大きいとき、記憶手段からの伝送
データの読み出しレートが大きくなり、記憶量が予め設
定した所定の基準値より小さいとき、記憶手段からの伝
送データの読み出しレートが小さくなるように、伝送デ
ータの記憶手段からの読み出しレートを制御する読出制
御手段(例えば図2のバッファ制御回路55)とを備え
ることを特徴とする。
【0017】時刻情報は、タイムスタンプとすることが
できる。
【0018】検出手段には、記憶手段に記憶されている
伝送データの単位の数を計数する計数手段(例えば図2
のカウンタ43)を設けることができる。この場合、そ
の単位はパケットとすることができる。
【0019】計数手段には、パケットが記憶されたとき
計数値を増加させ、パケットが読み出されたとき計数値
を減少させるようにすることができる。
【0020】計数手段の計数値をサンプリングするタイ
ミング信号を発生するタイミング信号発生手段(例えば
図2のタイミング信号発生回路46)と、タイミング信
号発生手段がタイミング信号を発生したとき、所定の基
準値と計数手段の計数値とを比較する比較手段(例えば
図2の比較器44)と、比較手段が比較する基準値を発
生する基準値発生手段(例えば図2の参照レベル発生器
45)とをさらに設けるようにすることができる。
【0021】タイミング信号発生手段は、所定の計数ク
ロックを計数するカウンタ(例えば図2のカウンタ4
7)と、カウンタの計数値と所定の基準カウント値とを
比較する比較器(例えば図2の比較器48)と、基準カ
ウント値を発生する基準カウント値発生手段(例えば図
2のサンプルタイム発生器49)とにより構成すること
ができる。
【0022】読出制御手段には、記憶手段に記憶されて
いる伝送データの読み出しレートを設定する設定手段
(例えば図2の出力レート設定回路52)と、比較手段
の出力を、伝送データの読み出しレートに変換して、設
定手段に出力する変換手段(例えば図2の変換回路5
1)とを設けることができる。
【0023】設定手段には、所定の計数クロックをカウ
ントするカウンタ(例えば図2のカウンタ54)と、変
換手段の出力に対応して所定の読み出しレートを設定す
る読み出しレート設定回路(例えば図2の出力レート設
定回路52)と、カウンタのカウント値と読み出しレー
ト設定回路の出力とを比較する比較器(例えば図2の比
較器53)とを設けることができる。
【0024】本発明のデータ処理方法は、パケットを単
位として伝送される伝送データに含まれるタイムスタン
プを基にシステムクロックを生成し、システムクロック
を基準として伝送データをデコードするデータ処理方法
において、タイムスタンプを抽出する前に、伝送データ
をバッファメモリ(例えば図2のバッファメモリ41)
に記憶し、バッファメモリに記憶された伝送データのパ
ケットの記憶量を検出し、記憶量が予め設定した所定の
基準値より大きいとき、バッファメモリからの伝送デー
タの読み出しレートを大きくし、記憶量が予め設定した
所定の基準値より小さいとき、バッファメモリからの伝
送データの読み出しレートを小さくすることを特徴とす
る。
【0025】
【作用】本発明のデータ処理装置およびデータ処理方法
においては、バッファメモリ41に、パケット単位で伝
送される伝送データが記憶される。そして、バッファメ
モリ41に記憶されるパケットの数が基準値より大きい
とき、読み出しレートが大きく設定され、基準値より小
さいとき、読み出しレートは小さい値に設定される。従
って、ネットワークを介して伝送されるデータを正確に
処理することが可能になる。
【0026】
【実施例】本発明においても、図4に示すように、エン
コーダ1によりエンコードされたビデオデータとオーデ
ィオデータがシステムエンコーダ2においてパケット化
され、そこにおいてタイムスタンプが付加された後、遅
延ゆらぎを有するネットワーク3を介して受信側に伝送
される。
【0027】そして、受信側においては、システムデコ
ーダ4において、パケットが分解され、ビデオストリー
ムとオーディオストリームがデコーダ5に供給されると
ともに、システムデコーダ4において、タイムスタンプ
が分離、抽出され、そのタイムスタンプに同期して、シ
ステムクロックが生成され、デコーダ5に供給される。
デコーダ5においては、システムクロックに基づいて、
オーディオデータとビデオデータのデコード処理が実行
される。
【0028】本発明においては、システムデコーダ4
が、例えば図1に示すように構成される。即ち、このシ
ステムデコーダ4は、図5のシステムデコーダ4におけ
るタイムスタンプ取出回路11、PLL回路12および
システムデコード部13に加えて、調整回路31を有し
ている。そして、ネットワーク3より供給されたデータ
が調整回路31により調整された後、システムデコード
部13とタイムスタンプ取出回路11に入力されるよう
になされている。
【0029】図2は、調整回路31の構成例を表してい
る。この実施例においては、伝送されてきたデータがバ
ッファメモリ41に一旦記憶された後、システムデコー
ド部13とタイムスタンプ取出回路11に供給されるよ
うになされている。このバッファメモリ41には、パケ
ット単位でデータが記憶されるようになされている。パ
ケット検出器42は、バッファメモリ41にパケットが
記憶されると、これを検出し、その検出信号を、カウン
タ43の加算入力端子に供給するようになされている。
【0030】カウンタ43の減算入力端子には、比較器
53が出力するパケット出力信号が入力されている。バ
ッファ制御回路55は、比較器53からパケット出力信
号が入力されると、バッファメモリ41に記憶されてい
るデータを1パケット分だけ読み出すように制御する。
比較器53がバッファ制御回路55に出力する信号の一
部は、上述したように、カウンタ43の減算入力端子に
供給されている。従って、カウンタ43は、バッファメ
モリ41に記憶されているパケットの数を計数すること
になる。
【0031】カウンタ43のカウント値は、比較器44
に供給され、比較器44において、参照レベル発生器4
5が出力する参照レベルと比較されるようになされてい
る。比較器44は、タイミング信号発生回路46が出力
するタイミング信号(イネーブル信号)が入力されたと
き、比較動作を行うようになされている。
【0032】タイミング信号発生回路46は、発振器
(OSC)50が出力する計数クロックを計数するカウ
ンタ47と、バッファメモリ41に記憶されているパケ
ットの数をサンプリングするタイミングの基準となるサ
ンプルタイム信号を出力するサンプルタイム発生回路4
9と、カウンタ47のカウント値とサンプルタイム発生
回路49の出力とを比較し、その比較結果をイネーブル
信号として比較器44に出力する比較器48とにより構
成されている。尚、カウンタ47は、比較器48の出力
に対応してリセットされるようになされている。
【0033】比較器44は、カウンタ43のカウント値
と、参照レベル発生器45の出力する参照レベルとを比
較し、その比較結果を、変換回路51を介して出力レー
ト設定回路52に出力している。変換回路51は、比較
器44が出力するバッファメモリ41に記憶されている
パケットの記憶量に対応するデータを、バッファメモリ
41からデータを読み出す場合における出力レートに勘
算する処理を行う。
【0034】出力レート設定回路52において設定され
た出力レートは、比較器53に入力されている。比較器
53にはまた、発振器50が出力するクロックをカウン
トするカウンタ54のカウント値が供給されており、比
較器53は、カウンタ54のカウント値が、出力レート
設定回路52の出力と対応する値になったとき、パケッ
ト出力信号をバッファ制御回路55に出力するようにな
されている。バッファ制御回路55は、パケット出力信
号が入力されたとき、バッファメモリ41を制御し、1
パケット分のデータをバッファメモリ41から読み出す
ように制御する。尚、比較器53の出力するパケット出
力信号は、カウンタ54にリセット信号として供給され
るとともに、カウンタ43の減算入力端子にも供給され
ている。
【0035】次に、図3のフローチャートを参照して、
その動作について説明する。最初にステップS1におい
て、バッファメモリ41に最初に入力される第1パケッ
トに対するバッファメモリ41の初期遅延時間の値が設
定され、さらにステップS2において、バッファメモリ
41の初期出力レートの値が設定される。即ち、バッフ
ァメモリ41は、そこに記憶されているパケットの数に
対応して、その読み出し(出力レート)が制御されるの
であるが、最初に入力されるパケットに対しては、予め
その伝送経路(ネットワーク3)中において予想される
値が初期設定される。
【0036】次にステップS3に進み、バッファメモリ
41に記憶されているパケットの数がサンプリングさ
れ、その値が変数BLに設定される。
【0037】即ち、カウンタ43は、バッファメモリ4
1にパケットが記憶されたことを、パケット検出器42
が検出したとき、その出力する検出信号をカウントアッ
プする。また、比較器53がバッファ制御回路55にパ
ケット出力信号を出力し、バッファメモリ41に記憶さ
れている1パケット分のデータの読み出し(出力)を指
令したとき、その比較器53が出力するパケット出力信
号をカウントダウンする。その結果、カウンタ43に
は、バッファメモリ41に記憶されているパケットの数
に対応する値が保持される。
【0038】一方、比較器48は、カウンタ47のカウ
ント値を、サンプルタイム発生回路49に予め設定され
ている基準値と比較し、カウント値が基準値と等しくな
ったとき、比較器44にイネーブル信号を出力する。カ
ウンタ47は、比較器48がイネーブル信号を出力した
ときリセットされ、再び発振器50が出力する計数クロ
ックのカウント動作を開始する。このような動作が繰り
返される結果、タイミング信号発生回路46の比較器4
8は、一定の周期で(サンプルタイム発生回路49に設
定されている値に対応する周期で)イネーブル信号を発
生することになる。
【0039】次にステップS4において、比較器44
は、タイミング信号発生回路46の比較器48がイネー
ブル信号を出力したタイミングにおいて、カウンタ43
のカウント値(BL)を、参照レベル発生器45に設定
されている参照レベル(REF)と比較する。
【0040】比較器44が、カウンタ43のカウント値
BLと、参照レベル発生器45の参照レベルREFとが
等しいと判定した場合、ステップS5に進み、変換回路
51は、出力レート設定回路52に設定する出力レート
ORを、現在の出力レートORのままとさせる。その
後、ステップS3に戻り、それ以降の処理を繰り返し実
行する。
【0041】即ち、比較器44は、カウンタ43のカウ
ント値BLと、参照レベル発生器45の出力する参照レ
ベルREFとが等しい場合、変換回路51を介して出力
レート設定回路52を制御し、出力レート設定回路52
において設定されている出力レートORを、そのままの
状態に保持させる。
【0042】これに対して、ステップS4において、カ
ウンタ43のカウント値BLと、参照レベル発生器45
の参照レベルREFが等しくないと判定された場合にお
いては、ステップS6に進み、カウント値BLが参照レ
ベルREFより大きいか否かが判定される。
【0043】カウント値BLが参照レベルREFより大
きいと判定された場合においては、ステップS10に進
み、出力レート設定回路52において設定されている出
力レートORに、予め設定されている変更幅Δを加算し
た値(OR+Δ)が、予め設定されている出力レートの
最大値MAXRより小さいか否かが判定される。OR+
Δが、MAXRより小さい場合においては、ステップS
11に進み、現在の出力レートORに、変更幅Δを加算
した値(OR+Δ)を、新たな出力レートORとして設
定する。これに対して、ステップS10において、OR
+Δが、MAXRと等しいか、それより大きいと判定さ
れた場合においては、ステップS12に進み、出力レー
トORとして最大値MAXRを設定する。
【0044】即ち、変換回路51は、比較器44が出力
する値が正であるとき(カウンタ43のカウント値BL
が参照レベルREFより大きいとき)、変更幅Δに対応
する分だけ大きい出力レートを、出力レート設定回路5
2に出力する。これにより、出力レート設定回路52に
おいて、それまで設定されていた出力レートORが、変
更幅Δ分だけ増加された値ら変更される。
【0045】これに対して、OR+Δの値がMAXRと
等しいか、それより大きい場合においては、変換回路5
1は、出力レート設定回路52に、出力レートとして最
大値MAXRを設定させる。
【0046】一方、ステップS6において、カウント値
BLが参照レベルREFと等しいか、それより小さいと
判定された場合においては、ステップS7に進み、出力
レートORから変更幅Δを減算した値(OR−Δ)が、
出力レートの最小値MINRより大きいか否かが判定さ
れる。OR−Δが、MINRより大きいと判定された場
合においては、ステップS8に進み、現在の出力レート
ORから変更幅Δを減算した値OR−Δを、新たな出力
レートORとして設定させる。
【0047】これに対して、ステップS7において、O
R−ΔがMINRと等しいか、それより小さいと判定さ
れた場合においては、ステップS9に進み、新たな出力
レートORとして最小値MINRを設定させる。
【0048】即ち、変換回路51は、カウント値BLが
参照レベルREFと等しいか、それより小さい場合にお
いては、現在の出力レートORから変更幅Δを減算した
値が、MINRより大きいか否かを判定する。そして、
OR−ΔがMINRより大きい場合においては、現在の
出力レートORから変更幅Δ分だけ減算した値を、新た
な出力レートORとして、出力レート設定回路52に設
定させる。これに対して、OR−ΔがMINRと等しい
か、それより小さくなる場合においては、新たな出力レ
ートORとして、最小値MINRを出力レート設定回路
52に設定させる。
【0049】比較器53は、発振器50の出力する計数
クロックをカウントしているカウンタ54のカウント値
を、出力レート設定回路52において設定されている出
力レートORと比較し、両者が等しくなったとき、パケ
ット出力信号を発生する。バッファ制御回路55は、こ
のパケット出力信号が入力されたとき、バッファメモリ
41を制御し、1パケット分のデータを読み出させ、シ
ステムデコード部13とタイムスタンプ取出回路11に
出力させる。このようにして、バッファメモリ41から
出力レート設定回路52において設定した出力レートO
Rに対応して、データの読み出し(出力)動作が行われ
る。
【0050】このようにして、バッファメモリ41に記
憶されているパケットの数が多くなれば、出力レートO
Rも、それだけ大きい値に設定される。これに対して、
パケットの数が少なくなれば、出力レートORも小さい
値に調整される。
【0051】従って、ネットワーク3上において、遅延
ゆらぎが発生したとしても、調整回路31でこれを吸収
することができる。従って、PLL回路12の構成を簡
略化することが可能となり、また、ネットワーク3にお
いて、発生する遅延歪をできるだけ小さくするなどの要
請を緩和させることが可能となる。
【0052】
【発明の効果】以上の如く、本発明のデータ処理装置お
よびデータ処理方法によれば、データの記憶量に対応し
て、その記憶されたデータの読み出しレートを制御する
ようにしたので、伝送路上における遅延ゆらぎを吸収す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムデコーダの構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1の調整回路31の構成例を示すブロック図
である。
【図3】図2の実施例の動作を説明するフローチャート
である。
【図4】伝送路の構成を説明する図である。
【図5】従来のシステムデコーダの構成を示すブロック
図である。
【図6】図5のPLL回路12の構成例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 エンコーダ 2 システムエンコーダ 3 ネットワーク 4 システムデコーダ 5 デコーダ 11 タイムスタンプ取出回路 12 PLL回路 13 システムデコード部 31 調整回路 41 バッファメモリ 42 パケット検出器 43 カウンタ 44 比較器 45 参照レベル発生器 46 タイミング信号発生回路 51 変換回路 52 出力レート設定回路 53 比較器 54 カウンタ 55 バッファ制御回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送データに含まれる時刻情報を抽出す
    る抽出手段と、 前記抽出手段により抽出した前記時刻情報に基づいて、
    前記伝送データを処理する基準となるシステムクロック
    を生成するシステムクロック生成手段と、 前記抽出手段に供給される前記伝送データを記憶する記
    憶手段と、 前記記憶手段における前記伝送データの記憶量を検出す
    る検出手段と、 前記検出手段の検出結果に対応して、前記記憶量が予め
    設定した所定の基準値より大きいとき、前記記憶手段か
    らの前記伝送データの読み出しレートが大きくなり、前
    記記憶量が予め設定した所定の基準値より小さいとき、
    前記記憶手段からの前記伝送データの読み出しレートが
    小さくなるように、前記伝送データの前記記憶手段から
    の読み出しレートを制御する読出制御手段とを備えるこ
    とを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記時刻情報は、タイムスタンプである
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記記憶手段に記憶さ
    れている前記伝送データの単位の数を計数する計数手段
    を有することを特徴とする請求項1または2に記載のデ
    ータ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記単位は、パケットであることを特徴
    とする請求項3に記載のデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記計数手段は、前記パケットが記憶さ
    れたとき計数値を増加させ、前記パケットが読み出され
    たとき計数値を減少させることを特徴とする請求項4に
    記載のデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記計数手段の計数値をサンプリングす
    るタイミング信号を発生するタイミング信号発生手段
    と、 前記タイミング信号発生手段が前記タイミング信号を発
    生したとき、所定の基準値と前記計数手段の計数値とを
    比較する比較手段と、 前記比較手段が比較する前記基準値を発生する基準値発
    生手段とをさらに備えることを特徴とする請求項5に記
    載のデータ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記タイミング信号発生手段は、 所定の計数クロックを計数するカウンタと、 前記カウンタの計数値と所定の基準カウント値とを比較
    する比較器と、 前記基準カウント値を発生する基準カウント値発生手段
    とを備えることを特徴とする請求項6に記載のデータ処
    理装置。
  8. 【請求項8】 前記読出制御手段は、 前記記憶手段に記憶されている前記伝送データの読み出
    しレートを設定する設定手段と、 前記比較手段の出力を、前記伝送データの読み出しレー
    トに変換して、前記設定手段に出力する変換手段とを備
    えることを特徴とする請求項6に記載のデータ処理装
    置。
  9. 【請求項9】 前記設定手段は、 所定の計数クロックをカウントするカウンタと、 前記変換手段の出力に対応して所定の読み出しレートを
    設定する読み出しレート設定回路と、 前記カウンタのカウント値と前記読み出しレート設定回
    路の出力とを比較する比較器とを備えることを特徴とす
    る請求項8に記載のデータ処理装置。
  10. 【請求項10】 パケットを単位として伝送される伝送
    データに含まれるタイムスタンプを基にシステムクロッ
    クを生成し、前記システムクロックを基準として前記伝
    送データをデコードするデータ処理方法において、 前記タイムスタンプを抽出する前に、前記伝送データを
    バッファメモリに記憶し、 前記バッファメモリに記憶された前記伝送データのパケ
    ットの記憶量を検出し、 前記記憶量が予め設定した所定の基準値より大きいと
    き、前記バッファメモリからの前記伝送データの読み出
    しレートを大きくし、 前記記憶量が予め設定した所定の基準値より小さいと
    き、前記バッファメモリからの前記伝送データの読み出
    しレートを小さくすることを特徴とするデータ処理方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR19980024444A (ko) * 1996-09-10 1998-07-06 이데이 노부유키 데이타의 오버플로우 및 언더플로우를 방지하기 위한 재생 장치 및 그 방법
US8477789B2 (en) 2005-12-28 2013-07-02 Panasonic Corporation Transmission device and reception device
US9088513B2 (en) 2010-06-14 2015-07-21 Ntt Electronics Corporation Output rate controller and output rate control method

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