JPH0323978A - 乾式転写材製造用インクリボン - Google Patents

乾式転写材製造用インクリボン

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JPH0323978A
JPH0323978A JP1158491A JP15849189A JPH0323978A JP H0323978 A JPH0323978 A JP H0323978A JP 1158491 A JP1158491 A JP 1158491A JP 15849189 A JP15849189 A JP 15849189A JP H0323978 A JPH0323978 A JP H0323978A
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ink layer
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JP1158491A
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Mitsuo Yamane
山根 満夫
Takashi Kawaguchi
隆 川口
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、乾式転写制の製造に際して用いられる感熱転
写インクリボンに係り、特に感熱転写方式のプリンタ、
タイプライタ、ワードプロセッザ等を用いて、ぬれ性の
悪い、剥離性の強い面へも転写、印字可能と為すと共に
、感熱転写して得られる転写像が、圧力により、目的と
する被転写物上へ効果的に感圧再転写せしめられ得るよ
うにした乾式転写材製造用インクリボンに関するもので
ある。
[従来技術と発明が解決しようとする課題]近年、感熱
転写方式によるプリンタ、タイプライタ、ワードプロセ
ッサ等の印字装置が開発されて、小型のパーソナルユー
スからビジネス用途にまで広く使用されるようになって
きている。この感熱転写方式による印字は、サーマルヘ
ッドにより熱転写インクリボンを所定の印字用紙に密着
させ、そしてそのサーマルヘッドが有する多数の発熱素
子のうち、所要の発熱素子を発熱せしめることにより、
熱転写リボンの支持体を介して発熱素子に接している熱
溶融性インク部分を溶かして、印字用紙に転写せしめる
ことにより、行われるようになっている。
ところでこの種の熱転写リボンは、従来から、着色剤と
そのバインダ剤とからなる熱溶融性インクを所定の支持
体上に塗工しただけのものであって、かかるバインダ剤
はワックスを主或分とするものであった。しかも、この
種の熱転写リボンは被転写物として通常紙を対象とする
に過ぎないものであったのである。
ところで、本発明者らは、ぬれ性か悪くて、離型性・剥
離性の良い面への転写、印字を可能とすることを目的と
した感熱転写インクリボンに関して、先に、特願昭61
−275538号、特願昭61−275539号、及び
特願昭62−85350号において報告しており、また
熱感度向上を目指したインクリボンについても、特願昭
6280126号において報告している。
而して、これまでの感熱転写装置において、リボンの巻
き取りは、リボンのインク面と被転写物である紙との摩
擦力により、ヘッドの移動に従ってリボンが引き出され
、そしてそこで弛んて余ったリボンを巻き取ることによ
り、行われている。
しかしながら、ぬれ性が悪く、離型性・剥離性の良い面
というのは摩擦係数が小さいため、リボンを引き出す力
が弱くなり、それ故に、カセッ1・からリボンを引き出
すのに必要な力が大きい場合には、リボン送りか完全に
為されず、リボンの同一箇所をヘッドが印字している状
態(スリップ)か起こり、印字不可能となってしまうの
である。また、これを防ぐために、カセットからリボン
を引き出すのに必要な力を小さくすると、今度はリボン
の走行が不安定となり、リボン蛇行が惹起されることと
なる。さらに、リボン引出力は、インクの塗工直後と何
日か経過してからとては大きく異なり、55℃で保存し
たりすると、また異なってしまうものであるため、保存
性、経時変化を考慮に入れた上で、蛇行、スリップのな
いリボン走行を達成するのは非常に困難なのである。
本発明者らは、このような保存性、リボン走行性の問題
を同時に解決することを1」的とした感熱転写インクリ
ボンに関して先に、特願昭62−255761号、特願
昭62−255762号、特願昭62−262348号
及び特願昭62−297155号において報告している
。しかし感熱転写性と、感圧再転写性の経時安定性が良
好かつその調節が可能で、保存性が更に向上し、その上
、インクリボンのインク及び転写性調整層形成用塗工波
が、経時安定性に優れ、製造が容易で、品質のバラツキ
が少ないインクリボンに関しては、現在までのところ、
何等の報告もされていないのである。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、その第一の目的とするところは、乾式転写材
製造用の感熱転写インクリボンを提供することにある。
また、本発明の第二の目的は、ぬれ性の悪い面への感熱
転写性を向上せしめた乾式転写材製造用インクリボンを
提供することにあり、更に本発明の第三の目的は、感熱
により基本シート上に転写せしめたインクの像(転写像
)を、基本シートの背後からの圧力により、簡単に且つ
完全に、目的とする被転写物へ感圧再転写させることが
出来、その際に基本シートのぬれ性に合わせた接着力を
5 調節可能、即ちシリコーンオイルとシリコーン樹脂の添
加量又はその比率を調節することにより、感熱転写性、
感圧再転写性を制御可能である乾式転写材製造用インク
リボンを提供することにある。
そしてまた本発明の第四の目的は、感圧再転写性の経時
安定性と、特に優れた保存性を有する乾式転写材製造用
インクリボンを提供することにあり、更に本発明の第五
の目的は、リボン走行性の良好な乾式転写材製造用イン
クリボンを提供することにある。
そして、本発明の第六の目的は、上記一〜五の目的を達
成でき、かつインクリボンのインク及び転写性調整層形
戊用塗工液が、経時安定性に優れ、高品質でバラツキが
少なく、容易に製造することが可能な、乾式転写材製造
用インクリボンを提供することにある。
[解決手段] この目的を達或するために本発明の乾式転写材製造用イ
ンクリボンは、次の如き特徴を有するように構成されて
いる。即ち、[」的とする乾式転写6 祠を製造すべく、所要の文字や図形等の転写像を感熱転
写方式にて形戊するために用いられるインクリボンにお
いて、所定のフィルム状リボン基材の片面に、着色剤、
バインダ祠及び感圧接着剤を含んで構或されるインク層
を形成すると共に、かかるインク層上に、感熱接着性の
樹脂、粘着附与性の樹脂及びシリコーンオイルとシリコ
ーン樹脂を含んで横成される。該インク層より粘度が高
く、且つ感熱接着性、硬度及び凝集力の大きな転写性調
整層を形成するようにしたのである。
[具体的構戊・作用] 上記の構或を有する本発明に従う感熱転写インクリボン
は、例えば、第1図に示されるように、フィルム状のリ
ボン基材(支持体)11の一方の表面上にインク層12
が形成され、更にその上に、転写性調整層13が所定厚
さで形成されているのである。なお、リボン基材11の
前記インク層12の塗工面とは反幻側の面には、シリコ
ーン樹脂のような耐熱性樹脂からなるスティッキング防
止層14が設けられることとなる。
そして、このような乾式転写材製造用熱転写インクリボ
ン]0において、そのインク層12を支持するフィルム
状のリボン基材1]としては、従来から感熱転写インク
リボンの基材として用いられている各種のものが何れも
使用可能であるが、特に感熱転写のためにインクリボン
にはサーマルヘッジ(印字装置)が接触せしめられるも
のであるところから、耐熱温度が150℃以上の、ポリ
エステル、ポリイミド、ボリカーボネート、ポリサルフ
ォン、ポリエーテルサルフォン、ボリフエニレンサルフ
ァイド等からなる樹脂フィルム、またはコンデンサ紙、
グランン紙等の紙が好適な拐料として用いられ、またそ
の厚さとしても、飼料の種類により適宜に決定されるこ
ととなるが、般に3〜20Jaの範囲の厚さのものを用
いることが望ましい。
また、インク層12は、着色剤、バインダ剤及び感圧接
着剤を含んで主として構成されている。
そして、着色剤としては、主としてカーボンブラック等
の顔料が使用されることとなるか、また色調調節のため
に、必要に応じて、適当な染料が加えられる場合がある
そして、このインク層12を構成するバインダ剤として
は、主として、キャンデリラワックス、カルナバワック
ス、ライスワックス、木ろう等の植物系ワックス;蜜ろ
う、ラノリン、鯨ろう等の動物系ワックス;モンタンワ
ックス、セレシン等の鉱物系ワックス,パラフィンワッ
クス、マイクロクリスタリンワックス等の石油ワックス
の一種或いは二種以上からなるワックス類と、石油樹脂
、ロジン系樹脂、ケトン樹脂、ポリアミド樹脂、フェノ
ール樹脂等の粘着附与剤とからなるものが、用いられて
いるのである。なお、上記のワックス類としては、α−
オレフィンー無水マレイン酸共重合体等の樹脂系ワック
スも使用可能であり、また粘着附与剤は、インクの密着
性、硬度向上、凝集力附与、粘着力附与及び感圧接着剤
の粘着附与の働きを為すものである。また、このバイン
ダ剤を構成するワックスと粘着附与剤とは、一般に、重
量基準で15:1〜3:2程度の割合において9 配合せしめられることとなる。
さらに、インク層12を構成する感圧接着剤としては、
ポリ塩化゛ビニル、ポリアクリル酸エステル、エチレン
ー酢酸ビニル共重合体、エチレンエチルアクリレー1・
共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルエーテル、ポリ
ビニルアセタール、ポリイソブチレン等のビニル系高分
子;エチルセルロース、ニトロセルロース、酢酸セルロ
ース等の繊維系高分子;塩化ゴム、天然ゴム等のゴム系
高分子の一種或いは二種以上が組み合わせて用いられる
のである。
なお、インク層12を構成する上記の着色剤とバインダ
剤と感圧接着剤とは、一般に5〜30:40〜93:2
〜30程度の割合において配合せしめられ、好ましくは
95゜Cの温度下において、3000センチポイズ未満
、特に200〜1. 0 00センチポイズ程度の粘度
を与えるインク組或物とされることとなる。また、その
ようなインク組成物は、適当な溶媒に溶解若しくは分散
せしめられてインク液とされ、或いは加熱混合によりイ
ン10 クとなして、目的とするフィルム状のリボン基材11上
に、公知の手法に従って塗工或いはホットメルト塗工せ
しめられることとなる。
一方、かかるインク層12上に形成される、トップコー
ト層としての転写性調性層13は、かかるインク層12
よりも、粘度が高く (熱転写条件下において)且つ感
熱接着性、硬度及び凝集力の大きな層として構成されて
いるところから、かかる転写性調整層13は、感熱転写
時には、その接着力が強くされていることによって、ぬ
れ性の悪い表面への感熱転写性が向上され、そして凝集
力、粘度、硬度が大きくされているために、潰れ、広が
り等の転写不良が効果的に改善され、また印字装置のヘ
ッドによるインクの掻き良せも良好に防止せしめる働き
を有しているのである。また、乾式転写材の基本シート
の背後から圧力を加えて、乾式転写により作成したイン
クの像(転写像)を被転写物に転写せしめる感圧再転写
時には、かかる転写性調整層13は、凝集力、硬度が大
きくされているために、基本シートから、残留インクな
11 く、一体となって、所定のインク像を転写させることを
可能ならしめ、そして転写したインクも広がり、潰れの
ない美鹿な像を得ることを可能としているのであり、ま
た同時に転写像を保設して強固なものとしているのであ
る。
ところで、かくの如く転写性調整層13は、膜形戊性が
大きく、感熱接着性の大きな樹脂、例えばエチレンー酢
酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、アイオノマー、ア
クリル系重合体、エチレンーエチルアクリレート共重合
体、エチレンーアクリル酸共重合体、塩化ビニルー酢酸
ビニル共重合体、ポリビニルブチラール、ポリビニルピ
ロリドン、ポリビニルアルコール、ポリアミド、エチル
セルロース、ポリオレフィン等の一種或いは二種以上と
、凝集力が大きく、粘着附与性の樹脂、例えば石曲樹脂
、ロジン、水添ロジン、ロジンエステル、ケトン樹脂、
フェノール樹脂等の一種或いは二種以上と、更にシリコ
ーンオイルとシリコーン樹脂との混合物から主として構
成されるものである。そして、かくの如き感熱接着性の
樹脂と粘12 着附与性の樹脂とは、前者の1重量部に対して後者の0
.5〜10重量部好ましくは0.8〜7重量部の割合に
おいて混合せしめられ、またシリコンオイルとシリコー
ン樹脂は、転写性調整層13を構成する全組成物の重量
部100に対して0.1〜50重量部の割合において配
合せしめられることとなる。また、必要に応じて、シリ
コーン微粉末を加えることも可能である。
なお、かかる転写性調整層13を構成する前記膜形成性
の大きい感熱接着性の樹脂は、インク層12と非相溶か
、相溶しても混じり難いものであって、インク層12の
上に感熱接着性の大きな膜を形成するものであり、粘着
附与性の樹脂は、上記膜形成性の大きな樹脂とインク層
12との接着性を良好にして、凝集力、硬度、粘着性を
増し、感熱転写性を調節するために加えられるものであ
る。またシリコーンオイルとシリコーン樹脂は、両者を
併せて使用することにより、層中に分散が困難なシリコ
ーン樹脂の分散性を向上させ、シリコーンオイルの転写
性調整層中での移行を少なく13 し、経時安定性を向」ニさせると共に、転写性調整層形
成用塗工液の経時安定性も、向上させることができる。
そして上記シリコーンオイルと、シリコーン樹脂を、転
写性調整層に添加することにより、インクリボン表面の
べとつき、粘着性を無くし、摩擦抵抗を小さくすること
ができ、その結果として、プロツキング等の無い良好な
保存性及び蛇行、スリップの無い良好なリボン走行性を
与えることもできる。さらにその添加量、添加比率によ
り、感熱転写性と感圧再転写性の制御を可能とするだけ
ではなく、感圧再転写性の経時変化も制御可能とし、ま
たインクリボンの乾燥温度が低下し、乾燥時間が短縮す
ることにより、製造コスl・を低下させることもできる
そして、かかる膜形戊性の大きな感熱接着性の樹脂、粘
着附与性の樹指及びシリコーンオイルとシリコーン樹脂
とからなる組成物は、水溶波若しくは水分散液の形態に
おいて、或いはインク層12を侵さないような汎用の有
機溶剤の溶液乃至は分散液の形態において、通常の塗工
手法に従って、]4 インク層12の上に所定厚さで塗工せしめられるもので
あるが、そのようにして形成される転写性調整層13は
、感熱転写条件下においてインク層12よりも粘度か高
くされ、一般に、95℃の温度下において3000セン
チポイズ以上、好ましくは10000センチポイズ以上
の粘度を有する層とされるのである。
また、このようにして形成される転写性調整層13には
、更に、その膜強度を調節し、切れの良いシャープな印
字像を得るために、また汚れやブロッキング防止のため
に、カオリン、タルク、ベントナイト、酸化チタン等の
充填剤や、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウ
ム等の金属石鹸の如く有機若しくは無機の粉末を、20
重量%を越えない割合において配合せしめ、転写性調整
層13内に存在せしめることも可能である。
そして、このようにして得られたインクリボン]0を用
いて、それを、ヘッド発熱体形状、ヘッド発熱体位置、
ヘッド取付け角度、ヘッド押え圧力、巻取りトルク、ヘ
ッド印加工ネルギー、印字15 スピード等を調節した熱転写型プリンタ等の印字装置に
セットして、印字、感熱転写せしめることにより、目的
とする乾式転写利が有利に製造されることとなるのであ
る。
即ち、このようなインクリボン10を用いることにより
、ぬれ性の悪い表面を有するフィルム(基本シート)上
へ、所望の文字や図形等の転写像を感熱印字しても、広
がり、潰れ、濃淡、ヘッドによる掻き寄せ、糸引き、柚
子肌、転写不足等の問題を何等惹起することなく、良好
な印字像を実現することか出来るのである。
また、このようにして印字された像を、フィルム(基本
シー1−)の裏側から圧力を加えて、目的とする紙、プ
ラスチックス、金属等の被転写物上に感圧再転写せしめ
ても、かかるフィルム上には残留インクはなく、更に転
写した像も、潰れ、広がり、脆さのない、強固に接着し
た良好な像と為すことが出来、更に、この感圧再転写性
は経時と共に変化せず安定と為すことが出来るのである
そしてまた、このようなインクリボン]0を、16 55℃の状態下で24時間保存した場合であっても、ブ
ロッキング、巻き乱れ等の問題は全く起こらず、リボン
走行性に関しても、リボン蛇行、スリップ等の問題は全
く無く、リボンの最後まで印字、熱転写することか出来
、こうして製作された乾式転写材の感圧再転写性も経時
と共に変化せず、優れた保存性を有することが出来るの
である。
[実施例] 以下に、本発明の幾つかの実施例を示し、本発明を更に
具体的に明らかにすることとするが、本発明か、そのよ
うな記載によって何等の制約も受けるものでないことは
、言うまでもないところである。
また、本発明には、以下の実施例の他にも、更には上記
の具体的記述以外にも、本発明の趣旨を逸脱しない限り
において、当業社の知識に基づいて種々なる変更、修正
、改良等を加え得るものであることが、理解されるべき
である。
実施例 1 インク層(12)及び転写性調整層(13)を17 形成するために、下記の如き組成のインク及び転写性調
整層形成用塗工液をそれぞれ調整した。なお、このイン
クによって形成されるインク層(12)の粘度は270
センチポイズ(95゜C)であり、またかかる塗工液に
て形成される転写性調整層(13)の粘度は5万〜7万
センチポイズ(95°C)であった。
インク層(12)組戊        重瓜部α−オレ
フィンー無水マレイン酸   2共重合体 [三菱化成工業(株)製の ダイヤカルテ30] キャンデリラワックス 3 [中京油脂(株)製の キャンデリラロウ2.698] マイクロクリスタリンワックス    9[I3本積ろ
う(抹)オ1′1のIli−Micl045]18 ロジンエステル 2 SE−50] [荒川化学工業(株)製の スーパーエステルA− 1 0 0] エチレンー酢酸ビニル共重合体 [三井デュポンポリケミカル(株) 製のEVA210] 2 カーボンブラック [三菱化或工業(株)製のHA−7] 2 メチルイソブチルケトン(溶剤) 100 転写性調整層(13)組成      重量部アイオノ
マ−            12[三井石油化学工業
(株) 性のケミパールSA− 1 0 0コ 水添ロジン [荒川化学工業(株)製の 9 19 シリコーンオイル 1 [信越化学工業(株)製 のKP−3161 シリコーン樹脂と硬化用触媒      1[信越化学
工業(株) の104− 7 6 5とCAT −PH−4Pコ水(
溶媒) 78 そして、リボン基材(11)として3.5腐のポリエチ
レンテレフタレート(PET)フィルムを用い、かかる
フィルム上に、上記組或のインクを乾燥被膜:6〜7N
nとなるように塗工し、乾燥することにより、インク層
(12)を形成せしめた後、更にその上に、上記組成の
転写性調整層形成用塗工岐を乾燥膜圧:1〜2Jaとな
るように塗工し、90℃で乾燥せしめることにより、目
的と20 するインクリボン(10)を得た。
次いで、かくして得られたインクリボンを用いて、それ
を、調節された感熱転写型の印字装置(ブラザー工業株
式会社製P−touch)にセットせしめ、シリコーン
樹脂を塗工したポリエチレンフィルム(厚さ:1004
)上に10℃〜35℃で印字したところ、充分に美麗な
且つ良好な品質の印字像を得ることが出来、そのような
印字されたポリエチレンフィルムを、その裏側から擦り
、圧力を加えることにより、かかる印字像を紙、プラス
チック或いは金属の所望の表面上へ感圧再転写せしめた
ところ、充分良好な品質の像を完成することか出来た。
また、経時(直後、一日後、三日後)に伴なう感圧再転
写性の変化は見られなかった。
さらに、かかるインクリボンを用いて、55°Cで24
時間保持したものについて、その保存性を観察し、続い
て塗工直後のものを加えて、リボン走行試験を行った。
その結果、保存性に関しては、ブロッキング、21 巻き乱れが無く、良好な結果が得られ、またリボン走行
性に関しても、蛇行、スリップがおこること無く良好な
結果が得られ、経時に伴う感圧再転写性の変化も見られ
なかった。
また、シリコーンオイルとシリコーン樹脂の添加量を調
節することにより、感熱転写性と感圧再転写性とを制御
することもできた。
次に、二者の比率を変化させて添加したところ、転写性
調整層形或用塗工液の経時安定性と保存性、シリコーン
樹脂の分散性・相溶性に影響か現れ、これらを制御する
ことも出来た。
実施例2 下記の如きインク層(12)組成及び転写性調整層(1
3)組成を与えるインク及び塗工戒を用いて、実施例1
と同様にして、インクリボン(10)を作り、感熱転写
、感圧転写、リボン走行、保存の実験を行なった。その
結果、美麗で良好な品質の印字像を得ることができ、ま
たそのような印字像を感圧再転写により、所望の被転写
物上に良好な品質の像として転写せしめることができた
22 また、感圧再転写性の経時安定性、リボン走行性、保存
性、分散性も良好であった。なお、下記の如き組成のイ
ンクにて形成されるインク層(12)の粘度は、700
センチポイズ(95℃)であり、また下記の塗工液にて
形成される転写性調整層(13)の粘度は5万〜7万セ
ンチポイズ(95℃)であった。
パーエステルA 100] エチレンー酢酸ビニル共重合体 [三井デュポンポリケミカル(株) 製ノEVA210] カーボンブラック [三菱化或工業 (株) 製の月A インク層(12)組成 α−オレフィンー無水マレイン酸 共重合体 [三菱化成工業(株)製の ダイヤカルナ30] 重量部 8 メチルイソブチルケ1・ン (溶剤) 100 転写性調整層(13)組或 ポリアミド [三和化学工業(株)製の サンマイド615A] 重量部 10 キャンデリラワックス [中京油脂(株)製の キャンデリラロウ2 6 9 8] 5 ロジンエステル 10 ロジンエステル 2 [荒川化学工業(株)製の スーパーエステルA 115] [荒川化学工業(株)製の 23 24 シリコーンオイル [信越化学工業(株)製 のKP− 3 1 6コ 1 (95°C) であった。
シリコーン樹脂と硬化用触媒      1[信越化学
工業(株) のKM− 7 6 5とCAT −PM−4P’J転写
性調整層(13)組成 エチルセルロース [関東化学(株)製の試薬、 重量部 20 10CP] イソプロビルアルコール(溶媒)68 ケトン樹脂 [荒川化学工業(株)製の ケトンレジンK−90コ 25 実施例3 インク層(l2)を形成するためのインクとして、実施
例1と同一組成のものを用いる一方、転写性調整層形或
用塗工液としては、下記の如き組成のものを用いて、実
施例1と同様にしてインクリボンを作り、同様な感熱転
写試験、感圧再転写試験、リボン走行性試験及び保存試
験を行った結果、実施例1と同様に良好な結果を得た。
なお、下記の如き組或の塗工岐にて形成される転写性調
整層(13)の粘度は5万〜7万センチポイズ25 シリコーンオイル [信越化学工業(株)製 のKP3[i0コ シリコーン樹脂と硬化用触媒 [信越化学工業(株) のKM7BとCAT−P月−BA − B]シリコーン
微粉末 [1・−レシリコーン(株)製 26 のトレフィルI?−900コ イソプロビルアルコール(溶媒)70 比較例 1〜3 実施例1のインクを用いる一方、転写性調整層(13)
を形成しなかったインクリボン(比較例1)、実施例2
のインクを用いる一方、転写性調整IW(13)を形成
しなかったインクリボン(比較例2)及び市販のワック
スタイプの熱転写インクリボン[富士化学紙工業株式会
社製] (比較例3)を用いて、実施例1と同様の転写
試験を行なったところ、感熱転写性も感圧再転写性も不
充分であった。具体的には、感熱転写性に関しては、接
着力不足による転写性不足、凝集力、粘度、硬度不足に
よる転写印字の広がり、潰れや、ヘッドによる印字の掻
き寄せ、そして印字の濃淡、柚子肌等の問題が発生する
ことが認められた。また、感圧再転写性に関しては、感
圧接着力不足による転写不足、固る力不足、凝集力や粘
度、更には硬27 度不足による最終転写印字像の潰れ、広がり、強度不足
、一体転写不良で、フィルム基本シート上への残留イン
クが認められる等の問題が発生した。
比較例4〜6 実施例1と2の転写性調整において、シリコンオイルと
シリコーン樹脂、実施例3については上記シリコーンオ
イル及びシリコーン樹脂だけでなく、シリコーン微粉末
も添加しなかったインクリボン(比較例4と5と6)を
用いて、リボン走行試験、保存試験を行なったところ、
リボン表面のべとつき・粘着性により、リボン引き出し
力が著しく上昇してスリップしてしまい、印字不可能と
なった。また、ブロッキングの問題も生じた。
比較例7 大施例2の転写性調整層において、シリコーン樹脂のみ
を添加して製逍したところ、添加量を州加させていくと
、分散性・相溶性が悪くなり、分散操作に手間がかかり
、また、製造したインクリボンの品質も低下した。
比較例8 28 実施例2の転写性調整層において、シリコーンオイルの
みを添加して感熱転写、感圧再転写の試験を行ったとこ
ろ、感圧再転写性が経時と共に低下した。
[発明の効果] 以上詳述したことから明らかなように、本発明によれば
、インクリボンの基材(支持体)上に、インク層と共に
、そのトップコート層として感熱接着性、9硬度、粘度
、凝集力の大きな転写性調整層を設けて二重措造と為す
と共に、かかるインク層に感圧接着性を持たせることに
より、ぬれ性の悪い面への感熱転写性が著しく良好とな
り、その上、感熱転写により設けた印字像の圧力による
他物質への感圧再転写性も有利に向上せしめられ得たの
であり、またかかる転写性調整層にシリコーンオイルと
シリコーン樹脂を添加することにより、リボン走行性、
特に保存性を良好とし、その添加量、添加比率を調節す
ることにより、感熱転写性と感圧再転写性を制御可能と
7f.>すと共に、感圧再転写性の経時安定化を為し、
更に分散性・相溶性29 の制御も可能となり、製造工程の簡素化ど、品質の安定
化を為し得たのであり、以って優れた特性を有する乾式
転写材を有利に製造し得ることとなったところに、本発
明の大きな工業的意義が存ずるのである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明に伴う乾式転写祠製造用感熱転写インク
リボンの一例を示す断面解説図である。 図中、10は感熱転写インクリボン、11はリボン基材
、12はインク層、13は転写性調整層、14はスティ
ッキング防止層である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 文字や図形等の転写像を感熱転写方式にて形成するため
    に用いられるインクリボンにして、所定のフィルム状リ
    ボン基財の片面に、着色剤、バインダ剤及び感圧接着剤
    を含んで構成されるインク層が形成されると共に、かか
    るインク層上に、感熱接着性の樹脂、粘着附与性の樹脂
    及びシリコーンオイルとシリコーン樹脂を含んで構成さ
    れる、該インク層より粘度が高く、且つ感熱接着性、硬
    度及び凝集力の大きな転写性調整層が形成されているこ
    とを特徴とする乾式転写材製造用インクリボン。
JP1158491A 1989-06-21 1989-06-21 乾式転写材製造用インクリボン Pending JPH0323978A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012066424A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Fujicopian Co Ltd ハードコートフィルム、加飾ハードコートフィルム
CN102673717A (zh) * 2012-05-03 2012-09-19 陈戈平 一种助力自行车的电动助力系统

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