JPS6168295A - 多数回印字可能な熱転写シ−ト - Google Patents

多数回印字可能な熱転写シ−ト

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JPS6168295A
JPS6168295A JP59191313A JP19131384A JPS6168295A JP S6168295 A JPS6168295 A JP S6168295A JP 59191313 A JP59191313 A JP 59191313A JP 19131384 A JP19131384 A JP 19131384A JP S6168295 A JPS6168295 A JP S6168295A
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printing
water
heat
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Tetsuo Kobayashi
哲夫 小林
Mikio Imaeda
今枝 幹雄
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/382Contact thermal transfer or sublimation processes
    • B41M5/392Additives, other than colour forming substances, dyes or pigments, e.g. sensitisers, transfer promoting agents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、サーマルプリンタ等の熱転写により印字を
行なう印字装置に使用される多数回熱転写媒体に関する
ものである。
[従来技術及び発明が解決しようとする問題点j従来、
この種の熱転写シートは着色剤とそのバインダ剤とから
なる熱溶融性インク組成物を基材に塗布しただけのもの
であり、一度印字に使用するとその部分のインク組成物
は記録紙面上に転写されてしまい、同一の熱転写シート
を2度以上印字に使用するのは不可能であった。従って
、このようなワンタイム型熱転写シートは極めて不経済
なものであった。
このような不経済性を解消するため、最近同一の熱転写
シートで多数回印字可能な以下のような熱転写シートが
提案されている。
(1)まず、溶解性染料と低融点剤よりなるインク組成
物中にカーボンブラック等の凝集性を有する粉末を混在
させ、これを基材に塗布してなる多数回熱転写シートが
提案されている(待聞昭57−160691号公報参照
)。しかし、このような熱転写シー1−ではカーボンブ
ラック等の粉末は印字像の形成には全く寄与しないもの
であり、溶解性染料により印字像を形成するものである
従って、染料により形成された印字像は退色性が人さい
ことから考えれば、印字像の堅牢度に問題を有し、記録
保存性に欠けるものである。
(2)また、U材上において連続した多くの微細孔を有
する耐熱性樹脂層を形成し、その耐熱性樹脂層の微細孔
中に熱溶融性インクを含浸させた熱転写シートが提案さ
れている(特開昭55−105579号公報参照)。し
かし、このような熱転写シートでは基材上で多孔性の樹
脂層を形成するのに煩雑な操作を必要とし、更には、多
孔樹脂層中に熱溶融性インクを効率良く、均一に含浸さ
せるのは困難なものである。
従って、このような熱転写シートでは印字象の温度にム
ラが生じていまい、印字品質は満足のいくものではなか
った。
(3)更に、m脂溶液中に熱溶融性インクを分散溶解し
たものをベース基材に塗布した後、その溶媒を蒸発除去
させて樹脂の微細多孔層中に熱溶融性インクを連続的に
含有する熱転写シートが提案されている(特開昭54−
68253号公報参照)。
しかしながら、この公報に示された殆んどすべての組み
合Vでは、多数回熱転写シートにした場合、従来のワン
タイム型熱転写シートの印字に要する印字エネルギーよ
りはるかに過大な印字エネルギーを要しないと充分な転
写性が1りられなかクツご。
[発明の目的1 この発明は、前記の問題点を解消するためになされたも
のであり、印字用紙を汚すことがなく、従来のワンタイ
ム型熱転写シートと同等の低い印字エネルギーで印字濃
度が園く、印字ムラもなくずことができ、且つ多数回印
字することができる。
また、その保存性にも優れた多数回印字可能な熱転写シ
ートを提供するものである。
[問題点を解決するための手段及び作用]この発明は、
必須成分且つ主成分である、一般式 %式% にて表わされる飽和脂肪酸に、着色剤と低融点剤を混合
して生成した熱溶融性インクを、ポリビニルアルコール
を主成分とする水溶性樹脂溶液中に均一に微細分散させ
、そのインク組成物をフィルム基材に塗布乾燥すること
により、水溶性樹脂からなる微細連続多孔性層を形成す
ると共に、その多孔性層中に適度の融点を有する熱溶融
性インクを均一に分散させ、低い印字エネルギーにて同
一位置でも充分な印字濃度で多数回熱転写することがで
きるようにするものである。
〔実施例] 以下にこの発明の一実施例を第1図乃至第6図を参照し
て説明する。
第1図は多数回熱転写シートの模式断面図を示ず図であ
り、熱転写シート1oはフィルム繕材11上に熱?8融
性インク含有層12が塗布されている。この実施例に使
用されるフィルム基材11としては、耐熱温度150℃
以上のポリエステル、ポリイミド、ポリカーボネート、
ポリサルフオン、ポリエーテルサルフオン、ポリフェニ
レンサルファイド、ポリエーテル−エーテルケトン等か
らなるフィルムまたはコンデンサ紙、グラシン紙等の紙
が挙げられ、その厚さは約3〜20μの範囲にあるのが
望ましい。また、第1図に示すように、スティッキング
を防止するために熱溶融性インク含有層12の塗布面と
反対面にシリコン或いは耐熱性樹脂等からなるスティッ
キング防止層13が設けられている。
前記熱溶融性インク含有層12は、ポリビニルアルコー
ルを主成分とする水溶性樹脂(水溶性高分子)14と、
熱溶融性インク15とから構成さている。
前記ポリビニルアルコールを主成分とする水溶性樹脂1
4の成分としては、ポリビニルアルコール単独でも充分
な性能が1qられるが、これにポリエチレングリコール
を加えると転写性が更に向上する。この他メチルセルロ
ース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース
、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース。
ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ソーダ。
ポリアクリルアミド、スチレン−無水マレイン酸共重合
物、イソブチレン−無水マレイン酸共重合物等の水溶性
樹脂を01用することにより、ポリビニルアルコール単
独の場合に比べ同等もしくはそれ以上効果を上げること
ができる、。
また、前記熱溶融性インク15は、主成分である固体脂
肪酸と着色剤とその他の低融点剤及び添加剤とから構成
されている。固体脂肪酸としては、一般式がCH3,(
CHユ)ncOOH[但いn=14〜20]である飽和
脂肪酸であり、常温で固体状である、バルミチン酸、マ
ルガリン酸。
ステアリン酸、ノンデシル酸、アラキン酸、ベヘン酸等
がある。その添加且は後述する実験結果より、低融点剤
中で40〜95%の範囲内で適宜調整することが望まし
い。
前記固体脂肪酸と混合する低融点剤としては、非水溶性
で40〜100℃の融点を有するパラフィンワックス、
マイクロクリスタリンワックス。
酸化パラフィンワックス、キャンデリラワックス。
カルナバワックス、モンタンワックス、セレシンワック
ス、ポリエチレンワックス、酸化ポリエチレンワックス
、カスターワックス、牛脂硬化油。
ラノリン、木ロウ、ソルビタンステアレート、ソルビタ
ンパルミテート、ステアリルアルコール。
ポリアミドワックス、オレイルアミド、ステアリルアミ
ド、ヒドロキシステアリン酸1合成エステルワックス、
合成含金ワックス等の蟻状物質の他、石油樹脂、ロジン
、エステルガム、ケトン樹脂。
エポキシ樹脂、エチレン−酢ビ共重合樹脂、エチレン−
αオレフイン共重合樹脂等の低融点熱可塑性樹脂が上げ
られる。
そして、着色剤としては、カーボンブラック。
レーキレッド、アルカリブルー紺青等の無機、有機の顔
料並びにニグロシン、オイルブラック、メチルバイオレ
ット等の脂肪酸に溶解性の高い油溶性或いは塩基性の染
料を使用する。
更に、このような熱溶融性インクを調整する際、低融点
剤中への着色剤の分散を促進するためレシチン等の分散
剤を添加してもよい。
次に、このように調整されたポリビニルアルコールを主
成分とする水溶性樹脂溶液中に、前記熱溶融性インク1
5を加熱撹拌しながら加えて乳化する。このとき、使用
する乳化剤としては、熱溶融性インク15中には、スパ
ン系界面活性剤好ましくは常温固体のソルビタンステア
レート、ジステアレート、トリステアレート等を加え、
一方の水溶性樹脂溶液中には、トウイーン系界面活性剤
又はポリオキシエチレンアルキルエーテル等を添加する
。但し、水溶性樹脂溶液は粘性がかなりあるため、この
粘性だけでも充分に乳化可能であることから必ずしもこ
れら乳化剤を使用しなくてもよい。
そして、この乳化時における加熱温度は前記熱溶融性イ
ンク15の融点以上に設定する。これは乳化を液−液系
で行ない、乳化が系全体に均一に行われるようにするた
めである。更に、撹拌操作は乳化後における熱溶lAl
1性インクの粒子径を最適な粒子径(数μ以下)にし、
且つ系全体の粒子径の均一化を図るための車装である。
この乳化により、フィルム基材11に塗布するための熱
溶融性インク組成物が容易に得られ、その熱溶融性イン
ク組成物は従来のボールミル等の機械的粉砕に比べて粒
子径の揃った均一な分散状態である。
前記のようにして得られた熱溶融性インク組成物はエチ
ルアルコール等の希釈剤により適宜希釈された後、リバ
ースコーター、グラピコ−ター。
ワイヤバーコーター、コンマコーター、ロールコータ−
、ドクタブレード等の塗布装置によりフィルム基材11
に塗布される。このときの塗布厚は厚すぎても薄ずぎて
も多数回熱転写に支障を来たす。尚、熱溶融性インク組
成物と親和力を有し、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂等
からなる下塗り結合層を設けてもよい。
フィルム基材11に塗布された熱溶融性インク組成物は
乾燥機に入れられ、含有している水分が蒸発除去される
。このときの乾燥温度は80〜120″Cに設定する。
これは塗布された熱溶融性インク粒子15中に含有され
た低融点剤の融点以上の温度をかけることにより、熱溶
融性インク粒子15を適度に凝縮させ、第1図に示すよ
うに、熱溶融性インク含有層12中における熱溶融性イ
ンク粒子15の連続相を形成するために行なうものであ
る。
これにより、この実施例に係る多数回熱転写シート10
は、フィルム基材11上に、熱溶融性インク粒子15が
ほぼ同一の粒子径(v1μ以下)をもって均一に且つ連
続的に水溶性樹脂からなる微細連続多孔性層14中に分
1″lIされた熱溶融性インク含有層12を保持してい
るものになる。
次に、第2図に基づいてこの実施例に係る多数回熱転写
シートの製造方法について説明する。
(1)熱溶融性インクの生成工程 まず、顔料と低融点剤とを少なくとも低融点剤の融点以
上の温度、例えば約70’C以上で混練を行なう。混練
には三木ロールミル、セントリーミル、サンドミル、ボ
ールミル、レゾルバ等の一般に使用される混練機を用い
る。このときの混練温度を低融点剤の融点以上に加温す
るのは低融点剤を液状となし、着色剤の分散をより均一
にするためである。尚、この混練物を以下、便宜上第1
組成物と称する。
次に、固体脂肪酸と染料とを加熱撹拌する。このときの
加熱温度は100℃前後で行なう。そして、この混合物
(以下、便宜上第2組成物と称す)を前記第1組成物中
に加熱撹拌しながら加えると共に、スパン系界面活性剤
を添加する。
(2)水溶性樹脂溶液の生成工程 ポリビニルアルコールと少量の伯の水溶性樹脂とを温水
に溶解して、トウイーン系界面活性剤を適は添加してポ
リビニルアルコールを主成分とする水溶性樹脂溶液を生
成する。
(3)熱溶融性インク組成物の生成工程(乳化工程) 前記のJこうに生成された水溶性樹脂溶液を80℃前後
に温調した槽内で撹拌機で高速撹拌しながら、その中に
前記混線温度の熱溶融性インクを少量づつ所定の比率に
なるまで滴下添加する。そして更に、所定時間撹拌を続
けた後、緩やかな撹拌に切り換え直らに外部より冷媒に
て室温まで冷却する。
(4)塗液の調整工程 前記熱溶融性インク組成物を撹拌しながら希釈剤を少量
ずつ加え、所定の度合に希釈した復、全体を充分に撹拌
混合し塗液を得る。この塗液は、樹脂成分と希釈剤とか
らなる水溶性樹脂溶液中に熱溶融性インクの粒子が均一
に分散したものである。
(5)塗液の塗布工程 前記塗液はフィルム基材11に前記適宜の塗布装置によ
り孕布される。このときの塗布厚は次の乾燥工程におい
て溶媒としての水が蒸発除去されることを考慮して若干
厚めの塗布厚を設定する必要がある。この実施例では塗
布厚を30〜100μの厚さに設定した。
(6)乾燥工程 最後に前記工程によりIFJられたフィルム基材11上
に塗液を塗布したものを前記したように80〜120℃
に温度設定された乾燥機に入れ、溶媒として残っている
水を蒸発除去させる。この乾燥は水の除去に加えて、前
記のようにフィルム基材11上に残存する水溶性樹脂か
らなる微細連続多孔性層14中に熱溶融性インク粒子1
5の連続相を形成するために行われているものである。
このときの熱溶融性インク含有層12の厚さは5〜30
μになる。
以上で多数回熱転写シートの製造工程が完了し、第1図
に示すような多数回熱転写シートIC1得られる。
尚、前記製造工程では、乳化により熱溶融性インクを分
散させたが、前記第1組成物及び第2組成物からなる熱
溶融性インクを粉砕機で粗粉砕した後、そのインクと水
溶性樹脂溶液をボールミル等で分散混合してもよいこと
はいうまでもない。
次に、固定脂肪酸の使用割合を決定するための実験につ
いて説明する。
実験例 △、熱溶融性インク成分・・・・・18重回部ステアリ
ンlS!tX% キャンデリラワックス        Y%黒色染料 
            13%カーボンブラック  
        6%計   100% B、ポリビニルアルコール水溶液・・50重小部C,エ
チルアルコール  ・・・・ 70重が部上記ステアリ
ン酸く固体脂肪酸)の量(Y%)及びキャンデリラワッ
クス(低融点剤)の損(Y%)を適宜変え、前記製造工
程に従って多数回熱転写シートをつくる。そして、平滑
度が60秒(ベック平滑度)の印字用紙に、サーマルヘ
ッドの印字エネルギーか30mJ/mmi’という条件
で印字させると、第4図に示すように、固体脂肪酸の損
(Y%)の低融点剤のff1(Y%)に対する割合Nが
多くなるに従って、印字濃酸も濃くなり、印字ムラ心な
くなる。特にその割合Nが40〜95%の範囲にあれば
、充分に実用に耐え1qることかわかった。尚、低融点
剤が全くない場合(X=100のとき)には、フィルム
基材11から熱溶融インク含ti層12が印字中に部分
的に剥離してしまった。
第4図にJ5いて、濃度Pは、一般的に使用されている
光学反射濃度測定器で測定したものであり、光の印字部
分に対する図射率Rとすると、P−ぢ(100/R) で表わされる。また、固体脂肪酸の割合Nは、N=10
0X/ (X+Y) で表わしたものである。更に、−e−は初期(第1回目
)の印字結果を示し、−−X−−は第5回目の印字結果
を示している。
また、使用する固体脂肪酸の種類についての実験結果を
次に示す。
A、ラウリン酸、ミリスチン酸等の炭素数が15以下(
n≦13)の固体脂肪酸、 以上の固体脂肪酸は熱溶融性インクの融点が低くなり、
インクがベタベタしており、印字用紙を汚しやすく、熱
転写シートの保存性についても問題がある。
B、パルミチン酸、マルガリン酸、ステアリン酸。
ノンデシル酸、アラキン酸、ベヘン酸等炭素数が16〜
22(14≦n≦20)の固体脂肪酸、以上の固体脂肪
酸は、適度な融点(60〜80℃)を有する熱溶融性イ
ンクをつくることができ、印字用紙を汚すことなく、多
数回印字することができた(第5図及び第6図参照)。
また、熱転写シートの保存性についても全く問題がない
C,リグノセリン酸等の炭素数23以上(n≧21)の
固体脂肪酸、 以上の固体脂肪酸は熱溶融性インクの融点が高いため、
印字エネルギーを多く必要とすると共に、インク質が堅
いため、−Iffにインクが多量に転写されてしまうの
で多数回印字には向かなかった。
尚、固体脂肪酸のうち、炭素数が10以上のらのにおい
て、炭素数が奇数のものは、はとんど天然には産出しな
いので、合成によって生成されるため高価である。
更に、前記熱溶融性インクを微細多孔状に包含する樹脂
層材質についての実験結果を次に示す。
A、非水溶性樹脂 a、ニトロセルロース、ポリエステル、共重合ナイロン
、ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン共重合体
、ABS、アクリル系樹脂、ポリビニルブチラール、E
VA。
以上の樹脂は、転写性を殆んど得ることができなかった
b、塩化ビニル、塩ビー酢ビ共重合体、塩ビー酢ビービ
ニルアルコール共重合体、これらの樹脂+上記a群樹脂
、 以上す群の樹脂では転写性が初期PQ度にして0.5以
下である。また、いずれも固体脂肪酸がインク層表面に
移行し白い粉が積った状態(ブルーム)となり実用に供
することはできない。
B、水溶性樹脂 C,ポリビニルピロリドン、水性ウレタン、水性アクリ
ル、メチルセルロース、エチルセルロース、スチレン−
無水マレイン酸共重合物、以上の樹脂はほとんど転写性
を得ることかできなかった。
d、カルボキシメヂルtJしO−ス 溶液粘度が高く良好な塗液が得られなかった。
C,ヒドロキシエチルヒルロース、ヒドロキシエチルヒ
ルロース、 以上の樹脂は初111J淵度で0.5前後の転写性か(
りられるか、ポリビニルアルコールに比べればかなり劣
る。
従って、樹脂層材質としては、ポリビニルアルコールを
主成分とする水溶性樹脂が最適であることかわかった。
この発明の多数回熱転写媒体の実施例を示せば、次の通
りである。
実施例′I A、熱溶融性インク成分・・・・・・4重■部ステアリ
ン酸           60%キャンデリラワック
ス       15%ツルとタンジステアレート  
    5%カーボンブラック           
6%[三菱化成(株)製のMA−71 オイルブラック           9%[オリエン
ト化学(株)製の オイルブラックトIB8] ニゲ−シンベース          4%CBASF
社製の ニグロシベースLTDコ メチルバイオレット         1%[保止ケ谷
化学(株)製の メチルバイオレットベース〕 計   100% B、樹脂成分・・・・・・・・・・10重間部ポリビニ
ルアルコール       10%[デンカ社製のB−
241 ポリオチシンチレンオレイルエーテル 2%水    
                  88%計   
100% C5S釈剤           14重量部エチルア
ルコール         100%上記A上記合成分
に加熱混合し均一な融液としておく。次に、上記B成分
の溶液を75〜80℃に加温した状態で1000rl)
11以上の強力な撹拌を行いつつ前記A成分の融液を加
える。このまま3〜5分程度1財拌を続けた後、緩やか
な撹拌に切り換え直ちに外部より冷媒にて室温まで温度
を下げる。室温に至った後、乳化物を撹拌しなからCの
希釈剤を少量づつ加え、最後に全体を充分に撹拌混合し
塗液を得る。この塗液をリバースコーターに依り、ポリ
エステルフィルム上に塗布する。
塗膜厚は乾燥1!25〜20μの範囲内で必要に応じ調
整層る。尚、上記B、C成分に加える水、エチルアルコ
ールの量は塗布上の適否により決めるべきもので上記通
りである必要はない。
このようにして製造した熱転写シート10を使用して後
述のような印字を行なったところ、第5図及び第6図に
示すように、熱転写シート10の同一箇所において少な
くとも15回程度までは印字を行ない1qろことが判明
し、その印字像濃度も第4回目までは第1回目の印字像
濃度とほとんど変わらず、第5回目以降は少しづつ温度
が減少するものの第15回目においても充分に使用に耐
え得る印字像濃度を有していた。
ここで、第3図に基づいてこのフコ圧倒に係る多数回熱
転写シート10を使用して印字を行なう揚台の印字動作
について説明する。
第3図は印字状態を示す模式断面図であり、前記方法に
より作成された熱転写シート10はサーマルプリンタ等
の熱転写式の印字装置に適用される。同図において、熱
転写シート10は熱溶融性インク含有層12の塗布され
てない面が印字装置のサーマルヘッド16の発熱索子1
7に当接され、熱溶融性インク含有層12が塗布された
面には図示しないプラテンに装着された印字用紙18が
対向される。サーマルヘッド16が印字情報に従って選
択駆動されると、サーマルヘッド16は印字用紙18と
接するように移動し、発熱素子17から発せられた熱エ
ネルギーがフィルム基材11を介して熱溶融性インク含
有層12に伝達される。
伝達された熱エネルギーによりR熱累子17が当接して
いる部分のみの熱溶融性インク粒子15がiト融され、
その溶融されたインクは対向する印字用紙18に被着し
、これにより印字用紙18上に所定のドツト19が形成
される。これらのドツト1つが多数集合されることによ
り所定の文字、記号等が印字されるものである。
尚、第5図における印字条件は、 ・印字エネルギー   30 m J /、mm”・印
字用紙の平滑度  60秒(ベック平滑度)・熱転写シ
ート ベース基材    6.5μポリエステルインク塗布厚
   13〜14μ であり、第6図における印字条件は、第5図の印字エネ
ルギー及び熱転写シートは同一条件で、印字用紙の平滑
度だけを350秒(ベック平滑度)にしたものである。
その結果、第5図及び第6図に示すように、印字用紙の
平滑度に関係なく、どちらもこの実施例の多数回熱転写
シートで印字したもの(A>のほうが、従来の成分戎い
は方式で製造した熱転写シートで印字したもの(B、C
)より6はるかに印字濃度が濶く、又、濃度ムラちなく
、その性能差は歴然としている。
実施例2 △、熱溶融性インク成分・・・・・・9蛋但部バルミチ
ン酸           50%キャンデリラワック
ス       35%カーボンブラック      
   1096二グロシンベース          
4%メチルバイオレット          1%計 
  100% B、樹脂成分・・・・・・・・・・25重量部ポリビニ
ルアルコール       10%ポリエチレングリコ
ール       2%[オノエ工業製薬#6000] ポリオキシエチレンオレイルエーテル 2%水    
                  86%計   
100% C9希釈剤・・・・・・・・・・・35重量部エチルア
ルコール        100%実施例3 Δ、熱溶融性インク成分・・・・・・3重量部へヘン酸
             26%バルミチン酸   
        23%キャンデリラワックス    
   20%カーボンブラック         20
%オレイン酸             5%ニグロシ
ンベース          5%メチルバイオレット
         1%計   100% B、樹脂成分・・・・・・・・・・・5重母部ポリビニ
ルアルコール       12%水        
              86%計   100% C7希釈剤・・・・・・・・・・・・8重量部エチルア
ルコール        100%そして、前記のよう
に熱転写シート10の熱溶融性インク粒子15は水溶性
樹n旨からなる微細連続多孔性層14中に均一に分散さ
れ、且つ連続相を形成した状態で保持されており、この
ような状態においては水溶性樹脂からなる微細連続多孔
性1畜14は溶融された熱溶融性インク粒子15が印字
用紙18側へ浸出していく際のバリアーとして作用プる
。従って、溶融された熱溶融性インク粒子15か一回の
印字により一時に侵出することはなく、前記微細連続多
孔性層14のバリアー作用により多数回熱転写が可能と
なるものである。
また、熱溶融性インク粒子15は微1[1iN続多孔性
層14中で連続相として存在しているので、フィルム基
材11側の熱溶融性インク粒子15まで無駄なく印字に
使用される。従って、同一熱転写シート10により多数
回の印字をすることができ、従来の一回限りの使用しか
できないものに比べて格段に経済的なものであり、印字
装置の維持費を以下のように安くすることができる。
熱転写リボンのライニングコストの比較<A4版の45
町上質紙に1200字 印字した場合の金額) この発明の多数回熱転写シート 7円(内リボン代4円) 従来のワンタイム型熱転写リボン 20円(内リボン代17円) 参考(感熱紙       12円) 更に、この熱転写シート10では熱溶融性インク含0層
12を乳化により生成しているので、ボリビニルアルコ
ールを主成分と16水溶性樹脂J:りなる微細ii!!
続多孔性層14中の熱溶融性インク粒子15の粒子径を
全体にわたり均一にそろえることか極めて簡単にでき、
印字濃度にムラの匂い一定の印字品質を有する印字像を
得ることができる。
[発明の効果] 以上に詳述したように、この発明は、必須成分且つ主成
分である、一般式 %式% にて表わされる飽和脂肪酸に、着色剤と低融点剤を混合
して生成した熱溶融性インクを、ポリビニルアルコール
を主成分とする水溶性樹脂溶液中に均一に微細分散させ
、そのインク組成物をフィルム基材に塗布乾燥したので
、印字用紙を汚すことなく、ワンタイム型熱転写シート
並みの低い印字エネルギーにて充分な印字性能、品質及
び(り返し印字性を得ることができ、また、その保存性
にも優れた多数回印字可能な熱転写シートを提供するし
・のであり、その奏する効果は極め大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示ず熱転写シートの模式断
面図、第2図は製造工程を示すフローチャート、第3図
は熱転写シートによる印字状態を示す模式断面図、第4
図は固体脂肪酸の割合と濃度との関係を示す図、第5図
及び第6図は熱転写シートによる多数回印字したときの
酸α変化を示す図である。 図中、10は多数回熱転写シート、11はフィルム基材
、12は熱溶融性インク含有層、14は水溶性樹脂から
なる微細連続多孔性層、15は熱溶融性インクである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、必須成分且つ主成分である、一般式 CH_3(CH_2)_nCOOH (但し、n=14〜20) にて表わされる飽和脂肪酸に、着色剤と低融点剤を混合
    して生成した熱溶融性インクを、ポリビニルアルコール
    (▲数式、化学式、表等があります▼)を 主成分とする水溶性樹脂溶液中に均一に微細分散させ、
    そのインク組成物をフィルム基材に塗布乾燥したことを
    特徴とする多数回印字可能な熱転写シート。
JP59191313A 1984-09-12 1984-09-12 多数回印字可能な熱転写シ−ト Granted JPS6168295A (ja)

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US06/772,680 US4769258A (en) 1984-09-12 1985-09-05 Multiple-time ink-bearing medium for thermal printing
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH051789A (ja) * 1990-04-03 1993-01-08 Kyowa:Kk 埋設管用標識テープ状体
US6747324B2 (en) 1996-01-17 2004-06-08 Hitachi, Ltd. Method of manufacturing a semiconductor integrated circuit device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59165696A (ja) * 1983-03-11 1984-09-18 Brother Ind Ltd 感熱多数回転写シ−ト及びその製造方法

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