JPH08134778A - 繊維製品の加工方法 - Google Patents

繊維製品の加工方法

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JPH08134778A
JPH08134778A JP30030394A JP30030394A JPH08134778A JP H08134778 A JPH08134778 A JP H08134778A JP 30030394 A JP30030394 A JP 30030394A JP 30030394 A JP30030394 A JP 30030394A JP H08134778 A JPH08134778 A JP H08134778A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人体に安全性が極めて高く耐久性に富む抗菌
防臭性を有し、しかも直接皮膚に接する衣料として用い
た時、皮膚に対する保湿並びに保護効果を有し耐洗濯性
の高い繊維製品の加工方法を提供する。 【構成】 繊維製品を、キトサン酸性溶液で処理後、塩
基性溶液中で凝固再生させ、次いでアルキルビス−
(2,3−エポキシプロピルジアルキルアンモニウムハ
ライド)で架橋処理した後、グリチルリチン酸ジカリウ
ム及びヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲントリエタノール
アミンが分散混合しているノニオン系界面活性剤乳化分
散溶液で処理する。ノニオン系界面活性剤乳化分散溶液
は、ショ糖脂肪酸エステルを主成分とする柔軟仕上油剤
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直接皮膚に接する衣料
として用いた時に、耐久性に富む抗菌防臭効果と皮膚に
対する保湿及び保護効果を有し、皮膚の健康を保持させ
ると共に、優れた柔軟性,風合いを有し、その耐洗濯性
をも具備した繊維製品の加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より天然繊維や合成繊維等よりなる
紡績糸,編織布帛,不織布等の繊維製品に柔軟性を付与
させるために柔軟仕上剤として、シリコーン系油剤やア
ニオン性,非イオン性,カチオン性或いは両性界面活性
剤を用いて処理する方法が提案されている。
【0003】特開平3−14674号公報には、天然繊
維材料を四級アンモニウム塩基と繊維の水酸基と反応す
る反応基を有するカチオン系化合物で処理後、アニオン
系柔軟材で柔軟処理する方法が開示されているが、第一
段処理は天然繊維材料とのカチオン化反応を目的として
いるため、あらゆる繊維素材には適用できない欠点があ
る。
【0004】又、衣料として皮膚に保湿性を与えるため
に特開平2−300301号公報に1種の保湿剤又はそ
のマイクロカプセルをバインダーで衣料に付着させるこ
とが開示されているが、バインダーを用いているために
柔軟性,耐洗濯性において劣る。そして保湿剤としてビ
タミンEとスクワラン成分をマイクロカプセル化し繊維
に付与した商品(東邦レーヨン(株)製商品名ラァイプ
リスキン)が上市されているが、その加工方法は開示さ
れておらず、ビタミンEは日光等により劣化する傾向が
大きいので衣料を黄変させる懸念がある。
【0005】一方、近年健康的で快適な生活環境作りの
必要性から、抗菌防臭加工を施した繊維製品が数多く提
案されている。例えば、抗菌性を付与するためにビクア
ナイド化合物,有機シリコン系第四級アンモニウム塩化
合物を繊維や布帛等の繊維材料に塗付する方法が提案さ
れている。又、特公昭63−54013号公報,特開昭
63−175117号公報,特開平1−250413号
公報には、ゼオライトに担持させた抗菌性金属(Ag,
Cu,Zn)のイオン的解離により抗菌性を付与する事
が提案されている。
【0006】しかしながら、これらの方法で得られた繊
維や布帛は、何れも用いられている抗菌剤が人体に対し
て必ずしも安全とは言えず、使用する用途によっては、
人体特に乳幼児などの皮膚の弱い者に対し、カブレを生
じるなど衛生上問題が多い。このため、人体に対する毒
性が無く安全性の極めて高いキトサンまたはその誘導体
を繊維材料に固着させ、抗菌防臭製品に適用しようとす
る試みがなされている。
【0007】しかしながら、これらの方法は、キトサン
を有機酸又は無機酸に溶解して、水溶性のキトサン塩と
して用いるため、耐久性を保持させるために樹脂と混合
して使用している。この為処理前の布帛の持つ風合いを
著しく損うと共に、色相の変化を引き起こす等欠点を有
していた。また、布帛を構成する繊維とキトサンとを結
合させるために、アルデヒド基を持つ化合物を使用した
場合には、人体特に皮膚の弱い者に対しては、衛生学上
必ずしも良いとは言えない問題点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、人体に安全
性が極めて高く耐久性に富む抗菌防臭性を有し、しかも
直接皮膚に接する衣料として用いた時、皮膚に対する保
湿並びに保護効果を有し皮膚の健康を保持させると共
に、優れた柔軟性,風合い,吸水性についても、これら
の性能を持続させる耐洗濯性の高い繊維製品の加工方法
を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上述の課
題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、本発明に到達し
た。即ち、本発明は、繊維製品にキトサン酸性溶液を含
浸させ、次いで塩基性溶液で処理して、繊維製品にキト
サンを凝固再生することにより付着せしめ、分子中に少
なくとも2個の第四級アンモニウム塩型の窒素と、少な
くとも2個の反応性基を有する架橋剤であるアルキルビ
ス−(2,3−エポキシプロピルジアルキルアンモニウ
ムハライド)で架橋処理した後、皮膚保護剤並びに保湿
剤であるグリチルリチン酸ジカリウム及びヤシ油脂肪酸
加水分解コラーゲントリエタノールアミンが、分散混合
しているノニオン系界面活性剤乳化分散溶液で処理する
ことを特徴とする繊維製品の加工方法に関するものであ
る。本発明において使用する繊維製品は、あらかじめ染
色されたものであってもよく、また、繊維製品にキトサ
ンを凝固再生することにより付着せしめた後染色し、架
橋処理後皮膚保護剤であるグリチルリチン酸ジカリウム
及びヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲントリエタノールア
ミンが、分散混合しているノニオン系界面活性剤乳化分
散溶液で処理することもできる。
【0010】本発明で用いられる繊維製品とは、絹,木
綿,麻,羊毛及びポリアミド,ポリエステル,ポリアク
リルニトリル,ポリウレタン,ポリビニルアルコール等
の合成繊維,ビスコースレーヨン,アセテート等のあら
ゆる繊維素材からなる単独又は混合繊維の紡績糸,編織
布帛,不織布等である。
【0011】特に、これらの繊維製品を直接皮膚に接し
て着用する、ランジェリー,肌着,ブラジャー,ボディ
スーツ,和装用肌着類,パンティーストッキング,ガー
ドル,腹巻,靴下,手袋等に供される繊維製品の加工に
優れた効果を発揮する。
【0012】キトサンは、主としてカニ,エビ等の甲殻
類の外殻からカルシウム,蛋白質などの夾雑物を酸およ
びアルカリ処理等で除去して得られるキチンを、苛性ソ
ーダで加熱処理することによって脱アセチル化した分子
量数十万のアミノ基を有する塩基性多糖類である。
【0013】本発明に用いるキトサンの分子量は、特に
限定はないが、取扱い易さの点で比較的分子量の低い1
〜10万のものが好ましい。また、脱アセチル化度は有
機酸や無機酸への溶解性及び抗菌防臭性を考慮して70
%以上である事が好ましく、更に好ましくは80%以上
が良い。繊維製品へのキトサンの固着は、キトサンを蟻
酸,酢酸,乳酸,クエン酸,アジピン酸,酒石鹸などの
有機酸又は、塩酸,硝酸などの無機酸に溶解させたキト
サン酸性溶液を用い浸漬法,噴霧法,パッドドライ法等
により製品に付着させる。浸漬時間や噴霧時間に限定は
なく、製品繊維中にキトサン酸性溶液が充分滲み込むに
足りる時間であればよい。次いで乾燥処理を行った後、
エチレンジアミン,アンモニア,水酸化カリウム,水酸
化ナトリウム等の塩基性水溶液と接触させて充分キトサ
ンを再生中和させた後、中性になるまで水洗し乾燥す
る。本発明においては、キトサン酸性溶液を繊維製品に
付着させた後、塩基性溶液によってキトサンを凝固再生
する事が、キトサンの分子内アミノ基を利用して架橋剤
を反応させ、耐久性を付与するためには必要である。
【0014】乾燥を行う温度や時間は、繊維製品の種類
や処理速度等に応じて適宜設定する事が出来る。繊維製
品へ固着させるキトサンの量は、本発明による処理後の
繊維製品の有する抗菌性能と柔軟性や保湿性等を考慮す
ると、繊維製品重量に対し、0.01〜1.0重量%、
好ましくは0.03〜0.7重量%、更に0.05〜
0.5重量%が好ましい。キトサン固着量は、例えばロ
ーラーなどを用いて絞ることによりピックアップ量を調
整する事によって行う事が出来る。この範囲の下限を下
回ると、繊維製品に抗菌防臭性を付与できないと共に、
次に行う架橋反応を十分に進行させ難くなり、結果的に
皮膚保護剤であるグリチルリチン酸ジカリウムやヤシ油
脂肪酸加水分解コラーゲンの付着が不十分となり、皮膚
保護効果を十分付与出来ないことになる。また、上限を
越えると繊維製品が硬くなり、後で行う仕上加工によっ
ても風合い等柔軟性を改善する事が出来なくなる。尚、
キトサンの固着は、繊維製品加工工程の染色前でも、ま
た染色後でも行う事が出来る。また、キトサンの凝固再
生は架橋剤による架橋処理と同浴で行う事も出来る。
【0015】次いで架橋処理を行いキトサンと繊維また
はキトサンどうしを架橋することによって、繊維表面に
キトサンの強固な被膜を形成させる。架橋剤としては、
分子中に少なくとも2個の第四級アンモニウム塩型の窒
素と、少なくとも2個の反応性基を有するアルキルビス
−(2,3−エポキシプロピルジアルキルアンモニウム
ハライド)で、特にクロライド化合物であるヘキサメチ
レンビス−(2,3−エポキシプロピルジメチルアンモ
ニウムクロライド),ヘキサメチレンビス−(2,3−
エポキシプロピルジエチルアンモニウムクロライド),
プロピレンビス−(2,3−エポキシプロピルジメチル
アンモニウムクロライド),プロピレンビス−(2,3
−エポキシプロピルジエチルアンモニウムクロライド)
が好ましい。これらの架橋剤は、分子中に少なくとも2
個の第四級アンモニウム型の窒素と少なくとも2個の反
応性基を有し、それ自体抗菌性能を具備しているので抗
菌性をより強力にし、又、皮膚保護成分であるグリチル
リチン酸ジカリウム等を保持させるためにも好ましい。
架橋剤の濃度は、0.5重量%〜3.0重量%が良い。
しかし、多すぎると染色汚染等を引き起こすことを考慮
して、0.8重量%〜2.0重量%が所望の抗菌性及び
皮膚に対する保護効果を有するグリチルリチン酸ジカリ
ウム等を保持させると同時にキトサンを繊維表面に強固
に固定させるためには好ましい。
【0016】架橋処理は、前述の架橋剤となる前駆体で
あるアルキルビス−(3−クロロ−2−ヒドロキシプロ
ピルジアルキルアンモニウムハライド)のハライドがク
ロライドであるものが好ましく、ヘキサメチレンビス−
(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルジメチルアンモ
ニウムクロライド),ヘキサメチレンビス−(3−クロ
ロ−2−ヒドロキシプロピルジエチルアンモニウムクロ
ライド),プロピレンビス−(3−クロロ−2−ヒドロ
キシプロピルジメチルアンモニウムクロライド),プロ
ピレンビス−(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルジ
エチルアンモニウムクロライド)が好適で、これを0.
5重量%〜2重量%濃度のカセイソーダ水溶液と反応さ
せて架橋剤にして、その塩基性水溶液にキトサンを固着
させた繊維製品を浸漬含浸させ、ローラーで絞って10
0℃でスチーミング処理を行えばよい。スチーミング時
間は、架橋反応が十分進行するに足りる時間であれば特
に限定はなく、繊維製品の目付等により適宜設定するこ
とができる。次いで、ソーピングを行うが、ソーピング
工程での水洗及び乾燥は、特に限定されるものではな
く、一般的に用いられている方法で行えばよい。
【0017】保湿剤としては、ソルビトール,ヒアルロ
ン酸ナトリウム,ホホバ油やオリーブ油及びヤシ油など
の天然油脂,ポリブテン,水素添加ポリブテンなどの液
状高分子炭化水素,コラーゲン,月見草油,ミンク油及
びこれらの誘導体が挙げられるが、これ以外にも特開平
2−300301号公報に開示の保湿剤も使用すること
ができる。
【0018】しかし、本発明の目的からすれば保湿剤と
してばかりでなく、皮膚保護剤としても人間に対する安
全性,皮膚への親和性,酸化安定性が高く、繊維製品に
対して劣化,黄変等の影響の無いもの及びショ糖脂肪酸
エステルを主成分とするノニオン系界面活性剤乳化分散
溶液に支障無く分散混合する性能を具備しているものが
選択されることが重要である。本発明者等は、従来の1
種類の保湿剤を用い、単にそれによる保湿効果のみを得
ることよりも、夫々異なる皮膚保護効果と保湿効果を有
する二つの物質の相乗効果で、より高い保湿性と皮膚保
護効果を発揮する組合わせについて鋭意検討した結果、
後述の実施例で具体的に開示している如くグリチルリチ
ン酸ジカリウムとヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲントリ
エタノールアミンの組合わせが優れていることを見出し
た。グリチルリチン酸ジカリウムとヤシ油脂肪酸加水分
解コラーゲントリエタノールアミンは、化粧品原料とし
て広く使用され、酸化安定性に優れているばかりでな
く、皮膚に対する親和性,安全性にも優れており、ショ
糖脂肪酸エステルを主成分とするノニオン系界面活性剤
乳化分散水溶液に良く分散し、保湿効果としては、ヤシ
油脂肪酸加水分解コラーゲントリエタノールアミンは、
コラーゲンの分子量を約600にまで分解し、これにヤ
シ油脂肪酸を添加しエタノールアミンに溶解させたコラ
ーゲンの界面活性剤であるために、分子骨格中にアミノ
酸であるヒドロキシプロリンを含んでおり皮膚からの水
分の喪失を防ぎ適当な水分を保持する能力がある。又、
ヤシ油脂肪酸を含んであるため、優れた浸透性を有して
おり、皮膚に対して吸収性が高く油性感を与えず爽快感
を残すために、これを用いて加工された繊維製品に風合
い的にぬめり感を与えることとなり、皮膚に吸収される
と表皮を非常に滑らかにする傾向に加えてドライ感を与
えることができる。
【0019】グリチルリチン酸ジカリウムは甘草エキス
の成分で、保湿効果と共に優れた抗消炎作用,、抗アレ
ルギー作用を有しており、皮膚に対して吸収性が高く皮
膚保護効果がある。従って、両物質の混合により、繊維
製品に保湿性を具備させると共に皮膚保護効果を含ませ
具備させることができる。又、繊維製品として色調経時
変化にも耐えるものである。
【0020】グリチルリチン酸ジカリウムとヤシ油脂肪
酸加水分解コラーゲントリエタノールアミンの使用濃度
は、夫々0.03〜0.07重量%,1.2〜2.1重
量%の範囲で組合わせれば十分な保湿効果即ち皮膚保護
効果が得られる。
【0021】尚、本発明は、グリチルリチン酸ジカリウ
ムとヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲントリエタノールア
ミンを併用することを必須とするが、本発明の効果を阻
害しない範囲で、添加剤として公知の成分例えば、スク
ワラン,スクラレン等を適宜添加することもできる。
【0022】本発明で用いられるノニオン系界面活性剤
乳化分散剤としては、従来より繊維加工剤として用いら
れているノニオン系界面活性剤で水分散可能にして且
つ、グリチルリチン酸ジカリウムとヤシ油脂肪酸加水分
解コラーゲントリエタノールアミンを良く乳化分散可能
なものであれば如何なるものでも良いが、目や皮膚への
刺激性が極めて少ない安全性の面から、食品や医薬品の
乳化剤として使用されているショ糖脂肪酸エステルを主
成分とするノニオン系界面活性剤乳化分散溶液が好まし
い。又、使用濃度については、特に限定されるものでは
無く、所望する柔軟性を付与できる範囲で使用すれば良
い。
【0023】本発明の方法によると、キトサンを繊維製
品の表面に均一に凝固再生させた後、分子中に少なくと
も2個の第四級アンモニウム塩型の窒素と、少なくとも
2個の反応性基を有する架橋剤で架橋処理し繊維表面に
固定したうえで、グリチルリチン酸ジカリウムとヤシ油
脂肪酸加水分解コラーゲントリエタノールアミンが均一
に混合されているノニオン系界面活性剤乳化分散水溶液
を用いて加工処理した繊維製品を衣料として皮膚面に接
する様使用するとき、抗菌防臭効果,保湿効果と共に皮
膚保護効果を発揮する。
【0024】
【実施例】以下本発明の繊維製品の加工方法を実施例に
より詳細に説明するが、本発明はこの範囲に限定される
ものではない。尚、実施例で示した各測定値は次の試験
法に従った。
【0025】1.皮膚水分量 20〜40才の女性パネラー5名を、20℃,湿度60
%の室内に2時間在室させ、上腕部内側皮膚の水分量を
皮膚角質層水分測定器(フラージ・カザカ(西独)製,
商品名コーネオメーターCM−820)で測定し、メー
ターの表示値を5名の平均値で試験前のデータとして表
示し、次いで各試料を各パネラーの上述の試験前のデー
タを測定した皮膚部位の測定部位に幅10cmで一重に
巻き、3時間同室内に在室後各試料をはずしその部位の
水分量を測定し平均値で表示した。
【0026】2.水分量増加率(%) 上記1の測定値の結果から次式で求めた。
【0027】
【数1】
【0028】3.洗濯法 洗濯法は、各試料をJIS L1042「織物の収縮率
試験方法」記載のF−1法により0.1%粉石鹸液で4
0℃,15分間洗濯,脱水,乾燥を10回及び30回繰
り返し行った。
【0029】4.柔軟性 (1)剛軟度 JIS L1096「一般織物試験方法」記載のB法
(スライド法)で各試料を測定し、未加工試料の剛軟度
を100として比較表示した。 (2)風合い 各試料を5名のパネラーが未加工試料の風合いと比較し
て次の基準で評価し平均値で表示した。 1:非常に柔らかい,2:柔らかい,3:やや柔らか
い,4:変らない,5:やや硬い,6:硬い
【0030】5.触感性 各試料を5名のパネラーが加工試料のぬめり感(湿った
感じを有しながらしなやかな感じ)とドライ感(さらり
感を有しながらしなやかな感じ)を未加工試料と比較し
て次の基準で評価し平均値で表1に示した。
【0031】
【表1】
【0032】6.経時変化 デシケーターの下部に水を満たして、中板の上に10c
m×10cmの大きさの試料及び未加工試料をガラス製
架台に掛け、デシケーターの蓋をした後、60℃の恒温
装置内に7日間放置して、夫々の試料を取りだしJIS
0805「汚染用グレースケール」に基づき、未加工
試料と比較し評価して表した。
【0033】7.抗菌性能 抗菌性を評価するための菌数測定法は、下記の抗菌防臭
加工製品の加工効果評価試験マニュアルに規定されてい
る菌数測定法(繊維製品衛生加工協議会 昭和63年)
によって行った。 (菌数測定法)減菌した液体ブイヨンに下記の菌を懸濁
させ、この液を0.2gの試験片上に0.2ml接種
(菌数は約28万個)し、温度37℃で18時間培養し
た後取りだす。培養前後の試験片上の生菌数を測定し、
下記の計算式により菌数の増減値及び増減値差を算出す
る。
【0034】
【数2】
【0035】(実施例1)50番手単糸の綿紡績糸を用
いて、目付110g/m2 ,経緯密度114本×80本
/in.の綿ブロード織物を織成し、常法により毛焼,
糊抜き,精練,漂白,マーセル加工,乾燥を行って綿ブ
ロード織物を得た(未加工試料1)。
【0036】脱アセチル化度82%,平均分子量10
0,000の低分子量キトサンを用いて、キトサン濃度
が0.06875重量%となるように酢酸水溶液に溶解
してキトサン酢酸塩水溶液50kgを得た。尚、溶解に
用いた酢酸量はキトサン量の1/2量とした。該キトサ
ン酢酸塩溶液に、上記の綿ブロード織物50mを30秒
間浸漬させ、絞り率80%になるようローラーで絞っ
た。
【0037】次いで、該キトサン酢酸塩付着織物をテン
ターに掛け120℃,70m/分の速度で2分間通し、
キトサン酢酸塩を布に乾燥固着させた後、2%苛性ソー
ダ溶液に30秒間浸漬しキトサン酢酸塩を処理してキト
サンに再生させ、更に中性になるまで十分水洗後同様に
して乾燥しキトサン固着織物を得た。該織物のキトサン
固着量を重量法で確認したところキトサンが織物重量に
対し、0.05重量%固着していた。そして該織物を1
0mずつ5等分した。次に、0.5重量%苛性ソーダ水
溶液に、ヘキサンメチレンビスー(3−クロロ−2−ヒ
ドロキシプロピルジメチルアンモニウムクロライド)で
ある商品名カチオノンUK(一方社油脂工業(株)製,
有効成分40%)を夫々架橋剤としての有効成分で0.
5重量%,0.8重量%,1.5重量%,2.0重量
%,3.0重量%の濃度になるよう溶解してヘキサンメ
チレンビス−(2,3−エポキシプロピルジメチルアン
モニウムクロライド)の各50kgの架橋剤塩基性水溶
液を準備した。
【0038】該架橋剤塩基性水溶液に、先にキトサンを
固着させ5等分した各10m長の織物を、各架橋剤塩基
性水溶液に30秒間浸漬し、次いでローラーで絞り率8
0%になるよう絞った後、100℃で2分間スチーミン
グ処理しキトサン及びキトサンとセルロースとを架橋結
合させるとともに、四級アンモニウム塩基を導入した。
そして、未反応化合物を洗い落とすため水で十分洗浄し
た後テンターに掛け乾燥した。次に。ショ糖脂肪酸エス
テルを成分とするノニオン系界面活性剤乳化分散剤であ
る柔軟仕上油剤,商品名ファインソフトSE−4G(第
一工業製薬(株)製,有効成分15%)の70g/l水
分散溶液に、グリチルリチン酸ジカリウムである商品名
グリチルリチンK2 (丸善製薬(株)製,有効成分95
%以上)とヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲントリエタノ
ールアミンである商品名プロソフトKL−30T(共栄
社化学(株)製,有効成分30%)を夫々有効成分で
0.03重量%,2.1重量%の濃度になるよう溶解し
て100kgのノニオン系界面活性剤乳化分散水溶液を
準備した。
【0039】該分散水溶液に上述の架橋処理を行った各
10m長の織物を40秒間浸漬後,ローラーで80%の
絞り率で絞り140℃で30秒間乾燥処理し本発明の加
工試料2,3,4,5,6を得た。各試料について皮膚
水分量,柔軟性,触感性,経時変化及び抗菌性能を調
べ、その結果を表2に示した。
【0040】
【表2】
【0041】表2から明らかな如く架橋剤の処理濃度が
0.5重量%だと、キトサン固着量が0.05重量%で
あっても十分な抗菌性能が得られず、又、3.0重量%
だと触感性が悪く、0.8重量%〜2.0重量%の範囲
が抗菌性能,皮膚水分量増加率即ち保湿効果,柔軟性,
触感性の何れもが良好にして経時変化(試料の色調変
化)は全く見られなかった。
【0042】(実施例2)実施例1と同様の綿ブロード
織物(試料1)60mを、黄色染料(商品名ユニスロン
Yellow 3GK,住友化学(株)製)7.4g/
l,緑色染料(商品名Olive TK,住友化学
(株)製)2.9g/l,赤色染料(商品名ユニスロン
Red 2BK,住友化学(株)製)1.4g/l、マ
イグレーション防止剤アルギン酸ナトリウム2%溶液2
5g/l,浸透剤商品名インバジンPBN(INVAD
INE PBN,チバガイギー社製)5g/lよりなる
水溶液に浸漬後、絞って120℃で2分間乾燥し、22
0℃で1分間キュラリングをおこなった。次いで硫酸ナ
トリウム30g/l,苛性ソーダ(48%)45g/
l,ハイドロサルファイト30g/lを含む水溶液で還
元処理して絞った後、100℃で40秒間スチーミング
を行い、120℃で2分間乾燥した。該乾燥した染色綿
織物は、10mを残し(試料7)、残り50mを実施例
1と同様の本発明の加工処理をして試料8〜12を得
た。これら試料の皮膚水分量,柔軟性,触感性,経時変
化及び抗菌性能を調べ、その結果を表3に示した。
【0043】
【表3】
【0044】表3から明らかな如く、先に染色して本発
明の加工処理を行ってもキトサン固着量が0.05重量
%でも架橋剤の処理濃度が0.5重量%だと、十分な抗
菌性能が得られず、又、3.0重量%だと触感性が悪
く、0.8重量%〜2.0重量%の範囲が抗菌性能,皮
膚水分量増加率即ち保湿効果,柔軟性,触感性の何れも
が良好にして、経時変化(試料の色調変化)は全く見ら
れなかった。
【0045】(実施例3)実施例1と同様の綿ブロード
織物(試料1)50mを、実施例1と同様に処理して、
キトサンが0.05重量%固着している綿織物を得た。
該キトサン固着綿織物を実施例2と同様の方法で染色し
て、キトサン固着染色織物を得た。該織物を5等分して
各10m長の織物片とし、架橋処理以降の処理をこの5
つの織物片に実施例1と同様に行い、試料13〜17を
得た。これら試料の皮膚水分量,柔軟性,触感性,経時
変化及び抗菌性能を調べ、その結果を表4に示した。
【0046】
【表4】
【0047】表4から明らかな如く、キトサンの固着
を、繊維製品加工工程の染色前に行い染色後架橋処理以
降の処理を本発明の加工法で処理しても、架橋剤の処理
濃度が0.5重量%だと、実施例1と同様に十分な抗菌
性能が得られず、又、3.0重量%だと触感性が悪く、
0.8重量%〜2.0重量%の範囲が抗菌性能,皮膚水
分量増加率即ち保湿効果,柔軟性,触感性の何れもが良
好にして、経時変化(試料の色調変化)は全く見られな
かった。
【0048】(実施例4)60番手単糸の綿/ポリノジ
ック混紡紡績糸(混合率:綿45%/ポリノジック55
%)を用いて、目付100g/m2 ,経緯密度90本×
88本/in.の綿/ポリノジック混紡糸製織物を織成
し、常法により毛焼,糊抜き,精練,漂白,マーセル加
工,乾燥を行って綿/ポリノジック混紡糸織物を得た
(未加工試料18)。
【0049】脱アセチル化度90%,平均分子量58,
000の低分子量キトサンを用いて、キトサン濃度が
0.1376重量%となるように酢酸水溶液に溶解して
キトサン酢酸塩水溶液50kgを得た。尚、溶解に用い
た酢酸量はキトサン量の1/2量とした。該キトサン酢
酸塩溶液に、上記の綿/ポリノジック混紡糸製織物50
mを30秒間浸漬させ、絞り率80%になるようローラ
ーで絞った。
【0050】次いで、該キトサン酢酸塩付着織物をテン
ターに掛け120℃,70m/分の速度で2分間通し、
キトサン酢酸塩を布に乾燥固着させた後、2%苛性ソー
ダ溶液に30秒間浸漬しキトサン酢酸塩を処理してキト
サンに再生させ、更に中性になるまで十分水洗後同様に
して乾燥しキトサン固着織物を得た。該織物のキトサン
固着量を重量法で確認したところキトサンが織物重量に
対し、0.1重量%固着していた。そして該織物を10
mずつ5等分した。次に、2.0重量%苛性ソーダ水溶
液に、ヘキサンメチレンビスー(3−クロロ−2−ヒド
ロキシプロピルジメチルアンモニウムクロライド)であ
る商品名カチオノンUK(一方社油脂工業(株)製,有
効成分40%)を夫々架橋剤としての有効成分で1.5
重量%の濃度になるよう溶解してヘキサンメチレンビス
−(2,3−エポキシプロピルジメチルアンモニウムク
ロライド)の架橋剤塩基性水溶液を準備した。
【0051】該架橋剤塩基性水溶液に、先にキトサンを
固着させた50m長の織物を30秒間浸漬し、次いでロ
ーラーで80%の絞り率で絞った後、100℃で1分間
スチーミング処理しキトサン及びキトサンとセルロース
とを架橋結合させるとともに、四級アンモニウム塩基を
導入した。そして、未反応化合物を洗い落とすため水で
十分洗浄した後テンターに掛け、120℃、2分間乾燥
処理した。そして、該織物を各10m長に5等分した。
次に、ショ糖脂肪酸エステルを成分とするノニオン系界
面活性剤乳化分散剤である柔軟仕上油剤、商品名ファイ
ンソフトSE−4G(第一工業製薬(株)製,有効成分
15%)の70g/l水分散溶液に、グリチルリチン酸
ジカリウムである商品名グリチルリチンK2 (丸善製薬
(株)製,有効成分95%以上)とヤシ油脂肪酸加水分
解コラーゲントリエタノールアミンである商品名プロソ
フトKL−30T(共栄社化学(株)製,有効成分30
%)を夫々有効成分で(0.01重量%,2.70重量
%),(0.03重量%,1.20重量%),(0.0
5重量%,1.80重量%),(0.07重量%,2.
10重量%),(0.10重量%,1.20重量%)の
濃度になるよう組合わせて溶解して各50kgのノニオ
ン系界面活性剤乳化分散水溶液5水準を調整した。
【0052】該分散水溶液に上述の架橋処理を行った各
10m長の織物を40秒間浸漬後,ローラーで80%の
絞り率で絞り140℃で30秒間乾燥処理し試料19〜
23を得た。各試料について皮膚水分量,柔軟性,触感
性,経時変化及び抗菌性能を調べ、その結果を表5に示
した。
【0053】
【表5】
【0054】表5から明らかな如く、キトサンを0.1
重量%固着させ、1.5重量%の架橋剤で架橋処理した
後、グリチルリチン酸ジカリウムとヤシ油脂肪酸加水分
解コラーゲントリエタノールアミンを夫々有効成分で
0.03重量%〜0.07重量%,1.20重量%〜
2.10重量%の範囲で組合わせると、十分な抗菌性能
が得られると共に、皮膚水分量増加率即ち保湿効果,柔
軟性,触感性何れについても優れた効果が得られた。そ
して、経時変化(試料の色調変化)は全く見られない。
しかし、グリチルリチン酸ジカリウムを0.01重量%
と少なくし、その分、ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲン
トリエタノールアミンを2.70重量%に増加させて
も、逆にグリチルリチン酸ジカリウムを0.1重量%に
増加し、ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲントリエタノー
ルアミンを1.20重量%に減少させても、バランスの
取れた十分な皮膚水分量増加率即ち保湿効果,柔軟性,
触感性が得られなかった。
【0055】(実施例5) (1)75デニールのポリエステルフィラメント糸を用
いて、経緯密度82本×75本/in.の目付70g/
2 のポリエステル織物を織成した。これを通常の方法
で精練,漂白乾燥しポリエステル織物を得た(未加工試
料24)。
【0056】得られたポリエステル織物10m長を実施
例1と同様のキトサンを用いて調整した0.14重量%
のキトサン酢酸塩水溶液中に40秒間浸漬処理し、絞り
率25%で絞った後、140℃で20秒間の乾燥処理を
し、次いで苛性ソーダ水溶液中でキトサンを凝固再生後
水洗し乾燥した。該織物のキトサン固着量を重量法で確
認したところキトサンが織物重量に対し、0.05重量
%固着していた。
【0057】次に、実施例1の試料3を得た時に用いた
架橋剤塩基性水溶液50kgに、30秒間浸漬処理し、
ローラーで25%の絞り率で絞った後スチーミング処理
しキトサンとキトサンとを架橋結合させるとともに、四
級アンモニウム塩基を導入した。そして、未反応化合物
を洗い落とすため水で十分洗浄した後テンターに掛け乾
燥した。次に、ショ糖脂肪酸エステルを成分とするノニ
オン系界面活性剤乳化分散剤である柔軟仕上油剤、商品
名ファインソフトSE−4G(第一工業製薬(株)製,
有効成分15%)の70g/l水分散溶液に、グリチル
リチン酸ジカリウムである商品名グリチルリチンK
2 (丸善製薬(株)製,有効成分95%以上)とヤシ油
脂肪酸加水分解コラーゲントリエタノールアミンである
商品名プロソフトKL−30T(共栄社化学(株)製,
有効成分30%)を夫々有効成分で0.05重量%,
1.80重量%の濃度になるよう溶解して50kgのノ
ニオン系界面活性剤乳化分散水溶液を準備した。
【0058】該分散水溶液に上述のキトサン固着後架橋
処理を行った10m長のポリエステル織物を40秒間浸
漬後,ローラーで25%の絞り率で絞り140℃で30
秒間乾燥処理し加工試料25を得た。
【0059】(2)75デニールのナイロンフィラメン
ト糸を用いて、経緯密度85本×60本/in.の目付
70g/m2 のナイロン織物を織成した。これを通常の
方法で精練,漂白乾燥しナイロン織物を得た(未加工試
料26)。
【0060】得られたナイロン織物10m長を脱アセチ
ル化度85%,平均分子量10,000のキトサンを用
いて、実施例1と同様にして調整した0.35重量%の
キトサン酢酸塩水溶液中に40秒間浸漬処理し、絞り率
34%で絞った後、140℃で20秒間の乾燥処理を
し、次いで0.5重量%の苛性ソーダ水溶液中で40秒
間処理し、キトサンを凝固再生後水洗し乾燥した。該織
物のキトサン固着量を重量法で確認したところキトサン
が織物重量に対し、0.17重量%固着していた。
【0061】次に、実施例1の試料4を得た時に用いた
架橋剤塩基性水溶液50kgに、30秒間浸漬処理し、
ローラーで34%の絞り率で絞った後スチーミング処理
しキトサンとキトサンとを架橋結合させるとともに、四
級アンモニウム塩基を導入した。そして、未反応化合物
を洗い落とすため水で十分洗浄した後テンターに掛け乾
燥した。次に、ショ糖脂肪酸エステルを成分とするノニ
オン系界面活性剤乳化分散剤である柔軟仕上油剤、商品
名ファインソフトSE−4G(第一工業製薬(株)製,
有効成分15%)の70g/l水分散溶液に、グリチル
リチン酸ジカリウムである商品名グリチルリチンK
2 (丸善製薬(株)製,有効成分95%以上)とヤシ油
脂肪酸加水分解コラーゲントリエタノールアミンである
商品名プロソフトKL−30T(共栄社化学(株)製,
有効成分30%)を夫々有効成分で0.07重量%,
2.10重量%の濃度になるよう溶解して50kgのノ
ニオン系界面活性剤乳化分散水溶液を準備した。
【0062】該分散水溶液に上述のキトサン固着後架橋
処理を行った10m長のナイロン織物を40秒間浸漬
後,ローラーで34%の絞り率で絞り140℃で30秒
間乾燥処理し加工試料27を得た。
【0063】(3)梳毛番手64番単糸のポリアクリル
ニトリル紡績糸を用いて、経緯密度58本×54本/i
n.,目付95g/m2 のポリアクリル織物を織成し
た。これを通常の方法で精練,漂白,乾燥しポリアクリ
ル織物を得た(未加工試料28)。
【0064】得られたポリアクリルニトリル織物10m
長を実施例5(2)と同じキトサンを用いて、実施例1
と同様にして調整した0.1792重量%のキトサン酢
酸塩水溶液中に40秒間浸漬処理し、絞り率106%で
絞った後、140℃で20秒間の乾燥処理をし、次いで
0.5重量%の苛性ソーダ水溶液中で30秒間処理しキ
トサンを凝固再生後水洗し乾燥した。該織物のキトサン
固着量を重量法で確認したところキトサンが織物重量に
対し、0.2重量%固着していた。
【0065】次に、実施例1の試料4を得た時に用いた
架橋剤塩基性水溶液50kgに、30秒間浸漬処理し、
ローラーで34%の絞り率で絞った後スチーミング処理
しキトサンとキトサンとを架橋結合させるとともに、四
級アンモニウム塩基を導入した。そして、未反応化合物
を洗い落とすため水で十分洗浄した後テンターに掛け乾
燥した。次に、ショ糖脂肪酸エステルを成分とするノニ
オン系界面活性剤乳化分散剤である柔軟仕上油剤、商品
名ファインソフトSE−4G(第一工業製薬(株)製,
有効成分15%)の40g/l水分散溶液に、グリチル
リチン酸ジカリウムである商品名グリチルリチンK
2 (丸善製薬(株)製,有効成分95%以上)とヤシ油
脂肪酸加水分解コラーゲントリエタノールアミンである
商品名プロソフトKL−30T(共栄社化学(株)製,
有効成分30%)を夫々有効成分で0.07重量%,
2.10重量%の濃度になるよう溶解して50kgのノ
ニオン系界面活性剤乳化分散水溶液を準備した。
【0066】該分散水溶液に上述のキトサン固着後架橋
処理を行った10m長のポリアクリル織物を40秒間浸
漬後,ローラーで106%の絞り率で絞り140℃で3
0秒間乾燥処理し加工試料29を得た。
【0067】(4)280デニールのポリウレタン弾性
糸(富士紡績(株)製,商品名フジボウスパンテック
ス)と70デニーツのポリアミドセミダル糸を用い、ポ
リアミド糸80重量%,ポリウレタン弾性糸20重量%
の目付180g/m2 のサテン調パワーネットを経編機
で織成した。この経編地を通常のスチームリラックス,
プレヒートセット,精練,漂白,乾燥しパワーネット編
地を得た(未加工試料30)。
【0068】得られたパワーネット編地を実施例5
(3)と同一のキトサンを用い絞り率を98%に変えた
以外は同様の処理をして、キトサン固着経編地を得た。
該経編地のキトサン凝固再生後のキトサン固着量を重量
法で確認したところキトサンが経編地重量に対し、0.
098重量%固着していた。
【0069】次に、実施例1の試料4を得た時に用いた
架橋剤塩基性水溶液50kgに、30秒間浸漬処理し、
ローラーで98%の絞り率で絞った後、100℃でスチ
ーミング処理しキトサンとキトサンとを架橋結合させる
とともに、四級アンモニウム塩基を導入した。そして、
未反応化合物を洗い落とすため水で十分洗浄した後テン
ターに掛け乾燥した。次に、ショ糖脂肪酸エステルを成
分とするノニオン系界面活性剤乳化分散剤である柔軟仕
上油剤、商品名ファインソフトSE−4G(第一工業製
薬(株)製,有効成分15%)の60g/l水分散溶液
に、グリチルリチン酸ジカリウムである商品名グリチル
リチンK2 (丸善製薬(株)製,有効成分95%以上)
とヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲントリエタノールアミ
ンである商品名プロソフトKL−30T(共栄社化学
(株)製,有効成分30%)を夫々有効成分で0.06
重量%,2.00重量%の濃度になるよう溶解して50
kgのノニオン系界面活性剤乳化分散水溶液を準備し
た。該分散水溶液に上述のキトサン固着後架橋処理を行
った10m長の経編地を40秒間浸漬後,ローラーで9
8%の絞り率で絞り160℃で40秒間乾燥処理し加工
試料31を得た。
【0070】(5)21デニールの絹糸を3本引き揃え
た絹糸を用いて、経緯密度104本×75本/in.の
目付50g/m2 の絹織物を織成し、通常の方法で精
練,漂白,乾燥し絹織物を得た(未加工試料32)。
【0071】得られた絹織物10m長を脱アセチル化度
85%,平均分子量70,000のキトサンを用いて、
実施例1と同様にして調整した0.03重量%のキトサ
ン酢酸塩水溶液中に40秒間浸漬処理し、絞り率100
%で絞った後、140℃で30秒間の乾燥処理をし、次
いで0.5重量%の苛性ソーダ水溶液中で30秒間処理
し、キトサンを凝固再生させ水洗し乾燥を行った。該絹
織物のキトサン固着量を重量法で確認したところキトサ
ンが織物重量に対し、0.06重量%固着していた。
【0072】次に、実施例1の試料3を得た時に用いた
架橋剤塩基性水溶液50kgに、30秒間浸漬処理し、
ローラーで100%の絞り率で絞った後スチーミング処
理しキトサンとキトサン及び繊維とを架橋結合させると
ともに、四級アンモニウム塩基を導入した。そして、未
反応化合物を洗い落とすため水で十分洗浄した後テンタ
ーに掛け乾燥した。次に、ショ糖脂肪酸エステルを成分
とするノニオン系界面活性剤乳化分散剤である柔軟仕上
油剤、商品名ファインソフトSE−4G(第一工業製薬
(株)製,有効成分15%)の50g/l水分散溶液
に、グリチルリチン酸ジカリウムである商品名グリチル
リチンK2 (丸善製薬(株)製,有効成分95%以上)
とヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲントリエタノールアミ
ンである商品名プロソフトKL−30T(共栄社化学
(株)製,有効成分30%)を夫々有効成分で0.04
重量%,1.20重量%の濃度になるよう溶解して50
kgのノニオン系界面活性剤乳化分散水溶液を準備し
た。
【0073】該分散水溶液に上述のキトサン固着後架橋
処理を行った10m長の絹織物を40秒間浸漬後,ロー
ラーで100%の絞り率で絞り140℃で30秒間乾燥
処理し加工試料33を得た。
【0074】(6)マーセル加工をした60番手双糸の
紡績糸を用いて、28本/2.5cmゲージの丸編み機
で目付130g/m2 の天竺丸編地を編成し、通常の精
練,漂白,乾燥後開放し、綿編物地を得た(未加工試料
34)。
【0075】得られた綿編地の10m長を脱アセチル化
度95%,平均分子量35,000のキトサンを用い
て、実施例1と同様にして調整した0.433重量%の
キトサン酢酸塩水溶液中に40秒間浸漬処理し、絞り率
90%で絞った後、140℃で30秒間の乾燥処理を
し、次いで1重量%の苛性ソーダ水溶液中で40秒間処
理し、キトサンを凝固再生させ水洗乾燥した。該綿編地
のキトサン固着量を重量法で確認したところキトサンが
編地重量に対し、0.3重量%固着していた。
【0076】次に、実施例1の試料5を得た時に用いた
架橋剤塩基性水溶液50kgに、30秒間浸漬処理し、
ローラーで100%の絞り率で絞った後スチーミング処
理しキトサンとキトサン及び繊維とを架橋結合させると
ともに、四級アンモニウム塩基を導入した。そして、未
反応化合物を洗い落とすため水で十分洗浄した後テンタ
ーに掛け乾燥した。次に、ショ糖脂肪酸エステルを成分
とするノニオン系界面活性剤乳化分散剤である柔軟仕上
油剤、商品名ファインソフトSE−4G(第一工業製薬
(株)製,有効成分15%)の70g/l水分散溶液
に、グリチルリチン酸ジカリウムである商品名グリチル
リチンK2 (丸善製薬(株)製,有効成分95%以上)
とヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲントリエタノールアミ
ンである商品名プロソフトKL−30T(共栄社化学
(株)製,有効成分30%)を夫々有効成分で0.07
重量%,2.10重量%の濃度になるよう溶解して50
kgのノニオン系界面活性剤乳化分散水溶液を準備し
た。
【0077】該分散水溶液に上述のキトサン固着後架橋
処理を行った10m長の綿編地を40秒間浸漬後,ロー
ラーで90%の絞り率で絞り140℃で30秒間乾燥処
理し試料35を得た。
【0078】上述のごとくして得られた試料24〜35
について皮膚水分量,柔軟性,触感性,経時変化及び抗
菌性を調べた。その結果を表6,7に示した。
【0079】
【表6】
【0080】
【表7】
【0081】表6,表7から明らかな如く、各繊維素材
からなる繊維製品に本発明の加工法で加工を行った結
果、いずれの繊維素材であっても保湿効果,柔軟性,触
感性の何れについても効果があり、経時変化も見られな
かった。
【0082】(実施例6)50番単糸の綿紡績糸を用い
て、目付110g/m2 ,経緯密度114本×80本/
in.の綿ブロード織物を織成し、常法により毛焼,糊
抜き,精練,漂白,マーセル加工,乾燥を行って綿ブロ
ード織物を得た。
【0083】脱アセチル化度82%,平均分子量10
0,000の低分子量キトサンを用いて、夫々キトサン
濃度が0.1375重量%,0.06875重量%,
0.1375重量%,0.6875重量%,1.375
重量%となるよう実施例1と同様に酢酸水溶液に溶解し
てキトサン酢酸塩水溶液各50kgを調整した。該キト
サン酢酸塩溶液に、上記の綿ブロード織物各10mを3
0秒間浸漬させ、絞り率80%になるようローラーで絞
った。
【0084】次いで、該キトサン酢酸塩付着織物をテン
ターに掛け120℃,70m/分の速度で2分間通し、
キトサン酢酸塩を布に乾燥固着させた後、2%苛性ソー
ダ溶液に30秒間浸漬しキトサン酢酸塩を処理してキト
サンに再生させ、更に中性になるまで十分水洗後同様に
して乾燥し各10m長のキトサン固着織物を得た。該織
物のキトサン固着量を重量法で確認したところキトサン
が織物重量に対し、0.01重量%,0.05重量%,
0.1重量%,0.5重量%,1.0重量%固着してい
た。次に、0.5重量%苛性ソーダ水溶液に、ヘキサン
メチレンビスー(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル
ジメチルアンモニウムクロライド)である商品名カチオ
ノンUK(一方社油脂工業(株)製,有効成分40%)
を架橋剤としての有効成分で1.5重量%の濃度になる
よう溶解して各50kgの架橋剤塩基性水溶液を準備し
た。
【0085】該架橋剤塩基性水溶液に、先にキトサンを
固着させた各10m長の織物を架橋剤塩基性水溶液に3
0秒間浸漬し、次いでローラーで絞り率80%になるよ
う絞った後、100℃で2分間スチーミング処理しキト
サン及びキトサンとセルロースとを架橋結合させるとと
もに、四級アンモニウム塩基を導入した。そして、未反
応化合物を洗い落とすため水で十分洗浄した後テンター
に掛け乾燥した。次に、ショ糖脂肪酸エステルを成分と
するノニオン系界面活性剤乳化分散剤である柔軟仕上油
剤、商品名ファインソフトSE−4G(第一工業製薬
(株)製,有効成分15%)の70g/l水分散溶液
に、グリチルリチン酸ジカリウムである商品名グリチル
リチンK2 (丸善製薬(株)製,有効成分95%以上)
とヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲントリエタノールアミ
ンである商品名プロソフトKL−30T(共栄社化学
(株)製,有効成分30%)を夫々有効成分で0.05
重量%,2.1重量%の濃度になるよう溶解して各10
0kgのノニオン系界面活性剤乳化分散水溶液を準備し
た。
【0086】該分散水溶液に上述の架橋処理を行った各
10m長の織物を40秒間浸漬後,ローラーで80%の
絞り率で絞り140℃で30秒間乾燥処理し本発明の加
工試料36〜40を得た。各試料について皮膚水分量,
柔軟性,触感性,経時変化及び抗菌性能を調べ、その結
果を表8に示した。
【0087】
【表8】
【0088】表8から明らかな如く皮膚水分量,柔軟
性,触感性,経時変化及び抗菌性能は、キトサン固着量
が対織物0.05重量%〜0.5重量%の場合、最も良
い結果が得られた。
【0089】
【発明の効果】本発明は、上述の如き加工方法で繊維製
品を処理する結果、該処理後の繊維製品は保温性,柔軟
性,触感性,抗菌性に優れ、これらの性能が洗濯を繰り
返しても継続的に保持できる効果を有する。
【0090】従って、本発明は直接皮膚に接して着用さ
れる、ランジェリー,肌着,ブラジャー,ボディスー
ツ,和装用肌着類,パンティーストッキング,ガード
ル,腹巻,靴下,手袋等に供される繊維製品の加工に優
れた効果を発揮する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維製品を、キトサン酸性溶液で処理
    後、塩基性溶液中で凝固再生させ、次いでアルキルビス
    −(2,3−エポキシプロピルジアルキルアンモニウム
    ハライド)で架橋処理した後、グリチルリチン酸ジカリ
    ウム及びヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲントリエタノー
    ルアミンが分散混合しているノニオン系界面活性剤乳化
    分散溶液で処理することを特徴とする繊維製品の加工方
    法。
  2. 【請求項2】 アルキルビス−(2,3−エポキシプロ
    ピルジアルキルアンモニウムハライド)がヘキサメチレ
    ンビス−(2,3−エポキシプロピルジメチルアンモニ
    ウムクロライド),ヘキサメチレンビス−(2,3−エ
    ポキシプロピルジエチルアンモニウムクロライド),プ
    ロピレンビス−(2,3−エポキシプロピルジメチルア
    ンモニウムクロライド),プロピレンビス−(2,3−
    エポキシプロピルジエチルアンモニウムクロライド)で
    ある請求項1記載の繊維製品の加工方法。
  3. 【請求項3】 ノニオン系界面活性剤乳化分散溶液がシ
    ョ糖脂肪酸エステルを主成分とする柔軟仕上油剤である
    請求項1記載の繊維製品の加工方法。
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