JPH03239652A - 車両の車輪のロック回避装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、制動装置を備え付けた車両の車輪のロック回
避装置に由来する。

［従来の技術］ この種の装置は既に提案されている（西独国特許出願第
３９０４１３２．８号〉、この装置の場合、ブレーキマ
スタシリンダとポンプ間の弁装置は１つの２／２切換弁
と１つのバイパス弁によって構成されている。逆止弁と
して構成された前記バイパス弁は、ブレーキマスタシリ
ンダからポンプないし車輪ブレーキへの流通のみを許す
、車両によって生起された制動過程に際して、前記２／
２切換弁がブレーキマスタシリンダ内の圧力により切換
位置に切換えられると、前記公知の装置のロック防止動
作に際して、車輪ブレーキ内の圧力低下に起因するブレ
ーキペダルにおいて不快に感じられる圧力脈動は、前記
２／２切換弁の絞り作用に基づいて十分に低減される。

しかしなから車輪ブレーキ内の圧力を上昇させるために
、ブレーキマスタシリンダから圧力ｌｘ＃が再度流出し
、そこで絞り位置にある前記２／２切換弁が首記バイパ
ス弁に基づいて迂回されると、結果として感知可能な望
ましくないパルスがブレーキペダルにもたらされる。

［１１１Ｎを解決するための手段］ これに対して請求項１の特徴事項を備える本発明の装置
は、ロック防止動作中に、ブレーキマスタシリンダへの
圧力媒体の逆流を伴う制動圧力低下並びにブレーキマス
タシリンダからの圧力媒体の再供給を伴う圧力増加に際
して、ブレーキペダルにおける脈動は十二分に呵避され
るという利点を有する。なぜなら前記２／２切換弁の絞
り作用は再流通方向において有効だからである。またこ
れによって、圧力媒体供給時の著しい騒音低下も達成さ
れている。それでいてロック防止動作中に制動過程終了
時の迅速な圧力低下が可能である。何となればばね操作
可能な第２の２／２切換弁は、ブレーキマスタシリンダ
内の圧力低下に伴って切換えられてノーマル位ｌに戻る
からである。

従篇請求項に記載の方策によれば、主請求項に記載の装
置の有利な改良及び改善が可能である。

請求項２において特徴づけられた前記装置の構成は、ロ
ック防止動作中に例えば第１の２／２切換弁の絞られた
貫ａｍが詰った場合に、−段と高いポンプ圧力が発生す
る限りにおいて有利である。なぜなら弁、管路及び同装
置の他の部品の破損又は故障が確実に回避されるからで
ある。

請求項３に開示された方策によって、圧力差弁として作
用する第２の２／２切換弁のための合目的的な実施形態
が与えられる。

請求項４に記載された構成は、ロック防止動作中にペダ
ルの脈動を低減するための措置が全く請じられないとこ
ろの既存の車輪ロック回避装置に首記組立体を追加的に
備え付けることができるという利点を有する。前記組立
体は、ブレーキマスタシリンダから圧力制御弁装置及び
ポンプに通じるブレーキ管路の途中に簡単な方法で配設
され得るもので、合目的的には前記圧力制御弁装置と前
記ポンプを収容するユニットにフランジ結合することが
できる。

［実施例］ 本発明の実施例は図面に概略的に示されるとともに、以
下の記載においてより詳細に説明される。

図面の第１図に概略的に示された嗣動装置１０は、圧力
媒体貯蔵容器１３を備えるブレーキペダル１１によって
操作可能なブレーキマスタシリンダ１１を有している。

ブレーキマスタシリンダ１２からは、ブレーキ回路Ｉの
主ブレーキ管路１４とブレーキ回路■の主ブレーキ管路
１５が出ている。ブレーキ回路工は以下に詳細に説明さ
れる。ブレーキ回路Ｉの主ブレーキ管路１４には、並列
接続された２／２切換弁１７と１８から成る弁装置１６
が配置されている。

前記第１の２／２切換弁１７は、そのばね操作可能なノ
ーマル位置ａにおいて絞られない貫流路を有しており、
そして電磁的に生ぜしめられる切換値ｔｂにおいては絞
られた貫流路を有している。前記第２の２／２切換弁１
８は、そのばね操作可−能なノーマル位置ａにおいて同
様に絞られない貫流路を有しているが、他方ではその切
換位置すにおいては圧力媒体の貫流を遮断している。第
２の２／２切換弁１８は、ブレーキマスタシリンダ１２
内に発生した圧力に依存して切換値ｚｂを生ぜしめるた
めに、制御管路１つをもって、ブレーキマスタシリンダ
からの主ブレーキ管路１４に接続されている。更に第２
の２／２切換弁１８は、ノーマル位置ａへの復帰のため
に、第２の制御管路２０をもって、主ブレーキ管路１４
の同切換弁後方に位置する部分１４．１と接続している
。弁装置１６の前記両２／２切換弁１７．１８は共通の
ケーシングを備える１つの組立体２１内に統合されてい
る。しかしなから弁１７．１８は固有のケーシングを用
いて別個に配置することもできる。

主ブレーキ管路１４は、弁装置１６の後方において、車
両の車輪ブレーキ２７２８に通じるところの２つの車輪
ブレーキ管路２５．２６に分岐している。車輪ブレーキ
管路２５内には２／２切換弁の形態のばね操作可能なノ
ーマル位置ａを有する流入弁２９が存在する。前記弁は
前記ノーマル位置において連通状態に切換えられている
。電磁的に生ぜしめられる切換位置すにおいて、前記流
入弁２９を通る貫流路は遮断される。ｆＲ入弁２９と並
列にバイパス弁３０が配設されている。バイパス弁３２
を備える同一構造の流入弁３１が車輪ブレーキ管路２６
内に存在する。流入弁２９．３１と車輪ブレーキ２７．
２８との間に存在する車輪ブレーキ管路２５．２６の一
部分２５．１．２６．１から、電動モーター３４によっ
て駆動される圧力媒体送出用のポンプ３５に連通すると
ころの吸込み管路３３の分岐管路３３．１．３３．２が
延・出している。吸込み管路部分３３．１内には、弁を
横切る貫流路を遮断するばね操作可能なノーマル位置ａ
を有するところの、２／２切換弁として構成された排出
弁３６が存在する。これに対して同排出弁３６の電磁的
に発生可能な切換値２ｂにおいては、前記貫流路が開通
している。

同一の構成の排出弁３７が吸込み管路３３の一部分３３
．２内に存在する。車輪ブレーキ２７に関係付けられた
流入弁２９及び排出弁３６は、車輪ブレーキ２８に関係
付けられた弁３１及び３７と同様に、それぞれ１つの圧
力制御弁装置３８．３９を構成している。

吸込み管路３３には前記同排出弁３６．３７の後方にお
いて圧力媒体容器４２が接続されている。ポンプ３５か
ら出て主ブレーキ管路１４の一部分１４．１に通じてい
る圧力管路４３の途中には、ポンプ運転中に発生する圧
力媒体の圧力脈動を緩衝するためのＭ密器４４が存在す
る。前記再圧力制御弁装置３８．３９並びに圧力媒体容
器４２とＩ！衝密器４４備えたポンプ３５は、組立体と
して構成された１つの流体ユニット４５を成している０
首記流体ユニット４５に前記組立体２１が有利には直接
的にフランジ結合されている。

その他の図示されない車輪ブレーキに基づいて車両を減
速するために、前記ブレーキ回路■には前記各要素が相
応の態様で備えられている。

組立体２１及び流体ユニット４５は、車両の車輪のロッ
ク回避装置４６を構成している。この装置４６の動作Ｈ
ａは以下の通りである。

ブレーキペダル１１の操作によって、ブレーキマスタシ
リンダ１２内にブレーキ圧力が発生する、同ブレーキ圧
力は、両ブレーキ回路Ｉ。

■の主ブレーキ管路１４．１５及び車輪ブレーキ管路２
５．２６を通過する圧力媒体の移動によって、対応する
車輪ブレーキ２７．２８内において有効に作用する。こ
の場合第１の２／２切換弁１７はノーマル位１ｆａにあ
り、第２の２７２切換弁１８は、制御管路１９を介した
圧力付勢によって切換位置すを占める。更に圧力制御弁
装置３８．３９の流入弁２９．３１は、排出弁３６．３
７と同様にノーマル位置ａにある。

制動中に例えば車輪ブレーキ・２７に関係付けられた車
輪がロック寸前であるとすると、装置４６の図示されな
い制御装置が、第１の２／２切換弁１７と流入弁２９と
排出弁３６を切換位ｚｂに切換える。更に前記制御装置
はボン７３５の駆動モーター３４を始動させる。これに
よって車輪ブレーキ２７内でブレーキ圧力の低下が生じ
る。なぜなら圧力媒体は排出弁３６によって車輪ブレー
キ２７から取り出され、そして吸込み管路３３を経て圧
力媒体容器４２内に導出されるからである。ポンプ３５
は圧力媒体を圧力媒体容器４２から吸込み、そして圧力
管路４３及び主ブレーキ管路１４を介してブレーキマス
タシリンダ１２内へ同圧力媒体を戻し供給する。この場
合圧力媒体は、切換位置すにある第１の２／２ｇＪ換弁
１７の絞られた質流路を必ず選択する。第１の２７２切
換弁１７の絞り作用によって、ブレーキペダル１１上の
衡撃圧力は運転者にとって微かに感じられる程度にすぎ
ない。

車輪回転状態を安定化せしめる前記圧力低下に続いて、
第１の２／２切換弁１７が切換位置すを保持している間
に、前記制御装置は流入弁２９と排出弁３６をノーマル
位置ａに切り換える。その後運転者によってブレーキペ
ダル１１が踏み込まれると、圧力媒体は主ブレーキ管路
１４と車輪ブレーキ管路２５とを経て車輪ブレーキ２７
内に流入し、そこにおいて再びブレーキ圧力が上昇する
ことになる。この過程の間も第１の２／２切換弁１７の
絞り作用がもたらされている。それゆえロック防止動作
中に続けざまに起こる圧力低下段階と圧力上昇段階は、
運転者にとって、相当にＭ和されたブレーキペダル１１
の脈動となってほとんど感知し得ないものになる。

ロック防止動作の終了に際して制御装置は第１の２／２
切換弁１７と流入弁２９と排出弁３６とを図示のノーマ
ル位置ａに切換える。今や運転者による制動は車輪ブレ
ーキ２７．２８において絞られることなく有効である。

制動過程の終了をもって第２の２／２切換弁１８は、ブ
レーキ管路部分１４．１とブレーキマスタシリンダ側の
主ブレーキ管路１４との間のこの場合に設定された圧力
差に基づいて、ノーマル位ｒＩｌａに切換えられる。そ
れゆえ車輪ブレーキ２７．２８内に存在する圧力媒体は
、第１の２／２切換弁１７を迂回して第２の２／２切換
弁１８を経て素早くブレーキマスタシリンダ１２に戻り
、そして圧力媒体貯蔵容器１３内に流れ込むであろう、
第２の２／２切換弁１８のノーマル位１ｆａへの切換は
、運転者がロック防止動作中に制動過程を中断させた場
合、又は第１の２／２切換弁１７が故障により切換位置
すにおいて動かなくなった場合においても有効である。

更に第２の２７２切換弁１８は圧力制限弁として作用す
る。即ちポンプ３５によって圧力媒体がブレーキマスタ
シリンダ１２に供給される場合に、例えば第１の２／２
切換弁１７の貫流路が詰まると、望ましくない高い圧力
が第２の２７２切換弁１８にも作用し、同切換弁を制御
管路２０に基づいてノーマル位置に切換える。こうして
ポンプ圧力は第２の２／２切換弁１８に基づいて低下す
ることになる。

第２の２７２切換弁１８の実施例が第２図に示されてい
る。第２の２／２切換弁１８はケーシング５０を有して
おり、同ケーシング内において段付きピストン５１が縦
方向に案内されている。２／２切換弁１８のケーシング
５０は、ブレーキマスタシリンダ１２から出ている主ブ
レーキ管路１４のための接続部５２を有している、第２
の接続＃５３が、車輪ブレーキ２７゜２８に連通してい
る主ブレーキ管路１４の部分管路１４１のために備えら
れている。更にケーシングは、主ブレーキ管路１４から
出ている制御管路１９のための接続部５４と、ブレーキ
管ｎ部分１４．１に連通する制御管路２０のための接続
部５５とを備えている。制御管路１９内で作用する圧力
は段付きピストン５１の比較的大きな端面５６を加圧し
、−力制御管路２０内の圧力は同段付きピストンの比較
的小さな端［５７に作用する０段付きピストン５１に作
用する戻しばわ５８は同段付きピストンを図示のノーマ
ル位置ａに復帰せしめる。前記位置において貫流路５９
が２／２切換弁１８を自由に貫通している。主ブレーキ
管路１４内において作用する制動圧力は、段付きピスト
ンを切換位置すへ右方向に移動させるものである。同位
置において段付きピストンは２／２切換弁１８の貫流路
５９を遮断する。前記制動圧力と比べて一段と高いポン
プ圧力が、制御管路２０を介して比較的小さなピストン
端Ｗ５７に作用して、同段付きピストン５１を前記戻し
ばね５８の援助を得てノーマル位置ａへ移動させるよう
に作用する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、車輪のロック回避装置を備えた車両の部分的
に再現された制動装置の概略図、第２図は、前記装置に
使用される切換弁の断面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、圧力媒体貯蔵容器（１３）付きの少なくとも単回路
   のブレーキマスタシリンダ（１２）と、前記ブレーキマ
   スタシリンダ（１２）と車輪ブレーキ（２７）との間に
   配置された圧力制御弁装置（３８）と、ロック防止動作
   中に車輪ブレーキ（２７）から取り出された圧力媒体を
   前記ブレーキマスタシリンダ（１２）に供給するポンプ
   （３５）と、前記ブレーキマスタシリンダ（１２）を前
   記ポンプ（３５）と前記圧力制御弁装置（３８）とに接
   続するところのブレーキ回路 I のブレーキ管路（１４
   ）内における弁装置（１６）とを有する、制動装置（１
   ０）を備えた車両の車輪のロック回避装置（４６）であ
   って、この場合前記弁装置（１６）は第１の２／２切換
   弁（１７）を有しており、該切換弁は、ばね操作可能な
   ノーマル位置（ａ）において絞られない貫流路を有する
   が、切換位置（ｂ）においては絞られた貫流路を有して
   いるものにおいて、前記第１の２／２切換弁（１７）は
   、ロック防止機能が有効になつた場合に前記切換位置（
   ｂ）に切換可能であり、そして前記弁装置（１６）は、
   前記第１の２／２切換弁（１７）と並列に接続された第
   ２の２／２切換弁（１８）を有しており、該第２の２／
   ２切換弁は、ばね操作可能なノーマル位置（ａ）におい
   て自由な貫流路を有するとともに、前記ブレーキマスタ
   シリンダ（１２）内に形成された圧力によって、該貫流
   路を遮断する切換位置（ｂ）へ移行可能であることを特
   徴とする、車両の車輪のロック回避装置。 ２、前記第２の２／２切換弁（１８）は、前記ポンプ（
   ３５）によって形成された圧力の作用を受けて、ノーマ
   ル位置（ａ）へ切換可能である、請求項１記載の装置。 ３、前記第２の２／２切換弁（１８）は、段付きピスト
   ン（５１）を有しており、該段付きピストンの比較的大
   きなピストン端面（５６）は前記ブレーキマスタシリン
   ダ（１２）の圧力をもつて加圧可能であり、該段付きピ
   ストンの比較的小さなピストン端面（５７）は前記ポン
   プ（３５）の圧力をもって加圧可能である、請求項２記
   載の装置。 ４、前記弁装置（１６）の前記両２／２切換弁（１７、
   １８）は１つの組立体（２１）内に統合されている、請
   求項１記載の装置。