JPH08137969A - 電話回線を利用した選挙投票方法及びそれを利用した選挙投票システム - Google Patents

電話回線を利用した選挙投票方法及びそれを利用した選挙投票システム

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JPH08137969A
JPH08137969A JP27352294A JP27352294A JPH08137969A JP H08137969 A JPH08137969 A JP H08137969A JP 27352294 A JP27352294 A JP 27352294A JP 27352294 A JP27352294 A JP 27352294A JP H08137969 A JPH08137969 A JP H08137969A
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嗣人 西新
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、投票所に出かけることなく投
票を行うことのできる選挙投票方法及びシステムを提供
することである。 【構成】投票者から特定のアクセスコードが入力された
なら、交換機31は、発信加入者番号から使用された電
話が在宅電話か否かを判別する(図7、S1)。在宅電
話から投票が行われた場合には、発信加入者番号から該
当する投票者登録表を検索し(S4)、投票者に対して
投票者番号の入力を音声にて要求する(S6)。投票者
番号が入力されたなら、その番号を投票者登録表に登録
されている投票者番号と照合し(S8、S9)、番号が
一致したなら、次に未投票か否かを判別し(S10、S
11)、未投票であれば、暗証番号の入力を音声にて要
求する(S12)。そして、投票者から入力された暗証
番号が投票者登録表に登録されている暗証番号と一致し
たなら、投票を許可し、投票者が投票する立候補者番号
の入力を音声にて要求する(S16)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話回線を利用した選
挙投票方法及びそれを利用した選挙投票システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、市町村議員、県議会議員、あるい
は国会議員等の選挙では、有権者は、それぞれ決められ
た投票所に出かけていって、選挙通知はがきを提出し、
選挙人名簿に登録されていることが確認された後、投票
用紙を受け取って特定の候補者に投票する必要があっ
た。
【0003】また、従来の投票方法では、有権者が投票
箱に投票した投票用紙を集めて、人手により開票作業を
行う行う必要があり、投票結果の集計に時間がかかるば
かりでなく、集計に不正や、ミスが発生して投票が無効
となる場合も考えられる。
【0004】そこで、投票所における受け付け時の有権
者の認証と、認証後の有権者への投票許可カード(投票
用紙に相当する)の発行とを電子化した選挙端末装置が
提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
提案は、あくまもの投票所における認証作業及び投票用
紙の発行を自動化することを目的としたものであり、有
権者が投票所に出かけていって投票する必要がある点は
従来の投票方法と同じである。
【0006】この投票方法では、投票のために投票所に
出かけることが前提となるので、出かけるのが面倒なた
めに棄権する人が多く、低投票率となってしまうという
問題点を解決することはできない。
【0007】本発明の課題は、投票所に出かけることな
く投票を行うことができ、さらに投票結果を迅速に集計
することのできる選挙投票方法及びシステムを提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1及び図2は、本発明
の選挙投票システムの原理ブロック図である。第1の発
明の選挙投票システムは、図1に示すように、交換機1
と、有権者の暗証番号及び投票者番号に対応させ、有権
者が未投票か、それとも投票済かを示す未投票/投票済
情報を記憶した個人データ用データベース2と、投票の
集計結果を記憶する集計用データベース3と、交換機1
と電話回線を介して接続された複数の電話端末装置4と
からなり、交換機1は以下の手段を有する。
【0009】音声指示手段11は、有権者に対して音声
により投票の入力手順を指示する。受け付け手段12
は、音声指示手段11の指示に従って電話端末装置4か
ら電話回線を介して入力される有権者の投票者番号及び
暗証番号を受け付る。
【0010】検索手段13は、受け付け手段12で受け
付けられた投票者番号及び暗証番号が、個人データ用デ
ータベース2に記憶されているか否かを検索する。未投
票/投票済判別手段14は、検索手段13によって、入
力された投票者番号及び暗証番号と一致する投票者番号
及び暗証番号が個人データ用データベース2から検索さ
れた場合に、投票者番号に対応して記憶されている未投
票/投票済情報から有権者が未投票か否かを判別する。
【0011】集計手段15は、未投票/投票済判別手段
14によって未投票であると判別され、受け付け手段1
2が有権者による特定の立候補者を指定する入力を受け
付けた場合に、指定された立候補者の得票として集計デ
ータベースに書き込む。
【0012】未投票/投票済情報書き換え手段16は、
投票を行った有権者の未投票/投票済情報を投票済であ
ることを示す情報に書き換える。第2の発明の選挙投票
システムは、図2に示すように、交換機1と、有権者の
投票者番号及び暗証番号に対応させて有権者が未投票
か、それとも投票済かを示す未投票/投票済情報を記憶
した個人データ用データベース2と、投票の集計結果を
記憶する集計用データベース3と、交換機と電話回線を
介して接続された複数の電話端末装置4と、個人データ
用データベース及び集計用データベースを管理するデー
タベースセンタ5とからなり、交換機1及びデータベー
スセンタ5は、以下の手段を有する。
【0013】交換機1は、音声指示手段11、受け付け
手段12、投票者番号/暗証番号送出手段21及び候補
者データ送出手段22とを有する。音声指示手段11
は、有権者に対して音声により投票の入力手順を指示す
る。
【0014】受け付け手段12は、音声指示手段11の
指示に従って電話端末装置4から電話回線を介して入力
される有権者の投票者番号及び暗証番号を受け付る。投
票者番号及び暗証番号送出手段21は、受け付け手段1
2で受け付けた有権者の投票者番号及び暗証番号をデー
タベースセンタ5に送出する。
【0015】候補者データ送出手段22は、データベー
スセンタ5から、有権者の投票者番号及び暗証番号と一
致する投票者番号及び暗証番号が個人データ用データベ
ース2に記憶されていて、有権者が未投票であると通知
され、かつ受け付け手段が有権者による特定の立候補者
を指定する入力を受け付けた場合に、指定された立候補
者を指す候補者データをデータベースセンタ5に送出す
る。
【0016】データベースセンタ5は、検索手段23、
集計手段24、未投票/投票済判別手段25及び未投票
/投票済情報書き換え手段26とを有する。検索手段2
3は、交換機から通知された投票者番号及び暗証番号
が、個人データ用データベース2に記憶されているか否
かを検索する。
【0017】未投票/投票済判別手段24は、検索手段
23によって、交換機1から通知された投票者番号及び
暗証番号と一致する投票者番号が、個人データ用データ
ベース2から検索された場合に、その投票者番号に対応
して記憶されている未投票/投票済情報から有権者が未
投票か否かを判別し、その判別結果を交換機1に通知す
る。
【0018】集計手段25は、交換機1から候補者デー
タが送られてきたとき、候補者データの指す立候補者の
得票として集計用データベース3に書き込む。未投票/
投票済情報書き換え手段26は、投票を行った有権者の
未投票/投票済情報を投票済であることを示す情報に書
き換える。
【0019】
【作用】第1及び第2の発明では、例えば、有権者が自
宅の電話端末装置4を利用して投票を受け付ける特定の
電話番号をダイヤルし、交換機からの音声による指示に
従って投票者番号、暗証番号を入力すると、入力した投
票者番号及び暗証番号が、個人データ用データベース2
に記憶されている投票者番号及び暗証番号と照合され、
番号が一致し、かつ未投票/投票済情報が未投票である
ことを示す情報のときのみ投票が許可される。そして、
有権者が特定の立候補者を選択すると、その候補者の得
票として集計用データベース3に書き込まれ、個人デー
タ用データベース2のその有権者の未投票/投票済情報
が投票済であることを示す情報に書き換えられる。
【0020】従って、本発明の選挙投票方法及びシステ
ムでは、有権者が、わざわざ投票所に出かけていって投
票を行う必要がないので、投票率の向上を期待できる。
また、人手による開票作業が不要となるので開票時間を
短縮でき、さらに投票時及び開票時の不正も防止でき
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図3及び図4は、本発明の一実施例の選挙投
票システムのネットワーク構成図である。
【0022】図3は、A地区、B地区、C地区及びD地
区の各交換機(LS局)31が、それぞれの地区の有権
者の個人データ(投票者番号、暗証番号、投票回数な
ど)を記憶した個人データ用データベース32を有し、
投票の集計結果を記憶する集計用データベース33を複
数の交換機31で共有する場合のネットワーク構成を示
している。
【0023】また、図4は、個人データ用データベース
32と集計用データベース33の両方を、複数の交換機
31で共有する場合のネットワーク構成を示している。
本発明に係る選挙投票システムは、上記のいずれのネッ
トワーク構成のものにも適用できる。なお、各交換機3
1には、それぞれ電話回線を介して複数の電話端末装置
34が接続されている。
【0024】次に、図5は、本発明の第1実施例の選挙
投票システムのシステム構成図である。この実施例は、
各交換機31が、それぞれの地区の有権者の個人データ
を記憶した個人データ用データベース32を有し、集計
用データベース33を複数の交換機31で共有する場合
のシステム構成を示している。
【0025】有権者の投票者番号及び暗証番号等の個人
データの登録、あるいは参照は、選挙管理センタ等に設
置される複数台の個人データ参照・登録端末装置37か
ら行われ、その個人データ参照・登録端末装置37で登
録された有権者の個人データは、その有権者の住所地の
交換機31の個人データ用データベース32に記憶され
るようになっている。また、各集計用データベース33
の集計データは、集計結果出力端末装置36のディスプ
レイに表示できるようになっている。
【0026】次に、図6は、個人データ用データベース
32に記憶されている有権者の個人データの登録形式を
示す投票者登録表の構成を示す図である。投票者登録表
には、発電番(加入者番号)と、有権者の投票者番号
と、有権者が未投票か、それとも投票済かを示す投票回
数と、誤った暗証番号の入力が一定回数以上行われたと
き、呼を規制するための呼規制フラグと、有権者が予め
設定する暗証番号とが記憶されており、1つの発電番の
個人データの区切りとして「FFF]が記憶されてい
る。
【0027】同図に示すように投票者番号の先頭には、
同一有権者の個人データに対して同時に個人データの書
き込み、あるいは読み出しが行われるのを防止するため
のフラグが設けられており、データの書き込み/読み出
しが行われていない場合には、フラグに「0」が設定さ
れ、書き込み/読み出しが行われている場合には、フラ
グに「1」が設定される。これにより、同一の投票者番
号が同時に入力され、二重に投票が行われるのを防止で
きる。
【0028】また、呼規制フラグは、通常「0」が設定
されており、誤った暗証番号の入力が一定回数以上行わ
れ、呼が開放されたとき「1」が設定され、それ以降の
投票が行えないようになっている。
【0029】さらに、1つの加入者番号に対して複数の
有権者が存在する場合、つまり1台の電話端末装置34
を複数の有権者が使用している場合には、1つの加入者
番号に対応させてそれぞれの有権者の投票者番号、投票
回数、呼規制フラグ、暗証番号が記憶される。図6は、
同一の加入者番号にA,B二人の有権者が存在する場合
を示している。なお、同一加入者が、複数台の電話端末
装置34を所有している場合には、発電番として複数の
加入者番号を登録するようにしてもよい。
【0030】次に、本発明の第1実施例の動作の概要
を、図7及び図8のフローチャートと図9のシーケンス
フローチャートとを参照して説明する。 先ず、交換機
31の処理内容を図7及び図8を参照して説明する。
【0031】発信者(投票者)が特定のアクセスコー
ド、つまり投票を受け付けるサービス電話番号をダイヤ
ルすると、交換機31は、発信加入者番号から使用され
た電話端末装置(以下、電話という)34が加入者宅内
に設置された在宅電話か、それとも公衆電話かを判別し
(図7、S1、S2)、公衆電話から発信が行われた場
合には、自宅からかけ直すように音声でアナウンスす
る。
【0032】他方、在宅電話から発信が行われた場合に
は、発信加入者番号(発電番)から投票者登録表の検索
を要求する(S3)。そして、個人データ用データベー
ス32を発信加入者番号により検索し(S4)、該当す
る投票者登録表を一時メモリに格納する(S5)。
【0033】次に、投票者番号の入力要求を音声により
アナウンスし(S6)、発信者から投票者番号が入力さ
れたなら(S7)、メモリに記憶されている投票者登録
表の投票者番号と照合し(S8)、照合結果が一致する
か否かを判別する(S9)。投票者番号が不一致の場合
は、自宅以外の在宅電話を使用して投票が行われた場合
であるので、その場合には、自宅の電話からかけ直すよ
うにアナウンスする。
【0034】ステップS9の判別で、投票者番号が一致
した場合には、次に投票者登録表の投票回数を判定し
(S10)、投票者登録表の該当する有権者の投票回数
が「0」か否か、すなわち今回の投票が1回目の投票か
否かを判別する(S11)。この判別で、投票者登録表
の投票回数が「1」であると判別された場合、つまり今
回の投票が2回目以降の投票である場合には、投票が完
了しているので、投票できない旨のアナウンスを行う。
【0035】ステップS11の判別で、投票者登録表の
投票回数が「0」で、今回の投票が1回目の投票である
と判別された場合には、次に暗証番号の入力を要求する
メッセージをアナウンスする(S12)。これに応じ
て、投票者から暗証番号が入力されたなら(S13)、
入力された暗証番号を投票者登録表の暗証番号と照合し
(S14)、両者が一致するか否かを判別する(S1
5)。
【0036】ステップS15の判別で暗証番号が一致し
た場合には、図8のステップS16に進み立候補者番号
の入力を要求するメッセージをアナウンスする。ここ
で、各立候補者には、有権者が電話により特定の立候補
者を選択できるようにそれぞれ立候補者番号が与えられ
ており、有権者は、在宅電話のダイヤル数字、あるいは
プッシュホンのテンキーを操作して特定の立候補者番号
を入力することで立候補者を選択するようになってい
る。なお、投票者の投票者番号、暗証番号、候補者番号
の入力を音声で行えるようにしてもよい。
【0037】立候補者番号の入力要求に応答して、投票
者から立候補者番号が入力されたなら(S17)、入力
された立候補者番号をメモリに一時格納する(S1
8)。そして、投票内容の確認のために、入力された立
候補者番号、立候補者名、確認OKの場合には#キー
を、確認NGの場合には*キーを入力するように音声に
て要求する(S19)。
【0038】これに応答して、投票者から確認のための
入力操作が行われたなら(S20)、操作されたキーが
#キーか、それとも*キーかを判定し(S21)、#キ
ーが操作されたか否かを判別する(S22)。
【0039】この判別で、#キーが操作されたと判別さ
れた場合、すなわち投票者が確認OKと応答した場合に
は、メモリに一時記憶した立候補者番号の立候補者の得
票とし集計用データベース33へ書き込む(S23)。
これにより、集計用データベース33の該当する立候補
者の得票数が「1」加算される(S24)。有権者の投
票が完了したので、投票者登録表の投票回数を「1」に
書き換える(S25)。さらに、投票回数を変更した投
票者登録表を個人データ用データベース32に上書きす
る要求を発行し(S26)、変更した投票者登録表を個
人データ用データベース32に上書きする(S27)。
【0040】そして、交換機31は、投票が完了した旨
のアナウンスを投票者に対して行い(S28)、投票者
がそのアナウンスに応じて呼を開放する操作を行ったな
ら(S29)、通話を終了する。
【0041】交換機31は、メモリに一時格納した投票
者登録表及び入力された立候補者番号をクリアする(S
30)。また、投票者により呼を開放する操作が行われ
ない場合には、タイマを起動させ時間の計測をスタート
させる(S31)。そして、タイマの計測時間がn秒以
上となったか否かを判別し(S32)、タイマの計測時
間がn秒以上となったなら、そこで呼を開放する(S3
3)。
【0042】図9は、電話34と交換機31との間及び
交換機31と個人データ用データベース32及び集計用
データベース33との間の制御シーケンスを示す図であ
る。図9を参照して全体の制御シーケンスの概略を説明
する。投票者が電話による投票を行うために特定のアク
セスコードを入力すると、交換機31は、発信加入者番
号から使用された電話が在宅電話か、それとも公衆電話
かを判定し、公衆電話であった場合には、自宅からかけ
直すようにアナウンスする。
【0043】他方、在宅電話であった場合には、発信加
入者番号に対応する投票者登録表を個人データ用データ
ベース32から読み出し、投票者に投票者番号の入力を
要求する。これに応答して、投票者が投票者番号を入力
したなら、入力された投票者番号が投票者登録表に登録
されている投票者番号と一致するか否かを判別する。投
票者番号が一致した場合には、次に投票者登録表の投票
回数を調べ、未投票か、それとも投票済かを判断する。
【0044】投票済と判断した場合には、投票が完了し
ているため投票できない旨のアナウンスを行い呼を開放
する。他方、未投票と判断した場合には、暗証番号の入
力を要求し、投票者から暗証番号が入力されたなら、投
票者登録表に登録されている暗証番号と照合する。そし
て、暗証番号が一致したなら、立候補者番号の入力を要
求する。これに応答して、投票者が特定の立候補者番号
を入力したなら、その立候補者番号をメモリに記憶し、
さらに入力された立候補者番号を確認するためのメッセ
ージをアナウンスする。この確認メッセージに応答して
確認OKの入力操作が行われたなら、投票者の選択した
立候補者の集計用データベース33の得票数を「1」加
算する。これにより投票が完了したので、個人データ用
データベース32の該当する投票者登録表の投票回数と
して「1」を設定して、投票済であることを記憶する。
【0045】この第1実施例によれば、投票者の入力し
た投票者番号が投票者登録表に登録されている投票者番
号と一致し、その投票者が未投票で、かつ暗証番号が一
致した場合のみ投票が許可されるので、他人による不正
な投票を防止できる。さらに、投票者登録表に有権者が
使用する在宅電話の加入者番号をキーワードとして投票
者番号、暗証番号等の個人データを登録しておくこと
で、在宅電話から投票した場合のみ投票を許可するよう
にできるので、不正な投票をさらに確実に防止すること
ができる。
【0046】次に、上述した処理の内で有権者が公衆電
話から投票した場合、他人の家の在宅電話から投票した
場合、自宅の電話から2回目の投票を行った場合、暗証
番号が不一致であった場合のそれぞれの処理についてよ
り詳細に説明する。
【0047】最初に、公衆電話から投票した場合につい
て、図10のフローチャート及び図11のシーケンスフ
ローチャートを参照して説明する。先ず、交換機31に
おける処理内容を図10を参照して説明する。交換機3
1は、特定のアクセスコードを受け付けると、前述した
図7のステップS1及びS2の処理を実行し、投票者が
使用した電話が在宅電話か否かを判別する。
【0048】ステップS2の判別で在宅電話ではないと
判別された場合には、自宅からかけ直すようにアナウン
スする(図10、S41)。このとき、投票者側で呼を
開放する操作が行われた場合には(S42)、そこで通
話を終了させる。投票者側で呼を開放する操作が行われ
ない場合には、タイマを起動させて時間の計測をスター
トさせる(S43)。そして、タイマの計測時間がn秒
以上となったか否かを判別し(S44)、n秒以上とな
ったなら呼を開放する(S45)。
【0049】図11は、公衆電話から投票が行われた場
合の電話34と交換局(交換機)31との間の制御シー
ケンスを示す図である。同図に示すように、投票者から
特定のアクセスコードが入力されると、交換機31にお
いて発信加入者番号から使用された電話34が在宅電話
か、それとも公衆電話かの識別が行われ、公衆電話であ
ると識別されると、自宅からかけ直すように音声で通知
され、一定時間後に呼が開放される。
【0050】以上のようにして、投票者の使用している
電話の発信加入者番号から在宅電話か、それとも公衆電
話かを交換機31側で識別し、公衆電話からの投票を受
け付けないようにすることができる。
【0051】次に、他人の家の在宅電話から投票した場
合の処理について、図12のフローチャート及び図13
のシーケンスフローチャートを参照して説明する。先
ず、交換機31における処理内容を図12を参照して説
明する。有権者が電話による投票を受け付ける特定のア
クセスコードを入力すると、図12のステップS1から
ステップS9の処理が実行される。このステップS1〜
S9の処理は、図7のフローチャートのステップS1〜
S9の処理と同一である。
【0052】ステップS9の判別で、投票者登録表に登
録されている投票者番号と入力された投票者番号とが一
致しなかった場合は、有権者が登録してある自宅の電話
以外の電話から投票を行った場合であるので、図12の
ステップS41で自宅からかけ直すようにアナウンスす
る。このとき、投票者側で呼を開放する操作が行われた
なら(S42)、そこで通話を終了させる。投票者側で
何も操作が行われない場合には、タイマを起動させて時
間の計測を開始させる(S43)。そして、タイマの計
測時間がn秒以上となったか否かを判別し(S44)、
計測時間がn秒以上となったら呼を開放する(S4
5)。
【0053】図13は、上述したように自宅以外の電話
から投票が行われた場合の電話34と交換機31との間
の制御シーケンスを示す図である。投票者から特定のア
クセスコードが入力されると、交換局(交換機)31
は、使用された電話が在宅電話か、それとも公衆電話か
を判別し、在宅電話であると判別されたなら、投票者番
号の入力を要求する。そして、入力された投票者番号が
投票者登録表の投票者番号と一致するか否かを判別し、
一致しない場合には、自宅からかけ直すようにアナウン
スし、一定時間後に呼を開放する。
【0054】これにより、自宅以外の電話からの投票を
受け付けないようにすることができる。次に、自宅の電
話34から2回目の投票を行った場合について、図14
のフローチャート及び図15のシーケンスフローチャー
トを参照して説明する。
【0055】先ず、交換機31における処理内容を図1
4を参照して説明する。有権者が電話34から投票を行
う為の特定のアクセスコードを入力すると、図14のス
テップS1からステップS11の処理が実行される。こ
のステップS1〜S11の処理は、前述した図7のステ
ップS1〜S11の処理と同一である。
【0056】ステップS11の判別で、投票回数が
「1」、すなわち2回目以降の投票であると判別された
ときには、ステップS51に進み投票が既に行われてい
るので投票できない旨のアナウンスを行う。このとき、
投票者側で呼を開放する操作が行われた場合には(S5
2)、そこで通話を終了させる。他方、投票者側で何も
操作が行われない場合には、タイマを起動させて時間の
計測を開始する(S53)そして、タイマの計測時間が
n秒以上となったか否かを判別し(S54)、タイマの
計測時間がn秒以上となったら呼を開放する(S5
5)。
【0057】図15は、上述した自宅の電話34から2
回目の投票を行った場合の電話端末と交換機31との制
御シーケンスを示す図である。交換機31は、有権者か
ら投票の要求があったとき、該当する投票者登録表の投
票回数を判定し、投票回数が「1」で投票が既に行われ
ている場合には、投票が完了しているため投票できない
旨のアナウンスを行う。そして、タイマを起動させて時
間計測をスタートさせ、一定時間経過したなら呼を開放
する。
【0058】これにより、同一有権者による2回以上の
投票を防止することができる。次に、自宅の電話34か
ら投票を行って暗証番号が不一致であった場合につい
て、図16及び図17のフローチャート及び図18のシ
ーケンスフローチャートを参照して説明する。
【0059】先ず、交換機31における処理内容を図1
6及び図17を参照して説明する。有権者が電話34に
より投票を行う為の特定のアクセスコードを入力する
と、図16のステップS1〜S15の処理が実行され
る。このステップS1〜S15の処理は、前述した図7
のステップS1〜S15の処理と同じである。
【0060】ステップS15で、入力された暗証番号が
投票者登録表に登録されている暗証番号と不一致である
と判別した場合には、図17のステップS61に進みカ
ウンタを起動させて投票回数のカウントを行う。そし
て、暗証番号が何回入力されたかを判定し(S62)、
n回目の入力か否かを判別する(S63)。
【0061】n回目の入力でなければ、暗証番号の再入
力を要求し(S64)、そに応答して投票者から暗証番
号が入力されたなら(S65)、入力された暗証番号を
投票者登録表に登録されている暗証番号と照合し(S6
6)、両者が一致するか否かを判別する(S67)。ス
テップS67の判別で、暗証番号が不一致であると判別
された場合には、ステップS61に戻り上述した処理を
繰り返す。
【0062】ステップS63の判別で、暗証番号の入力
回数がn回目に達したと判別された場合には、ステップ
S68に進み不正防止のための規制がかかる旨をアナウ
ンスする。これに応じて、投票者が呼を開放する操作を
行ったなら(S69)、呼を開放して通話を終了する。
投票者が何も操作を行わない場合には、タイマを起動さ
せて時間の計測を開始する(S70)。そして、タイマ
の計測時間がn秒以上となったか否かを判別し(S7
1)、タイマの計測時間がn秒以上となったときには、
交換機31のメモリに格納されている投票者登録表の呼
規制フラグを「1」にセットし(S72)、さらに個人
データ用データベース32の該当する投票者登録表の呼
規制フラグを「1」にセットする(S73)。また、n
秒以上経過した時点で呼を開放する。
【0063】図18は、上述したように自宅の電話34
から投票を行って暗証番号が不一致であった場合の電話
34と交換機31との間の制御シーケンスを示す図であ
る。交換機31が暗証番号の再入力を要求する場合、暗
証番号の入力回数をカウンタで計数し、再入力回数がn
回目以上となったなら、不正防止のための規制がかかる
旨の通知を投票者に対して行い、投票者登録表の呼規制
フラグを「1」にセットした後、呼を開放する。
【0064】このように暗証番号の入力が一定回数以上
繰り返された場合には、たとえ自宅の電話からでも、呼
規制がかかって投票が行えなくなるので、暗証番号を知
らない人が不正に投票するのを防止することができる。
【0065】次に、図19のシーケンスフローチャート
を参照して本発明の第2実施例を説明する。この第2実
施例は、個人データ用データベース32及び集計用デー
タベース33を集中管理するデータベースセンタ35を
設けたインテリジェントネットワークシステムに関する
ものである。
【0066】交換機31は、有権者の電話から特定のア
クセスコードを受け取ると、アクセスコードが入力され
た電話の発信加入者番号をデータベースセンタ35に通
知する。データベースセンタ35は、発信加入者番号か
ら使用された電話が在宅電話か、それとも公衆電話かを
識別し、使用された電話が公衆電話であると判別した場
合には、交換機31に対してアナウンスNo.ANM0
1の起動を要求する。
【0067】ここで、アナウンスNo.とは、図20に
示すようなアナウンスの内容を指定するコードであり、
例えばANM01は「自宅からかけ直して下さい。」と
いうアナウンスに対応し、ANM02は「投票者番号を
入力して下さい。」というアナウンスに対応する。
【0068】図19に戻り、交換機31は、データベー
スセンタ35からアナウンスNo.としてANM01が
通知されると、投票者に自宅からかけ直すようにアナウ
ンスにて要求する。
【0069】また、データベースセンタ35は、使用さ
れた電話34が在宅電話であると判別した場合には、発
信加入者番号(発電番)から個人データ用データベース
32の投票者登録表を検索し、該当する投票者登録表を
メモリに一時格納する。さらに、交換機31にANM0
2の起動要求を送る。
【0070】交換機31は、データベースセンタ35か
らANM02の起動要求を受け取ると、投票者に「投票
者番号を入力して下さい」とのアナウンスを行う。これ
に応じて投票者から投票者番号が入力されたなら、その
投票者番号をデータベースセンタ35に送る。
【0071】データベースセンタ35は、入力された投
票者番号と、投票者登録表に登録されている投票者番号
とが一致するか否かを判別し、投票者番号が不一致の場
合には、ANM01の起動要求を送る。また、、投票者
番号が一致した場合には、さらに投票回数が1回目か否
かを判別し、1回目の投票であれば、交換機31へAN
M03の起動要求を送り、2回目以降の投票であれば、
ANM04の起動要求を送った後、呼を開放する。交換
機31は、データベースセンタ35からANM03の起
動要求を受け取ったなら、「暗証番号を入力して下さ
い。」とのメッセージをアナウンスする。また、交換機
31は、ANM04の起動要求を受け取ったなら、「投
票がすでに完了しています。」とのメッセージをアナウ
ンスする。
【0072】暗証番号の入力要求に応じて、投票者から
暗証番号が入力されたなら、交換機31は、その暗証番
号をデータベースセンタ35に送る。データベースセン
タ35は、送られてきた暗証番号と、投票者登録表に登
録されている暗証番号とを照合し、暗証番号が不一致の
場合には、ANM03の起動要求を交換機31へ送ると
共に、カウンタを起動させて暗証番号の入力回数をカウ
ントさせる。他方、暗証番号が一致した場合には、デー
タベースセンタ35は、ANM05の起動要求を交換機
31へ送る。
【0073】交換機31は、ANM05の起動要求を受
け取ると、「立候補者の番号を入力して下さい。」との
メッセージをアナウンスする。また、ANM03の起動
要求を受け取ると、「暗証番号を入力して下さい。」と
のアナウンスを再度行う。
【0074】立候補者番号の入力要求に応じて、投票者
から立候補者番号が入力されたなら、交換機31はその
立候補者番号(候補者データ)をデータベースセンタ3
5に送る。
【0075】データベースセンタ35は、投票者により
入力された立候補者番号から集計用データベース33の
該当する立候補者の得票数に「1」を加算し、さらに交
換機31にANM06の起動要求を送る。
【0076】交換機31は、ANM06の起動要求を受
け取ると、立候補者番号を確認するために「**番の〜
でよいですか。よければ#キーを押して下さい。再入力
の場合は*キーを押して下さい。」とのメッセージをア
ナウンスする。この確認要求メッセージに応じて、投票
者から再入力を要求する*キーが操作された場合には、
交換機31は、再入力要求をデータベースセンタ35に
送る。
【0077】データベースセンタ35は、再度ANM0
5の起動要求を交換機31に送る。この起動要求を受け
取ったなら、交換機31は、「立候補者番号を入力して
下さい。」とのメッセージを再度アナウンスし、投票者
からの立候補者番号の入力を待つ。
【0078】他方、入力確認要求メッセージに応答し
て、投票者から確認OKの入力操作が行われたなら、交
換機31は、データベースセンタ35に確認OKである
旨の通知を行う。
【0079】データベースセンタ35はこの通知を受け
取ると、メモリに一時格納してある投票者登録表をクリ
アし、個人データ用データベース32の該当する投票者
登録表の投票者の投票回数として「1」を設定する。そ
してANM07の起動要求を交換機31に送り、さらに
呼を開放する。
【0080】交換機31は、ANM07の起動要求を受
け取ると、「投票が終わりました。受話器を置いて下さ
い。」とのメッセージをアナウンスする。以上のように
してデータベースセンタ35で個人用データベース32
及び集計用データベース33を集中管理するインテリジ
ェントネットワークにおいて、在宅電話から投票を行う
選挙投票システムを実現することができる。
【0081】この第2実施例では、データベースセンタ
35が、個人データ用データベース32及び集計用デー
タベース33を集中管理しているので、個々の交換機3
1は投票を受け付けるための制御プログラムを備える必
要がなく、交換機31の処理負担が軽減される。また、
データベースを集中管理するので、個人データ及び集計
結果の管理が簡単になる。
【0082】なお、上述した実施例では、例えば、図7
のステップS1〜S2において、発信加入者番号から在
宅電話か、公衆電話かを識別し、在宅電話からのみ投票
を受け付けるようにしたが、暗証番号を使用することで
不正を防止できるので、在宅電話か否かの判別を行わ
ず、在宅電話以外の公衆電話、移動電話等からの投票を
許容するようにしてもよい。
【0083】あるいは、投票可能な電話を投票者登録表
に登録されている在宅電話に限定することにより、他人
による不正な投票を防止できるので、暗証番号の入力を
不要とし、投票手順を簡略化することもできる。さら
に、全ての電話から投票可能とし、登録してある在宅電
話から投票するときには暗証番号の入力を不要とし、そ
れ以外の電話から投票するときには暗証番号の入力を必
要とするようにしてもよい。
【0084】上述した実施例では、投票者登録表を発信
加入者番号により検索し、検索した投票者登録表に登録
されている投票者番号と、入力された投票者番号とが一
致しないときには投票を受け付けないように、すなわち
予め登録されている発信加入者番号の電話からしか投票
できないようにしているが、例えば投票者登録表を有権
者の投票者番号をキーワードとし、発信加入者番号を投
票者番号に従属する情報として管理することで、投票者
番号と暗証番号との両方が一致した場合には投票を許可
するようにしてもよい。これにより、自宅以外の電話か
らも投票が可能となる。さらに、投票者がIDカードを
所有し、そのIDカードをカードリーダ付の電話で読み
取ることにより、各個人を識別するようにしてもよい。
【0085】また、投票者が入力した立候補者番号の確
認要求に対して、投票者から一定時間内に確認OKの応
答、あるいは再入力の要求が得られないときには、投票
を無効とし呼を開放してもよいし、あるいは確認応答が
得られないときには、確認OKと判断し、集計用データ
ベース34の該当する立候補者の得票数に「1」を加算
するようにしてもよい。
【0086】また、本発明の電話による選挙投票システ
ムで得られる集計データと従来の投票方法による集計デ
ータとを集計結果出力端末36等で加算処理すること
で、従来の投票方法と本発明の選挙投票システムの両方
を併用することもできる。
【0087】
【発明の効果】本発明によれば、有権者がわざわざ投票
所に出かけて行かなくとも投票することができるので投
票率の向上が期待できる。また、投票結果の集計を人手
によらず行うことができるので集計時の誤り、投票時、
あるいは集計時の不正を防止できる。また、投票の集計
結果は、オンラインでほとんど同時に表示装置等に表示
させることができので、集計時間も大幅に短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の原理ブロック図である。
【図2】第2の発明の原理ブロック図である。
【図3】実施例のネットワーク構成図である。
【図4】実施例の他のネットワーク構成図である。
【図5】第1実施例の選挙投票システムのシステム構成
図である。
【図6】投票者登録表の構成を示す図である。
【図7】第1実施例の動作の概要を示すフローチャート
(その1)である。
【図8】第1実施例の動作の概要を示すフローチャート
(その2)である。
【図9】第1実施例の動作の概要を示すシーケンスフロ
ーチャートである。
【図10】公衆電話から投票した場合のフローチャート
である。
【図11】公衆電話から投票した場合のシーケンスフロ
ーチャートである。
【図12】他人の家の電話から投票した場合のフローチ
ャートである。
【図13】他人の家の電話から投票した場合のシーケン
スフローチャートである。
【図14】自宅の電話から2回目の投票を行った場合の
フローチャートである。
【図15】自宅の電話から2回目の投票を行った場合の
シーケンスフローチャートである。
【図16】自宅の電話から投票を行って暗証番号が不一
致であった場合のフローチャート(その1)である。
【図17】自宅の電話から投票を行って暗証番号が不一
致であった場合のフローチャート(その2)である。
【図18】自宅の電話から投票を行って暗証番号が不一
致であった場合のシーケンスフローチャートである。
【図19】第2実施例のシーケンスフローチャートであ
る。
【図20】アナウンス対応表である。
【符号の説明】
1 交換機 2 個人データ用データベース 3 集計用データベース 4 電話端末装置 11 音声指示手段 12 受け付け手段 13 検索手段 14 未投票/投票済判別手段 15 集計手段 16 未投票/投票済情報書き換え手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 仁司 神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目9番18 号 富士通コミュニケーション・システム ズ株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換機と、 有権者の投票者番号と有権者により予め設定された暗証
    番号とに対応させて該有権者が未投票か、それとも投票
    済かを示す未投票/投票済情報を記憶した個人データ用
    データベースと、 投票の集計結果を記憶する集計用データベースと、 前記交換機に接続された複数の電話端末装置とからな
    り、 前記交換機が、 有権者に対して音声により投票の入力手順を指示する音
    声指示手段と、 この音声指示手段の指示に従って電話端末装置から電話
    回線を介して入力される前記有権者の投票者番号及び暗
    証番号を受け付る受け付け手段と、 この受け付け手段で受け付けられた投票者番号及び暗証
    番号が、前記個人データ用データベースに記憶されてい
    るか否かを検索する検索手段と、 この検索手段によって、入力された投票者番号及び暗証
    番号と一致する投票者番号及び暗証番号が、前記個人デ
    ータ用データベースから検索された場合に、該投票者番
    号に対応して記憶されている未投票/投票済情報が未投
    票であることを示す情報であるか否かを判別する未投票
    /投票済判別手段と、 この未投票/投票済判別手段によって前記有権者が未投
    票であると判別され、前記受け付け手段が前記有権者に
    よる特定の立候補者を指定する入力を受け付けた場合
    に、指定された立候補者の得票として前記集計データベ
    ースに書き込む集計手段と、 投票を行った有権者の前記未投票/投票済情報を投票済
    であることを示す情報に書き換える未投票/投票済情報
    書き換え手段とを有することを特徴とする電話回線を利
    用した選挙投票システム。
  2. 【請求項2】 前記集計用データベースを複数の交換機
    で共有することを特徴とする請求項1記載の電話回線を
    利用した選挙投票システム。
  3. 【請求項3】 前記個人データ用データベース及び集計
    用データを複数の交換機で共有することを特徴とする請
    求項1記載の電話回線を利用した選挙投票システム。
  4. 【請求項4】 前記受け付け手段は、有権者が使用した
    電話端末装置の加入者番号から使用された電話端末装置
    が有権者の自宅の電話端末装置か、それ以外の電話端末
    装置かを判別し、自宅の電話端末装置から投票が行われ
    た場合のみ投票を受け付けることを特徴とする請求項1
    記載の電話回線を利用した選挙投票システム。
  5. 【請求項5】 前記有権者が立候補者を指定した後、前
    記音声指示手段により該有権者が指定した立候補者を確
    認をする音声ガイダンスを行った後、予め定められた時
    間内に該有権者からの確認した旨の応答を受け取らなか
    った場合には、投票を無効とし、呼を開放する制御を行
    う制御手段を、さらに有することを特徴とする請求項1
    記載の電話回線を利用した選挙投票システム。
  6. 【請求項6】 前記個人データ用データベースには、個
    々の電話端末装置に割り当てられる加入者電話番号と、
    有権者に固有に与えられる投票者番号と、該有権者が未
    投票か、それとも投票済かを示す未投票/投票済情報
    と、有権者が設定する暗証番号とが登録された投票者登
    録表が複数記憶されていることを特徴とする請求項1記
    載の電話回線を利用した選挙投票システム。
  7. 【請求項7】 前記投票者登録表に該投票者登録表が書
    き込み、あるいは読み出し中か否かを示すフラグを設
    け、該フラグがセットされているときには、該投票者登
    録表に対して書き込み、あるいは読み出しを行えないよ
    うにしたことを特徴とする請求項6記載の電話回線を利
    用した選挙投票システム。
  8. 【請求項8】 前記投票者登録表は、1つの加入者番号
    にたいして複数の投票者番号が登録可能であることを特
    徴とする請求項6記載の電話回線を利用した選挙投票シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 交換機と、 有権者の投票者番号と該有権者により予め設定された暗
    証番号とに対応させて該有権者が未投票か、それとも投
    票済かを示す未投票/投票済情報を記憶した個人データ
    用データベースと、 投票の集計結果を記憶する集計用データベースと、 前記交換機に接続された複数の電話端末装置とからな
    り、 前記交換機が、 前記有権者に対して音声により投票の入力手順を指示す
    る音声指示手段と、 前記有権者が使用した電話端末装置の加入者番号から該
    電話端末装置が在宅電話か否かを判別し、在宅電話であ
    った場合に、前記音声指示手段の指示に従って入力され
    る該有権者の投票者番号を受け付る受け付け手段と、 この受け付け手段で受け付けられた投票者番号が、前記
    個人データ用データベースに前記電話端末装置の加入者
    番号に対応して記憶されているか否かを検索する検索手
    段と、 この検索手段によって、入力された投票者番号と一致す
    る投票者番号が前記個人データ用データベースから検索
    された場合に、該投票者番号に対応して記憶されている
    未投票/投票済情報が未投票であることを示す情報であ
    るか否かを判別する未投票/投票済判別手段と、 この未投票/投票済判別手段によって前記有権者が未投
    票であると判別され、前記受け付け手段が前記有権者に
    よる特定の立候補者を指定する入力を受け付けた場合
    に、指定された立候補者の得票として前記集計データベ
    ースに書き込む集計手段と、 投票を行った有権者の前記未投票/投票済情報を投票済
    であることを示す情報に書き換える未投票/投票済情報
    書き換え手段とを有することを特徴とする電話回線を利
    用した選挙投票システム。
  10. 【請求項10】 交換機と、 有権者の投票者番号及び暗証番号に対応させて該有権者
    が未投票か、それとも投票済かを示す未投票/投票済情
    報を記憶した個人データ用データベースと、 投票の集計結果を記憶する集計用データベースと、 前記個人データ用データベース及び集計用データベース
    を管理するデータベースセンタと、 前記交換機に電話回線を介して接続された複数の電話端
    末装置とからなり、 前記交換機が、 前記有権者に対して音声により投票の入力手順を指示す
    る音声指示手段と、 この音声指示手段の指示に従って電話端末装置から電話
    回線を介して入力される前記有権者の投票者番号及び暗
    証番号を受け付る受け付け手段と、 この受け付け手段で受け付けた前記有権者の投票者番号
    及び暗証番号を前記データベースセンタに送出する投票
    者番号及び暗証番号送出手段と、 前記データベースセンタから、前記有権者の投票者番号
    及び暗証番号と一致する投票者番号及び暗証番号が前記
    個人データ用データベースに記憶されていて、かつ該有
    権者が未投票であると通知され、かつ前記受け付け手段
    が該有権者による特定の立候補者を指定する入力を受け
    付けた場合に、指定された立候補者を指す候補者データ
    を前記データベースセンタに送出する候補者データ送出
    手段とを有し、 前記データベースセンタが、 前記交換機から通知された投票者番号及び暗証番号が、
    前記個人データ用データベースに記憶されているか否か
    を検索する検索手段と、 この検索手段によって、前記交換機から通知された投票
    者番号及び暗証番号と一致する投票者番号及び暗証番号
    が前記個人データ用データベースから検索された場合
    に、該投票者番号に対応して記憶されている未投票/投
    票済情報から、前記有権者が未投票か否かを判別し、そ
    の判別結果を前記交換機に通知する未投票/投票済判別
    手段と、 前記交換機から前記候補者データが送られてきたとき、
    該候補者データの指す立候補者の得票として前記集計用
    データベースに書き込む集計手段と、 投票を行った前記有権者の前記未投票/投票済情報を投
    票済であることを示す情報に書き換える未投票/投票済
    情報書き換え手段とを有することを特徴とする電話回線
    を利用した選挙投票システム。
  11. 【請求項11】 有権者の暗証番号及び投票者番号に対
    応させて該有権者が未投票か、それとも投票済かを示す
    未投票/投票済情報を個人データ用データベースに記憶
    させ、 投票の集計結果を集計用データベースに記憶させ、 交換機から有権者に対して音声により投票の入力手順を
    指示し、 この音声による入力指示に従って電話端末装置から電話
    回線を介して入力される前記有権者の投票者番号及び暗
    証番号を受け付け、 入力された投票者番号及び暗証番号が前記個人データ用
    データベースに記憶されているか否かを検索し、 入力された投票者番号及び暗証番号と一致する投票者番
    号及び暗証番号が、前記個人データ用データベースに記
    憶されている場合に、該投票者番号及び暗証番号に対応
    して記憶されている未投票/投票済情報が未投票である
    ことを示す情報か否かを判別し、 未投票/投票済情報が未投票であることを示す情報であ
    ると判別した場合に、前記有権者による特定の立候補者
    を指定する入力を受け付け、 前記有権者が指定した立候補者の得票として前記集計用
    データベースに書き込み、 投票を行った有権者の前記未投票/投票済情報を投票済
    であることを示す情報に書き換えることを特徴とする電
    話回線を利用した選挙投票方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1021311A (ja) * 1996-06-28 1998-01-23 Nec Corp 音声認識によるテレ・ボーティング装置
US6516058B1 (en) 1997-12-12 2003-02-04 Nec Corporation Voice network access system
JP2008109658A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Research In Motion Ltd 無線デバイスにおいて、特定のネットワーク識別子を格納する装置、および関連方法

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