JPH0813576B2 - 熱転写記録媒体 - Google Patents
熱転写記録媒体Info
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- JPH0813576B2 JPH0813576B2 JP62187923A JP18792387A JPH0813576B2 JP H0813576 B2 JPH0813576 B2 JP H0813576B2 JP 62187923 A JP62187923 A JP 62187923A JP 18792387 A JP18792387 A JP 18792387A JP H0813576 B2 JPH0813576 B2 JP H0813576B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermal transfer
- recording medium
- transfer recording
- ink
- alkaline earth
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/382—Contact thermal transfer or sublimation processes
- B41M5/392—Additives, other than colour forming substances, dyes or pigments, e.g. sensitisers, transfer promoting agents
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10S428/913—Material designed to be responsive to temperature, light, moisture
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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- Y10S428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10S428/914—Transfer or decalcomania
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/25—Web or sheet containing structurally defined element or component and including a second component containing structurally defined particles
- Y10T428/258—Alkali metal or alkaline earth metal or compound thereof
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は熱転写記録媒体に関し、特に、生産性に優
れ、光学的反射濃度の高い優れた転写像を与える熱転写
記録媒体に関するものである。
れ、光学的反射濃度の高い優れた転写像を与える熱転写
記録媒体に関するものである。
熱転写記録方法は、シート状の基材上に少なくとも一
層の熱溶融性インク層を塗布してなる熱転写記録媒体を
用い、この熱転写記録媒体をその熱溶融性インク層が記
録紙に接するように重ね合わせ、熱転写記録媒体の基材
側より加熱ヘッドによりインク層を加熱溶融して記録紙
上に転写像を得る記録方法である。
層の熱溶融性インク層を塗布してなる熱転写記録媒体を
用い、この熱転写記録媒体をその熱溶融性インク層が記
録紙に接するように重ね合わせ、熱転写記録媒体の基材
側より加熱ヘッドによりインク層を加熱溶融して記録紙
上に転写像を得る記録方法である。
この方法によれば、使用する装置が低騒音で操作性、
保守性に優れ、かつ普通紙を記録紙として使用可能であ
るため、近年広く用いられている。
保守性に優れ、かつ普通紙を記録紙として使用可能であ
るため、近年広く用いられている。
従来の熱転写インクはワックスを主成分とするバイン
ダーに着色剤を分散させたものであり、主に溶融分散で
熱転写インクを基材上にホットメルト塗工して熱転写記
録媒体を得ていた。
ダーに着色剤を分散させたものであり、主に溶融分散で
熱転写インクを基材上にホットメルト塗工して熱転写記
録媒体を得ていた。
しかし、バインダーがワックスを主成分とする熱転写
記録媒体の場合、a)印字がもろく堅牢性がない、b)
印字がにじむなど印字の鮮明性が悪い、c)必要印字エ
ネルギーが高いため印字の高速化が難しい、d)繰り返
し印字ができない等の欠点があった。
記録媒体の場合、a)印字がもろく堅牢性がない、b)
印字がにじむなど印字の鮮明性が悪い、c)必要印字エ
ネルギーが高いため印字の高速化が難しい、d)繰り返
し印字ができない等の欠点があった。
このため、バインダーは徐々にポリエステル樹脂、ポ
リアミド樹脂、スチレン樹脂、スチレンアクリル樹脂等
の樹脂を主成分とするインクに替り、これによって上述
のa)〜d)のような欠点のない、多様なニーズに対応
できる熱転写記録媒体になってきている。
リアミド樹脂、スチレン樹脂、スチレンアクリル樹脂等
の樹脂を主成分とするインクに替り、これによって上述
のa)〜d)のような欠点のない、多様なニーズに対応
できる熱転写記録媒体になってきている。
しかし、バインダーとして上記の如き樹脂を使用した
場合、インクの溶融粘度が高いので従来のワックス系イ
ンクのようなホットメルト塗工は技術的に著しく困難で
ある。
場合、インクの溶融粘度が高いので従来のワックス系イ
ンクのようなホットメルト塗工は技術的に著しく困難で
ある。
そこで、塗工液としてはトルエン、イソプロピルアル
コール、メチルエチルケトン等の有機溶剤を使ってバイ
ンダー及び着色剤等の構成成分を溶解或いは分散させた
溶剤系インクとならざるをえない。
コール、メチルエチルケトン等の有機溶剤を使ってバイ
ンダー及び着色剤等の構成成分を溶解或いは分散させた
溶剤系インクとならざるをえない。
ところが、この溶剤系インクは、着色剤を分散させる
ことが難しいため、分散時間が短いと、塗工して得た熱
転写記録媒体による転写像は充分な反射濃度を示さな
い。この欠点は分散時間を長くすることによって解消す
るが、それでも充分なレベルとは言い難く、かつ、生産
性の低下は免れ得ない。
ことが難しいため、分散時間が短いと、塗工して得た熱
転写記録媒体による転写像は充分な反射濃度を示さな
い。この欠点は分散時間を長くすることによって解消す
るが、それでも充分なレベルとは言い難く、かつ、生産
性の低下は免れ得ない。
このように、熱転写記録媒体の溶剤系インクにおける
着色剤の分散性は、諸々の問題点を有している。しかし
ながら、このような系に対し、着色剤の分散を容易に
し、かつ、転写像の反射濃度を高め、印字品質及びその
他、熱転写記録媒体としての品質を保証し得る技術はま
だ知られていない。
着色剤の分散性は、諸々の問題点を有している。しかし
ながら、このような系に対し、着色剤の分散を容易に
し、かつ、転写像の反射濃度を高め、印字品質及びその
他、熱転写記録媒体としての品質を保証し得る技術はま
だ知られていない。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、製造工程
における着色剤の分散性に優れ、保存時にブロッキング
を起こさず、印字品質及び転写像の反射濃度に優れる熱
転写記録媒体を得ることを目的とするものである。
における着色剤の分散性に優れ、保存時にブロッキング
を起こさず、印字品質及び転写像の反射濃度に優れる熱
転写記録媒体を得ることを目的とするものである。
本発明者等は、上記目的を達成するために鋭意研究を
重ねた結果、熱転写インクの着色剤分散剤としてアルカ
リ土類金属フェネートを固形分の0.1〜5重量%含んだ
インクを用いることにより上記目的に合致した優れた熱
転写記録媒体を得ることができることを見いだし、本発
明を完成させたものである。
重ねた結果、熱転写インクの着色剤分散剤としてアルカ
リ土類金属フェネートを固形分の0.1〜5重量%含んだ
インクを用いることにより上記目的に合致した優れた熱
転写記録媒体を得ることができることを見いだし、本発
明を完成させたものである。
即ち、本発明は、基材上に熱溶融性インクを塗布して
なる熱転写記録媒体において、熱溶融性インクがアルカ
リ土類金属フェネートを0.1〜5重量%(対固形分)含
有することを特徴とする熱転写記録媒体を提供するもの
である。
なる熱転写記録媒体において、熱溶融性インクがアルカ
リ土類金属フェネートを0.1〜5重量%(対固形分)含
有することを特徴とする熱転写記録媒体を提供するもの
である。
本発明でいうアルカリ土類金属フェネートとは、下記
一般式(I)又は(II) (上式中、Rは炭素数1〜40のアルキル基を、xは1〜
2の数を、またMeはアルカリ土類金属をそれぞれ示して
いる。) で表されるアルキルフェノールのアルカリ土類金属塩の
ことである。
一般式(I)又は(II) (上式中、Rは炭素数1〜40のアルキル基を、xは1〜
2の数を、またMeはアルカリ土類金属をそれぞれ示して
いる。) で表されるアルキルフェノールのアルカリ土類金属塩の
ことである。
アルキルフェノールは具体的には例えばプロピレンの
低重合などにより得られるオレフィンやアルコール、ワ
ックスなどをフリーデルクラフツ型触媒によりベンゼン
にアルキル化して合成される。
低重合などにより得られるオレフィンやアルコール、ワ
ックスなどをフリーデルクラフツ型触媒によりベンゼン
にアルキル化して合成される。
アルカリ土類金属フェネートの一般的な合成法は、ア
ルキルフェノール、元素硫黄、アルカリ土類金属水酸化
物をメタノール、エタノール、エチレングリコールなど
のアルコール類を溶媒として、室温から200℃で反応さ
せる方法である。
ルキルフェノール、元素硫黄、アルカリ土類金属水酸化
物をメタノール、エタノール、エチレングリコールなど
のアルコール類を溶媒として、室温から200℃で反応さ
せる方法である。
一方、本発明でいうアルカリ土類金属としては、マグ
ネシウム、カルシウム、バリウム等が例示できる。
ネシウム、カルシウム、バリウム等が例示できる。
又、本発明のアルカリ土類金属フェネートとしては、
前記一般式(I)又は(II)で示したようなその中性塩
(正塩)だけでなく、フェネートと過剰のアルカリ土類
金属化合物とを水の存在下で加熱することにより得られ
る塩基性フェネートや、炭酸ガスの存在下でフェネート
をアルカリ土類金属の酸化物や水酸化物と反応させて得
られるいわゆる超塩基性フェネートも含まれる。
前記一般式(I)又は(II)で示したようなその中性塩
(正塩)だけでなく、フェネートと過剰のアルカリ土類
金属化合物とを水の存在下で加熱することにより得られ
る塩基性フェネートや、炭酸ガスの存在下でフェネート
をアルカリ土類金属の酸化物や水酸化物と反応させて得
られるいわゆる超塩基性フェネートも含まれる。
ただし、本発明のアルカリ土類金属フェネートは、上
記に例示したような製造法に制約されるものではない。
記に例示したような製造法に制約されるものではない。
本発明の熱転写記録媒体において、アルカリ土類金属
フェネートの含有量は、熱溶融性インクの固形分に対し
て0.1〜5重量%であり、アルカリ土類金属フェネート
の含有量が0.1重量%未満である場合には、着色剤の分
散が充分でなく、熱転写記録媒体として所期の効果を発
揮できない。又、含有量が5重量%より多くなると、別
の好ましくない効果が現れる。とくに、熱転写記録媒体
の保存に関し、アルカリ土類金属フェネートの含有量が
10重量%以上になるとブロッキングが起き易くなる。
フェネートの含有量は、熱溶融性インクの固形分に対し
て0.1〜5重量%であり、アルカリ土類金属フェネート
の含有量が0.1重量%未満である場合には、着色剤の分
散が充分でなく、熱転写記録媒体として所期の効果を発
揮できない。又、含有量が5重量%より多くなると、別
の好ましくない効果が現れる。とくに、熱転写記録媒体
の保存に関し、アルカリ土類金属フェネートの含有量が
10重量%以上になるとブロッキングが起き易くなる。
本発明の熱転写記録媒体の基材としては、コンデンサ
紙、グラシン紙等の紙類、あるいはポリエステル、ポリ
カーボネート、ポリイミド、ポリアミド、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のフィルム類が挙げられる。基材
の厚みとしては約2〜20μmの範囲にあるのが望まし
い。
紙、グラシン紙等の紙類、あるいはポリエステル、ポリ
カーボネート、ポリイミド、ポリアミド、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のフィルム類が挙げられる。基材
の厚みとしては約2〜20μmの範囲にあるのが望まし
い。
また、スティッキングを防止するために、潤滑保護
層、及び熱溶融性インク層塗布面の反対面に耐熱性樹脂
等からなる耐熱保護層を設けることもできる。潤滑保護
層としては、ワックスが主体として用いられる。
層、及び熱溶融性インク層塗布面の反対面に耐熱性樹脂
等からなる耐熱保護層を設けることもできる。潤滑保護
層としては、ワックスが主体として用いられる。
本発明の熱溶融性インク層は熱溶融性バインダー、及
び着色剤を主要成分とし、上記のアルカリ土類金属フェ
ネートを添加して構成される。熱溶融性バインダーとし
ては、例えば、ポリスチレン、ポリアクリル酸、ポリア
クリル酸エステル、スチレン−アクリル酸共重合体、ス
チレン−アクリル酸エステル共重合体、ポリメタクリル
酸エステル、ポリアクリルアミド、ポリビニルエステ
ル、不飽和ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ケトン樹
脂、テルペン樹脂、水添テルペン樹脂、クマロン樹脂、
ロジンエステル、ロジン変性樹脂、マレイン酸樹脂等が
挙げられる。これらの樹脂は単独でも、2種以上を配合
して用いてもよい。
び着色剤を主要成分とし、上記のアルカリ土類金属フェ
ネートを添加して構成される。熱溶融性バインダーとし
ては、例えば、ポリスチレン、ポリアクリル酸、ポリア
クリル酸エステル、スチレン−アクリル酸共重合体、ス
チレン−アクリル酸エステル共重合体、ポリメタクリル
酸エステル、ポリアクリルアミド、ポリビニルエステ
ル、不飽和ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ケトン樹
脂、テルペン樹脂、水添テルペン樹脂、クマロン樹脂、
ロジンエステル、ロジン変性樹脂、マレイン酸樹脂等が
挙げられる。これらの樹脂は単独でも、2種以上を配合
して用いてもよい。
熱溶融性バインダーの内、前記樹脂以外には例えば、
パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、
ポリエチレンワックス、カルナバワックス、キャンデリ
ラワックス、ライスワックス、モンタンワックス、みつ
ろう、ラノリン、酸化パラフィンワックス、酸化マイク
ロクリスタリンワックス、酸化ポリエチレンワックス等
のワックス類、ステアリン酸、ラウリン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸鉛、ステアリン酸バリウム、ステアリ
ン酸亜鉛、ステアリン酸ステアレート等の高級脂肪酸或
いはその金属塩、そのエステル等の誘導体、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
飽和ポリエステル等の樹脂等が用いられる。
パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、
ポリエチレンワックス、カルナバワックス、キャンデリ
ラワックス、ライスワックス、モンタンワックス、みつ
ろう、ラノリン、酸化パラフィンワックス、酸化マイク
ロクリスタリンワックス、酸化ポリエチレンワックス等
のワックス類、ステアリン酸、ラウリン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸鉛、ステアリン酸バリウム、ステアリ
ン酸亜鉛、ステアリン酸ステアレート等の高級脂肪酸或
いはその金属塩、そのエステル等の誘導体、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
飽和ポリエステル等の樹脂等が用いられる。
本発明の熱溶融性インク層中に用いられる着色剤とし
ては、従来より用いられているカーボンブラックを始め
とする種々の有機系、無機系顔料が挙げられる。
ては、従来より用いられているカーボンブラックを始め
とする種々の有機系、無機系顔料が挙げられる。
その他、本発明の熱溶融性インク層中にシリコンオイ
ルや鉱物油等の添加物を、必要に応じて添加し、塗工す
ることも妨げない。
ルや鉱物油等の添加物を、必要に応じて添加し、塗工す
ることも妨げない。
又、本発明の熱溶融性インクの塗工に関しては、直
接、樹脂、着色剤等を溶剤に溶解、分散させたインクを
用いる場合だけでなく、熱溶融分散した樹脂系インクを
溶剤に溶解して塗工する場合や、直接ホットメルト塗工
をする場合においても、アルカリ土類金属フェネートを
使用することにより、所期の効果を得ることが出来る。
接、樹脂、着色剤等を溶剤に溶解、分散させたインクを
用いる場合だけでなく、熱溶融分散した樹脂系インクを
溶剤に溶解して塗工する場合や、直接ホットメルト塗工
をする場合においても、アルカリ土類金属フェネートを
使用することにより、所期の効果を得ることが出来る。
以上述べたような構成により、生産性に優れ、かつ、
印字の反射率、保存時のブロッキング性等において優れ
た熱転写記録媒体を得ることができる。
印字の反射率、保存時のブロッキング性等において優れ
た熱転写記録媒体を得ることができる。
以下に本発明を実施例に依って具体的に説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
尚、例中の「部」は重量基準である。
実施例1 軟化点90℃のポリエステル樹脂(120℃での溶融粘度;
23000cps)を主体とした下記の組成比からなる溶剤系の
熱転写インクを調整する際、表1に示す種々の添加剤を
入れてボールミルで15時間混練し、インク形成用塗布液
を得た。
23000cps)を主体とした下記の組成比からなる溶剤系の
熱転写インクを調整する際、表1に示す種々の添加剤を
入れてボールミルで15時間混練し、インク形成用塗布液
を得た。
〈熱転写インクの組成〉 成 分 配合量 ポリエステル樹脂 18 部 カルナバワックス 7.5部 カーボンブラック 4.5部 トルエン 35 部 メチルエチルケトン 18 部 イソプロピルアルコール 17 部 表1に示す添加剤 表1に示す量 比較試料中に配合した添加剤は、以下の理由により選
んだ。
んだ。
ダイマー酸系ポリアミド樹脂及びエチレン−酢酸ビニ
ル共重合樹脂は着色剤分散性に優れた樹脂として知られ
るものである。ジアルキルスルホコハク酸ナトリウムは
非水系界面活性剤であり分散効果が期待できる。
ル共重合樹脂は着色剤分散性に優れた樹脂として知られ
るものである。ジアルキルスルホコハク酸ナトリウムは
非水系界面活性剤であり分散効果が期待できる。
上記塗布液をワイヤーバー#4により、6μmのポリ
エチレンテレフタレート(PET)フィルム上に塗布後、
乾燥して、1.5g/m2(dry)の熱溶融性インク層を有する
熱転写記録媒体を得た。
エチレンテレフタレート(PET)フィルム上に塗布後、
乾燥して、1.5g/m2(dry)の熱溶融性インク層を有する
熱転写記録媒体を得た。
この熱転写記録媒体を光学顕微鏡で観察し測定したカ
ーボンブラックの最大粒径及びマクベス濃度計RD918型
で測定した反射濃度(ODと略す)を表1に記す。
ーボンブラックの最大粒径及びマクベス濃度計RD918型
で測定した反射濃度(ODと略す)を表1に記す。
注) *1 試料1: 硫化アルカリ土類金属フェネート、 濃褐色粘稠液体、比重 0.98、 元素分析値 Ca 4.5wt%,S 3.1wt%、 アルカリ度 126 *2 試料2: 超塩基性硫化アルカリ土類金属フェネート、 濃褐色粘稠液体、比重 1.08、 元素分析値 Ca 9.3wt%,S 3.0wt%、 100℃の動粘度 90cSt *3 ペレックスOTP: 花王(株)製商品名、ジアルキルスルホコハク酸ナトリ
ウム *4 エバフレックスEV40X: 三井デュポンケミカル(株)製商品名、 エチレン−酢酸ビニル共重合体 *5 レオマイドS−2400: 花王(株)製商品名、ダイマー酸系ポリアミド樹脂 実施例2 添加剤として実施例1で使用した試料2を用い、実施
例1と同様のインク組成比からなる溶剤系の熱転写イン
クを調整する際、試料2の量を表2に示す如く種々変え
てサンドミルで混練し、インク層形成用塗布液を得た。
ウム *4 エバフレックスEV40X: 三井デュポンケミカル(株)製商品名、 エチレン−酢酸ビニル共重合体 *5 レオマイドS−2400: 花王(株)製商品名、ダイマー酸系ポリアミド樹脂 実施例2 添加剤として実施例1で使用した試料2を用い、実施
例1と同様のインク組成比からなる溶剤系の熱転写イン
クを調整する際、試料2の量を表2に示す如く種々変え
てサンドミルで混練し、インク層形成用塗布液を得た。
試料2を3%添加した際の各パス回数におけるカーボ
ンブラックの最大粒径を測定し、その結果を第1図に示
した。
ンブラックの最大粒径を測定し、その結果を第1図に示
した。
又、試料2を添加しない塗布液についてもブランクと
して同様に評価し、その結果を第1図に示した。
して同様に評価し、その結果を第1図に示した。
得られたインク層形成用塗布液の、B型粘度計により
測定した粘度を表2に示す。
測定した粘度を表2に示す。
この塗布液を、予め通常の方法でパラフィンを乾燥膜
厚1μmとなるように塗布した6μmの膜厚のポリエチ
レンテレフタレートフィルム上にワイヤバーで塗布し、
乾燥膜厚が3.5μmのインク層を設けて熱転写記録媒体
を得た。
厚1μmとなるように塗布した6μmの膜厚のポリエチ
レンテレフタレートフィルム上にワイヤバーで塗布し、
乾燥膜厚が3.5μmのインク層を設けて熱転写記録媒体
を得た。
この熱転写記録媒体からサンプルを切りだし、アンリ
ツ製ラベルプリンターK464E型を用いて熱転写紙(BEKK3
00秒)の上に印字を行い、印字品質を評価した。又、熱
転写記録媒体を2枚重ね(インク層と基材背面を密着さ
せる)、60℃の恒温器中で10g/cm2の圧力をかけ、15時
間放置した後ブロッキングの程度を評価した。又、実施
例1と同様の方法でOD及び最大粒径を測定した。
ツ製ラベルプリンターK464E型を用いて熱転写紙(BEKK3
00秒)の上に印字を行い、印字品質を評価した。又、熱
転写記録媒体を2枚重ね(インク層と基材背面を密着さ
せる)、60℃の恒温器中で10g/cm2の圧力をかけ、15時
間放置した後ブロッキングの程度を評価した。又、実施
例1と同様の方法でOD及び最大粒径を測定した。
これらの結果を表2に示す。
第1図は実施例2の本発明品1及びブランクのパス回数
とカーボンブラックの最大粒径との関係を示すグラフで
ある。
とカーボンブラックの最大粒径との関係を示すグラフで
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】基材上に熱溶融性インクを塗布してなる熱
転写記録媒体において、熱溶融性インクがアルカリ土類
金属フェネートを0.1〜5重量%(対固形分)含有する
ことを特徴とする熱転写記録媒体。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62187923A JPH0813576B2 (ja) | 1987-07-28 | 1987-07-28 | 熱転写記録媒体 |
EP88111130A EP0301308B1 (en) | 1987-07-28 | 1988-07-12 | Thermal transfer recording medium |
DE3888419T DE3888419T2 (de) | 1987-07-28 | 1988-07-12 | Wärmeempfindliches Übertragungsmaterial. |
ES88111130T ES2049736T3 (es) | 1987-07-28 | 1988-07-12 | Soporte laminar para la impresion por transferencia termica. |
KR1019880008805A KR910007072B1 (ko) | 1987-07-28 | 1988-07-15 | 열전도 기록매체 |
US07/226,316 US4859537A (en) | 1987-07-28 | 1988-07-27 | Thermal transfer recording medium |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62187923A JPH0813576B2 (ja) | 1987-07-28 | 1987-07-28 | 熱転写記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6430790A JPS6430790A (en) | 1989-02-01 |
JPH0813576B2 true JPH0813576B2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=16214569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62187923A Expired - Lifetime JPH0813576B2 (ja) | 1987-07-28 | 1987-07-28 | 熱転写記録媒体 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4859537A (ja) |
EP (1) | EP0301308B1 (ja) |
JP (1) | JPH0813576B2 (ja) |
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