JP2851226B2 - 繊維または繊維製品の加工方法 - Google Patents

繊維または繊維製品の加工方法

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JP2851226B2 JP16501993A JP16501993A JP2851226B2 JP 2851226 B2 JP2851226 B2 JP 2851226B2 JP 16501993 A JP16501993 A JP 16501993A JP 16501993 A JP16501993 A JP 16501993A JP 2851226 B2 JP2851226 B2 JP 2851226B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は繊維または繊維製品の加
工方法に関するものであり、さらに詳しくは柔軟加工剤
を含む水性分散混合液を用いて処理することにより、洗
濯耐久性があり、且つ優れた風合いと保湿効果を具備す
る繊維または繊維製品を得ることができる繊維または繊
維製品の加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、繊維または繊維製品に風合いを付
与する方法としては、風合い特性を有する界面活性剤も
しくはシリコーン柔軟加工剤、もしくはそれらの配合物
を繊維または繊維製品にパッド後、乾燥キュアする方
法、または柔軟加工剤を含む溶液を昇温させながら、そ
の中に繰り返し繊維または繊維製品を通過させた後、余
分な液をマングルまたは遠心分離機などにより除去した
のち、乾燥する方法がとられている。しかし、これらの
多くのものは、柔軟加工剤が単に繊維の表面に付着して
いるだけで、一時的に風合いが付与されているにすぎ
ず、耐久性のないものしか得られず、特に実用洗濯によ
る風合い性能の低下を防ぐ工夫や改善が全くなされてい
なかった。また、柔軟加工剤自体には繊維に対する強固
な接着性能がないので、遠心分離機による脱水工程など
で、柔軟加工剤が繊維または繊維製品から脱落し、柔軟
斑が発生するという問題もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
のような従来方法に比べて、洗濯耐久性があり、且つ優
れた風合いと保湿効果を具備する繊維ならびに繊維また
は繊維製品を得ることができる繊維または繊維製品の加
工方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】通常は、アニオン性水性
分散液とカチオン性水性分散液を混合するとイオン結合
により互いに結合し凝集して、その結果、安定な分散混
合液が得られないと考えられるが、本発明者らは上記に
鑑み鋭意研究を重ねた結果、上記アニオン性水性分散液
またはカチオン性水性分散液の少なくともいずれか一方
にノニオン界面活性剤および/または両性イオン界面活
性剤を含有させると、35℃未満の温度であればこの混
合分散液は安定であり、分散の破壊が起こらないことを
見いだした。さらにこれらを35℃以上に加熱すると、
分散の破壊が起こると同時に、柔軟加工剤を含有したま
まイオンコンプレックスとなって析出して、該イオンコ
ンプレックスが繊維表面に強固に付着するとともに柔軟
加工剤も同時に繊維に保持されることが見いだされた。
その結果、洗濯耐久性があり、且つ優れた風合いと保湿
効果を具備する繊維または繊維製品を得ることができる
こととなり本発明を完成するに至った。
【0005】本発明の請求項1の発明は、柔軟加工剤を
含みかつ35℃未満の温度では安定であって、35℃〜
80℃に加熱すると分散が破壊されて柔軟加工剤が析出
する特性を有する水性分散混合液を用い、該分散混合液
を35℃〜80℃に加熱、攪拌することにより該柔軟加
工剤を析出させながら繊維または繊維製品を浸漬するこ
とを特徴とする繊維または繊維製品の加工方法である。
【0006】本発明の請求項2の発明は、上記水性分散
混合液が、少なくとも一方が柔軟加工剤を含むアニオン
性の水性分散液(a)とカチオン性の水性分散液(b)
の混合物からなり、かつ該混合物が(a)および(b)
の少なくともいずれか一方にノニオン界面活性剤および
/または両性イオン界面活性剤を含有しており、加熱に
より柔軟加工剤を含むイオンコンプレックスが生成して
分散が破壊されることを特徴とする請求項1記載の繊維
または繊維製品の加工方法である。好ましい態様として
はアニオン性の水性分散液(a)およびカチオン性の水
性分散液(b)のいずれもが、同一または異なる柔軟加
工剤を含むものである。
【0007】本発明の請求項3の発明は、柔軟加工剤が
スクワラン、スクワレン部分水素添加物およびスクワレ
ンから選ばれる少なくとも一つであることを特徴とする
請求項1あるいは請求項2記載の繊維または繊維製品の
加工方法である。
【0008】本発明で用いる繊維または繊維製品とは、
その素材は例えば、絹、木綿、麻、羊毛などの天然繊
維、ナイロン、ポリエステル、ポリアクリトロニトリ
ル、ポリウレタン、ポリプロピレン、レーヨン、ベンベ
ルグなどの合成繊維、半合成繊維あるいは混用繊維など
から成る繊維製品を挙げることができる。上記繊維から
なる布はくとしては、上記繊維単独の編織物や不織布、
あるいは混紡、混織や交編織などの混合繊維布はくなど
であり、その構造、形状は特に限定されるものではな
い。好ましい衣料としては、パンテイストッキング、タ
イツ、ランジェリー、ペチコート、キャミソール、ショ
ーツなどの肌着、ガードル、ブラジャー、ボデイスーツ
などのファンデーション、さらには腹巻きや手袋などの
直接肌に接触して着用される衣料に特に優れた効果を発
揮する。
【0009】本発明で用いる柔軟加工剤としては、従来
の繊維または繊維製品用柔軟加工剤を使用することがで
きる。たとえば、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウ
ム、パントテニールエチルエーテル、γ−オリザノー
ル、アラントイン、エチニルエストラジオール、オドリ
コ草抽出物、グリチルリチン酸、プラセンタリキッド、
ビタミンA、ビタミンE、糖の脂肪酸エステル、カゼイ
ンナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、グリセ
リン、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、
ポリビニルピロリドン、ピロリドンカルボン酸ナトリウ
ム、乳酸ナトリウム、スクワラン、スクワレン、ラノリ
ン、ゼラチン、コレステロール、リノール酸、L−アス
コルビン酸、L−アスコルビン酸ナトリウム、尿素、ミ
グリオール、ミリスチン酸アルキルエステル、パーセリ
ン油、α−アミノ酸(たとえば、システィン、アスパラ
ギン酸、リジン、フェニルアラニンヒスチジンなど)、
紫根エキス、グリチルリチン酸ジカリウム、ホホバ油、
ローズ水、月見草油、ミンク油およびこれらの誘導体な
どが例示される。
【0010】本発明の他の柔軟加工剤としては、カルナ
バロウ、ミツロウ、キャンデリラロウ、鯨ロウ、シュガ
ーワックス、モクロウ、ラノリンなどの天然ワックス;
ワセリン、マイクロクリスタリンワックス、石油ワック
ス、ポリエチレンワックスなどの合成ワックス;カプリ
ン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸、ベヘニン酸などの高級脂肪酸;ラウリルアル
コール、セチルアルコール、n−ステアリルアルコー
ル、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘ
ニルアルコール、ラノリンアルコール、水素添加ラノリ
ンアルコール、オクチドデカノール、イソステアリルア
ルコールなどの高級アルコール;ミリスチン酸イソプロ
ピル、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリ
スチン、ミリスチン酸オクチルドデシルなどの高級脂肪
酸と高級アルコールのエステル;トリミリスチン酸グリ
セリンなどの高級脂肪酸と多価アルコールエステル;乳
酸セチルなどのオキシ酸と高級アルコールエステル、イ
ソステアリン酸コレステリルなどの環状アルコール脂肪
酸エステルなどを挙げることができる。
【0011】本発明の他の柔軟加工剤として、一般に保
湿剤として使用されているソルビトール、ヒアルロン酸
ナトリウム、オリーブ油、ヤシ油などの天然油脂、ポリ
ブテン、水素添加ポリブテンなどの液状高分子炭化水素
など人間の皮膚に悪影響を与えないものであって、繊維
や繊維製品に対して柔軟効果を有するものであれば、使
用することができる。これらの柔軟加工剤は、単独で使
用しても、二種類以上を混合して用いても差し仕えな
い。なお、柔軟加工剤がイオン性である場合には、二種
の乳化剤分散処理液を混合する際におけるイオンコンプ
レックスの形成を阻害しないようなものを選択する必要
がある。言い替えると、イオンコンプレックスの形成を
阻害しない限りイオン性の柔軟加工剤を採用することが
できる。
【0012】これらのなかでも本発明の効果を特に発揮
するものはノニオン性または非水溶性の柔軟加工剤であ
って、例えば天然物、例えば鮫肝油、オリーブオイル由
来のスクワランやスクワレン、あるいはイソプレンを出
発物質として製造される合成スクワラン、そのほかホホ
バ油、シリコーン油などである。特に、混合する二種の
乳液のいずれにも柔軟加工剤としてスクワラン、スクワ
レンの少なくとも一種を配合してなる水性乳化分散液に
より繊維や繊維製品を加工すると、それらを着用した
時、被覆された皮膚表面の保湿性能を高めることができ
るので好ましい。
【0013】スクワレンはヒト生体内でも生合成されて
いる物質で、各種ステロイドホルモンの前駆体として認
められている。また、スクワレンはヒト生体の各種臓器
にその存在が認められ、特に表皮脂中の主要成分であ
り、スクワランと同様皮脂腺から分泌され、表皮のなめ
らかさ、乾燥防止に役立っている。しかしスクワレンは
分子構造中に6個の二重結合を有し、酸化安定性に劣し
く、主として健康食品としておよび特定の化粧品の基材
として用いられる。スクワランはスクワレンの二重結合
を完全水素添加することで酸化安定性を高めたもので、
皮膚への浸透性、親和性の良さ、生理的に不活性などか
ら、広く化粧品、医薬品の基材として利用される重要な
物質である。このようにスクワランやスクワレンとも
に、人間に対する安全性、皮膚への親和性、浸透性、展
伸性が高いことが上記のように利用される大きな要因と
なっている。本発明において用いるにはスクワランの方
が酸化安定性が高いので好ましいが、スクワレン部分水
素添加物およびスクワレンも一部代替として使用するこ
とができる。
【0014】これらの柔軟加工剤は単独又は混合して、
アニオン界面活性剤またはカチオン界面活性剤によりア
ニオン性の水性分散液やカチオン性の水性分散液として
予め調製される。さらに、市販の上記柔軟加工剤を含む
アニオン性の水性分散液およびカチオン性の水性分散液
をそれぞれ単独又は二種以上を混合して用いることもで
きるが、本発明の水性乳化分散混合液の安定性保持のた
めにはノニオン界面活性剤、両性イオン界面活性剤また
はその両者を添加することが好ましい。柔軟加工剤の濃
度はアニオン性の水性分散液およびカチオン性の水性分
散液を合計して、全体の0.1重量%以上、好ましくは
0.5重量%以上である。上限はO/W水性分散液とし
て安定な分散液が保たれる濃度まで利用することができ
る。濃度が0.1重量%未満では薄すぎるので柔軟剤の
繊維や繊維製品への付着量が少なく、柔軟加工の効果が
上がらない。数回処理すればよいが、経済的な加工方法
でなくなる。
【0015】柔軟加工剤が分散されたアニオン性水性分
散液やカチオン性分散液を得るための界面活性剤として
はアニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、ノニオン
界面活性剤および両性イオン界面活性剤がある。上記ア
ニオン界面活性剤としては、高級脂肪酸石鹸、高級アル
コール硫酸エステル塩、N−アミルグルタミン酸塩、リ
ン酸エステル塩、アルキル硫酸エステルナトリウム、オ
レフィン硫酸エステルナトリウム、アルキルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム、アルキルナフタリンスルホン酸ナ
トリウム、アルキル硫酸塩、オレイン酸アミドスルホン
酸ナトリウム(商品名;Igepon T)、ジアルキ
ルスルホコハク酸ナトリウム(商品名;Aerosol
OT)などを挙げることができる。アニオン界面活性
剤の使用量は適宜に決定されるが、通常は柔軟加工剤の
合計に対して5〜200重量%、好ましくは10〜50
重量%である。
【0016】カチオン界面活性剤としては、アルキルア
ンモニウム塩、アルキルピリジウム塩、アルキルイソキ
ノリウム塩、ベンゼトニウム塩などを挙げることができ
る。カチオン界面活性剤の使用量は適宜に決定される
が、通常は柔軟加工剤の合計に対して5〜200重量
%、好ましくは10〜50重量%である。
【0017】ノニオン界面活性剤としては、脂肪酸モノ
グリセリド、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ソ
ルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルなどの
多価アルコールエステル型のノニオン界面活性剤、およ
び高級アルコール酸化エチレン縮合物、脂肪酸の酸化エ
チレン縮合物、ソルビタン脂肪酸エステルの酸化エチレ
ン縮合物、脂肪酸アルキロールアミドなどのブロックポ
リマー型の酸化エチレン縮合型ノニイオン界面活性剤な
どを挙げることができる。例えば、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル(商品名:Peregal、Leon
il)、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル(商品名:
Sorromin、Emulphor)、ポリオキシエ
チレンアルキルフェニルエーテル(商品名:Igepa
l C)、多価アルコール脂肪酸エステル(商品名:S
pan)、ポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸エ
ステル(商品名:Twin)、ショ糖脂肪酸エステルな
どを挙げることができる。ノニオン界面活性剤の使用量
は適宜に決定されるが、通常は柔軟加工剤の合計に対し
て2〜200重量%、好ましくは5〜100重量%であ
る。
【0018】両性イオン界面活性剤としては、アルキル
トリメチルアミノ酢酸(商品名:Batine)、アル
キルジエチレントリアミン酢酸(商品名:Tego)な
どを挙げることができる。両性イオン界面活性剤の使用
量は適宜に決定されるが、通常は柔軟加工剤の合計に対
して2〜200重量%、好ましくは5〜100重量%で
ある。
【0019】柔軟加工剤のアニオン性の水性分散液およ
びカチオン性の水性分散液を得るには、柔軟加工剤と上
記のノニオン界面活性剤および/又は両性イオン界面活
性剤の単独又は二種以上の組合せとアニオン界面活性剤
又はカチオン界面活性剤の単独又は二種以上の組合せを
用いて調製することができるが、その他予め上記のノニ
オン界面活性剤および/又は両性イオン界面活性剤によ
り柔軟加工剤の水性分散液を調製したのち、アニオン界
面活性剤又はカチオン界面活性剤を加えることで、実質
的なアニオン性の水性分散液およびカチオン性の水性分
散液を調製することもできる。さらに、上記のように予
め調製された柔軟加工剤とノニオン界面活性剤および/
又は両性イオン界面活性剤を含む実質的なアニオン性の
水性分散液又はカチオン性の水性分散液に対してノニオ
ン界面活性剤および/又は両性イオン界面活性剤を含ま
ない柔軟加工剤のアニオン界面活性剤によるアニオン性
の水性分散液又は、柔軟加工剤のカチオン界面活性剤に
よるカチオン性の水性分散液の単独又は2種以上の同じ
イオン性を持つ分散液を組合わせることで、アニオン性
の水性分散液およびカチオン性の水性分散液を調製する
こともできる。アニオン性の水性分散液およびカチオン
性の水性分散液が調製れさた後、これらを混合して本発
明の水性乳化分散混合液を得ることができる。
【0020】いずれにしても、柔軟加工剤を含むアニオ
ン性の水性分散液および柔軟加工剤を含むカチオン性の
水性分散液であってどちらにも全くノニオン界面活性剤
および/又は両性イオン界面活性剤を含んでいない場
合、これらを混合すると35℃未満で容易にイオンコン
プレックスを生成し、沈殿を生じてしまう。このように
二種の相反する電荷を持つ柔軟加工剤の水性分散液であ
っても、少なくともいずれか一方にノニオン性界面活性
剤および/または両性イオン界面活性剤を所定量含有さ
れていれば、35℃未満という常温以上の温度において
両者が相接触しても特に互いに相互作用を及ぼさない
が、35℃〜80℃という特定の温度範囲に加温される
ことにより、イオンコンプレックスが形成されて分散破
壊が生じるとともに、柔軟加工剤を含有して析出するよ
うな特性を有する。本発明においてノニオン界面活性剤
および/又は両性イオン界面活性剤の存在は単なる柔軟
加工剤を水に分散させるだけでなく、本発明の水性乳化
分散混合液が35℃未満でのイオンコンプレックスの形
成を抑制するに役立っている。
【0021】本発明においては、スクワラン、スクワレ
ン、オルガノポリシロキサン、天然ワックスなどの柔軟
加工剤を単独又は混合物としてアニオン界面活性剤、カ
チオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、両性イオン界
面活性剤などにより、それぞれアニオン性の水性分散
液、カチオン性の水性分散液として調製し、別途貯蔵槽
または浴槽でこれらを水にて希釈攪拌混合する。この段
階では、浴槽温度は35℃未満に管理することにより分
散破壊が生じるのを防止する。その後、繊維または繊維
製品を浸漬し、35℃〜80℃に加熱、攪拌混合するこ
とで、アニオンとカチオンのイオンコンプレックスを形
成せしめ、これが繊維表面に強固に付着し、しかもその
際配合した柔軟加工剤も繊維に固着することにより、洗
濯耐久性があり、且つ優れた風合いと保湿効果を具備す
る繊維または繊維製品を得ることができる。アニオン性
の水性分散液、カチオン性の水性分散液の混合比は、特
に限定されないが、経済的処理温度、時間などを勘案し
て決めることができ、重量比でおおよそ1/20〜20
/1であり、好ましくは1/2〜2/1の範囲である。
【0022】本発明においては、アニオン性の水性分散
液、カチオン性の水性分散液、それらの混合物に、必要
に応じて、酸化防止剤、帯電防止剤、抗菌剤、紫外線吸
収剤などを添加しても差し支えない。
【0023】柔軟加工剤などを含むアニオン性の水性分
散液と柔軟加工剤などを含むカチオン性の水性分散液で
あり、少なくともいずれか一方にノニオン界面活性剤お
よび/または両性イオンン界面活性剤を含む相反するイ
オン性の水性分散液を浴槽にて攪拌混合した処理液に繊
維または繊維製品を浸漬し、イオンコンプレックスの形
成による分散破壊が起こるような温度まで加熱し、繊維
表面に析出し、このイオンコンプレックスが繊維に固着
することで、耐久性のある風合いを有する繊維または繊
維製品を作ることができる。浸漬操作は連続式またはバ
ッチ式で行うことができる。連続式の場合は加熱攪拌下
にある浸漬浴に浸漬し、またバッチ式の場合には35℃
未満の浸漬浴に浸漬後、徐々に加熱して35〜80℃と
して所定時間浸漬するか、あるいは35〜80℃に加熱
攪拌した浴中に所定時間浸漬するなどの方法を採用する
ことができる。いずれにしろ加熱により柔軟加工剤を含
むイオンコンプレックスが形成され、これにより乳化分
散が破壊されつつある乳化分散液に浸漬する必要があ
る。
【0024】アニオン性の水性分散液としては、アニオ
ン界面活性剤単独又はノニオン界面活性剤および/又は
両性イオン界面活性剤を組合わせたものと、柔軟加工剤
とからなる水性分散液の単独又は分散液混合物などであ
る。アニオン性の水性分散液またはカチオン性の水性分
散液は少なくともいずれか一方にノニオン界面活性剤お
よび/または両性イオン界面活性剤が含有されているこ
とが必要である。カチオン性の水性分散液としては、カ
チオン界面活性剤単独又はノニオン界面活性剤および/
又は両性イオン界面活性剤を組合せた柔軟加工剤の水性
分散液の単独又は分散混合物などである。次にさらに詳
しくイオン性乳化分散液による本発明の処理方法を説明
する。上記アニオン性の水性分散液と上記カチオン性の
水性分散液を浴槽にて水にて希釈攪拌混合するが、浴槽
内の柔軟加工剤の濃度(両液における柔軟加工剤の合計
を意味する)は0.1重量%以上、安定的分散が得られ
る濃度までであり、好ましくは0.5重量%以上〜約1
0重量%、さらに好ましくは0.5重量%以上〜約5重
量%である。0.1重量%以下であると、付着する柔軟
加工剤の量が少なすぎて効果不足となる。約10重量%
を越えると付着する柔軟加工剤の量が多すぎ、繊維また
は繊維製品にべとつき、不快感を与えることもあり、ま
た、イオンコンプレックス形成が場合により早すぎて工
程管理が難しくなることもあるので好ましくない。
【0025】繊維または繊維製品を浸漬処理する浴槽温
度は35℃〜80℃、好ましくは40〜60℃である。
35℃未満では処理液は安定で、イオンコンプレックス
を形成しないので好ましくない。80℃を越えると、柔
軟加工剤濃度、アニオン性水性分散液/カチオン性水性
分散液の混合比にもよるが、イオンコンプレックスの形
成時間が早く、水の蒸発が起きることもあって浴槽管理
が難しく、繊維または繊維製品に均一にイオンコンプレ
ックスを付着させることが難しいので好ましくない。ま
た、イオンコンプレックス発生温度については、アニオ
ン界面活性剤と併用するカチオン界面活性剤、ノニオン
界面活性剤、両性イオン界面活性剤などの組み合わせを
選択することによりある程度任意に設定することができ
る。
【0026】浴槽の処理液の攪拌は必須条件である。攪
拌することによりイオンコンプレックスを浴槽内に均一
に析出させ、繊維製品に均一に固着させるために必ず必
要である。攪拌の方法は特に限定されず、ポンプ攪拌、
攪拌機など公知の方法の単独又は併用により行うことが
できる。
【0027】処理液への繊維または繊維製品の浸漬時間
は、浴槽温度と基本的には逆比例関係にあり、工業的、
経済的には例えば、約5〜30分の間で選択されるが、
温度、アニオン性の水性分散液/カチオン性の水性分散
液の配合比、柔軟加工剤の濃度などの種々の条件に左右
されるので、適宜決めることが望ましい。
【0028】浸漬法による本発明の繊維または繊維製品
の加工方法の特徴は、繊維の表面や内部にまで均一に処
理することができる、柔軟斑の発生がない、浴槽の管理
が容易であるなどである。
【0029】浸漬法による加工処理後、マングルまたは
遠心分離機で余分な液を除去し、100〜160℃で乾
燥することで最終加工製品を得ることができる。なお、
本発明の加工方法を繊維または繊維製品に施した後に、
染色、プリントなどをすることは難しくなることが多い
ので、染色、プリント後の繊維または繊維製品に本発明
の加工方法を施すことが好ましい。
【0030】
【実施例】以下本発明を実施例により、具体的に説明す
るが、本発明はこれら実施例によって限定されるもので
はない。 (試験に用いた繊維製品)綿50S リブ編み生地をウィ
ンス染色機に入れ、エスピトールBS(秀和合性)1.
5重量%、ハイポンSN(秀和合性)3.0重量%、過
酸化水素17g/lを含む水溶液で、95℃、30分間
精練後、スミフィックスブラックB(住友化学)12重
量%、ボウ硝60g/l、リアクティブソルトT−1
(三菱化成)4g/lで50℃×60分染色した生地を
用いた。
【0031】(耐久性評価方法)加工上がりと洗濯後の
スクワランの付着量測定および洗濯後のスクワラン残存
率を計算するとともに、風合い評価を下記の方法により
行った。 (スクワラン付着試験):加工上がり、洗濯後の生地を
ソックスレー抽出器にて抽出溶剤として試薬n−ヘキサ
ンを用いて溶剤抽出し、抽出溶剤中のスクワラン量をガ
スクロマトグラフィ分析により定量した。加工上がりの
生地10g中のスクワラン量mgとして表示した。
【0032】(スクワラン残存率):洗濯後のスクワラ
ン付着量を求めた。加工上がり生地のスクワラン付着量
を100として計算した。
【0033】(風合評価方法)加工上がりと洗濯後の生
地をオリエンテック株式会社製造、剛体振り子型粘弾性
測定器“レオバイブロンDDV−OPAIII”を用い
対数減衰率で示した。対数減衰率:物質には粘性や粘性
に似た性質があり、この粘性は物質の分子量や環境温度
により変化する。粘性はそれに接触する振動体を止める
作用がある。従って粘性が高くなると対数減衰率が増加
する。布においては、繊維の絡合に柔軟性があると、振
り子にブレーキがかかる作用を示し、対数減衰率が増加
するので風合いの尺度の一つとして使用する。
【0034】(家庭用洗濯条件) ニュービーズ[花王石鹸(株)] 2g/l 浴比 1:20 40℃×5分〜水洗〜脱水〜乾燥を洗濯1回とする。
【0035】(実施例1〜4、比較例1〜2)表1に示
した配合比により各々乳化分散液を調製した。表1の処
方の分散液を下に示す加工浴処方に従って他の分散液と
混合し、25℃の加工浴を調製した。攪拌状態の加工浴
に生地を浸漬し、45℃に徐々に昇温し、その温度で2
0分間保持した。そのあと生地を取出し、遠心脱水機で
脱水後、100℃で乾燥処理し、各々の試験布を得た。
得られた試験布の一部を家庭洗濯し、加工上がりと洗濯
後の試験布を得た。これらの評価結果を表1に示した。
なお、25℃で調製された加工浴では実施例および比較
例ともいずれも乳化分散は安定であったが、45℃に加
熱すると実施例1〜4では、乳化分散が破壊されスクワ
ランを含むイオンコンプレックスの生成とその析出が認
められた。一方比較例1〜2の場合には、45℃に加熱
しても乳化分散は安定であり、その破壊は観察されなか
った。
【0036】(加工浴処方1):下記の処方の加工浴を
用いた。 表1の処方のイオン性水性分散液(実施例1〜3)4.0重量% *1 KT−7014 0.5重量% *2 TKシリコン Y54D 3.0重量% *3 ソフナー AE 0.5重量% 水 残り 浴比 1:15 (加工浴処方2):下記の処方の加工浴を用いた。 表1の処方のイオン性水性分散液(実施例4) 4.0重量% *1 KT−7014 0.5重量% *4 アクリナW−310 3.0重量% *3 ソフナー AE 0.5重量% 水 残り 浴比 1:15 *1 オルガノポリシロキサンのアニオン乳化分散液(高松油脂(株)製) *2 オルガノポリシロキサンのカチオン乳化分散液( 〃 ) *3 高級脂肪酸アミドの四級化物の乳化分散液 ( 〃 ) *4 ジアルキルスルホコハク酸ナトリウムの乳化分散液( 〃 )
【0037】
【表1】
【0038】(実施例5、比較例3)実施例1〜4と同
じ生地を用い下記の処方で加工浴を30℃にて調製し、
ポンプ循環による攪拌をしつつ、液温を50℃に徐々に
昇温し、生地を浸漬し、15分間保持後、遠心脱水後、
メリヤス仕上工程に準じて仕上加工を行ったのち、実施
例1〜4と同様の洗濯を繰り返したのち、実施例1〜
4、比較例1〜2と同様の評価を行った。表2に結果を
示す。比較例3としてスクワランアニオン乳化分散液の
代わりにオルガノポリシロキサンのアニオン乳化分散液
を用いて、実施例5と同様の評価テストを行い、表2に
結果を合わせて示す。なお、30℃で調製された加工浴
では実施例および比較例ともいずれも乳化分散は安定で
あったが、50℃に加熱すると実施例5では、乳化分散
が破壊されスクワランを含むイオンコンプレックスの生
成とその析出が認められた。一方比較例3の場合には、
50℃に加熱しても乳化分散は安定であり、その破壊は
観察されなかった。
【0039】 (加工浴組成) 実施例5 比較例3 スクワランのアニオン乳化分散液 (FTM−20A−2、高松油脂(株)) 5.0重量% 0 オルガノポリシロキサンのアニオン乳化分散液 (KM2002T、信越化学工業) 0.5重量% 4.5重量% オルガノポリシロキサンのカチオン乳化分散液 アサヒシリコン 396AB(旭化学工業)3.0重量% 3.0重量% ウルトラテックス ESC(チバガイギー)1.5重量% 1.5重量% 水 残り 残り 浴比 1:15 ポリアミン脂肪酸アミドカチオン活性剤 サンソフロン CG−101(日華化学)1.5重量% 1.5重量%
【0040】以上の実施例の結果から柔軟加工剤として
スクワランを用いた本発明の繊維または繊維製品の加工
方法により、洗濯耐久性があり、且つ優れた風合いを具
備する繊維または繊維製品を得ることができることが判
る。
【0041】
【表2】
【0042】
【発明の効果】本発明は繊維または繊維製品の加工方法
に関するものであり、用いる乳化分散液は35℃未満の
温度であればこの混合分散液は安定であり分散の破壊が
起こらないが、35℃〜80℃に加熱すると分散の破壊
が起こると同時に、柔軟加工剤を含有したイオンコンプ
レックスとなって析出して、繊維表面に強固に付着する
ような柔軟加工剤を含む水性分散液に繊維または繊維製
品を浸漬して処理することにより、洗濯耐久性があり、
且つ優れた風合いと保湿効果を具備する繊維または繊維
製品を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 海谷 篤 神奈川県川崎市麻生区上麻生2−4−7 (72)発明者 金岡 隆 大阪府泉佐野市長滝3790 (72)発明者 吉村 喜一郎 福井県坂井郡金津町矢地12番地8−1 (72)発明者 佐藤 襄二 大阪府豊能郡豊能町ときわ台6丁目15番 8号 (56)参考文献 特開 昭61−671(JP,A) 特開 平2−277881(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06M 13/00 - 13/535

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟加工剤を含みかつ35℃未満の温度
    では安定であって、35℃〜80℃に加熱すると分散が
    破壊されて柔軟加工剤が析出する特性を有する水性分散
    混合液を用い、該分散混合液を35℃〜80℃に加熱、
    攪拌することにより該柔軟加工剤を析出させながら繊維
    または繊維製品を浸漬することを特徴とする繊維または
    繊維製品の加工方法。
  2. 【請求項2】 上記水性分散混合液が、少なくとも一方
    が柔軟加工剤を含むアニオン性の水性分散液(a)とカ
    チオン性の水性分散液(b)の混合物からなり、かつ該
    混合物が(a)および(b)の少なくともいずれか一方
    にノニオン界面活性剤および/または両性イオン界面活
    性剤を含有しており、加熱により柔軟加工剤を含むイオ
    ンコンプレックスが生成して分散が破壊されることを特
    徴とする請求項1記載の繊維または繊維製品の加工方
    法。
  3. 【請求項3】 柔軟加工剤がスクワラン、スクワレン部
    分水素添加物およびスクワレンから選ばれる少なくとも
    一つであることを特徴とする請求項1あるいは請求項2
    記載の繊維または繊維製品の加工方法。
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