JPH08132213A - ウォータージャケットの形成方法 - Google Patents

ウォータージャケットの形成方法

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JPH08132213A
JPH08132213A JP29883494A JP29883494A JPH08132213A JP H08132213 A JPH08132213 A JP H08132213A JP 29883494 A JP29883494 A JP 29883494A JP 29883494 A JP29883494 A JP 29883494A JP H08132213 A JPH08132213 A JP H08132213A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water jacket
core
forming
cylinder block
deck
Prior art date
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Pending
Application number
JP29883494A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihide Shibusawa
明秀 渋沢
Nozomi Kageyama
望 影山
Yasuto Doi
康人 土肥
Shizuo Ebisawa
賜寿雄 海老澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP29883494A priority Critical patent/JPH08132213A/ja
Publication of JPH08132213A publication Critical patent/JPH08132213A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/02Cylinders; Cylinder heads  having cooling means
    • F02F1/10Cylinders; Cylinder heads  having cooling means for liquid cooling
    • F02F2001/106Cylinders; Cylinder heads  having cooling means for liquid cooling using a closed deck, i.e. the water jacket is not open at the block top face

Landscapes

  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】溶湯の圧力や注湯速度によらずに、支障なくク
ローズドデッキタイプのシリンダブロックのウォーター
ジャケットを形成することができる方法を提供する。 【構成】クローズドデッキタイプのシリンダブロックの
ウォータージャケットを形成する方法において、金型キ
ャビティ内にデッキ面の全面がブリッジとなるようにウ
ォータージャケットを形成するための中子1,2を配置
して、前記シリンダブロックを鋳造する工程と、デッキ
面の前記ブリッジに、前記ウォータージャケットに連通
するウォーターホールを穿設する工程と、を有すること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、クローズドデッキタ
イプのシリンダブロックのウォータージャケットを形成
するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】クローズドデッキタイプのシリンダブロ
ックを例えばアルミニウム合金にて加圧鋳造する際、ウ
ォータージャケットを形成するためには、当然に中子を
使用するが、この中子としては、従来より例えば図4及
び図5に示すものが用いられており、図示した中子はサ
イアミーズ型のウォータージャケットを形成するための
ものである。この中子は、製品のウォータージャケット
の形状に対応したウォータージャケット形成部1を有
し、製品のウォータージャケットが、ひょうたんのごと
くにくびれた部分が連通していないサイアミーズ型であ
ることから、中子のウォータージャケット形成部1も、
当然にサイアミーズ型に形成されている。また製品のウ
ォータージャケットがクローズドデッキタイプであり、
したがってデッキ面にウォーターホールを有することか
ら、中子もウォーターホールの形状に対応したウォータ
ーホール形成部8を有する。隣接するウォーターホール
形成部8同士の間の空間部はデッキブリッジ形成部8a
であり、すなわち製品がクローズドデッキタイプのウォ
ータージャケットとなるように、デッキ面のブリッジを
形成する部分となる。またこの中子は、鋳造金型の内部
に固定するための巾木を有し、すなわちウォータージャ
ケット形成部1の側面に設けたサイド巾木2と、ウォー
ターホール形成部8の端面に設けた端面巾木9とを有す
る。この端面巾木9は、従来より例えば特開昭59−1
89057号公報に開示されているごとく、ウォーター
ホール形成部8の端面より棒状に突出した形状に形成さ
れており、この端面巾木9を金型によって把持してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ウォータージャケット
用中子の内外面にはアルミニウム合金などの金属溶湯が
注湯され、その金属の凝固によってウォータージャケッ
トが形成される。中子の内外に流入する溶湯には、不可
避的に湯流れ上の相違が存在するから、デッキブリッジ
形成部8aに流入する溶湯は内外いずれか一方より流入
し、同時に流路断面積が小さくなるため、不可避的に中
子の内外に差圧を生じ、この差圧に起因して中子のウォ
ータージャケット形成部1の破損やウォーターホール形
成部8の破損や、端面巾木9の破損を招くおそれがあっ
た。特に図4より明らかなごとく、サイアミーズ型のウ
ォータージャケットのときには、くびれた部分が連通し
ていないためにくびれ方向の外力、すなわちシリンダの
配設方向と直交する方向の外力に対して弱く、したがっ
て中子の破損を招くおそれが高かった。
【0004】このような従来の中子の弱点は、低圧鋳造
や重力鋳造のように溶湯の圧力が低く、また溶湯の注湯
速度が遅いときには、特段の問題を生じないこともあっ
た。しかし中圧鋳造やダイカスト鋳造のごとく、溶湯の
圧力が高く、また溶湯の注湯速度が高速のときには、中
子の強度不足によって鋳造することができず、短サイク
ルでの鋳造を阻んでいた。したがって本発明は、溶湯の
圧力や注湯速度によらずに、支障なくクローズドデッキ
タイプのシリンダブロックのウォータージャケットを形
成することができる方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものであり、すなわち、クローズド
デッキタイプのシリンダブロックのウォータージャケッ
トを形成する方法において、金型のキャビティ内にデッ
キ面の全面がブリッジとなるようにウォータージャケッ
トを形成するための中子を配置して、前記シリンダブロ
ックを鋳造する工程と、デッキ面の前記ブリッジに、前
記ウォータージャケットに連通するウォーターホールを
穿設する工程と、を有することを特徴とするクローズド
デッキタイプウォータージャケットの形成方法である。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面によって説明する。図
1及び図2は、本発明によるクローズドデッキタイプの
シリンダブロックのウォータージャケットの形成方法に
用いる中子の一実施例を示し、この中子は砂型中子であ
り、シリンダブロックの加圧鋳造の際に用いられ、サイ
アミーズ型のウォータージャケットを形成するための中
子である。この中子は、製品のウォータージャケットの
形状に対応したウォータージャケット形成部1を有し、
製品のウォータージャケットがサイアミーズ型であるこ
とから、中子のウォータージャケット形成部1も、くび
れた部分が連通していないサイアミーズ型に形成されて
いる。またこの中子は、鋳造金型の内部に固定するため
の巾木を有し、すなわちウォータージャケット形成部1
の側面に複数個のサイド巾木2が設けられている。
【0007】図3は上記中子を金型の内部にセットした
状態を示す。すなわちこの中子は可動型3のボアピン3
aに差し込まれ、且つスライドコア4によって支持・固
定される。その際、製品のウォータージャケットがクロ
ーズドデッキタイプであることに対応して、デッキ面を
形成する可動型3の端面と中子の一端との間に、デッキ
面のブリッジの厚さ分の間隔5が設けられるように中子
が配置されており、したがってこの間隙5は、製品にお
いてデッキ面のブリッジとなる。ボアピン3aには更に
シリンダスリーブ6を差し込んで固定し、しかる後溶湯
(例えばアルミニウム合金)を加圧しながら注入し、溶
湯の凝固後に中子を崩すと、中子のあった部分にウォー
タージャケットが形成される。しかしてこのシリンダブ
ロックのウォータージャケットには、デッキ面に連通す
べきウォーターホールが形成されないから、鋳造の完了
後に機械加工によって、ウォータージャケットに連通す
るウォーターホールを、デッキ面のブリッジに穿設す
る。
【0008】以上のように本実施例によるクローズドデ
ッキタイプのシリンダブロックのウォータージャケット
の形成方法においては、可動型3と中子との間の間隔5
は、周回方向の全面に設けられていて、従来例のように
ウォーターホール形成部8によって分断されておらず、
すなわち流路が絞られていない。したがって図3中矢印
で示すごとく、中子の内外に流入する溶湯の湯流れの相
違が発生しても、デッキ面部に先に流入する溶湯の流れ
は、ウォーターホール形成部8により流路が絞られるこ
となく流れるため、中子の内外に作用する差圧は大幅に
低下する。
【0009】こうして中子に作用する力は従来例に比較
して大幅に軽減され、中子の破損を招くおそれが軽減さ
れ、同時に中子の軽量化も図られる。特に本実施例のよ
うにサイアミーズ型のウォータージャケットでは、中子
はくびれ方向に弱いために、中子の内外に作用する差圧
によって中子の破損を招くおそれが高いが、本実施例で
は中子の内外に作用すべき差圧が低下するから、サイア
ミーズ型のウォータージャケットも支障なく形成するこ
とができる。またこの中子を用いることにより、低圧鋳
造や重力鋳造は勿論のこと、中圧鋳造ないしはダイカス
ト鋳造をも行うことができ、したがってクローズドデッ
キタイプのウォータージャケットを有するシリンダブロ
ックの生産性を向上することができる。
【0010】
【発明の効果】本発明は、クローズドデッキタイプのシ
リンダブロックのウォータージャケットを形成する方法
おいて、先ずデッキ面のウォーターホールが存在しない
ように鋳造し、鋳造の後に機械加工によってウォーター
ホールを穿設するものであるから、鋳造に際して中子の
破損を招くおそれがなくなり、したがってサイアミーズ
型であっても、また溶湯の圧力や注湯速度によらずに、
支障なくクローズドデッキタイプのウォータージャケッ
トを形成することができる方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に用いる中子を示す平面図
【図2】同じく正面図
【図3】該実施例を示す断面図
【図4】従来例に用いる中子を示す平面図
【図5】同じく正面図
【符号の説明】
1…ウォータージャケット形成部 2
…サイド巾木 3…可動型 3a…ボアピン 4
…スライドコア 5…間隙 6…シリンダスリーブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02F 1/10 D (72)発明者 海老澤 賜寿雄 埼玉県川越市鯨井新田15番地1 サンマン ション・アトレ川越306

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クローズドデッキタイプのシリンダブロッ
    クのウォータージャケットを形成する方法において、 金型のキャビティ内にデッキ面の全面がブリッジとなる
    ようにウォータージャケットを形成するための中子を配
    置して、前記シリンダブロックを鋳造する工程と、 デッキ面の前記ブリッジに、前記ウォータージャケット
    に連通するウォーターホールを穿設する工程と、を有す
    ることを特徴とするウォータージャケットの形成方法。
JP29883494A 1994-11-08 1994-11-08 ウォータージャケットの形成方法 Pending JPH08132213A (ja)

Priority Applications (1)

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JP29883494A JPH08132213A (ja) 1994-11-08 1994-11-08 ウォータージャケットの形成方法

Applications Claiming Priority (1)

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JP29883494A JPH08132213A (ja) 1994-11-08 1994-11-08 ウォータージャケットの形成方法

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JPH08132213A true JPH08132213A (ja) 1996-05-28

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ID=17864831

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JP29883494A Pending JPH08132213A (ja) 1994-11-08 1994-11-08 ウォータージャケットの形成方法

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