JPH08137229A - 電子写真装置のトナー補給機構 - Google Patents

電子写真装置のトナー補給機構

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JPH08137229A
JPH08137229A JP6277636A JP27763694A JPH08137229A JP H08137229 A JPH08137229 A JP H08137229A JP 6277636 A JP6277636 A JP 6277636A JP 27763694 A JP27763694 A JP 27763694A JP H08137229 A JPH08137229 A JP H08137229A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ネジ蓋式のトナーホッパにトナーを補給する
場合でも、トナーカートリッジの着脱時に発生しがちな
トナー漏れを防止できるようにする。 【構成】 トナーカートリッジ7を逆さまにしても、供
給口73は弁72によって閉塞されているので、トナー
こぼれは生じない。次に、トナーカートリッジ7が、ト
ナーホッパ5にねじ込まれると、トナーホッパ内5の弁
規制片53,53がトナーカートリッジ7内のコイルバ
ネ74の付勢力に抗して、弁72を押し上げ、供給口7
3を開放させる。この結果、トナー6は、トナーカート
リッジ7からトナーホッパ5に供給される。トナー補給
後、螺合を解くにつれて、弁規制片53,53によって
押し上げられていた弁72は、コイルバネ74の付勢力
によって押し下げられて、再び、供給口73を閉塞す
る。したがって、たとえ、トナー6が残っていても、ト
ナー落ちは生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーザプリンタやカ
ールソン式複写機等の電子写真装置において、トナーカ
ートリッジから現像装置のトナーホッパへとトナーを補
給するトナー補給機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の現像装置では、トナーホ
ッパ内のトナーがなくなると、新しいトナーカートリッ
ジからトナーを補給しなければならない。この場合のト
ナー補給機構としては、様々の方式のものが提案されて
いるが、装置をできるだけ小型化する観点から、用紙搬
送路等の邪魔にならないように、トナー補給後、空にな
ったトナーカートリッジを装置外に取り除いてから装置
の運転を再開させる方式のものが存在する。
【0003】ところで、従来のトナーカートリッジは、
その開口部がアルミ箔等のシールによって密閉されてお
り、トナーホッパへのトナーの補給は、開口部を塞いで
いるシールを手で剥してから行っていた。したがって、
シールを剥した後は、トナーカートリッジを注意深く取
り扱わないと、開口部からトナーをこぼす畏れがあっ
た。もし、トナーをこぼすと、手や衣服等を汚したり、
装置内にトナーが飛散してしまう。また、トナーカート
リッジをトナーホッパから引き抜く際にも、トナーホッ
パから離れた直後には、いまだトナーカートリッジの開
口部は下向きになっているので、注意深く処理しない
と、カートリッジ内のトナーの残滓が開口部から飛散
し、操作者や装置内を汚す畏れがあった。
【0004】この状態を解消するものとして、特開昭6
3−178271号公報に、常時はトナーの排出を阻止
する回転蓋をトナーカートリッジの開口部に設けると共
に、トナーホッパの上部開口面の長手方向左右縁端部に
設けられた一対のガイドレールに沿ってトナーカートリ
ッジが水平方向からスライドしてトナーホッパに装着さ
れるようになっていて、挿着時のスライドの進行に伴っ
て、回転蓋が回転して、カートリッジ内のトナーがトナ
ーホッパ内に流れ込むようにしたトナー補給機構が提案
されている。このトナー補給機構では、トナーカートリ
ッジのトナーホッパからの取り外しは、トナーカートリ
ッジがトナーホッパから離れる方向にこのトナーカート
リッジをスライドさせて行う。このとき、スライドの進
行に伴って、回転蓋が逆方向に回転し、トナーカートリ
ッジ内のトナーの残滓の排出が阻止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載のトナー補給機構は、上述したように、トナーカ
ートリッジの着脱が水平方向からのスライドで行われる
ものであるため、装置の上方からトナーカートリッジを
出し入れしようとすれば、ストロークのための余分なス
ペースが必要であり、したがって、クリアランスのない
小型電子写真装置には不向きである。また、トナー補給
後、空になったトナーカートリッジを装置外に取り除い
てから装置の運転を再開させる方式のものには、常時
は、トナーホッパの開口部(トナー流入口)に蓋を被せ
る必要がある。この場合の蓋としては、簡易なネジ蓋や
弾性キャップ等で充分であり、このようなネジ蓋等で塞
がれるトナーホッパに、上述のスライド式のトナー補給
機構を採用するのは大変困難であり、装置構成の複雑化
を招くだけである。
【0006】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、ネジ蓋式、あるいは弾性キャップ式の開口部を
有するトナーホッパに対して、手や衣服や装置をトナー
で汚さない電子写真装置のトナー補給機構を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、トナーが流出する流出用開
口部を有し、該流出用開口部の外周面又は内周面が螺刻
されているトナーカートリッジと、トナーが流入する流
入用開口部を有し、該流入用開口部の内周面又は外周面
が螺刻されている現像装置のトナーホッパとを備え、上
記トナーカートリッジを上記トナーホッパにねじ込んで
取り付けてから上記トナーカートリッジ内のトナーを上
記トナーホッパに供給する電子装置のトナー補給機構で
あって、トナーカートリッジの内部には、常時は上記流
出用開口部を閉塞してトナーの排出を阻止する弁と、該
弁を上記流出用開口部の方向に付勢する付勢手段とが設
けられていると共に、上記トナーホッパの流入用開口部
には、上記トナーカートリッジがねじ込まれるに従っ
て、上記付勢手段に抗して上記弁を押し上げ、上記流出
用開口部を開放させる弁開閉具が設けられていることを
特徴としている。
【0008】また、請求項2記載の発明は、トナーが流
出する流出用開口部を有するトナーカートリッジと、上
記流出用開口部よりも広口のトナーが流入する流入用開
口部を有する現像装置のトナーホッパとを備え、上記ト
ナーカートリッジの流出用開口部を上記トナーホッパの
流入用開口部に差し込んで上記トナーホッパ内のトナー
を上記トナーホッパに供給する電子装置のトナー補給機
構であって、上記トナーカートリッジの内部には、常時
は上記流出用開口部を閉塞してトナーの排出を阻止する
弁と、該弁を上記流出用開口部の方向に付勢する付勢手
段とが設けられていると共に、上記トナーホッパの流入
用開口部には、上記トナーカートリッジの流出用開口部
が差し込まれるに従って、上記付勢手段に抗して上記弁
を押し上げ、上記流出用開口部を開放させる弁開閉具が
設けられていることを特徴としている。
【0009】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の電子写真装置のトナー補給機構であって、上
記付勢手段がバネ部材からなることを特徴としている。
【0010】また、請求項4記載の発明は、トナーが流
出する流出用開口部を有し、該流出用開口部の外周面又
は内周面が螺刻されているトナーカートリッジと、トナ
ーが流入する流入用開口部を有し、該流入用開口部の内
周面又は外周面が螺刻されている現像装置のトナーホッ
パとを備え、上記トナーカートリッジを上記トナーホッ
パにねじ込んで取り付けてから上記トナーカートリッジ
内のトナーを上記トナーホッパに供給する電子装置のト
ナー補給機構であって、上記トナーカートリッジの内部
には、使用前は上記流出用開口部を閉塞してトナーの排
出を阻止する転がり容易な形状の弁が設けられていると
共に、上記トナーホッパの流入用開口部には、上記トナ
ーカートリッジの流出用開口部が差し込まれるに従っ
て、上記付勢手段に抗して上記弁を押し上げ、上記流出
用開口部を開放させる弁開放具が設けられていることを
特徴としている。
【0011】また、請求項5記載の発明は、トナーが流
出する流出用開口部を有するトナーカートリッジと、上
記流出用開口部よりも広口のトナーが流入する流入用開
口部を有する現像装置のトナーホッパとを備え、上記ト
ナーカートリッジの流出用開口部を上記トナーホッパの
流入用開口部に差し込んで上記トナーホッパ内のトナー
を上記トナーホッパに供給する電子装置のトナー補給機
構であって、上記トナーカートリッジの内部には、使用
前は上記流出用開口部を閉塞してトナーの排出を阻止す
る転がり容易な形状の弁が設けられていると共に、上記
トナーホッパの流入用開口部には、上記トナーカートリ
ッジの流出用開口部が差し込まれるに従って、上記付勢
手段に抗して上記弁を押し上げ、上記流出用開口部を開
放させる弁開放具が設けられていることを特徴としてい
る。
【0012】
【作用】請求項1乃至3記載の構成では、トナーカート
リッジを逆さまにして流出用開口部を下向きにしても、
流出用開口部は弁によって閉塞されているので、トナー
こぼれは生じない。次に、トナーカートリッジが、トナ
ーホッパにねじ込まれると(あるいは差し込まれる
と)、トナーホッパ内の弁開閉具がトナーカートリッジ
内のバネ部材等の付勢手段に抗して、上記弁を押し上
げ、流出用開口部を開放させる。この結果、トナーは、
トナーカートリッジ内から排出され、トナーホッパ内に
供給される。トナー補給後、トナーカートリッジをトナ
ーホッパから除去する際には、螺合を解くにつれて(あ
るいは引き抜くにつれて)、トナーホッパ内の弁開放具
によって押し上げられていた弁は、トナーカートリッジ
内の付勢手段の付勢力によって押し下げられて、再び、
流出用開口部を閉塞する。したがって、たとえ、トナー
が残っていても、トナー落ちは生じない。
【0013】請求項4及び5記載の構成では、トナーカ
ートリッジ内の付勢手段を省略して構成の簡素化が図ら
れている。例えば、転がり易い形状に成形された弾力性
のある弁(例えば、球形のゴム弁)が、流出用開口部に
嵌合弾着して、あるいは、接着剤の助けを借りて、使用
前は、トナー漏れを起こさせない構造になっている。し
かし、トナーカートリッジが、トナーホッパにねじ込ま
れると(あるいは差し込まれると)、トナーホッパ内の
弁開閉具が、弾着力や接着力に打ち勝って、上記弁を押
し上げ、流出用開口部を開放させる。この結果、トナー
は、トナーカートリッジ内から排出され、トナーホッパ
内に供給される。トナー補給後、トナーカートリッジを
トナーホッパから除去する際には、螺合を解くにつれて
(あるいは引き抜くにつれて)、トナーホッパ内の弁開
放具によって押し上げられていた弁は、転がり易い形状
のものなので、転がって、流出用開口部を閉塞するの
で、この場合もトナー落ちは生じない。
【0014】
【実施例】次に、図面を参照してこの発明の実施例につ
いて説明する。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例であるトナー補給機構の
構成を示すと共にその動作を説明するための断面図、図
2は、同トナー補給機構を備えるレーザプリンタの全体
構成を示す図、また、図3は、同レーザプリンタの印字
部の構成、特に、トナー補給機構の構成を詳しく示す断
面図である。まず、レーザプリンタの概略構成について
簡単に説明する。上記レーザプリンタは、図2に示すよ
うに、トレイ11にセットされた記録紙を1枚ずつ捌い
て紙搬送路12に送り出す給紙ユニット1と、カールソ
ンプロセス(電子写真法)によって感光ドラム21上に
印字信号に基づくトナー像を形成し、次いで、このトナ
ー像を給紙ユニット1から送られてきた記録紙に転写さ
せる印字ユニット2と、記録紙に転写されたトナー像を
定着させる定着ユニット3とから概略なっている。
【0015】上記印字ユニット2は、図3に示すよう
に、外周面に光導電性材料を塗布して感光層とした感光
ドラム21と、感光ドラム21の外周面に沿ってそれぞ
れ配置された帯電ローラ22、露光装置23、現像装置
4、転写ローラ24及びクリーニング装置25から構成
されている。上記帯電ローラ22は、図示せぬ帯電用バ
イアス電源に接続された状態で、感光ドラム21の感光
面に圧接され、感光ドラム21の回転に伴い従動回転し
ながら、感光ドラム21の感光面を所定の極性・電位に
均一に帯電させる。露光装置23は、図示せぬ半導体レ
ーザやポリゴンミラー等からなり、帯電ローラ22によ
って一様に帯電された感光ドラム21の感光面に、図示
せぬ制御手段から出された印字信号に基づいて露光を行
い、感光面に静電潜像を形成する。
【0016】現像装置4は、トナーホッパ5、サプライ
ローラ41、現像ローラ42及び現像ブレード43を有
してなり、感光ドラム21上に形成された静電潜像をト
ナー6を用いて可視化する。トナーホッパ5はトナー6
を貯留する中空容器であり、側面にはトナー6をサプラ
イローラ41に供給するための現像開口部51が穿設さ
れている。トナーホッパ5内のトナー6は、現像開口部
51を経由して排出されると、サプライローラ41に担
持されて現像ローラ42に供給される。そして、現像ロ
ーラ42と現像ブレード43との間を通過する際に、薄
層化され、所定の極性(感光ドラムの帯電電位と同極
性)に摩擦帯電して、この後、感光ドラム21の表面に
接触させられる。現像ローラ42には、図示せぬ現像用
バイアス電源から所定の現像バイアスが印加されてお
り、この結果、現像ローラ42に担持されたトナーと感
光ドラム21との接触では、静電潜像、現像バイアス及
びトナーの電荷の間の静電作用により、感光ドラム21
の未露光部分(帯電部分)にはトナーが付着せず、露光
部分(無帯電部分)にはトナーが付着する。このように
して、感光ドラム21上に静電潜像に対応するトナー像
が形成される。転写ローラ24は、転写用バイアス電源
からトナーの帯電電位とは逆極性の転写電圧が印加さ
れ、給紙装置1から紙搬送路12に沿って供給されてき
た記録紙にトナー像を転写させる。また、クリーニング
装置25は、クリーニングブレード、除電部、廃トナー
収容部からなり、感光ドラム21に付着しているトナー
を掻き落とし、感光面を除電する。このように、トナー
6は消耗する。トナーホッパ5内のトナー6がなくなる
と、新しいトナーカートリッジ7からトナーを補給しな
ければならない。
【0017】次に、この例のトナー補給機構について説
明する。図1(a)は、この例のトナーカートリッジ7
の構成を示し、このトナーカートリッジ7は、トナー6
を充填したプラスチック製の容器本体71内にトナー6
を封止するための弁72と、この弁72を付勢して供給
口73を塞ぐコイルバネ74とを有してなっている。容
器本体71は、上部側(図では下部側)が漏斗形状に成
形され、その先細りの先端には上記供給口73が設けら
れている。この供給口73は短管形に形成され、外周面
には雄ねじ73aが螺刻されている。一方、容器本体7
1の底面(図では上面)中央では底が供給口73側に向
けて隆起して浅底とされ、この隆起部75には、さらに
供給口73側に向けて弁72の開閉動作(上下方向の動
作)を導くためのガイド棒76が一体的に突設されてい
る。なお、供給口73には、必要に応じて、さらに、外
側からネジ蓋で閉めるようにしても良い。上記弁72
は、ゴムやプラスチック等から一体的に形成され、供給
口73の管内に挿入される先端部72aと、供給口73
の内側端面に掛止されることで供給口73を塞ぐ閉塞部
72bと、ガイド棒76が挿入するスリーブ部72cと
から一体的に構成されている。このスリーブ部72cの
外周面には、リング状の段部が設けられていて、この段
部と容器本体71の隆起部75との間に、ガイド棒76
を軸にしてコイルバネ74が弁付勢手段としてセットさ
れている。なお、弁72の先端面は平面とされ、先端部
72aは、供給口73の管長と同程度か、それよりも幾
分短目に設定されている。
【0018】一方、トナーホッパ5の上面には、図3に
示すように、トナーカートリッジ7からトナー6の補給
を受けるための受け口52が設けられている。この受け
口52は、トナーホッパ5の上面から突出する短管から
なり、その内周面には、トナーカートリッジ7の供給口
73の雄ねじ73aと螺合可能な雌ねじ52aが螺刻さ
れている。なお、受け口52は、常時は図示せぬネジ蓋
で閉塞されている。ここで、受け口52の管内には、弁
72の進入を阻止するための一対の弁規制片53,53
が、下方から突出する状態に設けられている。弁規制片
53,53は、硬度のあるプラスチック片又は金属片か
らなり、受け口52の下部開口端を跨ぐ状態に架けられ
た支持片54によって支持固定され、先端は、受け口5
2の上部開口端の位置あるいはそれよりも幾分低い位置
にまで達している。なお、弁規制片53,53は、受け
口52の直断面に対して垂直に立設されているので、ト
ナー6の流入の妨げとならない。
【0019】上記構成において、トナー6の補給を行う
には、図1(a)に示すように、トナーカートリッジ7
を逆さまにして、下向きとなった供給口73をトナーホ
ッパ5の受け口52に近づける。このように、トナーカ
ートリッジ7を逆さまにしても、供給口73は、コイル
バネ74によって付勢された弁72によってきつく閉塞
されているので、トナーカートリッジ7内のトナー6は
こぼれ落ちない。次に、同図(b)に示すように、トナ
ーカートリッジ7を、トナーホッパ5にねじ込んで取り
付ける。このとき、トナーカートリッジ7の供給口73
をトナーホッパ5の受け口52にねじ込んでゆくに従っ
て、受け口52内に突出して存在する弁規制片53,5
3がトナーカートリッジ7内のコイルバネ74に抗し
て、弁72を押し上げてゆき、供給口73を開放させ
る。この結果、トナー6は、同図(b)に矢印で示すよ
うに、トナーカートリッジ7内から排出され、トナーホ
ッパ5内に供給される。トナー6の補給後は、トナーカ
ートリッジ7をトナーホッパ5から除去する。このと
き、螺合を解くにつれて、受け口52内の弁規制材5
3,53によって押し上げられていた弁72は、コイル
バネ74の付勢力によって徐々に押し下げられ、再び、
供給口73を閉塞する。したがって、トナーカートリッ
ジ7内にトナー残りがあっても、トナー落ちは生じな
い。
【0020】このように、上記構成によれば、受け口が
ネジ蓋式のトナーホッパにトナーを補給する場合でも、
トナーカートリッジの着脱時に発生しがちなトナー漏れ
を防止することができるので、手や衣服や装置を綺麗な
状態に保つことができる。それ故、プリンタの小型化の
推進に寄与できる。
【0021】◇第2実施例 図4は、この発明の第2実施例であるトナー補給機構の
構成を示すと共にその動作を説明するための断面図であ
る。この第2実施例では、弁の開放を、ねじ込み式(図
1)に代えて差し込み式で行うようにしている。それ
故、差し込みを容易にするために、図4(b)に示すよ
うに、トナーカートリッジ8の供給口81の外径が、ト
ナーホッパの受け口55の内径よりも小さく設定されて
いる。これに伴い、受け口55は、常時は図示せぬ弾性
キャップで閉塞される。これ以外の点では、上述の実施
例と同一であるので、図1と同一の構成部分には同一の
符号を付してその説明を省略する。この第2実施例の構
成では、図4(b)に示すように、トナーの補給時、ト
ナーカートリッジ8の供給口81をトナーホッパの受け
口55に差し込むにつれて、受け口55内に突出して存
在する弁規制片53,53がトナーカートリッジ8内の
コイルバネ74に抗して、弁72を押し上げてゆき、供
給口81を開放させる。この結果、トナー6は、同図
(b)に矢印で示すように、トナーカートリッジ8内か
ら排出され、トナーホッパ5内に供給される。それ故、
この第2実施例の構成によっても、上述の第1実施例と
略同様の効果を得ることができる。
【0022】◇第3実施例 図5は、この発明の第3実施例であるトナー補給機構の
構成を示すと共にその動作を説明するための断面図であ
る。この第3実施例では、コイルバネ74等の付勢手段
を廃して、プラスチックやゴム等を素材とする球状の弁
(以下、球弁という)91で、トナーカートリッジ9の
供給口92を閉塞するようにした点が上述の第1及び第
2実施例と相違している。この球弁91は、例えば、容
器本体93にトナー6を充填した後、供給口92の外側
から圧入して供給口92の管内に嵌合段着状態にして、
トナー6を封止する。この第3実施例の構成では、同図
(b)に示すように、トナーの補給時、トナーカートリ
ッジ9が、トナーホッパ5にねじ込まれると、トナーホ
ッパ5内の弁規制片53,53が、弾着力に打ち勝っ
て、球弁91を押し上げ、供給口92を開放させる。こ
の結果、トナー6は、同図(b)に矢印で示すように、
トナーカートリッジ9内から排出され、トナーホッパ5
内に供給される。トナー6の補給後は、トナーカートリ
ッジ9をトナーホッパ5から除去する。このとき、螺合
を解くにつれて、受け口52内の弁規制材53,53に
よって押し上げられていた球弁91は、漏斗形状の斜面
を転がって、再び、供給口92を閉塞する。したがっ
て、トナーカートリッジ7内にトナー残りがあっても、
トナー落ちは生じない。この第3実施例の構成によれ
ば、トナーカートリッジ内の付勢手段が省略されるの
で、構成の簡素化が図られる。
【0023】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、付勢手段
は、バネ部材に限らず、別種の弾力部材を用いても良
い。バネ部材は、コイルバネに限らず、板バネ、トーシ
ョンバネを用いることもできる。また、上述の第3実施
例では、球弁を用いたが、転がり易い形状であれば、他
の形状でも良い。また、粘着剤の助けを借りて、球弁と
供給口の内壁とを接着しても良い。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば、トナーの取入口(流入用開口部)がネジ蓋式、
あるいは弾性キャップ式となっているトナーホッパにト
ナーを補給する場合でも、トナーカートリッジの着脱時
に発生しがちなトナー漏れを防止することができるの
で、手や衣服や装置を綺麗な状態に保つことができる。
それ故、レーザプリンタ、カールソン式複写機等の電子
写真装置の小型化の推進に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例であるトナー補給機構の
構成を示すと共にその動作を説明するための断面図であ
る。
【図2】同トナー補給機構を備えるレーザプリンタの全
体構成を示す図である。
【図3】同レーザプリンタの印字部の構成、特に、トナ
ー補給機構の構成を詳しく示す断面図である。
【図4】この発明の第2実施例であるトナー補給機構の
構成を示すと共にその動作を説明するための断面図であ
る。
【図5】この発明の第3実施例であるトナー補給機構の
構成を示すと共にその動作を説明するための断面図であ
る。
【符号の説明】
4 現像装置 5 トナーホッパ 52,55 受け口(流入用開口部) 52a 雌ねじ 53 弁規制片(弁開閉具及び弁開放具の主要部) 6 トナー 7,8,9 トナーカートリッジ 72 弁 73,81,92 供給口(流出用開口部) 73a 雄ねじ 74 コイルバネ(付勢手段、バネ部材) 91 球弁(転がり容易な形状の弁)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーが流出する流出用開口部を有し、
    該流出用開口部の外周面又は内周面が螺刻されているト
    ナーカートリッジと、トナーが流入する流入用開口部を
    有し、該流入用開口部の内周面又は外周面が螺刻されて
    いる現像装置のトナーホッパとを備え、前記トナーカー
    トリッジを前記トナーホッパにねじ込んで取り付けてか
    ら前記トナーカートリッジ内のトナーを前記トナーホッ
    パに供給する電子装置のトナー補給機構であって、 前記トナーカートリッジの内部には、常時は前記流出用
    開口部を閉塞してトナーの排出を阻止する弁と、該弁を
    前記流出用開口部の方向に付勢する付勢手段とが設けら
    れていると共に、 前記トナーホッパの流入用開口部には、前記トナーカー
    トリッジがねじ込まれるに従って、前記付勢手段に抗し
    て前記弁を押し上げ、前記流出用開口部を開放させる弁
    開閉具が設けられていることを特徴とする電子写真装置
    のトナー補給機構。
  2. 【請求項2】 トナーが流出する流出用開口部を有する
    トナーカートリッジと、前記流出用開口部よりも広口の
    トナーが流入する流入用開口部を有する現像装置のトナ
    ーホッパとを備え、前記トナーカートリッジの流出用開
    口部を前記トナーホッパの流入用開口部に差し込んで前
    記トナーホッパ内のトナーを前記トナーホッパに供給す
    る電子装置のトナー補給機構であって、 前記トナーカートリッジの内部には、常時は前記流出用
    開口部を閉塞してトナーの排出を阻止する弁と、該弁を
    前記流出用開口部の方向に付勢する付勢手段とが設けら
    れていると共に、 前記トナーホッパの流入用開口部には、前記トナーカー
    トリッジの流出用開口部が差し込まれるに従って、前記
    付勢手段に抗して前記弁を押し上げ、前記流出用開口部
    を開放させる弁開閉具が設けられていることを特徴とす
    る電子写真装置のトナー補給機構。
  3. 【請求項3】 前記付勢手段はバネ部材からなることを
    特徴とする請求項1又は2記載の電子写真装置のトナー
    補給機構。
  4. 【請求項4】 トナーが流出する流出用開口部を有し、
    該流出用開口部の外周面又は内周面が螺刻されているト
    ナーカートリッジと、トナーが流入する流入用開口部を
    有し、該流入用開口部の内周面又は外周面が螺刻されて
    いる現像装置のトナーホッパとを備え、前記トナーカー
    トリッジを前記トナーホッパにねじ込んで取り付けてか
    ら前記トナーカートリッジ内のトナーを前記トナーホッ
    パに供給する電子装置のトナー補給機構であって、 前記トナーカートリッジの内部には、使用前は前記流出
    用開口部を閉塞してトナーの排出を阻止する転がり容易
    な形状の弁が設けられていると共に、 前記トナーホッパの流入用開口部には、前記トナーカー
    トリッジの流出用開口部が差し込まれるに従って、前記
    付勢手段に抗して前記弁を押し上げ、前記流出用開口部
    を開放させる弁開放具が設けられていることを特徴とす
    る電子写真装置のトナー補給機構。
  5. 【請求項5】 トナーが流出する流出用開口部を有する
    トナーカートリッジと、前記流出用開口部よりも広口の
    トナーが流入する流入用開口部を有する現像装置のトナ
    ーホッパとを備え、前記トナーカートリッジの流出用開
    口部を前記トナーホッパの流入用開口部に差し込んで前
    記トナーホッパ内のトナーを前記トナーホッパに供給す
    る電子装置のトナー補給機構であって、 前記トナーカートリッジの内部には、使用前は前記流出
    用開口部を閉塞してトナーの排出を阻止する転がり容易
    な形状の弁が設けられていると共に、 前記トナーホッパの流入用開口部には、前記トナーカー
    トリッジの流出用開口部が差し込まれるに従って、前記
    付勢手段に抗して前記弁を押し上げ、前記流出用開口部
    を開放させる弁開放具が設けられていることを特徴とす
    る電子写真装置のトナー補給機構。
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