JPH08136837A - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

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JPH08136837A
JPH08136837A JP6269751A JP26975194A JPH08136837A JP H08136837 A JPH08136837 A JP H08136837A JP 6269751 A JP6269751 A JP 6269751A JP 26975194 A JP26975194 A JP 26975194A JP H08136837 A JPH08136837 A JP H08136837A
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JP
Japan
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correction
counter
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start signal
image data
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JP6269751A
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English (en)
Inventor
Shigeru Morino
滋 森野
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スタートセンサ等の取付誤差があっても、画
像クロックの周波数補正特性を実際の走査速度特性に合
わせる調整を容易に行って画質を向上するとともに、出
力される画像の位置を容易に調整を行って最終的に得ら
れる出力結果の品質をも向上する。 【構成】 像担持体への画像データに基づいて光出力を
行う際、スタートセンサが回転反射体からの走査光を受
光すると、fθ補正開始時間のカウントを開始するFT
カウンタ14と、画像データ入力開始時間のカウントを
開始するLMカウンタ15とを設け、これらfθ補正開
始時間及び画像データ入力開始時間をそれぞれFTレジ
スタ17及びLMレジスタ18を介して設定変更可能と
したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザプリンタ、レー
ザファクシミリ、デジタル複写機等に使用する光走査装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の光走査装置は、例えばレーザプ
リンタのプリンタ部に使用した場合、図4及び図5に示
すように、1は光源としてのレーザダイオードで、この
レーザダイオード1から発光される光を集光レンズ2及
び折返しミラー3を介して受光し、この光を一定速度で
回転した4〜6面程度の面で偏向走査し、その走査光を
像担持体としての感光ドラム4の感光面に照射して像を
形成する回転反射体としてのポリゴンミラー5を備え
る。
【0003】このような光走査装置は、一般にポリゴン
ミラー5からの走査光をfθレンズ(図示しない)を介
して感光ドラム4の感光面に照射することにより、感光
面上における走査速度が一定となるように補正するよう
になっている。
【0004】しかしながら、fθレンズは特殊なレンズ
でありコストが高いため、できればこれを用いずにすま
せたいという要望がある。また、近年、走査光の走査速
度が一定でないポリゴンミラーも提案されつつある。こ
のような場合にはfθレンズを用いても、走査速度は一
定とならないので、fθレンズを使用できない。
【0005】このため、fθレンズを使用せずにfθ補
正を行う光走査装置が考案されている。すなわち、この
ような光走査装置は、レーザダイオード1をオン・オフ
制御するために必要な画像クロックの周波数fk(=1
/T)を変化させ、1画素の出力に割当てられたレーザ
ダイオード1のオン時間Tを主走査方向の走行位置に応
じて増減するfθ補正を行い、感光体4上の主走査方向
位置の違いによる画素の出力の歪みを防止するようにな
っている。
【0006】この画像クロックの周波数fkの算出方法
を以下に示す。すなわち、図4に示すようにポリゴンミ
ラー5の反射面Aから感光体4のセンタ位置Sまでの水
平距離をL、感光体4のセンタ位置Sからの主走査方向
の距離をhとすると、 dh/dt=L・ω・1/cos2 θ=L・ω・(1+h2 /L2 ) となり、感光体4上の光走査可能領域長(印字保証範
囲)を2Hとすると、 dh/dt=L・ω・(1+(h′−H)2 /L2 ) となる。
【0007】ここで、この走査領域2H内に2n0 個の
画素があるものとし、1画素幅をdとすると、図4の光
走査可能領域の左側の走査開始位置から数えてn番目の
画素における走査速度Vnは、 Vn=L・ω・(1+(nd−n0 d)2 /L2 ) となる。
【0008】以上により、n番目の画素の画像クロック
の周波数fkは、画像クロックの周波数fkは1/T=
Vn/dであることから、 fk(n)=L・ω/d(1+(nd−n0 d)2 /L2 ) …(1) と表すことができる。
【0009】このようにして算出された(1)式を用い
てfθ補正を行う場合、従来、感光体4の端部近傍の走
査面上又はそれと等価な位置に光センサ等により構成さ
れるスタートセンサ6を設置し、このスタートセンサ6
がオンしてから所定時間経過後に(1)式に基づく画像
クロックの周波数を段階的に変化させる動作(fθ補正
動作)を開始させていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような光
走査装置においては、画像クロックの周波数を段階的に
変化させる動作を開始するまでの時間は固定されていた
ため、例えばポリゴンミラー5の配置や光軸位置及びス
タートセンサ6の配置に取付誤差が生じていた場合、図
4に示すような画像クロックの周波数を段階的に変化さ
せる動作の開始位置Cがずれてしまうため、実際の光走
査速度特性に対して画像クロックの周波数補正特性(図
4の斜線範囲)が主走査方向にずれてしまう。
【0011】このような画像クロックの周波数補正特性
のずれが生じると、例えば等間隔で直線を書いた場合の
線間ピッチのバラツキ(リニアリティ)や、倍率誤差が
悪化し、画質が悪化するという問題があった。
【0012】また、画像クロックの周波数補正特性のず
れを補正したとしても、スタートセンサ6等の取付位置
がずれていると、画像データに基づく走査光の感光体4
への出力開始位置、すなわち印字開始位置Dが主走査方
向にずれてしまうため、印字を行う用紙7内で画像の位
置が片寄ってしまうと考えられる。このため、最終的に
得られる出力結果は画質は良いが品質が悪くなるという
虞がある。
【0013】そこで、本発明は、スタートセンサ等の取
付誤差があっても、画像クロックの周波数補正特性を実
際の走査速度特性に合わせる調整を容易に行うことがで
き、従って画質を向上することができ、かつ、出力され
る画像の位置を容易に調整することができ、従って、最
終的に得られる出力結果の品質をも向上することができ
る光走査装置を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、光源からの光
を反射し、その反射光を像担持体の主走査方向へ走査す
る回転反射体と、この回転反射体からの走査光を検出す
るスタートセンサとを備え、画像クロックの周期を主走
査方向の走行位置に応じて段階的に変化させることによ
り1画素を出力するために割当てられた走査光のオン時
間を調整して主走査方向のずれを補正するfθ補正を行
う光走査装置において、スタートセンサが走査光を受光
してから、画像クロック作成の基準となる基本クロック
の分周比を段階的に変化させるfθ補正動作を開始する
までのfθ補正開始時間をカウントし、カウントが終了
するとfθ補正開始信号を発生するfθ補正開始信号発
生手段と、スタートセンサが走査光を受光してから画像
データの入力を開始するまでの画像データ入力開始時間
をカウントし、カウントが終了すると、画像データ入力
開始信号を発生する画像データ入力開始信号発生手段
と、fθ補正開始信号発生手段からのfθ補正開始信号
を入力し、この入力タイミングでfθ補正動作を開始
し、画像データ入力開始信号発生手段から画像データ入
力開始信号を入力し、この入力タイミングでfθ補正動
作で分周した基本クロックに基づいて作成した画像クロ
ックに同期して画像データの入力を開始し、この画像デ
ータに基づいて像担持体への光出力を開始する光出力制
御手段と、fθ補正開始信号発生手段のfθ補正開始時
間を変更するfθ補正開始時間変更手段と、画像データ
入力開始信号発生手段の画像データ入力開始時間を変更
する画像データ入力開始時間変更手段とを設けたもので
ある。
【0015】
【作用】このような構成の本発明においては、像担持体
への画像データに基づいて光出力を行う際、先ずスター
トセンサが回転反射体からの走査光を受光すると、fθ
補正開始信号発生手段はfθ補正開始時間のカウントを
開始するとともに、画像データ入力開始信号発生手段は
画像データ入力開始時間のカウントを開始する。そし
て、fθ補正開始信号発生手段がfθ補正開始時間のカ
ウントを終了すると、fθ補正開始信号が光出力制御手
段に供給される。これにより、光出力制御手段はfθ補
正開始信号の入力タイミングでfθ補正動作を開始す
る。
【0016】一方、画像データ入力開始信号発生手段が
画像データ入力開始時間のカウントを終了すると、画像
データ入力開始信号が光出力制御手段に供給される。こ
れにより、光出力制御手段は画像データ入力開始信号の
入力タイミングでfθ補正動作で分周した基本クロック
に基づいて作成した画像クロックに同期して画像データ
の入力を開始する。そして、この画像データに基づいて
像担持体への光出力を開始する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。なお、光走査装置の光走査部の構成、光走査速
度と主走査方向との関係、画像クロックの周波数補正特
性と主走査方向との関係を示す図は、図4及び図5と同
様である。
【0018】図1は、本実施例にかかる光走査装置の制
御部の構成を示すブロック図で、11は、制御部本体を
構成するCPU(中央処理装置)、12はこのCPU1
1からの画像データを一時的に記憶しておくRAM(ラ
ンダム・アクセス・メモリ)等のメモリ、13はアップ
ダウンカウンタ、14は図2に示すようなfθ補正特性
調整時間Tf をカウントするfθ補正開始信号発生手段
としてのfθ補正開始時間カウンタ(FTカウンタ)、
15は後述の画像データ受信開始時間、すなわち印字開
始位置調整時間Td をカウントする画像データ入力開始
信号発生手段としての印字開始時間カウンタ(LMカウ
ンタ)、16は画像クロックカウンタである。
【0019】これらCPU11と、メモリ12、アップ
ダウンカウンタ13とはそれぞれデータバスで接続して
おり、FTカウンタ14及びLMカウンタ15はそれぞ
れFTレジスタ17及びLMレジスタ18を介してデー
タバスで接続している。また、CPU11と画像クロッ
クカウンタ16は上記メモリ12を介してデータバスで
接続している。このメモリ12にはアドレス発生回路1
9がアドレスバスで接続している。
【0020】FTレジスタ17及びCPU11はfθ補
正開始時間変更手段を構成し、LMレジスタ18及びC
PU11は画像データ入力開始時間変更手段を構成す
る。また、画像クロックカウンタ16、メモリ12、ア
ドレス発生回路、及びアップダウンカウンタ13は光出
力制御手段を構成する。
【0021】FTカウンタ14、LMカウンタ15、ア
ップダウンカウンタ13、及びアドレス発生回路19に
はそれぞれスタートセンサ6からの図2(イ)に示すよ
うなスタート信号が入力するようになっている。
【0022】このFTカウンタ14は、図4に示すよう
な画像クロックの周波数補正特性を実際の光走査速度に
合わせるため、fθ補正を開始するタイミングをとるも
のである。具体的には、スタートセンサ6からのスター
ト信号を入力(図2に示すタイミングb)してからfθ
補正開始(図2に示すタイミングc)までのfθ補正特
性調整時間Tf を、水晶発振器等から構成されたシステ
ムクロック発振器21からのシステムクロックに基づい
てカウントする。
【0023】上記fθ補正特性調整時間Tf 、すなわち
FTカウンタ14のカウント値は、上記FTレジスタ1
7に設定されている。このFTレジスタ17のカウント
値はCPU11から自由に設定できるようになってい
る。
【0024】FTカウンタ14は、上記fθ補正特性調
整時間Tfをカウントアップすると図2(ロ)に示すよ
うなfθ補正開始信号を画像クロックカウンタ16及び
アップダウンカウンタ13に供給するようになってい
る。
【0025】上記アップダウンカウンタ13は、主走査
方向のドット数をシステムクロック発振器21からのシ
ステムクロックに同期してカウントし、fθ補正を行う
際に、走査光の主走査方向の現在位置を得るためのもの
である。具体的には、図4に示す1ラインの左端の画像
クロックの周波数を段階的に変化させる動作の開始位置
(fθ補正開始位置C)から主走査方向のセンタ位置ま
でのドット数をアップ・カウントし、主走査方向のセン
タ位置まで数えたらダウン・カウントして1ラインの右
端の(fθ補正終了位置E)でカウント停止するように
なっている。
【0026】このアップダウンカウンタ13には2つの
制御入力端子が設けられ、一方の制御入力端子からはF
Tカウンタ14からのfθ補正開始信号がfθイネーブ
ル信号として供給されるようになっており、他方の制御
入力端子からは画像クロックカウンタ16からの図2
(チ)に示すようなfθクロックがステップイネーブル
信号として供給されるようになっている。その他、クロ
ック入力端子にはシステムクロック発振器21からのシ
ステムクロックが供給され、リロード入力端子にはスタ
ートセンサ6からのスタート信号が供給されるようにな
っている。
【0027】アップダウンカウンタ13は、上記fθ補
正開始信号及びfθクロックがともにHレベルのときに
カウントを開始するようになっており、ドット数をカウ
ントするごとに、図2(ホ)に示すようなカウントデー
タを出力端子から出力するようになっている。そして、
このカウントデータはアドレス発生回路19に供給され
る。
【0028】このアドレス発生回路19は、アップダウ
ンカウンタ13からのカウントデータを上記メモリ12
のアドレスデータに変換するためのものである。アドレ
ス発生回路19は、スタートセンサ6からのスタート信
号をクリア端子から供給するようになっている。
【0029】アドレス発生回路19は、スタートセンサ
6からのスタート信号を供給すると、その度にスタート
アドレスa0 に戻るようになっている。アドレス発生回
路19からのアドレスデータは、メモリ12に供給さ
れ、このメモリ12はアドレスデータに基づいて1ドッ
トに割当てる時間を変化させるための基本クロックの分
周率のデータを図2(ト)に示すようなパルス数データ
として画像クロックカウンタ16に供給するようになっ
ている。
【0030】なお、FTカウンタ14からのfθ補正開
始信号及び後述するLMカウンタ15からのデータ送信
開始信号が出力されるまでは、メモリ12からのパルス
数データはスタートアドレスa0 の値m0 が出力され、
この間、画像クロックカウンタ16は基本クロックのn
0 倍のパルスをfθクロックとしてメモリ12及びアッ
プダウンカウンタ13へ供給している。
【0031】上記画像クロック・カウンタ16は、上記
FTカウンタ14からのfθ補正開始信号を供給する
と、そのタイミングで基本クロックの分周比を段階的に
変化させる動作を開始する、すなわちfθ補正を開始す
る。従って、このfθ補正開始信号を出力するまでの時
間をFTカウンタ14で調整することにより、fθ補正
の開始タイミングを調整することができる。
【0032】具体的には、画像クロックカウンタ16
は、メモリ12からのパルス数データに基づいてfθク
ロックを発生し、fθ補正開始信号がHレベルで、かつ
メモリ12のアドレスが更新されると、出力端子からf
θクロックをアップダウンカウンタ13に供給する、す
なわちfθ補正を開始する。そして、画像クロックカウ
ンタ16からのfθクロックが出力される度に、アップ
ダウンカウンタ13のカウントデータが進み、これによ
りメモリ12からのパルス数データが変化する。こうし
て、fθクロックの周期が図4の周波数補正特性に示す
ように段階的に変化していく。
【0033】一方、LMカウンタ15は、用紙7に印字
される主走査方向の画像位置を調整するため、レーザダ
イオード1のオン・オフ動作を開始するタイミングをと
るものである。具体的には、スタートセンサ6からのス
タート信号を入力(図2に示すタイミングb)してから
画像データ出力開始(図2に示すタイミングd)までの
印字開始位置調整時間Td を入力端子から供給するシス
テムクロック発振器21からのシステムクロックに基づ
いて上記FTカウンタ14とは独立にカウントする。
【0034】上記印字開始位置調整時間Td 、すなわち
LMカウンタ15のカウント値は、上記LMレジスタ1
8に設定されている。このLMレジスタ18のカウント
値はCPU11から自由に設定できるようになってい
る。
【0035】LMカウンタ15は、上記印字開始位置調
整時間Td をカウントアップするとデータ送信開始信号
を画像クロックカウンタ16に供給するようになってい
る。
【0036】上記画像クロックカウンタ16は、LMカ
ウンタ15からのデータ送信開始信号を入力すると、そ
のタイミングでfθ補正によるレーザダイオード1に出
力する画像データの入力のタイミングをとるための図2
(リ)に示すような画像クロックを発生し、これを画像
処理コントローラ22に供給する、すなわち印字を開始
する。従って、画像クロックを出力するまでの時間をL
Mカウンタ15で調整することにより、印字開始のタイ
ミングを調整することができる。
【0037】具体的には、画像クロックカウンタ16
は、メモリ12からのパルス数データに基づいて画像ク
ロックを発生し、この画像クロックを画像処理コントロ
ーラ22へ供給する。すると、画像処理コントローラ2
2は、画像クロックに同期して図2(ヌ)に示すような
画像データ信号を画像クロックカウンタ16に供給する
ようになっている。
【0038】画像クロックカウンタ16は、この画像処
理コントローラ22からの画像データ信号及びメモリ1
2からのパルス数データに基づいて、fθ補正を施した
図2(ル)に示すようなレーザダイオード駆動信号を作
成し、このレーザダイオード駆動信号を水晶発振器等か
ら構成される基本クロック発振器23からの図2(ニ)
に示すような基本クロックに同期してレーザダイオード
駆動回路24に供給する。これにより、レーザダイオー
ド1のオン・オフ制御が行われる。
【0039】このような構成の本実施例においては、f
θ補正を行いながら感光体4上に画像データを出力する
際、先ず回転するポリゴンミラー5から反射したレーザ
ダイオード1からの走査光がスタートセンサ6を通ると
(図4に示す位置B)、スタートセンサ6はオンする。
すると、スタートセンサ6からスタート信号が、FTカ
ウンタ14、LMカウンタ15、アップダウンカウンタ
13、及びアドレス発生回路19に供給される。
【0040】これらFTカウンタ14、LMカウンタ1
5は図2に示すようにスタート信号の供給タイミングb
でそれぞれfθ補正特性調整時間Tf 、印字開始位置調
整時間Td のカウントを開始する。そして、先ずFTカ
ウンタ14がfθ補正特性調整時間Tf のカウントを終
了すると、fθ補正開始信号をアップダウンカウンタ1
3及び画像クロックカウンタ16に供給する。
【0041】すると、アップダウンカウンタ13は、こ
のfθ補正開始信号の供給タイミングで先ず1ラインの
左端(fθ補正開始位置C)から主走査方向のセンタ位
置Sまでのドット数のアップカウントを開始する。
【0042】このとき、アップダウンカウンタ13は、
ドット数をカウントする度にそのカウントデータをアド
レス発生回路19に供給する。アドレス発生回路19
は、カウントデータに基づいて図2(ヘ)に示すような
メモリアドレスを発生し、このアドレスをメモリ12に
供給する。そして、画像クロックカウンタ16には、そ
のアドレスのパルス数データがメモリ12を介して供給
される。
【0043】一方、画像クロックカウンタ16は、fθ
補正開始信号の供給タイミングcで、メモリ12からの
パルス数データに基づいてfθクロックを発生し、fθ
補正開始信号がHレベルで、かつメモリ12のアドレス
が更新されると、出力端子からfθクロックをアップダ
ウンカウンタ13に供給する。アップダウンカウンタ1
3は、fθクロックの供給タイミングで次のドットをカ
ウントする。
【0044】このように、画像クロックカウンタ16か
らのfθクロックが出力される度に、アップダウンカウ
ンタ13のカウントデータが進み、これによりメモリ1
2からのパルス数データが変化し、fθクロックの周期
が図4の周波数補正特性に示すように段階的に変化しは
じめる。
【0045】次に、LMカウンタ14が印字開始位置調
整時間Td のカウントを終了すると、データ送信開始信
号を画像クロックカウンタ16に供給する。画像クロッ
クカウンタ16は、データ送信開始信号を供給すると、
そのタイミングdでメモリ12からのパルス数データに
基づいて画像クロックを発生し、この画像クロックを画
像処理コントローラ22へ供給する。
【0046】すると、画像処理コントローラ22は、画
像クロックに同期して画像データ信号を画像クロックカ
ウンタ16に供給する。画像クロックカウンタ16は、
この画像処理コントローラ22からの画像データ信号及
びメモリ12からのパルス数データに基づいて、fθ補
正を施したレーザダイオード駆動信号を作成し、このレ
ーザダイオード駆動信号を基本クロック発振器23から
の基本クロックに同期してレーザダイオード駆動回路2
4に供給する。これにより、レーザダイオード1のオン
・オフ制御がタイミングdから開始される。
【0047】上述の動作を繰返し行い、アップダウンカ
ウンタ13が主走査方向のセンタ位置Sまでのドット数
をアップカウントし終わると、1ラインの左半分の印字
が終了する。その後、アップダウンカウンタ13はこの
センタ位置Sから主走査方向の右端(fθ補正終了位置
E)までのダウンカウントを開始して1ラインの右半分
の印字を行う。こうして、fθ補正による1ライン分の
印字が終了する。
【0048】このように、スタートセンサ6からのスタ
ート信号を入力してからfθ補正開始までのfθ補正特
性調整時間Tf をカウントするFTカウンタ14を設
け、FTレジスタ17に設定したfθ補正特性調整時間
Tf を調整可能とすることにより、スタートセンサ6等
の取付誤差に起因する実際の光走査速度に対する画像ク
ロックの周波数補正特性のずれをなくすよう正しく調整
することができる。これにより、等間隔で直線を書いた
場合の線間ピッチのバラツキ(リニアリティ)や、倍率
誤差の発生を防止することができ、画質を向上すること
ができる。
【0049】また、スタートセンサ6からのスタート信
号を入力してから画像データ出力開始までの印字開始位
置調整時間Td をカウントするLMカウンタ15を設
け、この印字開始位置調整時間Td をLMレジスタ18
を介して調整可能とすることにより、スタートセンサ6
等の取付誤差に起因する用紙7内に印刷される画像の位
置を適正位置に調整することができる。これにより、印
字品質をも向上することができる。
【0050】次に、本発明の他の実施例を図3を参照し
て説明する。なお、図3において、図1と同一部分には
同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0051】図3は、本実施例にかかる光走査装置の制
御部の構成を示すブロック図で、図1に示す制御部と異
なるのは、FTカウンタ14及びLMカウンタ15を別
個に設ける代わりに、これらのカウンタ14,15に共
通の1つの共通カウンタ25を設け、この共通カウンタ
25にFTレジスタ17及びLMレジスタ18からのf
θ補正開始時間Tf 及び印字開始時間Td のデータをセ
レクタ26で切換えて入力し、fθ補正開始時間Tf 及
び印字開始時間Td をカウントする点である。
【0052】具体的には、共通カウンタ25に2つの制
御出力端子を設け、一方の制御出力端子からfθ補正開
始信号をアップダウンカウンタ13及び画像クロックカ
ウンタ16に入力し、図2(ハ)に示すようなデータ送
信開始信号を画像クロックカウンタ16に入力するよう
になっている。
【0053】また、この共通カウンタ25は、FTレジ
スタ17からのfθ補正開始時間Tf 及びLMレジスタ
18からの印字開始時間Td のうちのいずれかのデータ
を選択するデータセレクト信号をセレクタ26へ供給す
るようになっている。
【0054】このセレクタ26は、共通カウンタ25か
らのデータセレクト信号に基づいてFTレジスタ17又
はLMレジスタ18から必要なデータを入力し、画像ク
ロックカウンタ16に供給するようになっている。
【0055】このような構成の本実施例においては、f
θ補正を行いながら感光体4上に画像データを出力する
際、先ず回転するポリゴンミラー5から反射したレーザ
ダイオード1からの走査光がスタートセンサ6を通る
と、スタートセンサ6はオンする。すると、スタートセ
ンサ6からスタート信号が、共通カウンタ25、アップ
ダウンカウンタ13、及びアドレス発生回路19に供給
される。
【0056】この共通カウンタ25は、スタート信号の
供給タイミングでデータセレクト信号をセレクタ26に
出力して、FTレジスタ17からのfθ補正開始時間T
f を入力するとともに、カウントを開始する。そして、
fθ補正開始時間Tf をカウントアップすると、fθ補
正開始信号をアップダウンカウンタ13及び画像クロッ
クカウンタ16に供給する。
【0057】このとき、共通カウンタ25は、カウント
は続行したまま、カウントデータセレクト信号をセレク
タ26に出力して、今度はLMレジスタ18からの印字
開始位置調整時間Td を入力する。そして、印字開始位
置調整時間Td のカウントが終了すると、データ送信開
始信号を画像クロックカウンタ16に供給する。
【0058】このように、共通カウンタ25を1つ設
け、fθ補正開始時間Tf 及び印字開始時間Td のカウ
ントを共通して行うため、上述した実施例の効果に加え
て、カウンタを1つ不要にすることができる。
【0059】なお、カウントデータと基準データとを比
較してfθ補正開始信号とデータ送信開始信号を選択的
に出力するようにし、基準データをセレクタにて切換え
るものであってもよい。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ス
タートセンサ等の取付誤差があっても、画像クロックの
周波数補正特性を実際の走査速度特性に合わせる調整を
容易に行うことができ、従って画質を向上することがで
き、かつ、出力される画像の位置を容易に調整すること
ができ、従って最終的に得られる出力結果の品質をも向
上することができる光走査装置を提供できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる光走査装置の制御部
の構成を示すブロック図。
【図2】同実施例における感光体上への静電潜像形成時
のタイミング図。
【図3】本発明の他の実施例にかかる光走査装置の制御
部の構成を示すブロック図。
【図4】従来の光走査装置の作用を説明する図。
【図5】従来の光走査装置の主要部を図4に示す実線矢
印Gの方向から見た図。
【符号の説明】
1…レーザダイオード 4…感光体 5…ポリゴンミラー 6…スタートセンサ 11…CPU 12…メモリ 13…アップダウンカウンタ 14…FTカウンタ 15…LMカウンタ 17…FTレジスタ 18…LMレジスタ 19…アドレス発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/113

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光を反射し、その反射光を像
    担持体の主走査方向へ走査する回転反射体と、この回転
    反射体からの走査光を検出するスタートセンサとを備
    え、画像クロックの周期を主走査方向の走行位置に応じ
    て段階的に変化させることにより1画素を出力するため
    に割当てられた走査光のオン時間を調整して主走査方向
    のずれを補正するfθ補正を行う光走査装置において、
    前記スタートセンサが走査光を受光してから、画像クロ
    ック作成の基準となる基本クロックの分周比を段階的に
    変化させるfθ補正動作を開始するまでのfθ補正開始
    時間をカウントし、カウントが終了するとfθ補正開始
    信号を発生するfθ補正開始信号発生手段と、前記スタ
    ートセンサが走査光を受光してから画像データの入力を
    開始するまでの画像データ入力開始時間をカウントし、
    カウントが終了すると、画像データ入力開始信号を発生
    する画像データ入力開始信号発生手段と、前記fθ補正
    開始信号発生手段からのfθ補正開始信号を入力し、こ
    の入力タイミングでfθ補正動作を開始し、前記画像デ
    ータ入力開始信号発生手段から画像データ入力開始信号
    を入力し、この入力タイミングでfθ補正動作で分周し
    た基本クロックに基づいて作成した画像クロックに同期
    して画像データの入力を開始し、この画像データに基づ
    いて前記像担持体への光出力を開始する光出力制御手段
    と、前記fθ補正開始信号発生手段のfθ補正開始時間
    を変更するfθ補正開始時間変更手段と、前記画像デー
    タ入力開始信号発生手段の画像データ入力開始時間を変
    更する画像データ入力開始時間変更手段とを設けたこと
    を特徴とする光走査装置。
JP6269751A 1994-11-02 1994-11-02 光走査装置 Pending JPH08136837A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018202783A (ja) * 2017-06-07 2018-12-27 キヤノン株式会社 画像形成装置、画像形成方法、及びプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018202783A (ja) * 2017-06-07 2018-12-27 キヤノン株式会社 画像形成装置、画像形成方法、及びプログラム

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