JPH09270994A - ストリーム制御方式 - Google Patents

ストリーム制御方式

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Publication number
JPH09270994A
JPH09270994A JP7612596A JP7612596A JPH09270994A JP H09270994 A JPH09270994 A JP H09270994A JP 7612596 A JP7612596 A JP 7612596A JP 7612596 A JP7612596 A JP 7612596A JP H09270994 A JPH09270994 A JP H09270994A
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JP
Japan
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data
frame
mpeg
value
npt2k
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Pending
Application number
JP7612596A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Tanaka
田中  勉
Yasunori Okada
恭典 岡田
Tomoyuki Karibe
朋幸 苅部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7612596A priority Critical patent/JPH09270994A/ja
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 早送りやスロー再生に対しても、MPEGシ
ステム層の構造を規定し、サーバの蓄積ストリームとP
CR値との同期制御を実現することである。更に、MP
EGのPS、TS、MPEGのTSoverATMの出力
を、一つの蓄積ストリームから生成する。 【解決手段】 MPEGデータをIフレームとIフレー
ム以外のデータに分離し、分離されたデータをPESフ
ォーマットに変換し、更にTSパケットヘッダ、MPE
GoverATMのCPCS-PDU、パックヘッダを生成して蓄積
する。RAPブロックの先頭位置のNPT値を示す時間
管理ファイルの制御により、蓄積されたMPEGストリ
ムとの同期をとる。更に、CRCを高速に計算する方法
の提供により、MPEGoverATMストリームの出力フ
ォーマット変換をリアルタイムに実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像符号化の国
際標準MPEG(Moving Picture Expert Group)によ
り符号化ストリームを読み出して復号し、表示するため
のストリーム制御方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオ・オン・デマンド(以下VODと
称する)システムでは、マルチメディアストリームを記
憶サーバに蓄積され、エンドユーザの要求時に再生出力
される。ビデオの圧縮に関する有力な標準規格がMPE
G(Moving Picture Experts Group)であり、VOD分
野に関して全世界で受け入れられている。
【0003】VODシステムには、端末のデコード速度
に合わせて、端末側がMPEGデータをサーバから取っ
てくる方式と、サーバ側のクロックに同期して出力され
るMPEGストリームに、端末が同期して再生するタイ
プがある。前者のタイプは主にMPEG−PSが用いら
れ、後者の場合はMPEG−TSが用いられる。
【0004】TSストリームに対し、デコーダがクロッ
ク同期をとるために、サーバ側はPCR(Program Cloc
k Reference)を周期的(100ms以下)に送出する必要が
ある。また、PCRの出力ジッタを小さくするために、
PCRの送出は、ソフト処理ではなく、ハード処理で行
われるのが一般的である。端末側では、PCRを基にサ
ーバに同期した基準クロックSTCを作り、PESヘッ
ダ中のPTS(Presentation Time Stamp)がSTCと
一致したとき、そのフレームの画像を表示する。
【0005】いま、基準クロックfで映像が符号化され
た場合を考えると、PTSはクロックfに同期して生成
される。
【0006】一方、サーバからは、基準クロックf’に
同期してPCRが出力される。一般にはfとf’とは違
っている。この為、端末側では時間Tがすぎると、T×
(f−f’)だけ、ビットずれが生じ、バッファのオー
バーフローまたはアンダフローにつながる。
【0007】ところで、VODシステムでは「早送り」
等のVTRと同様な機能をユーザに提供することが望ま
しい、これを実現する方法として、特開平7−2840
42で示されたような方法があった。これは、フレーム
内符号化(以下Iフレームと呼称する)、順方向予測符
号化フレーム(以下Pフレームと呼称する)、双方向予
測符号化フレーム(以下Bフレームと呼称する)をそれ
ぞれ別々のハードディスクに蓄積しておき、早送り再生
時にはIフレームだけ(Pフレームを含む場合もある)
検索して、そのデータのみをエンドユーザに送り、早送
り再生時に不要なネットワーク資源を使用しないように
した方式である。
【0008】この方式では、サーバ側とエンドユーザ
(インタラクティブ端末)側との映像(音声)信号の同
期について考慮されていない。この方式は先に記述した
MPEG等の規格に関して全く考慮されていない。この
為、特殊再生時に、サーバ側とエンドユーザ(インタラ
クティブ端末)側との映像(音声)信号の同期がとれな
い欠点がある。また、同期制御に関してDSM-CC規格(IS
O/IEC IS 13818-6)が存在しており、これにも準拠して
いない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、MP
EG符号化した時のクロックと、ビデオサーバからMP
EGストリームを取り出すときのクロックが若干違う
(非同期)場合でも、PCR値とPTS値のずれによる
端末側のバッファがアンダフローやオーバーフローを防
止するために、MPEGシステム層の構造を規定し、サ
ーバの蓄積ストリームとPCR値との同期制御を実現す
ることである。
【0010】本発明の第2の目的は、MPEGのPS
(プログラムストリーム)出力、MPEGのTS(トラ
ンスポートストリーム)出力、MPEGのTSoverAT
M出力が出力できるMPEGストリームの蓄積フォーマ
ットを規定するものである。本発明の第3の目的は、早
送りやスロー再生に対しても、第1及び第2の目的が達
成でき、しかも実現可能な処理方法を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】好ましい実施の形態で
は、本発明の方法が、MPEGストリームを早送り再生
やスロー再生を行った時にも、ビデオサーバとインタラ
クティブ端末間での再生クロック同期や映像と音声の同
期がとれる。また、ビデオサーバに蓄積したビデオデー
タをPSフォーマット、TSフォーマット、MPEGov
erATMフォーマットの何れのフォーマットでも取り出
すことができる。
【0012】本方法は、MPEGデータをIフレームと
Iフレーム以外のデータに分離する手段と、分離された
データをMPEGoverATMの規定するCPCS-PDUの38
4バイトを基本とするMPEGoverATMストリーム、
及び、パックヘッダを蓄積する手段と、IフレームとI
フレーム以外のパケットの先頭位置のNPT値を管理す
る時間管理ファイルを蓄積する手段とでMPEGストリ
ームを符号化時のクロックとは異なるクロックに同期さ
せて制御する手段を提供し、基準時間を生成するSTC
カウンタ、STC_Referenceレジスタ、NPT_Referenceレジ
スタ、scaleNumeratorレジスタ、scaleDenominatorレジ
スタ、蓄積されたMPEGデータの読み出し時間を示す
STCタイマ値を、MPEGデータの時間管理ファイル
に記録されたNPTから計算することにより、STCカ
ウンタのクロックと蓄積されたMPEGストリムとの同
期をとる手段が提供される。
【0013】更に、処理を行おうとしているGOPのI
フレームのデータ量、nonIフレームのデータ量を、そ
れぞれ、Data(I)、Data(nonI)としたとき、 [{Data(I)+Data(nonI)}/(NPT2k+1−NPT2k-1)]
×Speed (Speed=scaleNumerator/scaleDenominator) がES_rate以下の時、IフレームとnonIフレームの両方
の伝送を指示し、 [Data(I)/(NPT2k+1−NPT2k-1)]×Speed がES_rate(ES_rateはMPEGデータの転送速度)以下
の時、Iフレームの伝送を指示し、 [Data(I)/(NPT2k+1−NPT2k-1)]×Speed がES_rate以上の時、IフレームとnonIフレームの両方
の伝送をしない手段の提供に、早送り再生時に不要なデ
ータ(nonIフレーム)を伝送することなく、早送り再
生であっても、端末との同期を達成することが出来る。
【0014】また、クレジットレジスタにより、1つの
GOPのデータ量がデータ転送速度をオーバーした場合
にも、そのGOPのデータを転送することが可能にな
り、データ伝送効率を向上させる手段が提供される。
【0015】データ転送速度を制御する手段として、送
出前のデータを一旦蓄積するFIFOメモリで構成され
るレート制御器を設置することにより、簡易な方法で、
早送り再生時のnonIフレームの送出判定を行う別の手
段を提供する。
【0016】更に、MPEGoverATMのCPCS_PDU中の
CRCを高速に計算する方法の提供により、MPEGov
erATMストリームの出力フォーマット変換をリアルタ
イムに実行することが出来る。
【0017】以上に説明した手段の他、蓄積フォーマッ
トとして、IフレームとIフレーム以外のデータに分離
し、各データ毎に384バイトの整数倍のパケットサイ
ズを持ち、かつ、データ転送の単位をT_data(例えば10
0ms)としたとき、PESパケットサイズSize_PESはデ
ータユニット(ES_rate×T_data)の整数倍になるよう
にパディング処理を行うことにより、蓄積されたMPE
Gストリームと読み出し制御装置のクロックとを同期さ
せる別の手段を提供することが出来る。最後に、蓄積さ
れたデータを一定サイズのデータセグメントで入出力す
るMPEGデータ蓄積装置に対し、IフレームとnonI
フレームが蓄積されている前記データセグメントを識別
することにより、早送り再生時に、必要となるIフレー
ムのデータだけを読み出す手段が提供され、サーバの資
源を不要に浪費させない。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第一の実施の形態)本発明の第1の実施の形態につい
て図1を参照して説明する。
【0019】MPEG入力10はMPEGエンコーダの出力であ
り、映像と音声とが分離されたエレメンタリーストリー
ムである(ISO/IEC IS 13818)。データ受信部ではMPEG
_ESを受信し、映像ストリームのGOPから、Iフレームと
Iフレーム以外(non-Iフレーム)のストリームの先頭
位置を検出する。受信したデータは検出したタイミング
と共にフォーマット変換部120に転送する。フォーマ
ット変換部120はIフレームとnon-Iフレームとを分
離して、PESパケットはパケットヘッダを含めて36
8バイトの整数倍に成るように構成する。PES速度は
エレメンタリーストリームより若干早くなり、速度整合
のためパディング処理が行われる(この時のストリーム
速度をES_rateとする)。PESは184バイト毎に分
割され、TS(Transport Stream)ヘッダが付与され、
TSパケットが構成される。この時点で、TS速度はES
_rate×188/184になっている。TS中のIフレーム、
及び、non-Iフレームの先頭位置(TSパケットの先頭
バイト位置)のタイミングは時間情報解析処理部13
0、及び、管理情報生成部140に知らされる。
【0020】フォーマット変換部120では、MPEG ove
r ATM(ATM Forum/95-002R5)に従って、2つのパケッ
トから8つのATMセルのペイロードを作るため、CPCS
-PDUトレーラを生成する。さらにフォーマット変換部1
20では、PACKヘッダを生成し、PS(Program St
ream)を生成する。
【0021】フォーマット変換部120から知らされた
Iフレーム、及び、non-Iフレームの先頭タイミングか
ら時間情報解析部130は蓄積ストリームのRAP先頭
バイトのNPT値を計算する。また、管理情報生成部1
40は(表1)で示されたRAP先頭のNPT値、スト
リーム先頭からのバイトオフセット値、データ数を示し
た管理テーブルを作成する。PESパケットデータ、T
Sヘッダ、CPCS-PDUトレーラとストリーム管理情報は入
力処理部150に集められ、書き込み線20を通してM
PEGデータ蓄積装置に記録される。
【0022】
【表1】
【0023】入力処理部210は、MPEG蓄積フォー
マット生成部100の入力処理部150との間でMPE
Gストリームデータと管理情報の転送を制御する。
【0024】読み出し制御装置300は、映像の開始、
終了、スロー再生、早送り再生、等のストリーム制御を
制御線50を通じてインタラクティブ端末400と協調
して行う。制御されたMPEGストリームは出力線40
から出力される。映像ファイルのオープンコマンドが端
末制御部380に入力されると、開始すべきファイル番
号を決定し、再生制御部360に対し、ストリーム制御
に必要な管理情報(表1)を取得し、端末制御部380
に指示して、ファイルオープン完了の通知を行う。
【0025】再生制御部360には、STC_Referenceレ
ジスタ、NPT_Referenceレジスタ、scaleNumeratorレジ
スタ、scaleDenominatorレジスタがある。端末400か
ら再生開始コマンドが送られてくると、再生制御部36
0はscaleNumeratorレジスタ、scaleDenominatorレジス
タを”1”にセットする。STCカウンタ値をSTC_Refe
renceレジスタにロードし、管理表(表1)に従って、
RAP番号1のNPT1(通常”0”)をNPT_Referenc
eレジスタにセットする。更に、出力処理部310にあ
るSTCタイマを、STC_Reference+NPT1−NPT_Referen
ceに設定する(実際には動作遅延補償のため若干小さい
値に設定する)。
【0026】出力処理部310はSTCタイマがSTC
カウンタの値に一致したとき、相当するRAP番号のデ
ータをMPEGデータ蓄積装置200から取得し、フォ
ーマット変換部330に転送する。同時にSTCタイマ
の値を次に取得するRAP番号のRAP先頭位置NPT
値からSTC_Reference+NPT2−NPT_Referenceにセットす
る。
【0027】フォーマット変換部330はPIDを付け
替え、CPCS-PDUトレーラの再計算を行い、ATMセルの
8つのペイロードを生成する。PIDの採番方法につい
ては、本実施の形態では規定しない。また、CPSCS-PDU
トレーラの計算アルゴリズムについては別の実施の形態
で記述する。
【0028】時間情報付加処理部340は、PCRパケ
ット用のATMセルのペイロードを生成しておき、PC
RレジスタとSTCカウンタ値とが一致したときに多重
部370に出力する。その時PCRレジスタを所定の値
(<100ms)インクリメントし、PCRパケットが周期的
に発生するようにする。多重部370にはレート制御器
があり、フォーマット変換部330から[ES_rate×
{(188×2)+8}/(188×2)×(53/48)]の一定
レートでMPEG−TSoverATMセルを出力線40に
出力する。
【0029】時間情報付加処理部340からPCR転送
用のCPCS-PDUが多重部370に転送要求があると映像
(音声)データに優先して出力される。
【0030】次に、スロー再生時の動作について説明す
る。今、Speed=ScaleNumerater/ScaleDenominator=
0.4(通常再生の40%の表示速度;ISO/IEC13818)
のスロー再生開始コマンドを端末制御部380が受信し
たとする。この時、再生制御部360はScaleNumerater
の値をscaleNumeratorレジスタに、ScaleDenominatorの
値をscaleDenominatorレジスタにロードする。次に、現
在受信しているRAP番号の次のRAP番号がIフレー
ムか、non-Iフレームかを調べる。non-Iフレームであ
ればIフレームになるまで処理を続行する。Iフレーム
であれば、STCタイマをSTC_Referenceレジスタにロ
ードする(処理遅延値を引いておく)。このRAP番号
の先頭NPT値をNPT_Referenceレジスタにセットし、
出力処理部310にあるSTCタイマを、 STC_Reference+(NPTk−NPT_Reference)/Speed にセットする。また、NPTReferenceDescriptor()をセク
ションデータ生成部350に通知し、TSのセクション
データとしてインタラクティブ端末400に転送され
る。
【0031】最後に、早送り再生時の動作について説明
する。今、Speed=ScaleNumerater/ScaleDenominator
=3.5(通常再生の3.5倍の表示速度)の早送り再生
開始コマンドを端末制御部380が受信したとする。こ
の時、再生制御部360はScaleNumeraterの値をscaleN
umeratorレジスタに、ScaleDenominatorの値をscaleDen
ominatorレジスタにロードする。次に、現在受信してい
るRAP番号の次のRAP番号がIフレームか、non-I
フレームかを調べる。non-IフレームであればIフレー
ムになるまで処理を続行する。Iフレームであれば、S
TCタイマをSTC_Referenceレジスタにロードする(処
理遅延値を引いておく)。このRAP番号の先頭NPT
値をNPT_Referenceレジスタにセットし、、NPTReferenc
eDescriptor()をセクションデータ生成部350に通知
し、TSのセクションデータとしてインタラクティブ端
末400に転送される。この時点から早送り再生が開始
される。
【0032】早送り再生では再生速度に応じて、Iフレ
ームの抽出が行われる。Iフレーム抽出アルゴリズムを
図3と共に説明する。
【0033】再生制御部には、今まで述べてきたレジス
タ類に加えて、クレジットレジスタがある。クレジット
レジスタは早送り再生の開始時、及び、再生速度変更時
に”0”にリセットされる。Data(I)、Data(nonI)、Dat
a(Credit)は、処理を行おうとしているGOPのIフレ
ームのデータ量、nonIフレームのデータ量、クレジッ
トレジスタの現在の値である。ES_rateはMPEGデー
タの転送速度、Speedは早送り再生の再生倍率である。
【0034】先ず、IフレームとnonIフレームの両方
を送った場合に転送速度(ES_rate)を上回らないか計
算する。早送り再生直後は転送速度を上回るのでNOの
結果が出る。次にIフレームだけを転送した場合に転送
速度を上回らないか計算する。転送速度以下であればI
フレームを読み出すために、出力処理部のSTCタイマ
を、 STC_Reference+(NPT2k-1−NPT_Reference)/Speed にセットする。
【0035】更にクレジットレジスタの現在の値に
{(NPT2k+1−NPT2k-1)×ES_rate−Data(I)}を加え
る。転送しようとしているGOPのデータが転送速度よ
りも小さいときに正の値を取る。但し、クレジットレジ
スタの値は所定の値(Max)よりも大きくならない。Max
が大きくなれば、ジッタが大きくなる。低周期のジッタ
(ワンダ)を小さくする場合には、クレジットレジスタ
を周期的にリセットする。
【0036】インタラクティブ端末400に再生制御部
の機能(クレジットレジスタ、等)と同様の機能(クレ
ジットレジスタ、等)がある場合には、どのGOPがI
フレームだけ転送され、どのGOPが全てのデータが転
送され無かったかは、端末側で検出できる。
【0037】インタラクティブ端末400にこの様な機
能が無い場合における、Iフレームだけが転送されたG
OPと、全てのデータが転送され無かったGOPとの識
別信号の転送方式については本実施の形態では規定しな
い。
【0038】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態について説明する。
【0039】本実施の形態は第1の実施の形態と比較し
て、MPEGデータ蓄積装置からのデータの出力周期を
一定にすることにより、出力処理を簡素化することを目
的にしている。
【0040】MPEG入力10はMPEGエンコーダの出力であ
り、映像と音声とが分離されたエレメンタリーストリー
ムである(ISO/IECIS13818)。データ受信部ではMPEG_E
Sを受信し、映像ストリームのGOPから、IフレームとI
フレーム以外(non-Iフレーム)のストリームの先頭位
置を検出する。受信したデータは検出したタイミングと
共にフォーマット変換部120に転送する。フォーマッ
ト変換部120はIフレームとnon-Iフレームとを分離
して、PESパケットを構成する。PES速度はエレメ
ンタリーストリームより若干早くなり、速度整合のため
パディング処理が行われる(この時のストリーム速度を
ES_rateとする)。データ転送の単位をT_data(例えば1
00ms)としたとき、PESパケットサイズSize_PESはデ
ータユニット(ES_rate×T_data)の整数倍に設定す
る。Iフレーム、及び、non-Iフレームの先頭位置(P
ESパケットの先頭バイト位置)のタイミングは時間情
報解析処理部130、及び、管理情報生成部140に知
らされる。
【0041】フォーマット変換部120で作るフォーマ
ットが違う以外は、MPEG蓄積フォーマット生成装置
100の動作は第1の実施の形態と同じである。
【0042】出力処理部310はSTCタイマ値がST
Cカウンタ値に一致したとき、次のデータユニットをM
PEGデータ蓄積装置200から取得し、フォーマット
変換部330に転送する。同時にSTCタイマを現在値
からT_dataだけ進める。
【0043】この様な処理では一定周期でデータを受け
渡すだけで、蓄積ストリームのPTS,DTSと出力P
CR速度との整合がとれるので、(表2)に示した管理
テーブルを読み出し制御装置が持っていなくてもデータ
の読み出しが実行できる。
【0044】但し、スロー再生は1/2、1/3などの
整数の逆数速度で実行する。例えば、1/2スローの場
合は2×T_dataに1個のデータユニットの転送を実行す
る。
【0045】早送り再生時は2倍、3倍の整数倍速で実
行する。例えば、2倍の早送り再生時はT_dataに2個の
データユニットの転送を実行する。
【0046】
【表2】
【0047】(第3の実施の形態)次に本発明の第3の
実施の形態について説明する。
【0048】本実施の形態はNPTを用いたデコード制
御機能を持たないインタラクティブ端末に対し、PCR
値(SCR値)のみに基づき端末制御が行なえるように
するものである。
【0049】書き込み制御装置は第1の実施の形態と同
じである。再生制御部360には、STC_Referenceレジ
スタ、NPT_Referenceレジスタ、scaleNumeratorレジス
タ、scaleDenominatorレジスタがある。インタラクティ
ブ端末400から再生開始コマンドが送られてくると、
再生制御部360はscaleNumeratorレジスタおよびscal
eDenominatorレジスタに”1”をセットする。STCカ
ウンタ値を STC_Referenceレジスタにロードし、管理情
報テーブル(表1)に従って、RAP番号1のNPT1
(通常”0”)をNPT_Referenceレジスタにセットす
る。更に、出力処理部310にあるSTCタイマを、ST
C_Reference+NPT1−NPT_Referenceに設定する(実際に
は動作遅延補償のため若干高い値に設定する)。
【0050】出力処理部310はSTCタイマがSTC
カウンタの値に一致したとき、相当するRAP番号のデ
ータをMPEGデータ蓄積装置200から取得し、フォ
ーマット変換部330に転送する。同時にSTCタイマ
の値を次に取得するRAP番号のRAP先頭位置NPT
値からSTC_start+NPT2にセットする。
【0051】時間情報付加処理部340にはPCRカウ
ンタとPCRタイマがある。PCRタイマは初期値とし
て”0”がセットされている。フォーマット変換部でR
AP番号1のデータがフォーマット変換され、多重部に
送出する準備が出来たときに、PCRカウンタを”0”
より若干小さな値からスタートさせる。PCRカウンタ
とPCRタイマが一致したとき、その時のPCR値を持
つTS(over ATM)パケットを送出してから、MPEG
のTS(over ATM)パケットを送出する。同時にPCR
タイマをRAP番号2の先頭バイトのNPTに一致させ
る。
【0052】早送り再生時の動作について説明する。
今、再生速度3倍の早送り再生開始コマンドを端末制御
部380が受信したとする。この時、再生制御部360
はscaleNumeratorレジスタに”3”をセットし、scaleD
enominatorレジスタに”1”をセットする。次に、現在
受信しているRAP番号の次のRAP番号がIフレーム
か、non-Iフレームかを調べる。non-Iフレームであれ
ばIフレームになるまで処理を続行する。Iフレームで
あれば、このRAP番号の先頭NPT値(NPT_2k-1)を
NPT_Referenceレジスタにセットする。この時点からM
PEGデータ蓄積装置に対するMPEGデータの取得動
作が、早送り再生モードになる。
【0053】フォーマット変換部330では、転送され
てきたMPEGストリーム中のRAPブロックの先頭T
Sを、予め生成しておいた DSM_trick_mode_flag='
1'、Trick mode control values = '000'をもつ、TS
パケットと入れ替え多重部に送出する。
【0054】時間情報付加処理部340は、PCRタイ
マをRAP番号の先頭NTP値(NPT_2k-1)にセットす
る。PCRカウンタとPCRタイマが一致したとき、そ
の時のPCR値を持つTS(over ATM)パケットを送出
してから、MPEGのTS(over ATM)パケットを送出
を開始する。同時にPCRタイマを次のRAP番号(2k
+1)の先頭バイトのNPTに一致させると共に、PCR
カウンタのカウントアップスピードを3倍にセットす
る。
【0055】この時点から、端末に対して3倍の速さで
PCRが送出され、PCR値は通常再生時の3倍の速さ
で進む。受信側ではIフレームのデータの直前にPCR
を受信し、受信したPCR値がそのままSTCにロード
され、不連続ではあるが、通常再生時の3倍の速さで進
む。従って、受信側は送信側のPCRに強制的に同期さ
せられ、MPEGデコード出力はPTSに従って3倍の速さ
で表示される。
【0056】(第4の実施の形態)次に本発明の第4の
実施の形態について説明する。
【0057】本実施の形態は、MPEG over ATM(ATM_For
um/95-12R5)で規定された CPCS-PDUで規定されたフォー
マットに従いMPEGデータ蓄積装置に蓄積されている
MPEGデータをインタラクティブ端末に出力する際に
必要となる、PIDの13ビット、continuity_counter
の4ビットを付加する読み出し制御装置において、CPCS
-PDUトレーラ中のCRCを高速に処理するものである。
【0058】MPEG蓄積フォーマット生成装置、及
び、MPEGデータ蓄積装置は第1〜第3の実施の形態
と同じである。ただし、MPEG蓄積フォーマット生成
装置において、フォーマット変換部120でTSパケッ
トを構成する際、TSヘッダ中のPID(ProgramID)お
よびcontinuty_counterの値にはそれぞれ一定の値(全
てのビットが”0”)を付与するものとする。
【0059】フォーマット変換部330の処理について
図4と共に詳しく説明する。図4に示した384バイト
がMPEGoverATM規格に基づくCPCS-PDUである。ト
レーラは8バイトで後半の4バイトがCRC32であ
る。CRCを生成する生成多項式は、 G(x)=X32+X26+X23+X22+X16+X12+X11+X10+X8+X7+X5+X4+X
2+X1+1 である。
【0060】PIDはTSパケットヘッダの先頭から1
2ビット目から24ビット目までの13ビットである。
また、continuity_counterはTSパケットヘッダの先頭
から29ビット目から32ビット目までの4ビットであ
る。
【0061】例として、前半のTSパケットのヘッダが 0100 0111 TS sync_byte 0 transport_error_indicator 1 payload_unit_start_indicator 1 transport_priority 0 0000 0000 0000 PID 00 transport_scrambling_control 01 adptation_field_control 0000 continuty_counter 後半のTSパケットのヘッダが 0100 0111 TS sync_byte 0 transport_error_indicator 1 payload_unit_start_indicator 1 transport_priority 0 0000 0000 0000 PID 00 transport_scrambling_control 01 adptation_field_control 0000 continuty_counter であり、TSペイロードデータが”1””0”の交番デ
ータである2つのTSパケットで構成され、 CPCS-PDU
の最初の4バイトが 0000 0000 CPCS-UU 0000 0000 CPI 0000 0001 0111 1000 Length であったとすると、CRC(CRC1)は2201 12fd Hとな
る。MPEGデータ蓄積装置にはこのCRC(CRC1)記
録しておく。
【0062】次に、このストリームを出力するときに選
んだPIDが PID;(0 0000 0001 0000) であったとすると、PID以外を全て”0”にしたとき
の剰余CRC32(CRC2)は 1db1 9958 Hとなる。この
計算は、 F(x)=X5・(X3015+X1511) を生成多項式G(x)で割った剰余を求めればよい。即
ち、X3015をG(x)で割った剰余とX5をG(x)で割
った剰余との積と、X1511をG(x)で割った剰余とX5
をG(x)で割った剰余との積とを加算し、更にG
(x)で割って剰余を求めればよい。X3015をG(x)
で割った剰余とX1511をG(x)で割った剰余はいつも
一定値であるから、メモリに蓄積しておけば剰余を高速
に計算できる。
【0063】次に、前半のTSパケットのcontinuity_c
ounterを0000、後半のTSパケットのcontinuity_count
erを0001とし、それ以外のデータを全て”0”としたと
きの剰余CRC(CRC7)は d44d 978e Hとなる。高速演
算方法はCRC2の計算方法と同様である。
【0064】以上の結果から、CRC1+CRC2+CRC7の剰余
(CRC9)を求めると、2201 12fd Hとなり、本来のデー
タ(ストリーム出力時に選択した前記PIDおよびcont
inuty_counterを付与したTSパケットから構成されるC
PCS-PDUペイロード)から計算した剰余と一致する。
【0065】データの送出前にCRC9の1の補数をC
RC32として、蓄積データのCPCS-PDUトレーラのCR
C32(CRC1)と置き換える。
【0066】以上の演算は比較的簡単であり、CPUに
よる演算であってもリアルタイムに実行できる。
【0067】(第5の実施の形態)最後に本発明の第5
の実施の形態について説明する。
【0068】本実施の形態は蓄積されたデータを一定サ
イズのデータセグメントで入出力するMPEGデータ蓄
積装置と読み出し制御装置との間の伝送に関し、早送り
再生時に不要となるデータの転送を少なくし、資源の無
駄遣いを少なくすることを目的にしている。
【0069】図5にMPEG蓄積フォーマットを示す。
MPEGデータ蓄積装置との入出力は図5に示した蓄積
フォーマットの整数倍の大きさを持つデータセグメント
を単位として行われる。
【0070】実施の形態では、MPEG蓄積フォーマッ
トの4倍の大きさである64Kbyte(65536 octet)を
1データセグメントとする。図4で示されるMPEGov
erATMに従った384octetのCPCS-PDUは、Iフレーム
(nonIフレーム)の先頭から42個のCPCS-PDU毎に区
切られ、MPEG蓄積フォーマット16384octetの後半部
分に順次詰められる。
【0071】Iフレーム(nonIフレーム)の先頭部分
が入っているデータセグメントに対してはパックヘッダ
が前半部分の256octet部分に詰められる。256octetの残
りの部分は制御用のヘッダとして使用される。
【0072】
【発明の効果】本発明の実施の形態によれば、MPEG
ストリームを早送り再生やスロー再生を行った時にも、
ビデオサーバとインタラクティブ端末間での再生クロッ
ク同期や映像と音声の同期がとれる。また、ビデオサー
バに蓄積したビデオデータをPSフォーマット、TSフ
ォーマット、MPEGoverATMフォーマットの何れの
フォーマットでも取り出すことができる。
【0073】更に、MPEGoverATMのCPCS_PDU中の
CRCを高速に計算する方法の提供により、MPEGov
erATMストリームの出力フォーマット変換をリアルタ
イムに実行することができる。
【0074】最後に、早送り再生をサーバの資源を不要
に浪費させずに実行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における構成図
【図2】MPEG蓄積フォーマットの説明図
【図3】早送り再生時の送出アルゴリズムの説明図
【図4】CRC計算方法を示す説明図
【図5】MPEG蓄積フォーマットの構成図
【符号の説明】
100 書き込み制御装置 120 フォーマット変換部 140 管理情報生成部 200 MPEGデータ蓄積装置 300 読み出し制御装置 320 出力処理部 330 フォーマット変換部 340 時間情報付加処理部 360 再生制御部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力MPEGデータを受信し、Iフレーム
    とIフレーム以外のデータを識別できる機能を持つデー
    タ受信部と、 受信したMPEGストリームをIフレームとIフレーム
    以外のデータとに分離し、各データ毎に、転送速度がES
    _rateを持つPESを構成する機能と前記PESパケッ
    トをTSに変換する機能とを持つフォーマット変換部
    と、 前記TSのIフレームとIフレーム以外のパケットの先
    頭位置のNPT値を計算する時間情報解析処理部と、 NPT値などのストリームの時間情報を管理するための
    管理テーブルを生成する機能を持つ管理情報生成部と、 前記フォーマット変換部の出力と前記管理情報生成部の
    出力とを外部装置に対し、出力する機能を持つことを特
    徴とするMPEG蓄積フォーマット生成装置。
  2. 【請求項2】前記PESパケットのTSパケットヘッ
    ダ、PSヘッダ(パックヘッダ)、MPEGoverATM
    のCPCS-PDUトレーラを生成し、このデータをMPEGデ
    ータ蓄積装置に蓄積することにより、前記MPEGデー
    タ蓄積装置がTS出力、PS出力、MPEGoverATM
    出力が、一つの蓄積ストリームから出せるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載のMPEG蓄積フォーマッ
    ト生成装置。
  3. 【請求項3】装置全体の基準時間を生成するSTCカウ
    ンタを持つ同期制御部と、STC_Referenceレジスタ、NPT
    _Referenceレジスタ、scaleNumeratorレジスタ、scaleD
    enominatorレジスタを持つ再生制御部と、 データの読み出し時間を示すSTCタイマを備え、前記
    STCカウンタの値が前記STCタイマの値になったと
    き、蓄積されたMPEGデータを読み出す機能を持ち、
    データの読み出しが開始されたときに次に読み出すべき
    データブロックの先頭バイトのNPT値を TC_Timer=STC_Reference+(NPTk−NPT_Reference)/
    Speed (Speed=scaleNumerator/scaleDenominator) で計算されるTC_Timer値を前記STCタイマに登録する
    機能を持つ出力処理部と、PCR(SCR)領域を持つ
    TSパケットを送出する時間を示すPCRタイマを供
    え、前記STCカウンタの値が前記PCRタイマの値に
    なった時に、前記PCRパケットを送出する時間情報付
    加処理部とで構成されることを特徴とする読み出し制御
    装置。
  4. 【請求項4】再生制御部が、STC_Referenceレジスタ、N
    PT_Referenceレジスタ、scaleNumeratorレジスタ、scal
    eDenominatorレジスタを有し、 処理を行おうとしているGOPのIフレームのデータ
    量、nonIフレームのデータ量を、それぞれ、Data(I)、
    Data(nonI)としたとき、 [{Data(I)+Data(nonI)}/(NPT2k+1−NPT2k-1)]
    ×Speed (Speed=scaleNumerator/scaleDenominator) がES_rate以下の時、IフレームとnonIフレームの両方
    の伝送を指示し、 [Data(I)/(NPT2k+1−NPT2k-1)]×Speed がES_rate(ES_rateはMPEGデータの転送速度)以下
    の時、Iフレームの伝送を指示し、 [Data(I)/(NPT2k+1−NPT2k-1)]×Speed がES_rate以上の時、IフレームとnonIフレームの両方
    の伝送をしないことを指示することを特徴とする読み出
    し制御装置。
  5. 【請求項5】再生制御部が、STC_Referenceレジスタ、N
    PT_Referenceレジスタ、scaleNumeratorレジスタ、scal
    eDenominatorレジスタに加え、クレジットレジスタを有
    し、 処理を行おうとしているGOPのIフレームのデータ
    量、nonIフレームのデータ量、クレジットレジスタの
    現在の値を、それぞれ、Data(I)、Data(nonI)、Data(Cr
    edit)としたとき、 [{Data(I)+Data(nonI)−Data(Credit)}/(NPT2k+1
    −NPT2k-1)]×Speed (Speed=scaleNumerator/scaleDenominator) がES_rate以下の時、IフレームとnonIフレームの両方
    の伝送を指示し、かつクレジットレジスタの値を (NPT2k+1−NPT2k-1)×ES_rate−{Data(I)+Data(non
    I)} だけ増加させ、 [{Data(I)−Data(Credit)}/(NPT2k+1−NPT2k-
    1)]×Speed がES_rate(ES_rateはMPEGデータの転送速度)以下
    の時、Iフレームの伝送を指示し、かつクレジットレジ
    スタの値を (NPT2k+1−NPT2k-1)×ES_rate−Data(I) だけ増加させ、 [{Data(I)−Data(Credit)}/(NPT2k+1−NPT2k-
    1)]×Speed がES_rate以上の時、IフレームとnonIフレームの両方
    の伝送をしないことを指示することを特徴とする読み出
    し制御装置。
  6. 【請求項6】第4項に記載の前記クレジットレジスタが
    所定の値(Max)を越えないように制御することを特徴
    とする特許請求の範囲が第5項に記載の読み出し制御装
    置。
  7. 【請求項7】第4項に記載の前記クレジットレジスタを
    所定の周期(Tcredit)でリセットすることを特徴とす
    る請求項5記載の読み出し制御装置。
  8. 【請求項8】再生制御部が、STC_Referenceレジスタ、N
    PT_Referenceレジスタ、scaleNumeratorレジスタ、scal
    eDenominatorレジスタを有し、 処理を行おうとしているGOPのIフレームのデータ
    量、nonIフレームのデータ量を、それぞれ、Data(I)、
    Data(nonI)としたとき、 [{Data(I)+Data(nonI)}/(NPT2k+1−NPT2k-1)]
    ×Speed (Speed=scaleNumerator/scaleDenominator) がES_rate以下の時、IフレームとnonIフレームの両方
    の伝送されてくると判断し、 [Data(I)/(NPT2k+1−NPT2k-1)]×Speed がES_rate(ES_rateはMPEGデータの転送速度)以下
    の時、Iフレームだけ伝送されてくると判断し、 [Data(I)/(NPT2k+1−NPT2k-1)]×Speed がES_rate以上の時、IフレームとnonIフレームの両方
    とも伝送されてこないと判断してMPEGデコード処理
    を行うことを特徴とするインタラクティブ端末。
  9. 【請求項9】第3項に記載の読み出し制御装置が多重部
    を有し、前記多重部が送出前のデータを一旦蓄積するF
    IFOメモリで構成されるレート制御器を有し、 出力転送速度でTSパケット、又は、MPEGoverAT
    Mのセルを出力し、前記FIFOメモリが所定の第1の
    閾値を越えたときにはnonIフレームの送出の停止する
    指示を、前記FIFOメモリが所定の第2の閾値を越え
    たときにはGOP全体のデータの送出を停止する指示を
    前記再生制御部に通知し、出力レート制御を行うことを
    特徴とする読み出し制御装置。
  10. 【請求項10】送信されてきたTSパケット、又は、M
    PEGoverATMデータを一旦蓄積するFIFOメモリ
    で構成される受信器を有し、 前記FIFOメモリが所定の第1の閾値を越えたときに
    はnonIフレームが送られて来ないと判定し、 前記FIFOメモリが所定の第2の閾値を越えたときに
    はGOP全体のデータが送られて来ないと判定し、MP
    EGデコード処理を行うことを特徴とするインタラクテ
    ィブ端末。
  11. 【請求項11】RAPブロックを送出する前に、NPT
    値と同じ値のPCR値をもつパケットを送出する時間情
    報付加処理部と、 管理情報ファイルで示されるRAP先頭のNPT値をセ
    ットするPCRタイマと、 早送り再生時には再生速度に合わせたスピードでカウン
    トアップ(カウントダウン)するPCRカウンタと、 前記PCRカウンタが前記PCRタイマ値になったと
    き、その時のPCR値を持つTSパケットを送出するこ
    とを特徴とする請求項3から請求項7のいずれか1項に
    記載の読み出し制御装置。
  12. 【請求項12】PIDを全て”0”にした2つのMPE
    G・TSパケットをCPCS_PDUとするCRC32(CRC1)
    を計算し、MPEGストリームをCPCS_PDUトレーラと共
    に蓄積しておくMPEGデータ蓄積装置と、 蓄積したMPEGストリームを送出するときに決定した
    PID値を有し、かつPID以外のビットを全て”0”
    にした2つのTSパケットをCPCS_PDUとするCRC32
    (CRC2)を計算し、 CRC1、CRC2を排他論理加算し、加算結果の剰余(CRC3)
    の1の補数をCPCS_PDUトレーラにして前記MPEGデー
    タ蓄積装置から読み出したMPEGストリームのCRC
    32(CRC1)に置き換えて、出力することを特徴とする
    読み出し制御装置。
  13. 【請求項13】蓄積したMPEGストリームを送出する
    ときに決定したPID値を有し、 かつPID以外のビットを全て”0”にした2つのTS
    パケットをCPCS_PDUとするCRC32(CRC2)を計算す
    るために、 x3016を生成多項式G(x)で割った剰余とPIDとの
    積CRC(3016)と、 x1512を生成多項式G(x)で割った剰余とPIDとの
    積CRC(1512)とを加算し、加算結果の剰余CRC3
    2(CRC4)を計算し、 CRC1、CRC2、CRC4を排他論理加算し、加算結果の剰余
    (CRC5)の1の補数をCPCS_PDUトレーラにして前記MP
    EGデータ蓄積装置から読み出したMPEGストリーム
    の(CRC1)に置き換えて、出力することを特徴とする請
    求項12記載の読み出し制御装置。
  14. 【請求項14】Continuity-Counterを全て”0”にした
    2つのMPEG・TSパケットをCPCS_PDUとするCRC
    32(CRC6)を計算し、MPEGストリームをCPCS_PDU
    トレーラと共に蓄積しておくMPEGデータ蓄積装置
    と、 蓄積したMPEGストリームを送出するときに決定し
    た、送出パケット毎にカウントアップするContinuity-C
    ounter以外を全て”0”にした2つのTSパケットをCP
    CS_PDUとするCRC32(CRC7)を計算し、 CRC6、CRC7を排他論理加算し、加算結果の剰余(CRC8)
    の1の補数をCPCS_PDUトレーラにして前記MPEGデー
    タ蓄積装置から読み出したMPEGストリームのCRC
    32(CRC6)に置き換えて、出力することを特徴とする
    読み出し制御装置。
  15. 【請求項15】入力MPEGデータを受信し、Iフレー
    ムとIフレーム以外のデータを識別できる機能を持つデ
    ータ受信部と、 受信したMPEGストリームをIフレームとIフレーム
    以外のデータを分離し、各データ毎に368バイトの整
    数倍のデータ領域を持ち、 かつ、データ転送の単位をT_data(例えば100ms)とし
    たとき、PESパケットサイズSize_PESはデータユニッ
    ト(ES_rate×T_data)の整数倍になるようにパディン
    グ処理を行う機能と前記PESパケットをTSに変換す
    る機能とを持つフォーマット変換部と、 前記TSのIフレームとIフレーム以外のパケットの先
    頭位置のNPT値を計算する時間情報解析処理部と、 前記TSをMPEGoverATMの規格に従いATMセル
    のトレーラを計算する機能と前記TS、セルトレーラ、
    PCR値などのストリーム構造を管理するための管理テ
    ーブルを生成する機能を持つ管理情報生成部と、 前記フォーマット変換部の出力と前記管理情報生成部の
    出力とを外部装置に対し、出力する機能を持つことを特
    徴とするMPEG蓄積フォーマット生成装置。
  16. 【請求項16】蓄積されたデータを一定サイズのデータ
    セグメントで入出力する入出力制御部を持つMPEGデ
    ータ蓄積装置と、 MPEGストリームを複数の前記データセグメントにマ
    ッピングする機能と、MPEGストリームのIフレーム
    の成分とIフレーム以外の成分が蓄積されている前記デ
    ータセグメントを識別する情報を作成する機能を持つM
    PEG蓄積フォーマット生成装置と、 早送り再生時に、前記識別情報を基にIフレームを蓄積
    した前記データセグメントのみを読み出す機能を有する
    請求項1から請求項13に記載のVODシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001359072A (ja) * 2000-06-14 2001-12-26 Sony Corp データ変換装置及び方法、データ配信装置及び方法、データ配信システム
CN100342732C (zh) * 2002-04-13 2007-10-10 Lg电子株式会社 数字电视测试流生成器、生成方法及其测试流记录介质
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