JPH08139110A - 物体規制装置 - Google Patents

物体規制装置

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JPH08139110A
JPH08139110A JP5163270A JP16327093A JPH08139110A JP H08139110 A JPH08139110 A JP H08139110A JP 5163270 A JP5163270 A JP 5163270A JP 16327093 A JP16327093 A JP 16327093A JP H08139110 A JPH08139110 A JP H08139110A
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Japan
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magazine
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regulating
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JP5163270A
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English (en)
Inventor
Toshizou Torigoe
聡蔵 鳥越
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Kaijo Corp
Original Assignee
Kaijo Corp
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Publication date
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    • H01L24/00Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
    • H01L24/74Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies
    • H01L24/78Apparatus for connecting with wire connectors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
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    • H01L2224/74Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and for methods related thereto
    • H01L2224/78Apparatus for connecting with wire connectors
    • HELECTRICITY
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    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
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    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 規制対象物体の表面に凹凸があろうとも作業
者を煩わせることなく確実にこれを規制することができ
且つその有無を検知することもできると共に、作業者に
よる調整作業を行わずとも規制対象物体と規制部材との
隙間を常に正確に設定することが可能であり、しかも部
品点数を削減することによる原価低減が図り易い物体規
制装置を提供すること。 【構成】 各規制部材73、74、75が規制対象物体
Mに直接係合してそれ以上移動し得ないことによる駆動
手段35、45、65の停止を、信号発生手段40、5
0、70からの信号が絶たれたことにより確認し、これ
を以て規制完了及び規制対象物体の存在の検知としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物体を所望の位置に位
置決め規制する物体規制装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、この種の物体規制装置として、例え
ば半導体部品製造用として供されるワイヤボンディング
装置に備えられているものがあり、該ワイヤボンディン
グ装置の一例を図12乃至図14に示す。なお、当該装
置は実開平4−20232号公報において開示されてい
る。
【0003】図12に示すように、当該ワイヤボンディ
ング装置においては、複数枚のリードフレームL\Fを
配列収容(紙面に対して垂直な方向において配列)した
規制対象物体としてのマガジンMが、マガジン位置決め
装置としてのローダ151に装填される。該各リードフ
レームL\Fにはその長手方向に沿って複数のICチッ
プ153が等ピッチにて装着されている。
【0004】装填されたマガジンM内の各リードフレー
ムL\Fのうち例えば最下段の1枚が、図示しないフレ
ーム移送手段によって押出され、ヒータープレート15
5上に搬送される。なお、該フレーム移送手段により搬
送されるリードフレームL\Fは、その両側に対応する
ように配置された1対のガイドレール157,158に
より案内される。図において矢印Nにて示すように、こ
れらガイドレール157,158は相互の間隔が調整自
在になっており、幅寸法の異なる種々のリードフレーム
に対応可能である。
【0005】上記のようにリードフレームL\Fがヒー
タープレート155上に達すると、上記フレーム移送手
段は該リードフレームL\FをICチップ153の配列
ピッチずつ間欠送りし、これに伴って各ICチップ15
3と該リードフレームに形成されているリード(図示せ
ず)とが、ボンディング手段160により導電性のワイ
ヤを用いてボンディング接続される。そして、ボンディ
ングを完了したリードフレームL\Fは、上記フレーム
移送手段によって更に後送され、ローダ151と同様の
構成を有するアンローダ162に装填されている空のマ
ガジンM内に収容される。
【0006】次に、ローダ151において、マガジンM
がその収容したリードフレームL\Fの配列ピッチの1
ピッチ分だけ下降せられ、上記の一連の動作が最下段か
ら2枚目のリードフレームについて行われる。以下、マ
ンガンM内の各リードフレームL\Fについてボンディ
ングを終了するまで繰返される。
【0007】ここで、上記ローダ151について詳述す
る。なお、前述したように、アンローダ162に関して
はローダ151と同様の構成である故、その説明を省略
する。
【0008】図12にその概略を示すように、ローダ1
51は、マガジンM内に配列収容された各リードフレー
ムL\Fを前述したフレーム移送手段をして1枚ずつ取
り出させるために該マガジンMをリードフレームL\F
の配列ピッチずつ下降若しくは上昇(紙面に対して垂直
な方向)させて位置決めする位置決め手段165と、該
位置決め手段165を搭載した可動ベース166と、該
可動ベース166上に設けられて規制対象物体たる該マ
ガジンMをその移動方向に対して垂直な水平面内におい
て規制する物体規制装置としての規制手段167とを有
している。
【0009】上記可動ベース166は、当該ワイヤボン
ディング装置の本体である架台170上に図示しない案
内機構を介して取付けられ、矢印0にて示す方向、すな
わち前述の両ガイドレール157,158の可動方向T
と平行な方向において可動となっている。
【0010】物体規制装置として作用する上記規制手段
167は、図13に示すように構成されている。
【0011】図13に示すように、この規制手段167
は、略L字状に形成されたフレーム190を有してお
り、該フレーム190は上記可動ベース166に対して
固定されている。また、該フレーム190の屈曲部の近
傍には断面形状がL字状の規制部材192が配置されて
おり、これも上記可動ベース166に対して固定されて
いる。
【0012】上記フレーム190の一辺には、上記の規
制部材192と協働してマガジンMをその幅方向(矢印
R方向)において規制するための規制部材193が該幅
方向において移動可能に取付けられている。この規制部
材193にはナット194が固着され、フレーム190
に該規制部材193の移動方向と平行に取付けられたね
じ軸195に該ナット194が螺合している。また、フ
レーム190上には、該ねじ軸195を回転駆動するパ
ルスモータ197が固設されている。なお、両規制部材
192,193は、その各々の長さ(紙面に対して垂直
な方向の寸法)が、マガジンMを少なくとも1つ以上ガ
イドできるように設定されている。
【0013】一方、フレーム190の他方の辺には、固
定側としての上記規制部材192と協働してマガジンM
をその長さ方向(矢印S方向)において規制するための
規制部材203が該長さ方向において移動可能に取付け
られている。該規制部材203にはナット204が固着
され、フレーム190に該規制部材203の移動方向と
平行に取付けられたねじ軸205に該ナット204が螺
合している。また、フレーム190には、該ねじ軸20
5を回転駆動するパルスモータ207が固設されてい
る。なお、該規制部材203は上記した規制部材192
及び193と略同じ長さを有している。
【0014】なお、上記規制部材203の所定位置には
マガジンプッシャー210が設けられている。
【0015】また、上記両規制部材193及び203に
は、各規制部材192、193及び203によるマガジ
ンMの規制が完了したことを検知するための検知手段2
12及び213が設けられている。
【0016】ここで、該検知手段212及び213につ
いて、図14に基づいて説明する。なお、両検知手段2
12、213は同様に構成されている故、一方の検知手
段212についてのみ説明する。
【0017】図14に示すように、この検知手段212
は、支持ピン217、ストパブロック218及びセンサ
219を有しており、これらはすべて上記規制部材19
3に固着されている。該支持ピン217により、アーム
221が揺動自在に支持されている。このアーム221
の一端には円板222が回転可能に設けられ、他端には
センサ検知板223が設けられている。そして、該セン
サ検知板223が設けられた部分と上記ストッパブロッ
ク218とにはばね225が架設され、アーム221は
このばね225によって図における時計方向に付勢され
ている。また、該ばね225によるアーム221の回動
を所定範囲内にて規制するためのストッパ227が設け
られている。
【0018】次に、上記した構成のローダ151の動作
について説明する。
【0019】まず、図13に示す各規制部材192,1
93及び203により囲まれる空間内に、上方から、例
えば2つのマガジンMを重ねるようにして挿入し、図1
2に示す位置決め手段165上に載置する。この状態で
作動指令信号が発せられ、図13に示す各パルスモータ
197,207が共に正回転せられる。これにより、両
規制部材193及び203が各々規制部材192に向け
て移動し、両マガジンMは規制される。なお、この規制
動作が完了したことは、図14に示す検知手段212
(他の検知手段213も同様である)が下記のように作
用することにより検知される。
【0020】すなわち、図13に示す規制部材193が
マガジンMに近接すると、円板222が該マガジンMの
側面に当接する。この当接後、更に規制部材193が同
方向に移動することにより該円板222を介してアーム
221が反力を受け、図における反時計方向に揺動す
る。これによって、センサ検知板223がセンサ219
から離脱し、図示しない制御回路内の論理が変わり(例
えば、high→low若しくはlow→high)、
これを以て検知とする。この検知出力により制御回路は
パルスモータ197(207)の回転を停止する信号を
発し、規制部材193(203)を停止させる。
【0021】なお、上述の規制動作の後、又は同時に、
図12に示す可動ベース166が移動せられ、該図に示
す各ガイドレール157、158により画定されるフレ
ーム搬送路に対してマガジンM内のリードフレームL\
Fが円滑に流入すべく、マガジンMの幅方向の位置出し
が行われる。但し、このとき、上記各規制部材192、
193、203とマガジンMとの間には適当な隙間が設
けられ、図12に示す位置決め手段165の作動による
マガジンMの下降(若しくは上昇)動作を可能とする。
【0022】次いで、図12に示す位置決め手段165
が作動せられ、両マガジンMは収容しているリードフレ
ームL\Fの配列ピッチずつ下降する。前述したよう
に、このマガジンMの下降動作に連動して、リードフレ
ームL\Fが1枚ずつマガジン外に取出され、ボンディ
ングが行われる。
【0023】かくして1つ目のマガジンM内のすべての
リードフレームL\Fについてボンディングが終了する
と、図13に示したマガジンプッシャー210が突出動
作せられ、上方に位置する2つ目のマガジンが規制部材
192に対して押圧固定される。そして、空になった1
つ目のマガジンMは更に下降せられて位置決め手段16
5から取外され回収される。
【0024】1つ目のマガジンが回収されると、上記マ
ガジンプッシャー210が引込動作せられ、2つ目のマ
ガジンMが上記位置決め手段165により担持される。
以下、1つ目のマガジンに対すると同様の一連の動作が
行われ、この2つ目のマガジンM内の各リードフレーム
L\Fに関してもボンディングが施される。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の物体規
制装置たる規制手段167においては、駆動源としてパ
ルスモータ197及び207を具備していることから、
各規制部材193及び203の移動量を自動的にデジタ
ル制御することによってマガジンの品種交換に迅速に対
処できるものである。しかしながら、下記の問題を擁し
ている。
【0026】すなわち、図15に示すように、その表面
に凹部231及び凸部232が形成されているマガジン
Mを使用する場合、この凹凸のわずかなずれ等により、
図14に示した検知手段212が正確に作動しないこと
が考えられ、この場合、該マガジンMの規制が確実に行
われなくなると共に、これを改善するため調整を行うな
どの気遣いを常に作業者に負わせるという欠点がある。
【0027】また、図12に示した位置決め手段165
の作動によるマガジンMの下降(若しくは上昇)動作を
可能とするために各規制部材192、193及び203
とマガジンMとの間には適当な隙間が設けられるのであ
るが、この隙間の大きさの設定はマガジンの品種が変わ
る度に図14におけるストッパ227を作業者が調整す
ることにより行われ、該調整は必ずしも容易ではないと
共に常に正確な設定を期待することができないという欠
点がある。
【0028】また、上記検知手段212(213)の部
品点数が多く、その組立工数及び加工工数も増すこと
が、原価低減の妨げになるという欠点もある。
【0029】本発明は上記従来技術の欠点に鑑みてなさ
れたものであって、規制対象物体の表面に凹凸があろう
とも作業者を煩わせることなく確実にこれを規制するこ
とができ且つその有無を検知することもできると共に、
作業者による調整作業を行わずとも規制対象物体と規制
部材との隙間を常に正確に設定することが可能であり、
しかも部品点数を削減することによる原価低減が図り易
い物体規制装置を提供することを目的としている。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明による物体規制装
置は、互いに接離自在にして規制対象物体を規制する規
制部材と、該規制部材各々を移動させる駆動手段と、前
記駆動手段の作動量に応じた信号を発生する信号発生手
段を備え、前記規制部材が前記規制対象物体を規制した
こと及び該規制対象物体の有無を検知する検知手段を有
するように構成したものである。
【0031】
【実施例】次に、本発明の実施例としての物体規制装置
を具備したワイヤボンディング装置を添付図面を参照し
つつ説明する。なお、当該ワイヤボンディング装置は以
下に説明する部分以外は図12乃至図14に示した従来
のワイヤボンディング装置と同様に構成されている故、
ワイヤボンディング装置全体としての説明は省略し、要
部のみの説明に留める。また、以下の説明において、該
従来のワイヤボンディング装置の構成部材と同一の構成
部材に関しては同じ参照符号を付している。
【0032】図1乃至図3において参照符号1にて示す
のはマガジン位置決め装置としてのアンローダであり、
該アンローダ1は図12における各ガイドレール15
7,158及びボンディング手段160の左側、すなわ
ちリードフレーム搬送方向下流側に配置される。該アン
ローダ1にはリードフレームL\Fを多数配列収容し得
る空のマガジンMが装填され、該ボンディング手段16
0によりボンディングを施されて搬送されてくるリード
フレームL\Fを該マガジンM内に順次取入れて配列収
納することを行う。なお、図12における各ガイドレー
ル157,158の右側には、未ボンディング状態のリ
ードフレームを収容した状態で装填されたマガジンから
該リードフレームを1枚ずつ取出してボンディング手段
160に向けて供給するマガジン位置決め装置としての
ローダ(図示せず)が配設されるが、該ローダは上記ア
ンローダ1とほぼ対称の構成である故、その説明は省略
し、アンローダ1についてのみ説明する。
【0033】アンローダ1は、図2乃至図4において参
照符号5にて示す位置決め手段を有している。この位置
決め手段5には空のマガジンMが装着され、該マガジン
Mをその収容すべきリードフレームL\Fの配列ピッチ
ずつ間欠的に下降させて位置決めすることを行う。この
間欠的な位置決め動作に合わせ、上記ボンディング手段
160によりボンディングを施されたリードフレームL
\Fが図示しないフレーム移送手段により順次持ち来さ
れ、該マガジンM内に収容される。
【0034】上記位置決め手段5は下記のように構成さ
れている。
【0035】図4から特に明らかなように、この位置決
め手段5は装置架台170に固定されたベース8上に設
けられており、矢印Zにて示す上下方向において延在し
て設けられて軸受10を介して該ベース8に取付けられ
たねじ軸12と、該ねじ軸12を回転駆動するパルスモ
ータ13と、該ねじ軸12に螺合した昇降部材14と、
該昇降部材14に結合し、マガジンMを受けるマガジン
受部15とを有している。ねじ軸12の上端部及びパル
スモータ13の出力軸13aには夫々歯付ベルト車12
b,13bが嵌着され、該両歯付ベルト車に歯付ベルト
17が掛回されており、これによって動力の伝達がなさ
れる。なお、これらパルスモータ13等は図1にも示し
ている。また、パルスモータ13はブラケット19を介
して上記ベース8に取付けられている。
【0036】ローダ1は、上述の位置決め手段5により
移動せられるマガジンMをその移動方向に対して垂直な
面内において規制する規制手段を有しており、以下、こ
の規制手段について説明する。なお、該規制手段も上記
位置決め手段5と共に上記ベース8上に設けられ、装置
架台170に対して固定された状態となっている。
【0037】図1乃至図3に示すように、当該規制手段
は、上記ベース8上に固設された固定フレーム21と、
各々固定フレーム21上に矢印Gにて示す方向において
往復動自在に設けられた一対の可動フレーム23及び2
4と、該各可動フレーム23,24を夫々移動させる駆
動手段26及び27とを有している。両可動フレーム2
3,24と固定フレーム21との間には、トラックレー
ル29a,30a及びスライダ29b,30bからなる
直動案内ユニットが介装され、これによって該両可動フ
レーム23,24が矢印G方向において可動となってい
る。
【0038】上記各駆動手段26及び27については次
のように構成されている。
【0039】まず、駆動手段26は、図1及び図2に示
すようにこれが駆動すべき可動フレーム23の移動方向
Gにおいて延在して設けられて軸受33を介して固定フ
レーム21に取付けられたねじ軸34と、該ねじ軸34
を回転駆動するパルスモータ35と、該ねじ軸34に螺
合すると共に可動フレーム23に固着されたナット36
とを有している。ねじ軸34の一端部及びパルスモータ
35の出力軸35aには各々歯付ベルト車34b,35
bが嵌着され、該両歯付ベルト車に歯付ベルト37が掛
回されており、これによってパルスモータ35よりの動
力がねじ軸34に伝達される。また、ねじ軸34の一端
部にはカップリング39を介して信号発生手段としての
エンコーダ40が連結されている。このエンコーダ40
は、上記パルスモータ35の回転量に応じたパルス信号
を発する。
【0040】一方、可動フレーム24を駆動する駆動手
段27に関しても同様であり、図1及び図3に示すよう
に、可動フレーム24の移動方向Gにおいて延在して設
けられて軸受43を介して固定フレーム21に取付けら
れたねじ軸44と、該ねじ軸44を回転駆動するパルス
モータ45と、該ねじ軸44に螺合すると共に可動フレ
ーム24に固着されたナット46とを有している。ねじ
軸44の一端部及びパルスモータ45の出力軸45aに
は各々歯付ベルト車44b,45bが嵌着され、該両歯
付ベルト車に歯付ベルト47が掛回されており、これに
よって動力伝達が行われる。また、ねじ軸44の一端部
にはカップリング49を介して信号発生手段としてのエ
ンコーダ50が連結されている。このエンコーダ50
は、上記パルスモータ45の回転量に応じたパルス信号
を発する。
【0041】図1及び図3に示すように、上記した可動
フレーム24上には、可動ブラケット53が矢印H(図
1参照)にて示す方向において往復動自在に設けられて
いる。詳しくは、この可動ブラケット53と可動フレー
ム24との間にはトラックレール54a及びスライダ5
4bからなる直動案内ユニットが介装され、これによっ
て該可動ブラケット53が可動となっている。
【0042】なお、上記矢印H方向は前述した矢印G方
向に対して垂直であり、マガジンMの長さ方向及び幅方
向がこれら矢印H及びG方向に夫々一致するようになさ
れている。
【0043】上記可動ブラケット53を移動させる駆動
手段56が設けられており、該駆動手段56は次のよう
に構成されている。
【0044】図1乃至図3に示すように、この駆動手段
56は、可動ブラケット53が移動すべき矢印H方向
(図1参照)において延在して設けられて軸受63を介
して可動フレーム24に取付けられたねじ軸64と、該
ねじ軸64を回転駆動するパルスモータ65と、該ねじ
軸64に螺合すると共に可動ブラケット53に固着され
たナット66とを有している。ねじ軸64の一端部及び
パルスモータ65の出力軸65aには各々歯付ベルト車
64b,65bが嵌着され、該両歯付ベルト車に歯付ベ
ルト67が掛回されており、これによってパルスモータ
65よりの動力がねじ軸64に伝達される。また、ねじ
軸64の一端部にはカップリング69を介して信号発生
手段としてのエンコーダ70が連結されている。このエ
ンコーダ70は、上記パルスモータ65の回転量に応じ
たパルス信号を発する。
【0045】図1乃至図3に示すように、前述した各可
動フレーム23及び24並びに可動ブラケット53に
は、マガジンMを規制するための長尺の規制部材73,
74及び75が上下方向(矢印Z方向)において延在し
た状態にて取付けられている。これら規制部材73乃至
75は、これらを夫々搭載した可動フレーム23,24
並びに可動ブラケット53の作動により、互いに相対的
に近接及び離間する。
【0046】図から明らかなように、規制部材73は全
体として矩形板状に形成され、一対設けられている。ま
た、他の規制部材74及び75は1本ずつ設けられ、図
1から明らかなように各々断面形状はL字状となってい
る。マガジンMは、該両規制部材74及び75の各一辺
に形成された規制面74a,75aと、上記の矩形板状
の規制部材73とによってその幅方向において規制され
る。また、両規制部材74及び75の各他辺に形成され
た規制面74b,75bにより、マガジンMの長さ方向
の規制が行われる。なお、図2に示すように、規制部材
74には、ボンディングが施された後のリードフレーム
L\FをマガジンM内に収納させる際に該リードフレー
ムL\Fを通過させるためのスリット74dが形成され
ている。
【0047】ここで、上記から明らかなように、当該装
置においては、互いに協動してマガジンMをその幅方向
において規制すべく該マガジンMを挾んで位置する各規
制部材73並びに74及び75が、夫々可動フレーム2
3,24を介して固定フレーム21上に個別に取付けら
れ、互いに独立して作動するようになされている。かか
る構成の故、該各規制部材73,74,75を夫々マガ
ジン幅方向において駆動するために設けられた2組の駆
動手段26,27が具備する送り機構が含むねじ軸34
及び35同士を、互いに同じ長さのものとすることがで
き、これにより部品の共通化が可能となっている。
【0048】何んとなれば、本実施例においてはマガジ
ンMの片側に配置された規制部材74,75を搭載した
可動フレーム24がトラックレール30a及びスライダ
30bからなる直動案内ユニットを介して固定フレーム
21に可動に取付けられているが、仮に、他側に配置さ
れた規制部材73を搭載した可動フレーム23上にこの
可動フレーム24を該直動案内ユニットを介して同じ方
向に可動に取付けることを考え、該両可動フレーム2
3,24の駆動も夫々上述のねじ軸34,44及びナッ
ト36,46からなる送り機構を以て行うこととする。
【0049】この場合、上記規制部材73をマガジンM
に近接させるべく可動フレーム23を例えばaだけ移動
させると、該可動フレーム23上に搭載されている可動
フレーム24も同方向にaだけ移動し、該可動フレーム
24上に設けられている規制部材74,75は逆にマガ
ジンMからaだけ離間する状態となる。従って、この規
制部材74,75をマガジンMに近接させるには、これ
らを搭載した可動フレーム24を上記可動フレーム23
の移動量の倍、すなわち2aだけ移動させねばならな
い。故に、該両可動フレーム23,24を夫々送り駆動
するためのねじ軸34,44については、一方のねじ軸
34の有効長さをLとするなら、他方のねじ軸44の有
効長さをその倍の2Lとする必要があり、両ねじ軸を共
通化することはできない。
【0050】本実施例においては、前述の構成を採用し
たことにより、両ねじ軸34,44の長さは同じでよ
く、両者を共通の部品とすることができるのである。な
お、かかる本実施例の構成によれば、マガジンMの片側
に配置された規制部材73と他側に配置された規制部材
74,75との各移動速度を互いに相対的に等速とする
ことが容易である。よって、リードフレームL\Fを案
内するために設けられた図12に示す一対のガイドレー
ル157及び158の相対的な等速運動に対して上記各
規制部材73,74,75の近接離間動作を合わせるた
めの制御が簡単となっている。
【0051】ところで、図1及び図2に示すように、マ
ガジンMの幅方向における片側に配置された各規制部材
73には、リードフレーム搬送レベル80に対応する位
置を始めとして、その長手方向に沿って複数の回転部材
としてのローラ81が設けられている。これらのローラ
81のうち、特に、リードフレーム搬送レベル80に対
応するものは、マガジンMをその他側に設けられた規制
部材74,75に向けて付勢するためのものであり、該
ローラには該ローラをマガジンMに当接させるべく押圧
するための下記の機構が付加されている。なお、各ロー
ラ81及びこれに付加される機構は夫々同様に構成され
ている故、1つのローラ及びその付加機構についてのみ
説明する。また、該各ローラ及びそれらに付加された各
機構については、その数及び配置位置等は適宜可変であ
ることは言うまでもない。
【0052】図5及び図6に示すように、規制部材73
の側面にピン83により支持プレート84が揺動自在に
取付けられており、ローラ81は該支持プレート84の
自由端部に回転自在に設けられている。すなわち、ロー
ラ81はこの支持プレート84の揺動によってマガジン
Mに対して近接及び離間する。なお、ローラ81の回転
軸はマガジンMの移動方向Zに対して垂直に設定されて
いる。
【0053】支持プレート84の上端部には例えば三角
形状の突部84aが形成されており、該突部84aに押
圧部材としてのコイルスプリング86の一端が連結され
ている。このコイルスプリング86の他端は、支持プレ
ート84の上方にて規制部材73に植設されたピン87
に連結されている。すなわち、支持プレート84が該コ
イルスプリング86により図5における反時計方向に付
勢され、以てローラ81がマガジンMに当接するのであ
る。なお、支持プレート84の上方にはナット89が配
置され、かつ、規制部材73に固着されており、該ナッ
ト89に螺合したねじ90が支持プレート81の突部8
4aに係合している。これにより、支持プレート84の
揺動が所定位置にて規制される。
【0054】上記したローラ81と、支持プレート84
と、コイルスプリング86と、これらの周辺の関連部材
とにより、マガジンMを規制部材74,75に向けて付
勢する付勢手段が構成されている。かかる構成の故、マ
ガジンMは位置決め手段5による下降(若しくは上昇)
動作中、常に規制部材74,75に対して適当な押圧力
を以て接触し、傾きを生ずることがない。このように、
マガジンMが傾くことがないから、図12に示すヒータ
ープレート155上にてボンディングを施されて両ガイ
ドレール157,158を通じて搬出されてくる各リー
ドフレームL\Fは、マガジンMの入口部に引掛ること
なく円滑に収納され、引掛り等によるリードフレームL
\Fの損傷等を防止することが可能であり、信頼性が高
まっている。
【0055】因に、図12乃至図14に示した従来のワ
イヤボンディング装置においては、本願における上記付
勢手段が設けられてはおらず、マガジンMを位置決め手
段165上に搭載させた状態において、該マガジンMの
底面と側面との直角度の誤差によって該マガジンが傾き
を生ずる。このようにマガジンが傾きを生ずると、ガイ
ドレール157,158を経て搬送されて来るリードフ
レームL\FがマガジンMの入口部に引掛るなどの不都
合が発生するのである。このため、従来のワイヤボンデ
ィング装置においては、底面と側面との直角度を高い精
度を以て設定しなければならないという制約がある。
【0056】本実施例においては、底面と側面の直角度
の精度が多少低いマガジンMを用いようとも、上記した
付勢手段の作用によって該マガジンMの傾きは防止され
るので、マガジンMの製作精度の高低に係わらずあらゆ
る種類のマガジンに対応することが可能であり、フレキ
シブル性の高いボンディング装置の提供に寄与するもの
である。
【0057】なお、本発明に係る装置においては、上記
付勢手段の構成部材としてローラ81を利用し、位置決
め手段5の作動によるマガジンMの下降(若しくは上
昇)に伴って該ローラ81が該マガジンMの側面に当接
しつつ回転するようになしている。かかる構成を採用し
たことによって、該ローラ81を押圧するコイルスプリ
ング86を強力なものにしようとも、マガジンMの下降
(若しくは上昇)時の抵抗は低く抑えられ、抵抗増大に
よるマガジンMの引掛りや、摩耗等の発生を防止するこ
とができる。但し、この場合、該ローラ81に対してマ
ガジンMを挾んで反対側に位置する規制部材74、75
に関し、少なくとも該マガジンMとの摺接部について、
摩擦係数が小さい材質により形成し、マガジンMの昇降
を円滑化する。また、このような摩擦力低減の構成を用
いない場合には、上記ローラ81がマガジンMから若干
離間するように規制部材73を移動させるべく制御して
押圧力を弱め、マガジンMの昇降動作の円滑化を図る。
【0058】図7に示すように、前述した各エンコーダ
40,50及び70より発せられるパルス信号は当該ワ
イヤボンディング装置の作動制御を司る制御部(以下、
CPUと称する)95に送られ、該CPUはこれらの信
号や、キーボード96及び撮像装置97(図12に示す
ヒータープレート155の上方に配置されている)等よ
り送信される信号を受けて、各パルスモータ35,4
5,65及び13並びにフレーム移送手段(図7のみに
示すだけであり、具体的には図示してはいない)99及
びボンディング手段160(図12参照)を後述のタイ
ミングを以て作動させる。
【0059】次に、上記構成のワイヤボンディング装置
において、取り扱われるリードフレームL\Fの種類が
変更される場合の調整動作について、図8乃至図11を
も参照しつつ説明する。この場合、上記CPU95(図
7参照)はROM(ReadOnly Memory)
101に予め入力されている作業手順情報を読み出して
これに基づき作動制御を行う。また、後述のように、R
AM(RandomAccess Memory)10
2に情報を入力し、記憶させる。
【0060】まず、キーボード96(図7参照)が操作
されることなどによって指令信号が発せられると、CP
U95は、図1に示す各パルスモータ35,45及び6
5を夫々逆回転させて各ねじ軸34,44及び64を回
転駆動し、以て各可動フレーム23,24及び可動ブラ
ケット53を移動させ、各規制部材73,74及び75
を図8に示すように外側、すなわち互いに離間する方向
に移動させ、夫々の基準位置に位置決めする。この各規
制部材73,74,75の相互離間方向における基準位
置を第1基準位置と称する。また、各規制部材73,7
4,75の相互近接方向における基準位置も第2基準位
置として設定している。各規制部材73,74及び75
がこの第2基準位置にあるとき、当該ワイヤボンディン
グ装置にて取扱われるべき最小寸法のマガジンでも、こ
れら規制部材間に挿入することはできない。すなわち、
該第2基準位置とは、各規制部材73,74,75の相
互の間隔が、この最小のマガジンの外径寸法よりも小と
なるように設定されているのである。
【0061】従って、CPU95は、各規制部材73,
74,75が互いに近接する方向への移動を開始した
後、該第2基準位置に至ると、これを以てマガジンが装
填されていない状態の検知と判定する。また、各規制部
材73,74,75が上記第1基準位置より発進して第
2基準位置に向う間に各エンコーダ40,50及び70
よりのパルス信号が得られなくなると、これを以て、マ
ガジンMの規制完了及びその存在の検知とする。
【0062】すなわち、マガジンMが存在する場合にお
いては、各規制部材73,74,75がマガジンMに係
合した状態となればそれ以上移動し得ないことから、上
記各エンコーダ40,50,70よりのパルス信号が断
たれる。この状態を以て検知として該各パルスモータを
停止する訳である。かかる構成においては、各規制部材
73、74、75が夫々平面的に広い範囲でマガジンM
に接触するため、該マガジンMの表面に凹凸が形成され
ていても確実に規制でき且つマガジンの有無を検知する
ことができる。また、各規制部材73、74、75がマ
ガジンMに係合した後、単に各パルスモータ35、4
5、65を予め定めた作動量だけ逆回転させることによ
りマガジンMと各規制部材73、74、75との隙間を
常に正確に設定することができる。
【0063】さて、前述のように、各規制部材73,7
4,75が相互に離間して第1基準位置に達すると、こ
の状態で該各規制部材の間に新たに取り扱うべきリード
フレームを収容すべき空のマガジンMを例えば2つ、上
下に重ねた状態で上方から挿入し、位置決め手段5が具
備するマガジン受部15上に載置する。
【0064】この状態で作動指令信号が発せられ、例え
ば、マガジンMの幅方向における片側に位置する規制部
材73を駆動するためのパルスモータ35が正回転せら
れ、図9に示すように該規制部材73が他側の規制部材
74,75に向けて移動する。これにより、マガジンM
は該規制部材73により押圧されて該両規制部材74,
75に押し付けられ、各規制部材73,74,75によ
り幅方向において挾持された状態となる。但し、規制部
材73に関してはそれ自体がマガジンMに当接するので
はなく、図1及び図2並びに図5及び図6に示すローラ
81が当接する。この挾持状態になると、移動して来た
規制部材73はそれ以上移動し得ないことからパルスモ
ータ35が停止し、エンコーダ40からのパルス信号が
得られなくなる。CPU95(図7参照)はこの状態を
以てマガジン幅方向の規制完了と共にマガジンの存在を
確認してパルスモータ35への給電を停止する。なお、
この際、パルスモータ35がその慣性によって数パルス
分は余分に回転してしまうことを考慮し、パルスモータ
停止後にこの数パルス分だけ逆回転させることが好まし
い。
【0065】この後、上記パルスモータ35が僅かに逆
回転せられる。これにより、上記各規制部材73,7
4,75とマガジンMの側面との間に適当な隙間(図示
せず)が設けられる。
【0066】次に、パルスモータ65が正回転せられ
て、マガジンMの長さ方向における片側に位置する規制
部材75が図10に示すように他側に位置する規制部材
74に向けて移動する。これにより、マガジンMは該規
制部材75により押圧されて規制部材74に押し付けら
れ、該両規制部材74,75により長さ方向において挾
持された状態となる。上記規制部材73の近接動作時と
同様に、このように挾持状になると、規制部材75はそ
れ以上移動し得ないことからパルスモータ65が停止
し、エンコーダ70からのパルス信号が得られなくな
る。上記CPU95はこの状態を以てマガジン長さ方向
の規制完了を確認してパルスモータ65への給電を停止
する。この後、パルスモータ65が僅かに逆回転せられ
る。これにより、上記両規制部材74,75とマガジン
Mの端面との間に適当な隙間(図示せず)が設けられ
る。
【0067】かくして、マガジンMは、各規制部材7
3,74,75により囲まれた状態にて上下方向におい
て移動自在となり、位置決め手段5によるマガジンMの
昇降動作が可能となる。
【0068】次いで、パルスモータ35が逆回転せられ
ると共にパルスモータ45が正回転せられ、図11に示
すように、各規制部材73,74,75がマガジン幅方
向に同じ分解能及び同じ速度にて同期して移動せられ、
リードフレームL\Fを案内すべき経路の中心105に
対して、マガジンMの幅方向における中心が一致した時
点で停止せられる。
【0069】上記のようにマガジンMの幅方向中心をリ
ードフレーム搬送経路の中心105に一致させるべく各
規制部材73,74,75を同じ方向に移動させる際
(図11に図示の状態)、これら各規制部材の移動量に
ついては、その前工程として行われる一方の規制部材7
3のみの第1基準位置から停止位置までの移動量をWと
するならば、W/2に設定される。
【0070】なお、上記のマガジンMの位置出し動作と
並行して図12に示すガイドレール157,158が、
該マガジンMに収容されるべきリードフレームL\Fを
搬送し得るようにそのレール間隔を調整される。このレ
ール間隔の調整は上記各規制部材73,74及び75の
調整と同様に行われる。
【0071】上述のようにして、新たに取り扱うべきリ
ードフレームL\F及びマガジンMに応じた調整が完了
する。CPU95(図7参照)は、上記のようにして調
整を完了すると、各規制部材73,74及び75並びに
各ガイドレール157,158(図12参照)の設定位
置をRAM101(図7参照)に入力して記憶させる。
そして、再び同種のリードフレームL\F及びマガジン
Mが取り扱われる際にこの記憶した情報を読み出して直
ちに位置設定を行う。このように、各規制部材73,7
4,75並びに各ガイドレール157,158の位置設
定を自動的にデジタル制御にて行い、品種毎のデータを
記憶し、必要に応じて該データを読み出すので品種交換
時の設定が容易に行え、時間の短縮、作業の簡素化が図
られる。
【0072】上述のように調整が完了すると、当該ワイ
ヤボンディング装置がボンディングのための作動を開始
し、ローダ(図示せず)に装填されているマガジン内に
収容されているリードフレームが1枚ずつ順に取り出さ
れてボンディングが施され、ボンディング後のリードフ
レームは前述のアンローダ1上のマガジンM内に収容さ
れる。そして、アンローダ1において、所定数のリード
フレームを収容したマガジンMは、図2に示すプッシャ
110により前方に押し出され、ストッカ111(図1
に示す)上にストックされる。
【0073】なお、本実施例においては、各規制部材7
3,74及び75並びに両ガイドレール157,158
の位置調整に際した作動時の基準位置を、これら規制部
材同士及びガイドレール同士が互いに離間する方向にお
ける移動限界位置著しくはその近傍に設定しているが、
この他、任意の位置、例えば新たに取り扱うべきリード
フレームの前に取り扱われていたリードフレームがあれ
ば、この以前のリードフレームL\F及びこれを収容す
るマガジンMに合致する位置を基準位置として、新たな
リードフレーム及びマガジンに合致する位置をこの元の
基準位置に基づいて演算処理により得ることも可能であ
る。
【0074】また、本実施例においては、リードフレー
ムL\Fを案内すべき経路の中心105(図8乃至図1
1参照)に対してマガジンMの幅方向中心を一致させる
べく各規制部材73、74、75を同じ方向に移動させ
るのに先立ち、マガジンMの片側の規制部材74、75
を固定状態として他側の規制部材73のみを移動させる
ことを行っているが、その逆に該規制部材73を固定と
して規制部材74、75を移動させてもよいし、各規制
部材73、74、75を互いに近接するように同時に移
動させてもよい。
【0075】また、本実施例においてはワイヤボンディ
ング装置におけるマガジンMを規制対象物体としている
が、リードフレームL\Fを規制対象部材として扱って
もよいし、他の装置に本発明を適用してもよい。例え
ば、ワイヤーボンディング作業の前工程として行われる
ウエハーを扱う装置において、該ウエハー自体やこれを
収容するウエハーカセットを規制対象物体として扱うこ
とが可能である。
【0076】また、本実施例においては、各エンコーダ
40、50及び70は各パルスモータ35、45及び6
5の回転量に応じたパルス信号を発するものが設けられ
ているが、この他、例えば、各規制部材73、74、7
5の直線的移動量に応じたパルス信号を発するエンコー
ダを設置してもよい。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による物体
規制装置においては、各規制部材が規制対象物体に直接
係合してそれ以上移動し得ないことによる駆動手段の停
止を、信号発生手段からの信号が絶たれたことにより確
認し、これを以て規制完了及び規制対象物体の存在の検
知としている。かかる構成においては、規制部材が平面
的に広い範囲で規制対象物体に接触するため、規制対象
物体の表面に凹凸が形成されていても確実に規制でき且
つ規制対象物体の有無を検知することができ、作業者の
気遣いを必要としないという効果がある。また、規制部
材が規制対象物体に係合してから検知と判断するまでの
所要時間は常に一定となり、従来の検知手段(212、
213)を設けた場合に生ずるであろう装置間の検知判
定所要時間の機差を無くすことができるという効果があ
る。更に、各規制部材が規制対象物体に係合した後に単
に駆動手段を予め定めた作動量だけ逆作動させることに
より規制対象物体と規制部材との隙間を常に正確に設定
することができるので、作業者による煩雑な調整作業を
行う必要がないという効果がある。また、従来、規制対
象物体と係合すべく規制部材上に装備されていた検知手
段が不要である故に部品点数が少なく、組立及び加工の
工数の低減も可能となり、以て原価の低減が図り易くな
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るワイヤボンディング装置
の要部の、一部断面を含む平面図である。
【図2】図2は、図1に関する、一部断面を含むA−A
矢視図である。
【図3】図3は、図1に関するB−B矢視図である。
【図4】図4は、図1に関する、一部断面を含むC−C
矢視図である。
【図5】図5は、図2における部分Dの拡大図である。
【図6】図6は、図5に関するE−E矢視図である。
【図7】図7は、図1乃至図6に示したワイヤボンディ
ング装置の動作制御系を示すブロック図である。
【図8】図8は、図1乃至図6に示したワイヤボンディ
ング装置の動作説明図である。
【図9】図9は、図1乃至図6に示したワイヤボンディ
ング装置の動作説明図である。
【図10】図10は、図1乃至図6に示したワイヤボン
ディング装置の動作説明図である。
【図11】図11は、図1乃至図6に示したワイヤボン
ディング装置の動作説明図である。
【図12】図12は、従来のワイヤボンディング装置の
平面図である。
【図13】図13は、図12に示したワイヤボンディン
グ装置が具備する規制手段の平面図である。
【図14】図14は、図13に示した規制手段が具備す
る検知手段とマガジンの側面図である。
【図15】図15は、マガジンの斜視図である。
【符号の説明】
M マガジン(規制対象物体) L\F リードフレーム 1 アンローダ(マガジン位置決め装置) 5 位置決め手段 8 ベース 12,34,44,64 ねじ軸 12b,13b,34b,35b,44b,45b,6
4b,65b歯付ベルト車 13,35,45,65 パルスモータ 14 昇降部材 15 マガジン受部 17,37,47,67 歯付ベルト 21 固定フレーム 23,24 可動フレーム 26,27,56 駆動手段 36,46,66 ナット 40,50,70 エンコーダ(信号発生手段) 53 可動ブラケット 73,74,75 規制部材 81 ローラ(回転部材) 86 コイルスプリング(押圧部材) 95 制御部(CPU) 96 キーボード 99 フレーム移送手段 101 ROM 102 RAM 105 (リードフレーム案内路の)中心 155 ヒータープレート 157,158 ガイドレール 170 装置架台
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るワイヤボンディング装置
の要部の、一部断面を含む平面図である。
【図2】図2は、図1に関する、一部断面を含むA−A
矢視図である。
【図3】図3は、図1に関するB−B矢視図である。
【図4】図4は、図1に関する、一部断面を含むC−C
矢視図である。
【図5】図5は、図2における部分Dの拡大図である。
【図6】図6は、図5に関するE−E矢視図である。
【図7】図7は、図1乃至図6に示したワイヤボンディ
ング装置の動作制御系を示すブロック図である。
【図8】図8は、図1乃至図6に示したワイヤボンディ
ング装置の動作説明図である。
【図9】図9は、図1乃至図6に示したワイヤボンディ
ング装置の動作説明図である。
【図10】図10は、図1乃至図6に示したワイヤボン
ディング装置の動作説明図である。
【図11】図11は、図1乃至図6に示したワイヤボン
ディング装置の動作説明図である。
【図12】図12は、従来のワイヤボンデイング装置の
平面図である。
【図13】図13は、図12に示したワイヤボンディン
グ装置が具備する規制手段の平面図である。
【図14】図14は、図13に示した規制手段が具備す
る検知手段とマガジンの側面図である。
【図15】図15は、マガジンの斜視図である。
【符号の説明】 M マガジン(規制対象物体) L\F リードフレーム 1 アンローダ(マガジン位置決め装置) 5 位置決め手段 8 ベース 12,34,44,64 ねじ軸 12b,13b,34b,35b,44b,45b,6
4b,65b歯付ベルト車 13,35,45,65 パルスモータ 14 昇降部材 15 マガジン受部 17,37,47,67 歯付ベルト 21 固定フレーム 23,24 可動フレーム 26,27,56 駆動手段 36,46,66 ナット 40,50,70 エンコーダ(信号発生手段) 53 可動ブラケット 73,74,75 規制部材 81 ローラ(回転部材) 86 コイルスプリング(押圧部材) 95 制御部(CPU) 96 キーボード 99 フレーム移送手段 101 ROM 102 RAM 105 (リードフレーム案内路の)中心 155 ヒータープレート 157,158 ガイドレール 170 装置架台 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年10月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0077
【補正方法】変更
【補正内容】
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による物体
規制装置においては、各規制部材が規制対象物体に直接
係合してそれ以上移動し得ないことによる駆動手段の停
止を、信号発生手段からの信号が絶たれたことにより確
認し、これを以て規制完了及び規制対象物体の存在の検
知としている。かかる構成においては、規制部材が平面
的に広い範囲で規制対象物体に接触するため、規制対象
物体の表面に凹凸が形成されていても確実に規制でき且
つ規制対象物体の有無を検知することができ、作業者の
気遣いを必要としないという効果がある。また、規制部
材が規制対象物体に係合してから検知と判断するまでの
所要時間は常に一定となり、従来の検知手段(212、
213)を設けた場合に生ずるであろう装置間の検知判
定所要時間の機差を無くすことができるという効果があ
る。更に、各規制部材が規制対象物体に係合した後に単
に駆動手段を予め定めた作動量だけ逆作動させることに
より規制対象物体と規制部材との隙間を常に正確に設定
することができるので、作業者による煩雑な調整作業を
行う必要がないという効果がある。また、従来、規制対
象物体と係合すべく規制部材上に装備されていた検知手
段が不要である故に部品点数が少なく、組立及び加工の
工数の低減も可能となり、以て原価の低減が図り易くな
るという効果がある。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに接離自在にして規制対象物体を規
    制する規制部材と、該規制部材各々を移動させる駆動手
    段と、前記駆動手段の作動量に応じた信号を発生する信
    号発生手段とを備え、前記規制部材が前記規制対象物体
    を規制したこと及び該規制対象物体の有無を検知する検
    知手段を有することを特徴とする物体規制装置。
  2. 【請求項2】 前記規制部材各々の相互離間方向におけ
    る基準位置を第1基準位置、相互近接方向における基準
    位置を第2基準位置として設定し、前記規制部材が該第
    1基準位置から第2基準位置に向う間に前記信号発生手
    段からの信号が得られなくなったことを以て、前記規制
    対象物体の規制完了及びその存在の検知とすることを特
    徴とする請求項1記載の物体規制装置。
  3. 【請求項3】 前記規制部材が前記第2基準位置に至っ
    たことを以て、前記規制対象物体の不存在の検知とする
    ことを特徴とする請求項2記載の物体規制装置。
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