JPH081350B2 - 断熱箱体 - Google Patents

断熱箱体

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Publication number
JPH081350B2
JPH081350B2 JP61080625A JP8062586A JPH081350B2 JP H081350 B2 JPH081350 B2 JP H081350B2 JP 61080625 A JP61080625 A JP 61080625A JP 8062586 A JP8062586 A JP 8062586A JP H081350 B2 JPH081350 B2 JP H081350B2
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JP
Japan
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heat insulating
back plate
insulating material
box
resin layer
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JP61080625A
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JPS62237271A (ja
Inventor
純一 中田
Original Assignee
松下冷機株式会社
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Publication date
Application filed by 松下冷機株式会社 filed Critical 松下冷機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、冷蔵庫等に用いる断熱箱体に関するもので
ある。
従来の技術 近年、断熱箱体は、プラスチック製の内箱と、鉄板で
できた外箱と、内外箱間に充填された発泡性断熱材とよ
り成り前記外箱は、何枚かの鉄板を接合し作られてい
る。
以下図面を参照しながら、上述した従来の断熱箱体の
一例について説明する。
第3図〜第5図は、従来の断熱箱体を示すものであ
る。第3図〜第5図において、1は断熱箱体であり、2
は外箱で、2′は内箱である。外箱2は、ロ字型の周囲
枠状に折曲された側板3と背面板4とより成っている。
側板3と背面板4は、側板3に設けたL型折り曲げ片5
と背面板4の周辺部6とをスポット溶接7で、接合され
ている。折り曲げ片5における側板3と背面板4の接合
は、スポット溶接7だけであるため、スポット溶接点7
の無い所では、すき間8が生じ、ウレタン断熱材等の発
泡性断熱材9を充填した場合、前記すき間8から、前記
発泡性断熱材9が漏れるという問題があった。また、漏
れない場合でも、断熱箱体1の中を冷却する場合、断熱
箱体1の内外の温度差によって水蒸気圧の勾配が生じ、
外箱2のすき間8から水蒸気が発泡性断熱材9へ侵透し
てゆき、発泡断熱材9の熱伝導率が悪化し、断熱性能が
低下するという問題があった。そして前記二つの問題の
解決の為、折り曲げ片5の内箱2側に、ホットメルト等
のシール材10を配設している。
以上の様に構成された断熱箱体については、内外箱間
に発泡性断熱材を充填した時の外箱すき間からの漏れ
や、断熱箱体内部を冷却した場合に、水蒸気が外箱のす
き間から侵入し、断熱性を低下させるという問題は無
い。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記の様な構成では、外箱のスポット
溶接部の全周に渡り、シール材を配設する必要があり、
シール材のコスト,工数等が非常に大きいという問題、
またシール材自身が、外箱の接合部から外へ漏れるとい
う問題を有していた。
本発明は、上記問題点に鑑み、シール材を必要としな
くて、しかも発泡性断熱材が外箱の外へ漏れる事がな
く、かつ外箱の外部からの水蒸気の侵入も防止できる断
熱箱体を提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決する為に本発明の断熱箱体は、L型
折り曲げ片を全周に設けた周囲枠を形成する側板と、同
じくL型折り曲げ片を全周に設けた前記周囲枠間に位置
する背面板とよりなり、前記側板の折り曲げ片と背面板
の折り曲げ片に隣接する周辺部とをスポット溶接し、か
つ、背面板の折り曲げ片と側板との間に、発泡性断熱材
が、そこを流れる時、破泡し、樹脂層を形成する様に幅
1mm程度、高さ10mm以上の背面板全周に渡る溝を設け、
この溝内に無気泡の樹脂層を設けてなる。
作用 本発明は上記した構成によって、発泡性断熱材を内外
箱間に充填した場合、発泡性断熱材が背面板全周の溝を
流れる時、気泡が破泡して樹脂層化し、外箱の外へ発泡
性断熱材の漏れを生じさせないし、また、溝内の樹脂層
は、透湿を抑制するのに充分厚い為、接合部からの水蒸
気の侵入も防止できる。
実施例 以下本発明の一実施例の断熱箱体について図面を参照
しながら説明する。
第1図は、本発明の実施例における断熱箱体を示すも
のである。従来例と同じものについては同一番号を符し
てその詳細な説明を省略する。
図において、11は外箱2の背面板4の全周に設けたL
型折り曲げ片であり、折り曲げ高さは、10mmである。そ
して背面板4と側板3は、側板3の折り曲げ片5と背面
板4の折り曲げ片11と隣接する周辺部6′とをスポット
溶接7で接合している。さらに、前記折り曲げ片11と側
板3との間に、幅1mmで高さ10mmの背面板4全周に渡る
溝12を形成している。また、こうしてなる内外箱2′,2
間に発泡性断熱材9を充填した時、前記溝12を通る発泡
性断熱材9は、溝12の幅が小さい為、気泡が破泡し、無
気泡の樹脂層13を形成し、樹脂層13を数mm作ると流動を
停止するので、発泡性断熱材9の漏れを生じない断熱箱
体1がつくられる。また、前記樹脂層13は、ホットメル
ト等のシール材と比較しても高さ1mm以上の樹脂層があ
れば透湿度が零に近く、断熱箱体内部を冷却した場合に
生ずる水蒸気圧勾配に対しても、他のシール材と同等以
上の防湿性を得る事ができる。
なお、発泡性断熱材9の漏れや防湿性に対しては、前
記樹脂層の幅は小さい方が良く、また高さは、大きい方
が良い。そしてあらかじめ配設する溝12の幅は、1mm程
度で、溝12高さは10mm程度が両者に対し最適であり、幅
は2mm以上になると、前記発泡性断熱材9の破泡による
樹脂層は生成せず、また、溝12高さは10mm以上あれば、
発泡性断熱材9の未充填部分が生成してしまう。
以上の様に本実施例によれば、外箱の背面板と側板の
スポット溶接点近傍に背面板と側板とで形成される幅1m
mで高さ10mmの溝を設ける事により、発泡性断熱材が充
填される時、前記溝に発泡性断熱材の破泡による樹脂層
が出来、発泡性断熱材の前記外箱からの漏れを解消でき
て、しかも樹脂層に防湿性も有る為、シール材を使用し
なくても良いし、シール材を用いた時のシール材自身の
漏れの問題も解消できる。
発明の効果 以上の様に本発明の断熱箱体は、背面板全周に渡る発
泡性断熱材が、そこを流れる時、破泡し、樹脂層を形成
する幅と高さの溝を設けているためこの溝に無気泡の樹
脂層が形成され発泡性断熱材の漏れを解消でき、しかも
溝に生成する樹脂層で防湿性を有し、シール材を使用し
なくても良くなり、またシール材使用の時問題であった
シール材自体の漏れも解消できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における断熱箱体の斜視図、
第2図は第1図のI−I′線の断面図、第3図は従来の
断熱箱体の斜視図、第4図は第3図のII−II′線の断面
図、第5図は第3図のIII−III′線の断面図である。 1……断熱箱体、2……外箱、2′……内箱、3……側
板、4……背面板、5……折り曲げ片、6……周辺部、
7……スポット溶接、9……発泡性断熱材、10……シー
ル材、12……溝、13……樹脂層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】L型折り曲げ片を全周に設けた周囲枠を形
    成する側板と、同じくL型折り曲げ片を全周に設けた前
    記周囲枠間に位置する背面板とよりなり、前記側板の折
    り曲げ片と背面板の折り曲げ片に隣接する周辺部とをス
    ポット溶接し、かつ、背面板の折り曲げ片と側板との間
    に、発泡性断熱材が、そこを流れる時、破泡し、樹脂層
    を形成する様に幅1mm程度、高さ10mm以上の背面板全周
    に渡る溝を設け、この溝内に無気泡の樹脂層を有する断
    熱箱体。
JP61080625A 1986-04-08 1986-04-08 断熱箱体 Expired - Lifetime JPH081350B2 (ja)

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JP61080625A JPH081350B2 (ja) 1986-04-08 1986-04-08 断熱箱体

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JP61080625A JPH081350B2 (ja) 1986-04-08 1986-04-08 断熱箱体

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Publication Number Publication Date
JPS62237271A JPS62237271A (ja) 1987-10-17
JPH081350B2 true JPH081350B2 (ja) 1996-01-10

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ID=13723533

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JP61080625A Expired - Lifetime JPH081350B2 (ja) 1986-04-08 1986-04-08 断熱箱体

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JP (1) JPH081350B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60111872A (ja) * 1983-11-24 1985-06-18 株式会社日立製作所 真空断熱材配設構造

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Publication number Publication date
JPS62237271A (ja) 1987-10-17

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