JPH08136645A - レーダの時間的感度制御方法および装置 - Google Patents

レーダの時間的感度制御方法および装置

Info

Publication number
JPH08136645A
JPH08136645A JP29564294A JP29564294A JPH08136645A JP H08136645 A JPH08136645 A JP H08136645A JP 29564294 A JP29564294 A JP 29564294A JP 29564294 A JP29564294 A JP 29564294A JP H08136645 A JPH08136645 A JP H08136645A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wave
envelope
radar
transmitter
modulated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP29564294A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3013919B2 (ja
Inventor
Kyoji Doi
恭二 土井
Noriaki Kimura
憲明 木村
Chihiro Kamimuta
千尋 上牟田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd filed Critical Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Priority to JP6295642A priority Critical patent/JP3013919B2/ja
Publication of JPH08136645A publication Critical patent/JPH08136645A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3013919B2 publication Critical patent/JP3013919B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンテナ間の回り込み電波の影響を完全に除
去できるとともに、受信増幅率の特性を容易に変えるこ
とができるようにする。 【構成】 振幅変調器12は、搬送波発信機18の出力
した搬送波を包絡波発信機16が出力した包絡波によっ
て振幅変調して送信アンテナ10から送信波14として
空中に放射する。復調器22は、受信アンテナ20が受
信した反射波26に搬送波発信機18が出力した搬送波
を乗じて包絡波を検波し、ローパスフィルタを介して同
期検波回路30に送る。同期検波回路30は、移相器3
2が出力した包絡波の位相を変えた信号をローパスフィ
ルタ28の出力信号に乗じて同期検波を行い、出力信号
をローパスフィルタ34を通過させて両信号の位相差に
応じた強さの信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーダ装置に係り、送
信信号として連続波(CW)を使用するCWレーダ、ま
たは連続波に周波数変調(FM)を施して送信信号とす
るFM−CWレーダに好適なレーダの時間的感度制御方
法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーダには、所定の時間間隔をおいて高
周波送信信号をパルス状に出力するパルスレーダ方式
と、連続波信号を送信しつつ同時に目標からの反射信号
を受信するCWレーダ方式、連続波の周波数を一定の周
期で変化させて送信するFM−CWレーダ方式がある。
【0003】ところで、レーダにおいては、反射信号
(反射波)の強度が目標までの距離の4乗に反比例する
ため、送信アンテナから受信アンテナに直接入る、いわ
ゆる回り込み電波や、送信アンテナの近くの地表や海面
から反射してきた反射波の受信強度が非常に強く、反射
波を一様に増幅したのでは増幅器が飽和するため、増幅
率をあまり大きく取ることが難しく、遠方からの微弱な
反射波を検出することが困難となる。このため、レーダ
においては、一般に、時間的感度制御(STC:Sen
sitivity Time Control)回路に
よって、アンテナの近くからの反射波の受信感度を低下
させるようにしている。そして、パルスレーダ方式にお
いては、送信機側から受信機側に電波が漏れて直接入っ
たとしても、送信と同時に受信機に入った電波を受信し
ないようにすることにより、送信機側から受信機側に電
波が直接入る、いわゆるアンテナ間の回り込みの影響
を、遠方からの反射波に対して容易に除去することがで
きる。
【0004】ところが、FM−CWレーダは、送信信号
(送信波)を連続的に発射しつつ標的からの反射波を同
時に受信している。このため、受信機には、目標からの
反射波ばかりでなく、アンテナ近くの地表面や海面から
の反射波である、いわゆるアンテナ間回り込み電波をも
同時に入ることになる。そこで、従来のFM−CWレー
ダのSTCにおいては、FM−CWレーダの特性を利用
してハイパスフィルタ等を用いて行っている。
【0005】すなわち、FM−CWレーダは、連続波を
周波数変調(FM)して送信しており、ある時点におけ
る送信波の周波数f1 と、そのときに受信した反射波の
周波数f2 とによるうなり周波数を検出して目標までの
距離を求めるようにしている。そこで、FM−CWレー
ダにおいては、ハイパスフィルタ等を使用してf1 とf
2 との差の小さい領域においては受信機の利得を小さく
して感度を下げ、f1とf2 との差が大きくなるに従っ
て受信機の利得を大きくして感度を高めるようにしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、FM−CW
レーダのフィルタを用いたSTCは、フィルタのカット
オフ周波数を決定することが困難で、カットオフ周波数
を理論的に計算してフィルタを作成しても、実際に使用
した場合に予定した性能を得ることができずに再調整を
必要とすることがしばしばある。しかも、一度設定する
と、フィルタの特性を変更すること困難で、STCの増
幅率特性を任意に変更することができない。また、この
フィルタを使用したFM−CWレーダ用のSTCは、C
Wレーダに適用することができず、自由度が極めて小さ
い。また、受信信号を時間領域に戻したのちに増幅率を
変化させる手法があるが、この手法では信号の処理が複
雑となるばかりでなく、回り込み電波の影響を完全に取
り除くことができない。
【0007】本発明は、前記従来技術の欠点を解消する
ためになされたもので、アンテナ間の回り込み電波の影
響を完全に除去できるとともに、受信信号の増幅率特性
を容易に変えることができるようにするとを目的として
いる。また、本発明は、CWレーダにもFM−CWレー
ダにも適用することができるようにすることを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係るレーダの時間的感度制御方法は、連
続的に送信波を放射し、その反射波から目標を探知する
レーダの時間的感度制御方法において、連続的に発生さ
せた送信波を振幅変調した被変調波を送信アンテナから
放射するとともに、受信アンテナが受けた前記被変調波
から、被変調波の包絡線を形成する包絡波を検波したの
ち、検波した包絡波と同一角周波数の参照波を乗じて同
期検波を行い、復調包絡波と参照波との位相差に応じた
出力を求める構成にしてある。
【0009】また、上記時間的感度制御方法を実施する
レーダの時間的感度制御装置は、連続的な送信波を出力
する送信機と、前記送信波より角周波数の小さな振幅変
調用の包絡波を出力する包絡波発信機と、この包絡波発
信機と前記送信機とが接続され、前記送信波を前記包絡
波によって振幅変調した被変調波を送信アンテナから放
射する変調器と、受信アンテナから入射した前記被変調
波から前記包絡波を検波する復調器と、前記包絡波送信
機が出力した包絡波の位相を変えて参照信号を出力する
移相器と、この移相器が出力した参照信号を前記復調器
が出力した信号に乗じて同期検波をし、両信号の位相差
に応じた信号を出力する同期検波回路とを有する構成に
した。
【0010】
【作用】上記のごとく構成した本発明は、被変調波から
なる受信反射波から復調した包絡波を同期検波し、復調
包絡波と参照波との位相差に応じて出力を変えるように
しているため、位相差が0〜π/2の範囲内で反射波の
受信感度が0から所定値まで変化し、送受信アンテナ間
の回り込み電波による影響を完全になくすことができる
とともに、位相差が大きいほど、すなわち反射波が遅れ
て帰ってくるほど増幅率を大きくすることができる。
【0011】すなわち、復調した包絡波は、被変調波が
目標から反射されて戻ってくることにより、送信機が出
力した送信波と位相が異なっている。しかも、両者の位
相差は、送受信アンテナと目標との距離によって変化す
る。そこで、参照波として送信アンテナから被変調波を
放射したときの被変調波の包絡線を形成する包絡波を用
い、受信した反射波の包絡波との位相差を求めることに
より、送受信アンテナ間の回り込み電波による影響を消
すことができるとともに、両信号の位相差に応じて受信
の増幅率を大きくすることができる。また、位相差を検
出して増幅率を変えるようにしているため、CWレーダ
にもFM−CWレーダにも適用することができる。
【0012】しかも、同期検波するための参照波とし
て、包絡波発信機の出力した包絡波を移相器に入力し、
移相器によって包絡波の位相を変えたものを用いている
ため、回り込み電波を打ち消すための調整が容易であ
り、また位相を変化させる程度を調節することにより、
レーダの焦点を自由に設定することができる。さらに、
包絡波の角周波数を変えることにより、反射波を受信で
きる距離(深さ)を自由に変更することができる。
【0013】
【実施例】本発明に係るレーダの時間的感度制御方法お
よび装置の好ましい実施例を、添付図面に従って詳細に
説明する。図1は、本発明の実施例に係るレーダの時間
的感度制御装置の構成ブロック図である。
【0014】図1において、送信アンテナ10には、振
幅変調器12が接続してあり、振幅変調器12が振幅変
調して出力した被変調波を送信波14として空中に放射
するようになっている。すなわち、振幅変調器12は、
入力側に、送信機である搬送波発信機18と、搬送波発
信機18が出力した搬送波を振幅変調するための包絡波
を出力する包絡波発信機16とが接続してあり、搬送波
発信機18が出力した、送信波14を構成する搬送波を
包絡波発信機16が出力した包絡波によって振幅変調し
て被変調波を生成し、送信アンテナ10から空中に送信
波14として放射するようにしてある。
【0015】搬送波発信機18は、例えば1000MH
zの正弦波sinω2 tを出力するようになっている。
また、包絡波発信機16は、搬送波発信機18が出力し
た搬送波より周波数の低い、例えば周波数30MHz程
度の正弦波sinω1 tを出力するようになっている。
そして、振幅変調器12は、包絡波発信機16の出力し
た搬送波の振幅を、包絡波発信機16の出力した包絡波
の振幅に比例して変化させ、
【数1】 cos(ω2 −ω1 )t−cos(ω2 +ω1 )t によって表される被変調波を生成し、送信波14として
送信アンテナ10から空中に放射する。
【0016】受信アンテナ20には、復調器22が接続
してあり、送信波14の目標24から反射された反射波
26を受けて復調器22に導く。この復調器22は、被
変調波からなる反射波26から包絡波を取り出すもの
で、搬送波発信機18が接続してあって、搬送波発信機
18の出力した搬送波が入力し、この搬送波を反射波2
6に乗じて包絡波を検波して分離できるようにしてあ
る。そして、復調器22の出力した検波信号は、ローパ
スフィルタ(LPF)28に送られ、ローパスフィルタ
28が高周波成分を除去して包絡波sinω1 tを出力
するようになっている。
【0017】ローパスフィルタ28の出力側には、同期
検波回路30が接続してある。この同期検波回路30
は、送信アンテナ10が放射した送信波14と受信アン
テナ20が受けた反射波26との包絡波の位相差を求め
るもので、ローパスフィルタ28の出力信号が入力する
とともに、包絡波発信機16の出力した包絡波が移相器
32によって位相を変えられて参照波として入力するよ
うになっている。移相器32は、包絡波発信機16の出
力した包絡波sinω1 tを受け、この包絡波に対して
(t0 −t)だけ位相をずらせた参照波(参照信号)s
inω1 0 を生成して同期検波回路30に入力する。
そして、同期検波回路30は、ローパスフィルタ28か
らの信号と移相器32からの信号とを掛け合わせて同期
検波(復調)を行ったのち、出力側に接続してあるロー
パスフィルタ34に復調信号を送出する。ローパスフィ
ルタ34は、同期検波回路30の出力から高周波成分を
取り除き、cosω1 (t1 −t0 )を出力する。
【0018】上記のごとく構成した実施例の作用は、次
のとおりである。搬送波発信機18は送信波を構成す
る、例えば1000MHzのsinω2 tからなる搬送
波を連続的に発生し、振幅変調器12と復調器22とに
入力している。また、包絡波発信機16は、搬送波を振
幅変調した際の被変調波の包絡線を形成する、例えば周
波数30MHzの正弦波sinω1 tを振幅変調器12
と移相器32とに入力する。振幅変調器12は、搬送波
発信機18が出力した搬送波の振幅を、包絡波の振幅に
比例した振幅に振幅変調し、
【数2】 cos(ω2 −ω1 )t−cos(ω2 +ω1 )t によって表される被変調波を生成する。ただし、〔数
2〕式においては、振幅が省略してある。
【0019】この振幅変調によって得られた〔数2〕式
の被変調波は、送信アンテナ10から送信波14として
空中に放射される。空中に放射された送信波14は目標
24によってに反射され、反射波26となって、送信ア
ンテナ10から放射されてからt1 時間後に受信アンテ
ナ20に入射し、復調器22に送られる。復調器22
は、受信アンテナ20から入力した〔数2〕式の被変調
波からなる反射波26に搬送波発信機18の出力した搬
送波sinω2 tを乗じて包絡波を復調して分離する。
この分離した信号は、ローパスフィルタ28に送られて
高周波成分がカットされ、包絡波と同じ周波数を有し、
送信時と位相の異なるsinω1 1 として取り出さ
れ、同期検波回路30に送られる。
【0020】一方、移相器32は、包絡波発信機16の
出力した包絡波sinω1 tの位相をずらし、参照信号
sinω1 0 を生成して同期検波回路30に入力す
る。この移相器32の出力した信号sinω1 0 は、
包絡波発信機16がsinω1tを出力してから(t0
−t)時間後に出力した包絡波に相当する。そして、同
期検波回路30は、ローパスフィルタ28からのsin
ω1 1 と移相器32からのsinω1 0 とを掛け合
わせて同期検波を行い、cosω1 (t1 −t0)を分
離(復調)してローパスフィルタ34に送出する。ロー
パスフィルタ34は、同期検波回路30の出力信号から
高周波成分をカットし、
【数3】cosω1 (t1 −t0 ) を出力する。ただし、〔数3〕式は、振幅が省略してあ
る。
【0021】ところで、送信アンテナ10から放射され
た送信波14が、アンテナの近くの地表面または海面な
どから反射して受信アンテナ20に入射するまでの時間
をt 1 、すなわち図1の破線に示したように、いわゆる
アンテナ間の回り込みによる電波の受信時間であると仮
定すると、t0 を調整することにより、
【数4】ω1 (t1 −t0 )=π/2 とすることができる。すなわち、
【数5】t0 =t1 −(π/2ω1 ) と調整することにより、
【数6】 cosω1 (t1 −t0 )=cos(π/2)=0 となり、アンテナ間の回り込み電波の受信ゲインを零と
することができ、回り込み電波を打ち消すことができ
る。
【0022】一方、受信アンテナ20に入射する目標2
4から反射された反射波26の送信から受信までの時間
は、t1 +Δtと表すことができる。そこで、目標24
からの反射波26の受信信号に関しては、〔数3〕式に
おいて、
【数7】t1 =t1 +Δt とおき、〔数4〕式の関係を用いれば、受信信号の一般
式として、
【数8】cosω1 {(t1 +Δt)−t0 }=cos
{(π/2)+ω1 Δt}=sinω1 Δt が得られる。
【0023】ここに、ω1 は角周波数であって一定値で
ある。従って、〔数8〕式の値は、送信時の包絡波と受
信時の包絡波との時間差(=位相差)Δtの値によって
変化し、
【数9】0≦Δt≦π/2 の範囲内においては、位相差Δtの大きさに応じて大き
くなり、反射波が遅く帰ってくるほど、すなわち遠い距
離(深い地点)からの反射ほど大きく増幅されることに
なる。すなわち、この作用は、レーダにおいて通常用い
られている時間的感度制御(STC)の作用と同等であ
る。
【0024】上記のように、実施例においては、搬送波
発信機18が出力した送信波である搬送波を振幅変調し
た被変調波として放射し、受信した反射波26から被変
調波の包絡線を形成する包絡波を分離したのち、分離し
た包絡波を同期検波して反射地点に対応する、送信時と
受信時との包絡波の位相差を取り出して位相差に応じた
出力を得るようにしているため、アンテナ間の回り込み
電波による影響を除去できるとともに、深い地点(遠い
地点)からの反射ほど受信信号の増幅率を大きくするこ
とができる。
【0025】しかも、実施例においては、移相器32に
よる位相の変化量を調節することにより、アンテナ間の
回り込み電波を打ち消ための調整が容易に行えるととも
に、任意の地点からの反射波26を打ち消すことがで
き、レーダの焦点を自由に設定することができる。ま
た、包絡波発信機16が出力する包絡波の波形(角周波
数)を変えることにより、反射波26を受信できる距
離、すなわち深さを容易に変更することができる。
【0026】なお、前記実施例においては、送信波14
となる搬送波を出力する搬送波発信機18が一定角周波
数の搬送波を連続して出力するCWレーダについて説明
したが、搬送波の角周波数を正弦波的、三角波的、また
はのこぎり波的に周期的に変化させるFM−CWレーダ
にも適用することができる。また、前記実施例において
は、包絡波が正弦波である場合について説明したが、包
絡波を三角波等の他の波形にしてもよい。そして、前記
実施例においては、レーダについて説明したが、レーダ
の原理を利用した距離測定装置や速度測定装置等にも適
用することができる。
【0027】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、被変調波からなる受信反射波から復調した包絡波を
同期検波し、復調包絡波と参照波との位相差に応じて出
力を変えるようにしているため、両者の位相差が0〜π
/2の範囲内で反射波の受信感度が0から所定値まで変
化し、送受信アンテナ間の回り込み電波による影響を完
全になくすことができるとともに、位相差が大きいほ
ど、すなわち反射波が遅れて帰ってくるほど増幅率を大
きくすることができる。また、位相差を検出して増幅率
を変えるようにしているため、CWレーダにもFM−C
Wレーダにも適用することができる。
【0028】しかも、同期検波するための参照波とし
て、包絡波発信機の出力した包絡波を移相器に入力し、
移相器によって包絡波の位相を変えたものを用いている
ため、回り込み電波を打ち消すための調整が容易であ
り、また位相を変化させる程度を調節することにより、
レーダの焦点を自由に設定することができる。さらに、
包絡波の角周波数を変えることにより、反射波を受信で
きる距離(深さ)を自由に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るレーダの時間的感度制御
装置のブロック図である。
【符号の説明】
10 送信アンテナ 12 振幅変調器 16 包絡波発信機 18 搬送波発信機 20 受信アンテナ 22 復調器 28、34 ローパスフィルタ 30 同期検波回路 32 移相器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的に送信波を放射し、その反射波か
    ら目標を探知するレーダの時間的感度制御方法におい
    て、連続的に発生させた送信波を振幅変調した被変調波
    を送信アンテナから放射するとともに、受信アンテナが
    受けた前記被変調波から、被変調波の包絡線を形成する
    包絡波を検波したのち、検波した包絡波と同一角周波数
    の参照波を乗じて同期検波を行い、復調包絡波と参照波
    との位相差に応じた出力を求めることを特徴とするレー
    ダの時間的感度制御方法。
  2. 【請求項2】 連続的な送信波を出力する送信機と、前
    記送信波より角周波数の小さな振幅変調用の包絡波を出
    力する包絡波発信機と、この包絡波発信機と前記送信機
    とが接続され、前記送信波を前記包絡波によって振幅変
    調した被変調波を送信アンテナから放射する変調器と、
    受信アンテナから入射した前記被変調波から前記包絡波
    を検波する復調器と、前記包絡波送信機が出力した包絡
    波の位相を変えた参照信号を出力する移相器と、この移
    相器が出力した参照信号を前記復調器が出力した信号に
    乗じて同期検波をし、両信号の位相差に応じた信号を出
    力する同期検波回路とを有することを特徴とするレーダ
    の時間的感度制御装置。
JP6295642A 1994-11-04 1994-11-04 レーダの時間的感度制御方法および装置 Expired - Lifetime JP3013919B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6295642A JP3013919B2 (ja) 1994-11-04 1994-11-04 レーダの時間的感度制御方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6295642A JP3013919B2 (ja) 1994-11-04 1994-11-04 レーダの時間的感度制御方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08136645A true JPH08136645A (ja) 1996-05-31
JP3013919B2 JP3013919B2 (ja) 2000-02-28

Family

ID=17823298

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6295642A Expired - Lifetime JP3013919B2 (ja) 1994-11-04 1994-11-04 レーダの時間的感度制御方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3013919B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004506909A (ja) * 2000-08-16 2004-03-04 レイセオン・カンパニー レーダ受信機用ビデオ増幅器
EP2820446A4 (en) * 2012-03-02 2015-03-04 Univ Melbourne TARGET DETECTION METHOD
WO2021014531A1 (ja) * 2019-07-22 2021-01-28 三菱電機株式会社 障害物検出装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004506909A (ja) * 2000-08-16 2004-03-04 レイセオン・カンパニー レーダ受信機用ビデオ増幅器
EP2820446A4 (en) * 2012-03-02 2015-03-04 Univ Melbourne TARGET DETECTION METHOD
WO2021014531A1 (ja) * 2019-07-22 2021-01-28 三菱電機株式会社 障害物検出装置
JPWO2021014531A1 (ja) * 2019-07-22 2021-11-04 三菱電機株式会社 障害物検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3013919B2 (ja) 2000-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5104425B2 (ja) 距離測定方法及び距離測定装置
KR101419733B1 (ko) 레이더 및 그의 신호처리방법
JP3565812B2 (ja) 車載用レーダ装置
JP3013919B2 (ja) レーダの時間的感度制御方法および装置
KR100661748B1 (ko) Fmcw 레이더의 누설신호 제거장치
US2583573A (en) Radio receiving system
JP4460698B2 (ja) 測距方法および装置
JP2005530163A (ja) 対象物までの間隔および/またはその速度を検出するための高周波信号の形成方法および形成装置
JP2004117173A (ja) パルスレーダ装置
JPH0933637A (ja) レーダ装置
US11047967B2 (en) Removal of directwave high frequency signal for ionospheric sounder return processing
JP2566095B2 (ja) 不要信号抑圧レーダ装置
JP3217566B2 (ja) 連続波レーダ
JP2720976B2 (ja) トランスポンダ装置
JP2584482B2 (ja) データ伝送装置に組込まれた速度測定装置
JPH11271431A (ja) Fmcwレーダ装置
JP2933454B2 (ja) 電波高度計
JPH0372286A (ja) 遅延形周波数変調連続波方式のドップラレーダ装置
JPH0560860A (ja) 電波測距装置
JPH0527017A (ja) 物体検出装置
JPH05232213A (ja) 目標探知装置
JP2778845B2 (ja) 電波高度計
JP2564154Y2 (ja) レーダ装置
JPH02213790A (ja) レーダ装置
CN117169819A (zh) 一种雷达收发机

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19991201

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081217

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091217

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091217

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101217

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101217

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111217

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141217

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term