JPH07197376A - 抗菌性繊維仕上げ剤組成物 - Google Patents
抗菌性繊維仕上げ剤組成物Info
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- JPH07197376A JPH07197376A JP34936893A JP34936893A JPH07197376A JP H07197376 A JPH07197376 A JP H07197376A JP 34936893 A JP34936893 A JP 34936893A JP 34936893 A JP34936893 A JP 34936893A JP H07197376 A JPH07197376 A JP H07197376A
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- finishing
- antibacterial
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- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】ウンデシレン酸メチル25重量部とソルビタンモ
ノウンデシレート5重量部と精製水70重量部から成る繊
維用仕上げ処理剤組成物。 【効果】この組成物は、繊維に対し良好な抗菌性を付与
すると共に良好な柔軟平滑性を付与することができる。
ノウンデシレート5重量部と精製水70重量部から成る繊
維用仕上げ処理剤組成物。 【効果】この組成物は、繊維に対し良好な抗菌性を付与
すると共に良好な柔軟平滑性を付与することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天然繊維、再生繊維、
合成/半合成繊維の単独又はそれらの混合物からなる原
糸、織物、編み物、又はこれらにより構成された衣料品
等の繊維に付いて良好な抗菌性及び柔軟/平滑性を同時
に付与する為の新規な組成の繊維用仕上げ処理剤組成物
及び仕上げ方法に関する。
合成/半合成繊維の単独又はそれらの混合物からなる原
糸、織物、編み物、又はこれらにより構成された衣料品
等の繊維に付いて良好な抗菌性及び柔軟/平滑性を同時
に付与する為の新規な組成の繊維用仕上げ処理剤組成物
及び仕上げ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】繊維製品に対し、衛生加工と称し、抗菌
剤、殺菌剤とバインダーを用い、繊維に付着させる加工
が広く行われている。抗菌剤、殺菌剤としては、下記
〜が知られている。
剤、殺菌剤とバインダーを用い、繊維に付着させる加工
が広く行われている。抗菌剤、殺菌剤としては、下記
〜が知られている。
【0003】3−(トリメトキシシリル)−プロピル
オクタデシルジメチルアンモニウムクロライド等の第4
級アンモニウム変性シラン誘導体。
オクタデシルジメチルアンモニウムクロライド等の第4
級アンモニウム変性シラン誘導体。
【0004】2,4,4′トリクロロ−2′−ヒドロ
キシジフェニルエーテル;2ヒドロキシフェニル−
2′,4′−ジクロロベンジルエーテル;2,2′メチ
レン−ビス(3,4,6−トリクロロフェノール)等の
ハロゲン化フェノール類及びハロゲン化フェニルエーテ
ル誘導体。
キシジフェニルエーテル;2ヒドロキシフェニル−
2′,4′−ジクロロベンジルエーテル;2,2′メチ
レン−ビス(3,4,6−トリクロロフェノール)等の
ハロゲン化フェノール類及びハロゲン化フェニルエーテ
ル誘導体。
【0005】P−トルエンスルホンクロラミドナトリ
ウム、ベンゼンスルホンクロラミドナトリウム等の芳香
族スルホンクロラミド誘導体。
ウム、ベンゼンスルホンクロラミドナトリウム等の芳香
族スルホンクロラミド誘導体。
【0006】N−クロロコハク酸イミド、トリクロロ
メラミン、ジクロログリコールウリル、塩化シアヌール
誘導体等のハロゲン化含N複素環類。
メラミン、ジクロログリコールウリル、塩化シアヌール
誘導体等のハロゲン化含N複素環類。
【0007】ソルビン酸、サリチル酸、デヒドロ酢
酸、等の有機カルボン酸類。
酸、等の有機カルボン酸類。
【0008】メチルパラペン、プロピルパラペン等の
ヒドロキシ安息香酸エステル類。
ヒドロキシ安息香酸エステル類。
【0009】銅イオン、銀イオン等の抗菌性重金属イ
オンを含むポリマー類。
オンを含むポリマー類。
【0010】具体的には、(メタ)アクリロニトリル/
スルホン酸ビニル銅塩共重合物、ポリアクリル(メタア
クリル)酸銅等。
スルホン酸ビニル銅塩共重合物、ポリアクリル(メタア
クリル)酸銅等。
【0011】特に上記、およびは、安全性及び抗
菌力の面から、繊維製品の衛生加工に広く使用されてい
る。
菌力の面から、繊維製品の衛生加工に広く使用されてい
る。
【0012】そして、上記〜の抗菌剤ないし殺菌剤
に併用する柔軟剤としては、次の(1)〜(7)が知られてい
る。
に併用する柔軟剤としては、次の(1)〜(7)が知られてい
る。
【0013】(1) 流動パラフィン、スピンドル油等の鉱
物油、オレイン酸メチル、ジオクチルセバケート等のエ
ステル系合成油及びポリシロキサン誘導体を、ポリオキ
シアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレン
アルキルフェニルエーテル、高級アルコール硫酸エステ
ル塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、
アルキルスルホネート、等の乳化剤で水に乳化分散させ
た物。
物油、オレイン酸メチル、ジオクチルセバケート等のエ
ステル系合成油及びポリシロキサン誘導体を、ポリオキ
シアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレン
アルキルフェニルエーテル、高級アルコール硫酸エステ
ル塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、
アルキルスルホネート、等の乳化剤で水に乳化分散させ
た物。
【0014】(2) 高級アルコールを上記乳化剤で水に乳
化分散させた物。
化分散させた物。
【0015】(3) 不飽和高級アルコール硫酸エステル塩
の水分散物。
の水分散物。
【0016】(4) 不飽和高級脂肪酸トリグリセライド/
高級脂肪酸モノ・ジグリセライド混合物硫酸エステル塩
の水分散物。
高級脂肪酸モノ・ジグリセライド混合物硫酸エステル塩
の水分散物。
【0017】(5) 多価アルコール脂肪酸エステル類を上
記乳化剤で水に乳化分散させた物。
記乳化剤で水に乳化分散させた物。
【0018】(6) モノステアリルトリメチルアンモニウ
ムクロライド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロ
ライド等の第4級アンモニウム塩。
ムクロライド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロ
ライド等の第4級アンモニウム塩。
【0019】(7) 脂肪酸とポリアルキレンポリアミン又
はアルカノールアミンからなる脂肪酸アマイドを有機酸
/無機酸又は上記乳化剤で水に乳化分散させた物。
はアルカノールアミンからなる脂肪酸アマイドを有機酸
/無機酸又は上記乳化剤で水に乳化分散させた物。
【0020】これら(1)〜(7)の組成物は、柔軟、平滑性
を付与する目的で前記〜の抗菌剤等に併用して使用
される。
を付与する目的で前記〜の抗菌剤等に併用して使用
される。
【0021】上記の〜の抗菌剤ないし殺菌剤に併用
するバインダーとしては、下記(a)〜(f)が知られてい
る。
するバインダーとしては、下記(a)〜(f)が知られてい
る。
【0022】(a) メチル水素ポリシロキサン、両末端水
酸基封鎖ジメチルポリシロキサン、ビニル基含有ジオル
ガノポリシロキサン等の縮合あるいは重合可能なポリシ
ロキサン誘導体。
酸基封鎖ジメチルポリシロキサン、ビニル基含有ジオル
ガノポリシロキサン等の縮合あるいは重合可能なポリシ
ロキサン誘導体。
【0023】(b) 脂肪族ポリイソシアネート及びポリア
ルキレングリコールよりなるポリウレタン誘導体。
ルキレングリコールよりなるポリウレタン誘導体。
【0024】(c) ビスフェノールA等の多価フェノール
類とエピクロロヒドリンとの縮合物であるエポキシ樹
脂。
類とエピクロロヒドリンとの縮合物であるエポキシ樹
脂。
【0025】(d) アクリル酸、メタクリル酸及びそれら
のエステル類の重合物よりなるアクリル樹脂。
のエステル類の重合物よりなるアクリル樹脂。
【0026】(e) 酢酸ビニル樹脂、スチレン−ブタジエ
ン系樹脂等のラテックス。
ン系樹脂等のラテックス。
【0027】(f) メラミン/ホルムアルデヒド樹脂、尿
素/ホルムアルデヒド樹脂等のホルマリン樹脂類又はグ
リオキザール樹脂類。
素/ホルムアルデヒド樹脂等のホルマリン樹脂類又はグ
リオキザール樹脂類。
【0028】これら(a)〜(f)のバインダーは前記〜
の抗菌剤等に併用して、その耐洗たく性を向上させる目
的で使用される。
の抗菌剤等に併用して、その耐洗たく性を向上させる目
的で使用される。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】前記〜の抗菌剤な
いし殺菌剤は、所定の抗菌作用はあるが、繊維に柔軟性
を付与する作用はない。従って、繊維を柔軟に仕上げる
場合は、前記〜の抗菌剤ないし殺菌剤に他の柔軟剤
を常に併用する必要がある。
いし殺菌剤は、所定の抗菌作用はあるが、繊維に柔軟性
を付与する作用はない。従って、繊維を柔軟に仕上げる
場合は、前記〜の抗菌剤ないし殺菌剤に他の柔軟剤
を常に併用する必要がある。
【0030】また、〜の抗菌剤等は、繊維に対して
親和性に乏しい。従って、これらの抗菌剤等を使用する
際には、これらを繊維に接着させるバインダーが必要に
なる。
親和性に乏しい。従って、これらの抗菌剤等を使用する
際には、これらを繊維に接着させるバインダーが必要に
なる。
【0031】前記の抗菌剤等は、メトキシシリル基等
のアルコキシシリル基が繊維の活性水素(−OH,−N
H2,−COOH)と反応するので、ある程度以上の活
性水素を持つ繊維に対する親和性は大きくバインダーは
不要であるが、活性水素を持たないか、あるいは極く少
ししか持たないポリエステル、ポリアクリルアミド等の
繊維に対する親和性は小さいのでバインダーが必要にな
る。
のアルコキシシリル基が繊維の活性水素(−OH,−N
H2,−COOH)と反応するので、ある程度以上の活
性水素を持つ繊維に対する親和性は大きくバインダーは
不要であるが、活性水素を持たないか、あるいは極く少
ししか持たないポリエステル、ポリアクリルアミド等の
繊維に対する親和性は小さいのでバインダーが必要にな
る。
【0032】又、前記の抗菌剤等が有するアルコキシ
シリル基は、加水分解に対し、不安定であるので、加工
時、有機溶剤系で処理をする必要があり、水系で行う場
合は、加工(処理)浴を、要時調製で対応しなければな
らず、長期のストックが出来ない点で、手間がかかり、
コスト高となる。
シリル基は、加水分解に対し、不安定であるので、加工
時、有機溶剤系で処理をする必要があり、水系で行う場
合は、加工(処理)浴を、要時調製で対応しなければな
らず、長期のストックが出来ない点で、手間がかかり、
コスト高となる。
【0033】前記(1)〜(7)の柔軟剤は、それ自体は(但
し(6)を除いて)抗菌、殺菌性が無い。
し(6)を除いて)抗菌、殺菌性が無い。
【0034】前記(6)の柔軟剤に付いても、それ自体は
多少の抗菌性、殺菌性は有るものの、その効果はなお不
十分であり、又これらで処理した繊維製品は吸湿/吸汗
性に乏しく、蛍光増白剤と併用した場合に蛍光増白剤を
黄変させる。
多少の抗菌性、殺菌性は有るものの、その効果はなお不
十分であり、又これらで処理した繊維製品は吸湿/吸汗
性に乏しく、蛍光増白剤と併用した場合に蛍光増白剤を
黄変させる。
【0035】又これら(1)〜(7)の柔軟剤は、皮膚に対し
て刺激が大であるので、特に乳幼児用の衣類には使用出
来ない。
て刺激が大であるので、特に乳幼児用の衣類には使用出
来ない。
【0036】前記(a)〜(f)のバインダーは、前記〜
の抗菌剤に併用して、その耐洗たく性を向上させる目的
で使用されるものであり、それ自体には抗菌作用はな
い。
の抗菌剤に併用して、その耐洗たく性を向上させる目的
で使用されるものであり、それ自体には抗菌作用はな
い。
【0037】本発明の目的は、繊維に対して良好な抗菌
性と共に柔軟性及び平滑性を同時に付与する新規な抗菌
性繊維仕上げ剤組成物及び繊維仕上げ方法を提供するこ
とである。
性と共に柔軟性及び平滑性を同時に付与する新規な抗菌
性繊維仕上げ剤組成物及び繊維仕上げ方法を提供するこ
とである。
【0038】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、次の繊
維仕上げ剤組成物及び繊維仕上げ方法により上記目的を
達成することができる。
維仕上げ剤組成物及び繊維仕上げ方法により上記目的を
達成することができる。
【0039】ウンデシレン酸誘導体を含有する抗菌性繊
維仕上げ剤組成物(請求項1)。
維仕上げ剤組成物(請求項1)。
【0040】ウンデシレン酸誘導体は、好ましくは、ウ
ンデシレン酸石ケン、ウンデシレン酸アルキルエステ
ル、ウンデシレン酸ポリアルキレングリコールエステ
ル、ウンデシレン酸多価アルコールエステル、ウンデシ
レン酸アルカノールアマイド、ウンデシレン酸アルキル
アマイド及びウンデシレン酸ポリアルキレンポリアマイ
ドのうちの1種以上を含有する抗菌性繊維仕上げ剤組成
物(請求項2)。
ンデシレン酸石ケン、ウンデシレン酸アルキルエステ
ル、ウンデシレン酸ポリアルキレングリコールエステ
ル、ウンデシレン酸多価アルコールエステル、ウンデシ
レン酸アルカノールアマイド、ウンデシレン酸アルキル
アマイド及びウンデシレン酸ポリアルキレンポリアマイ
ドのうちの1種以上を含有する抗菌性繊維仕上げ剤組成
物(請求項2)。
【0041】好ましくは、炭化水素、高級アルコール、
ロウ類、トリグリセライド、エステル油、シリコーンオ
イル、フッ素樹脂及びフッ素オイルのうちの1種以上を
さらに含有させる(請求項3)。
ロウ類、トリグリセライド、エステル油、シリコーンオ
イル、フッ素樹脂及びフッ素オイルのうちの1種以上を
さらに含有させる(請求項3)。
【0042】繊維原料、半製品又は製品の製造工程にお
いて、前記抗菌性繊維仕上げ剤組成物を用いた吸尽法、
パディング法又はスプレー法により仕上げ処理する繊維
仕上げ方法(請求項4)。
いて、前記抗菌性繊維仕上げ剤組成物を用いた吸尽法、
パディング法又はスプレー法により仕上げ処理する繊維
仕上げ方法(請求項4)。
【0043】上記繊維仕上げ方法において、好ましく
は、仕上げ加工に耐洗たく性を与える目的で使用される
樹脂又は高分子物質であるバインダーを前記抗菌性繊維
仕上げ剤組成物と併用する(請求項5)。
は、仕上げ加工に耐洗たく性を与える目的で使用される
樹脂又は高分子物質であるバインダーを前記抗菌性繊維
仕上げ剤組成物と併用する(請求項5)。
【0044】繊維製品を洗たくする際に、前記抗菌性繊
維仕上げ剤組成物を用いて仕上げ処理する繊維仕上げ方
法(請求項6)。
維仕上げ剤組成物を用いて仕上げ処理する繊維仕上げ方
法(請求項6)。
【0045】上記繊維仕上げ方法において、好ましく
は、洗たく機で洗たくする(請求項7)。
は、洗たく機で洗たくする(請求項7)。
【0046】
(抗菌性繊維仕上げ剤組成物)ウンデシレン酸石ケンに
は、ウンデシレン酸亜鉛、ウンデシレン酸カルシウム、
ウンデシレン酸ナトリウム等が含まれる。
は、ウンデシレン酸亜鉛、ウンデシレン酸カルシウム、
ウンデシレン酸ナトリウム等が含まれる。
【0047】ウンデシレン酸アルキルエステルには、ウ
ンデシレン酸メチル、ウンデシレン酸イソプロピル、ウ
ンデシレン酸エチル、ウンデシレン酸ベンジル、ウンデ
シレン酸アリル等が含まれる。
ンデシレン酸メチル、ウンデシレン酸イソプロピル、ウ
ンデシレン酸エチル、ウンデシレン酸ベンジル、ウンデ
シレン酸アリル等が含まれる。
【0048】ウンデシレン酸ポリアルキレングリコール
エステルには、ウンデシレン酸にエチレンオキサイド、
プロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイドを付加
させた物、ポリエチレングリコール等のポリアルキレン
グリコール類とウンデシレン酸からなるエステル類が含
まれる。
エステルには、ウンデシレン酸にエチレンオキサイド、
プロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイドを付加
させた物、ポリエチレングリコール等のポリアルキレン
グリコール類とウンデシレン酸からなるエステル類が含
まれる。
【0049】具体的には、ポリエチレングリコール400
モノウンデシレン酸エステル、ポリエチレングリコール
400ジウンデシレン酸エステル、ポリエチレングリコー
ル400モノP−ヒドロキシベンゾエートのウンデシレン
酸エステル等が含まれる。
モノウンデシレン酸エステル、ポリエチレングリコール
400ジウンデシレン酸エステル、ポリエチレングリコー
ル400モノP−ヒドロキシベンゾエートのウンデシレン
酸エステル等が含まれる。
【0050】ウンデシレン酸多価アルコールエステルに
は、次の1)〜5)のものが含まれる。
は、次の1)〜5)のものが含まれる。
【0051】1)ソルビタンモノウンデシレート等のソ
ルビタンエステル類。
ルビタンエステル類。
【0052】2)グリセリンモノウンデシレート、グリ
セリンジウンデシレート等のグリセライド類。
セリンジウンデシレート等のグリセライド類。
【0053】3)ペンタエリスリトールウンデシレート
等のペンタエリスリトールエステル類。
等のペンタエリスリトールエステル類。
【0054】4)ジグリセリルモノウンデシレート、デ
カグリセリルトリウンデシレート、ヘキサグリセリルト
リウンデシレート等のポリグリセリンエステル類。
カグリセリルトリウンデシレート、ヘキサグリセリルト
リウンデシレート等のポリグリセリンエステル類。
【0055】5)ショ糖ウンデシレン酸エステル類。
【0056】ウンデシレン酸アルカノールアマイドに
は、ウンデシレン酸モノエタノールアマイド、ウンデシ
レン酸ジエタノールアマイド、ウンデシレン酸トリエタ
ノールアマイド、ウンデシレン酸アミノエチルエタノー
ルアマイド等が挙げられる。
は、ウンデシレン酸モノエタノールアマイド、ウンデシ
レン酸ジエタノールアマイド、ウンデシレン酸トリエタ
ノールアマイド、ウンデシレン酸アミノエチルエタノー
ルアマイド等が挙げられる。
【0057】ウンデシレン酸アルキルアマイドには、ウ
ンデシレン酸アマイド、ビス−ウンデシレン酸アマイ
ド、ウンデシレン酸N−エチルアマイド、ウンデシレン
酸N−メチルアミド等が含まれる。
ンデシレン酸アマイド、ビス−ウンデシレン酸アマイ
ド、ウンデシレン酸N−エチルアマイド、ウンデシレン
酸N−メチルアミド等が含まれる。
【0058】ウンデシレン酸ポリアルキレンポリアマイ
ドには、ビス−ウンデシレン酸エチレンジアマイド、ビ
ス−ウンデシレン酸プロピレンジアマイド、ビス−ウン
デシレン酸ジエチレントリアマイド等が含まれる。
ドには、ビス−ウンデシレン酸エチレンジアマイド、ビ
ス−ウンデシレン酸プロピレンジアマイド、ビス−ウン
デシレン酸ジエチレントリアマイド等が含まれる。
【0059】請求項3に示す各油相成分には次のものが
含まれる。
含まれる。
【0060】炭化水素には、流動パラフィン、ワセリ
ン、パラフィンワックス等の鉱物油系炭化水素や、スク
ワレン、スクワラン、プリスタン等の動物油系炭化水素
が含まれる。
ン、パラフィンワックス等の鉱物油系炭化水素や、スク
ワレン、スクワラン、プリスタン等の動物油系炭化水素
が含まれる。
【0061】高級アルコールには、セチルアルコール、
オレイルアルコール、牛脂アルコール、ステアリルアル
コール、ラノリンアルコールが含まれる。
オレイルアルコール、牛脂アルコール、ステアリルアル
コール、ラノリンアルコールが含まれる。
【0062】ロウ類(高級アルコール脂肪酸エステル)
としては、ミツロウ、カルナウバロウ、鯨ロウ、ラノリ
ンが含まれる。
としては、ミツロウ、カルナウバロウ、鯨ロウ、ラノリ
ンが含まれる。
【0063】トリグリセライドには、オリーブ油、ホホ
バ油等の植物油や、牛脂、豚脂等の動物油が含まれる。
バ油等の植物油や、牛脂、豚脂等の動物油が含まれる。
【0064】エステル油には、ミリスチン酸イソプロピ
ル、パルミチン酸イソプロピル、オレイン酸オレイルが
含まれる。
ル、パルミチン酸イソプロピル、オレイン酸オレイルが
含まれる。
【0065】シリコーンオイルには、ジメチルポリシロ
キサン、メチル水素ポリシロキサン、メチルハイドロキ
シポリシロキサン、アミノ変性ポリシロキサンが含まれ
る。
キサン、メチル水素ポリシロキサン、メチルハイドロキ
シポリシロキサン、アミノ変性ポリシロキサンが含まれ
る。
【0066】フッ素樹脂には、四フッ化エチレン樹脂、
四フッ化エチレン/パーフルオロビニルエーテル共重合
樹脂、フッ化ビニル樹脂、パーフルオロポリウレタン、
パーフルオロアルキルアクリレート、パーフルオロアル
キルメタクリレートが含まれる。
四フッ化エチレン/パーフルオロビニルエーテル共重合
樹脂、フッ化ビニル樹脂、パーフルオロポリウレタン、
パーフルオロアルキルアクリレート、パーフルオロアル
キルメタクリレートが含まれる。
【0067】フッ素オイルには、パーフルオロポリエー
テル、三フッ化塩化エチレン共重合体が含まれる。
テル、三フッ化塩化エチレン共重合体が含まれる。
【0068】ウンデシレン酸誘導体Aと油相成分Bの重
量比A/Bは、好ましくは9.5/0.5〜0.5/9.5(より好
ましくは7.0/3.0〜0.5/9.5)にする。
量比A/Bは、好ましくは9.5/0.5〜0.5/9.5(より好
ましくは7.0/3.0〜0.5/9.5)にする。
【0069】本発明の仕上げ剤組成物は、前記従来の技
術の欄に記載の柔軟剤と併用することができる。
術の欄に記載の柔軟剤と併用することができる。
【0070】(抗菌性繊維仕上げ剤組成物の好適な製造
方法) (1)請求項1記載のウンデシレン酸化合物の1種以上を
ホモミキサー等の乳化機を用いて容易に水に分散させて
得る事が出来る。
方法) (1)請求項1記載のウンデシレン酸化合物の1種以上を
ホモミキサー等の乳化機を用いて容易に水に分散させて
得る事が出来る。
【0071】(2)請求項2記載の組成物を得るには、上
記(1)の方法で予め分散液を調製しておき、更にホモミ
キサー等で攪拌しながら請求項2に記載の既述の油相成
分を添加して得る事が出来る。
記(1)の方法で予め分散液を調製しておき、更にホモミ
キサー等で攪拌しながら請求項2に記載の既述の油相成
分を添加して得る事が出来る。
【0072】又、前記ウンデシレン酸化合物の1種以上
と前記油相成分を予め混合して混合物としておき(必要
なら加熱融解混合し)、ホモミキサー等の乳化機で水相
を攪拌しながら、前記混合物を添加する方法で得ること
ができる。
と前記油相成分を予め混合して混合物としておき(必要
なら加熱融解混合し)、ホモミキサー等の乳化機で水相
を攪拌しながら、前記混合物を添加する方法で得ること
ができる。
【0073】(3)上記(1)、(2)の方法で調製するに当
り、乳化分散を助ける為に、ポリオキシアルキレンアル
キルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニル
エーテル、高級アルコール硫酸エステル塩、ポリオキシ
アルキレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキルスルホネ
ート、アルキルベンゼンスルホネート、石ケン類、モノ
又はジアルキルホスフェート、モノ又はジポリオキシア
ルキレンアルキルホスフェート、テトラアルキルアンモ
ニウムハライド等の界面活性剤を併用する事が出来る。
り、乳化分散を助ける為に、ポリオキシアルキレンアル
キルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニル
エーテル、高級アルコール硫酸エステル塩、ポリオキシ
アルキレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキルスルホネ
ート、アルキルベンゼンスルホネート、石ケン類、モノ
又はジアルキルホスフェート、モノ又はジポリオキシア
ルキレンアルキルホスフェート、テトラアルキルアンモ
ニウムハライド等の界面活性剤を併用する事が出来る。
【0074】(4)上記(1)、(2)の方法で調製するに当
り、有機酸、有機塩基、無機酸、無機塩基を併用する事
ができる。
り、有機酸、有機塩基、無機酸、無機塩基を併用する事
ができる。
【0075】(繊維仕上げ方法)本発明品は、繊維製品
に対し、吸尽法で好適に処理する事が出来る。
に対し、吸尽法で好適に処理する事が出来る。
【0076】本発明品の使用量を、本発明で特定するウ
ンデシレン酸誘導体純分として、0.1〜20%owf(繊維重
量に対する使用%)、好ましくは、0.2〜10.0%owf、更
に好ましくは、0.2〜3%owfにする。
ンデシレン酸誘導体純分として、0.1〜20%owf(繊維重
量に対する使用%)、好ましくは、0.2〜10.0%owf、更
に好ましくは、0.2〜3%owfにする。
【0077】その場合の浴比は1:5〜1:50が好まし
い。
い。
【0078】加温温度は20〜90℃、好ましくは40〜60
℃、5〜30分間浸せき後、脱水、乾燥する。
℃、5〜30分間浸せき後、脱水、乾燥する。
【0079】本発明品は、パディング法で好適に処理す
る事が出来る。本発明品の使用量を、本発明で特定する
ウンデシレン酸誘導体純分として0.2〜200g/リット
ル、好ましくは1.0〜100g/リットル、さらに好ましく
は1.0〜50g/リットルのパディング液を調製し、絞り
率50〜150%、好ましくは70〜120%で脱水し、乾燥す
る。
る事が出来る。本発明品の使用量を、本発明で特定する
ウンデシレン酸誘導体純分として0.2〜200g/リット
ル、好ましくは1.0〜100g/リットル、さらに好ましく
は1.0〜50g/リットルのパディング液を調製し、絞り
率50〜150%、好ましくは70〜120%で脱水し、乾燥す
る。
【0080】本発明品をパディング法で加工する際、加
工の耐久性を向上させるため、前記従来の技術の欄に記
載されたような公知のバインダーと併用すると特に好適
である。
工の耐久性を向上させるため、前記従来の技術の欄に記
載されたような公知のバインダーと併用すると特に好適
である。
【0081】両者の配合は任意の割り合いで良いが、好
ましくは、本発明で特定するウンデシレン酸誘導体純分
/バインダーの重量比は、0.5/9.5〜5.0/5.0であり、
より好ましくは、1.0/9.0〜3.0/7.0である。
ましくは、本発明で特定するウンデシレン酸誘導体純分
/バインダーの重量比は、0.5/9.5〜5.0/5.0であり、
より好ましくは、1.0/9.0〜3.0/7.0である。
【0082】本発明品は、業務用及び家庭用洗たく機で
繊維製品を洗たく、柔軟処理をする際、従来の柔軟仕上
げ剤(ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド等
のカチオンSAA)に替えて、又は併用して柔軟処理を
行う事が出来る。例えば、本発明におけるウンデシレン
酸誘導体を純分として洗たく後すすぎ浴に0.05〜100g
/リットル、好ましくは0.5〜20g/リットルを添加し
て常法に従う。
繊維製品を洗たく、柔軟処理をする際、従来の柔軟仕上
げ剤(ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド等
のカチオンSAA)に替えて、又は併用して柔軟処理を
行う事が出来る。例えば、本発明におけるウンデシレン
酸誘導体を純分として洗たく後すすぎ浴に0.05〜100g
/リットル、好ましくは0.5〜20g/リットルを添加し
て常法に従う。
【0083】これにより、皮膚刺激の少ない、抗菌加工
が可能となり、肌着、靴下、オムツ類の洗たくに特に好
適である。
が可能となり、肌着、靴下、オムツ類の洗たくに特に好
適である。
【0084】なお、吸尽法、パディング法及びスプレー
法とは次のような方法である。
法とは次のような方法である。
【0085】吸尽法とは、仕上げ剤の希薄溶液を用い
(一般には液量を繊維重量に対し、10〜50倍重量、仕上
げ剤の使用量を繊維重量に対し、1.0〜10.0%重量)、
温度及び浸せき時間、液循環回数等の条件を設定して、
仕上げ剤を繊維に選択吸着させることで吸尽させる方法
であり、一般に染色機を使用する。
(一般には液量を繊維重量に対し、10〜50倍重量、仕上
げ剤の使用量を繊維重量に対し、1.0〜10.0%重量)、
温度及び浸せき時間、液循環回数等の条件を設定して、
仕上げ剤を繊維に選択吸着させることで吸尽させる方法
であり、一般に染色機を使用する。
【0086】パディング法とは、仕上げ剤の濃厚溶液中
に繊維を短時間浸せきし、直ちに脱水マングルで絞る事
で付着させる方法である。付着量のコントロールは、液
中の仕上げ剤濃度と脱水率で行う。
に繊維を短時間浸せきし、直ちに脱水マングルで絞る事
で付着させる方法である。付着量のコントロールは、液
中の仕上げ剤濃度と脱水率で行う。
【0087】スプレー法とは、一定速度のコンベアー上
に繊維を乗せ、その上から、仕上げ剤溶液を一定量スプ
レーする事で付着させる方法である。素材により脱水マ
ングルを使えない場合に使用する。例えば、カーペッ
ト、自動車シート等である。
に繊維を乗せ、その上から、仕上げ剤溶液を一定量スプ
レーする事で付着させる方法である。素材により脱水マ
ングルを使えない場合に使用する。例えば、カーペッ
ト、自動車シート等である。
【0088】前記いずれかの処理工程において、仕上げ
剤として本発明の仕上げ処理剤組成物又は本発明の仕上
げ処理剤エマルジョン(請求項3)を用いることができ
る。
剤として本発明の仕上げ処理剤組成物又は本発明の仕上
げ処理剤エマルジョン(請求項3)を用いることができ
る。
【0089】
(実施例1) 本発明の抗菌性仕上げ剤組成物の製法、
評価 下記処方により本発明の組成物を調製した。
評価 下記処方により本発明の組成物を調製した。
【0090】
【表1】
【0091】
【表2】
【0092】調製方法 表1のオイルとウンデシレン酸誘導体又はウンデシレン
酸誘導体単独を各々100℃でステンレス製攪拌機を使い6
0分間混合した。
酸誘導体単独を各々100℃でステンレス製攪拌機を使い6
0分間混合した。
【0093】この処理剤組成物に精製水を加え、卓上ホ
モミキサーにて80℃、8,000rpm×5分間処理をして本発
明品である仕上げ剤エマルジョンを得た。
モミキサーにて80℃、8,000rpm×5分間処理をして本発
明品である仕上げ剤エマルジョンを得た。
【0094】評価項目及び方法 (1) 平滑性 摩擦感テスター(カトーテック社製)を用い、各試料の
動摩擦係数(μs)及び静摩擦係数(μd)を測定し
た。
動摩擦係数(μs)及び静摩擦係数(μd)を測定し
た。
【0095】評価は比較例に対する絶対値を比較し、各
々の値が小さい程、平滑性が良好と判断した。
々の値が小さい程、平滑性が良好と判断した。
【0096】(2) 柔軟性 柔軟仕上げ剤未処理の各試料の風合いと、本発明品及び
比較例で処理をした各試料の風合いを5人の判定者によ
り官能検査で判定した。 ○…未処理試料よりかなり良好 △…未処理試料より良好 ×…未処理試料と同程度 ××…未処理試料より劣る
比較例で処理をした各試料の風合いを5人の判定者によ
り官能検査で判定した。 ○…未処理試料よりかなり良好 △…未処理試料より良好 ×…未処理試料と同程度 ××…未処理試料より劣る
【0097】(3) 柔軟効果の耐久性 本発明品又は比較例で処理した各供試試料を市販の直鎖
アルキルベンゼンスルホン酸Na/高級アルコールサル
フェートNa系合成洗剤を使い、それの0.5%水溶液中
で、家庭用洗たく機により、30℃×30分洗たく、更に30
℃×10分すすぎ、遠心脱水5分、風乾し、これらの柔軟
性を上記(2)の方法で評価した。
アルキルベンゼンスルホン酸Na/高級アルコールサル
フェートNa系合成洗剤を使い、それの0.5%水溶液中
で、家庭用洗たく機により、30℃×30分洗たく、更に30
℃×10分すすぎ、遠心脱水5分、風乾し、これらの柔軟
性を上記(2)の方法で評価した。
【0098】(4) 供試試料 i)綿100%40番手ニット生地(精練漂白済み市販品) ii)ウール60/2番手平織物(精練漂白済み市販品) iii)ポリエステルトロピカル(精練済み市販品)
【0099】(5) 抗菌性試験 培養時間に対する菌数(供試生地上の)変化を調べる為
に、下記方法で試験を行った。 ・供試菌種、Staphyloccu saureus 1F012732 ・初期菌数 1.8×105個 ・37℃で2時間、6時間、18時間後の供試生地上の菌数
を測定した。
に、下記方法で試験を行った。 ・供試菌種、Staphyloccu saureus 1F012732 ・初期菌数 1.8×105個 ・37℃で2時間、6時間、18時間後の供試生地上の菌数
を測定した。
【0100】試料の処理方法 本発明品及び比較例を20g/リットル水溶液とする(25
℃±2℃)。その中へ各供試生地を10分間浸せきし、浸
せき後ゴム製油圧マングルを用い絞り圧5.0kg/G、絞
り率100%で脱水後、100〜105℃で15分間乾燥した。そ
の後更に150℃±2℃×60秒間熱処理した。
℃±2℃)。その中へ各供試生地を10分間浸せきし、浸
せき後ゴム製油圧マングルを用い絞り圧5.0kg/G、絞
り率100%で脱水後、100〜105℃で15分間乾燥した。そ
の後更に150℃±2℃×60秒間熱処理した。
【0101】比較例 (比較例1)3−(トリメトキシシリル)−プロピルス
テアリルジメチルアンモニウムクロライド系市販抗菌仕
上げ加工剤
テアリルジメチルアンモニウムクロライド系市販抗菌仕
上げ加工剤
【0102】(比較例2)2,4,4′トリクロロ−
2′−ヒドロキシジフェニルエーテル系市販抗菌仕上げ
加工剤
2′−ヒドロキシジフェニルエーテル系市販抗菌仕上げ
加工剤
【0103】(比較例3)ポリメタクリル酸銅系市販抗
菌仕上げ加工剤
菌仕上げ加工剤
【0104】(比較例4)比較例1の50重量部と市販高
級脂肪酸アルキルエステル系アニオン柔軟剤の50重量部
の混合品
級脂肪酸アルキルエステル系アニオン柔軟剤の50重量部
の混合品
【0105】(比較例5)比較例2の50重量部と市販脂
肪酸アマイド系カチオン柔軟剤の50重量部の混合品
肪酸アマイド系カチオン柔軟剤の50重量部の混合品
【0106】結果 i)平滑性、柔軟性、柔軟効果の耐久性
【0107】
【表3】
【0108】ii)抗菌性(×105個)
【0109】
【表4】
【0110】以上より本発明品は良好な抗菌性を示すと
同時に、良好な柔軟平滑性を示した。
同時に、良好な柔軟平滑性を示した。
【0111】又比較例は、単独では抗菌性は良好であっ
たが、柔軟性、平滑性に劣り、かつ柔軟平滑性を向上さ
せる目的で市販柔軟剤と併用するとその抗菌力が低下し
た。
たが、柔軟性、平滑性に劣り、かつ柔軟平滑性を向上さ
せる目的で市販柔軟剤と併用するとその抗菌力が低下し
た。
【0112】
【発明の効果】本発明の抗菌性繊維仕上げ剤組成物は、
ウンデシレン酸誘導体(好ましくは、ウンデシレン酸石
ケン、ウンデシレン酸アルキルエステル、ウンデシレン
酸ポリアルキレングリコールエステル、ウンデシレン酸
多価アルコールエステル、ウンデシレン酸アルカノール
アマイド、ウンデシレン酸アルキルアマイド及びウンデ
シレン酸ポリアルキレンポリアマイドのうちの1種以
上)を含有するので、繊維に対して良好な抗菌性と共に
柔軟性及び平滑性を同時に付与することができる。
ウンデシレン酸誘導体(好ましくは、ウンデシレン酸石
ケン、ウンデシレン酸アルキルエステル、ウンデシレン
酸ポリアルキレングリコールエステル、ウンデシレン酸
多価アルコールエステル、ウンデシレン酸アルカノール
アマイド、ウンデシレン酸アルキルアマイド及びウンデ
シレン酸ポリアルキレンポリアマイドのうちの1種以
上)を含有するので、繊維に対して良好な抗菌性と共に
柔軟性及び平滑性を同時に付与することができる。
【0113】本発明の繊維仕上げ方法は、上記本発明の
仕上げ剤組成物を用いるので、繊維に対して良好な抗菌
性と共に柔軟性及び平滑性を同時に付与することができ
る。
仕上げ剤組成物を用いるので、繊維に対して良好な抗菌
性と共に柔軟性及び平滑性を同時に付与することができ
る。
Claims (7)
- 【請求項1】ウンデシレン酸誘導体を含有することを特
徴とする抗菌性繊維仕上げ剤組成物。 - 【請求項2】前記ウンデシレン酸誘導体は、ウンデシレ
ン酸石ケン、ウンデシレン酸アルキルエステル、ウンデ
シレン酸ポリアルキレングリコールエステル、ウンデシ
レン酸多価アルコールエステル、ウンデシレン酸アルカ
ノールアマイド、ウンデシレン酸アルキルアマイド及び
ウンデシレン酸ポリアルキレンポリアマイドのうちの1
種以上を含有することを特徴とする請求項1に記載の抗
菌性繊維仕上げ剤組成物。 - 【請求項3】炭化水素、高級アルコール、ロウ類、トリ
グリセライド、エステル油、シリコーンオイル、フッ素
樹脂及びフッ素オイルのうちの1種以上をさらに含有す
ることを特徴とする請求項1又は2に記載の抗菌性繊維
仕上げ剤組成物。 - 【請求項4】繊維原料、半製品又は製品の製造工程にお
いて、請求項1〜3の一に記載の組成物を用いた吸尽
法、パディング法又はスプレー法により仕上げ処理する
ことを特徴とする繊維仕上げ方法。 - 【請求項5】仕上げ加工に耐洗たく性を与える目的で使
用される樹脂又は高分子物質であるバインダーを請求項
1〜3の一に記載の組成物と併用することを特徴とする
請求項4に記載の繊維仕上げ方法。 - 【請求項6】繊維製品を洗たくする際に、請求項1〜3
の一に記載の組成物を用いて仕上げ処理することを特徴
とする繊維仕上げ方法。 - 【請求項7】洗たく機で洗たくすることを特徴とする請
求項6に記載の繊維仕上げ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34936893A JPH07197376A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 抗菌性繊維仕上げ剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34936893A JPH07197376A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 抗菌性繊維仕上げ剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07197376A true JPH07197376A (ja) | 1995-08-01 |
Family
ID=18403289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34936893A Pending JPH07197376A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 抗菌性繊維仕上げ剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07197376A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996035767A1 (en) * | 1995-05-10 | 1996-11-14 | Elf Atochem S.A. | Bacteriostatic compositions and use in metal working fluids |
JP2001192968A (ja) * | 2000-01-11 | 2001-07-17 | Kao Corp | 柔軟剤組成物 |
JP2004331592A (ja) * | 2003-05-08 | 2004-11-25 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 美白剤を配合した皮膚外用剤、石鹸、入浴剤、繊維処理剤、繊維 |
JP2008208059A (ja) * | 2007-02-26 | 2008-09-11 | Green Products Laboratory Ltd | 糖ウンデシレン酸エステルを含有する皮膚外用剤 |
JP2011208335A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-20 | Unitika Trading Co Ltd | 改質ポリエステル繊維および改質ポリエステル繊維の製造方法 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP34936893A patent/JPH07197376A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996035767A1 (en) * | 1995-05-10 | 1996-11-14 | Elf Atochem S.A. | Bacteriostatic compositions and use in metal working fluids |
JP2001192968A (ja) * | 2000-01-11 | 2001-07-17 | Kao Corp | 柔軟剤組成物 |
JP2004331592A (ja) * | 2003-05-08 | 2004-11-25 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 美白剤を配合した皮膚外用剤、石鹸、入浴剤、繊維処理剤、繊維 |
JP2008208059A (ja) * | 2007-02-26 | 2008-09-11 | Green Products Laboratory Ltd | 糖ウンデシレン酸エステルを含有する皮膚外用剤 |
JP2011208335A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-20 | Unitika Trading Co Ltd | 改質ポリエステル繊維および改質ポリエステル繊維の製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021001 |