JPH08131854A - 旋動破砕機 - Google Patents
旋動破砕機Info
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- JPH08131854A JPH08131854A JP6272342A JP27234294A JPH08131854A JP H08131854 A JPH08131854 A JP H08131854A JP 6272342 A JP6272342 A JP 6272342A JP 27234294 A JP27234294 A JP 27234294A JP H08131854 A JPH08131854 A JP H08131854A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B02—CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
- B02C—CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
- B02C2/00—Crushing or disintegrating by gyratory or cone crushers
- B02C2/02—Crushing or disintegrating by gyratory or cone crushers eccentrically moved
- B02C2/04—Crushing or disintegrating by gyratory or cone crushers eccentrically moved with vertical axis
- B02C2/045—Crushing or disintegrating by gyratory or cone crushers eccentrically moved with vertical axis and with bowl adjusting or controlling mechanisms
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Crushing And Grinding (AREA)
Abstract
ネジ機構で上下動させて出口隙間を設定する旋動破砕機
について、コンケーブとマントルとの出口隙間および摩
耗量を精度良く測定でき、かつその測定値に基づく出口
隙間を円滑な操作性のもとで自動的に変更・調整できる
構成とする。 【構成】 コンケーブサポート(10)を回転させる駆動装
置(14)と、この駆動装置(14)の駆動モータ(13)への電流
変動を検出する入力検出装置(15)と、コンケーブサポー
ト(10)の回転数を検出する回転検出装置(16)と、この回
転検出装置(16)からの信号を変換プログラムに基づいて
処理し、コンケーブサポート(10)の移動量を演算して記
憶・表示する演算表示装置(17)と、主軸(4) の静圧形ス
ラスト軸受(4b)の背圧変動を検出する背圧検出装置(19)
とを備え、かつ、その入力検出装置(15)、演算表示装置
(17)および背圧検出装置(19)を駆動装置(14)の制御装置
(20)に接続してなるものとする。
Description
するのに使用される旋動破砕機に関する。
のコンケーブ内で、円錐台状のマントルを偏心旋動させ
て、上部から供給される岩石や鉱石等の原材料を、コン
ケーブとマントルとの間で挟圧破砕する旋動破砕機にお
いては、旋動するマントルが最もコンケーブに近接する
下方の隙間を(閉じ側)出口隙間と呼び、その出口隙間
が破砕サイズを決定する。また、その出口隙間を変更・
調整する構成としては、大別して次の2つの形態が採用
されている。
の説明図である〔図3〕に示すように、マントル側を油
圧機構により移動させて出口隙間を変更するものであ
る。この旋動破砕機では、 (a)図に示すように、マント
ル(33)を取着した主軸(32)のヘッドセンタ(32a) を、そ
の主軸(32)内に設けた油圧シリンダ(35)のピストンロッ
ド(35a) によって上下動させて、マントル(33)と機体(3
1)の上部胴体(31a)内に嵌着されたコンケーブ(34)との
間の出口隙間αを変更する。また、この形態の旋動破砕
機においては、 (b)図に示すように、油圧シリンダ(35)
の下部に磁歪式のストローク検出装置(36)を配設し、そ
のストローク検出装置(36)によってピストンロッド(35
a) の移動量、すなわちマントル(33)の高さ位置を検出
し、これにより油圧シリンダ(35)の作動を制御して出口
隙間αを遠隔的に変更・調整するものが実用に供されて
いる。
の説明図である〔図4〕に示すように、コンケーブ側を
ねじ機構により移動させて出口隙間を変更するものであ
る。この旋動破砕機では、 (a)図に示すように、機体(4
1)上部に固定配置した円筒状の上部胴体(41a) 内に、コ
ンケーブ(44)を内側に嵌着させたコンケーブサポート(4
5)を回動可能に螺合させて配し、このコンケーブサポー
ト(45)を回転させることで上下動させて、コンケーブ(4
4)と主軸(42)上に取着されたマントル(43)との間の出口
隙間αを変更する。また、コンケーブサポート(45)を回
転させるについて、従前では (b)図に示すように、上部
胴体(41a) の上部に旋動可能に配置した複数の油圧シリ
ンダ(46)によって、コンケーブサポート(45)の上部外周
に等間隔に設けた複数の受圧ロッド(45a) を順次に押し
て回転させる方法が多く採用されていたが、近年では
(c)図に示すように、コンケーブサポート(45)の上部外
周に歯車(47)を取付けると共に、この歯車(47)に歯合す
る広幅なピニオン(48a) を有する駆動装置(48)を上部胴
体(41a) の上部に配設し、その駆動装置(48)によりコン
ケーブサポート(45)を回転させる方法が提案されて実用
に供されている。
繰り返して行くと、コンケーブとマントルの摩耗が進展
して破砕サイズを決定する出口隙間が拡大変化する。従
って、その出口隙間は、組立て時および稼働初期だけで
はなく、ある期間稼働した時点においても調整しない
と、破砕サイズが変化して良品歩留りが低下する。一
方、近年では需要者側の品質要求がより厳しくなり破砕
サイズ、つまり出口隙間の調整の重要性が高まってい
る。また、コンケーブとマントルの摩耗量を検知して、
適切な時点で交換することも安定した操業を継続するの
に必要で、これらのことより変化する出口隙間の値を知
り、適時に変更・調整することがより重要となってき
た。
破砕機では、コンケーブの高さ位置、すなわち出口隙間
を検出する機能がなく、その出口隙間の変更・調整は、
破砕品のサイズを定期的に測定し、その破砕サイズの変
化から調整時点や量を設定したり、また、変更・調整に
際して、コンケーブとマントルとの間の閉じ側部位に鉛
玉を挿入して押潰すことで、調整後の出口隙間の確認を
行うなどの比較的煩雑で不確かな方法を採用せざるを得
ないと言う問題があった。そこで、本発明者等は、ねじ
機構にて上下動させられるコンケーブの移動量を検出
し、コンケーブとマントルとの出口隙間および摩耗量を
測定できると共に、その測定値に基づいて出口隙間を遠
隔的に変更・調整できるように改善された構成の旋動破
砕機を、本願に先立って提案(特願平4-317207号)し
た。
の説明図である〔図2〕に示すように、機体(21)の上部
胴体(21a) 内に、コンケーブ(24)を内側に嵌着させたコ
ンケーブサポート(25)を回動可能に螺合させて配すると
共に、このコンケーブサポート(25)に設けた上部カバー
(25a) 外周に環状の大歯車(25b) を取り付ける一方、そ
の大歯車(25b) に、上部胴体(21a) の外周部に配設され
た駆動装置(26)の広幅なピニオン(26a) を歯合させてお
り、この駆動装置(26)により、コンケーブサポート(25)
を回転させることで上下動させて、コンケーブ(24)と主
軸(22)上に取着されたマントル(23)との間の出口隙間α
を変更・調整する構成とされている。また、駆動装置(2
6)は、トルクリミターカップリング(26c) を介装した駆
動モータ(26b) の出力軸にピニオン(26a) を取り付けて
なると共に、その駆動モータ(26b) を、外部の制御装置
(29)に接続させている。更に、この駆動装置(26)の上部
に、ピニオン(26b) の回転を検出する回転検出装置(27)
を配設し、この回転検出装置(28)を外部の演算表示装置
(28)に接続すると共に、その演算表示装置(28)を駆動装
置(26)の制御装置(29)に接続させている。一方、演算表
示装置(28)は、回転検出装置(27)から出力された電気信
号を変換プログラムに基づいて処理して、コンケーブサ
ポート(25)の回転数を割り出し、基準高さ位置からの上
下方向の移動量を演算する一方、予め知られているマン
トル(23)とコンケーブ(24)の傾斜角度と、上記移動量と
から出口隙間αを演算し、それら値を消去可能に記憶す
ると共に表示するものとされている。
隔操作にて、コンケーブサポートをマントルとコンケー
ブとが閉じ側部で当接するまで下降させ、しかる後、演
算表示装置による処理データに基づいて設定出口隙間値
と等価に上昇させることで、出口隙間の初期セットおよ
びリセットを、コンケーブサポートの1ストロークの上
下動にて簡便かつ正確に行えて、その出口隙間を適正範
囲内に維持できると共に、マントルとコンケーブの摩耗
量および速度を把握できて、その交換時期の適正化も容
易となるという優れた効果を得ている。
動破砕機(特願平4-317207号)では、述上のような優れ
た効果が得られるものの、その実操業上の操作性につい
て更に詳細に検討すると、次に述べる問題点が解決すべ
き課題として残されていることが判明した。すなわち、
この旋動破砕機では、出口隙間の初期セットおよびリセ
ットに際し、コンケーブサポートをマントルとコンケー
ブとが当接するまで下降させ、その停止高さ位置を初期
およびリセット時の出口隙間零位置として演算表示装置
に入力することで、出口隙間の設定および摩耗量の把握
を行うのであるが、その際にマントルとコンケーブとが
接触したことを検出するには、両者の当接によって、駆
動装置のピニオンの回転が止まり、回転検出装置からの
出力値が零になることで検出している。このとき、駆動
装置のトルクリミターカップリングがスリップしてピニ
オンの回転が止まり、それを検出することで駆動モータ
が止められる。一方、コンケーブサポートの下降により
マントルとコンケーブとが当接すると、このコンケーブ
サポートと上部胴体のネジ間に隙間がなくなり互いに締
め付けられた状態となるため、トルクリミターカップリ
ングがスリップを生じた時点で駆動モータを止めた場
合、このトルクリミターカップリングの設定値のトルク
がネジの締めつけ力として加わり、更に回転中のコンケ
ーブサポートが停止する際の慣性力も締めつけ力として
加わるので、コンケーブサポートと上部胴体のネジは互
いに必要以上に大きな力で締め付けられる。このため、
駆動モータを逆転してコンケーブサポートを上昇させる
には、そのコンケーブサポートと上部胴体との締め付け
を外さなければならないが、既に両者間の締め付け力が
設定トルクを越えているので、トルクリミターカップリ
ングにスリップが生じ、何らかの手段でコンケーブサポ
ートを回動させて締め付けを解除しない限り、続く出口
隙間の設定ができなくなるという不都合が生じる。従っ
て、マントルとコンケーブとの当接よる出口隙間零位置
の設定に続く出口隙間の設定を円滑に行って、その操作
性を高めるには、トルクリミターカップリングの作動
前、つまりコンケーブサポートと上部胴体との間に設定
トルクを越える過剰な締め付け力が生じる前に、マント
ルとコンケーブとの当接を検出して駆動装置の作動を停
止させる必要がある。
もので、コンケーブとマントルとの出口隙間および摩耗
量を精度良く測定でき、しかも円滑な操作性のもとで、
測定値に基づく出口隙間を遠隔的に変更・調整でき、も
って、出口隙間を効率良く適正範囲内に維持できると共
に、コンケーブとマントルの交換を適切な時点に行うこ
とができ、破砕品質と操業の安定化が図れる旋動破砕機
の提供を目的とする。
体内に回動可能に螺合されたコンケーブサポートを、そ
の外周側に配され、外部の制御装置からの入力により作
動する駆動装置によって回転させて上下動させること
で、該コンケーブサポート内に嵌着されたコンケーブ
と、主軸上に取着されたマントルとの間の出口隙間を変
更・調整する旋動破砕機において、上記目的を目的を達
成するために、以下の技術的手段を講じたことを特徴と
する。すなわち、請求項1記載の発明に係る旋動破砕機
は、前記コンケーブサポートの回転数を検出して電気信
号として出力する回転検出装置と、この回転検出装置か
らの電気信号を変換プログラムに基づいて処理し、コン
ケーブサポートの基準高さ位置からの上下方向の移動量
を演算して記憶および表示する演算表示装置と、前記駆
動装置に入力される電流値ないしは油圧値の変動を検出
して電気信号として出力する入力検出装置とを備えてな
ることを特徴とする。
上記演算表示装置および入力検出装置が、コンケーブサ
ポートの駆動装置の制御装置に接続されているものであ
る。
前記コンケーブサポートの回転数を検出して電気信号と
して出力する回転検出装置と、この回転検出装置からの
電気信号を変換プログラムに基づいて処理し、コンケー
ブサポートの基準高さ位置からの上下方向の移動量を演
算して記憶および表示する演算表示装置と、前記主軸の
下端部に配した静圧形スラスト軸受に供給された油圧の
変動を検出して電気信号として出力する背圧検出装置と
を備えてなることを特徴とする。
上記演算表示装置および背圧検出装置が、コンケーブサ
ポートの駆動装置の制御装置に接続されているものであ
る。
前記コンケーブサポートの回転数を検出して電気信号と
して出力する回転検出装置と、この回転検出装置からの
電気信号を変換プログラムに基づいて処理し、コンケー
ブサポートの基準高さ位置からの上下方向の移動量を演
算して記憶および表示する演算表示装置と、前記主軸の
下端部に配した静圧形スラスト軸受に供給された油圧の
変動を検出して電気信号として出力する背圧検出装置
と、前記駆動装置に入力される電流値ないしは油圧値の
変動を検出して電気信号として出力する入力検出装置と
を備えてなることを特徴とする。
上記演算表示装置、背圧検出装置および入力検出装置
が、コンケーブサポートの駆動装置の制御装置に接続さ
れているものである。
れたコンケーブサポートを駆動装置にて回転して上下動
させるとき、その回転数を回転検出装置で検出して演算
表示装置に入力し、変換プログラムに基づいて演算処理
することで、すなわち、予め知られているコンケーブサ
ポートのねじピッチと検出した回転数ととを乗算するこ
とで、このコンケーブサポートの上下方向の移動量を求
め、これを演算表示装置に記憶・表示させることができ
る。また、予めコンケーブサポートの基準高さ位置を演
算表示装置に記憶させておくことで、その基準高さ位置
からの移動量を加減して記憶・表示させることができ
る。
ブとマントルとの初期取付け時において、駆動装置でコ
ンケーブサポートを回転し、コンケーブとマントルとが
閉じ側部位で当接するまで下降させると共に、その時の
コンケーブサポートの高さ位置を初期出口隙間零位置と
して演算表示装置に記憶・表示させ、次いで、コンケー
ブサポートを逆回転し、演算表示装置に表示された移動
量の初期出口隙間零位置からの変動値が所定の出口隙間
値に達するまでコンケーブを上昇させて初期出口隙間を
セットする。そして、ある期間稼働した後の適宜時点、
または破砕サイズの変更時において、初期設定時と同様
に、駆動装置でコンケーブサポートを回転し、コンケー
ブとマントルとが閉じ側部位で当接するまで下降させた
後、コンケーブを逆回転してコンケーブを所定出口隙間
値と等価分上昇させて出口隙間をリセットするのである
が、この際に、前記初期出口隙間零位置からのコンケー
ブサポート下降限までの移動量によって、破砕によるコ
ンケーブとマントルの摩耗量が把握でき、また、それら
の摩耗による変動は、初期出口隙間零位置からの差の値
分を補正することで容易に所定値の出口隙間にリセット
することができる。また、このようにして行う出口隙間
の初期セットおよびリセットは、それぞれコンケーブサ
ポートの1ストロークの上下動にて、しかも外部の制御
装置からの遠隔操作にて簡便かつ正確に行うことができ
る。更には、コンケーブとマントルの摩耗量および速度
が把握できて、その交換時期の適正化も容易となる。
をなす回転検出装置および演算表示装置に加え、コンケ
ーブサポートの駆動装置に入力される電流値ないしは油
圧値の変動を検出して電気信号として出力する入力検出
装置を備えるので、駆動装置でコンケーブサポートを回
転・下降させ、コンケーブとマントルとを当接させて初
期出口隙間零位置を設定するに際し、そのコンケーブと
マントルとの当接で生じるコンケーブサポートの回転抵
抗の上昇を、駆動装置の電流値ないしは油圧値の変動か
ら検出し、コンケーブサポートと上部胴体との間に過剰
な締め付け力が生じる前に、駆動装置を停止させること
ができ、よって続く出口隙間の設定に際するコンケーブ
サポートの上昇を、容易かつ円滑なものとすることがで
きる。
表示装置および入力検出装置を、コンケーブサポートの
駆動装置の制御装置に接続するので、演算表示装置で求
めたコンケーブサポートの上下方向の移動量および入力
検出装置で検出したコンケーブとマントルの当接時点の
情報を、駆動装置の制御装置にフィードバックして制御
指令に用いることができ、これにより出口隙間の初期セ
ットおよびリセットを円滑かつ自動的に行うことができ
る。
をなす回転検出装置および演算表示装置に加え、マント
ルが取着されている主軸下端部に配した静圧形スラスト
軸受に供給された油圧の変動を検出して電気信号として
出力する背圧検出装置えるので、駆動装置でコンケーブ
サポートを回転・下降させ、コンケーブとマントルとを
当接させて初期出口隙間零位置を設定するに際し、その
コンケーブとマントルとの当接で生じる静圧形スラスト
軸受の油圧、つまり背圧の変動を検出して、コンケーブ
サポートと上部胴体との間に過剰な締め付け力が生じる
前に、駆動装置を停止させることができ、よって続く出
口隙間の設定に際するコンケーブサポートの上昇を、容
易かつ円滑なものとすることができる。
表示装置および背圧検出装置を、コンケーブサポートの
駆動装置の制御装置に接続するので、演算表示装置で求
めたコンケーブサポートの上下方向の移動量および背圧
検出装置で検出したコンケーブとマントルの当接時点の
情報を、駆動装置の制御装置にフィードバックして制御
指令に用いることができ、これにより出口隙間の初期セ
ットおよびリセットを円滑かつ自動的に行うことができ
る。
をなす回転検出装置および演算表示装置に加え、マント
ルが取着されている主軸下端部に配した静圧形スラスト
軸受に供給された油圧の変動を検出して電気信号として
出力する背圧検出装置と、コンケーブサポートの駆動装
置に入力される電流値ないしは油圧値の変動を検出して
電気信号として出力する入力検出装置とを備えるので、
駆動装置でコンケーブサポートを回転・下降させ、コン
ケーブとマントルとを当接させて初期出口隙間零位置を
設定するに際し、そのコンケーブとマントルとの当接で
生じる静圧形スラスト軸受の油圧、つまり背圧の変動を
検出する一方、同当接で生じるコンケーブサポートの回
転抵抗の上昇を駆動装置の電流値ないしは油圧値の変動
から検出することで、より確実にコンケーブとマントル
との当接を検出し、コンケーブサポートと上部胴体との
間に過剰な締め付け力が生じる前に、駆動装置を停止さ
せることができ、よって続く出口隙間の設定に際するコ
ンケーブサポートの上昇を、容易かつ円滑なものとする
ことができる。更にまた、背圧検出装置と入力検出装置
とでコンケーブとマントルとの当接を検出する構成で
は、より確実に当接を検出できるだけでなく、それぞれ
の検出時点の差が基準値内であるか否かにより、主要作
動部である主軸の静圧形スラスト軸受およびコンケーブ
サポートと上部胴体との螺合部における異常、つまり給
油や潤滑不良による作動抵抗の上昇等の異常を早期に把
握し、当該旋動破砕機の保全を確かなものとすることが
できる。
表示装置、背圧検出装置および入力検出装置を、コンケ
ーブサポートの駆動装置の制御装置に接続するので、演
算表示装置で求めたコンケーブサポートの上下方向の移
動量および背圧検出装置と入力検出装置とで検出したコ
ンケーブとマントルの当接時点の情報を、駆動装置の制
御装置にフィードバックして制御指令に用いることがで
き、これにより出口隙間の初期セットおよびリセットを
自動的かつ円滑に行うことができる。更にまた、背圧検
出装置と入力検出装置で検出される当接時点の差につい
ての標準検出時点差を予め設定しておき、制御装置側に
おいて、実検出時点差と標準検出時点差とを比較するこ
とで、主要作動部である主軸の静圧形スラスト軸受およ
びコンケーブサポートと上部胴体との螺合部における異
常を早期に把握して自動的に警報を出力させることもで
きる。
て説明する。〔図1〕は本発明の実施例の旋動破砕機の
概要構成を示す図面であって、 (a)図は正断面図、 (b)
図は (a)図のA−A部分断面図である。
は、機体(1) の下部胴体(2) 内に、上部が偏心旋回する
主軸(4) と、図外の主駆動装置によって駆動され、主軸
(4) を回転させるピニオン軸(5) とを配設し、その主軸
(4) のヘッドセンタ(4a)上に冠着した円錐筒状のマント
ル(6) を、機体(1) の上部胴体(3) 内に嵌着された円錐
筒状のコンケーブ(7) 内で偏心旋回させて、上部から供
給された岩石や鉱石等の原材料を、コンケーブ(7) とマ
ントル(6) との間で挟圧破砕する。
供給装置に接続された静圧形スラスト軸受(4b)を配し、
その静圧形スラスト軸受(4b)を介して主軸(4) に負荷さ
れる軸力を機体(1) の下部胴体(2) に支承させる構成と
されている。一方、上部胴体(3) は、内周に鋸歯ネジ(3
a)を設けた円筒状に形成し、その内側に、鋸歯ネジ(10
a) を外周に設けたコンケーブサポート(10)を回動可能
に螺合させている。そして、このコンケーブサポート(1
0)の内径側の上部に、基端部を締付けボルト(9) で締付
けられた支持レバー(8) を周方向に複数配設し、それら
支持レバー(8) にてコンケーブ(7) の上端部を支持する
ことで、コンケーブ(7)をコンケーブサポート(10)内に
嵌着・保持させている。
は、外周端部を上部胴体(3) との螺合部を覆うように張
り出させる一方で、内周端部をシール部材を介してコン
ケーブ(7) の上開口端に接触させ、螺合部および支持レ
バー(8) の配設部上をカバーすると共に、上方から供給
される原材料をコンケーブ(7) 内に導く投入口を形成す
る上部カバー(10b) を設けている。また、その上部カバ
ー(10b) の外周部に環状の大歯車(11)を取付けると共
に、この大歯車(11)に、上部胴体(3) の外周側に配設し
た駆動装置(14)の幅広なピニオン(12)を歯合させてい
る。
トルクリミターカップリング(13b)を介装した駆動モー
タ(13)と、この駆動モータ(13)の出力軸(13a) 上に取着
されたピニオン(12)とを、函状の支持架台(14a) 内に1
体に組み込んでなり、その支持架台(14a) を介して上部
胴体(3) の外周部に取付けられている。また、その駆動
モータ(13)は、入力回路を介して外部の制御装置(20)に
接続されると共に、該制御装置(20)から入力される電流
値の変動を検出して電気信号として出力する入力検出装
置(15)を配したフイードバック回路を介しても制御装置
(20)に接続されており、その制御装置(20)による入力制
御にて正転および逆転し、ピニオン(12)と大歯車(11)を
介してコンケーブサポート(10)を任意の方向に回転させ
て上下動させる一方、その駆動回転に要する電流値の定
常値からの変動を入力検出装置(15)によって検出して制
御装置(20)にフイードバックする。
部には、 (b)図に示すように、駆動モータ(13)の出力軸
(13a) の上端に取着され、外周に複数のストライカー(1
6b)を有する回転盤(16a) と、支持架台(14a) 両側壁を
貫通し、検出先端をストライカー(16b) の外周縁と微小
間隔を隔て、かつ、回転盤(16a) の回転中心に対してあ
る偏差角度θをもって対向させた対の近接スイッチ(16
c) とを備えてなり、駆動モータ(13)の出力軸(13a) の
回転数、すなわちピニオン(12)の回転数を検出するため
の回転検出装置(16)を配設している。なお、この回転検
出装置(16)の対の近接スイッチ(16c) の偏差角度θは、
( 360°/ストライカー数×4)で算出される角度に設
定される。そして、この回転検出装置(16)は、演算表示
装置(17)に接続され、検出値を電気信号として演算表示
装置(17)に出力する。
(16)から出力されてきた電気信号を、ピニオン(12)の回
転方向(±)および回転数nに演算・変換するプログラ
ムと、予め知られているコンケーブサポート(10)の鋸歯
ネジ(10a) のピッチp、大歯車(11)の歯数Z1 およびピ
ニオン(12)の歯数Z2 と回転検出装置(16)の電気信号に
より得られたピニオン(12)の回転数nとから、S=n・
Z2 /Z1 ・pの関係のもとで、コンケーブサポート(1
0)の上下方向の移動量Sを2進法で演算・記憶するプロ
グラムを有するシーケンサと、設定出口隙間値α0 およ
びコンケーブサポート(10)の基準高さ位置hを入力して
シーケンサで演算・記憶されたデータと対比・加減する
と共に、予め知られているマントル(6) およびコンケー
ブ(7) の傾斜角度θ' と移動量Sとから出口隙間αの値
を演算して消去可能に記憶するプログラムを有するセッ
ト値入力演算部と、シーケンサおよびセット値入力演算
部で演算・記憶および直接入力された2進法のデータを
10進法に変換して表示する4つの表示部とを備えてな
る。また、この演算表示装置(17)は、制御装置(20)上に
配されて、その制御装置(20)に接続されている。
圧形スラスト軸受(4b)と、図外の潤滑油供給装置とを接
続する給油管路(18)には、該静圧形スラスト軸受(4b)に
供給された潤滑油の油圧変動を検出して電気信号として
出力する背圧検出装置(19)を配すると共に、その背圧検
出装置(19)を制御装置(20)に接続させており、検出した
静圧形スラスト軸受(4b)の油圧変動、つまり背圧の変動
を駆動装置(14)の制御装置(20)に出力するものとしてい
る。
では、まず、マントル(6) とコンケーブ(7) との初期取
付け後に、駆動装置(14)の駆動モータ(13)をコンケーブ
サポート(10)が下降する正転方向に回転させて、そのコ
ンケーブサポート(10)内に嵌着したコンケーブ(7) と下
方のマントル(6) とを閉じ側部位で当接させる。このと
き、コンケーブサポート(10)に対する回転抵抗が上昇
し、これが駆動モータ(13)の電流値上昇を引き起こし
て、入力検出装置(15)で検出されると共に、マントル
(6) が圧下されることで主軸(4) 下端の静圧形スラスト
軸受(4b)の背圧が上昇して背圧検出装置(19)で検出さ
れ、それぞれ制御装置(20)に伝えられる。
ータ(13)の定常電流値よりも高く、トルクリミターカッ
プリング(13b) の設定トルクでの電流よりも低く設定さ
れた停止電流値AS と、この停止電流値AS で駆動モー
タ(13)を駆動してコンケーブ(7) をマントル(6) に当接
させた時に生じる静圧形スラスト軸受(4b)の設計背圧値
から設定された停止背圧値PS とが記憶させてあり、入
力検出装置(15)および背圧検出装置(19)による検出値
が、設定停止値AS ,PS に達する変動であると、直ち
に制御装置(20)側で駆動装置(14)への出力を停止し、こ
れによってトルクリミターカップリング(13b) がスリッ
プする前に駆動モータ(13)を停止させる。
(10)の高さ位置を初期出口隙間零位置h0 として演算表
示装置(17)に入力して記憶させると共に、第1、第2お
よび第3表示部を零点表示させる。また、このときの入
力検出装置(15)と背圧検出装置(19)の設定停止値の検出
時点の差Δt0 は、標準検出時点差ΔtS として制御装
置(20)に記憶させておくか、または別に記録しておく。
出口隙間値α0 と、マントル(6) とコンケーブ(7) の傾
斜角度θ’とを入力して記憶させてあり、また、その第
1表示部に、ピニオン(12)の回転数から求めたコンケー
ブサポート(10)の基準高さ位置hからの上下方向の移動
量Sを参考表示し、第2および第3表示部に、その移動
量Sと前記傾斜角度θ’とから求めた出口隙間αの値を
表示させ、第4表示部に、前記設定出口隙間値α0 を参
考表示させる。
回転させてコンケーブサポート(10)を上昇させ、演算表
示装置(17)の第3表示部の出口隙間αの値が第4表示部
の設定出口隙間値α0 と合致した時点で停止させて初期
出口隙間αをセットする。なお、本実施例では、演算表
示装置(17)に、零点セット後の出口隙間αの値が予め入
力した設定出口隙間値α0 と合致した時点で、制御装置
(20)に向けて駆動モータ(13)の停止信号を出力するプロ
グラムを設け、この構成のもとで自動的に駆動モータ(1
3)の逆回転を停止させて初期出口隙間αをセットするも
のとした。
期間稼働を継続した後の適宜時点、または破砕サイズの
変更時において、初期設定時と同様に、駆動モータ(13)
を作動させて、コンケーブサポート(10)をコンケーブ
(7) とマントル(6) とが閉じ側部位で当接するまで下降
させ、しかる後に設定出口隙間値α0 と等価に上昇させ
て出口隙間αをリセットするのであるが、その際に、演
算表示装置(17)の第3表示部に表示されている出口隙間
αの値のみを零点表示に変更し、前記のように、この第
3表示部の出口隙間αの値が第4表示部の設定出口隙間
値α0 と合致した時点で駆動モータ(13)を停止させて出
口隙間αをリセットする。
と同様に、入力検出装置(15)と背圧検出装置(19)による
検出値が、設定停止値AS ,PS に達する変動である
と、駆動モータ(13)を停止するのであるが、このときの
両者による設定停止値の検出時点の差ΔtR を、初期設
定時に記憶または記録した標準検出時点差ΔtS と対比
し、一方の検出時点が標準検出時点差ΔtS の範囲より
も大きく遅れ、一方の検出値のみで駆動モータ(13)が停
止した場合には、続く出口隙間αのリセットを中止す
る。そして、主軸(4) の静圧形スラスト軸受(4b)の潤滑
系の異常またはコンケーブサポート(10)と上部胴体(3)
の間の潤滑不良として警報を出し、これらの点検・整備
を行った後に、再度上記手順で出口隙間αをリセットす
る。
びリセットを行う本実施例の旋動破砕機では、出口隙間
零位置を設定するためのコンケーブ(7) とマントル(6)
との当接を、入力検出装置(15)と背圧検出装置(19)との
2系統の検出手段により確実に検出し、コンケーブサポ
ート(10)と上部胴体(3) との間に過剰な締め付け力が生
じる前、つまり駆動装置(14)のトルクリミターカップリ
ング(13b) がスリップする前に駆動モータ(13)を停止さ
せるので、続く出口隙間αの設定に際するコンケーブサ
ポート(10)の上昇を、容易かつ円滑なものとすることが
できる。
置(15)と背圧検出装置(19)による設定停止値の検出時点
差ΔtR を、初期設定時に設定した標準検出時点差Δt
S と対比することにより、主要作動部である(4) の静圧
形スラスト軸受(4b)およびコンケーブサポート(10)と上
部胴体(3) の間における給油または潤滑不良による異常
を早期に検出して、当該旋動破砕機の保全を確かなもの
とすることができる。
間αのリセットに際して、演算表示装置(17)の第1表示
部の移動量Sの値と第2表示部の出口隙間αの値は変更
せず、初期にセットした零点からの値の変動、つまり初
期出口隙間零位置h0 からの高さ位置の変動を継続して
表示させ、これらにより、当該リセット時におけるマン
トル(6) とコンケーブ(7) の相対摩耗量を把握すると共
に、それらの摩耗による出口隙間αの変動を自動的に補
正できる。すなわち、マントル(6) とコンケーブ(7) と
の当接時に、第3表示部の出口隙間αの値を零点表示に
変更し、その零点からの設定出口隙間値α0 と等価に上
昇させて出口隙間αをリセットすることで、マントル
(6) とコンケーブ(7) の摩耗による変動分を自動的にに
補正でき、また、第2表示部と第3表示部に表示された
出口隙間αの値の差から破砕によるマントル(6) とコン
ケーブ(7) の相対摩耗量を把握できる。更にまた、その
摩耗データを演算表示装置(17)に記憶させて、事後に破
砕条件と対応させて摩耗量・速度の解析に役立たせるこ
ともできる。
機では、遠隔操作によるコンケーブサポートの1ストロ
ークの上下動にて、コンケーブとマントルとの出口隙間
および摩耗量を簡便かつ精度良く測定でき、しかも円滑
な操作性のもとで、測定値に基づく出口隙間を自動的に
変更・調整でき、更には、主要作動部の潤滑異常も検出
することができ、よって出口隙間を適正範囲内に維持で
きると共に、コンケーブとマントルの交換や作動部の点
検・整備を適切な時点に行うことができ、破砕品質と操
業の安定化が図れる。
ケーブサポート(10)を回転して上下動させる駆動装置(1
4)は、電動式の駆動モータ(13)を有してなる一方、その
コンケーブサポート(10)の下降によるコンケーブ(7) と
マントル(6) との当接を検出するには、駆動装置(14)の
駆動モータ(13)の電流値変動を検出する入力検出装置(1
5)と、主軸(4) の静圧形スラスト軸受(4b)の背圧変動を
検出する背圧検出装置(19)とによるものとしたが、本発
明はこの構成に成に限定されるものではない。例えば、
上記実施例の旋動破砕機では、入力検出装置(15)を省略
し場合でも、背圧検出装置(19)によってコンケーブ(7)
とマントル(6) との当接を検出して、トルクリミターカ
ップリング(13b) のスリップ前に駆動モータ(13)を停止
することができ、また、主軸(4) のスラスト軸受として
静圧形以外のものを採用した形態の旋動破砕機の場合で
は、上記実施例と同構成配置の入力検出装置(15)を配置
することでコンケーブ(7) とマントル(6) のの当接を検
出して、トルクリミターカップリング(13b) のスリップ
前に駆動モータ(13)を停止することができる。また、駆
動装置の駆動モータは油圧駆動式のものでも良く、この
場合、入力検出装置は該駆動モータに入力される油圧値
の変動を検出して電気信号として制御装置に出力するも
のとするれば良いことは言うまでもない。
に複数のストライカー(16b) を有する回転盤(16a) と対
の近接スイッチ(16c) とを備えてなる回転検出装置(16)
にてピニオン(12)の回転数を検出し、これによりコンケ
ーブサポート(10)の移動量Sを求めて出口隙間αを設定
するものとしたが、これは、対の近接スイッチ(16c)を
回転盤(16a) の回転中心に対してある偏差角度θをもた
せて対向させることで正逆の回転方向を容易に判別で
き、しかも接触・摺動部がなくて、保守管理負担の少な
い簡易な構成にて、ピニオン(12)の回転数を正確に検出
できるからであって、本発明はこれに限定されものでな
く、コンケーブサポート(10)ないしはピニオン(12)の回
転数を検出して電気信号として演算表示装置(17)に出力
できるものであれば、例えば、軸回転の検出に常套的に
用いられているPGなどの他の形態の検出装置を適用さ
れて良いことは言うまでもない。また、対の近接スイッ
チ(16c) は、回転盤(16a) の回転中心に対して互いに逆
方向ないしは同方向に平行移動させて対向配置し、これ
により回転盤(16a) の回転中心に対して偏差をもたせる
ことでも、回転盤(16a) の正逆の回転方向を判別するこ
とができる。
破砕機では、コンケーブサポートの1ストロークの上下
動にて、コンケーブとマントルとの出口隙間および摩耗
量を簡便かつ精度良く測定でき、しかも円滑な操作性の
もとで、測定値に基づく出口隙間を自動的に変更・調整
でき、もって、出口隙間を効率良く適正範囲内に維持で
きると共に、コンケーブとマントルの交換を適切な時点
に行うことができて、破砕品質と操業の安定化を達成す
ることができる。
図面であって、 (a)図は正断面図、 (b)図は (a)図のA
−A部分断面図である。
る。
鋸歯ネジ、(4) --主軸、(4a)--ヘッドセンタ、(4b)--静
圧形スラスト軸受、(5) --ピニオン軸、(6) --マント
ル、(7) --コンケーブ、(8) --支持レバー、(9) --締付
けボルト、(10)--コンケーブサポート、(10a) --鋸歯ネ
ジ、(10b) --上部カバー、(11)--大歯車、(12)--ピニオ
ン、(13)--駆動モータ、(13a) --出力軸、(13b) --トル
クリミターカップリング、(14)--駆動装置、(14a) --支
持架台、(15)--入力検出装置、(16)-- 回転検出装置、
(16a) --回転盤、(16b) --ストライカー、(16c) --近接
スイッチ、(17)--演算表示装置、(18)--給油管路、(19)
--背圧検出装置、(20)--制御装置、α -- 出口隙間。
Claims (6)
- 【請求項1】 筒状の上部胴体内に回動可能に螺合され
たコンケーブサポートを、その外周側に配され、外部の
制御装置からの入力により作動する駆動装置によって回
転させることで上下動させて、該コンケーブサポート内
に嵌着されたコンケーブと、主軸上に取着されたマント
ルとの間の出口隙間を変更・調整する旋動破砕機におい
て、前記コンケーブサポートの回転数を検出して電気信
号として出力する回転検出装置と、この回転検出装置か
らの電気信号を変換プログラムに基づいて処理し、コン
ケーブサポートの基準高さ位置からの上下方向の移動量
を演算して記憶および表示する演算表示装置と、前記駆
動装置に入力される電流値ないしは油圧値の変動を検出
して電気信号として出力する入力検出装置とを備えてな
ることを特徴とする旋動破砕機。 - 【請求項2】 前記演算表示装置および入力検出装置
が、コンケーブサポートの駆動装置の制御装置に接続さ
れている請求項1載の旋動破砕機。 - 【請求項3】 筒状の上部胴体内に回動可能に螺合され
たコンケーブサポートを、その外周側に配され、外部の
制御装置からの入力により作動する駆動装置によって回
転させることで上下動させて、該コンケーブサポート内
に嵌着されたコンケーブと、下端部に静圧形スラスト軸
受を配した主軸上に取着されたマントルとの間の出口隙
間を変更・調整する旋動破砕機において、前記コンケー
ブサポートの回転数を検出して電気信号として出力する
回転検出装置と、この回転検出装置からの電気信号を変
換プログラムに基づいて処理し、コンケーブサポートの
基準高さ位置からの上下方向の移動量を演算して記憶お
よび表示する演算表示装置と、前記静圧形スラスト軸受
に供給された油圧の変動を検出して電気信号として出力
する背圧検出装置とを備えてなることを特徴とする旋動
破砕機。 - 【請求項4】 前記演算表示装置および背圧検出装置
が、コンケーブサポートの駆動装置の制御装置に接続さ
れている請求項3記載の旋動破砕機。 - 【請求項5】 筒状の上部胴体内に回動可能に螺合され
たコンケーブサポートを、その外周側に配され、外部の
制御装置からの入力により作動する駆動装置によって回
転させることで上下動させて、該コンケーブサポート内
に嵌着されたコンケーブと、下端部に静圧形スラスト軸
受を配した主軸上に取着されたマントルとの間の出口隙
間を変更・調整する旋動破砕機において、前記コンケー
ブサポートの回転数を検出して電気信号として出力する
回転検出装置と、この回転検出装置からの電気信号を変
換プログラムに基づいて処理し、コンケーブサポートの
基準高さ位置からの上下方向の移動量を演算して記憶お
よび表示する演算表示装置と、前記静圧形スラスト軸受
に供給された油圧の変動を検出して電気信号として出力
する背圧検出装置と、前記駆動装置に入力される電流値
ないしは油圧値の変動を検出して電気信号として出力す
る入力検出装置とを備えてなることを特徴とする旋動破
砕機。 - 【請求項6】 前記演算表示装置、背圧検出装置および
入力検出装置が、コンケーブサポートの駆動装置の制御
装置に接続されている請求項5記載の旋動破砕機。
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