JP2854696B2 - ニトリル系重合体組成物の製造方法 - Google Patents

ニトリル系重合体組成物の製造方法

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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、ニトリル系重合体組成物の製造法に関す
る。さらに詳しくは、熱溶融流動性に優れた高ガスバリ
ア性を有する新規なニトリル系共重合体組成物の製造法
に関する。
<従来の技術> アクリロニトリル又はメタクリロニトリルの重合単位
を50%以上含有するニトリル樹脂は、ニトリル基特有の
分子間結合に基づいて優れたガスバリヤー性(ガス不透
過性)を示す。また、ニトリル樹脂は、酸,アルカリ,
有機溶剤などに対する耐薬品性および曲げ弾性率,引張
り強度,耐クリープ性などの機械的物性に優れており、
バランスのとれた樹脂である。これらの多くの有用な特
性の故に、ニトリル樹脂は食品包装用フィルム,シー
ト,容器の素材として広く使用されている。
一方、近年食品保存に関し、酸化防止剤などの添加剤
を一切加えない保存法が進展し、それに伴って食品包装
用素材としてガスバリヤー性の一層優れた素材の開発が
望まれているが技術的には難しい。
例えばアクリロニトリル樹脂のガスバリヤー性は、一
般に、アクリロニトリル成分の含有量が高くなるほど大
きくなる。反面、このようなアクリロニトリル樹脂は20
0℃を越える温度に加熱されると分子内縮合により環化
して着色,不溶融化を起こすようになり、アクリロニト
リル成分の含有量が85%以上になると、アクリロニトリ
ル樹脂の熱溶融成形は実質的に困難となる。
特開昭48−62848号公報には、アクリロニトリル共重
合体とグラフトゴムからなる、二酸化炭素透過性の小さ
い組成物が開示されている。
米国特許第3,742,092号明細書には、少くとも80重量
部のメタクリロニトリルと、0〜20重量部のアクリル酸
メチル,メタクリル酸メチルおよびスチレンから選ばれ
る単量体を、1〜40重量部の予め形成されたジエンゴ
ム,5〜160重量部のシード重合体およびラジカル開始剤
の存在下で重合させて、耐衝撃性のゴム改質メタクリロ
ニトリルホモ又は共重合体を製造する方法が開示されて
いる。該シード重合体は、ポリメタクリロニトリル,メ
タクリロニトリルと20重量%までの他のモノビニルモノ
マーとの共重合体、ポリスチレン,ポリメチルアクリレ
ート,ポリメチルメタクリレート,ポリアクリロニトリ
ル又はアクリロニトリルと他のモノビニルモノマーとの
共重合体である。
上記ゴム改質メタクリロニトリルホモ又は共重合体
も、上記の如くジエンゴムを含有することを特徴とす
る。
米国特許第3,732,336号明細書には、少くとも80重量
部のメタクリロニトリルと0〜20重量部の他のモノビニ
ルモノマーとを、5〜160重量部のシード重合体および
ラジカル開始剤の存在下で、重合させて、メタクリロニ
トリルホモ又は共重合体を乳化製造する方法が開示され
ている。該シード重合体としては、上記米国特許第3,74
2,092号明細書に記載されたシード重合体と同じ重合体
が使用されている。また、上記明細書には、上記製造法
によれば、重合速度が改善される旨記載されているが、
シード重合体が高ニトリル共重合体でありそしてシェル
層が低ニトリル共重合体である重合体粒子の製造はデー
タを伴う形で具体的には開示されていない。
特公昭59−21331号公報には、ゴム5〜20重量部にア
クリロニトリル等の単量体80〜95重量部をグラフト重合
せしめて、得られる重合体100重量部に該ゴムにグラフ
トした該単量体のグラフト樹脂部分2〜40重量部及び該
単量体のマトリックス樹脂部分40〜93重量部を含有する
組成物が開示されている。
特開平−167318号公報には、ジエン系合成ゴム1〜40
重量部に、不飽和ニトリルと芳香族ビニル化合物からな
る単量体混合物60〜99重量部をグラフトさせた高ニトリ
ル系樹脂が開示されている。
<発明が解決しようとする問題点> 上記提案された重合体および製造法は、いずれも重合
体中の不飽和ニトリルの含有量が高い樹脂を特徴とする
ものであり、特開昭48−62848号公報はゴム成分を加え
グラフト重合を行い耐衝撃性及びガスバリア性を付与す
ることを目的としたものであり、米国特許第3,742,092
号明細書はゴム成分を加えグラフト重合を行うと共にシ
ード重合体を加えた耐衝撃性の付与と重合速度の改善を
目的としたものであり、米国特許第3,732,336号明細書
もシード重合体を加え重合速度の改善を目的としたもの
である。しかしいづれの方法も、樹脂の組成に対し、熱
溶融流動性,ガスバリヤー性および機械的物性をバラン
スよく達成することはできない問題がある。
特公昭59−21331号公報,特開平1−167318号公報は
二段重合してゴム成分にグラフトした重合体とマトリッ
クス重合体の組成差をもたせ、耐溶剤性の付与を目的と
したものであるが、熱溶融流動性とガスバリア性のバラ
ンスにおいては不満足である。
本発明の目的は、熱溶融流動性に優れ且つ優れた高い
ガスバイヤー性と機械的性質を有するニトリル系重合体
組成物の製造法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的および利点は以下の説明から
明らかとなろう。
<問題を解決するための手段> 本発明者らは、鋭意研究した結果、ニトリル樹脂に関
し、熱溶融流動性の高い低ニトリル樹脂をマトリックス
重合体とし、熱溶融流動性が低いかまたは熱溶融流動性
を示さないけれどもガスバリア性に優れた高ニトリル重
合体を混合し、熱溶融流動性,ガスバリア性および機械
的物性のバランスが優れた新規な高ニトリル組成物が得
られることを見出し、本発明に至った。
本発明方法の第1は、(A)下記式(a′) ここで、R1は水素又はメチル基である、で表わせされ
る単量体からなるか又は単量体(a′)と下記式
(c′) ここで、R4は水素又はメチル基であり、そしてR5は炭素
数1〜6のアルキル基である で表わされる単量体を重合して、単量体(a′)と
(c′)成分の合計に対し単量体(a′)成分の割合が
少なくとも86重量%を占める高ニトリル共重合体からな
るコア層重合体を得、そして (B)該コア層重合体の存在下に上記式(a′)の単量
体と下記式(b′) ここで、R2は水素又はメチル基であり、そしてR3はフェ
ニル基である で表わされる単量体又は上記式(a′),(b′)及び
(c′)の単量体を重合して、単量体(a′)及び
(b′)又は(a′),(b′)及び(c′)成分の合
計に対し単量体(a′)成分の割合が50〜85重量%を占
める低ニトリル共重合体からなるシェル層重合体を得る ことを特徴とする重合体組成物の製造法である。また本
発明方法の第2は、 (A′)請求項第1項記載の製造法において、コア層重
合体を得る重合工程(A)が完結する前に、上記式
(a′)及び(b′)の単量体を連続的に又は分割して
添加し重合することにより、単量体(a′)及び
(b′)又は(a′),(b′)及び(c′)成分の合
計に対し単量体(a′)成分の重量%(X)が50〜85重
量%を占め、且つ後記シェル層重合体の単量体(a′)
成分の重量%(Y)との間が50≦X≦85であってY<X
を満足する中間層重合体を有する重合体を得、そして (B′)該中間層重合体の存在下に上記式(a′)及び
(b′)の単量体又は上記式(a′),(b′)及び
(c′)の単量体を重合して、単量体(a′)及び
(b′)又は(a′),(b′)及び(c′)成分の合
計に対し単量体(a′)成分の重量%(Y)が50〜85重
量%を占める低ニトリル共重合体からなるシェル層重合
体を得ることを特徴とする。
本発明組成物は低ニトリル共重合体よりなるマトリッ
クスと高ニトリル共重合体の2成分のポリマー相からな
り、海島構造を形成する。組成物はコアシェル型多層構
造の重合体に由来し得られ、マトリクスの重合体はシェ
ル層重合体に由来し、また高ニトリル共重合体はコア層
重合体に由来する。本発明の特徴はコア層とシェル層の
接着性に起因して、組成物中のマトリクスと微粒子の接
着性がよく、延伸成形時の白化,ハク離などの成形時の
問題を生じにくく、特に中間層を有するコアシェル型多
層粒子はコア層とシェル層の接着性に優れ、中間層がコ
ア層に近い程コア層の組成に近く、またシェル層に近い
程シェル層の組成に近くなる組成勾配を持つグラディエ
ントタイプの中間層の場合には接着性はさらに優れる。
また熱溶融流動性および機械的物性に関しては組成物中
のマトリクスの組成分子量に大きく依存し、ガスバリア
性に関しては組成物中の微粒子の組成に大きく依存す
る。微粒子は特に2軸延伸により平面状に広がった形で
分散していることが好ましい。
上記式(a),(b),(c)の重合単位は上記式
(a′),(b′),(c′)の単量体に由来し単量体
(a′)はアクリロニトリル又はメタクリロニトリルで
あり、このうちアクリロニトリルが好ましい。単量体
(b′)はスチレン又はα−メチルスチレンであり、こ
のうちスチレンが好ましい。単量体(c′)は、アルキ
ルアクリレート又はアルキルメタクリレートであり、そ
の例としてアクリル酸メチル,アクリル酸エチル、アク
リル酸プロピル,アクリル酸ブチル,アクリル酸アミ
ル、アクリル酸ヘキシル,メタクリル酸メチル,メタク
リル酸エチル,メタクリル酸プロピル,メタクリル酸ブ
チル,メタクリル酸アミルおよびメタクリル酸ヘキシル
等を挙げることができる。これらのうち、アクリル酸メ
チルが特に好ましい。また必要に応じてその他の共重合
可能な単量体を5重量%未満使用したものであってもよ
く、例えば、酢酸ビニル,アクリルアミド,ビニルエチ
ルエーテル,塩化ビニル,塩化ビニリデン等の中性単量
体、アクリル酸,メタクリル酸,アリルスルホン酸,ス
チレンスルホン酸等の酸性単量体およびこれら単量体の
アンモニウム塩,金属塩などである。
組成物中の微粒子およびコア層の高ニトリル共重合体
は、上記式(a)の重合単位と上記式(c)の重合単位
の合計に基づき、上記式(a)の重合単位を少くとも86
重量%含有する高ニトリル共重合体である。好ましくは
組成物中の微粒子およびコア層の重合体は、同じ基準に
対し、上記式(a)の重合単位を86〜95重量%で含有す
る。さらに好ましくは87〜92重量%である。
組成物中の微粒子およびコア層の高ニトリル共重合体
はジメチルホルムアミド中、30℃で測定した還元粘度が
0.5〜50dl/gの範囲にあり、好ましくは1.0〜40dl/gであ
る。さらに好ましくは2.0〜30dl/gである。またメルト
インデックス値が2g/10分以下であり、好ましくは0.5g/
10分以下である。
シェル層は少くとも1層からなり、組成物中のマトリ
ックスおよびシェル層の重合体は、同様に、上記(a)
及び(b)の重合単位又は上記(a),(b)及び
(c)の重合単位からなる。しかしながら、組成物中の
マトリックスおよびシェル層の重合体は、組成物中の微
粒子およびコア層の重合体よりも上記式(a)の重合単
位の含量が少なく、重合単位(a)及び(b)又は
(a),(b)及び(c)の合計に基づいて、重合単位
(a)を50〜85重量%,重合単位(b)の割合が15〜40
重量%及び重合単位(c)の割合が0〜10重量%で含有
する低ニトリル共重合体である。組成物中のマトリック
スおよびシェル層の重合体は、上記式(a)の重合単位
を、同じ基準に対し、65〜80重量%で含有するのが好ま
しく、さらに好ましくは70〜80重量%で含有する。
組成物中のマトリックスと高ニトリル共重合体の微粒
子又はコア層重合体とシェル層重合体の間に存在する中
間層は重合単位(a)及び(b)又は(a),(b)及
び(c)の合計に対する重合単位(a)の割合が50〜85
重量%を占め且つ前記重合体マトリックス又はシェル層
重合体より重合単位(a)の割合が多い。好ましくは重
合単位(a)の割合が65〜80重量%で含有し、さらに好
ましくは70〜80重量%で含有する。中間層は均一な組成
であっても、濃度勾配を有する組成であっても良いが、
好ましくは、組成物中の微粒子又はコア層重合体に近い
程重合単位(a)の割合が大きい。
組成物中の微粒子およびコア層の重合体と組成物中の
マトリックス,シェル層の重合体および中間層の重合体
は、さらに次の少くともいずれかの関係を満足するのが
望ましい。
(i)組成物中の微粒子およびコア層の重合体と組成物
中のマトリックス,シェル層の重合体および中間層が重
合体を形成する上記式(a)の重合単位がアクリロニト
リルよりなる重合単位であり、(b)の重合単位がスチ
レンよりなる重合単位であり、そして上記式(c)の重
合単位がアクリル酸メチルよりなる重合単位である。
(ii)組成物中の微粒子およびコア層の高ニトリル共重
合体が組成物およびコアシェル型粒子の2〜40重量%、
さらに好ましくは5〜20重量%を占める。
(iii)重合体組成物のジメチルホルムアミド中、30℃
で測定した還元粘度が0.3〜5dl/g、さらに好ましくは0.
5〜2dl/gの範囲にある。
(iv)重合体組成物の200℃におけるメルトインデック
ス値が2〜50g/10分以下、さらに好ましくは3〜25g/10
分である。
(v)組成物中の微粒子およびコア層の重合体の重合単
位(a)の含有量が組成物中のマトリックスおよびシェ
ル層の重合体の重合単位(a)の含有量よりも少くとも
2重量%、さらに好ましくは少なくとも5重量%、最も
好ましくは少くとも10重量%多い。コア層の平均粒径
は、一次粒子の平均粒径が0.02〜0.8μmの範囲にあ
り、好ましくは0.04〜0.2μmの範囲にある。
本発明の組成物はシード重合法と一般に云われる方法
によって製造することができる。例えば、上記式(a)
のアクリロニトリル成分及び/又はメタクリロニトリル
成分の割合が、上記式(a)及び(c)の重合単位の全
量に対し、86〜100重量%となるよう上記式(a′)か
らなるか又は上記式(a′)と(c′)で表わされる単
量体を水媒体中で乳化重合して得られる高ニトリル共重
合体をシードとして、次にシェル層の重合を水媒体中で
乳化重合を行なう。
中間層を有するコアシェル型多層粒子を形成する方法
は、まず高ニトリル共重合体よりなるコア層重合体粒子
を重合し、さらに該粒子をシードとしてコア層重合体よ
り重合単位(a)の割合が少ない低ニトリル共重合体よ
りなる中間層の重合体をシード重合する。次にこの中間
層を有するコア層重合体粒子をシードとして、中間層の
重合体よりさらに重合単位(a)の割合が少ない低ニト
リル共重合体よりなるシェル層の重合体をシード重合し
て得られる。中間層の重合単位(a)の割合がコア層に
近い程大きく組成勾配を有するコアシェル型多層粒子を
形成する方法は、前記の中間層の重合体をシード重合す
る際、コア層重合体を得る重合工程が完結する前の未反
応の単量体が存在するところへ、単量体(a′)成分の
割合が未反応の単量体より少ない単量体を連続的に又は
分割して添加しシード重合する。次にこの中間層を有す
るコア層重合体粒子をシードとして、中間層の重合体よ
りさらに重合単位(a)の割合が少ない低ニトリル共重
合体よりなるシェル層の重合体をシード重合して得られ
る。
中間層の厚み,含有量又は組成勾配をコントロールす
る方法は、中間層の重合工程における重合量を制御した
り、コア層重合工程の未反応を単量体の存在するところ
へ、さらに単量体を連続的に添加する際の添加速度また
は添加時間を制御することで行える。単量体の供給は一
括添加,分割添加,連続添加など採用できるが、連続添
加がシード重合を有効に実施する為に好ましい。
乳化剤としては公知のアニオン性乳化剤,カチオン性
乳化剤,ノニオン性乳化剤を適宜選択して使用できる。
乳化剤濃度はシード重合では重要であり、重合系内で約
0.1〜約2重量%を形成する。乳化剤は、多過ぎても少
な過ぎても好ましくない。多過ぎると新しいポリマー粒
子を生成し、シード重合の効率を低下させる。逆に少な
過ぎると乳化安定性が低下し凝集の原因となる。乳化剤
は連続的に添加するのが好ましい。重合開始剤としては
公知の重合開始剤を使用することができ、分子量調節剤
としてはメルカプタン類等を使用できる。コア層の重合
では分子量調節剤は使用しても使用しなくてもよく、シ
ェル層の重合では適宜濃度で使用するのが好ましい。乳
化重合後得られたポリマーエマルジョンは常法により未
反応モノマー除去,凝固,水洗,脱水,乾燥し、必要に
応じて各種安定剤,顔料等を加えて溶融押出して例えば
ペレット状に加工した本発明の組成物を得ることがで
き、又粉末を直接成形できる。
本発明の重合体組成物は、上記の如く、本発明方法の
コア・シェル型多層の重合粒子から得るのが好ましい。
その他例えば別々に製造した高ニトリル共重合体のエマ
ルジョンと該低ニトリル共重合体のエマルジョンを混合
し、前記と同様に処理して製造することもできるが、成
形後延伸すると白化,破断などが生じやすい。
本発明により得られる組成物は、公知の成形法例えば
押出成形,射出成形,ブロー成形,インフレーション成
形等により容易に溶融成形できる。例えばフィルム,シ
ート,容器等の1次成形品に加工できる。さらに加熱し
て1軸延伸,同時2軸延伸,逐時2軸延伸,圧縮成形,
真空成形,カレンダー加工,ヒートセット等の2次成形
も可能である。その際公知の成形機を使用することがで
きる。また目的に応じて艶消し剤,着色剤,耐熱安定
剤,紫外線吸収剤等を成形加工の際添加しても何ら差し
支えない。
<実施例> 以下、実施例により本発明を説明する。実施例中の
「部」及び「%」はいずれも重量基準による。
なお、還元粘度,転化率,ポリマー組成比,メルトイ
ンデックス(以下MIと略記),シードポリマーの含有
量,エマルジョン粒子粒径,酸素透過量,曲げ物性,フ
ィルム物性は次の方法に従い測定した。
・還元粘度:試料を充分乾燥させたのち、N−N−ジメ
チルホルムアミド(以下DMFと略記)に0.4g/dlになるよ
うに溶解し30℃でその溶液粘度を測定しηSP/Cの計算よ
り求める。
・転化率:重合によって得られたエマルジョンを、1ml
サンプリングし、これを水で10倍に希釈したもの20μ
をバイアルビンにつめ、120℃で気化させヘッドスペー
スガスをガスクロマトグラフ(GC−9A、島津製作所製)
にうちこみ残存モノマーより算出する。転化率は全仕込
モノマー量に対するポリマー転化率を表わす。
・ポリマー組成比:試料を充分乾燥させたのち、ジメチ
ルスルホキシド及び重ジメチルスルホキシドに溶解しIR
及び1H−NMRにて求める。
・MI :ASTM−D1238に準じる。条件は温度200℃,荷重1
2.5kg,オリフィス径2.1mmφにて測定した。
・シードポリマーの含有量:下記装置及び条件を用いて
測定したGPC曲線より分子量分布曲線を求め高分子量と
低分子量の2山に分離した場合は、高分子量側の全体に
対する面積比で表わす。また2山に分離しない場合はシ
ードポリマー及び全ポリマーの転化率から計算により求
める。
・装 置:液体クロマトグラフMODEL590(WATERS) ・カラム:KD−800P,KD−80M,KD−802(昭和電工,Shode
x) ・溶 媒:DMF(0.01N−LiBr) ・流 速:1ml/min ・温 度:50℃ ・試験ろ過:0.5μ−PTFE FILTER(MILLIPORE) ・注入量:0.1ml ・検出器:示差屈折率検出器R−401(WATERS) ・平均粒径:堀場製作所製,超遠心式自動粒度分布測定
装置CAPA−700形にて回転数7000rpmで測定した。
・酸素透過量:試料(粉末)を充分乾燥させた後、溶融
押出し機を用いて190℃で押出し、ペレタイザーでペレ
ット化を行った。このチップを200℃で溶融成形し、シ
ートを作成する。このシート成形物を二軸延伸し測定フ
ィルムを得た。このフィルムを用い酸素透過量をモダー
ンコントロール(Modern Contrals)社製OX−TRAN−10
0型酸素透過測定器を用いて30℃,100%RHの条件下で測
定した。
・曲げ物性:射出成形した試料片を用い曲げ弾性率,曲
げ強度をASTM−D790に準じて測定を行った。
・フィルム物性:2軸延伸フィルムの縦横各方向の引張強
度,引張伸度をASTM−D638に準じて測定を行った。
[実施例1] [コア層の重合] 下記成分からなる混合物をステンレス製反応器に仕込
み、反応器内を窒素で充分置換した後、撹拌下60℃で1
時間、重合を行った。
水 147.65部 アクリロニトリル 30.0 部 アクリル酸メチル 3.3 部 過硫酸ナトリウム 0.04部 エチレンジアミン四酢酸−カリウム 0.04部 *モノゲンY−100 0.64部 (*第一工業製薬社製,天然アルコール硫酸エステル
塩) このときの転化率,ポリマーの還元粘度等の物性を測
定した。
結果は表−1に示した。
[シード重合] ここに下記成分からなる混合物を、3時間かけて連続
的に滴下した(中間層の重合)。
水 82.05部 アクリロニトリル 50 部 スチレン 16.67部 n−ドデシルメルカプタン 2.5 部 過硫酸ナトリウム 0.02部 エチレンジアミン四酢酸−カリウム 0.02部 モノゲンY−100 0.36部 滴下を終了した後、60℃でさらに1時間重合を行っ
た。得られたエマルジョンの転化率等の物性は表−1に
示した。このエマルジョンより残存をモノマーを除去
し、そしてこのエマルジョンを硫酸アルミニウムを用い
塩析(凝固)させて、ポリマー粉末を得た。
次いで、このポリマー粉末を充分乾燥させた後、溶融
押出機を用い、190℃でストランド状に押出し、ペレタ
イザーでペレット化を行った。このポリマー(重合体組
成物)の物性を表−1に示した。
[実施例2] [コア層の重合] 実施例1[コア層の重合]の成分にn−ドデシルカプ
タン0.5部を追加したものを、実施例1[コア層の重
合]と同様に行った。このポリマーの物性を表−1に示
した。
[シード重合] n−ドデシルメルカプタンを2.0部にする以外は実施
例1[シード重合]と同様の操作を行いポリマーのチッ
プを得た。このポリマーの物性を表−1に示した。
[実施例3] [コア層の重合] モノマーの仕込みをアクリロニトリル31.7部,アクリ
ル酸メチル1.6部とする以外は実施例1[コア層の重
合]と同様に行った。このポリマーの物性を表−1に示
した。
[シード重合] ここにアクリロニトリル46.7部,スチレン20.0部とす
る以外は実施例1[シード重合]と同様の方法で重合を
行った。このポリマーの物性を表−1に示した。
[実施例4] [シードポリマーの重合] シードポリマー重合の時間を8時間とする他は実施例
1[コア層の重合]と同様に行い一旦エマルジョンを取
り出す。このポリマーの物性を表−1に示した。
[シード重合] 実施例1の[シード重合]と同様の混合物にさきのシ
ードエマルジョンを40.4部加え実施例1と同様の操作を
行い、ポリマーのチップを得た。このポリマーの物性を
表−1に示した。
[実施例5] [コア層の重合] 重合の時間を1時間30分とする以外は実施例1[コア
層の重合]と同様の操作を行った。このポリマーの物性
を表−1に示した。
[シード重合] 実施例1[シード重合]と同様の操作を行い、重合し
た。このポリマーの物性を表−1に示した。
[比較例1] [コア層の重合] 下記成分からなる混合物をステンレス製反応器に仕込
み、反応器内を窒素で充分置換した後、撹拌下60℃で1
時間、重合を行った。
水 147.65部 アクリロニトリル 10 部 スチレン 1.11部 過硫酸ナトリウム 0.04部 エチレンジアミン四酢酸−カリウム 0.04部 モノゲンY−100 0.64部 このときのポリマーの物性を表−1に示した。
[シード重合] ここに下記成分からなる混合物を3時間かけて連続的
に滴下した。
水 82.05部 アクリロニトリル 66.67部 スチレン 22.22部 n−ドデシルメルカプタン 2.5 部 過硫酸ナトリウム 0.02部 エチレンジアミン四酢酸−カリウム 0.02部 モノゲンY−100 0.36部 滴下を終了した後、60℃でさらに1時間重合を行っ
た。得られたエマルジョンの転化率等の物性を表−1に
示した。実施例と同様の操作を行いポリマーチップを得
た。このポリマーの物性を表−1に示した。
[比較例2] [コア層の重合] アクリロニトリル23.34部,アクリル酸メチル10部,n
−ドデシルメルカプタン0.5部とする以外は比較例1
[コア層の重合]と同様にした。このポリマーの物性を
表−1に示した。
[シード重合] アクリロニトリル50部,スチレン16.67部,n−ドデシ
ルメルカプタン2.0部とする以外は比較例1[シード重
合]と同様にした。このポリマーの物性を表−1に示し
た。
[比較例3] [コア層の重合] n−ドデシルメルカプタン0.83部とする以外は比較例
1[コア層の重合]と同様に行った。このポリマーの物
性を表−1に示した。
[シード重合] 比較例1[シード重合]と同様の操作を行った。この
ポリマーの物性を表−1に示した。
[比較例4] 実施例4[シードポリマーの重合]で得られたエマル
ジョン58.2部と比較例3と同様にして得られたエマルジ
ョン333.3部を混合し、残存モノマーを除去した後塩析
させ、実施例1と同様の操作を行いポリマーのチップを
得た。このポリマーの物性を表−1に示した。
[実施例6] 実施例1のチップを用い射出成形し曲げ弾性率,曲げ
強度測定用試料片を得た。またT型ダイを有する押出機
にて200℃で溶融成形し、厚さ300μmのシートを作成
し、このシート成形物をテンター二軸延伸機を用いて延
伸温度120℃にて縦,横の各方向に同時2軸延伸し、厚
さ約60μmの2軸延伸フィルムを得た。曲げ弾性率,曲
げ強度及びフィルムの引張強伸度の測定を行った。この
結果を表−2に示した。
[比較例5] 比較例4と同様にしてポリマーを得ること以外は、実
施例6と同様に行った。この結果を表−2に示した。
<発明の効果> 以上によりニトリル系重合体組成物はポリマー中のニ
トリル含有量が高く還元粘度が高い範囲においても熱溶
融流動性,熱成形加工性が良好であり、かつガスバリア
性,フィルムの引張り伸度,成形物の曲げ強度が優れて
おり、実用上極めて有用である。また本発明方法は工業
的に容易でかつ、実用上極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1,2,3図は、本発明のコアシェル型重合体粒子の模式
図を示し、A,Bはそれぞれコア層の高ニトリル共重合
体,シェル層の低ニトリル共重合体を示す。C,Dはコア
層とシェル層の間の中間層の低ニトリル共重合体を示
し、Cのポリマー中AN組成はコア層の組成からシェル層
の組成まで勾配を有し、コア層に近い程高ニトリル組成
となる。又Dのポリマー中AN組成はコア層とシェル層の
中間組成で常に一定組成である。第4,5,6図は上記コア
シェル型重合体粒子1,2,3の中心からの距離とポリマー
中AN組成との関係を示す模式図であり、a,b,cはそれぞ
れコア層,中間層およびシェル層の半径を示し、X,Y,Z
はそれぞれのポリマー中AN組成を表わす。第7,8図はコ
アシェル型重合体粒子より溶融成形された組成物又は成
形品の模式図を示し、又第9図は組成物のGPC分析によ
る分子量分布を示す。Aは上記コア層よりなる高ニトリ
ル共重合体を、Bは上記中間層及びシェル層よりなる低
ニトリル共重合体(B,C,D)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08F 220:42 212:06 220:12)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)下記式(a′) ここで、R1は水素又はメチル基である、 で表される単量体からなるか又は単量体(a′)と下記
    式(c′) ここで、R4は水素又はメチル基であり、そしてR5は炭素
    数1〜6のアルキル基である で表わされる単量体を重合して、単量体(a′)と
    (c′)成分の合計に対し単量体(a′)成分の割合が
    少なくとも86重量%を占める高ニトリル共重合体からな
    るコア層重合体を得、そして (B)該コア層重合体の存在下に下記式(a′)の単量
    体と下記式(b′) ここで、R2は水素又はメチル基であり、そしてR3はフェ
    ニル基である で表わされる単量体又は上記式(a′)、(b′)及び
    (c′)の単量体を重合して、単量体(a′)及び
    (b′)又は(a′)、(b′)及び(c′)成分の合
    計に対し単量体(a′)成分の割合が50〜85重量%を占
    める低ニトリル共重合体からなるシェル層重合体を得る
    ことを特徴とする重合体組成物の製造法。
  2. 【請求項2】(A′)請求項第1項記載の製造法におい
    て、コア層重合体を得る重合工程(A)が完結する前
    に、上記式(a′)及び(b′)の単量体を連続的に又
    は分割して添加し重合することにより、重量体(a′)
    及び(b′)又は(a′)、(b′)及び(c′)成分
    の合計に対し単量体(a′)成分の重量%(X)が50〜
    85重量%を占め、且つ後期シエル層重合体の単量体
    (a′)成分の重量%(Y)との間が 50≦X≦85であってY<X を満足する中間層重合体を有する重合体を得、そして (B)該中間重合体の存在下に上記式(a′)及び
    (b′)の単量体又は上記式(a′)、(b′)及び
    (c′)の単量体を重合して、単量体(a′)及び
    (b′)又は(a′)、(b′)及び(c′)成分の合
    計に対し単量体(a′)成分のY重量%が50〜85重量%
    を占め低ニトリル共重合体からなるシェル層重合体を得
    ることを特徴とする重合体組成物の製造法。
  3. 【請求項3】コア層の重合体を形成する上記式(a′)
    の単量体がアクリロニトリルである請求項第1項又は2
    項に記載の重合体組成物の製造法。
  4. 【請求項4】コア層の重合体を形成する上記式(C′)
    の単量体がアクリル酸メチルである請求項第1項又は2
    項に記載の重合体組成物の製造法。
  5. 【請求項5】シェル層の重合体を形成する上記式
    (a′)の単量体がアクリロニトリルでありでそして上
    記式(C′)の単量体がアクリル酸メチルであり上記式
    (b′)の単量体がスチレンである請求項第1項又は2
    項に記載の重合体組成物の製造法。
  6. 【請求項6】コア層の高ニトリル共重合体が重合体組成
    物の2〜40重量%を占める請求項第1項又は2項に記載
    の重合体組成物の製造法。
  7. 【請求項7】コア層の高ニトリル共重合体がジメチルホ
    ルムアミド中、30℃で測定した還元粘度が0.5〜50dl/g
    の範囲にある請求項第1項又は2項に記載の重合体組成
    物の製造法。
  8. 【請求項8】コア層の高ニトリル共重合体がメルトイン
    デックス値が2g/10分以下である請求項第1項又は2項
    に記載の重合体組成物の製造法。
  9. 【請求項9】コア層の重合体の単量体(a′)成分の含
    有量がシェル層の重合体の単量体(a′)成分の含有量
    よりも少なくとも2重量%多い請求項第1項又は2項に
    記載の重合体組成物の製造法。
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