JPH08132391A - プレス装置 - Google Patents

プレス装置

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JPH08132391A
JPH08132391A JP29882594A JP29882594A JPH08132391A JP H08132391 A JPH08132391 A JP H08132391A JP 29882594 A JP29882594 A JP 29882594A JP 29882594 A JP29882594 A JP 29882594A JP H08132391 A JPH08132391 A JP H08132391A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
punch
die
work
blades
blade
Prior art date
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Pending
Application number
JP29882594A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Mori
政敏 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshinbo Holdings Inc
Original Assignee
Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nisshinbo Industries Inc, Nisshin Spinning Co Ltd filed Critical Nisshinbo Industries Inc
Priority to JP29882594A priority Critical patent/JPH08132391A/ja
Publication of JPH08132391A publication Critical patent/JPH08132391A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一つの金型で異なる孔数を開設でき、狭い範
囲で細かい孔加工を可能とするプレス装置を提供するこ
と。 【構成】 パンチ刃312を突設したパンチ31とその
パンチ刃312を貫挿させる抜孔212を開設したダイ
21とを対面させて配置し、パンチ31またはダイ21
を進退自在として、前記ダイ21とパンチ31間に配し
たワーク50に孔を開設するプレス装置10において、
突出長の異なるパンチ刃312を複数設け、前記パンチ
31またはダイ21の進退距離を制御自在とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同じ金型で異なる孔数
を開設できるプレス装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パンチプレス加工を行うプレス装
置は、パンチ刃を突設したパンチとそのパンチ刃を貫挿
させる抜孔を開設したダイとを備えて構成し、それらを
対面させて配置し、パンチまたはダイを進退自在とし
て、前記ダイとパンチ間に配した被加工物に孔を開設す
るものが知られている。前記パンチには所定数のパンチ
刃が同じ突出長で設けられ、パンチの昇降によりパンチ
刃の数だけ孔が開口される構造であった。
【0003】
【本発明が解決しようとする問題点】前記した従来のパ
ンチプレス加工技術には、次のような問題点が存在す
る。 <イ> パンチプレスにより開設される複数の孔のう
ち、その一部の孔については開けたくない場合、また追
加して孔を開設したい場合など、同じパンチでは加工で
きない。このため、そのような加工を行うには二つ以上
のパンチが必要となり、加工コストが高くなってしま
う。 <ロ> 狭い範囲に多数の孔を開設する場合、一つずつ
開設していると加工に時間がかかる。また、多数のパン
チ刃を設けたパンチとそれに対応したダイを用いれば、
多数の孔を一度に開設できるが、一定の孔数しか開設で
きないから、他の加工には使用できない。
【0004】
【本発明の目的】本発明は以上の点に鑑みて成されたも
ので、その目的とするところは、一つの金型で異なる孔
数を開設でき、狭い範囲で細かい孔加工を可能とするプ
レス装置を提供することである。
【0005】
【問題点を解決するための手段】即ち本発明は、パンチ
刃を突設したパンチとそのパンチ刃を貫挿させる抜孔を
開設したダイとを対面させて配置し、パンチとダイのど
ちらか一方または双方を進退自在として、前記ダイとパ
ンチ間に配した被加工物に孔を開設するプレス装置であ
って、前記パンチに突出長の異なる複数のパンチ刃を設
け、前記パンチとダイのどちらか一方または双方の進退
距離を制御自在としたことを特徴とする、プレス装置で
ある。
【0006】
【実施例1】以下図面を参照しながら本発明の一実施例
について説明する。 <イ>プレス装置全体の構成(図1) 図1にプレス装置10の縦断面図を示す。このプレス装
置10は、ダイ部20とパンチ部30を対向させて配置
し、パンチ部30を駆動部40に設置してダイ部20に
向けて進退自在とし、そのパンチ部30とダイ部20の
間に設置したワーク50を加工可能とした構造である。
以下、各部について詳述する。
【0007】<ロ>ダイ部(図1) ダイ部20は、パンチ対向面211に抜孔212を開設
したダイ21により構成される。このダイ21の抜孔2
12は、後述するパンチ部30が接近した際にパンチ刃
312が挿通可能な孔径とする。
【0008】<ハ>パンチ部(図1) パンチ部30は、上下移動するパンチヘッド32と、そ
のパンチヘッド32に取り付けたパンチ31と、そのパ
ンチ31を案内するストリッパ33と、そのストリッパ
33と前記パンチヘッド32の間に介在する弾性材34
およびパンチガイド35とにより構成されている。この
パンチ部30は、パンチヘッド32の上下移動により全
体が前記ダイ部20に向けて進退する構造である。その
パンチヘッド32は、上方に設置されるラム411の駆
動に伴って移動するようになっている。
【0009】一方、前記パンチ31は、ダイ対向面31
1に複数のパンチ刃312を突設している。このパンチ
刃312は、パンチ部30が降下した際にワーク50を
貫通し、前記ダイ21の抜孔212へ挿通される刃部材
である。これらのパンチ刃312は、それぞれ異なる突
出長で形成されている。この為、パンチ部30が降下し
ていくと、長いパンチ刃312から順にワーク50を貫
通することになる。
【0010】また、前記ストリッパ33は、加工時にワ
ーク50を押えるための部材であり、パンチガイド35
およびウレタンなどからなる弾性材34を介してパンチ
ヘッド32と接合されており、加工時にはパンチ31と
共に降下し、弾性材34の弾性変形によりワーク50を
ダイ21との間で挟持する構造となっている。
【0011】<ニ>駆動部(図1) 駆動部40は、前記ラム411を含む駆動機構41とそ
の駆動機構41を制御する制御部42とにより構成され
る。駆動機構41は、制御部42から指令を受けてラム
411を通じて前記パンチヘッド32を上下移動する機
構であって、液圧シリンダなどの公知のものを採用でき
る。一方、制御部42は、前記ラム411の最下降位置
すなわち下死点が任意に設定できる制御装置で構成す
る。例えば、制御部42をコンピュータ等で構成すれ
ば、予め入力したプログラムにより前記駆動機構41に
順次指令を与え、ラム411の下死点が所定の位置に制
御可能となる。このような制御部42のプログラムによ
り、プレス加工の際にパンチ部30の降下位置が任意に
決定できるから、パンチ刃312の一部のみがワーク5
0を貫通するようにすることが可能となる。
【0012】
【作用】次にプレス装置10の使用方法について説明す
る。
【0013】<イ>加工孔の開設数を制御するプレス加
工(図1) まず、開設すべき孔数に応じて、予めラム411の下死
点の位置(加工の際にラム411が最も降下する位置)
を制御部42に設定しておく。その下死点の位置の設定
により、異なる孔加工が可能である。例えば、図1に示
すように、パンチ31に突出長の異なる三つのパンチ刃
312a、312b、312cがある場合、ラム411
の下死点の位置の設定により三種類の孔加工が可能とな
る。以下、各孔加工について説明する。
【0014】(1)一番長いパンチ刃312aのみワー
ク50を貫通する位置までラム411が降下する場合
(図1、図2) 先ず、図1のようにパンチ部30とダイ部20の間にワ
ーク50をセットし、駆動部40を駆動させラム411
を降下させる。すると、パンチ部30のストリッパ33
がワーク50に当接し、次いでパンチ刃312aがその
ストリッパ33より延出してワーク50を貫通する。そ
して、ラム411は、図2のようにパンチ刃312bが
ワーク50に当接する前に降下を停止して上昇してい
く。この為、一番長いパンチ刃312aのみがワーク5
0を貫通し、一つの孔のみが開設される。
【0015】(2)一番長いパンチ刃312aと次に長
いパンチ刃312bのみがワーク50を貫通する位置ま
でラム411が降下する場合(図1、図3) 前記のようにワーク50をセットし、駆動部40を駆動
させラム411を降下させる。すると、パンチ刃312
aがそのストリッパ33より延出してワーク50を貫通
し、次いでパンチ刃312bも延出してワーク50を貫
通する。そして、ラム411は、図3のようにパンチ刃
312cがワーク50に当接する前に降下を停止して上
昇していく。この為、パンチ刃312a、312bがワ
ーク50を貫通し、二つの孔が開設される。
【0016】(3)パンチ刃312a〜312cの全て
がワーク50を貫通する位置までラム411が降下する
場合(図1、図4) 前記のようにワーク50をセットし、駆動部40を駆動
させラム411を降下させる。すると、図4のようにパ
ンチ刃312a、312b、312cが次々とストリッ
パ33より延出してワーク50を貫通する。そして、ラ
ム411は、降下を停止して上昇していく。この為、パ
ンチ刃312a、312b、312cにより、ワーク5
0に三つのの孔が開設される。
【0017】このように、突出長の異なるパンチ刃31
2を突設し、そのパンチ31の降下位置(ラム411の
下死点の位置)を制御することにより、同じ金型(パン
チ31、ダイ21)で異なる孔数を任意に開設すること
ができる。
【0018】<ロ>多数の孔を開設するプレス加工(図
5、図6) 次に、狭い範囲において細かい孔を多数開設する場合に
ついて説明する。例えば、縦横三本ずつの合計九本のパ
ンチ刃312を格子状に配置したパンチ31を用い、横
二つ縦六つの孔を開設するプレス加工を行う。図5は、
パンチ刃312の先端側から見たパンチ31の底面図で
ある。パンチ刃312において、パンチ刃312aおよ
びパンチ刃312bは、パンチ刃312cに対し長く形
成されて、かつ縦横2列に配置されている。このパンチ
刃312aおよびパンチ刃312bの部分、つまり図5
におけるAの範囲でワーク50または金型(パンチ3
1、ダイ21)を移動させて所定位置までパンチ31を
降下させ三回プレスすれば、横二つ縦六つの孔をパンチ
31により開設することが可能である。
【0019】
【実施例2】前記プレス装置10のパンチ刃312a〜
312cは、それぞれ複数本突設する場合もある。ま
た、その際に各パンチ刃312を二本または三本以上突
設してもよい。そのような場合であっても、前記実施例
1同様な作用効果を得ることができる。
【0020】
【実施例3】前記プレス装置10におけるパンチ部30
の進退方向は、鉛直方向に限られるものでなくその他の
方向とする場合もある。例えば、駆動部40のラム41
1を水平方向に移動自在とし、そのラム411にパンチ
部30を取り付ける。パンチ部30の進退する先にダイ
部20を設置し、パンチ部30とダイ部20間に配置し
たワーク50を孔加工する。このような構造であって
も、突出長の異なるパンチ刃312を設け、パンチ部3
0の進退距離を制御することにより、前記実施例1同様
な作用効果を得ることができる。
【0021】
【実施例4】前記プレス装置10は、ダイ21をパンチ
31へ進退自在に形成したものでもよい。そのような構
造であっても、前記実施例1と同様な作用効果を得るこ
とができる。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから、
以下のような効果が得られる。 <イ> 突出長の異なるパンチ刃を複数設け、パンチ部
またはダイ部の進退距離を制御自在としたことにより、
一つの金型(パンチ、ダイ)で異なる孔数を任意に開設
することができる。この為、異なる孔加工を行う際に、
製作費のかかる金型を減らすことができ、加工コストを
低減することができる。 <ロ> 多数の孔加工を効率よく短時間で行うことが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 プレス装置の概略説明図
【図2】 プレス装置の使用方法の説明図
【図3】 プレス装置の使用方法の説明図
【図4】 プレス装置の使用方法の説明図
【図5】 パンチの底面図
【図6】 プレス加工の説明図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチ刃を突設したパンチとそのパンチ
    刃を貫挿させる抜孔を開設したダイとを対面させて配置
    し、パンチとダイのどちらか一方または双方を進退自在
    として、前記ダイとパンチ間に配した被加工物に孔を開
    設するプレス装置であって、 前記パンチに突出長の異なる複数のパンチ刃を設け、 前記パンチとダイのどちらか一方または双方の進退距離
    を制御自在としたことを特徴とする、 プレス装置。
JP29882594A 1994-11-08 1994-11-08 プレス装置 Pending JPH08132391A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29882594A JPH08132391A (ja) 1994-11-08 1994-11-08 プレス装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29882594A JPH08132391A (ja) 1994-11-08 1994-11-08 プレス装置

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Publication Number Publication Date
JPH08132391A true JPH08132391A (ja) 1996-05-28

Family

ID=17864711

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29882594A Pending JPH08132391A (ja) 1994-11-08 1994-11-08 プレス装置

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JP (1) JPH08132391A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017192963A (ja) * 2016-04-20 2017-10-26 株式会社小松精機工作所 プレス金型の製造方法、プレス加工法及びプレス金型機構

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017192963A (ja) * 2016-04-20 2017-10-26 株式会社小松精機工作所 プレス金型の製造方法、プレス加工法及びプレス金型機構

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