JPH08134314A - ニトリル系樹脂組成物の製造方法 - Google Patents

ニトリル系樹脂組成物の製造方法

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JPH08134314A
JPH08134314A JP16225291A JP16225291A JPH08134314A JP H08134314 A JPH08134314 A JP H08134314A JP 16225291 A JP16225291 A JP 16225291A JP 16225291 A JP16225291 A JP 16225291A JP H08134314 A JPH08134314 A JP H08134314A
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JP
Japan
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acrylonitrile
emulsion
resin composition
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JP16225291A
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Akio Nishino
明男 西野
Takeshi Miura
岳 三浦
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Kanebo Ltd
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Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱溶融流動性に優れ、高ガスバリア性を有す
る新規なニトリル系樹脂組成物の製造方法を提供するこ
とにある。 【構成】 アクリロニトリル85〜100重量%と炭素
数1〜6個のアルキル基を有するアクリル酸アルキルエ
ステル又はメタクリル酸アルキルエステルから選ばれた
少なくとも一種0〜15重量%とから成る単量体または
単量体混合物を乳化重合して得られたアクリロニトリル
重合体又は高ニトリル共重合体(A)2〜30重量部
と、50重量%以上の1,3共役ジエンを含有する合成
ゴムの存在下にアクリロニトリル60〜85重量%と、
炭素数1〜6個のアルキル基を有するアクリル酸アルキ
ルエステル又はメタクリル酸アルキルエステルから選ば
れた少なくとも一種15〜40重量%とから成る単量体
混合物を乳化重合して得られたグラフト共重合体(B)
70〜98重量部とより成る樹脂組成物を製造するに際
し、アクリロニトリル重合体又は高ニトリル共重合体
(A)のエマルジョン粒子とグラフト共重合体(B)の
エマルジョン粒子とを混合し、次いで凝固せしめること
を特徴とするニトリル系樹脂組成物の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱溶融流動性に優れ、高
ガスバリア性を有する新規なニトリル系樹脂組成物の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アクリロニトリル樹脂は、ニトリル基特
有の分子間結合に基づいて優れたガスバリア性を示し、
酸、アルカリ、有機溶剤などに対する耐薬品性および曲
げ弾性率、強度、耐クリープ性などの機械的物性に優れ
ており、バランスのとれた樹脂としてフィルム、シー
ト、容器の素材として広く使用されている。しかし、ア
クリロニトリル樹脂のガスバリア性と溶融成形性とは相
反した性質であり、アクリロニトリル成分の含有量が多
くなるほどガスバリア性は高くなるが、溶融成形性は低
下する。これは先のニトリル基特有の分子間結合に基づ
く本質的な性質であり、また、アクリロニトリル樹脂は
200℃を越える温度になると分子内縮合により環化が
起こり、黄変、不溶融化が進む。この為アクリロニトリ
ル成分の含有量が約85%以上になると、溶融成形は実
質的に困難となる。
【0003】特開昭61−69814号公報には、アク
リロニトリル系重合体が溶融成形性が低いのはその分子
量が高いことにあるという認定のもとに、分子量を小さ
くして(還元粘度1.0以下)溶融成形を可能としたア
クリロニトリル系重合体が提案されている。しかし、ア
クリロニトリル成分の含有量が約85%以上のアクリロ
ニトリル系重合体を溶融成形するには成形温度を高温度
にする必要があり、ポリマーの黄変、不溶融化が避けら
れない。また、必要以上の分子量低下は機械物性の重大
な低下をもたらすなどの問題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、熱溶
融流動性に優れ、高ガスバリア性を有する新規なニトリ
ル系樹脂組成物の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、溶
融成形性とガスバリア性を両立すべく、溶融成形性に優
れたアクリロニトリル成分の含有量が少ない低ニトリル
含有率のグラフト共重合体とガスバリア性に優れたアク
リロニトリル成分の含有量が多い高ニトリル共重合体と
の併用に着目して、検討を重ねた結果、本発明に到達し
たものである。
【0006】本発明は、上記目的を解決するため以下の
構成をとる。即ち、アクリロニトリル85〜100重量
%と炭素数1〜6個のアルキル基を有するアクリル酸ア
ルキルエステル又はメタクリル酸アルキルエステルから
選ばれた少なくとも一種0〜15重量%とから成る単量
体または単量体混合物を乳化重合して得られたアクリロ
ニトリル重合体又は高ニトリル共重合体(A)2〜30
重量部と、50重量%以上の1,3共役ジエンを含有す
る合成ゴムの存在下にアクリロニトリル60〜85重量
%と、炭素数1〜6個のアルキル基を有するアクリル酸
アルキルエステル又はメタクリル酸アルキルエステルか
ら選ばれた少なくとも一種15〜40重量%とから成る
単量体混合物を乳化重合して得られたグラフト共重合体
(B)70〜98重量部とより成る樹脂組成物を製造す
るに際し、アクリロニトリル重合体又は高ニトリル共重
合体(A)のエマルジョン粒子とグラフト共重合体
(B)のエマルジョン粒子とを混合し、次いで凝固せし
めることを特徴とするニトリル系樹脂組成物の製造方法
である。
【0007】以下、本発明の構成要件について詳述す
る。本発明方法によるニトリル系樹脂組成物は溶融成形
にてフィルム、シート、容器等に成形可能であり、1,
3共役ジエンを含有する合成ゴムの存在下にアクリロニ
トリルと炭素数1〜6個のアルキル基を有するアクリル
酸アルキルエステル又はメタクリル酸アルキルエステル
から選ばれた少なくとも一種とから成る単量体混合物を
乳化重合して得られたグラフト共重合体(B)は溶融成
形可能な樹脂である。
【0008】本発明に用いられる合成ゴムは共役ジエン
を有する単量体、例えば1,3−ブタジエン、イソプレ
ン、クロロプレン等の単独重合体及びこれらの共重合
体、及びこれらジエンの少なくとも一種と他の単量体、
例えばアクリロニトリル、メタクリロニトリル、スチレ
ン、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル等との共重
合体でもよい。好ましくは、共役ジエン系単量体は1,
3−ブタジエンであり、共重合単量体としてはアクリロ
ニトリルが良い。合成ゴムは共役ジエン系単量体を50
重量%以上含有するものが好ましい。
【0009】グラフト共重合体を乳化重合する際の合成
ゴムの含有量は1〜20重量部であるが、好ましくは2
〜15重量部である。また、合成ゴムの存在下に共重合
するアクリロニトリルは50〜80重量%、特に溶融成
形性とガスバリア性のバランスから70〜80重量%が
好ましい。80重量%を越えると溶融成形性が悪くな
る。共重合成分の炭素数1〜6個のアルキル基を有する
アクリル酸アルキルエステルまたはメタクリル酸アルキ
ルエステルとしてはアクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル
酸アミル、アクリル酸ヘキシル、メタクリル酸メチル、
メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリ
ル酸ブチル、メタクリル酸アミルおよびメタクリル酸ヘ
キシル等を挙げることができ、これらのうち、アクリル
酸メチルが特に好ましい。使用量は少なくとも一種を2
0〜50重量%、特に20〜30重量%が好ましい。ま
た必要に応じその他の共重合可能な単量体を5重量%未
満使用したものであっても良い。例えば、スチレン、酢
酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、ビニルエチル
エーテル、等の中性単量体、アクリル酸、メタクリル
酸、アリルスルホン酸、スチレンスルホン酸等の酸性単
量体およびこれら単量体のアンモニウム塩、アルカリ金
属塩等である。
【0010】アクリロニトリルと炭素数1〜6個のアル
キル基を有するアクリル酸アルキルエステル又はメタク
リル酸アルキルエステルから選ばれる少なくとも一種と
から成る単量体または単量体混合物を乳化重合して得ら
れたアクリロニトリル重合体又は高ニトリル共重合体
(A)は、溶融成形可能な樹脂である必要はなく、ガス
バリア性がグラフト共重合体(B)より2倍以上高いこ
とが好ましい。アクリロニトリルは85〜100重量
%、特にガスバリア性から90〜100重量%が好まし
い。共重合成分の炭素数1〜6個のアルキル基を有する
アクリル酸アルキルエステルまたはメタクリル酸アルキ
ルエステルとしてはグラフト共重合体(B)の共重合成
分と同一のものが好ましく、使用量は少なくとも一種を
0〜15重量%、特に0〜10重量%が好ましい。
【0011】本発明方法によるニトリル系樹脂組成物
は、グラフト共重合体(B)をマトリクス樹脂として、
その中にアクリロニトリル重合体又は高ニトリル共重合
体(A)の樹脂が微小分散している。このような二成分
から成る樹脂は、乳化重合させて得られたアクリロニト
リル重合体又は高ニトリル共重合体(A)のエマルジョ
ン粒子とグラフト共重合体(B)のエマルジョン粒子と
を混合し、次いで凝固せしめることで得られる。
【0012】製造法の一例を挙げると、まず二成分のエ
マルジョンを混合し、次いでこの混合エマルジョンを凝
固、濾過、乾燥、溶融後ペレットを得る。二成分の分散
状態は分散粒径が微小なほど良く、分散粒径が大きくな
るほど分散性が悪く成形時にクラックを生じたりし、機
械物性の低下をもたらす。この為、アクリロニトリル重
合体又は高ニトリル共重合体(A)のエマルジョン粒子
の粒径は0.01〜0.2μm、特に0.01〜0.1
μmが好ましい。0.01μmより小さいとエマルジョ
ンの生産性が低下し、また0.2μmより大きいと機械
物性が低下したり、成形後に延伸すると破断、白化を起
こす。一方、ペレットによる混合ではアクリロニトリル
重合体又は高ニトリル共重合体(A)が溶融流動性に乏
しいか、もしくは溶融流動性が無いため成形困難であ
る。また、粉末でのブレンドでは混合状態がマクロであ
り、機械物性が著しく低下する。
【0013】アクリロニトリル重合体又は高ニトリル共
重合体(A)の含有量は2〜30重量部であり、特に5
〜20重量部が好ましい。2重量部より少ないとガスバ
リア性への効果が少なく、30重量部より多いと機械物
性の低下が大きい。グラフト共重合体(B)の含有量は
70〜98重量部が好ましい。
【0014】各々の重合体のエマルジョン粒子は乳化重
合により製造することができる。乳化剤としては公知の
アニオン性乳化剤、カチオン性乳化剤、ノニオン性乳化
剤を適宜選択して使用できる。また、エマルジョン粒子
の粒径は乳化剤濃度、モノマー濃度、重合率、シード重
合法などで制御することができる。
【0015】本発明により得られる組成物は、公知の成
形法例えば押出成形、射出成形、ブロー成形、インフレ
ーション成形等にて容易に成形できる。例えばフィル
ム、シート、容器等の1次成形品に加工でき、さらに加
熱して1軸延伸、2軸延伸、圧縮成形、真空成形、カレ
ンダー加工、ヒートセット等の2次成形も可能である。
その際、公知の成形機を使用することができる。また目
的に応じて艶消し剤、着色剤、耐熱安定剤、紫外線吸収
剤等を成形加工の際添加してもなんら差し支えない。2
次成形で延伸する際、延伸温度はアクリロニトリル重合
体又は高ニトリル共重合体(A)が変形されやすい温度
が適し、通常100〜150℃であり、溶融成形温度1
70〜220℃より低温で加工することができる。
【0016】本発明の組成物より成形された成形品は、
ガスバリア性に優れ、機械物性、透明性にも優れてい
る。
【0017】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
する。尚、実施例中の部および%は、特に断りのない限
り「重量部」、「重量%」を表す。
【0018】実施例における評価項目および方法を以下
に述べる。 <MI>ASTM−D1238に準じる。 <平均粒径>透過型電子顕微鏡写真をもとに画像解析装
置を用い測定した。 <酸素透過量>シートを押出成形し、さらに2軸延伸し
測定用フィルムを得た。このフィルムを30℃、100
%RHの条件下で酸素の透過量を測定した。 <フィルム物性>2軸延伸フィルムの縦横方向の強度、
伸度をASTM−D638に準じて測定し二方向の平均
値で表す。
【0019】実施例1〜5および比較例1〜3 1.グラフト共重合体エマルジョン(B−1)の製造 下記成分からなる混合物をステンレス製反応器に仕込
み、反応器内を窒素で充分置換した後、攪拌下60℃で
1時間重合を行った。 水 147.65部 アクリロニトリル 25.0部 アクリル酸メチル 8.33部 n−ドデシルメルカプタン 0.88部 過硫酸ナトリウム 0.07部 エチレンジアミン四酢酸−カリウム 0.03部 モノゲンY−100(第一工業製薬社製) 0.96部 NIPOL−1551(日本ゼオン社製アクリロニトリル 10.3部 −ブタジエンゴムラテックス 固形分51%)
【0020】次いで、下記成分からなる混合物を3時間
かけて連続的に滴下した。 水 82.05部 アクリロニトリル 50.0部 アクリル酸メチル 16.67部 n−ドデシルメルカプタン 1.76部 モノゲンY−100 0.36部
【0021】滴下を終了した後、60℃でさらに3時間
重合を行い、その後、減圧蒸留しエマルジョンより未反
応モノマーを除去し、表1に示すグラフト共重合体エマ
ルジョン(B−1)を得た。
【0022】2.高ニトリル共重合体エマルジョン(A
−1〜3)の製造 下記成分からなる混合物をステンレス製反応器に仕込
み、反応器内を窒素で充分置換した後、攪拌下60℃で
1時間重合を行った。 水 442.95部 アクリロニトリル 90.0部 アクリル酸メチル 10.0部 過硫酸ナトリウム 0.07部 エチレンジアミン四酢酸−カリウム 0.12部 モノゲンY−100 2.47部
【0023】その後、減圧蒸留しエマルジョンより未反
応モノマーを除去し、表1に示す高ニトリル共重合体エ
マルジョン(A−1)を得た。同様に単量体混合物10
0部として、表1に示す組成で3時間重合を行い、高ニ
トリル共重合体エマルジョン(A−2〜3)を得た。
【0024】
【表1】
【0025】グラフト共重合体エマルジョン(B−1)
と高ニトリル共重合体エマルジョン(A−1〜3)とを
表2に示す各種組成で混合しニトリル系樹脂組成物を得
た。
【0026】結果を表2に示す。本発明方法の組成物
は、ガスバリア性、成形性に優れ、また透明性にも優
れ、フィルム強度・伸度に関しても良好である。
【0027】
【表2】
【0028】実施例6〜9および比較例4〜6 1.グラフト共重合体エマルジョン(B−2)の製造 下記成分からなる混合物をステンレス製反応器に仕込
み、反応器内を窒素で充分置換した後、攪拌下60℃で
1時間重合を行った。 水 147.65部 アクリロニトリル 26.67部 アクリル酸メチル 6.67部 n−ドデシルメルカプタン 1.32部 過硫酸ナトリウム 0.07部 エチレンジアミン四酢酸−カリウム 0.03部 モノゲンY−100 0.96部 NIPOL−1551 10.3部
【0029】次いで、下記成分からなる混合物を3時間
かけて連続的に滴下した。 水 82.05部 アクリロニトリル 53.33部 アクリル酸メチル 13.33部 n−ドデシルメルカプタン 2.64部 モノゲンY−100 0.54部
【0030】滴下を終了した後、60℃でさらに3時間
重合を行い、その後、減圧蒸留しエマルジョンより未反
応モノマーを除去し、表2に示す低ニトリル共重合体エ
マルジョン(B−2)を得た。
【0031】2.高ニトリル共重合体エマルジョン(A
−4)の製造 下記成分からなる混合物をステンレス製反応器に仕込
み、反応器内を窒素で充分置換した後、攪拌下60℃で
1時間重合を行った。 水 147.65部 アクリロニトリル 30.0部 アクリル酸メチル 3.33部 過硫酸ナトリウム 0.07部 エチレンジアミン四酢酸−カリウム 0.03部 モノゲンY−100 0.64部
【0032】次いで、下記成分からなる混合物を3時間
かけて連続的に滴下した。 水 82.05部 アクリロニトリル 60.0部 アクリル酸メチル 6.67部 モノゲンY−100 0.36部
【0033】滴下を終了した後、60℃でさらに3時間
重合を行い、その後、減圧蒸留しエマルジョンより未反
応モノマーを除去し、表3に示す高ニトリル共重合体エ
マルジョン(A−4)を得た。
【0034】
【表3】
【0035】グラフト共重合体エマルジョン(B−2)
と高ニトリル共重合体エマルジョン(A−1、4)とを
表4に示す各種組成で混合しニトリル系樹脂組成物を得
た。
【0036】結果を表4に示す。本発明方法の組成物
は、ガスバリア性、成形性に優れ、また透明性にも優
れ、フィルム強度・伸度に関しても良好である。
【0037】
【表4】
【0038】
【発明の効果】本発明のニトリル系樹脂組成物の製造方
法は、通常のニトリル系樹脂組成物の機械物性をそのま
ま維持し、ガスバリア性に優れたニトリル系樹脂組成物
を通常の製造装置、製造条件等で工業的容易にかつ安価
に製造できる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクリロニトリル85〜100重量%と
    炭素数1〜6個のアルキル基を有するアクリル酸アルキ
    ルエステル又はメタクリル酸アルキルエステルから選ば
    れた少なくとも一種0〜15重量%とから成る単量体ま
    たは単量体混合物を乳化重合して得られたアクリロニト
    リル重合体又は高ニトリル共重合体(A)2〜30重量
    部と、50重量%以上の1,3共役ジエンを含有する合
    成ゴムの存在下にアクリロニトリル60〜85重量%
    と、炭素数1〜6個のアルキル基を有するアクリル酸ア
    ルキルエステル又はメタクリル酸アルキルエステルから
    選ばれた少なくとも一種15〜40重量%とから成る単
    量体混合物を乳化重合して得られたグラフト共重合体
    (B)70〜98重量部とより成る樹脂組成物を製造す
    るに際し、アクリロニトリル重合体又は高ニトリル共重
    合体(A)のエマルジョン粒子とグラフト共重合体
    (B)のエマルジョン粒子とを混合し、次いで凝固せし
    めることを特徴とするニトリル系樹脂組成物の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 アクリロニトリル重合体又は高ニトリル
    共重合体(A)のエマルジョン粒子の粒径が0.01〜
    0.2μmである請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 グラフト共重合体(B)が合成ゴム1〜
    20重量部の存在下に単量体混合物80〜99重量部を
    乳化重合して得られたものである請求項1記載の製造方
    法。
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