JPH08132957A - 方向指示器 - Google Patents

方向指示器

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JPH08132957A
JPH08132957A JP27751894A JP27751894A JPH08132957A JP H08132957 A JPH08132957 A JP H08132957A JP 27751894 A JP27751894 A JP 27751894A JP 27751894 A JP27751894 A JP 27751894A JP H08132957 A JPH08132957 A JP H08132957A
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turn
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Toshiyuki Asakura
俊之 朝倉
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両のレーンチェンジ時におけるレーンチェ
ンジ合図の操作性とステアリング操作性とを向上でき
て、レーンチェンジ時の安全性を向上できる方向指示器
の提供を図る。 【構成】 ノブレバー5をレーンチェンジする側へハー
フ位置まで回動操作すると、スイッチ部17にターンス
イッチ18,19と併設したレーンチェンジスイッチ2
2,23のレーンチェンジする側がオン作動してターン
ランプ21を点灯すると共に、レーンチェンジスイッチ
22又は23のオン信号によりレーンチェンジ制御ユニ
ット27を介してレーンチェンジアクチュエータ24が
作動してレーン溝25,26の先端が節度機構8の節度
溝9に突出してチェックボール10を係止し、ノブレバ
ー5をレーンチェンジ位置に保持するようにしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の方向指示器に関
する。
【0002】
【従来の技術】自動車の方向指示器として、例えば特開
平6−32170号公報に示されているように、ノブレ
バーが中立位置に戻されてターンスイッチがオフ作動し
ても遅延回路によって所定時間ターンランプの点灯を持
続するようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の方向指示器にあっても、走行車線の変更や追い越し
時のレーンチェンジ時には、レーンチェンジする側へノ
ブレバーを該ノブレバーが機構的にロックされる位置ま
で回動してターンスイッチをオン作動させ、レーンチェ
ンジ終了後に該ノブレバーを中立位置へ運転者が強制的
に復帰させるか、あるいは、レーンチェンジする側へノ
ブレバーをターンスイッチがオン作動するが機構的にロ
ックされないハーフ位置まで回動し、レーンチェンジ終
了までこのハーフ位置を手で保持してレーンチェンジ終
了後に手を放す等の操作手段が伴い、何れも操作性が悪
いことはよく経験することである。
【0004】そこで、本発明は車両のレーンチェンジ時
におけるレーンチェンジの合図の操作性とステアリング
操作性を向上できて、レーンチェンジ時の安全性を向上
することができる方向指示器を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1にあっては、指
示器ベースにハンドル軸と偏芯して該ハンドル軸周りに
回動自在に軸支したノブレバーと、ノブレバーの操作に
よりターンランプを点灯させる左ターンスイッチと右タ
ーンスイッチとを設けたスイッチ部と、指示器ベースに
設けた節度溝にノブレバーに設けたチェックボールを弾
接させて、ノブレバーの中立位置と左折操作位置および
右折操作位置とを保持する節度機構と、ステアリング操
作に伴ってノブレバーを中立位置へ復帰させるリターン
機構とを備えた方向指示器において、ノブレバーの中立
位置からレーンチェンジする側への回動過程でターンラ
ンプを点灯させる左レーンチェンジスイッチと右レーン
チェンジスイッチを設ける一方、これら左レーンチェン
ジスイッチ、右レーンチェンジスイッチの作動にもとづ
いてレーンチェンジ制御ユニットを介して作動制御さ
れ、左レーン棒、右レーン棒の先端を前記節度溝に進退
させ、ノブレバーのレーンチェンジ操作時にレーンチェ
ンジする側のレーン棒の先端に前記チェックボールを係
止させて、ノブレバーのレーンチェンジ位置を保持する
レーンチェンジアクチュエータを設けてある。
【0006】請求項2にあっては、前記請求項1に記載
のレーンチェンジ制御ユニットが、レーンチェンジする
側のレーンチェンジスイッチのオン信号を入力して、タ
ーンランプの点灯およびレーンチェンジする側のレーン
棒の先端の節度溝への突出状態を持続させ、所定時間経
過後に該ターンランプの消灯とレーン棒の節度溝からの
後退を行わせるタイマー手段を備えたことを特徴として
いる。
【0007】請求項3にあっては、前記請求項1又は2
に記載のレーンチェンジ制御ユニットが、左ターンスイ
ッチ、右ターンスイッチのオン信号を入力して、レーン
チェンジアクチュエータに左レーン棒、右レーン棒の先
端を節度溝から後退させる信号を出力するようにしたこ
とを特徴としている。
【0008】請求項4にあっては、前記請求項1〜3に
記載の左レーン棒、右レーン棒の各先端のチェックボー
ルとの係止面を、チェックボールの係止状態でノブレバ
ーに中立位置への回動操作力が付与されるとチェックボ
ールが乗り越え可能な傾斜面に形成したことを特徴とし
ている。
【0009】
【作用】請求項1によれば、レーンチェンジする際にノ
ブレバーをレーンチェンジする側へハーフ位置まで回動
操作すると、レーンチェンジする側のレーンチェンジス
イッチがオン作動してターンランプを点灯させる。
【0010】このレーンチェンジスイッチのオン作動に
よってレーンチェンジ制御ユニットよりレーンチェンジ
アクチュエータに制御信号が送出され、レーン棒の先端
を節度溝へ突出させる。
【0011】これにより、ノブレバーから手を放しても
チェックボールがレーンチェンジする側のレーン棒の先
端に係止してノブレバーのレーンチェンジ位置が保持さ
れる。
【0012】請求項2によれば、ノブレバーをレーンチ
ェンジする側へ回動操作して、ターンランプが点灯する
と共に該ノブレバーがレーンチェンジ位置に保持された
後、所定時間経過するとタイマー手段によりタイマーラ
ンプが消灯すると共にレーン棒が節度溝から後退作動さ
れて、ノブレバーの中立位置への自動復帰が行われる。
【0013】請求項3によれば、車両の右、左折時にノ
ブレバーの回動操作によってターン側のターンスイッチ
がオン作動すると、このノブレバーの回動過程でレーン
チェンジアクチュエータによりレーン棒の先端が節度溝
へ一旦突出しても、該レーン棒が後退作動するため、ノ
ブレバーの中立位置への回動復帰をスムーズに行わせる
ことができる。
【0014】請求項4によれば、ノブレバーがレーンチ
ェンジ位置に保持されている状態で該ノブレバーに中立
位置側への回動操作力が付与されると、チェックボール
がレーン棒先端の傾斜面を乗り越えてノブレバーを軽い
操作力で中立位置へ復帰させることができ、レーンチェ
ンジ合図を速かに解除することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面と共に詳述す
る。
【0016】図1において、1は中心部に円筒状のボス
部2を一体成形し、該ボス部2にハンドル軸3を挿通し
て図外のステアリングコラムに固定される指示器ベース
を示し、前記ボス部2にはハンドル軸3の回転時に該ハ
ンドル軸3に係合してハンドル軸3と一体的に回転する
カラー部材4を外嵌装着してある。
【0017】5は支軸6によりハンドル軸3と偏芯した
位置で指示器ベース1に軸支されて、該ハンドル軸3周
りに回動自在に装着したノブレバーで、このノブレバー
5の軸支側の環状部7の外周と指示器ベース1との間に
節度機構8を設けてある。
【0018】節度機構8は指示器ベース1に形成されて
谷部を挟んで一対の山部を有する節度溝9と、ノブレバ
ー5の環状部7の端部に配設されると共にスプリング1
1により外側へ向けて付勢されて、前記節度溝9に弾接
するチェックボール10とからなっている。
【0019】この節度機構8はチェックボール10が節
度溝9の谷部に落ち込んだ位置でノブレバー5の中立位
置Nを、チェックボール10が下側の山部を乗り越えた
位置でノブレバー5の左折操作位置Lを、およびチェッ
クボール10が上側の山部を乗り越えた位置でノブレバ
ー5の右折操作位置Rを確定して該ノブレバー5を保持
し、左折操作位置L又は右折操作位置Rからチェックボ
ール10が山部の分水領を若干でも中立位置N側へ乗り
越えると、該チェックボール10が斜面9aを滑ってノ
ブレバー5を自動的に中立位置Nへ復帰させるものであ
る。
【0020】ノブレバー5は指示器ベース1に立設した
ストッパ12に環状部7の基部が係止することによっ
て、前記左折操作位置L側への回動規制と、右折操作位
置R側への回動規制とが行われるようになっている。
【0021】カラー部材4は端部外周に一対の係合突起
4aを形成して、この係合突起4aにハンドル軸3に設
けた図外の係合子が係止することによってハンドル軸3
と一体的に回転するようになっていて、このカラー部材
4の胴部外周とノブレバー5の環状部7の内周との間に
リターン機構13を設けてある。
【0022】このリターン機構13はカラー部材4の胴
部外周に形成した突起部14と、環状部7の内周に形成
されてノブレバー5が前記L位置またはR位置へ回動操
作されると先端が突起部14の回動軌跡の内側へ突出す
る一対のラチェット爪15,16とからなっている。
【0023】即ち、このリターン機構13はノブレバー
5が前記L位置に保持されている状態でハンドル軸3を
左方向へステアリング操作しても、該ハンドル軸3と一
体に回動するカラー部材4の突起部14がラチェット爪
15の先端をくぐり抜けるが、ハンドル軸3を右方向へ
ステアリング操作すると突起部14でラチェット爪15
を引掛けてノブレバー5を中立位置Nへ強制的に復帰さ
せ、同様にノブレバー5が前記R位置に保持されている
状態でハンドル軸3を右方向へステアリング操作して
も、突起部14がラチェット爪16の先端をくぐり抜け
るが、ハンドル軸3を左方向へステアリング操作すると
突起部14でラチェット爪16を引掛けてノブレバー5
を中立位置Nへ強制的に復帰させるものである。
【0024】17は指示器ベース1に設けたスイッチ部
を示し、このスイッチ部17はノブレバー5が前記L位
置又はR位置へ回動操作するとオン作動して、フラッシ
ャユニット20を介してターンランプ21の左ランプ2
1a又は右ランプ21bを点灯させる左ターンスイッチ
18および右ターンスイッチ19を配設してある。
【0025】また、スイッチ部17にはこれらターンス
イッチ18,19と共に、左レーンチェンジスイッチ2
2と右レーンチェンジスイッチ23とを併設してある。
【0026】これらレーンチェンジスイッチ22,23
は、車両をレーンチェンジする際にノブレバー5を中立
位置Nからレーンチェンジする側へハーフ位置、つま
り、節度機構8のチェックボール10が斜面9aの中腹
付近に至るとオン作動してレーンチェンジする側のター
ンランプ21a又は21bを点灯させるものである。
【0027】24は指示器ベース1に配設され、前記レ
ーンチェンジスイッチ22,23の作動にもとづいてレ
ーンチェンジ制御ユニット27を介して作動制御される
レーンチェンジアクチュエータで、前記節度溝9の斜面
9aの中腹位置で、該斜面9aに各先端を出没させて前
記チェックボール10を係止し、ノブレバー5のレーン
チェンジ位置を保持させる左レーン棒25と右レーン棒
26とを備えている。
【0028】レーンチェンジ制御ユニット27はレーン
チェンジスイッチ22又は23のオン信号を入力する
と、レーンチェンジアクチュエータ24にレーン棒2
5,26を突出作動させる信号を送出すると共に、フラ
ッシャユニット20にターンランプ21の左ランプ21
a又は右ランプ21bを点灯させる信号を送出してレー
ン棒25,26の突出状態とターンランプ21a又は2
1bの点灯状態を持続し、所定時間経過するとこのター
ンランプ21a又は21bの消灯とレーン溝25,26
の斜面9aからの後退を行わせるタイマー手段28を備
えていて、該タイマー手段28の時定数の設定によって
前記ターンランプ21a又は21bの点灯とレーン棒2
5,26の突出状態の継続時間を任意に調整できるよう
になっている。
【0029】また、該レーンチェンジ制御ユニット27
は、ノブレバー5がレーンチェンジ位置を越えて前記L
位置又はR位置へ回動操作され、左ターンスイッチ18
又は右ターンスイッチ19のオン信号が入力されると、
レーンチェンジアクチュエータ24にレーン溝25,2
6を斜面9aから後退させる信号を出力するようになっ
ている。
【0030】また、レーン棒25,26の先端は図2に
も示すように三角形状に形成してあって、レーンチェン
ジ位置でチェックボール10と係止する係止面25a,
26aは、該チェックボール10の係止状態でノブレバ
ー5に中立位置N側へ強制的に回動操作力が付与される
とチェックボール10が乗り越え可能な傾斜面に、例え
ば斜面9aと滑動面25b,26bおよび係止面25
a,26aとのなす角度をそれぞれa,bとした場合
に、a<b<90°となるような傾斜面に形成してあ
る。
【0031】図1中29はウォッシャスイッチノブレバ
ーを示す。
【0032】以上の実施例構造によれば、車両をレーン
チェンジする際にノブレバー5をレーンチェンジする側
へハーフ位置まで、つまり、節度機構8のチェックボー
ル10が節度溝9の斜面9aの中腹となる位置まで回動
操作すると、レーンチェンジする側のレーンチェンジス
イッチ22又は23がオン作動して、ターンランプ21
の左ランプ21a又は右ランプ21bを点灯させる。
【0033】これと同時に前記レーンチェンジスイッチ
22又は23のオン信号がレーンチェンジ制御ユニット
27に入力されると、該レーンチェンジ制御ユニット2
7からレーンチェンジアクチュエータ24に制御信号が
送出され、図4に示すように、レーン棒25,26の先
端を節度溝9の斜面9aに突出させる。
【0034】このレーン棒25,26の先端が斜面9a
に突出することにより、該先端の係止面25a又は26
aにチェックボール10が係止し、以て、ノブレバー5
から手を放しても該ノブレバー5のレーンチェンジ位置
が保持され、運転者は安全にステアリング操作してレー
ンチェンジすることができる。
【0035】前記ターンランプ21a又は21bの点灯
と、レーン棒25,26の突出状態はタイマー手段28
によって所定時間持続され、所定時間を経過すると該タ
イマー手段28のオフ信号によりレーンチェンジ制御ユ
ニット27からフラッシャユニット20へオフ信号が送
出されると共に、レーンチェンジアクチュエータ24に
オフ信号が送出され、ターンランプ21a又は21bが
消灯すると共に、レーン棒25,26が後退作動されて
先端が斜面9aより没する。
【0036】これにより、チェックボール10は斜面9
aを滑降して節度溝9の谷部へ落ち込み、ノブレバー5
を自動的に中立位置Nに復帰させて保持する。
【0037】ここで、前記レーンチェンジ操作時には、
ノブレバー5がレーンチェンジ位置に保持された直後に
ノブレバー5を強制的に中立位置Nへ戻す操作を行うこ
とがあるが、この場合、レーン棒25,26の係止面2
5a,26aはこの強制的なノブレバー5の回動操作に
よってチェックボール10が乗り越え可能な傾斜面とし
てあるから、該チェックボール10をスプリング11の
ばね力に抗して後退させてレーン棒25,26の先端を
軽い操作力で乗り越えさせることができ、ノブレバー5
の操作性に些かも支障を来すことはない。
【0038】一方、車両を左折又は右折する際は、ノブ
レバー5を中立位置Nからターンする側のL位置又はR
位置へ回動操作して、ターンスイッチ18又は19をオ
ン作動させてターンランプ21a又は21bを点灯させ
るが、このノブレバー5の前記L位置又はR位置への回
動過程でレーンチェンジスイッチ22又は23がオン作
動するため、図5に示すようにレーンチェンジアクチュ
エータ24が作動してレーン棒25,26の先端を斜面
9aに突出させる。
【0039】しかし、ノブレバー5が前記L位置又はR
位置へ回動操作されてターンスイッチ18又は19がオ
ン作動すると、このオン信号がレーンチェンジ制御ユニ
ット27に入力され、該レーンチェンジ制御ユニット2
7からレーンチェンジアクチュエータ24に速かにオフ
信号が送出され、レーン棒25,26を後退作動させ
る。
【0040】従って、車両のターン操作終了後にノブレ
バー5を手で強制的に、又は、ステアリング操作に伴っ
てリターン機構13により強制的に中立位置Nへ復帰さ
せる場合、チェックボール10がレーン棒25又は26
の先端に引掛かることなくスムーズに中立位置Nへ復帰
させることができる。
【0041】なお、前記実施例では右ハンドル用の方向
指示器を例示したが、左ハンドル用のものにも同様に適
用できることは勿論である。
【0042】
【発明の効果】以上、本発明によれば次の述べる効果を
奏せられる。
【0043】請求項1によれば、ノブレバーをレーンチ
ェンジする側への回動過程でターンランプを点灯させる
レーンチェンジスイッチを設けてあるため、車両をレー
ンチェンジする際にノブレバーをレーンチェンジする側
へハーフ位置まで回動操作すれば、レーンチェンジする
側のレーンチェンジスイッチがオン作動してターンラン
プを点灯させ、後続車両にレーンチェンジの合図をする
ことができることは勿論、このレーンチェンジスイッチ
のオン作動と共にレーンチェンジ制御ユニットを介して
レーンチェンジアクチュエータを作動させてレーン棒の
先端を節度機構の節度溝へ突出させ、この先端にチェッ
クボールを係止させてノブレバーをレーンチェンジ位置
に保持させることができるから、運転者はノブレバーか
ら手を放して安全にレーンチェンジのためのステアリン
グ操作を行うことができる。
【0044】請求項2によれば、レーンチェンジ制御ユ
ニットは、レーンチェンジ時にターンランプの点灯およ
びレーン棒の突出状態を持続させて、所定時間経過後に
これらターンランプの消灯とレーン棒の後退作動とを行
わせるタイマー手段を備えているから、運転者はレーン
チェンジ操作終了後にいちいちノブレバーを手動操作し
て中立位置へ戻す必要がなく、操作性を向上することが
できる。
【0045】請求項3によれば、レーンチェンジ制御ユ
ニットは車両の右、左折時にターンスイッチがオン作動
するとレーンチェンジアクチュエータのレーン棒を後退
作動させるようにしてあるから、ノブレバーの回動過程
でレーンチェンジアクチュエータによりレーン棒が一旦
節度溝へ突出しても、ターンスイッチのオン信号でこの
レーン棒を後退作動させるため、ノブレバーを左折操作
位置又は右折操作位置から中立位置へ復帰させる際に、
チェックボールがレーン棒に引掛かることがなく、ノブ
レバーのスムーズな中立位置への復帰作動を行わせるこ
とができる。
【0046】請求項4によれば、レーンチェンジ操作中
にノブレバーをレーンチェンジ位置から直ちに中立位置
へ強制的に復帰させる場合があるが、このような場合で
もレーン棒の係止面はチェックボールが乗り越え可能な
傾斜面としてあるため、ノブレバーの操作性に些かも支
障を来すことはなく、商品性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図。
【図2】レーン棒の先端と節度溝との関係を示す拡大
図。
【図3】ノブレバーが中立位置にある状態を示す説明
図。
【図4】レーンチェンジ操作状態を示す説明図。
【図5】ターン操作状態を示す説明図。
【符号の説明】
1 指示器ベース 3 ハンドル軸 5 ノブレバー 8 節度機構 9 節度溝 10 チェックボール 13 リターン機構 17 スイッチ部 18 左ターンスイッチ 19 右ターンスイッチ 21 ターンランプ 22 左レーンチェンジスイッチ 23 右レーンチェンジスイッチ 24 レーンチェンジアクチュエータ 25 左レーン棒 26 右レーン棒 27 レーンチェンジ制御ユニット N 中立位置 L 左折操作位置 R 右折操作位置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指示器ベースにハンドル軸と偏芯して該
    ハンドル軸周りに回動自在に軸支したノブレバーと、ノ
    ブレバーの操作によりターンランプを点灯させる左ター
    ンスイッチと右ターンスイッチとを設けたスイッチ部
    と、指示器ベースに設けた節度溝にノブレバーに設けた
    チェックボールを弾接させて、ノブレバーの中立位置と
    左折操作位置および右折操作位置とを保持する節度機構
    と、ステアリング操作に伴ってノブレバーを中立位置へ
    復帰させるリターン機構とを備えた方向指示器におい
    て、ノブレバーの中立位置からレーンチェンジする側へ
    の回動過程でターンランプを点灯させる左レーンチェン
    ジスイッチと右レーンチェンジスイッチを設ける一方、
    これら左レーンチェンジスイッチ、右レーンチェンジス
    イッチの作動にもとづいてレーンチェンジ制御ユニット
    を介して作動制御され、左レーン棒、右レーン棒の先端
    を前記節度溝に出没させ、ノブレバーのレーンチェンジ
    操作時にレーンチェンジする側のレーン棒の先端に前記
    チェックボールを係止させて、ノブレバーのレーンチェ
    ンジ位置を保持するレーンチェンジアクチュエータを設
    けたことを特徴とする方向指示器。
  2. 【請求項2】 レーンチェンジ制御ユニットは、レーン
    チェンジする側のレーンチェンジスイッチのオン信号を
    入力して、ターンランプの点灯およびレーンチェンジす
    る側のレーン棒の先端の節度溝への突出状態を持続さ
    せ、所定時間経過後に該ターンランプの消灯とレーン棒
    の節度溝からの後退を行わせるタイマー手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の方向指示器。
  3. 【請求項3】 レーンチェンジ制御ユニットは、左ター
    ンスイッチ、右ターンスイッチのオン信号を入力して、
    レーンチェンジアクチュエータに左レーン棒、右レーン
    棒の先端を節度溝から後退させる信号を出力するように
    したことを特徴とする請求項1,2記載の方向指示器。
  4. 【請求項4】 左レーン棒,右レーン棒の各先端のチェ
    ックボールとの係止面は、チェックボールの係止状態で
    ノブレバーに中立位置側への回動操作力が付与されると
    チェックボールが乗り越え可能な傾斜面に形成したこと
    を特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の方向指示
    器。
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