JPH09307649A - 電話転送システム - Google Patents

電話転送システム

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JPH09307649A
JPH09307649A JP12337096A JP12337096A JPH09307649A JP H09307649 A JPH09307649 A JP H09307649A JP 12337096 A JP12337096 A JP 12337096A JP 12337096 A JP12337096 A JP 12337096A JP H09307649 A JPH09307649 A JP H09307649A
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room
telephone
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individual
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JP12337096A
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Inventor
Masashi Kuno
久野雅司
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定の個人に電話を掛ける際に、その個人の
最寄りの電話機に確実に電話を掛けることが可能な電話
転送システムを提供することである。 【解決手段】 構内交換機1は個人を識別する個人番号
と、各部屋の電話番号を対応づけて記憶し、電話機4か
ら個人番号が送信された場合は、その個人番号に対応し
た電話番号に該当する電話機4と接続する。さらに、入
退室管理装置5は入退室する個人を識別し、その個人の
個人番号と部屋の電話番号を構内交換機1に送信し、構
内交換機1はそれに基づき個人番号と電話番号の対応関
係を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、企業、役所等にお
いて、電話の転送が可能な電話転送システムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、企業、役所等に用いられる電話転
送システムでは、特定の人に電話を掛ける際には、予め
電話帳等により電話番号を検索し、その電話番号に基づ
いて電話を掛け、電話の受信者にその特定の人の呼び出
しを依頼していた。
【0003】しかしながら、従来の電話転送システムで
は、相手方に電話を掛けた際に相手方が不在であれば、
電話の受信者に伝言を依頼したり、相手方の所在地へ電
話の転送を依頼したり、または時間を置いて電話を掛け
直す等の手間がかかり、電話を掛ける人のみならず、電
話の受信者にとっても時間の無駄となっており、業務に
支障が生じていた。
【0004】そのため、相手方の所在する場所に電話を
掛けることが可能な電話転送システムが開発されてい
る。その中には特開平4−180495号公報に示され
るように、個人毎に番号が割り振られたIDカードを常
に個人が携帯し、その個人は仕事をする最寄りの電話機
にこのIDカードを挿入する。構内交換機は、IDカー
ドの設置状況をもとに構内の電話機の接続を管理し、個
人宛ての電話がIDカードを挿入した電話機に掛かるよ
うにしていた。
【0005】また、入退出を管理する装置として、特開
平5−233896号公報に開示された入退出管理装置
があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平4−180495号公報に示された電話転送システ
ムといえども、最寄りの電話機にIDカードを挿入する
方法がとられており、IDカードを挿入し忘れる虞があ
り、すると、そのIDカードの所有者宛の電話が全く転
送できなくなる。また、IDカードを挿入したままにし
てしまう恐れもあり、すると、そのIDカードの所有者
宛の電話が、その人が所在しない場所の電話に転送され
てしまい、時間の無駄となっていた。
【0007】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、個人の所在地を正しく把握し
て、個人宛ての電話をその人が在室している部屋の電話
機に確実に転送でるようにし、電話の応対に時間の無駄
を省き、業務に支障が生じない電話転送システムを提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に記載の電話転送システムは、構内の各部
屋に設置される電話機と、構内の電話機同士の接続ある
いは構内の電話機と外部電話回線との接続を管理する構
内交換機と、その構内交換機と構内の電話機とを接続す
る構内電話回線とから構成され、特に、前記部屋の入退
室者を識別する入退室者識別手段と、前記入退室者識別
手段による入退室者の識別結果に基づき、各個人の所在
する部屋を判別する所在地判別手段と、各個人宛ての電
話を、前記所在地判別手段によって判別された各個人の
所在する部屋の電話へ転送する転送手段とを備えてい
る。
【0009】従って、この電話転送システムによれば、
入退出者識別手段は、前記部屋の入退出者を識別し、前
記所在地判別手段は、前記入退室者識別手段による入退
室者の識別結果に基づき、各個人の所在する部屋を判別
し、前記転送手段は、各個人宛ての電話を、前記所在地
判別手段によって判別された各個人の所在する部屋に設
置された電話機へ転送する。
【0010】また、請求項2に記載の電話転送システム
は、前記所在地判別手段によって判別された各個人の所
在する部屋を示す情報と、各個人を示す情報とを対応づ
けて記憶する所在地記憶手段をさらに備えている。従っ
て、前記転送手段は、前記所在地記憶手段に記憶された
各個人の所在する部屋を示す情報に基づき、各個人宛て
の電話を各個人の所在する部屋に設置された電話機へ転
送する。
【0011】また、請求項3に記載の電話転送システム
は、前記所在地記憶手段が、前記所在地判別手段によっ
て判別された各個人の所在する部屋を示す情報として、
その部屋に設置された電話機の電話番号を記憶するよう
に構成されている。
【0012】また、請求項4に記載の電話転送システム
は、前記入退室者識別手段における入退室者の識別結果
を記憶する入退室者記憶手段をさらに備えている。従っ
て、前記所在地判別手段は、前記入退室者記憶手段に記
憶されている入退室者の識別結果に基づき、各個人の所
在する部屋を判別する。
【0013】また、請求項5に記載の電話転送システム
は、前記部屋の入退室を許可された人を示す情報を記憶
する入退室許可者記憶手段と、前記入退室者識別手段に
より識別された入退室者を示す情報が、前記入退室許可
者記憶手段に記憶されていれば入退室を許可し、前記入
退室許可者記憶手段に記憶されていなければ入退室を許
可しない入退室制限手段とをさらに備えている。従っ
て、前記入退室者識別手段により識別された入退室者を
示す情報が、前記入退室許可者記憶手段に記憶されてい
れば入退室を許可し、前記入退室許可者記憶手段に記憶
されていなければ入退室を許可しないようにすることが
できる。
【0014】また、請求項6に記載の電話転送システム
によれば、前記入退室制限手段は、前記入退室者識別手
段により識別された入退室者を示す情報が、前記入退室
許可者記憶手段に記憶されていれば部屋の扉の錠を解錠
し、前記入退室許可者記憶手段に記憶されていなければ
部屋の扉の錠を解錠しない。
【0015】また、請求項7に記載の電話転送システム
は、各個人が携帯し、各個人毎の固有の情報を記憶する
個人情報記憶手段を有する個人情報記憶装置と、前記個
人情報記憶装置から各個人毎に固有の情報を取得する個
人情報取得手段とをさら備えている。従って、各個人が
携帯する個人情報記憶装置の個人情報記憶手段は、各個
人毎の固有の情報を記憶し、個人情報取得手段は、前記
個人情報記憶装置から各個人毎に固有の情報を取得し、
前記入退室者識別手段は、前記個人情報取得手段で取得
された各個人毎の固有の情報に基づき入退室者を識別す
る。
【0016】また、請求項8に記載の電話転送システム
によれば、前記入退室者識別手段は、各個人毎の固有の
身体的特徴に基づき入退室者を識別する。従って、部屋
への入退室者の識別を行って、個人の所在地を正しく把
握することができ、個人宛ての電話をその人が在室して
いる部屋の電話機に確実に転送することができる。
【0017】さらに、請求項9に記載の電話転送システ
ムによれば、前記入退室者識別手段は、各個人毎の固有
の筆跡に基づき入退室者を識別する。従って、部屋への
入退室者の識別を行って、個人の所在地を正しく把握す
ることができ、個人宛ての電話をその人が在室している
部屋の電話機に確実に転送することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0019】図1は本実施の形態の電話転送システムの
概略を示す図である。構内交換機1は、外部電話回線と
構内の電話機との接続、及び構内の電話機同士の接続を
制御する。外部回線2は、外部の電話回線と前記構内交
換機1とを接続する電話回線である。部屋A乃至Dの出
入り口には入退室管理装置5が設置されており、出入り
口の扉の錠は入退室管理装置5によって制御されるよう
になっている。また、入退室管理装置5は入退室管理回
線7を介して前記構内交換機1と接続されている。
【0020】本実施の形態においては、部屋A乃至Dの
4部屋があるものとする。通常、各個人は部屋Aに所在
してそれぞれの業務を行い、会議、応接等で時折、部屋
B乃至Dに所在するものとする。部屋A乃至Dにはそれ
ぞれ電話機4が1台宛設置されている。その各電話機4
は、音声の送受信を行い、電話番号及び個人番号を入力
するダイヤルまたはボタンを備えており、構内回線6を
介して構内交換機1と接続されている。
【0021】図2は構内交換機1の制御回路を表わすブ
ロック図である。前記構内交換機1は、CPU20と、
プログラムROM21と、データメモリ22と、接続部
23と、受信部24とを備えており、これ等はバス25
によって互いに接続されている。
【0022】前記CPU20は、本実施の形態における
構内交換機1の機能を実現するための制御を行うもので
ある。本実施の形態においては、各個人を示す情報とし
て、各個人毎に割り当てられた固有の番号(以下、個人
番号と称す)を用い、前記データベースメモリ21に
は、個人番号60と、電話番号61とが一対一で対応付
けられており、図4に示すような形態で記憶されてい
る。なお、データベースメモリ22が所在地記憶手段を
構成する。前記プログラムROM21には、CPU20
で行う制御を実施するためのプログラムが記憶されてい
る。接続部23は、外部回線2及び電話機4が接続され
ており、構内の電話機または外部電話回線から、電話番
号または個人番号を受信し、外部電話回線と構内の電話
機、及び、構内の電話機同士の接続を制御する。受信部
24は、入退室管理装置5と接続されており、入退室管
理装置5から送信される個人番号及び電話番号を受信す
る。
【0023】図3は入退室管理装置5の制御回路を表わ
すブロック図である。入退室管理装置5は、CPU41
と、プログラムROM42と、データメモリ43と、入
室用IDカード読み出し部44と、送信部45と、鍵制
御部46と、退室用IDカード読み出し部50とを備え
ており、これ等はバス47によって互いに接続されてい
る。前記CPU41は、本実施の形態における入退室管
理装置5の機能を実現するための制御を行うものであ
る。前記プログラムROM42には、CPU41で行う
制御を実施するためのプログラムが記憶されている。デ
ータメモリ43には、電話番号及び入退室を許可する人
の個人番号が記憶されている。なお、電話番号は部屋に
入室を許可した際に構内交換機1に送信する電話番号
(以下、入室電話番号と称す)と、部屋からの退室を許
可した際に構内交換機1に構内交換機に送信する電話番
号(以下、退室電話番号と称す)との2つの電話番号を
記憶している。なお、データメモリ43が入退室許可者
記憶手段を構成する。
【0024】部屋Aに設置された電話機の電話番号を4
000とし、以下、部屋Bのは4001、部屋Cのは4
002、部屋Dのは4003とする。部屋A乃至部屋D
から退室すると、通路であり、通路には電話機が設置さ
れておらず電話の受信ができない。そのため、通路に出
る際には、各個人が通常所在する部屋Aの電話番号を構
内交換機1に送信し、電話機が設置されていない場所に
所在する人宛ての電話は部屋Aに転送される。
【0025】つまり、部屋Aの出入り口に設置された入
退室管理装置5には、入室電話番号として4000が、
退室電話番号としては4000が記憶されている。以
下、部屋Bには入室電話番号として4001が、退室電
話番号としては4000が記憶されており、部屋Cには
入室電話番号として4002が、退室電話番号としては
4000が記憶されており、部屋Dには入室電話番号と
して4003が、退室電話番号としては4000が記憶
されている。
【0026】IDカード49には、各個人毎に割り当て
られた固有の番号としての個人番号が磁気によって記憶
されている。なお、IDカード49が個人情報記憶手段
を構成する。
【0027】入室用IDカード読み出し部44及び退室
用IDカード読み出し部50は、IDカード49に記憶
されている個人番号を読み出す。本実施の形態における
電話転送システムの利用者はIDカード49を常時携帯
しており、部屋に入室する際には入室用IDカード読み
出し部44にIDカード49を読み取らせ、部屋から退
室する際には退室用IDカード読み出し部50にIDカ
ード49を読み取らせる。なお、入室用IDカード読み
出し部44及びび退室用IDカード読み出し部50が個
人情報取得手段を構成する。
【0028】送信部45は、個人番号と、データメモリ
43に記憶されている電話番号とを構内交換機3に送信
する。
【0029】錠制御部46は、CPU41の指示に基づ
き扉の錠48の解錠・施錠を制御する。なお、錠制御部
46と錠48が入退室制限手段を構成する。
【0030】電話を接続する処理について図5のフロー
チャートを用いて説明する。個人番号が12345の人
に電話を掛ける処理について説明する。
【0031】ステップ100(以下、ステップをSと略
称する)にて、電話の使用者が電話機4より構内交換機
1へ電話番号或いは個人番号を送信する。本実施の形態
では12345を構内交換機1へ送信する。
【0032】S101にて、構内交換機が電話機によっ
て電話番号或いは個人番号を受信する。S102にて、
構内交換機が電話番号か個人番号かを判別する。電話番
号ならばS103へ進み、個人番号ならばS105へ進
む。本実施の形態では個人番号を5桁、電話番号を4桁
としており、桁数の違いで個人番号か、電話番号かを判
別し、12345と5桁なので、これは個人番号と判別
されるのでS105へ進む。
【0033】S103にて、構内交換機に電話番号を送
信してきた電話機と、その電話番号に該当する電話機と
を接続し、このフローチャートを終了する。
【0034】S104にて、データベースメモリ21に
おいて、S101で受信した個人番号に対応した電話番
号を検索する。本実施の形態では、個人番号が1234
5であるので電話番号は4000となる。
【0035】S105にて、構内交換機1に個人番号を
送信してきた電話機と、S104で検索された電話番号
に該当する電話機とを接続し、このフローチャートを終
了する。なお、S105の処理が転送手段を構成する。
本実施の形態では、電話番号が4000の電話機は部屋
Aに設置された電話機なので、その電話機と構内交換機
に個人番号を送信してきた電話機とを接続する。
【0036】部屋に入室或いは退室する際の処理につい
て、図6のフローチャートを用いて説明する。
【0037】先ず始めに、入退室管理装置5にて処理さ
れる。
【0038】S120にて、入室用IDカード読み出し
部44でIDカード49から個人番号を読み取る。ま
た、退室の場合は、退室用IDカード読み出し部50で
IDカード49から個人番号を読み取る。なお、S12
0の処理が入退室者識別手段を構成する。
【0039】S121にて、S120で読み取った個人
番号が、データメモリ43に記憶されているか否かを判
別する。記憶されていれば、その個人番号は入室、或い
は退室が許可されている人のものであり、S122へ進
む。記憶されていないならば、その個人番号は入室、或
いは退室が許可されていない人のものであり、このフロ
ーチャートを終了する。
【0040】S122にて、錠制御部46が錠48を解
錠する。
【0041】S123にて、入室か退室かを判別する。
入室ならばS124へ、退室ならばS125へ進む。
【0042】S124にて、S120で読み取った個人
番号と、データメモリ43に記憶されている入室電話番
号を送信部45が構内交換機3へ送信しS126へ進
む。部屋Bに入室するならば4001を送信する。
【0043】S125にて、S120で読み取った個人
番号と、データメモリ43に記憶されている退室電話番
号を送信部45が構内交換機3へ送信しS126へ進
む。部屋Bから退室するならば2000を送信する。
【0044】以下の処理は、構内交換機3にて処理され
る。
【0045】S126にて、受信部24が個人番号及び
電話番号を受信する。
【0046】S127にて、データベースメモリ23中
で、受信した個人番号に対応する電話番号を、受信した
電話番号に変更し、このフローチャートを終了する。
【0047】なお、S127の処理が所在地判別手段を
構成する。
【0048】また、本実施の形態では、入室が許可され
ていないにも拘らず、入室が可能な場合が存在する。そ
れは、ある人が入室した後に扉を閉めずにいた場合や、
扉が閉まる前に入室する場合のように解錠を要しない場
合である。本実施の形態では、その場合に備えて、部屋
から退室する際にも退室が許可されている否かを判別し
たが、部屋から退室する際には、退室が許可されている
か否かに拘らず扉の鍵を解錠してもよい。
【0049】また、本実施の形態では、通路に電話機が
ないので通路に出る際には、通常所在する部屋Aの電話
番号を構内交換機1へ送信したが、電話が存在しない場
所へ各個人が出る場合に、構内交換機1へ送信する電話
番号を各個人毎に記憶していてもよい。
【0050】また、本実施の形態では、IDカード49
は磁気を用いてデータを記憶する磁気カードを用いた
が、ICカード、バーコードで個人情報を記録したカー
ド等、個人情報を記憶することができ、且つ個人情報の
読み取りが可能ならばどのような手段でもよい。
【0051】また、S121にて入退室が許可されてい
ない人と判別された場合に、警告音を鳴らしてもよい。
【0052】また、本実施の形態では、IDカード49
に個人番号を記憶して個人を識別したが、指紋の照合、
筆跡の照合、顔の照合等によって個人を識別してもよ
い。
【0053】例えば、前記指紋の場合、部屋の扉の付近
に、個人の指紋を読み取る装置を備え、その装置によっ
て読み取られた個人の指紋と、予め個人データとしてデ
ータメモリに記憶してある個人の指紋とを比較照合し
て、個人を識別するように構成する。また、前記筆跡の
場合、部屋の扉の付近に、個人のサインの筆跡を読み取
ってデータ化する装置を備え、その装置によって読み取
った個人のサインの筆跡と、予め個人データとしてデー
タメモリに記憶してある個人のサインの筆跡とをその特
徴部分等について比較照合することにより、個人を識別
するように構成する。また、前記顔の場合、部屋の扉の
付近に、個人の顔を撮影するカメラ等の撮影装置を備
え、その撮影装置によって撮影された個人の顔と、予め
個人データとしてデータメモリに記憶してある個人の顔
とをその特徴部分等について比較照合することにより、
個人を識別するように構成する。さらに、その外、個人
の遺伝子等を個人の識別の対象とすることもできる。
【0054】また、本実施の形態では、各個人の所在す
る部屋の電話番号をデータベースメモリ23に記憶した
が、各部屋の入退室者の識別結果をデータベースメモリ
23に記憶しておき、各個人宛の電話が掛かってきた際
には、その識別結果から各個人の所在する部屋を判別
し、その部屋の電話機に電話を転送してもよい。
【0055】また、本実施の形態では、個人を識別する
ために各個人に割り振られた固有の個人番号を用いた
が、個人の氏名を用いてもよい。
【0056】また、データベースメモリ23には個人番
号と、その個人の所在する部屋の電話番号が記憶されて
いるため、この個人番号と電話番号の対応関係をディス
プレイ等に出力することにより、個人の所在地の確認が
可能となる。
【0057】また、本実施の形態では、扉の錠の開閉に
よって入退室制限手段を構成したが、警告音を発するこ
とで入退室を制限しても良い。
【0058】また、本実施の形態では、入退室管理装置
は、管理している部屋の電話の電話番号を構内交換機に
送信したが、部屋に2つ以上の電話が存在し、且つ、2
つ以上の電話番号が割り当てられている場合には、個人
を識別するための情報に応じて送信する電話番号を変え
てもよい。
【0059】また、本実施の形態では、退室用に部屋の
外に設置された電話機の電話番号を記憶したが、部屋の
外に電話機が設置されていない場合は、予め定められた
電話機の電話番号を記憶してもよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の請求項1に記載の電話転送システムによれば、部
屋の入退室者を識別する入退室者識別手段と、前記入退
室者識別手段による入退室者の識別結果に基づき、各個
人の所在する部屋を判別する所在地判別手段と、各個人
宛ての電話を、前記所在地判別手段によって判別された
各個人の所在する部屋の電話へ転送する転送手段とを備
えているので、個人が部屋を入退室して個人の所在地が
変更しても、その個人の所在地を常に正しく把握して、
その個人宛ての電話はその人が在室している部屋の電話
機に確実に転送することができ、電話の転送に要する時
間の無駄を省くことができる。
【0061】また、請求項2に記載の電話転送システム
によれば、前記所在地判別手段によって判別された各個
人の所在する部屋を示す情報と、各個人を示す情報とを
対応づけて記憶する所在地記憶手段を備えているので、
個人の所在地を一層正しく把握して、その個人宛ての電
話をその人が在室している部屋の電話機に確実に転送す
ることができる。
【0062】また、請求項3に記載の電話転送システム
によれば、前記所在地記憶手段は、前記所在地判別手段
によって判別された各個人の所在する部屋を示す情報と
して、その部屋に設置された電話機の電話番号を記憶す
るように構成したものであるため、個人の所在する部屋
を容易、且つ正しく把握することができ、個人宛ての電
話をその人が在室している部屋の電話機に確実に転送す
ることができる。
【0063】また、請求項4に記載の電話転送システム
によれば、前記入退室者識別手段における入退室者の識
別結果を記憶する入退室者記憶手段を備えているので、
個人を正確に識別して、その個人宛ての電話をその人が
在室している部屋の電話機に確実に転送することができ
る。
【0064】また、請求項5に記載の電話転送システム
によれば、前記部屋の入退室を許可された人を示す情報
を記憶する入退室許可者記憶手段と、前記入退室者識別
手段により識別された入退室者を示す情報が、前記入退
室許可者記憶手段に記憶されていれば入退室を許可し、
前記入退室許可者記憶手段に記憶されていなければ入退
室を許可しない入退室制限手段とを備えているので、特
に、各個人の部屋への入退室を制限することができ、セ
キュリティの向上を図ることができる。また、個人の所
在する部屋を正しく把握して、その個人宛ての電話をそ
の人が在室している部屋の電話機に確実に転送すること
ができる。
【0065】また、請求項6に記載の電話転送システム
によれば、前記入退室制限手段は、前記入退室者識別手
段により識別された入退室者を示す情報が、前記入退室
許可者記憶手段に記憶されていれば部屋の扉の錠を解錠
し、同情報が前記入退室許可者記憶手段に記憶されてい
なければ部屋の扉の錠を解錠しないように構成したもの
である。従って、部屋への入室が許可されていない限り
その部屋の扉が開けられないので、セキュリティの向上
を図ることができる。また、個人の所在する部屋を正し
く把握して、その個人宛ての電話をその人が在室してい
る部屋の電話機に確実に転送することができる。
【0066】また、請求項7に記載の電話転送システム
によれば、各個人が携帯し、各個人毎の固有の情報を記
憶する個人情報記憶手段を有する個人情報記憶装置と、
前記個人情報記憶装置から各個人毎に固有の情報を取得
する個人情報取得手段とを備えているので、各個人毎に
記憶された固有の情報に基づいて、入退室者の識別を正
確に行いつつ、その個人の所在地を正しく把握すること
ができ、個人宛ての電話をその人が在室している部屋の
電話機に確実に転送することができる。
【0067】また、請求項8に記載の電話転送システム
によれば、前記入退室者識別手段は、各個人毎の固有の
身体的特徴に基づき入退室者を識別するように構成され
ているので、部屋への入退室者の識別を常に正確に行う
ことができ、これに基づいて個人の所在地を正しく把握
して、その個人宛ての電話をその人が在室している部屋
の電話機に確実に転送することができる。また、セキュ
リティの向上を図ることもできる。
【0068】また、請求項9に記載の電話転送システム
によれば、前記入退室者識別手段は、各個人毎の固有の
筆跡に基づき入退室者を識別するように構成されている
ので、部屋への入退室者の識別を常に正確に行うことが
でき、これに基づいて個人の所在地を正しく把握して、
その個人宛ての電話をその人が在室している部屋の電話
機に確実に転送することができる。また、セキュリティ
の向上を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電話転送システムの概略を示す図である。
【図2】構内交換機を実現する制御回路のブロック図で
ある。
【図3】入退室管理装置を実現する制御回路のブロック
図である。
【図4】構内交換機のデータベースメモリの構造を示す
図である。
【図5】電話転送システムにおいて、電話をかける際の
処理を示すフローチャートである。
【図6】電話転送システムにおいて、IDカードを入退
室管理装置に読ませた際の処理を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 構内交換機 2 外部電話回線 4 電話機 5 入退室管理装置 6 構内電話回線 7 入退室管理回線 20 CPU 21 プログラムROM 22 データベースメモリ 23 接続部 24 受信部 41 CPU 42 プログラムROM 43 データメモリ 44 入室用カード読み出し部 45 送信部 46 錠制御部 48 錠 49 IDカード 50 退室用カード読み出し部 60 個人番号 61 電話番号

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構内の各部屋に設置される電話機と、構
    内の電話機同士の接続あるいは構内の電話機と外部電話
    回線との接続を管理する構内交換機と、その構内交換機
    と構内の電話機とを接続する構内電話回線とから構成さ
    れる電話転送システムにおいて、 前記部屋の入退室者を識別する入退室者識別手段と、 前記入退室者識別手段による入退室者の識別結果に基づ
    き、各個人の所在する部屋を判別する所在地判別手段
    と、 各個人宛ての電話を、前記所在地判別手段によって判別
    された各個人の所在する部屋の電話へ転送する転送手段
    とを備えたことを特徴とする電話転送システム。
  2. 【請求項2】 前記所在地判別手段によって判別された
    各個人の所在する部屋を示す情報と、各個人を示す情報
    とを対応づけて記憶する所在地記憶手段をさらに備え、 前記転送手段は、前記所在地記憶手段に記憶された各個
    人の所在する部屋を示す情報に基づき、各個人宛ての電
    話を各個人の所在する部屋に設置された電話機へ転送す
    ることを特徴とする請求項1に記載の電話転送システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記所在地記憶手段は、前記所在地判別
    手段によって判別された各個人の所在する部屋を示す情
    報として、その部屋に設置された電話機の電話番号を記
    憶することを特徴とする請求項2に記載の電話転送シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記入退室者識別手段による入退室者の
    識別結果を記憶する入退室者記憶手段をさらに備え、 前記所在地判別手段は、前記入退室者記憶手段に記憶さ
    れている入退室者の識別結果に基づき、各個人の所在す
    る部屋を判別することを特徴とする請求項1に記載の電
    話転送システム。
  5. 【請求項5】 前記部屋の入退室を許可された人を示す
    情報を記憶する入退室許可者記憶手段と、 前記入退室者識別手段により識別された入退室者を示す
    情報が、前記入退室許可者記憶手段に記憶されていれば
    入退室を許可し、前記入退室許可者記憶手段に記憶され
    ていなければ入退室を許可しない入退室制限手段とをさ
    らに備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    に記載の電話転送システム。
  6. 【請求項6】 前記入退室制限手段は、前記入退室者識
    別手段により識別された入退室者を示す情報が、前記入
    退室許可者記憶手段に記憶されていれば部屋の扉の錠を
    解錠し、前記入退室許可者記憶手段に記憶されていなけ
    れば部屋の扉の錠を解錠しないことを特徴とする請求項
    5に記載の電話転送システム。
  7. 【請求項7】 各個人が携帯し、各個人毎の固有の情報
    を記憶する個人情報記憶手段を有する個人情報記憶装置
    と、 前記個人情報記憶装置から各個人毎に固有の情報を取得
    する個人情報取得手段とをさら備え、 前記入退室者識別手段は、前記個人情報取得手段で取得
    された各個人毎の固有の情報に基づき入退室者を識別す
    ることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の
    電話転送システム。
  8. 【請求項8】 前記入退室者識別手段は、各個人毎の固
    有の身体的特徴に基づき入退室者を識別することを特徴
    とする請求項1乃至6のいずれかに記載の電話転送シス
    テム。
  9. 【請求項9】 前記入退室者識別手段は、各個人毎の固
    有の筆跡に基づき入退室者を識別することを特徴とする
    請求項1乃至6のいずれかに記載の電話転送システム。
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