JPH08130914A - トラクタの作業機上昇装置 - Google Patents
トラクタの作業機上昇装置Info
- Publication number
- JPH08130914A JPH08130914A JP27161594A JP27161594A JPH08130914A JP H08130914 A JPH08130914 A JP H08130914A JP 27161594 A JP27161594 A JP 27161594A JP 27161594 A JP27161594 A JP 27161594A JP H08130914 A JPH08130914 A JP H08130914A
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- Japan
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- interlocking
- front wheel
- brake
- pitman arm
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- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
- Guiding Agricultural Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 ピットマンアーム2の回動で操向される前輪
と、左右独立作動可能なブレーキ機構4で制動される後
輪と、対地作業機を昇降する油圧装置7と、前記ピット
マンアーム2が左右各一定角度以上回動されたときにピ
ットマンアーム2と一体回動する作動体10の回動を伝
達して操向側のブレーキ機構4を作動するブレーキ連動
機構8とを有し、前記作動体10の左右各一定角度以上
の回動を検出して油圧装置7に対地作業機上昇動作させ
る上昇連動手段9を設ける。 【効果】 前輪増速機構20を具備しない場合でも、ま
た、前輪速連動手段43及びブレーキ連動機構8と前輪
の操向角度が異なる角度で作動させたい場合でも、トラ
クタ旋回時に油圧装置7を作動して対地作業機を上昇動
作させることができる。
と、左右独立作動可能なブレーキ機構4で制動される後
輪と、対地作業機を昇降する油圧装置7と、前記ピット
マンアーム2が左右各一定角度以上回動されたときにピ
ットマンアーム2と一体回動する作動体10の回動を伝
達して操向側のブレーキ機構4を作動するブレーキ連動
機構8とを有し、前記作動体10の左右各一定角度以上
の回動を検出して油圧装置7に対地作業機上昇動作させ
る上昇連動手段9を設ける。 【効果】 前輪増速機構20を具備しない場合でも、ま
た、前輪速連動手段43及びブレーキ連動機構8と前輪
の操向角度が異なる角度で作動させたい場合でも、トラ
クタ旋回時に油圧装置7を作動して対地作業機を上昇動
作させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一定角度以上の操向に
連動して作業機を上昇させるようにしたトラクタの作業
機上昇装置に関するものである。
連動して作業機を上昇させるようにしたトラクタの作業
機上昇装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来トラクタにおいて、一定角度以上の
操向に連動して作業機を上昇させるものとして、特開昭
63−270234号公報及び特開平1−141505
号公報(第1従来技術)に開示されたものがある。これ
らの第1従来技術は、ピットマンアームの回動で操向さ
れる前輪と、左右独立作動可能なブレーキ機構で制動さ
れる後輪と、対地作業機を昇降する油圧装置と、前輪周
速を後輪周速に対して略等速の状態から増速の状態に切
り換え可能な前輪増速機構と、前記前輪が一定角度以上
操向されたときに前輪増速機構を等速状態から増速状態
に切り換える前輪速連動手段とを有し、この前輪速連動
手段に連動して油圧装置に対地作業機上昇動作させるよ
うに構成している。
操向に連動して作業機を上昇させるものとして、特開昭
63−270234号公報及び特開平1−141505
号公報(第1従来技術)に開示されたものがある。これ
らの第1従来技術は、ピットマンアームの回動で操向さ
れる前輪と、左右独立作動可能なブレーキ機構で制動さ
れる後輪と、対地作業機を昇降する油圧装置と、前輪周
速を後輪周速に対して略等速の状態から増速の状態に切
り換え可能な前輪増速機構と、前記前輪が一定角度以上
操向されたときに前輪増速機構を等速状態から増速状態
に切り換える前輪速連動手段とを有し、この前輪速連動
手段に連動して油圧装置に対地作業機上昇動作させるよ
うに構成している。
【0003】従って、前輪が一定角度以上操向されたと
きにこれを検出して前輪増速機構を切り換えると同時に
油圧装置を作動して対地作業機を上昇動作でき、トラク
タ旋回時に自動的に対地作業機を持ち上げることがで
き、上昇忘れをなくすことができるようになっている。
ところで、特開平6−16059号公報(第2従来技
術)には、ピットマンアームの回動で操向される前輪
と、左右独立作動可能なブレーキ機構で制動される後輪
と、対地作業機を昇降する油圧装置と、前輪周速を後輪
周速に対して略等速の状態から増速の状態に切り換え可
能な前輪増速機構と、前記前輪が一定角度以上操向され
たときに前輪増速機構を等速状態から増速状態に切り換
える前輪速連動手段と、前記ピットマンアームが左右各
一定角度以上回動されたときにピットマンアームの回動
を伝達して操向側のブレーキ機構を作動するブレーキ連
動機構とを有し、前輪速連動手段とブレーキ連動機構と
を略同時に作動させるように構成した技術が開示されて
いる。
きにこれを検出して前輪増速機構を切り換えると同時に
油圧装置を作動して対地作業機を上昇動作でき、トラク
タ旋回時に自動的に対地作業機を持ち上げることがで
き、上昇忘れをなくすことができるようになっている。
ところで、特開平6−16059号公報(第2従来技
術)には、ピットマンアームの回動で操向される前輪
と、左右独立作動可能なブレーキ機構で制動される後輪
と、対地作業機を昇降する油圧装置と、前輪周速を後輪
周速に対して略等速の状態から増速の状態に切り換え可
能な前輪増速機構と、前記前輪が一定角度以上操向され
たときに前輪増速機構を等速状態から増速状態に切り換
える前輪速連動手段と、前記ピットマンアームが左右各
一定角度以上回動されたときにピットマンアームの回動
を伝達して操向側のブレーキ機構を作動するブレーキ連
動機構とを有し、前輪速連動手段とブレーキ連動機構と
を略同時に作動させるように構成した技術が開示されて
いる。
【0004】前記第2従来技術では、前輪が一定角度以
上操向されたときにこれを機械的に検出して、前輪増速
機構を増速状態に切り換えると同時に操向側の後輪を制
動することができ、前輪増速と片ブレーキにより旋回性
能を向上できるようになっている。
上操向されたときにこれを機械的に検出して、前輪増速
機構を増速状態に切り換えると同時に操向側の後輪を制
動することができ、前輪増速と片ブレーキにより旋回性
能を向上できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記第1従来技術で
は、油圧装置を作動して対地作業機を上昇動作させる手
段は、前輪の一定角度以上の操向を検出する手段を前輪
速連動手段のものと兼用しており、安価に製作できるよ
うになっているが、前輪増速機構を具備しない場合は構
成できなく、また、前輪速連動手段と前輪の操向角度と
異なる角度で作動させるようにすることも困難であり、
更に、角度検出手段が前輪の近傍にあると、泥土の浸入
等によって耐久性が低くなるという問題もある。
は、油圧装置を作動して対地作業機を上昇動作させる手
段は、前輪の一定角度以上の操向を検出する手段を前輪
速連動手段のものと兼用しており、安価に製作できるよ
うになっているが、前輪増速機構を具備しない場合は構
成できなく、また、前輪速連動手段と前輪の操向角度と
異なる角度で作動させるようにすることも困難であり、
更に、角度検出手段が前輪の近傍にあると、泥土の浸入
等によって耐久性が低くなるという問題もある。
【0006】そこで本発明は、前記第2従来技術のブレ
ーキ連動機構の一部を利用して、ピットマンアームと一
体回動する作動体の回動を検出して、油圧装置に対地作
業機上昇動作させる上昇連動手段を作動させるようにす
ることにより、前輪増速機構を具備しない場合でも、ま
た、前輪速連動手段及びブレーキ連動機構と前輪の操向
角度が異なる角度で作動させたい場合でも、トラクタ旋
回時に油圧装置を作動して対地作業機を上昇動作させる
ことができるトラクタの作業機上昇装置を提供すること
を目的とする。
ーキ連動機構の一部を利用して、ピットマンアームと一
体回動する作動体の回動を検出して、油圧装置に対地作
業機上昇動作させる上昇連動手段を作動させるようにす
ることにより、前輪増速機構を具備しない場合でも、ま
た、前輪速連動手段及びブレーキ連動機構と前輪の操向
角度が異なる角度で作動させたい場合でも、トラクタ旋
回時に油圧装置を作動して対地作業機を上昇動作させる
ことができるトラクタの作業機上昇装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための具体的手段は、ピットマンアーム2の回動で操
向される前輪3と、左右独立作動可能なブレーキ機構4
で制動される後輪5と、対地作業機6を昇降する油圧装
置7と、前記ピットマンアーム2が左右各一定角度以上
回動されたときにピットマンアーム2と一体回動する作
動体10の回動を伝達して操向側のブレーキ機構4を作
動するブレーキ連動機構8とを有し、前記作動体10の
左右各一定角度以上の回動を検出して油圧装置7に対地
作業機上昇動作させる上昇連動手段9を設けていること
である。
のための具体的手段は、ピットマンアーム2の回動で操
向される前輪3と、左右独立作動可能なブレーキ機構4
で制動される後輪5と、対地作業機6を昇降する油圧装
置7と、前記ピットマンアーム2が左右各一定角度以上
回動されたときにピットマンアーム2と一体回動する作
動体10の回動を伝達して操向側のブレーキ機構4を作
動するブレーキ連動機構8とを有し、前記作動体10の
左右各一定角度以上の回動を検出して油圧装置7に対地
作業機上昇動作させる上昇連動手段9を設けていること
である。
【0008】
【作用】ピットマンアーム2を回動してトラクタを旋回
するとき、作動体10がピットマンアーム2と一体的に
回動し、その回動が一定角度以上になるとブレーキ連動
機構8を作動して操向側のブレーキ機構4を作動する。
前記作動体10の一定角度以上の回動によって上昇連動
手段9が作動し、油圧装置7を上昇動作して対地作業機
6を持ち上げる。
するとき、作動体10がピットマンアーム2と一体的に
回動し、その回動が一定角度以上になるとブレーキ連動
機構8を作動して操向側のブレーキ機構4を作動する。
前記作動体10の一定角度以上の回動によって上昇連動
手段9が作動し、油圧装置7を上昇動作して対地作業機
6を持ち上げる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜8において、13は4輪駆動トラクタで、
エンジン14、ミッションケース15等を直結して車体
が形成され、エンジン14から前方に突出した前車軸フ
レーム16に前車軸17が支持され、この前車軸17の
左右に前輪3が縣架されている。ミッションケース15
の左右側部にブレーキケースを介して後車軸ケースが固
定され、後輪5が縣架されており、左右各後輪5は左右
ブレーキケース内のブレーキ機構4によって独立制動可
能になっている。
する。図1〜8において、13は4輪駆動トラクタで、
エンジン14、ミッションケース15等を直結して車体
が形成され、エンジン14から前方に突出した前車軸フ
レーム16に前車軸17が支持され、この前車軸17の
左右に前輪3が縣架されている。ミッションケース15
の左右側部にブレーキケースを介して後車軸ケースが固
定され、後輪5が縣架されており、左右各後輪5は左右
ブレーキケース内のブレーキ機構4によって独立制動可
能になっている。
【0010】前記ミッションケース15内にはエンジン
14からの動力を変速して後輪デフ装置18へ伝達する
主変速機構、副変速機構及び超減速機構等が内蔵され、
後輪デフ装置18へ動力を伝達するベベルピニオン軸1
9から分岐して前輪3への動力伝達系が形成されてい
る。20は前輪増速機構で、その出力軸は伝動軸21を
介して前輪デフ装置22に動力可能になっており、シフ
タ23を介してクラッチ24をギヤ25に咬合させる
と、前輪3を後輪5と略等周速で駆動し、クラッチ24
及び摩擦クラッチ26を介してギヤ27を出力軸に一体
化させると、前輪3を後輪5に対して1.5〜2倍の増
周速で駆動可能であり、前輪3を等速状態と増速状態と
に切り換え自在になっている。
14からの動力を変速して後輪デフ装置18へ伝達する
主変速機構、副変速機構及び超減速機構等が内蔵され、
後輪デフ装置18へ動力を伝達するベベルピニオン軸1
9から分岐して前輪3への動力伝達系が形成されてい
る。20は前輪増速機構で、その出力軸は伝動軸21を
介して前輪デフ装置22に動力可能になっており、シフ
タ23を介してクラッチ24をギヤ25に咬合させる
と、前輪3を後輪5と略等周速で駆動し、クラッチ24
及び摩擦クラッチ26を介してギヤ27を出力軸に一体
化させると、前輪3を後輪5に対して1.5〜2倍の増
周速で駆動可能であり、前輪3を等速状態と増速状態と
に切り換え自在になっている。
【0011】30は前輪3用のステアリング機構であ
り、前車軸フレーム16に固定の上下支持板31、32
に縦軸33を設け、この縦軸33にピットマンアーム2
を相対回動自在に支持しており、ピットマンアーム2の
一端は左右一対のタイロッド34を介してナックルアー
ム35に連結され、ピットマンアーム2の他端は前車軸
フレーム16に枢支されたステアリングシリンダ36に
連結されている。
り、前車軸フレーム16に固定の上下支持板31、32
に縦軸33を設け、この縦軸33にピットマンアーム2
を相対回動自在に支持しており、ピットマンアーム2の
一端は左右一対のタイロッド34を介してナックルアー
ム35に連結され、ピットマンアーム2の他端は前車軸
フレーム16に枢支されたステアリングシリンダ36に
連結されている。
【0012】前記ピットマンアーム2の一端側下面には
カム板39が固定されており、このカム板39には略M
字状のカム溝39Aが形成されている。40は一端が前
車軸フレーム16に枢支されたカムレバーで、その中途
には前記カム溝39Aに係合したカムピン41が固定さ
れており、このカムレバー40の他端は連動ロッド42
又はプッシュプルケーブルを介して前記前輪増速機構2
0のシフタ23と連動連結されている。
カム板39が固定されており、このカム板39には略M
字状のカム溝39Aが形成されている。40は一端が前
車軸フレーム16に枢支されたカムレバーで、その中途
には前記カム溝39Aに係合したカムピン41が固定さ
れており、このカムレバー40の他端は連動ロッド42
又はプッシュプルケーブルを介して前記前輪増速機構2
0のシフタ23と連動連結されている。
【0013】前記カム板39、カムレバー40及び連動
ロッド42等によって前輪速連動機構43が構成されて
おり、ピットマンアーム2が中央位置から前輪3操向の
ために例えば40度前後回動すると、図5に示すよう
に、カムピン41がカム溝39A内を摺動してカムレバ
ー40を前方へ揺動し、連動ロッド42を介してシフタ
23を移動してクラッチ24を前方に駆動し、前輪増速
機構20を等速状態から増速状態に切り換えることがで
きる。
ロッド42等によって前輪速連動機構43が構成されて
おり、ピットマンアーム2が中央位置から前輪3操向の
ために例えば40度前後回動すると、図5に示すよう
に、カムピン41がカム溝39A内を摺動してカムレバ
ー40を前方へ揺動し、連動ロッド42を介してシフタ
23を移動してクラッチ24を前方に駆動し、前輪増速
機構20を等速状態から増速状態に切り換えることがで
きる。
【0014】ピットマンアーム2のボス部の上面には、
ブレーキ連動機構8の一部を構成する三日月形状の作動
体10が固着されている。縦軸33の上部には取り付け
板46が固定され、この取り付け板46に左右一対の連
動レバー47L、47Rがピン48を介して揺動可能に
支持されている。前記作動体10はその両端が各連動レ
バー47L、47Rの内端側に対向しており、ピットマ
ンアーム2と共に縦軸33廻りに回動することにより、
作動体10の両端部が択一的に左右連動レバー47L、
47Rと当接して、これをピン48廻りに揺動する。左
右各連動レバー47を回動開始する作動体10の角度
は、例えば40度前後であり、前輪増速機構20の切り
換えと同時期でも良く、また先後にずれていても良い。
ブレーキ連動機構8の一部を構成する三日月形状の作動
体10が固着されている。縦軸33の上部には取り付け
板46が固定され、この取り付け板46に左右一対の連
動レバー47L、47Rがピン48を介して揺動可能に
支持されている。前記作動体10はその両端が各連動レ
バー47L、47Rの内端側に対向しており、ピットマ
ンアーム2と共に縦軸33廻りに回動することにより、
作動体10の両端部が択一的に左右連動レバー47L、
47Rと当接して、これをピン48廻りに揺動する。左
右各連動レバー47を回動開始する作動体10の角度
は、例えば40度前後であり、前輪増速機構20の切り
換えと同時期でも良く、また先後にずれていても良い。
【0015】左右連動レバー47L、47Rの各外端
は、それぞれブレーキ力中継手段49を介して左右各ブ
レーキ機構4に連動連結されており、これらは前記作動
体10と共にブレーキ連動機構8を構成している。左右
各ブレーキ力中継手段49は、図6、7に示すように、
ミッションケース15に固定された第1軸52にカムレ
バー53と連動アーム54とが回動可能に設けられ、第
2軸55にLの字又はレの字状のベルクランク56が枢
支されている。
は、それぞれブレーキ力中継手段49を介して左右各ブ
レーキ機構4に連動連結されており、これらは前記作動
体10と共にブレーキ連動機構8を構成している。左右
各ブレーキ力中継手段49は、図6、7に示すように、
ミッションケース15に固定された第1軸52にカムレ
バー53と連動アーム54とが回動可能に設けられ、第
2軸55にLの字又はレの字状のベルクランク56が枢
支されている。
【0016】前記カムレバー53は先端が連動レバー4
7の外端とワイヤ57を介して連結され、そのボス部の
端面にはカム面53Aが形成されており、連動アーム5
4は先端にフック部材58を枢支し、そのボス部の端面
にはカム面53Aと咬合したカム面54Aが形成されて
おり、第1軸52に嵌装したスプリング59によって互
いに弾圧されている。52Aはスプリング59を調整可
能なロックナットである。
7の外端とワイヤ57を介して連結され、そのボス部の
端面にはカム面53Aが形成されており、連動アーム5
4は先端にフック部材58を枢支し、そのボス部の端面
にはカム面53Aと咬合したカム面54Aが形成されて
おり、第1軸52に嵌装したスプリング59によって互
いに弾圧されている。52Aはスプリング59を調整可
能なロックナットである。
【0017】ベルクランク56は一端にピン60を有
し、他端がブレーキ機構4と連動するためのロッド61
が連結されており、フック部材58にはピン60と係合
して反時計方向の回動をベルクランク56に伝達する係
合凹部58Aが形成されており、この係合凹部58Aは
フック枢支点側に長く形成され、連動アーム54の時計
方向の回動をベルクランク56に伝達しないようになっ
ている。
し、他端がブレーキ機構4と連動するためのロッド61
が連結されており、フック部材58にはピン60と係合
して反時計方向の回動をベルクランク56に伝達する係
合凹部58Aが形成されており、この係合凹部58Aは
フック枢支点側に長く形成され、連動アーム54の時計
方向の回動をベルクランク56に伝達しないようになっ
ている。
【0018】前記ベルクランク56のピン60には左右
のブレーキペダル62によって引き動作されるワイヤ6
3の先端の連結金具64が連結されており、この連結金
具64にはピン60に嵌合する長孔64Aが形成されて
いる。そして、ブレーキペダル62の踏み込みでピン6
0を引き上げることにより、ベルクランク56の回動を
介してブレーキ機構4を作動し、フック部材58による
ピン60の引き上げは長孔64Aで許容するようになっ
ている。
のブレーキペダル62によって引き動作されるワイヤ6
3の先端の連結金具64が連結されており、この連結金
具64にはピン60に嵌合する長孔64Aが形成されて
いる。そして、ブレーキペダル62の踏み込みでピン6
0を引き上げることにより、ベルクランク56の回動を
介してブレーキ機構4を作動し、フック部材58による
ピン60の引き上げは長孔64Aで許容するようになっ
ている。
【0019】前記フレーキ中継手段49は、カムレバー
53と連動アーム54とにスプリング59によって初期
荷重がかけられており、連動レバー47の揺動でカムレ
バー53が回動すると連動アーム54も変位し、フック
部材58を介してベルクランク56を作動するが、ブレ
ーキ機構4が作動してスプリング59の設定圧以上にな
ると、カム面53A、54A間でずれ動きが生じ、連動
アーム54が変位しなくなり、ブレーキ機構4における
ブレーキ力が一定に維持される。
53と連動アーム54とにスプリング59によって初期
荷重がかけられており、連動レバー47の揺動でカムレ
バー53が回動すると連動アーム54も変位し、フック
部材58を介してベルクランク56を作動するが、ブレ
ーキ機構4が作動してスプリング59の設定圧以上にな
ると、カム面53A、54A間でずれ動きが生じ、連動
アーム54が変位しなくなり、ブレーキ機構4における
ブレーキ力が一定に維持される。
【0020】これにより、従来連動レバー47とカムレ
バー53との間に設けられていた、ブレーキ力の一定維
持及び調整するための連動レバー47及びカムレバー5
3等が不要になり、ブレーキ力調整も容易になる。フッ
ク部材58の先端にはワイヤ65が連結されており、左
右のワイヤ65は3端部を有する解除部材66の2端部
に連結されている。この解除部材66はトラクタの操縦
部近傍に枢支されており、ハンドル67を介して回動す
ることにより、前記ワイヤ65を介してフック部材58
のピン60との係合を解除可能になっており、この係合
解除によってブレーキ連動機構8によるブレーキ連動が
解除される。
バー53との間に設けられていた、ブレーキ力の一定維
持及び調整するための連動レバー47及びカムレバー5
3等が不要になり、ブレーキ力調整も容易になる。フッ
ク部材58の先端にはワイヤ65が連結されており、左
右のワイヤ65は3端部を有する解除部材66の2端部
に連結されている。この解除部材66はトラクタの操縦
部近傍に枢支されており、ハンドル67を介して回動す
ることにより、前記ワイヤ65を介してフック部材58
のピン60との係合を解除可能になっており、この係合
解除によってブレーキ連動機構8によるブレーキ連動が
解除される。
【0021】解除部材66の第3端部はワイヤ68を介
して主変速操作レバー又は副変速操作レバー等に連結さ
れていて、それらのレバーを高速側に操作したとき、解
除部材66を介してブレーキ連動機構8を連動解除でき
るようになっている。前記取り付け板46の左右連動レ
バー47L、47R間には、支持板69を介して作動体
10に対向してマイクロスイッチ70が配置されてい
る。このマイクロスイッチ70は三日月形状の作動体1
0の内面10Aの円弧中心側に位置し、作動体10が左
右どちら方向に回動しても、一定角度以上の回動で作動
するようになっている。
して主変速操作レバー又は副変速操作レバー等に連結さ
れていて、それらのレバーを高速側に操作したとき、解
除部材66を介してブレーキ連動機構8を連動解除でき
るようになっている。前記取り付け板46の左右連動レ
バー47L、47R間には、支持板69を介して作動体
10に対向してマイクロスイッチ70が配置されてい
る。このマイクロスイッチ70は三日月形状の作動体1
0の内面10Aの円弧中心側に位置し、作動体10が左
右どちら方向に回動しても、一定角度以上の回動で作動
するようになっている。
【0022】作動体10の円弧内面10Aは、縦軸33
までの距離より短い寸法で曲率半径が設定されており、
例えば、ピットマンアーム2が左右各30度前後(25
〜35度)に回動されたときに、マイクロスイッチ70
をオンする。前記マイクロスイッチ70は油圧装置7を
昇降動作させるコントロールボックス71の電磁弁72
の上昇側に接続されており、作動体10によって作動す
ることにより、電磁弁72を介して油圧装置7を上昇側
に作動し、対地作業機6を持ち上げる。
までの距離より短い寸法で曲率半径が設定されており、
例えば、ピットマンアーム2が左右各30度前後(25
〜35度)に回動されたときに、マイクロスイッチ70
をオンする。前記マイクロスイッチ70は油圧装置7を
昇降動作させるコントロールボックス71の電磁弁72
の上昇側に接続されており、作動体10によって作動す
ることにより、電磁弁72を介して油圧装置7を上昇側
に作動し、対地作業機6を持ち上げる。
【0023】このマイクロスイッチ70は取り付け板4
6に対して前後方向位置調整可能に取り付けておくこと
が好ましく、前後位置調整することにより作動されると
きの作動体10の角度が変更でき、前輪速連動機構43
及びブレーキ連動機構8が作動する時期と同一にした
り、ずらし量を変更したりすることができる。マイクロ
スイッチ70は接点スイッチの他、無接点スイッチでも
良く、油圧装置7のコントロールボックス71の作業機
上げの回路と並列に接続した回路で、昇降用バルブに上
げの指示を与えるようになっておれば良い。
6に対して前後方向位置調整可能に取り付けておくこと
が好ましく、前後位置調整することにより作動されると
きの作動体10の角度が変更でき、前輪速連動機構43
及びブレーキ連動機構8が作動する時期と同一にした
り、ずらし量を変更したりすることができる。マイクロ
スイッチ70は接点スイッチの他、無接点スイッチでも
良く、油圧装置7のコントロールボックス71の作業機
上げの回路と並列に接続した回路で、昇降用バルブに上
げの指示を与えるようになっておれば良い。
【0024】図9(I)(II)(III)は対地作業
機6に代えてミッションケース15の後下部に装着可能
な牽引ドローバの1例を示しており、ミッションケース
15に固定のドローバフレーム75は左右側板76間に
前後支持板77、78を固着しており、各支持板77、
78は上下2枚で構成され、その上下間にドローバ79
を挿入し、後支持板78とドローバ79を貫通するピン
80で連結するようになっている。
機6に代えてミッションケース15の後下部に装着可能
な牽引ドローバの1例を示しており、ミッションケース
15に固定のドローバフレーム75は左右側板76間に
前後支持板77、78を固着しており、各支持板77、
78は上下2枚で構成され、その上下間にドローバ79
を挿入し、後支持板78とドローバ79を貫通するピン
80で連結するようになっている。
【0025】前記ドローバ79側からドローバフレーム
75にかかる曲げ応力Dは、通常、後支持板78の後端
で最大になり、後支持板78のピン80用の孔78Aに
応力集中を生じる。そこで、ここでは、後支持板78に
前支持板77より幅広の板材を使用すると共に、孔78
Aの位置を後支持板78の後端より可及的に前側に形成
し、孔78Aの位置を曲げ応力Dの最大位置からずらす
ことにより、ドローバフレーム75の耐久性を向上でき
るようにしている。
75にかかる曲げ応力Dは、通常、後支持板78の後端
で最大になり、後支持板78のピン80用の孔78Aに
応力集中を生じる。そこで、ここでは、後支持板78に
前支持板77より幅広の板材を使用すると共に、孔78
Aの位置を後支持板78の後端より可及的に前側に形成
し、孔78Aの位置を曲げ応力Dの最大位置からずらす
ことにより、ドローバフレーム75の耐久性を向上でき
るようにしている。
【0026】図10〜12はフロントウエイト及びフロ
ントヒッチの取り付け構造の1例を示しており、前車軸
フレーム16の前面にフロントバンパ83が固定されて
おり、フロントバンパ83は取り付け板83Aと、平面
視コ字状のバンパ板83Bと、取り付け板83A及びバ
ンパ板83Bに固着の保持板83Cとを有し、フロント
ウエイト84はバンパ板83Bに引っ掛けて保持板83
Cに貫通するボルトで落下防止をするようになってい
る。
ントヒッチの取り付け構造の1例を示しており、前車軸
フレーム16の前面にフロントバンパ83が固定されて
おり、フロントバンパ83は取り付け板83Aと、平面
視コ字状のバンパ板83Bと、取り付け板83A及びバ
ンパ板83Bに固着の保持板83Cとを有し、フロント
ウエイト84はバンパ板83Bに引っ掛けて保持板83
Cに貫通するボルトで落下防止をするようになってい
る。
【0027】フロントヒッチ86はヒッチピン88と4
つのボルト孔86Aを有し、フロントウエイト84を使
用しないとき、取り付け板83Aに形成した4つのボル
ト孔83Dに対向してボルト87固定するようになって
おり(図11)、また、このフロントヒッチ86をフロ
ントウエイト84と共着する場合は、上側の2つのボル
ト孔86Aを取り付け板83Aの下側の2つのボルト孔
83Dに対向させて取り付けるようになっている(図1
2)。
つのボルト孔86Aを有し、フロントウエイト84を使
用しないとき、取り付け板83Aに形成した4つのボル
ト孔83Dに対向してボルト87固定するようになって
おり(図11)、また、このフロントヒッチ86をフロ
ントウエイト84と共着する場合は、上側の2つのボル
ト孔86Aを取り付け板83Aの下側の2つのボルト孔
83Dに対向させて取り付けるようになっている(図1
2)。
【0028】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、ピットマ
ンアーム2と一体回動するブレーキ連動機構8の作動体
10の左右各一定角度以上の回動を検出して、油圧装置
7に対地作業機上昇動作させるので、前輪増速機構20
を具備しない場合でも、また、前輪速連動手段43及び
ブレーキ連動機構8と前輪3の操向角度が異なる角度で
作動させたい場合でも、トラクタ旋回時に油圧装置7を
作動して対地作業機6を上昇動作させることができる。
ンアーム2と一体回動するブレーキ連動機構8の作動体
10の左右各一定角度以上の回動を検出して、油圧装置
7に対地作業機上昇動作させるので、前輪増速機構20
を具備しない場合でも、また、前輪速連動手段43及び
ブレーキ連動機構8と前輪3の操向角度が異なる角度で
作動させたい場合でも、トラクタ旋回時に油圧装置7を
作動して対地作業機6を上昇動作させることができる。
【図1】本発明の実施例の要部を示す平面説明図であ
る。
る。
【図2】同全体平面説明図である。
【図3】ピットマンアーム及びその近傍の断面側面図で
ある。
ある。
【図4】ピットマンアーム及びその近傍の断面正面図で
ある。
ある。
【図5】前輪増速機構、ブレーキ連動機構及び上昇連動
手段の動作を示す平面説明図である。
手段の動作を示す平面説明図である。
【図6】ブレーキ連動機構の全体説明図である。
【図7】ブレーキ連動機構のブレーキ力中継手段の正面
図である。
図である。
【図8】本発明を適用可能なトラクタの側面図である。
【図9】牽引ドローバの1例を示しており、(I)は断
面側面図、(II)はドローバの平面図、(III)は
応力線図である。
面側面図、(II)はドローバの平面図、(III)は
応力線図である。
【図10】フロントウエイト及びフロントヒッチの分解
斜視図である。
斜視図である。
【図11】フロントヒッチの取り付け状態を示す側面図
である。
である。
【図12】フロントウエイト及びフロントヒッチの供着
状態を示す側面図である。
状態を示す側面図である。
2 ピットマンアーム 3 前輪 4 ブレーキ機構 5 後輪 6 対地作業機 7 油圧装置 8 ブレーキ連動機構 9 上昇連動手段 10 作動体 20 前輪増速機構 43 前輪速連動機構 70 マイクロスイッチ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年9月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ピットマンアーム(2)の回動で操向さ
れる車輪(3)と、対地作業機(6)を昇降する油圧装
置(7)と、前記ピットマンアーム(2)が左右各一定
角度以上回動されたときにピットマンアーム(2)と一
体回動する作動体(10)の左右各一定角度以上の回動
を検出して油圧装置(7)に対地作業機上昇動作させる
上昇連動手段(9)を設けていることを特徴とするトラ
クタの作業機上昇装置。
れる車輪(3)と、対地作業機(6)を昇降する油圧装
置(7)と、前記ピットマンアーム(2)が左右各一定
角度以上回動されたときにピットマンアーム(2)と一
体回動する作動体(10)の左右各一定角度以上の回動
を検出して油圧装置(7)に対地作業機上昇動作させる
上昇連動手段(9)を設けていることを特徴とするトラ
クタの作業機上昇装置。
【請求項2】 ピットマンアーム(2)の回動で操向さ
れる前輪(3)と、左右独立作動可能なブレーキ機構
(4)で制動される後輪(5)と、対地作業機(6)を
昇降する油圧装置(7)と、前記ピットマンアーム
(2)が左右各一定角度以上回動されたときにピットマ
ンアーム(2)と一体回動する作動体の回動を伝達して
操向側のブレーキ機構(4)を作動するブレーキ連動機
構(8)とを有し、ピットマンアーム(2)と一体回動
する作動体の左右各一定角度以上の回動を検出して油圧
装置(7)に対地作業機上昇動作させる上昇連動手段
(9)を設けていることを特徴とするトラクタの作業機
上昇装置。
れる前輪(3)と、左右独立作動可能なブレーキ機構
(4)で制動される後輪(5)と、対地作業機(6)を
昇降する油圧装置(7)と、前記ピットマンアーム
(2)が左右各一定角度以上回動されたときにピットマ
ンアーム(2)と一体回動する作動体の回動を伝達して
操向側のブレーキ機構(4)を作動するブレーキ連動機
構(8)とを有し、ピットマンアーム(2)と一体回動
する作動体の左右各一定角度以上の回動を検出して油圧
装置(7)に対地作業機上昇動作させる上昇連動手段
(9)を設けていることを特徴とするトラクタの作業機
上昇装置。
【請求項3】 ピットマンアーム(2)の回動で操向さ
れる前輪(3)と、左右独立作動可能なブレーキ機構
(4)で制動される後輪(5)と、対地作業機(6)を
昇降する油圧装置(7)と、前記ピットマンアーム
(2)が左右各一定角度以上回動されたときにピットマ
ンアーム(2)と一体回動する作動体(10)の回動を
伝達して操向側のブレーキ機構(4)を作動するブレー
キ連動機構(8)とを有し、前記作動体(10)の左右
各一定角度以上の回動を検出して油圧装置(7)に対地
作業機上昇動作させる上昇連動手段(9)を設けている
ことを特徴とするトラクタの作業機上昇装置。
れる前輪(3)と、左右独立作動可能なブレーキ機構
(4)で制動される後輪(5)と、対地作業機(6)を
昇降する油圧装置(7)と、前記ピットマンアーム
(2)が左右各一定角度以上回動されたときにピットマ
ンアーム(2)と一体回動する作動体(10)の回動を
伝達して操向側のブレーキ機構(4)を作動するブレー
キ連動機構(8)とを有し、前記作動体(10)の左右
各一定角度以上の回動を検出して油圧装置(7)に対地
作業機上昇動作させる上昇連動手段(9)を設けている
ことを特徴とするトラクタの作業機上昇装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】そこで本発明は、ピットマンアームと一体
回動する作動体の回動を検出して、油圧装置に対地作業
機上昇動作させる上昇連動手段を作動させるようにする
ことにより、トラクタ旋回時に油圧装置を作動して対地
作業機を上昇動作させることができるトラクタの作業機
上昇装置を提供することを目的とする。 また、前記第2
従来技術のブレーキ連動機構の一部を利用して、ピット
マンアームと一体回動する作動体の回動を検出して、油
圧装置に対地作業機上昇動作させる上昇連動手段を作動
させるようにすることにより、前輪増速機構を具備しな
い場合でも、また、前輪速連動手段及びブレーキ連動機
構と前輪の操向角度が異なる角度で作動させたい場合で
も、トラクタ旋回時に油圧装置を作動して対地作業機を
上昇動作させることができるトラクタの作業機上昇装置
を提供することを目的とする。
回動する作動体の回動を検出して、油圧装置に対地作業
機上昇動作させる上昇連動手段を作動させるようにする
ことにより、トラクタ旋回時に油圧装置を作動して対地
作業機を上昇動作させることができるトラクタの作業機
上昇装置を提供することを目的とする。 また、前記第2
従来技術のブレーキ連動機構の一部を利用して、ピット
マンアームと一体回動する作動体の回動を検出して、油
圧装置に対地作業機上昇動作させる上昇連動手段を作動
させるようにすることにより、前輪増速機構を具備しな
い場合でも、また、前輪速連動手段及びブレーキ連動機
構と前輪の操向角度が異なる角度で作動させたい場合で
も、トラクタ旋回時に油圧装置を作動して対地作業機を
上昇動作させることができるトラクタの作業機上昇装置
を提供することを目的とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための第1の具体的手段は、ピットマンアーム2の回
動で操向される車輪3と、対地作業機6を昇降する油圧
装置7と、前記ピットマンアーム2が左右各一定角度以
上回動されたときにピットマンアーム2と一体回動する
作動体10の左右各一定角度以上の回動を検出して油圧
装置7に対地作業機上昇動作させる上昇連動手段9を設
けていることである。本発明における課題解決のための
第2の具体的手段は、ピットマンアーム2の回動で操向
される前輪3と、左右独立作動可能なブレーキ機構4で
制動される後輪5と、対地作業機6を昇降する油圧装置
7と、前記ピットマンアーム2が左右各一定角度以上回
動されたときにピットマンアーム2と一体回動する作動
体の回動を伝達して操向側のブレーキ機構4を作動する
ブレーキ連動機構8とを有し、ピットマンアーム2と一
体回動する作動体の左右各一定角度以上の回動を検出し
て油圧装置7に対地作業機上昇動作させる上昇連動手段
9を設けていることである。本発明における課題解決の
ための第3の具体的手段は、ピットマンアーム2の回動
で操向される前輪3と、左右独立作動可能なブレーキ機
構4で制動される後輪5と、対地作業機6を昇降する油
圧装置7と、前記ピットマンアーム2が左右各一定角度
以上回動されたときにピットマンアーム2と一体回動す
る作動体10の回動を伝達して操向側のブレーキ機構4
を作動するブレーキ連動機構8とを有し、前記作動体1
0の左右各一定角度以上の回動を検出して油圧装置7に
対地作業機上昇動作させる上昇連動手段9を設けている
ことである。
のための第1の具体的手段は、ピットマンアーム2の回
動で操向される車輪3と、対地作業機6を昇降する油圧
装置7と、前記ピットマンアーム2が左右各一定角度以
上回動されたときにピットマンアーム2と一体回動する
作動体10の左右各一定角度以上の回動を検出して油圧
装置7に対地作業機上昇動作させる上昇連動手段9を設
けていることである。本発明における課題解決のための
第2の具体的手段は、ピットマンアーム2の回動で操向
される前輪3と、左右独立作動可能なブレーキ機構4で
制動される後輪5と、対地作業機6を昇降する油圧装置
7と、前記ピットマンアーム2が左右各一定角度以上回
動されたときにピットマンアーム2と一体回動する作動
体の回動を伝達して操向側のブレーキ機構4を作動する
ブレーキ連動機構8とを有し、ピットマンアーム2と一
体回動する作動体の左右各一定角度以上の回動を検出し
て油圧装置7に対地作業機上昇動作させる上昇連動手段
9を設けていることである。本発明における課題解決の
ための第3の具体的手段は、ピットマンアーム2の回動
で操向される前輪3と、左右独立作動可能なブレーキ機
構4で制動される後輪5と、対地作業機6を昇降する油
圧装置7と、前記ピットマンアーム2が左右各一定角度
以上回動されたときにピットマンアーム2と一体回動す
る作動体10の回動を伝達して操向側のブレーキ機構4
を作動するブレーキ連動機構8とを有し、前記作動体1
0の左右各一定角度以上の回動を検出して油圧装置7に
対地作業機上昇動作させる上昇連動手段9を設けている
ことである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、ピットマ
ンアーム2と一体回動する作動体の左右各一定角度以上
の回動を検出して上昇連動手段9を作動させるので、操
向操作で油圧装置7に対地作業機上昇動作をさせること
ができる。また、ピットマンアーム2と一体回動するブ
レーキ連動機構8の作動体10の左右各一定角度以上の
回動を検出して、油圧装置7に対地作業機上昇動作させ
るので、前輪増速機構20を具備しない場合でも、ま
た、前輪速連動手段43及びブレーキ連動機構8と前輪
3の操向角度が異なる角度で作動させたい場合でも、ト
ラクタ旋回時に油圧装置7を作動して対地作業機6を上
昇動作させることができる。
ンアーム2と一体回動する作動体の左右各一定角度以上
の回動を検出して上昇連動手段9を作動させるので、操
向操作で油圧装置7に対地作業機上昇動作をさせること
ができる。また、ピットマンアーム2と一体回動するブ
レーキ連動機構8の作動体10の左右各一定角度以上の
回動を検出して、油圧装置7に対地作業機上昇動作させ
るので、前輪増速機構20を具備しない場合でも、ま
た、前輪速連動手段43及びブレーキ連動機構8と前輪
3の操向角度が異なる角度で作動させたい場合でも、ト
ラクタ旋回時に油圧装置7を作動して対地作業機6を上
昇動作させることができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 ピットマンアーム(2)の回動で操向さ
れる前輪(3)と、左右独立作動可能なブレーキ機構
(4)で制動される後輪(5)と、対地作業機(6)を
昇降する油圧装置(7)と、前記ピットマンアーム
(2)が左右各一定角度以上回動されたときにピットマ
ンアーム(2)と一体回動する作動体(10)の回動を
伝達して操向側のブレーキ機構(4)を作動するブレー
キ連動機構(8)とを有し、前記作動体(10)の左右
各一定角度以上の回動を検出して油圧装置(7)に対地
作業機上昇動作させる上昇連動手段(9)を設けている
ことを特徴とするトラクタの作業機上昇装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6271615A JP3053342B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | トラクタの作業機上昇装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6271615A JP3053342B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | トラクタの作業機上昇装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08130914A true JPH08130914A (ja) | 1996-05-28 |
JP3053342B2 JP3053342B2 (ja) | 2000-06-19 |
Family
ID=17502547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6271615A Expired - Fee Related JP3053342B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | トラクタの作業機上昇装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3053342B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020066146A (ko) * | 2001-02-09 | 2002-08-14 | 동양물산기업 주식회사 | 승용형 트랙터의 편브레이크 장치 |
-
1994
- 1994-11-04 JP JP6271615A patent/JP3053342B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020066146A (ko) * | 2001-02-09 | 2002-08-14 | 동양물산기업 주식회사 | 승용형 트랙터의 편브레이크 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3053342B2 (ja) | 2000-06-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |