JPH0813914B2 - 防水シート - Google Patents

防水シート

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JPH0813914B2
JPH0813914B2 JP28279487A JP28279487A JPH0813914B2 JP H0813914 B2 JPH0813914 B2 JP H0813914B2 JP 28279487 A JP28279487 A JP 28279487A JP 28279487 A JP28279487 A JP 28279487A JP H0813914 B2 JPH0813914 B2 JP H0813914B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、防水性、耐熱性、柔軟性および耐高温塩素
水性に優れ、しかも熱融着可能な耐熱性防水シートを得
るに好適なポリ−1−ブテン樹脂組成物から形成された
防水シートに関する。
発明の技術的背景ならびにその問題点 近年、空調機器および空調設備の普及に伴い、厖大な
エネルギーが必要となってきた。特に真夏の昼間は電力
需要がピークに達するため、大都市では電力供給が逼迫
した状況となることがある。これらの情況を改善するた
めに、電力会社は、割安な深夜電力制度を設け、通常、
需要の少ない深夜の電力を利用させることにより昼夜の
消費電力量の均一化を図ろうとしている。
このような理由により、割安な深夜電力を利用し、エ
ネルギーを蓄える方法として、近年蓄熱システムの開発
が進み、最近のビル、マンション、ホテル等では地下等
に蓄熱槽を設置したものが増え始めている。
このような蓄熱槽には、断熱性と防水性が要求されて
おり、通常は地下等の下地コンクリートの床面、壁面、
天井面上に、発泡ポリスチレン、発泡ウレタン等のプラ
スチック発泡体を断熱材として敷設し、この断熱材上に
防水加工し、この上に直接温水が貯湯される。
この防水加工方法としては、モルタル防水、塗膜防
水、アスファルト防水、シート防水等種々の方法が用い
られうるが、施工性および長期耐久性の点からシート防
水法が優れている。このシート防水法は、防水性の良好
な樹脂あるいはゴム等からなる防水シートを、上述した
ような断熱材の上に敷設して、固定することにより行な
われている。
このようなシート防水法を蓄熱槽の防水に採用するに
は、下記のような特性を有する防水シートを用いる必要
がある。
1)防水性 2)耐熱性:通常は50〜60℃の耐熱性を有することが求
められるが、場合によってはさらに高温に対する耐熱性
が求められることもある。
3)施工性:蓄熱槽は、通常地下スラブ内の暗くて換気
の悪い場所に設けられる場合が多いため、そのような場
所でも安全かつ確実に施工できるためには、防水シート
が適度な柔軟性と熱融着性とを有することが望ましい。
これに対して、溶剤型接着剤を使用しなければならない
防水シートは、安全上および衛生上で問題があるため、
使用することは好ましくない。
4)耐塩素水性:水道水には、通常、殺菌用に塩素が添
加されており、この塩素の作用により、防水シートを構
成する樹脂あるいはゴム類が化学的劣化を起こし、防水
シートの性能特に防水性等が低下する。特に高温では、
塩素の作用が強くなるので耐塩素水性に優れた防水シー
トを選定することが好ましい。
ところで貯水池、農工業用水路等の土木用防水シート
としては、従来、ポリエチレンシートあるいは熱可塑性
エラストマー(以下TPEと呼ぶ)等が使用されている
が、これらのポリエチレンシートあるいは熱可塑性エラ
ストマーからなる防水シートは、温水用防水シートとし
ては長期耐久性に劣るため使用することはできない。
また耐熱性の優れた防水シートとして、ポリプロピレ
ン、ナイロン、ポリエステル等の各種樹脂からなる防水
シートが知られているが、これらの樹脂からなる防水シ
ートは、いずれも吸水性で防水性に欠けていたり、また
硬すぎて柔軟性に劣るため施工性に劣ったり、あるいは
シート間を接着するのに溶剤型接着剤が必要であること
が多く、換気の悪い地下室等の作業では安全上および衛
生上好ましくないという問題点があった。
ところでポリ−1−ブテン樹脂は、給水・給湯用パイ
プとして国内および海外で広く使用されているが、これ
はポリ−1−ブテン樹脂が耐圧強度、耐熱性、耐熱クリ
ープ性、耐ストレスクラッキング性に優れかつ熱融着に
よる接続が可能であることによる。
さらに特開昭58−84839号公報には、特定の化合物を
少量配合することにより、耐塩素水性に優れたポリ−1
−ブテン樹脂組成物を得る方法が提案されている。
ところが上記のような特性を有するポリ−1−ブテン
樹脂は、シート状に成形することも可能であるため、蓄
熱槽用の防水シーとして使用することもできるが、特公
昭61−9325号公報に示されるようにパイプ用のポリ−1
−ブテン樹脂は耐圧強度が要求されるので剛性が高く、
このため柔軟性に劣り、施工性が悪くなるため防水シー
トとして用いることはできない。
発明の目的 本発明は、上記のような従来技術に伴う問題点を解決
しようとするものであって、防水性、柔軟性、耐熱性お
よび耐塩素水性に優れ、しかも熱融着可能な防水シート
を提供することを目的としている。
発明の概要 本発明に係る防水シートは、 (A)ポリ−1−ブテン樹脂:50〜95重量%、および (B)弾性率が1000kg/cm2以下である軟質ポリマー:5〜
50重量% からなるポリ−1−ブテン樹脂組成物から形成されてい
ることを特徴としている。
発明の具体的説明 以下本発明に係るポリ−1−ブテン樹脂組成物から形
成される防水シートについて具体的に説明する。
本発明に係る防水シートは、ポリ−1−ブテン樹脂組
成物から形成されているが、このポリ−1−ブテン樹脂
組成物は、(A)ポリ−1−ブテン樹脂と、(B)軟質
ポリマートからなっており、以下に各成分(A)および
(B)について説明する。
本発明に用いるポリ−1−ブテン樹脂(A)は、1−
ブテンの単独重合体もしくは1−ブテンと20モル%以
下、好ましくは10モル%のエチレン、プロピレン、4−
メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、
1−デセン、1−テトラデセン、1−オクタデセン等の
炭素数が2〜20の他のα−オレフィンとの共重合体であ
って、通常メルトフローレート(MFR(E):ASTM D 123
8,E)が0.01〜50g/10分、好ましくは0.05〜20g/10分の
範囲の結晶性の重合体である。
このポリ−1−ブテン樹脂(A)のMFR(E)が0.01g
/10分未満であると、押出成形する際の溶融押出が困難
な傾向にあるため好ましくなく、一方50g/10分を越える
と、溶融粘度が低く、逆に成形性が劣る傾向であるため
好ましくない。
本発明に用いる軟質ポリマー(B)は、JISK 7113
(プラスチックの引張試験方法)の2号形試験片を用
い、同JISに記載された方法で測定した引張弾性率が100
0kg/cm2以下好ましくは500kg/cm2以下であり、低結晶ま
たは非晶性の軟質ポリマーである。このような軟質ポリ
マー(B)としては、たとえば(i)エチレン−プロピ
レンランダム共重合体、エチレン−1−ブテンランダム
共重合体、プロピレン−1−ブテンランダム共重合体等
のα−オレフィンランダム共重合体、(ii)エチレンプ
ロピレンターポリマー、(iii)ポリスチレン−ポリブ
タジエン−ポリスチレンブロック共重合体(SBS)、SBS
のポリブタジエンブロックを水素添加により飽和したブ
ロック共重合体(SEBS)等のスチレン系熱可塑性エラス
トマー、(iv)ポリプロピレン、ポリエチレン等の結晶
性ポリオレフィンと、エチレン・プロピレン共重合ゴム
(EPM)、エチレン・プロピレン・ジエン三元共重合ゴ
ム(EPDM)とのブレンド物あるいは(v)EPM/EPDMを部
分架橋したタイプ等のオレフィン系熱可塑性エラストマ
ー等が用いられ、このうち柔軟性、耐熱性、成形性のバ
ランスの点からエチレン−プロピレンランダム共重合体
あるいは部分架橋型のオレフィン系熱可塑性エラストマ
ーが最も好ましい。
本発明に係るポリ−1−ブテン樹脂組成物は、前記ポ
リ−1−ブテン樹脂(A)を50〜95重量%好ましくは60
〜90重量%さらに好ましくは65〜85重量%の量で含み、
また前記軟質ポリマー(B)を5〜50重量%好ましくは
10〜40重量%さらに好ましくは15〜35重量%の量で含ん
でいる。
本発明に係るポリ−1−ブテン樹脂組成物は、耐熱老
化性、耐塩素水性等の長期耐久性を向上させるために、
下記のようなフェノール系、リン系等の酸化防止剤を単
独もしくは2種以上組合せて含んでいることが望まし
い。酸化防止剤の総添加量は、樹脂分((A)+
(B))100重量部に対して、0.1〜2.0重量部好ましく
は0.5〜1.8重量部であることが好ましい。
イ:2,6−ジ−第3ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート
(Tinuvin120) ロ:n−ヘキサデシル−3,5−ジ−第3ブチル−4−ヒド
ロキシベンゾエート(CyasorbUV−2908) ハ:1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−第3
ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン(Irganox1
330) ニ:1,3,5−トリス(4−第3ブチル−3−ヒドロキシ−
2,6−ジメチルフェニル)イソシアネート(Syanox179
0) ホ:トリス(3,5−ジ−第3ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)イソシアネート(Goodrite3114) ヘ:n−オクタデシル−3(3,5−ジ−第3ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロピオネート(Irganox1076) ト:ビス(3,5−ジ−第3ブチル−4−ヒドロキシベン
ゾイルホスホン酸)モノエチルエステルのニッケル塩
(Irgastab2002) チ:2,2′−ジヒドロキシ−3,3′−ジ(α−メチルシク
ロヘキシル)−5,5′−ジメチル−ジフェニルメタン(N
onoxWSP) リ:4,4−チオ−ビス(3−メチル−6−第3ブチル−フ
ェノール)(AntaeRC) ヌ:1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−
第3ブチル−フェニル)ブタン(TopanolCA) ル:テトラキス[メチレン−3(3,5−ジ−第3ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン
(Irganox1010) オ:2,6−ジ−第3ブチル−p−クレゾール(BHT) ワ:4,4′−メチレン−ビス(2,6−ジ−第3ブチル−フ
ェノール)(Iono×220) カ:トリス(2,4−ジ−第3ブチル−フェニル)ホス
ファイト(Irgaphos168) ヨ:ビタミンE 本発明に係るポリ−1−ブテン樹脂組成物は、上記の
ような酸化防止剤に加えて、必要に応じて他の紫外線吸
収剤、防かび剤、発錆防止剤、滑剤、充填剤、顔料、耐
熱安定剤等の添加剤を本発明の目的を損わない範囲で含
んでいてもよい。
さらに本発明に係るポリ−1−ブテン樹脂組成物は、
成形性の改良、物性の微調整等のために、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリスチレン等の他の熱可塑性樹
脂を、本発明の目的を損わない範囲、通常、前記ポリ−
1−ブテン樹脂(A)とオレフィン系熱可塑性エラスト
マー(B)の合計量100重量部に対して、20重量部以下
の量で含んでいてもよい。
また本発明に係る防水シートは、上記のような(A)
ポリ−1−ブテン樹脂および(B)軟質ポリマーを含ん
でなるポリ−1−ブテン樹脂組成物から形成されている
が、この防水シートは耐熱性に優れるとともに防水性な
どにも優れているため、防水シートとして特に好ましく
用いられる。
本発明の耐熱性防水シートを製造するには、前記ポリ
−1−ブテン樹脂(A)および軟質ポリマー(B)そし
て必要に応じて酸化防止剤などの添加剤をあらかじめ溶
融混練してペレット状にした後、このペレットを使用し
て通常の押出成形法あるいは圧縮成形法によりシート状
とすればよい。シート厚さは、0.2〜3mm程度が好まし
く、1〜2mm程度のものが多く使用される。
発明の効果 本発明に係る防水シートは、防水性、耐熱性、柔軟
性、耐ストレスクラッキング性、耐塩素水性に優れ、か
つ熱融着が可能であるので蓄熱槽、貯湯槽の内貼り用の
ライナー材として使用することができる。
[実施例] 以下実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する
が、本発明はその要旨を越えない限りこれらの例に何ら
の制約されるものではない。
実施例1〜3 1−ブテン単独重合体(以下PB−Iと略記する;MFR:
0.4g/10分(ASTM:D1238,E)融点125℃)と、下記の方法
により製造したオレフィン系熱可塑性エラストマー(TP
E;引張弾性率50kg/cm2以下)とを、表1に示す割合で混
合した樹脂混合物(PB−I+TPE)100重量部に、酸化防
止剤として、Irganox 1330、Irganox 1010、Tinuvin−1
20をそれぞれ0.3重量部添加し、ヘンシェルミキサーで
混合した後、65mmφ押出機で溶融混練し、ポリ−1−ブ
テン樹脂組成物のペレットを得た。
該ペレットを温度200℃の加熱プレスで10分間溶融
後、約30℃の冷却プレスで5分間加圧して、厚さ1mmお
よび3mmのプレスシートを作成したのち、下記に示す方
法で耐熱性、柔軟性、耐塩素水性、熱融着性を調べた。
<オレフィン系熱可塑性エラストマーの製造> EPT[エチレン−プロピレン−2−エチリデン−5−
ノルボルネン三元重合エラストマー(エチレン含有率78
モル%、ヨウ素価15、ムーニー粘度ML1+4(100℃)16
0]75重量部と、PP[結晶質ポリプロピレン[MFR211g/1
0分、密度0.91g/cm3]25重量部と、IIR(イソブテン−
イソプレン共重合エラストマー[不飽和度0.8モル%、
ムーニー粘度ML1+4(100℃)45])25重量部と、パラフ
ィン系プロセスオイル42重量部と、酸化防止剤としての
テトラキス[メチレン(3,5−ジ−tert−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン0.3部と
を、バンバリーミキサーに投入し、窒素雰囲気中、180
℃で15分間混練後、ロールを通してシート状に成形し
た。次いで得られたシート状物をシートカッターにより
細断してペレット状とした。
次に、得られたペレットに、1,3−ビス(tert−ブチ
ルペルオキシ−iso−プロピル)ベンゼン0.4部を、ジビ
ニルベンゼン0.4部およびプロセスオイル0.2部に溶解分
散させてなる溶液を加えて、ヘンシェルミキサーにより
混合し、溶液をペレット表面に均一に付着させた。
次いで、このペレットを押出機により、窒素雰囲気
中、210℃、滞留時間2分間で押し出し、当該ペレット
を動的に熱処理してオレフィン系熱可塑性エラストマー
(TPE)を得た。
<ポリ−1−ブテン樹脂組成物の評価方法> 1)耐熱性:JIS K7206(熱可塑性プラスチックのビカッ
ト軟化温度試験方法)により耐熱性を測定した。このビ
カット軟化温度は樹脂の最高使用可能温度を示す1つの
尺度であり、耐熱性防水シートに使用する場合、熱水と
接触する場合があるので100℃以上が好ましい。
2)柔軟性:柔軟性の尺度としてはJIS K7113(プラス
チックの引張試験方法)により、引張弾性率を測定し
た。通常、防水シートは防水性と耐久性の点から1〜2m
mの厚さで使用されることが多く、従って引張弾性率が3
000kg/cm2を越えると硬くなり、施工性に劣る傾向にあ
るために好ましくない。
3)耐塩素水性:厚さ1mmのプレスシートから、10mm×1
50mmの試験片を切り出し、該試験片を保持具に取付け、
有効塩素濃度100ppm、温度90℃の塩素含有水を1時間あ
たり1通水している容器中に浸漬し、試験片表面が白
化するまでの時間を調べた。
白化とは、塩素の作用により樹脂表面が劣化し、微細
な亀裂がサンプル表面に発生するため、みかけ上白っぽ
くなる現象であり、劣化の初期兆候である。
4)熱融着性:厚さ1mmのプレスシートから15mm×70mm
の試験片を切り出し、該試験片を2枚重ね、240℃に加
熱したバー間にはさんで熱融着した後、剥離強度を測定
した。
熱融着条件 1)シールバーの幅:1cm 2)圧 力;2kg/cm2 3)熱融着時間;4sec 結果を表1に示す。
比較例1 実施例1〜3で使用したPB−Iを単独で使用した以外
は、実施例1〜3と同様に行なった。
結果を表1に示す。この表1から、得られたシートは
柔軟性に欠け、防水シートとしては不適であったことが
わかる。
比較例2 ブテン・エチレン共重合体(PB−II;MFR=0.2(ASTM:
D1238,E)ブテン含量90モル%、融点100℃)を単独で使
用した以外は、実施例1〜3と同様に行なった。
結果を表1に示す。この表1から、得られたシートは
柔軟性が改良されたものの、、耐熱性および耐塩素水性
に劣り、防水シートとしては不適であったことがわか
る。
比較例3 高圧法低密度ポリエチレン(LDPE;MFR=3.3(ASTM:D1
238,E)、密度0.92モル%、融点109℃)を単独で使用し
た以外は、実施例1〜3と同様に行なった。
結果を表1に示す。この表1から、得られたシート
は、耐熱性と耐塩素水性に劣り、防水シートとしては不
適であったことがわかる。
比較例4 実施例1〜3で使用した、PB−IとTPEとを表1に示
すような割合で使用した以外は、実施例1〜3と同様に
行なった。
結果を表1に示す。この表1から、得られたシートは
耐熱性、耐塩素水性、熱融着性が不良であったことがわ
かる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−123847(JP,A) 特開 昭61−213248(JP,A) 特開 昭59−221347(JP,A) 特公 昭46−32747(JP,B1) 西独国特許公開1915061(DE,A) 西独国特許公開2714193(DE,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)ポリ−1−ブテン樹脂(A):50〜9
    5重量%、および (B)引張弾性率が1000kg/cm2以下である軟質ポリマー
    (B):5〜50重量% からなるポリ−1−ブテン樹脂組成物から形成されてい
    ることを特徴とする防水シート。
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