JPH08133065A - ハイドロブレーキブースタ - Google Patents

ハイドロブレーキブースタ

Info

Publication number
JPH08133065A
JPH08133065A JP6279306A JP27930694A JPH08133065A JP H08133065 A JPH08133065 A JP H08133065A JP 6279306 A JP6279306 A JP 6279306A JP 27930694 A JP27930694 A JP 27930694A JP H08133065 A JPH08133065 A JP H08133065A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
booster
accumulator
pump
pressure
hydraulic fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6279306A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Sekiguchi
昭彦 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akebono Brake Industry Co Ltd
Original Assignee
Akebono Brake Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Akebono Brake Industry Co Ltd filed Critical Akebono Brake Industry Co Ltd
Priority to JP6279306A priority Critical patent/JPH08133065A/ja
Publication of JPH08133065A publication Critical patent/JPH08133065A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Systems And Boosters (AREA)
  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パワーユニットとブースタユニットとを接続
する接続管から、たとえ液漏れが生じた場合において
も、倍力機能を所定時間維持できるハイドロブレーキブ
ースタを提供する。 【構成】 ポンプ61と、ブースタ装置57を一体に設
けたブレーキユニット53とが離れて配設され、このポ
ンプ61と、ブレーキユニット53とが接続管71aを
介して接続されるハイドロブレーキブースタ51におい
て、作動液入口67とブースタ装置57との間にアキュ
ームレータ59を設け、作動液入口67とアキュームレ
ータ59との間に、作動液入口67側からアキュームレ
ータ59側への流れを許す一方、その反対方向への流れ
を阻止するチェック弁69を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧の油圧でマスター
シリンダの作動力をアシストするハイドロブレーキブー
スタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にハイドロブレーキブースタは、ブ
ースタ装置とパワーユニット(ポンプ及びアキュームレ
ータ)が一体となって構成されている。ところが、ブー
スタは運転者の近くに配置されることが多いため、ポン
プ作動音が運転者に不快となる場合がある。
【0003】この種のハイドロブレーキブースタで、パ
ワーユニットを分離して配設したものの一例として例え
ば、特開平2−225170号公報記載のものを図3に
基づき説明する。図3は従来のハイドロブレーキブース
タを表す断面図である。ブレーキユニット1のシリンダ
本体3にはリザーバ5が設けられ、リザーバ5は作動液
を貯える。シリンダ本体3の一端側にはブースタ装置7
が設けられ、ブースタ装置7はシリンダ本体3の他端側
に設けられたタンデム型のマスターシリンダ9と一体と
なる。ブースタ装置7には通常時に閉の供給弁11と、
通常時に開の排出弁13が設けられ、供給弁11と排出
弁13はブレーキペダル15の踏力が連結部材17を介
して入力部材19に伝達されることで開閉される。
【0004】ブースタ装置7にはサーボ室21が設けら
れ、サーボ室21は供給弁11から供給された圧力をピ
ストン23に作用させる。また、ブースタ装置7には低
圧室25が設けられ、低圧室25はサーボ室21から排
出弁13を通して排出される作動液をリザーバ5へ戻
す。一方、パワーユニット27にはポンプ29が設けら
れ、ポンプ29は電気モータ31により駆動される。ま
た、パワーユニット27にはアキュームレータ33が設
けられ、アキュームレータ33は吐出圧力を安定させ
る。ポンプ29の吐出口35には配管やホースからなる
接続管37aの一端が接続され、接続管37aの他端は
供給弁11と連通するシリンダ本体3の入口39に接続
される。また、ポンプ29の吸込口41には接続管37
bの一端が接続され、接続管37bの他端はリザーバ5
の接続継手43に接続される。
【0005】このように構成されたハイドロブレーキブ
ースタでは、ブレーキ操作力をブーストするための液圧
が電気モータ31で発生され、アキュームレータ33に
蓄圧される。そして、ブレーキペダル15が踏まれる
と、入力部材19により供給弁11が開かれ、アキュー
ムレータ33からの高圧液が接続管37aを介してサー
ボ室21に流入する。この流入した高圧の作動液により
ピストン23がマスターシリンダ9側に強く押されるの
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パワー
ユニット27とブースタ装置7とを別体として遠く離れ
た位置に設けた従来のハイドロブレーキブースタでは、
その間がホース等による接続管37a、37bで接続さ
れる。この接続管37aに使用されたホース等を寿命期
間を越えて使用して液漏れが生じた場合、アキュームレ
ータ33に蓄圧されたブレーキ操作力をブーストするた
めの液圧が低下し、操作力はペダル踏力に委ねることと
なる虞れがあった。本発明は上記状況に鑑みてなされた
もので、パワーユニットとブースタ装置との間からたと
え液漏れが生じても、倍力機能を所定時間維持できるハ
イドロブレーキブースタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るハイドロブレーキブースタの構成は、ブ
ースタ装置を一体に設けたマスターシリンダと、前記ブ
ースタ装置に作動液を供給するポンプとを離して配設し
たハイドロブレーキブースタにおいて、前記ブースタ装
置に一定圧の前記作動液を供給するため蓄圧するアキュ
ームレータと、蓄圧された前記作動液のポンプ側への逆
流を阻止するチェック弁とを前記マスターシリンダに隣
接して設けたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】ポンプとブレーキユニットをつなぐ接続管から
液漏れが発生すると、接続管内の液圧は低下するが、チ
ェック弁の下流側からブースタ装置までの液圧は、チェ
ック弁によって接続管側への高圧液の流入が阻止される
ため、アキューム圧が抜けて降下することがない。従っ
て、チェック弁からブースタ装置までの系統には、アキ
ューム圧が常に作用した状態となり、接続管の破損等に
より、たとえ液漏れが発生したとしても、アキューム圧
が外部に漏れることがなく、所定時間にわたり倍力機能
を維持できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係るハイドロブレーキブース
タの好適な実施例を図面を参照して説明する。図1は本
発明によるハイドロブレーキブースタの配管系統を示す
説明図、図2は図1の要部詳細図である。本実施例によ
るハイドロブレーキブースタ51は、ブレーキユニット
53がリザーバ55、ブースタ装置57、マスターシリ
ンダ58、アキュームレータ59を一体構造とすること
で構成されている。一方、ブレーキユニット53から離
れた位置に配置されるパワーユニットはポンプ61のみ
から構成されている。即ち、従来ではポンプと一体に構
成されていたアキュームレータ59が、本実施例の場合
では、ブースタ装置57側に組み込まれているのであ
る。
【0010】図2に示すように、ブレーキユニット53
において、ブースタ装置57の作動液ゲート63にはア
キュームレータ59が配管接続され、アキュームレータ
59は蓄圧を作動液ゲート63に作用させる。ブースタ
装置57とアキュームレータ59との間の配管にはプレ
ッシャースイッチ65が設けられ、プレッシャースイッ
チ65は常にアキュームレータ59に一定圧が蓄圧され
るように、ポンプ61を駆動する。
【0011】ブレーキユニット53の作動液入口67と
アキュームレータ59とを接続する配管にはチェック弁
69が設けられ、チェック弁69は作動液入口67側か
らアキュームレータ59側への流れを許し、その反対方
向の流れを阻止するようになっている。従って、一旦、
昇圧されたチェック弁69とブースタ装置57までの間
の液圧は、作動液がブースタ装置57の作動液ゲート6
3方向へ流入する以外は降下することなく保持される。
【0012】ブレーキユニット53の作動液入口67に
は接続管71a(図1参照)の一端が接続され、接続管
71aの他端は例えばフレキシブルホース73を介して
ポンプ61の吐出口75に接続されている。フレキシブ
ルホース73は、ポンプ61の作動音を低減するため、
ポンプ61を弾性体で懸架する場合に、その振動等によ
る変位を吸収するために用いられる。また、フレキシブ
ルホース73は、トラック等のキャブオーバー車におい
て、ブースタ装置57がキャブ内、ポンプ61がキャブ
外に配設された場合等においても、キャブのチルト部に
使用される。
【0013】一方、ポンプ61の吸込口77には低圧側
の接続管71bの一端が接続され、接続管71bの他端
は、リザーバ55の接続継手79に接続されている。な
お、マスターシリンダ58には液圧発生室に連通する出
口81が設けられ、出口81は前輪及び後輪のブレーキ
装置W/C(ホイール・シリンダ)に連絡される。
【0014】このように構成されたハイドロブレーキブ
ースタ51の作用を説明する。通常時、アキュームレー
タ59の圧力が下がると、プレッシャースイッチ65に
よりポンプ61が作動し、接続管71a、チェック弁6
9を介してアキュームレータ59に一定圧が蓄圧され
る。ブレーキペダル83が踏まれると、入力部材の移動
で低圧回路とリザーバ55の流路が閉ざされるととも
に、供給弁が開かれ、アキュームレータ59からの高圧
液がブースタ装置57へ流入し、倍力作用が生ずる。ブ
レーキペダル83が緩められると、供給弁が閉じられ、
高圧液はリザーバ55に戻る。以上が通常時における倍
力作用で、従来動作と同様である。
【0015】一方、ポンプ61とブレーキユニット53
の作動液入口67をつなぐ接続管71a又はフレキシブ
ルホース73から液漏れが発生した場合、接続管71a
又はフレキシブルホース73内の液圧は低下するが、チ
ェック弁69の下流側からブースタ装置57までの液圧
は、チェック弁69によって接続管71a側への高圧液
の流入が阻止されるため、アキューム圧が抜けて降下す
ることがない。即ち、チェック弁69からブースタ装置
57までの系統には、アキューム圧が常に作用した状態
となる。
【0016】従って、接続管71a又はフレキシブルホ
ース73の破損等により、液漏れが発生しても、アキュ
ーム圧が外部に漏れることがなく、所定時間の間は、倍
力機能が損なわれることがない。言い換えれば、アキュ
ームレータ59に蓄圧された分の圧力を使いきるまで
は、倍力機能が消失することがないのである。なお、ア
キュームレータ59に蓄圧された分の液圧を使いきった
際には、タンデム機構により、マスターシリンダ58が
ペダル踏力によりブレーキペダル83、入力部材を介し
て、直接機械的に作動されることは、言うまでもない。
【0017】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るハイドロブレーキブースタによれば、作動液入口とブ
ースタ装置との間にアキュームレータを設け、作動液入
口とアキュームレータとの間にチェック弁を設けたの
で、たとえ接続管に液漏れが発生しても、チェック弁に
よって接続管側への高圧液の流入が阻止されるため、ア
キューム圧が外部に漏れることがなく、アキュームレー
タに蓄圧された圧力があり、倍力機能を維持させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるハイドロブレーキブースタの配管
系統を示す説明図である。
【図2】図1の要部詳細図である。
【図3】従来のハイドロブレーキブースタを表す断面図
である。
【符号の説明】
51 ハイドロブレーキブースタ 53 ブレーキユニット 57 ブースタ装置 59 アキュームレータ 61 ポンプ 65 プレッシャースイッチ 67 作動液入口 69 チェック弁 71a 接続管 75 吐出口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブースタ装置を一体に設けたマスターシ
    リンダと、前記ブースタ装置に作動液を供給するポンプ
    とを離して配設したハイドロブレーキブースタにおい
    て、 前記ブースタ装置に一定圧の前記作動液を供給するため
    蓄圧するアキュームレータと、蓄圧された前記作動液の
    ポンプ側への逆流を阻止するチェック弁とを前記マスタ
    ーシリンダに隣接して設けたことを特徴とするハイドロ
    ブレーキブースタ。
JP6279306A 1994-11-14 1994-11-14 ハイドロブレーキブースタ Pending JPH08133065A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6279306A JPH08133065A (ja) 1994-11-14 1994-11-14 ハイドロブレーキブースタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6279306A JPH08133065A (ja) 1994-11-14 1994-11-14 ハイドロブレーキブースタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08133065A true JPH08133065A (ja) 1996-05-28

Family

ID=17609332

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6279306A Pending JPH08133065A (ja) 1994-11-14 1994-11-14 ハイドロブレーキブースタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08133065A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2576998B2 (ja) 自動車のスリップ制御型ブレ−キ装置
JPH01240353A (ja) アンチスキッド制御付き液圧ブレーキ装置
JPH03239652A (ja) 車両の車輪のロック回避装置
JPH0285046A (ja) アンチスキッドブレーキ装置
JP4739687B2 (ja) ポンプ流の増大を選択可能な液圧ブレーキシステム
JP3115909B2 (ja) 車両用アンチロックブレーキおよびトラクションコントロールシステム用油圧モジュレータ
US5193885A (en) Hydraulic pressure booster system
JPH08133065A (ja) ハイドロブレーキブースタ
JP3697880B2 (ja) 回転式ポンプを備えた油圧回路及びこの油圧回路を用いたブレーキ装置
KR940003800A (ko) 앤티록 유압제어장치
JP3577790B2 (ja) 車両用ブレーキ制御装置
JPH0742897Y2 (ja) 液圧倍力システム
JP2500628Y2 (ja) 液圧倍力システム
WO2020250055A1 (ja) 車両用のブレーキシステムの液圧制御ユニツト
JPH10299668A (ja) 回転式ポンプ及び回転式ポンプを備えたブレーキ装置
JPH045159A (ja) 液圧倍力システム
JPH1024828A (ja) 車両用ブレーキ液圧回路
US20240059265A1 (en) Electronic brake system
JPH10299671A (ja) 回転式ポンプ及び回転式ポンプを備えたブレーキ装置
JPH01257658A (ja) ブレーキ液圧の増圧装置
JP2005162176A (ja) ブレーキ液圧制御装置
JP2000205143A (ja) プランジャ型油圧ポンプ
JP2589047Y2 (ja) 液圧式ブレーキ倍力装置の脈動吸収装置
JP3092111B2 (ja) 液圧式倍力装置
JP2005138643A (ja) ブレーキ液圧制御装置