JP3297227B2 - オゾン水製造装置 - Google Patents
オゾン水製造装置Info
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Description
水、すなわちオゾン水を製造するためのオゾン水製造装
置に関するものである。
の方法が代表的なものとして知られている。 「オゾン曝気法」 高濃度の気相のオゾンと、水とを、曝気などの適宜手段
で気液接触させて、水中にオゾンを溶解させてオゾン水
を得る。 「水電解法」 水を電気分解する際に陽極側に発生する酸素にオゾンが
混入すること、オゾンは酸素に比べ10倍程度水に溶け
ることに着目して、水を電気分解して発生したオゾンを
電気分解中の水に直接溶解させてオゾン水を得る。
明者が先に特開平03−267390号(以下、この出
願を単に「先願例」という。)として、固形電解質膜1
の一面と他面とに、直流電圧を印加した陽極電極2と陰
極電極3とを重ね、陽極電極2側に供送された水を電気
分解してオゾン水を得るようになしたもの(この装置は
図示はしていないが、ここでの符号は本願の実施例のも
のに対応させた。)を提案した。なお、この先願例は固
形電解質膜1と陽極電極2と陰極電極3とで構成した電
解セルを所定の容量を有する水槽内に没入させ、この水
槽内の水が順次陽極電極2側を流過して循環するように
なしてある。また、陰極電極3側にはこの陰極電極3を
覆うジャケットを設け、この陰極電極3が電気的に水槽
内の水との短絡を遮断すると共に、このジャケット内に
電気分解によって発生して溜る水素を水槽の外に取り出
すようになしてある。
が、水を電気分解して気相のオゾンを得る方法の一つと
してのオゾンの電解製造法が、特開平01−31209
2号(以下、この先願を「第二先願例」という。)等と
して提案されている。この第二先願例はその特許請求範
囲の記載によると、「水電解によってオゾンを製造する
に当たり、陽極として、片面に白金層を有するポーラス
電極を用い、前記ポーラス電極の白金面にパーフロロス
ルホン酸型のカチオン交換膜を圧接して水電解を行なう
ことを特徴とするオゾンの電解製造法。」とされてい
る。
詳細な説明の欄に、以下の点が従来技術として公知であ
ることが示されている。 1、白金/カチオン交換膜/白金 すなわち、水電解法で気相のオゾンを得るのに、カチオ
ン交換膜の一面側に白金の陽極電極を、他面側に同じく
白金の陰極電極を重ねるものが公知であった。 2、白金/カチオン交換膜/イリジュウム若くはその酸
化物 すなわち、水電解法で気相のオゾンを得るのに、カチオ
ン交換膜の一面側に白金の陽極電極を、他面側にイリジ
ュウム若くはその酸化物の陰極電極を重ねるものが公知
であった。 3、白金の陽極電極を使用して水を電気分解すると、白
金は電気分解した酸素をオゾン化するオゾン生成反応を
助長するが、同時にオゾンの接触分解反応が並行して起
こるためオゾン生成量は極めて少ない。
に、この発明法を実施する装置例が開示されているが、
残念ながら、その表示が余りにも概略的であるのと、発
明の詳細な説明にその構成部分の説明が余りなされてい
ないので具体的構造は定かでないが、一応本願に添付し
た「図8」に示すごときものと推考される。
電解質膜で、2が陽極電極、3が陰極電極である。そし
て、この陽極電極2はチタン材等のポーラス電極材20
2(「図8」に符号203,203,203・・・で示
す部分が通孔部である。)とこのポーラス電極材202
に積層された白金層201とで構成されている。そし
て、この陽極電極2は上記固形電解質膜1にその白金層
201を圧接して配設(上記通孔部203,203,2
03・・・は当然この白金層201に連通する。)して
ある。なお、上記陰極電極3は適宜材質で構成(陽極電
極2と同様にポーラスに構成されている。)され、上記
固形電解質膜1の他面側に圧接して、該固形電解質膜1
は上記陽極電極2と陰極電極3とで挟まれるようになし
てある。そして、上記固形電解質膜1の一面側には陽極
側端板と称するジャケット10で覆い、このジャケット
10内にポンプ34等で水を順次供送(循環するように
供送)し水中に気泡状になって発生するオゾンを気体分
離機6に導き気相のオゾン7(正確にはオゾン混入酸
素)を分離回収する。なお、固形電解質膜1の他面側に
は陰極側端板と称するジャケット20で覆い、このジャ
ケット20内に水を満たし電気分解で発生した水素8を
回収または排気するようになしてある。
ゾン曝気法は、高濃度のオゾン水を得るのに適してお
り、現在はオゾン水製造装置の主流となっているが、こ
の方式は高濃度の気相のオゾンを製造するオゾナイザ
(通常、放電式オゾナイザが使用され、コロナ放電界中
を酸素を流過させてオゾン化する。)が必要で、このオ
ゾナイザ自体が大型であるという課題を有し、さらに
は、この種のオゾナイザは高周波高電圧電源が必要で電
源装置も大型となり、さらに原料気体としての純酸素を
ボンベで用意する必要性を有し、装置全体が大変大型な
ものとなり、取扱も煩雑であるという課題を有してい
る。もっとも、原料気体は空気を使用することも可能で
あるが、この場合でも高濃度のオゾンを得るには、空気
の除湿装置や空気中の酸素を所定の圧力条件のもとにゼ
オライト等の吸着材で吸着・脱気して酸素濃度を高める
酸素濃縮装置を付設する必要性を有するものであった。
ること、原料が水で入手し易いこと、電源も数十ボルト
・数十アンペアで良いので電源装置も小型でよいこと等
の利点を有するが、高濃度のオゾン水を得るのに向かな
いとされていた。すなわち、貴金属電極を使用した水電
解法は消費される電力のほとんどは水を酸素と水素とに
電気分解することに使用され、オゾン生成に使用される
割合は数パーセント以下であり、先願例で測定したとこ
ろでは5リッターの水を10ppmのオゾン水とするの
に約1時間を要するものであり、この種の水電解法で曝
気法のような高濃度のオゾン水を連続して得るには、後
記するβ相PbO2法を用いて、複雑な気液分離装置
(水の鉛汚染を防ぐため、一度気相のオゾンを分離する
必要がある。)と、気液混合装置(気相のオゾンを鉛汚
染されていない水に溶解させる。)とを必要とする課題
を有していた。
植物の活性化等には効果的であるが、他の抗生の強い細
菌の殺菌にはあまり効果が無く、また漂白・脱臭にもあ
まり効果を期待できるものでは無く、工業的的には5p
pm以上、望ましくは7ppm以上の高濃度オゾン水が
多量に供給されることが望まれているもので、従来の簡
便な装置での水電解法ではこの要求を満たすことができ
ないという課題を有していた。
該明細書に記載されているごとくオゾンガスの最高濃度
は0.5%であり、この濃度のオゾンガスを最も効率的
に常温の20℃の水に溶解させても、最高3ppmの濃
度のオゾン水を得るにすぎないことが実験によって確認
された。
知であるβ相PbO2法、すなわち二酸化鉛を陽極にし
た水電解オゾン発生法においては、オゾンガス濃度15
〜17%の超高濃度オゾンガスを得ることができ、これ
を使用することで10ppm以上の高濃度オゾン水を製
造することは可能なことになる。
欠点を有している。すなわち、β相のPbO2は極めて
不安定な相構造をなし、例えば停電等で通電が停止する
と、瞬時にβからαの相変化を始める。βからαに相変
化するとオゾン発生効率が数分の1となり、さらには通
常の二酸化鉛になると、もはやオゾンは発生しない。し
たがって使用停止時も、相を維持するためのバックアッ
プ電源を必要とする課題を有するものであった。
しているので、電極から離脱した鉛化合物による汚染を
避けるため、一度水中よりオゾンガスを取り出し、鉛汚
染されていない水中に再溶解させる煩雑さがあり、さら
には、現在のところポーラスなPbO2は脆弱で長期の
使用で崩れてしまう傾向を有し、普及を妨げているとい
う課題を有するものである。
されたもので、PbO2等の鉛化合物を使用せず、オゾ
ン発生効率が低いとされた貴金属電極を使用した水電解
法で容易に高濃度のオゾン水が連続的に得られるオゾン
水製造装置を提供することを目的としたものである。
特許請求の範囲を要旨とする本発明の構成は前述課題を
解決するために、固形電解質膜1の一面と他面とに、オ
ゾン発生触媒機能を有する陽極電極2と陰極電極3とを
重ねて直流電圧を印加し、陽極電極2側に供送された水
を電気分解してオゾン水を得るようになしたオゾン水製
造装置において、上記陽極電極2の外周面には、金属板
に多数のスリットを設け、該スリットが網目となるよう
に引き伸ばし形成したラス網4を重ね、上記陽極電極2
は、線を編んで構成された金網であり、上記ラス網4の
網目は大きく、上記陽極電極2の網目は小さく、上記陽
極電極2とラス網4とは、面を横切る方向および面方向
に通水性を有し、かつ一端に水流入口11を他端にオゾ
ン水流出口12を有したジャケット10内に密入してな
ることを特徴とした技術的手段を講じたものである。
1」記載の陰極電極3に金属製の金網を使用し、この陰
極電極3の外面側には、金属板に多数のスリットを設
け、該スリットが網目となるように引き伸ばし形成した
ラス網5を重ね、上記陰極電極3とラス網5とは、一端
に水流入口21を他端に水流出口22を有したジャケッ
ト20内に密入してなることを特徴とした技術的手段を
講じたものである。
1」または「請求項2」に記載の陽極電極2には、オゾ
ン発生触媒機能を有した貴金属性の金網が使用されてい
ることを特徴とした技術的手段を講じたものである。
3」記載の陽極電極2に使用される金網の構成部材であ
る線が断面円形であることを特徴とした技術的手段を講
じたものである。
1」乃至「請求項4」記載の前記ラス網4,5は、チタ
ン板材によって形成されていることを特徴とした技術的
手段を講じたものである。
直流電圧を印加し、水流入口11よりジャケット10内
に水を供送(後記ジャケット20内にも水を供送)す
る。すると、水は電気分解され陽極電極2側で酸素とオ
ゾンとが発生し、陰極電極3側で水素が発生し、発生し
たオゾンは水に溶けオゾン水となってオゾン水流出口1
2より流出するよう作用するのは従来と同じである。な
お、水の電気分解によって陰極電極3側に発生する水素
は気泡となってジャケット20の水流出口22より水と
共に流出する。
に滞留したり循環することは無く、所謂ワンパスでジャ
ケット10内、言い換えると陽極電極2側を通過する。
したがって、気液接触の頻度は流過時間が短い分低下す
ることになる。しかし、水流入口11よりジャケット1
0内に供送された水は、ジャケット10内に陽極電極2
とラス網4とが重ねて密入されているため、水の全量は
陽極電極2とラス網4との網目どうしを結ぶ狭い間隙を
縫うように進行し、分流・方向転換・渦流の発生・合流
等を各網目部位を通過するごとに繰り返し大変複雑な流
路を通ることになり、流過時間は短いが複雑な迷路のよ
うな流路を通過することで激しく撹拌され気液接触頻度
を低減させない作用を呈する。
参照に説明すると、同図下方より上方に向けて水を圧送
すると、陽極電極2は網目が細かく、ラス網4は網目が
粗いので、水は主に圧力損失の少ないラス網4側を流過
し、陽極電極2は水で満たされ多少の水が流れることに
なる。そして、ラス網4側を流過する水はラス網の網交
点部dと網線部c,cに衝突するとこれらを避けるべき
方向を変え、一部はこれらに衝突することで分流され、
ラス網の網交点部dと網線部c,cを矢印Y1に示すよ
うにくぐって下流側の網目内に流れ込む。そして、ラス
網4の網交点部dと網線部c,cとは水の流れ方向に対
して所定の捻りが加えられているので、この捻りに沿っ
た流れとなり、「図7」上下方向の流れが同図左右斜め
方向に流れ方向を変える。そして、矢印Y1方向の流れ
はジャケット10の内面に衝突し反対側に流れ方向を変
え今度は陽極電極2または固形電解質膜1に衝突して再
び流れ方向を反対方向に変え、流れは蛇行する様になる
が、蛇行しょうとする際に網目が大きな容量を有する
と、水流の一部はここで矢印Y2,Y2,Y2のような
渦流を形成し、一部は矢印Y1aで示すようにさらに下
流側に流れる。そして、この渦流は金網よりなる陽極電
極2の該ラス網4と反対側にある水をも矢印Y4で示す
ように引き込むよう作用するものである。
際、網構成部材で流れの方向が強制的に変更され上記の
ように微小な渦流が多数発生する。そして、この渦流は
陽極電極2も金網を使用しているので固形電解質膜1の
表面に接して、あるいは近接して発生する。また、この
渦流は大きさは小さいが流速は水流入口11よりジャケ
ット10内に供送された水の流速に応じて相当に早いも
のとなすことができ、激しい渦流によって発生したオゾ
ン等を固形電解質膜1の表面より流過中の水中に掃引す
る作用を呈する。
が固形電解質膜1に接触している部分と離れている部分
との界面近くでオゾンが混ざった酸素が発生する。「図
5」が、本発明の酸素及びオゾン発生の状況を模式的に
示したもので、断面円形の陽極電極2(正確には陽極電
極2の構成部材)が固形電解質膜1に接触しており、両
者が完全に密着している密着部L1部分は途中に水が介
在しないので電気分解は発生しない。しかし、陽極電極
2は金網で構成されているのでその構成金属線は断面円
形をしているので、密着部L1より離れるにしたがって
陽極電極2と固形電解質膜1との距離が順次大きくな
る。そして、密着部L1の最も近い部位で最も激しい電
気分解が発生し、密着部L1より遠ざかるにしたがって
電気分解量は少なくなり、電気分解の量は同図右側に水
平方向の直線で示したようになる。そして、「図5」に
符号L2で示した部位が電解発生場所で、この電解発生
場所L2は、陽極電極2の直径及び電界強度にもよるが
片側に夫々50〜200ミクロンのわずかな距離である
ことが観測された。
ざった酸素は気泡Bとなり、水の表面張力で固形電解質
膜1上の上記電解発生場所L2に付着する。そして、電
気分解が進むとこの気泡Bが順次成長して膨張し、やが
てこの気泡Bは表面張力より浮力が大きくなって固形電
解質膜1より離れることになる。
ので、電界が強く電気分解が生じ易い上記電解発生場所
L2に多数または多量の気泡Bが常に介在すると電流が
流れずらくなり、電圧を印加しても電流が流れず電気分
解が生じずらくなる作用を呈することが判明した。すな
わち、従来の水電解式は最も電解効率の良い場所を有効
に使用しないでいたものである。
の近くに小さな渦流を発生させているので、微少気泡と
なって界面に発生した気泡は、この渦流で掃引され、直
ちに電解発生場所L2から離脱し、代わりに新たな水が
その部位に供給され良好な電気伝導度が保てる作用を呈
することになる。
は、オゾンが長期間強電界部位に滞留すると、酸素がオ
ゾン化し、このオゾンが一部酸素に分解し、さらにオゾ
ン化する等の反応が繰り返され、必ずしも強電界中にオ
ゾンを長時間滞留させることが効率的ではないことが知
られている。しかし、オゾンが水に溶けた場合は、オゾ
ンが電界の影響を受けて分解される作用はほとんど認め
られず、電気分解によって発生したオゾンは上記渦流で
直ちに水と接触させ液相オゾン(溶解オゾン)となすこ
とで電気分解用の電界によるオゾンの再分解を防ぐ作用
を呈するものである。
電極2(白金)をオゾン発生触媒として利用し、その後
の白金によるオゾンの接触分解反応を極力抑えるように
なしてあるが、この接触分解反応(この種、電解式用の
貴金属電極でオゾン発生触媒機能を有するものは、反
面、オゾンを接触分解する性質も有している場合が多
い。)は気相のオゾンで顕著に現れるもので、液相のオ
ゾンではこの接触分解反応はほとんど無視できる程度
で、発生期の酸素を白金に接触させオゾン化した後、た
だちに渦流に載せてジャケット10内の水に溶解させる
と、以後オゾン水が白金に接触してもオゾンが分解され
ることはほとんど無いという作用を呈するものであっ
た。
れに比べ従来のポーラス電極を使用した場合は「図6」
に示すようになり、陽極電極2の端部は固形電解質膜1
に対して垂直壁状となっているので、電解発生場所L2
は10〜50ミクロンであるので、本発明の電解発生場
所L2は距離で数倍、容積で数十倍に拡張される作用を
呈する。なお、本発明での電解発生場所拡張作用は水の
電気導電度がある程度保証されていることを前提とした
もので、純水のような電気導電度の低いものを使用した
場合はこの作用は顕著に現れないことを念のため記載し
ておく。
網を使用し、この陰極電極3の外面側には、金属板に多
数のスリットを設け、該スリットが網目となるように引
き伸ばし形成したラス網5を重ね、この陰極電極3とラ
ス網5とは、一端に水流入口21を他端に水流出口22
を有したジャケット20内に密入してなるので、陽極電
極2側と同様に微小渦流が多数発生し、電気分解で発生
した水素をただちに発生場所から掃引する作用を呈し、
同じく電気不良導体である水素が陰極電極3と固形電解
質膜1との間に介在して電気分解を妨げるのを防ぐ作用
を呈する。
どが析出・堆積するが、上記渦流はその撹拌力で堆積を
極力防ぐ作用を呈するものである。なお、従来例では、
通常原料の水に純水を使用する。これは、固形電解質膜
1を使用しているので純水でも電流が流れ、電気分解が
可能であるので純粋な気相オゾンを得るには塩素やカル
シウム等が混入しない純水を使用するのが適している。
しかし、本発明では陽極電極2と固形電解質膜1とが離
れた部位での電界をも積極的に利用するため、あえて純
水では無く、水道水または天然水、あるいはこれらを活
性炭層を通して塩素を除去し、カルシウム、シリカ等が
多少残存した水等の多少の電気導電度を確保できるもの
を使用した。したがって、長期間運転すると陰極電極3
側にカルシウム等が析出するが、これらが陰極電極に堆
積すると導電度を低下させるもので、本発明では微小渦
流でこれらの堆積を防ぐ作用を呈するものである。
編んで構成した金網を使用することで、オゾン発生効率
を高く保つ作用を呈すると共に、激しい過流で、かつオ
ゾンガスの混入した流体と激しく接しても摩耗、減耗し
ない作用を呈することができる。そして、白金が使用さ
れることは従来公知であるが、本願ではこれを金網とし
て使用することで、前記電解発生場所L2を広く確保し
て、活発な電気分解を行ない、さらには前期した微小渦
流を発生させて電気分解で発生したオゾンを直ちに別の
場所に移動させることでオゾン発生効率を高く保つ作用
を呈するものである。
編んで構成した金網を使用することで、陰極電極3側で
も電気分解で発生する水素によって電導度が低下するの
を防ぎ、かつ、微小渦流を発生させてカルシウム等の堆
積を防ぐ作用を呈することができる。なお、陰極電極3
には金,白金,イリジュウム等が知られているが、銀は
金,イリジュウムまたは白金に比べ、固形電解質膜1よ
りの水素電子を受け易い現象があり、結果として数倍の
オゾンを発生する作用を呈し、また、前記過流による堆
積防止作用を別にしても、銀自体がカルシウム等の堆積
が最も少ないという作用を呈するものであった。
て説明する。図中、1が固形電解質膜で、この固形電解
質膜1の一面と他面とに、直流電圧を印加した陽極電極
2と陰極電極3とを重ね、陽極電極2側に供送された水
を(正確には、陽極電極2側に供送された水と陰極電極
3側に供送された双方の水を)電気分解して(陽極電極
2側において)オゾン水を得るようになしてあるのは従
来と同じである。
電極2が重ねられ、他面には陰極電極3が重ねられ、こ
の陽極電極2と陰極電極3との間には、図では省略した
電源装置の出力端が電気的に連結され直流電圧が印加さ
れるようになしてあるのは従来と同じである。
解質膜1を全面的に覆い隠すように重ねられるものでは
無く、第二先願例でポーラス電極と称しているように、
一面側より他面側に連通する多数の通孔を設けて、陽極
電極2と陰極電極3とは固形電解質膜1に接触部と非接
触部とを有して重なり、該陽極電極2側と陰極電極3側
とに供送された水は、陽極電極2あるいは陰極電極3と
接触するのは無論、この通孔によって固形電解質膜1に
も直接接触することができるようになしてある点は従来
と同じである。
ものが使用でき、発生するオゾンに耐久性の強いフッ素
系陽イオン交換膜(本実施例では厚み300ミクロン・
10cm×17cmのものを使用した。)が使用でき
る。
発生触媒機能を有した貴金属の金網を使用して、この陽
極電極2の外面側には耐食性金属で製造したラス網4を
重ねてある。
は、従来より金(Au)、白金(Pt)等が知られてお
り、本発明はこれらを金網として使用すればよい。な
お、本実施例では、該陽極電極2に白金を使用したが、
白金をこの種電極に使用することは従来公知であり、ま
た、この陽極電極2に金網を使用することも先願例で提
案した。しかし、先願例では金網をその網目が多数の通
孔として利用できることにのみ着目したが、本発明で
は、金網構成部材の線の断面円形形状と、金網は面方向
にも通水性を有することに着目したものである。なお、
本実施例では該陽極電極2に白金の太さ0.4mmの径
の線を80メッシュに編んだものを使用した。
であるので、固形電解質膜1に重ねると「図5」に示し
たように接触部より順次固形電解質膜1との距離が離れ
る部分を形成でき、また金網は両面に多数の凸凹を有す
るので同様に接触部より順次固形電解質膜1との距離が
離れる部分を多数形成でき、この陽極電極2と固形電解
質膜1との間に狭い間隙を形成する。そして、この陽極
電極2と固形電解質膜1との狭い間隙は多数存在するの
で、大きな容量の水をこの間隙部位に位置させることが
でき、この部位は電気分解に必要な強力な電界発生場所
(前記した電解発生場所L2)に一致する。
横切る方向に通水性を有するのは無論であるが、金網は
前記したように両面に多数の凸凹を有するので、二枚の
板で挟んでその板の間を水を通すことも可能で、言い換
えると金網の面方向にも通水性を有し、上記した陽極電
極2と固形電解質膜1との狭い多数の間隙にも、常に新
たな水を供送できるようになるものである。
極2の外側を、水が金網の面と平行方向に流過できるよ
うになすと、金網は面方向に通水性を有していてもその
部分では圧力損出が大変大きいので、金網内で面方向に
水が流れることはほとんどない。
には耐食性金属(ここでの耐食性は耐オゾン(水)性を
意味する。)で製造したラス網4を重ねて、陽極電極2
とその外側とを一体化した。このラス網4は、多数のス
リットを千鳥状に設けた金属板を該スリットが網目とな
るように引き伸ばし形成しもので、「図2」のa部位が
最も高い高段部で、この高段部aの上部に一段低い(或
は、先端側が順次低くなるように傾斜する)低段部bが
あって、この低段部bより斜め上方両側に伸びる網線部
c,cは先端側が順次高くなるように傾斜して上段の高
段部a,aに達するようになっている。
厚みが一定であるので裏面側も同様な相似形状となる。
したがって、このラス網4は一枚の板で構成した網とな
って外形は線を編んで構成した金網と略同様となり、面
を横切る方向の通水性は無論のこと、面方向の通水性を
も有することになる。すなわち、具体的には「図1」お
よび「図7」の下方から上方への水の移動(流過)も可
能となるものである。
mmのチタン板材を使用し、開口率約50%・網目の大
きさ約2平方センチメートル・ラス網に加工後の最大厚
みが1.8mmとなるのものを使用した。また、このラ
ス網4は前記作用の項の説明では触れなかったが、集電
電極としての作用と、曲がり易い陽極電極2を抑えて固
形電解質膜1に均一に圧接するための押さえ板としての
作用をも呈するものである。
4とは、一端に水流入口11を他端にオゾン水流出口1
2を有したジャケット10内に密入してなる。
陽極電極2とラス網4とが余裕無く、きっちりと入るこ
とで、大きな余裕部をジャケット10内に設けると水は
流れ易いこの余裕部(圧力損失の最も少ない部分)のみ
を通って流過てしまうので、余裕部をなくし水流入口1
1によりジャケット10内に流入した水は、その全量が
陽極電極2とラス網4との中を通ってオゾン水流出口1
2より流出するようになしてある。
陽極電極2とラス網4との中を流過すればよいもので、
密に入れてあるのは水の流路断面方向で重要であり、
「図3」例では水流入口11の下流側に順次流路幅を陽
極電極2とラス網4との幅まで広げた案内路11aを設
け、この案内路11a内は空部で陽極電極2とラス網4
とは収納していないようになしてもよい。このような、
案内路11aは流体をジャケット10内を均一に流過さ
せるための常套手段で、細い水供送管より直接径断面が
大きいジャケット10に水を供送すると水流入口11の
近くで左右に遠い場所は水が流れずらくなり、陽極電極
2の機能を全ての面部位で有効に使用できないので、ジ
ャケット10内はどこの場所でも水が均一の量に流れる
ようになすことが望ましいのは無論である。なお、オゾ
ン水流出口12の上流側にはジャケト10の内側より順
次流路幅を狭める流出案内路12aを設けてあり、この
流出案内路12内も空部となしてある。
の流れ方向中央部に、陽極電極2とラス網4との双方ま
たはいずれか一方が省略されたもので、中央に空部10
aを設けてある。但し、この部位も固形電解室膜1は連
続して収納されている。そして、この空部10aは陽極
電極2の有効面積を低減するものであるが、該空部10
aは陽極電極2とラス網4とが存在しない分、流路径が
大きくなり、そのために流速が遅くなり撹拌効果が期待
できると共に、オゾンが水に溶解するための時間を確保
する機能が期待できるものである。
空部10aを設けても、あるいは図示していないが陽極
電極2とラス網4との水の流れの上流側または下流側に
上記空部10aに相当する空部を設けても、これらが水
流入口11とオゾン水流出口12とを連通するものでな
ければ、結果として水はその全量が陽極電極2とラス網
4との中を流過するので、このようなものも本願では密
入と称するものとする。また、図示はしていないが、こ
のラス網4は複数枚を重ねてジャケット10内に密入し
てもよいものである。
ン水流出口12を有して、ジャケット10内を流過する
水の全量が陽極電極2とラス網4との中を通ると、水は
陽極電極2とラス網4とのわずかな間隙部を求めて流れ
の方向を複雑に変えて流れることになる。すなわち、ジ
ャケット10内を圧送された水は、わずかな間隙流路を
求めて、方向を変えながら複雑な迷路状の流路を通るこ
とになる。なお、特にラス網4の網目部は、水が通過で
きる該ラス網4の他の小さな間隙流路に比べて流路径が
大きいと共に、空部容積も大きく、さらには網線部c,
cは捻られているので、網目内に流入した水は渦を巻く
流れ、すなわち渦流となる。そして、この渦流は陽極電
極2に近接して起こり、さらには陽極電極2は金網を使
用しているので、固形電解質膜1の表面の水をまき込む
ことができ、この渦流は固形電解質膜1の表面に達して
固形電解質膜1の表面に沿う流れを惹起し、陽極電極2
と固形電解質膜1の表面とのわずかな間隙部位にも水が
淀むことなく流れることになる。
とラス網4とを二枚重ねにして密入したのは、陽極電極
2はできるだけ網目を小さくして固形電解質膜1と該陽
極電極2との接触部と非接触部との界面部を多く確保す
るためであるが、ジャケット10内がこの密な網目の陽
極電極2のみであると、どうしても圧力損出が大きくな
り固形電解質膜1と陽極電極2との狭い間隙部にある水
は流れづらくなり、この狭い間隙部に水が淀んでしま
う。
が小さい水の流れ易い流路部を設けると、益々金網内部
を水が流下しずらくなる。そこで上記の淀みを排除する
のがラス網4の主たる目的で、ラス網4は網目が比較的
大きく、網線部c,cは捻られている等の理由でこのラ
ス網4内をその面方向に流過する水は各網目部で渦流を
形成し、上記固形電解質膜1と陽極電極2との狭い間隙
部の水をもまき込んで淀みを解消するものである。
気液接触頻度を確保するもので、また渦流は固形電解質
膜1の表面、特に、陽極電極2とのごく狭い間隙に発生
した気泡をいち早く水中に取り込み、陽極電極2と固形
電解質膜1との間(正確には陽極電極2と陰極電極3と
の間)に電流が多く流れる状態を確保することになる。
用する原料としての水に関しての説明は後記することに
する。
加え、陰極電極3に金属製の金網を使用し、この陰極電
極3の外面側には、金属板に多数のスリットを設け、該
スリットが網目となるように引き伸ばし形成したラス網
5を重ね、この陰極電極3とラス網5とは、一端に水流
入口21を他端に水流出口22を有したジャケット20
内に密入してなる。
極3側に水素が発生するもので、開発当初は陰極電圧3
側は単に大気中に露出せしめ、一応の微量のオゾン発生
を確認したが、固形電解質膜1の他面側を湿潤させると
オゾン発生量が極端に上昇する現象が見出され、最近は
陰極電極3側も水中に入れるか、水を通すようになして
いる。すなわち、電流の流れは陽極電極2側の入口のみ
通り易くしても出口側の陰極電極3側で通りにくいと結
果として電流は流れにくくなるもので、陰極電極3側も
できるだけ電流が流れ易くするため、陽極電極2側と略
同じ構成となしたところ非常に効果的にオゾンを発生す
るものであった。なお、陰極電極3も耐食性金属(陰極
電極3側はオゾンが発生しないので耐オゾン性で無くて
もよい。)を使用するのは無論であるばかりか、できる
だけ導電性のよい金属を使用することが望ましく、本実
施例では銀(Ag)を使用した。
ン水性材質を有する防水材、例えばテフロンまたはガラ
ス等で構成(金属内面にこれら耐オゾン水性材質をコー
ティングしたもを使用してもよい。なお、アクリル材が
耐オゾン性を有するとされているが、オゾン水にはさほ
どの耐久性は無いものであった。)され、中央に固形電
解質膜1と陽極電極2と陰極電極3とを挟持する二つ割
り箱状に構成してる。なお、図では省略したが両ジャケ
ット10,20は相互に締着螺子(「図3」「図4」に
示す符号35は締着螺子挿通孔である。)や従来公知な
種々のバインダー機構等で連結固定されるようになして
ある。
交換樹脂層を通した純水を使用したが、本実施例では水
に多少の電解質が溶解しているものを使用した。すなわ
ち、「図1」において、31が水供送管で、この水供送
管31の上流端は水道水中の塩素を吸着除去する図示し
ない活性炭層を介装して水導水供給端に連結してある。
また、この水供送管31の下流側は分岐して(実際に
は、ジャケット10,20の水が連通してしまわないよ
うに別系列水供送管31,31を用意することが望まし
い。)ジャケット10,20の水流入口11,21に連
結するが、途中に流量調整弁32,33を介装して夫々
への水供送量を調整可能となしてある。なお、ジャケッ
ト20側の水は循環使用するようになしてもよく、その
場合はジャケット20の水流出口21と水流入口21と
を該ジャケット20の外側で連結する水の循環流路と、
この循環流路の途中に介装した循環用ポンプ(共に図示
せず)とを設ければよい。
(Pt)の線を編んで構成した金網を使用した。白金の
使用は従来公知で、オゾン生成を促進することが判明し
ている。しかし、この白金は同時にオゾンを接触分解す
る機能も有するが、本発明では前記した渦流によって発
生したオゾンを直ちに水中に溶かしてこの接触分解を最
低限に抑えることでオゾン水のオゾン濃度が低下しない
ようになしている。なお、この陽極電極2は金網となす
ことで重ねられたラス網と共に、その面方向への通水性
を確保し、水ができるだけ固形電解質膜1の表面に接し
て流れることができるようになしてあるものである。
(Ag)の線を編んで構成した金網を使用した。銀は電
気良電導体でこの種の陰極電極への使用は古くから候補
に上がっているものであるが、その理由は今のところ明
確ではないが、同じく、電気良電導体である金や白金に
比べ、同じ使用条件でオゾンの発生量が数倍となる現象
が認められ、また、水の電気分解による析出物の堆積が
大変少ないことが現象面から確認されたものである。
を以下の条件で製造した。固形電解質膜1は、フッ素系
陽イオン交換膜で、厚み300ミクロン・10cm×1
7cmの大きさのもを使用した。陽極電極2として、白
金の太さ0.4mmの径の線を80メッシュに編んだも
ので8cm×15cmの大きさのもを使用した。ラス網
4,5は、チタン製で、厚み1mmの板を加工し、開口
率50%・網目の大きさ約2平方センチ・ラス網に加工
後の最大厚みが2.4mmで、8cm×15cmの大き
さのもを使用した。
したところ、得られるオゾン水のオゾン濃度は以下の
「表1」の通りであった。なお、水は水温は20℃で活
性炭で塩素を除去した水道水を使用した。
カウンタZC−15型と称するヨウ素電量滴定法によっ
て測定した。また、電圧は32Vを上限としているが、
無論それ以上電圧を上げればオゾン濃度が向上すること
が容易に推定でき、本発明に使用した固形電解質膜1は
ソーダ電解法に従来使用されているもので、ソーダ電解
法では1.5A/cm2以上の電流を流しているので、
「表1」程度の電流量では固形電解質膜1の耐性には充
分余裕を有するものである。
合物を使用せず、きわめて簡易で小型な構成の装置で高
濃度のオゾン水を連続的に製造できるオゾン水製造装置
を提供できるものである。
ス網4との中を通るので、電気分解によって発生するオ
ゾン混入気泡を、複雑な流路変更と渦流とによって、発
生した直後にオゾンを水中に引き込み、充分撹拌して効
率的に気液接触を行ない発生したオゾンが気体のまま排
出されるのが防がれるオゾン水製造装置を提供できるも
のである。
水中に掃引されて移動する結果、気泡が電流の流れを阻
止することが無く、電流が常に所定量流れて従来に比較
してきわめて効率的なオゾン発生が行なえるオゾン水製
造装置を提供できるものである。
陽極電極2側と同様な構成となしたので、電流の流れが
スムーズとなって、効率的なオゾン水製造装置を提供で
きるものである。
縦断面図である。
る。
る。
背面図である。
説明断面図である。
明断面図である。
ある。
の一実施例断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】固形電解質膜(1)の一面と他面とに、オ
ゾン発生触媒機能を有する陽極電極(2)と陰極電極
(3)とを重ねて直流電圧を印加し、陽極電極(2)側
に供送された水を電気分解してオゾン水を得るようにな
したオゾン水製造装置において、 上記陽極電極(2)の外周面には、金属板に多数のスリ
ットを設け、該スリットが網目となるように引き伸ばし
形成したラス網(4)を重ね、上記陽極電極(2)は、線を編んで構成された金網であ
り、 上記ラス網(4)の網目は大きく、上記陽極電極(2)
の網目は小さく、 上記陽極電極(2)とラス網(4)とは、面を横切る方
向および面方向に通水性を有し、かつ一端に水流入口
(11)を他端にオゾン水流出口(12)を有したジャ
ケット(10)内に密入してなることを特徴とするオゾ
ン水製造装置。 - 【請求項2】前記陰極電極(3)に金属製の金網を使用
し、この陰極電極(3)の外面側には、金属板に多数の
スリットを設け、該スリットが網目となるように引き伸
ばし形成したラス網(5)を重ね、 上記陰極電極(3)とラス網(5)とは、一端に水流入
口(21)を他端に水流出口(22)を有したジャケッ
ト(20)内に密入してなることを特徴とする請求項1
記載のオゾン水製造装置。 - 【請求項3】前記陽極電極(2)には、オゾン発生触媒
機能を有した貴金属製の金網が使用されていることを特
徴とする請求項1または2記載のオゾン水製造装置。 - 【請求項4】前記陽極電極(2)に使用される金網の構
成部材である線が断面円形であることを特徴とする請求
項3記載のオゾン水製造装置。 - 【請求項5】前記ラス網(4,5)は、チタン板材によ
って形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項
4何れかに記載のオゾン水製造装置。
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