JPH08134678A - オゾン水製造装置 - Google Patents

オゾン水製造装置

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JPH08134678A
JPH08134678A JP6303047A JP30304794A JPH08134678A JP H08134678 A JPH08134678 A JP H08134678A JP 6303047 A JP6303047 A JP 6303047A JP 30304794 A JP30304794 A JP 30304794A JP H08134678 A JPH08134678 A JP H08134678A
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博一 塩田
Kazuo Kurihara
和夫 栗原
Yasuyuki Takagi
康之 高木
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  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉛化合物を使用せず貴金属電極を使用した水
電解法で容易に高濃度のオゾン水が連続的に得られるオ
ゾン水製造装置を提供する。 【構成】 固形電解質膜の一面にオゾン発生触媒機能を
有した貴金属製金網よりなる陽極電極を、他面に金網よ
りなる陰極電極を夫々圧接し、固形電解質膜の陽極電極
側と陰極電極側とには、陽極電極を覆う陽極ジャケット
と、陰極電極を覆う陰極ジャケットとを設け、陽極ジャ
ケットと陰極ジャケットとには、電解質が溶解している
原料水が陽極ジャケット内及び陰極ジャケット内を流過
するようになす、流入口と流出口とを夫々設け、陽極電
極と陰極電極との間に直流電圧を印加してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オゾンが溶解している
水、すなわちオゾン水を製造するためのオゾン水製造装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オゾン水を得るには、以下の二つ
の方法が代表的なものとして知られている。 「オゾン曝気法」高濃度の気相のオゾンと、水とを、曝
気などの適宜手段で気液接触させて、水中にオゾンを溶
解させてオゾン水を得る。 「水電解法」水を電気分解する際に陽極側に発生する酸
素にオゾンが混入すること、オゾンは酸素に比べ10倍
程度水に溶けることに着目して、水を電気分解して発生
したオゾンを電気分解中の水に溶解させてオゾン水を得
る。
【0003】そして、上記「水電解法」としては、本発
明者が先に特開平03−267390号(以下、この出
願を単に「先願例」という。)として、固形電解質膜1
の一面と他面とに、直流電圧を印加した陽極電極2と陰
極電極3とを重ね、陽極電極2側に供送された水を電気
分解してオゾン水を得るようになしたもの(図示はして
いないが、ここでの符号は本願の実施例のものに対応さ
せた。)を提案した。なお、この先願例は固形電解質膜
1と陽極電極2と陰極電極3とで構成した電解セルを所
定の容量を有する水槽内に没入させ、この水槽内の水が
順次陽極電極2側を流過して循環するようになしてあ
る。また、陰極電極3側にはこの陰極電極3を覆うジャ
ケットを設け、電気的に水槽内の水との短絡を遮断する
と共に、このジャケット内に電気分解によって発生して
溜る水素を水槽の外に取り出すようになしてある。
【0004】また、本発明とは厳密には目的を相違する
が、水を電気分解して気相のオゾンを得る方法の一つと
してのオゾンの電解製造法が、特開平01−31209
2号(以下、この先願を「第二先願例」という。)等と
して提案されている。この第二先願例はその特許請求範
囲の記載によると、「水電解によってオゾンを製造する
に当たり、陽極として、片面に白金層を有するポーラス
電極を用い、前記ポーラス電極の白金面にパーフロロス
ルホン酸型のカチオン交換膜を圧接して水電解を行なう
ことを特徴とするオゾンの電解製造法。」とされてい
る。
【0005】そして、この第二先願例には、その発明の
詳細な説明の欄に、以下の点が従来技術として公知であ
ることが示されている。 1、白金/カチオン交換膜/白金 すなわち、水電解法で気相のオゾンを得るのに、カチオ
ン交換膜の一面側に白金の陽極電極を、他面側に同じく
白金の陰極電極を重ねるものが公知であった。 2、白金/カチオン交換膜/イリジュウム若くはその酸
化物 すなわち、水電解法で気相のオゾンを得るのに、カチオ
ン交換膜の一面側に白金の陽極電極を、他面側にイリジ
ュウム若くはその酸化物の陰極電極を重ねるものが公知
であった。 3、白金の陽極電極を使用して水を電気分解すると、白
金は電気分解した酸素をオゾン化するオゾン生成反応を
助長するが、同時にオゾンの接触分解反応が並行して起
こるためオゾン生成量は極めて少ない。
【0006】また、この第二先願例には、その添付図面
に、この発明法を実施する装置例が開示されているが、
残念ながら、その表示が余りにも概略的であるのと、発
明の詳細な説明にその構成部分の説明が余りなされてい
ないので具体的構造は定かでないが、一応本願に添付し
た「図11」に示すごときものと推考される。
【0007】すなわち、「図11」中、1が本願での固
形電解質膜で、2が陽極電極、3が陰極電極である。そ
して、この陽極電極2はチタン材等のポーラス電極材2
02とこのポーラス電極材202に積層された白金層2
01とで構成されている。そして、この陽極電極2は上
記固形電解質膜1にその白金層201を圧接して配設し
てある。なお、上記陰極電極3は適宜材質で構成(陽極
電極2と同様にポーラスに構成されている。)され、上
記固形電解質膜1の他面側に圧接して、該固形電解質膜
1は上記陽極電極2と陰極電極3とで挟まれるようにな
してある。そして、固形電解質膜1の一面側には陽極側
端板と称するジャケット4で覆い、このジャケット4内
にポンプ30等で水を順次供送し水中に気泡状になって
発生するオゾンを気体分離機31に導き気相のオゾン3
2(正確にはオゾン混入酸素)を分離回収する。なお、
固形電解質膜1の他面側には陰極側端板と称するジャケ
ット5で覆い、このジャケット5内に水を満たし電気分
解で発生した水素33を回収または排気するようになし
てある。
【0008】なお、上記水電解法は、通常の電気分解と
異なり、固形電解質膜1を使用してその両面で電子の移
動が確保されるので、純粋なオゾンを得る目的で、また
は陰極電極にカルシウム等が析出堆積するのを防ぐ目的
で、純水を原料水に使用するようになしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のオ
ゾン曝気法は、高濃度のオゾン水を得るのに適してお
り、現在はオゾン水製造装置の主流となっているが、こ
の方式は高濃度の気相のオゾンを製造するオゾナイザ
(通常、放電式オゾナイザが使用され、コロナ放電界中
を酸素を流過させてオゾン化する。)が必要で、このオ
ゾナイザ自体が大型であるという課題を有し、さらに
は、オゾナイザは高周波高電圧電源が必要で電源装置も
大型となり、さらに原料気体としての純酸素をボンベで
用意する必要性を有し、装置全体が大変大型なものとな
り、取扱も煩雑であるという課題を有している。もっと
も、原料気体は空気を使用することも可能であるが、こ
の場合高濃度のオゾンを得るには、空気の除湿装置や空
気中の酸素を所定の圧力条件のもとにゼオライト等の吸
着材で吸着・脱気して酸素濃度を高める酸素濃縮装置を
付設する必要性を有するものであった。
【0010】上記に対して水電解法は、装置が小型であ
ること、原料が水で入手し易いこと、電源も数十ボルト
・数十アンペアで良いので電源装置も小型でよいこと等
の利点を有するが、高濃度のオゾン水を得るのに向かな
いとされていた。すなわち、水電解法は消費される電力
のほとんどは水を酸素と水素とに電気分解することに使
用され、オゾン生成に使用される割合は数パーセント以
下であり、先願例で測定したところでは5リッターの水
を10ppmのオゾン水とするのに約1時間を要するも
のであり、曝気法のような高濃度のオゾン水を連続して
得るには、後記するβ相PbO2法を用いて複雑な気液
分離装置と気液混合装置とを必要とする課題を有してい
た。
【0011】2〜3ppmのオゾン水は大腸菌の殺菌、
植物の活性化等には効果的であるが、他の抗生の強い細
菌の殺菌にはあまり効果が無く、また漂白や脱臭にもあ
まり効果を期待できるものでは無く、工業的には5pp
m以上、望ましくは7ppm以上の高濃度オゾン水が多
量に供給されることが望まれているもので、従来の水電
解法ではこの要求を満たすことができないという課題を
有していた。
【0012】なお、前記第二先願例の方法によれば、当
該明細書に記載されているごとく50〜200Å/dm
2の電流密度で0.05〜0.5重量%のオゾンが得ら
れるとされ、この最大値0.5重量%においてこれをp
pm換算すると約300ppmである。さらに当該明細
書の実施例記載の各電極で得られるオゾン濃度の最高値
は4600ppmであり、この最高値の濃度のオゾンガ
スを20℃の水中に溶解せしめた場合の最高濃度は約
2.5ppmのオゾン水となることが実験によって確認
された。
【0013】もちろん、他の水電解法、例えば、公知で
あるβ相PbO2法、すなわち二酸化鉛を陽極にした水
電解オゾン発生法においては、オゾンガス濃度15〜1
7%の超高濃度オゾンガスを得ることができ、これを使
用することで10ppm以上の高濃度オゾン水を製造す
ることは可能である。
【0014】しかしながら、上記β相PbO2法は大き
な欠点を有している。すなわち、β相のPbO2は極め
て不安定な相構造をなし、例えば停電等で通電が停止す
ると、瞬時にβからαの相変化を始める。βからαに相
変化するとオゾン発生効率が数分の1となり、さらには
通常の二酸化鉛となるともはやオゾンは発生しない。し
たがって使用停止時も、相を維持するためのバックアッ
プ電源を必要とする課題を有するものであった。
【0015】さらに、上記β相PbO2法は、鉛を使用
しているので、電極から離脱した鉛化合物による汚染を
避けるため、一度オゾンガスを取り出し、水中に再溶解
させる煩雑さがあり、普及を妨げているという課題を有
するものである。
【0016】そこで、本発明は上記課題を解決すべくな
されたもので、鉛化合物を使用せず貴金属電極を使用し
た水電解法で容易に高濃度のオゾン水が連続的に得られ
るオゾン水製造装置を提供することを目的としたもので
ある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的に沿い、先述
特許請求の範囲を要旨とする本発明の構成は前述課題を
解決するために、固形電解質膜1の一面にオゾン発生触
媒機能を有した貴金属製金網よりなる陽極電極2を、他
面に金網よりなる陰極電極3を夫々圧接し、上記固形電
解質膜1の陽極電極2側と陰極電極3側とには、陽極電
極2を覆う陽極ジャケット4と、陰極電極3を覆う陰極
ジャケット5とを設け、該陽極ジャケット4と陰極ジャ
ケット5とには、電解質が溶解している原料水が該陽極
ジャケット4内及び陰極ジャケット5内を流過するよう
になす、流入口6a,6bと流出口7a,7bとを夫々
設け、上記陽極電極2と陰極電極3との間に直流電圧を
印加してなる技術的手段を講じたものである。
【0018】また、「請求項2」の発明は、固形電解質
膜1の一面にオゾン発生触媒機能を有した貴金属製金網
よりなる陽極電極2を、他面に金網よりなる陰極電極3
を夫々圧接し、上記固形電解質膜1の陽極電極2側と陰
極電極3側とには、陽極電極2を覆う陽極ジャケット4
と、陰極電極3を覆う陰極ジャケット5とを設け、該陽
極ジャケット4と陰極ジャケット5とには、原料水が該
陽極ジャケット4内及び陰極ジャケット5内を流過する
ようになす、流入口6a,6bと流出口7a,7bとを
夫々設け、上記陽極ジャケット4の流入口6aには水道
水または自然水の供送口に連結した水供送管12を連結
し、上記陰極ジャケット5の流入口6bと流出口7bと
を途中にポンプ8と電解質が溶解している原料水の水槽
10とを介装した循環路9で連結し、上記陽極電極2と
陰極電極3との間に直流電圧を印加してなる技術的手段
を講じたものである。
【0019】また、「請求項3」の発明は、固形電解質
膜1の一面にオゾン発生触媒機能を有した貴金属製金網
よりなる陽極電極2を、他面に金網よりなる陰極電極3
を夫々圧接し、上記固形電解質膜1の陽極電極2側と陰
極電極3側とには、陽極電極2を覆う陽極ジャケット4
と、陰極電極3を覆う陰極ジャケット5とを設け、該陽
極ジャケット4と陰極ジャケット5とには、原料水が該
陽極ジャケット4内及び陰極ジャケット5内を流過する
ようになす、流入口6a,6bと流出口7a,7bとを
夫々設け、上記陽極ジャケット4の流入口6aには水道
水または自然水の供送口に連結した水供送管12を連結
し、上記陰極ジャケット5の流入口6bと流出口7bと
を途中に、ポンプ8と水に溶解してるカルシュウム、マ
グネシウム、珪素を除去して中性塩を溶解させた原料水
の水槽10とを介装した循環路9で連結し、上記陽極電
極2と陰極電極3との間に直流電圧を印加してなる技術
的手段を講じたものである。
【0020】さらに、「請求項4」の発明は、固形電解
質膜1の一面にオゾン発生触媒機能を有した貴金属製金
網よりなる陽極電極2を、他面に陰極電極3を夫々圧接
し、上記固形電解質膜1の陽極電極2側と陰極電極3側
とには、陽極電極2を覆う陽極ジャケット4と、陰極電
極3を覆う陰極ジャケット5とを設け、該陽極ジャケッ
ト4と陰極ジャケット5とには、原料水が該陽極ジャケ
ット4内及び陰極ジャケット5内を流過するようにな
す、流入口6a,6bと流出口7a,7bとを夫々設
け、上記陽極ジャケット4の流入口6aには途中にフィ
ルター11を介装し上流端を水道水または自然水の供送
口に連結した水供送管12を連結し、上記陰極ジャケッ
ト5の流入口6bと流出口7bとを途中にポンプ8と電
解質が溶解している原料水の水槽10とを介装した循環
路9で連結し、上記陽極電極2と陰極電極3との間に直
流電圧を印加してなる技術的手段を講じたものである。
【0021】さらに、「請求項5」の発明は、固形電解
質膜1の一面にオゾン発生触媒機能を有した貴金属製金
網よりなる陽極電極2を、他面に陰極電極3を夫々圧接
し、上記固形電解質膜1の陽極電極2側と陰極電極3側
とには、陽極電極2を覆う陽極ジャケット4と、陰極電
極3を覆う陰極ジャケット5とを設け、該陽極ジャケッ
ト4と陰極ジャケット5とには、原料水が該陽極ジャケ
ット4内及び陰極ジャケット5内を流過するようにな
す、流入口6a,6bと流出口7a,7bとを夫々設
け、上記陽極ジャケット4の流入口6aには、上流端に
水道水または自然水の供給源への連結口を設け、その下
流側にフィルター11を介装し、その下流側に溶解電解
質除去用のイオン交換樹脂槽13を介装し、更にその下
流側に所望の電解質を溶解させる電解質溶解装置14を
介装した水供送管12を連結し、上記陰極ジャケット5
の流入口6bと流出口7bとを途中にポンプ8と電解質
が溶解している原料水の水槽10とを介装した循環路9
で連結し、上記陽極電極2と陰極電極3との間に直流電
圧を印加してなる技術的手段を講じたものである。
【0022】さらに、「請求項6」の発明は、固形電解
質膜1の一面にオゾン発生触媒機能を有した貴金属製金
網よりなる陽極電極2を、他面に金網よりなる陰極電極
3を夫々圧接し、上記固形電解質膜1の陽極電極2側と
陰極電極3側とには、陽極電極2を覆う陽極ジャケット
4と、陰極電極3を覆う陰極ジャケット5とを設け、該
陽極ジャケット4と陰極ジャケット5とには、原料水が
該陽極ジャケット4内及び陰極ジャケット5内を流過す
るようになす、流入口6a,6bと流出口7a,7bと
を夫々設け、上記陽極ジャケット4の流入口6aには、
上流端に水道水または自然水の供給源への連結口を設
け、その下流側にフィルター11を介装し、その下流側
に溶解電解質除去用のイオン交換樹脂槽13を介装し、
更にその下流側に所望の電解質を溶解させる電解質溶解
装置14を介装した水供送管12を連結し、上記陰極ジ
ャケット5の流入口6bと流出口7bとを、途中にポン
プ8と水に溶解してるカルシュウム、マグネシウム、珪
素を除去して中性塩を溶解させた原料水の水槽10とを
介装した循環路9で連結し、上記陽極電極2と陰極電極
3との間に直流電圧を印加してなる技術的手段を講じた
ものである。
【0023】さらに、「請求項7」の発明は、「請求項
1」乃至「請求項6」記載の中性塩及び電解質が、塩化
ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウムのいずれか
であることを特徴とした技術的手段を講じたものであ
る。
【0024】
【作用】
「オゾン水生成作用」それ故、本発明オゾン水製造装置
は、両電極2,3間に直流電圧を印加し、水流入口6a
より陽極ジャケット4内に水を供送する。すると、水は
電気分解され陽極電極2側で酸素とオゾンとが発生し、
陰極電極3側で水素が発生し、発生したオゾンは水に溶
け、オゾン水となって流出口7aより流出するよう作用
するのは従来と同じである。なお、水の電気分解によっ
て陰極電極3側に発生する水素は気泡となって陰極ジャ
ケット5の流出口7bより水と共に流出する。
【0025】そして、本発明は陽極電極2にオゾン発生
触媒機能を有した貴金属製金網を使用したので、金網構
成部材が固形電解質膜1と完全に密着する部分より徐々
に離れる微少な間隙を得られ、より多量の水を強電界中
を流過させることができる作用を呈する。
【0026】すなわち、陽極電極2ではこの陽極電極2
が固形電解質膜1に接触している部分と離れている部分
との界面近くでオゾンが混ざった酸素が発生する。「図
7」が、本発明の酸素及びオゾン発生の状況を模式的に
示したもので、断面円形の陽極電極2(正確には陽極電
極2の構成部材)が固形電解質膜1に接触しており、両
者が完全に密着している密着部L1部分は途中に水が介
在しないので電気分解は発生しない。しかし、陽極電極
2は金網で構成されているのでその構成金属線は断面円
形をしているので、密着部L1より離れるにしたがって
陽極電極2と固形電解質膜1との距離が順次大きくな
る。そして、密着部L1の最も近い部位で最も激しい電
気分解が発生し、密着部L1より遠ざかるにしたがって
電気分解量は少なくなり、電気分解の量は同図右側に水
平方向の直線で示したようになる。そして、「図5」に
符号L2で示した部位が電解発生場所で、この電解発生
場所L2は、陽極電極2の直径及び電界強度にもよるが
片側に夫々50〜200ミクロンのわずかな距離である
ことが観測された。
【0027】したがって、「図7」の電解発生場所L
2,L2がオゾン発生に有効な放電密度とすると、これ
を従来の「図9」に示したように陽極電極2の端部は固
形電解質膜1に対して垂直壁状となっているので、「図
7」の陽極電極2の上下両端より水平線を伸ばしこの水
平線と陽極電極2の一部と固形電解質膜1の一面の一部
とで囲まれた部分が電解発生場所L2として余分に利用
できるようになる作用を呈するものである。
【0028】また、本発明では該陽極電極2を固形電解
質膜1に圧接してあるので、固形電解質膜1はその押圧
力で局所的に凹むが、固形電解質膜1に剛性があるので
この窪みは陽極電極2の外面に必ずしも接触することな
く「図8」に示すようにこの窪みの半径が陽極電極2の
半径より大きくなり、「図7」に符号L3で示したよう
に放電界容量増量部を形成する作用を呈する。
【0029】なお、上記したより多量の水を強電界中を
流過させる作用は、水の電気導電度がある程度保証され
ていることを前提としたもので、純水のような電気導電
度の低いものを使用した場合はこの作用は顕著に現れな
いものである。しかし、本発明では電解質が溶解してい
る原料水を使用しているので、水の介在によって電子の
移動が妨げられることが少なく、広い領域に強電界を発
生するように作用するものである。
【0030】また、本発明は陰極電極3も金網を使用し
たので、上記と同様の作用を呈するものである。
【0031】また、「請求項2」の発明は、上記陰極ジ
ャケット5の流入口6bと流出口7bとを途中にポンプ
8と電解質が溶解している原料水の水槽とを介装した循
環路9で連結してあるので、陰極電極3側の原料水を繰
り返し利用できる作用を呈し、そればかりか、水道水や
天然水を原料水として電気分解を行なうと、溶解してい
るカルシュウム、マグネシウム、珪素等が析出して陰極
電極3側に付着堆積して導電性を低下せるが、原料水を
繰り返し利用するとこのカルシュウム等析出の進行をと
どめる作用を呈する。
【0032】さらに「請求項3」の発明は、陰極ジャケ
ット5の流入口6bと流出口7bとを途中に、ポンプ8
と水に溶解してるカルシュウム、マグネシウム、珪素と
を除去して中性塩を溶解させた原料水の水槽10とを介
装した循環路9で連結してあるので、陰極電極3へのカ
ルシュウム等の析出・堆積を防ぐことができる作用を呈
するものである。
【0033】さらに「請求項4」の発明は、上記陽極ジ
ャケット4の流入口6aには途中にフィルター11を介
装し上流端を水道水または自然水の供送口に連結した水
供送管12を連結してなるので、水道水または河川湖沼
の自然水をより手軽にオゾン水が得られる作用を呈す
る。
【0034】また「請求項5」の発明は、上記陽極ジャ
ケット4の流入口6aには、上流端に水道水または自然
水の供給源への連結口を設け、その下流側にフィルター
11を介装し、その下流側に溶解電解質除去用のイオン
交換樹脂槽13を介装し、更にその下流側に所望の電解
質を溶解させる電解質溶解装置14を介装した水供送管
12を連結してなるので、水道水または河川湖沼の自然
水をより手軽にオゾン水が得られ、電解質を一度除去し
て、所望の電解質を所望量溶存でき、安定運転が可能と
なる作用を呈するものである。
【0035】さらに、「請求項6」の発明は、上記陽極
ジャケット4の流入口6aには、上流端に水道水または
自然水の供給源への連結口を設け、その下流側にフィル
ター11を介装し、その下流側に溶解電解質除去用のイ
オン交換樹脂槽13を介装し、更にその下流側に所望の
電解質を溶解させる電解質溶解装置14を介装した水供
送管12を連結し、上記陰極ジャケット5の流入口6b
と流出口7bとを、途中にポンプ8と水に溶解している
カルシュウム、マグネシウム、珪素とを除去して中性塩
を溶解させた原料水の水槽10とを介装した循環路9で
連結してあるので、前記のように安定運転が可能となる
とともに、陰極電極3へのカルシュウム等の析出・堆積
を防ぐことができる作用を呈するものである。
【0036】さらに、「請求項7」の発明は、中性塩及
び電解質に塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリ
ウムのいずかを使用したので、例えば塩化ナトリウム
(NaCl)を使用すると、塩素は陽極電極側に、ナト
リウムは陰極電極側に移動し、陽極側では塩酸(HC
l)が発生し、酸性のオゾン減衰率が低いオゾン水を得
られる作用を呈するものである
【0037】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面にしたがっ
て説明する。図中、1が固形電解質膜で、この固形電解
質膜1の一面と他面とに、直流電圧を印加した陽極電極
2と陰極電極3とを重ね、陽極電極2側に供送された水
を電気分解してオゾン水を得るようになしてあるのは従
来と同じである。
【0038】すなわち、固形電解質膜1の一面には陽極
電極2が重ねられ、他面には陰極電極3が重ねられ、こ
の陽極電極2と陰極電極3との間には、図では省略した
電源装置の出力端が電気的に連結され直流電圧が印加さ
れるようになしてあるのも従来と同じである。
【0039】上記陽極電極2と陰極電極3とは、固形電
解質膜1を全面的に覆い隠すように重ねられるものでは
無く、多数の通孔を設けて、陽極電極2と陰極電極3と
は固形電解質膜1に接触部と非接触部とを有して重な
り、陽極ジャケット4と陰極ジャケット5とに供送され
た水は陽極電極2と陰極電極3とに接触し、さらに、こ
の通孔部によって水は直接固形電解質膜1にも接触する
ことができるようになしてあるのも従来と同じである。
【0040】また、上記固形電解質膜1も従来公知なも
のが使用でき、発生するオゾンに耐久性の強いフッ素系
陽イオン交換膜(本実施例では厚み300ミクロン・1
0cm×17cm)のものを使用した。)が使用でき
る。そして、陽極電極2としては二酸化鉛、白金、金等
の従来公知なものが使用でき、陰極電極3には白金、
金、銀、イリジュウム等従来公知なものが使用できる。
【0041】そして、本発明は上記陽極電極2にオゾン
発生触媒機能を有した金属製の金網を使用している。
【0042】まず、陽極電極2の材質として本実施例で
は白金を使用したが、白金をこの種電極に使用すること
は従来公知であり、また、この陽極電極2に金網を使用
することも先願例で提案した。しかし、先願例では金網
をその網目が多数の通孔として利用できることにのみ着
目したが、本発明では、金網構成部材の線の断面円形形
状と、金網は面方向にも通水性を有することに着目した
ものである。なお、本実施例では該陽極電極2に白金の
太さ0,4mmの径の線を80メッシュに織ったものを
使用した。
【0043】金網はその構成部材の線が断面円形である
ので、固形電解質膜1に重ねると「図7」に示したよう
に接触部より順次固形電解質膜1との距離が離れる部分
を形成でき、また金網は両面に多数の凸凹を有するので
同様に接触部より順次固形電解質膜1との距離が離れる
部分を多数形成でき、この陽極電極2と固形電解質膜1
との間に狭い間隙を形成する。そして、この陽極電極2
と固形電解質膜1との狭い間隙は多数存在するので、大
きな容量の水をこの間隙部位に位置させることができ、
この部位は電気分解に必要な強力な電界発生場所(前記
した電解発生場所L2)に一致する。
【0044】そして、本発明では該陽極電極2を固形電
解質膜1に圧接してあるので、固形電解質膜1はその押
圧力で局所的に凹むが、固形電解質膜1に剛性があるの
でこの窪みは陽極電極2の外面に必ずしも接触すること
なく「図8」に示すようにこの窪みの半径が陽極電極2
の半径より大きくなり、「図7」に示したように、陽極
電極2の半径と窪みの半径との差で放電界容量増量部L
3を形成することができるようになしてある。なお「図
8」のL4が電気分解に必要な強力な電界を発生する固
形電解質膜1より陽極電極2との距離を示すものであ
る。
【0045】また、金網は多数の網目を有するので面を
横切る方向に通水性を有するのは無論であるが、金網は
前記したように両面に多数の凸凹を有するので、これを
仮令ば、二枚の板で挟んでその板の間を水を通すことも
可能で、言い換えると金網の面方向にも通水性を有し、
上記した陽極電極2と固形電解質膜1との狭い多数の間
隙にも、常に新たな水を供送できるようになるものであ
る。
【0046】そして、上記固形電解質膜1の陽極電極2
側と陰極電極3側とには、陽極電極2を覆う陽極ジャケ
ット4と、陰極電極3を覆う陰極ジャケット5とを設
け、該陽極ジャケット4と陰極ジャケット5とには、電
解質が溶解している原料水が該陽極ジャケット4内及び
陰極ジャケット5内を流過するようになす、流入口6
a,6bと流出口7a,7bとを夫々設けてある。
【0047】なお、上記陽極ジャケット4は耐オゾン水
性材質を有する防水材、例えばテフロンまたはガラス等
で構成(金属内面にこれら耐オゾン水材をコーティング
したものを使用してもよい。なお、アクリル材が耐オゾ
ン性を有するとされているが、オゾン水にはさほどの耐
久性は無いものであった。)され、中央に固形電解質膜
1と陽極電極2と陰極電極3とを挟持する二つ割り箱状
に構成している。なお、図では省略したが陽極ジャケッ
ト4と陰極ジャケット5とは相互に締着螺子(「図5」
「図6」に示す符号35は締着螺子挿通孔である。)や
従来公知なバインダー機構等で連結固定されるようにな
してある。
【0048】したがって、流入口6a,6bより流入し
た水は陽極ジャケット4と陰極ジャケット5内に流入
し、陽極ジャケット4または陰極ジャケット5内を流過
して夫々流出口7a,7bより流出することになるが、
従来のような金網よりなる陽極電極2の外側を、水が金
網の面と平行方向に流過できるようになすと、金網は面
方向に通水性を有していてもその部分では圧力損出が大
変大きいので、金網内で面方向に水が流れることはほと
んどない。
【0049】そこで、図示実施例ではこの陽極電極2の
外面側には耐食性金属(ここでの耐食性は耐オゾン
(水)性を意味する。)で製造したラス網15を重ねて
収納している。このラス網15は、多数のスリットを千
鳥状に設けた金属板を該スリットが網目となるように引
き伸ばし形成したもので、「図4」のa部位が最も高い
高段部で、この高段部aの上部に一段低い(或は、先端
側が順次低くなるように傾斜する)低段部bがあって、
この低段部bより斜め上方両側に伸びる網線部c,cは
先端側が順次高くなるように傾斜して上段の高段部a,
aに達するようになっている。
【0050】なお、上記ラス網15は、使用する金属板
は厚みが一定であるので裏面側も同様な相似形状とな
る。したがって、このラス網15は一枚の板で構成した
網となって外形は線を編んで構成した金網と同様とな
り、面を横切る方向の通水性は無論のこと、面方向の通
水性をも有することになる。すなわち、具体的には「図
1」乃至「図3」の上方から下方への水の移動(流過)
も可能となるものである。
【0051】なお、本実施例では上記ラス網15は厚み
1mmのチタン板材を使用し、開口率約50%・網目の
大きさ約2平方センチメートル・ラス網に加工後の最大
厚みが1.8mmとなるものを使用した。また、このラ
ス網15は前記作用の項の説明では触れなかったが、集
電電極としての作用と、曲がり易い陽極電極2を抑えて
固形電解質膜1に均一に圧接するための押さえ板として
の作用をも呈するものである。
【0052】そして、本実施例では上記陽極電極2とラ
ス網15とは、陽極ジャケット4と陰極ジャケット5内
に密入してなる。ここでの「密入」とは陽極ジャケット
4内に陽極電極2とラス網15とが余裕無く、きっちり
と入ることで、大きな余裕部をジャケット10内に設け
ると水は流れ易いこの余裕部(圧力損失の最も少ない部
分)のみを通って流過てしまうので、余裕部をなくし流
入口6aにより陽極ジャケット4内に流入した水は、そ
の全量が陽極電極2とラス網15との中を通って流出口
7aより流出するようになしてある。
【0053】もっとも、密入するとしても、水の全量が
陽極電極2とラス網15との中を流過すればよいもの
で、密に入れてあるのは水の流路断面方向で重要であ
り、「図5」例では流入口6aの下流側に順次流路幅を
陽極電極2とラス網15との幅まで広げた案内路5aを
設け、この案内路5a内は空部で陽極電極2とラス網1
5とは収納していないようになしてもよい。このよう
な、案内路5aは流体を陽極ジャケット4内を均一に流
過させるための常套手段で、細い水供送管より直接径断
面が大きい陽極ジャケット4に水を供送すると流入口6
aの近くで左右に遠い場所は水が流れずらくなり、陽極
電極2の機能を全ての面部位で有効に使用できないの
で、陽極ジャケット4内はどこの場所でも水が均一の量
に流れるようになすことが望ましいのは無論である。な
お、流出口7aの上流側には陽極ジャケット4の内側よ
り順次流路幅を狭める流出案内路5bを設けてあり、こ
の流出案内路5b内も空部となしてある。
【0054】さらに、「図6」例は陽極ジャケット4内
の水の流れ方向中央部に、陽極電極2とラス網15との
双方またはいずれか一方が省略されたもので、中央に空
部5cを設けてある。但し、この部位も固形電解室膜1
は連続して収納されている。そして、この空部5cは陽
極電極2の有効面積を低減するものであるが、該空部5
cは陽極電極2とラス網15とが存在しない分、流路径
が大きくなり、そのために流速が遅くなり撹拌効果が期
待できると共に、オゾンが水に溶解するための時間を確
保する機能が期待できるものである。
【0055】上記のごとき案内路5a,5bまたは空部
5cを設けても、あるいは図示していないが陽極電極2
とラス網15との水の流れ上流側または下流側に上記空
部5cに相当する空部を設けても、これらが流入口6a
と流出口7aとを連通するものでなければ、結果として
水はその全量が陽極電極2とラス網15との中を流過す
るので、このようなものも本願では密入と称するものと
する。また、図示はしていないが、このラス網15は複
数枚を重ねてジャケット10内に密入してもよいもので
ある。
【0056】そして、一端に流入口6aを他端に流出口
7aを有して、陽極ジャケット4内を流過する水の全量
が陽極電極2とラス網15との中を通ると、水は陽極電
極2とラス網15とのわずかな間隙部を求めて流れの方
向を複雑に変えて流れることになる。すなわち、陽極ジ
ャケット4内に圧送された水は、わずかな間隙流路を求
めて、方向を変えながら複雑な迷路状の流路を通ること
になる。なお、特にラス網15の網目部は、水が通過で
きる該ラス網15の他の小さな間隙流路に比べて流路径
が大きいと共に、空部容積も大きく、さらには網線部
c,cは捻られているので、網目内に流入した水は渦を
巻く流れ、すなわち渦流となる。そして、この渦流は陽
極電極2に近接して起こり、さらには陽極電極2は金網
を使用しているので、固形電解質膜1の表面の水をまき
込むことができ、この渦流は固形電解質膜1の表面に達
して固形電解質膜1の表面に沿う流れを惹起し、陽極電
極2と固形電解質膜1の表面とのわずかな間隙部位にも
水が淀むことなく流れることになる。
【0057】すなわち、陽極ジャケット4内に陽極電極
2とラス網15とを二枚重ねにして密入したのは、陽極
電極2はできるだけ網目を小さくして固形電解質膜1と
該陽極電極2との接触部と非接触部との界面部を多く確
保するためであるが、陽極ジャケット4内がこの密な網
目の陽極電極2のみであると、どうしても圧力損出が大
きくなり固形電解質膜1と陽極電極2との狭い間隙部に
ある水は流れづらくなり、この狭い間隙部に水が淀んで
しまう。
【0058】しかし、この陽極電極2の外側に圧力損出
が小さい水の流れ易い流路部を設けると、益々金網内部
を水が流下しずらくなる。そこで上記の淀みを排除する
のがラス網15の主たる目的で、ラス網15は網目が比
較的大きく、網線部c,cは捻られている等の理由でこ
のラス網15内をその面方向に流過する水は各網目部で
「図10」に示すような渦流Y2を形成し、上記固形電
解質膜1と陽極電極2との狭い間隙部の水をもまき込ん
で淀みを解消するものである。
【0059】水が複雑な迷路を通ることは撹拌力による
気液接触頻度を確保するもので、また渦流は固形電解質
膜1の表面、特に、陽極電極2とのごく狭い間隙に発生
した気泡(電気的に不良導体)をいち早く水中に取り込
み、陽極電極2と固形電解質膜1との間(正確には陽極
電極2と陰極電極3との間)に電流が多く流れる状態を
確保することになる。
【0060】なお、本発明に使用される原料水は水道
水、天然水を使用すればよく、これらには、Ca2+,M
2+等の電解質が溶解しているものである。
【0061】そして、上記陽極電極2と陰極電極3との
間に直流電圧を印加してなる。すなわち、図では省略し
たが、直流電圧電源を用意してその出力端を陽極電極2
と陰極電極3とに連結すればよい。
【0062】なお、「図1」中、11はフィルターを、
16は流量調整弁を示すものである。
【0063】次ぎに「請求項2」の発明は、上記構成に
加え、上記陰極ジャケット5の流入口6bと流出口7b
とを途中にポンプ8と電解質が溶解している原料水の水
槽10とを介装した循環路9で連結したことを特徴とし
ている。
【0064】上記循環路9を使用した理由は、水を有効
利用するためであることもその目的の一つであるが、電
解質が溶解している水を電気分解すると、Ca+ ,S
+「Si+はに珪酸水(SiO)が混入しており電気エ
ネルギーでSi+が発生する。」,Mg+などが陰極電極
3に析出堆積して導電性を低下させるので、これらの堆
積の進行を防ぐためで、水を循環使用することで所定量
以上の電解質が陰極電極3に堆積することがなく導電性
を所定に保って活発な電気分解を維持できるものであ
る。
【0065】なお、「図2」及び「図3」中、17は水
素を燃焼あるいは吸着する処理層を示すものである。
【0066】また、「請求項3」の発明は、陰極ジャケ
ット5の流入口6bと流出口7bとを途中に、ポンプ8
と水に溶解しているカルシウム,マグネシウム,珪素を
除去して中性塩を溶解させた原料水の水槽10とを介装
した循環路9で連結している。
【0067】すなわち、「請求項2」の水槽10に予め
カルシウム(Ca),マグネシウム(Mg),珪素(S
i)を除去して中性塩を溶解させた原料水を投入し、陰
極電極3にカルシウム(Ca)等が堆積しないようにな
したのが本項発明の特徴である。なお、カルシウムなど
の電解質を除去するには、塩素は活性炭槽(Cl)を通
すことで容易に除去でき、その他の電解質は活性炭では
除去できないのでイオン交換樹脂槽を通すことで除去す
ればよい。そして、これら電解質が除去された水に所望
の中性塩を所望量を溶解させ原料水となすと、例えば、
原料水に塩化ナトリウムを溶解させたものを使用した場
合、Na+は水のOH-と結合して水酸化ナトリウム(N
aOH)となり、ナトリウムが陰極電極3に析出堆積す
ることはない。なお、中性塩は水に溶かすと代表的な電
解質となるが、ここで中性塩と電解質とを区別したの
は、電解質はより広い意味で使用しているためである。
【0068】また、「請求項4」の発明は、上記構成に
加え、陽極ジャケット4の流入口6aに途中にフィルタ
ー11を介装し上流端を水道水または自然水の供給口に
連結した水供送管12を連結したことを特徴としてい
る。
【0069】容易に得られる水としては、先ず水道水で
あり、次ぎに河川湖沼水や湧水等である。これらには、
通常種々の物質が予め溶解しており、ある程度の導電性
を有しているのでこれを使用すればよいのは前記した通
りである。但し、天然水には固形物が混入することもあ
るのでフィルター11で濾過して使用すればよい。ま
た、水道水では固形物が混入するおそれはまずないが、
代わりに我が国では塩素が比較的多く混入しているの
で、この塩素を除去したい場合はフィルター11に活性
炭をあるいは活性炭を収納したものを使用して塩素を除
去して使用してもよい。
【0070】また、「請求項5」の発明は、上記水供送
管12にフィルター11の下流側に溶解電解質除去用の
イオン交換樹脂槽13を介装し、更にその下流側に所望
の電解質を溶解させる電解質溶解装置14を介装してい
る。
【0071】上記イオン交換樹脂槽13は従来公知なも
のを使用すればよく、また電解質溶解装置14は電解質
収納容器14aと流出量調整弁14bと混合装置14c
などで構成し、流出量調整弁14bは導電性検出器14
dなどで制御すればよい。
【0072】上記のごとくして、陽極ジャケット4に所
望の電解質を所望量溶解させると、導電性が保たれ活発
な電気分解が確保され、この導電性を所定に保つことで
安定した運転が可能となるものである。なお、陽極ジャ
ケット4側ではCa+等は陽極電極に電気的に吸着され
ないので電気分解で析出しても堆積はしないのでこれら
を含む電解質が利用できるものである。
【0073】なお、水道水または天然水中に溶解する不
純物を一度除去し、電解質溶解装置14で所望の電解質
を所望量溶解させることで、安定した運転が可能とな
り、常に均一な品質のオゾン水を得られるものである。
【0074】そして、「請求項6」の発明は、陽極ジャ
ケット4には上記のフィルター11の下流側に溶解電解
質除去用のイオン交換樹脂槽13を介装し、更にその下
流側に所望の電解質を溶解させる電解質溶解装置14を
介装した水供送管12を使用し、陰極ジャケット5には
流入口6bと流出口7bとを、途中にポンプ8と水に溶
解しているカルシウム,マグネシウム,珪素を除去して
中性塩を溶解させた原料水の水槽10とを介装した循環
路9を使用している。
【0075】導電性を確保するには、固形電解質膜1の
一面側のみでは不十分で該固形電解質膜1を通過する電
子の流れを入口側と出口側とで共に円滑に行わなくては
ならない。そこで、本項の発明では陽極ジャケット4と
陰極ジャケット5との双方に電解質を溶解した原料水を
供送するものであるが、共に電解質を所望のものを所望
量溶解させ、安定運転を確保すると共に陰極電極3への
電解質析出堆積を防いでいるものである。
【0076】さらに、「請求項7」の発明は、「請求項
1」乃至「請求項6」記載の中性塩及び電解質に、塩化
ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウムのいずれか
を使用したことを特徴としたものである。
【0077】塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナト
リウムを陰極ジャケットに使用すると前記したように、
陰極電極に析出堆積物が発生せずに導電性の低下を防止
できるが、陽極ジャケット4側にこれらを使用すると、
塩化ナトリウムを使用した場合は、塩素は陽極電極2側
にとどまり(陰極ジャケット5側からは移動してこな
い)、ナトリウムは陰極電極側3に移動し、陽極電極2
側では塩素と水の水素イオンとが結合して塩酸(HC
l)が発生し、酸性のオゾン水を得られる。塩化カリウ
ムの場合同様で、硫酸ナトリウムの場合は硫酸(H2
4)が発生する。この塩酸または硫酸を微量溶解した
オゾン水は、塩酸及び硫酸にも殺菌力、漂白力が期待で
きるが、それは溶解率からして微少なもので、本発明で
は酸性のオゾン水が自然放置状態で減衰するのに長時間
かかることに注目したもので、中性のオゾン水に比べ、
PH4のオゾン水では半減期が約6倍となることが実験
の結果認められた。
【0078】
【発明の効果】本発明は上記のごときであるので、鉛化
合物を使用せず、きわめて簡易で小型な構成の装置で高
濃度のオゾン水を連続的に製造できるオゾン水製造装置
を提供できるものである。
【0079】また「請求項2」の発明は、陰極ジャケッ
ト5の流入口6bと流出口7bとを途中にポンプ8と電
解質が溶解している原料水の水槽10とを介装した循環
路9で連結してあるので、陰極電極3にカルシウム等が
付着堆積せず、長時間安定的に運転できるオゾン水製造
装置を提供できるものである。
【0080】また「請求項3」の発明は、陽極ジャケッ
ト4の流入口6aには、上流端に水道水または自然水の
供給源への連結口を設け、その下流側にフィルター11
を介装し、その下流側に溶解電解質除去用のイオン交換
樹脂槽13を介装し、更にその下流側に所望の電解質を
溶解させる電解質溶解装置14を介装した水供送管12
を連結したので、常に陽極電極側の原料水の性状を一定
に保ち、安定した濃度のオゾンが得られるオゾン水製造
装置を提供できるものである。
【0081】また、「請求項4」の発明は、陽極ジャケ
ット4の流入口6aには途中にフィルター11を介装し
上流端を水道水または自然水の供送口に連結した水供送
管12を連結してなるので、水道水または河川湖沼の自
然水をより手軽にオゾン水が得られるオゾン水製造装置
を提供できるものである。
【0082】また、「請求項5」の発明は、陽極ジャケ
ット4の流入口6aには、上流端に水道水または自然水
の供給源への連結口を設け、その下流側にフィルター1
1を介装し、その下流側に溶解電解質除去用のイオン交
換樹脂槽13を介装し、更にその下流側に所望の電解質
を溶解させる電解質溶解装置14を介装した水供送管1
2を連結してなるので、水道水または河川湖沼の自然水
をより手軽にオゾン水が得られ、電解質を一度除去し
て、所望の電解質を所望量溶存でき、安定運転が可能な
オゾン水製造装置を提供できるものである。
【0083】また、「請求項6」の発明は、陽極ジャケ
ット4の流入口6aには、上流端に水道水または自然水
の供給源への連結口を設け、その下流側にフィルター1
1を介装し、その下流側に溶解電解質除去用のイオン交
換樹脂槽13を介装し、更にその下流側に所望の電解質
を溶解させる電解質溶解装置14を介装した水供送管1
2を連結し、上記陰極ジャケット5の流入口6bと流出
口7bとを、途中にポンプ8と水に溶解しているカルシ
ュウム、マグネシウム、珪素とを除去して中性塩を溶解
させた原料水の水槽10とを介装した循環路9で連結し
てあるので、前記のように安定運転が可能となるととも
に、陰極電極3へのカルシュウム等の析出・堆積を防ぐ
ことができるオゾン水製造装置を提供できるものであ
る。
【0084】さらにまた、「請求項7」の発明は、中性
塩及び電解質に塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナ
トリウムのいずかを使用したので、酸性のオゾン減衰率
が低いオゾン水を得られるオゾン水製造装置を提供でき
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明オゾン水製造装置の一実施例を示す要部
縦断面図である。
【図2】本発明オゾン水製造装置の別の実施例を示す要
部縦断面図である。
【図3】本発明オゾン水製造装置のさらに別の実施例を
示す要部縦断面図である。
【図4】本発明に使用されるラス網の部分平面図であ
る。
【図5】一方のジャケットを外した状態での背面図であ
る。
【図6】一方のジャケットを外した状態での別の実施例
背面図である。
【図7】本発明の電気分解発生工程を模式的に示す作用
説明断面図である。
【図8】本発明の電気分解発生工程を模式的に示すさら
に別の実施態様での作用説明断面図である。
【図9】従来の電気分解発生工程を模式的に示す作用説
明断面図である。
【図10】本発明の水の流れを説明する要部拡大断面図
である。
【図11】従来の気相のオゾンを電解式で発生させる装
置の一実施例断面図である。
【符号の説明】
1 固形電解質膜 2 陽極電極 3 陰極電極 4 陽極ジャケット 5 陰極ジャケット 6a 流入 15 ラス網 10 ジャケット 11 水流入口 12 オゾン水流出口 20 ジャケット 21 水流入口 22 水流出口
フロントページの続き (72)発明者 栗原 和夫 神奈川県大和市下鶴間2570−4 西松建設 株式会社技術研究所内 (72)発明者 高木 康之 兵庫県高砂市新井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所高砂製作所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固形電解質膜(1)の一面にオゾン発生
    触媒機能を有した貴金属製金網よりなる陽極電極(2)
    を、他面に金網よりなる陰極電極(3)を夫々圧接し、 上記固形電解質膜(1)の陽極電極(2)側と陰極電極
    (3)側とには、陽極電極(2)を覆う陽極ジャケット
    (4)と、陰極電極(3)を覆う陰極ジャケット(5)
    とを設け、該陽極ジャケット(4)と陰極ジャケット
    (5)とには、電解質が溶解している原料水が該陽極ジ
    ャケット(4)内及び陰極ジャケット(5)内を流過す
    るようになす、流入口(6a,6b)と流出口(7a,
    7b)とを夫々設け、 上記陽極電極(2)と陰極電極(3)との間に直流電圧
    を印加してなるオゾン水製造装置。
  2. 【請求項2】 固形電解質膜(1)の一面にオゾン発生
    触媒機能を有した貴金属製金網よりなる陽極電極(2)
    を、他面に金網よりなる陰極電極(3)を夫々圧接し、 上記固形電解質膜(1)の陽極電極(2)側と陰極電極
    (3)側とには、陽極電極(2)を覆う陽極ジャケット
    (4)と、陰極電極(3)を覆う陰極ジャケット(5)
    とを設け、該陽極ジャケット(4)と陰極ジャケット
    (5)とには、原料水が該陽極ジャケット(4)内及び
    陰極ジャケット(5)内を流過するようになす、流入口
    (6a,6b)と流出口(7a,7b)とを夫々設け、 上記陽極ジャケット(4)の流入口(6a)には水道水
    または自然水の供送口に連結した水供送管(12)を連
    結し、 上記陰極ジャケット(5)の流入口(6b)と流出口
    (7b)とを途中にポンプ(8)と電導率の高い電解質
    が溶解している原料水の水槽(10)とを介装した循環
    路(9)で連結し、 上記陽極電極(2)と陰極電極(3)との間に直流電圧
    を印加してなるオゾン水製造装置。
  3. 【請求項3】 固形電解質膜(1)の一面にオゾン発生
    触媒機能を有した貴金属製金網よりなる陽極電極(2)
    を、他面に金網よりなる陰極電極(3)を夫々圧接し、 上記固形電解質膜(1)の陽極電極(2)側と陰極電極
    (3)側とには、陽極電極(2)を覆う陽極ジャケット
    (4)と、陰極電極3を覆う陰極ジャケット(5)とを
    設け、該陽極ジャケット(4)と陰極ジャケット(5)
    とには、原料水が該陽極ジャケット(4)内及び陰極ジ
    ャケット(5)内を流過するようになす、流入口(6
    a,6b)と流出口(7a,7b)とを夫々設け、 上記陽極ジャケット(4)の流入口(6a)には水道水
    または自然水の供送口に連結した水供送管(12)を連
    結し、 上記陰極ジャケット(5)の流入口(6b)と流出口
    (7b)とを途中に、ポンプ(8)と水に溶解している
    カルシュウム、マグネシウム、珪素を除去して中性塩を
    溶解させた原料水の水槽(10)とを介装した循環路9
    で連結し、 上記陽極電極(2)と陰極電極(3)との間に直流電圧
    を印加してなるオゾン水製造装置。
  4. 【請求項4】 固形電解質膜(1)の一面にオゾン発生
    触媒機能を有した貴金属製金網よりなる陽極電極(2)
    を、他面に金網よりなる陰極電極(3)を夫々圧接し、 上記固形電解質膜(1)の陽極電極(2)側と陰極電極
    (3)側とには、陽極電極(2)を覆う陽極ジャケット
    (4)と、陰極電極(3)を覆う陰極ジャケット(5)
    とを設け、該陽極ジャケット(4)と陰極ジャケット
    (5)とには、原料水が該陽極ジャケット(4)内及び
    陰極ジャケット(5)内を流過するようになす、流入口
    (6a,6b)と流出口(7a,7b)とを夫々設け、 上記陽極ジャケット(4)の流入口(6a)には途中に
    フィルター(11)を介装し上流端を水道水または自然
    水の供送口に連結した水供送管(12)を連結し、 上記陰極ジャケット(5)の流入口(6b)と流出口
    (7b)とを途中にポンプ(8)と電解質が溶解してい
    る原料水の水槽(10)とを介装した循環路(9)で連
    結し、 上記陽極電極(2)と陰極電極(3)との間に直流電圧
    を印加してなるオゾン水製造装置。
  5. 【請求項5】 固形電解質膜(1)の一面にオゾン発生
    触媒機能を有した貴金属製金網よりなる陽極電極(2)
    を、他面に金網よりなる陰極電極(3)を夫々圧接し、 上記固形電解質膜(1)の陽極電極2側と陰極電極
    (3)側とには、陽極電極(2)を覆う陽極ジャケット
    (4)と、陰極電極(3)を覆う陰極ジャケット(5)
    とを設け、該陽極ジャケット(4)と陰極ジャケット
    (5)とには、原料水が該陽極ジャケット(4)内及び
    陰極ジャケット(5)内を流過するようになす、流入口
    (6a,6b)と流出口(7a,7b)とを夫々設け、 上記陽極ジャケット(4)の流入口(6a)には、上流
    端に水道水または自然水の供給源への連結口を設け、そ
    の下流側にフィルター(11)を介装し、その下流側に
    溶解電解質除去用のイオン交換樹脂槽(13)を介装
    し、更にその下流側に所望の電解質を溶解させる電解質
    溶解装置(14)を介装した水供送管(12)を連結
    し、 上記陰極ジャケット(5)の流入口(6b)と流出口
    (7b)とを途中にポンプ(8)と電解質が溶解してい
    る原料水の水槽(10)とを介装した循環路(9)で連
    結し、 上記陽極電極(2)と陰極電極(3)との間に直流電圧
    を印加してなるオゾン水製造装置。
  6. 【請求項6】 固形電解質膜(1)の一面にオゾン発生
    触媒機能を有した貴金属製金網よりなる陽極電極(2)
    を、他面に金網よりなる陰極電極(3)を夫々圧接し、 上記固形電解質膜(1)の陽極電極(2)側と陰極電極
    (3)側とには、陽極電極(2)を覆う陽極ジャケット
    (4)と、陰極電極(3)を覆う陰極ジャケット(5)
    とを設け、該陽極ジャケット(4)と陰極ジャケット
    (5)とには、原料水が該陽極ジャケット(4)内及び
    陰極ジャケット(5)内を流過するようになす、流入口
    (6a,6b)と流出口(7a,7b)とを夫々設け、 上記陽極ジャケット(4)の流入口(6a)には、上流
    端に水道水または自然水の供給源への連結口を設け、そ
    の下流側にフィルター(11)を介装し、その下流側に
    溶解電解質除去用のイオン交換樹脂槽(13)を介装
    し、更にその下流側に所望の電解質を溶解させる電解質
    溶解装置(14)を介装した水供送管(12)を連結
    し、 上記陰極ジャケット(5)の流入口(6b)と流出口
    (7b)とを、途中にポンプ(8)と水に溶解している
    カルシュウム、マグネシウム、珪素を除去して中性塩を
    溶解させた原料水の水槽(10)とを介装した循環路
    (9)で連結し、 上記陽極電極(2)と陰極電極(3)との間に直流電圧
    を印加してなるオゾン水製造装置。
  7. 【請求項7】 上記中性塩及び電解質が、塩化ナトリウ
    ム、塩化カリウム、硫酸ナトリウムのいずれかであるこ
    とを特徴とした「請求項1」乃至「請求項6」記載のオ
    ゾン水製造装置。
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