JPH08130810A - ケ−ブルハンガ−リング着脱工具 - Google Patents

ケ−ブルハンガ−リング着脱工具

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JPH08130810A
JPH08130810A JP17026094A JP17026094A JPH08130810A JP H08130810 A JPH08130810 A JP H08130810A JP 17026094 A JP17026094 A JP 17026094A JP 17026094 A JP17026094 A JP 17026094A JP H08130810 A JPH08130810 A JP H08130810A
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JP
Japan
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cable hanger
hanger ring
support
saucer
tray
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Application number
JP17026094A
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English (en)
Inventor
Hideki Fujimoto
英喜 藤本
Makoto Hokita
誠 帆北
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seibu Denki Kogyo KK
Original Assignee
Seibu Denki Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単なことから、小形に、かつ安価な
ものとして製作でき、機能性に優れ、操作が簡単なケ−
ブルハンガ−リング着脱工具を提供する。 【構成】 円弧体状のケ−ブルハンガ−リング受皿部1
4に対して下面側から着脱自在に装着され、該受皿部1
4に装着時には少くなくとも該受皿部の鉛直軸周り方向
回動を強制的に行なわしめ得るような支持体32から成
るケ−ブルハンガリング着脱工具30から構成される。
小型で簡素な構造であり、かつ、操作性が良く安価であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、架空線路の丸形通信ケ
−ブル等をメッセンジャ−ワイヤに吊架するためのケ−
ブルハンガ−リングの着脱工具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、丸形通信ケ−ブル等へのケ−ブル
ハンガ−リングの取付け作業は、図14に示されるよう
にメッセンジャ−ワイヤに吊るした宙乗作業器に乗った
り、或は梯子や、高所作業車のバケットに乗って手で取
り付けることが殆どであり、作業者はいずれの場合も危
険な高所作業を余儀なくされていた。ところが近年、ケ
−ブルハンガ−リング装着具(特許出願公告平5−48
045号参照)或は、(特願平1−127297号参
照)なるものが提案され地上からの取付け作業が可能と
なった。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、これ
らのケ−ブルハンガ−リング装着具等は、危険な高所作
業を軽減するという1つの目的は達成し得るものの、構
造の複雑さから操作性が悪く、価格の点でも高価なもの
となり、経済性、機能性の観点から問題があった。
【0004】本発明は、かかる上記従来の問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的は構造が簡単なことか
ら安価に製作できて、組み付けが容易であり、かつ、簡
単な操作で着脱可能な、ケ−ブルハンガ−リングの着脱
工具を提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに本発明は、支持線に対して下部側から装着され、円
弧体状の受皿部を備えると共にこの受皿部に固定され、
先端側に該支持線と係着する係着部を備えた弾性線条を
有するケーブルハンガーリングの着脱工具であって、前
記受皿部に対して下面側から着脱自在に装着され、該受
皿部に装着時には少なくとも該受皿部の鉛直軸周り方向
回動を強制的に行わしめ得るような支持体から成るケー
ブルハンガーリング着脱工具から構成される。
【0006】また、前記支持体は前記円弧体状の受皿部
の両端側に係脱可能な係着支持部を備えて成ることとし
ても良い。
【0007】また、前記支持体は前記ケーブルハンガー
リングを下面側から抱き込むように形成され、かつ前記
受皿部の両端側に係合し得る縦壁を有し、前記係着支持
部はこの縦壁から対向方向に突設され前記受皿部の両端
部あるいは弾性線条の対向部を挟持する側部挟持片を備
えて成ることとしてもよい。
【0008】また、前記支持体は略U字状に形成され、
前記ケーブルハンガーリングの受皿部の底面側に沿って
設けられた底壁を有し、この底壁には該ケーブルハンガ
ーリングの装着時に前記受皿部の幅方向両端側に外側か
ら挟持するように立ち上がり形成された底部挟持片が設
けられて成ることとしてもよい。
【0009】また、前記円弧体状受皿部の両端には互い
に離間方向に突片が形成され、前記縦壁には挟装溝が形
成され、該挟装溝内に該受皿部両端の突片部を嵌入させ
て係脱支持部を形成して成ることとしてもよい。
【0010】また、前記係着支持部は、前記挟装溝を挟
んで、かつ、前記縦壁の外面に離反方向に突設され前記
受皿部の両端部の突片部を挟持する側部挟持片を備えて
成ることとしてもよい。
【0011】また、前記弾性線条は前記受皿部の下部側
に略その円弧形状に沿って配置固定されており、前記底
壁には受皿部の下部側に突出した該弾性線条を両幅側に
挟装するように立ち上がり形成された内部突片部を備え
て成ることとしてもよい。
【0012】
【作用】本発明に係る着脱工具30は、支持線12に対
して下部側から装着され、円弧体状の受皿部14を備え
ると共にこの受皿部14に固定され、先端側に該支持線
12と係着する係着部16を備えた弾性線条18を有す
るケーブルハンガーリングの着脱工具30であり、前記
受皿部14に対して下面側から着脱自在に装着され、該
受皿部14に装着時には少なくとも該受皿部14の鉛直
軸周り方向回動を強制的に行わしめ得るような、ある程
度の剛性を有する支持体32から成る。即ち、支持線1
2に懸架しょうとするケーブルハンガーリング10は、
前記支持体32上に、受皿部14を下に位置させ前記弾
性線条18を上方に向けた状態で着脱自在に装着されて
いる。したがって、前記受皿部14は前記支持体32の
所要の回動につれ、位置ズレすることなく回動するもの
である。
【0013】また、前記支持体32は前記受皿部14の
両端側22に係脱可能な係着支持部34を備えて成るこ
とから、前記支持体32が受皿部14の鉛直軸周り方向
に回動する際には、ケーブルハンガーリング10は前記
受皿部14を両端側から挟持するように前記係着支持部
34に支持されつつ回動することとなる。
【0014】また、前記支持体32はケーブルハンガー
リング10を下面側から抱き込むように形成され、かつ
前記受皿部14の両端側22に係合し得る縦壁38を有
し、前記係着支持部34はこの縦壁38から対向方向に
突設され前記受皿部14の両端部22あるいは弾性線条
の対向部26を挟持する側部挟持片56を備えて成るこ
とから、装着されたケーブルハンガーリング10は前後
左右方向の動きが限定され極めて安定的な状態を維持す
る。
【0015】また、前記支持体32は略U字状に形成さ
れ、前記ケーブルハンガーリング10の受皿部14の底
面側に沿って設けられた底壁36を有し、この底壁36
には該ケーブルハンガーリング10の装着時に前記受皿
部14の幅方向両端側24に外側から挟持するように立
ち上がり形成された底部挟持片40が設けられて成るこ
とから、円弧体状の前記受皿部14に装着させ易く、揺
動し易い円弧体底面も前記底部挟持片40によって幅方
向両端側24から挟持され安定的な状態を維持する。
【0016】また、前記円弧体状受皿部の両端22には
互いに離間方向に突片が形成され、前記係着支持部34
は前記縦壁38に形成された挟装溝54を含み、該挟装
溝内に該受皿部両端の突片部20を嵌入させて成ること
から、装着されたケーブルハンガーリング10は前記挟
装溝54内から上方に引き上げるようにしなければ離反
せず、取付け作業時に装着が外れ落下するようなことは
ない。
【0017】また、前記係着支持部34は、前記挟装溝
54を挟んで、かつ、前記縦壁38の外面に離反方向に
突設され前記受皿部14の両端部22の突片部20を挟
持する側部挟持片57を備えて成ることから、該側部挟
持片57は任意の高さ幅に形成可能であり、かつ、ケ−
ブルと接触せず外被を傷付けることはない。
【0018】また、前記弾性線条18は前記受皿部14
の下部側に略その円弧形状に沿って配置固定されてお
り、前記底壁36には受皿部14の下部側に突出した該
弾性線条18を両幅側に挟装するように立ち上がり形成
された内部突片部60を備えて成ることから、前記支持
体32の回動時には該内部突片部60に挟持固定された
弾性線条18に直接回動力が伝達されることから、極め
て操作性が良い。
【0019】
【実施例】以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実
施例を説明する。図5、図6には、本発明に係る着脱工
具を用いて支持線に対して取り付けられるケーブルハン
ガーリング10が示されている。図より明らかなよう
に、ケーブルハンガーリング10は支持線(メッセンジ
ャワイヤ)12に対して下部側から装着される。このケ
ーブルハンガーリング10は、円弧体状の受皿部14を
備えると共にこの受皿部14に固定され、先端側に該支
持線12と係着する係着部16を備えた弾性線条18を
有する。該皿部14は花弁状の本体を円弧状に湾曲させ
て構成されている。そして、この花弁状の本体の下面側
に、その湾曲形状に沿ってある程度の剛性を有する鉄線
や鋼線等から成る弾性線条18が取り付けられている。
図の様にこの弾性線条18は、受皿部14がその内部側
に受けるべきケ−ブルの長手方向と同じ方向に左右に拡
開して延設され、その先端部に前記係着部16が設けら
れて形成されている。この弾性線条18は先端部への外
圧力に抗し、原形復帰力を有するものである。そして、
前記受皿部14の両端には互いに離間方向に突片20が
形成されている。
【0020】図1〜4には本発明の第1実施例に係るケ
ーブルハンガーリング着脱工具30が示されている。こ
の着脱工具30は、金属等を素材に、ある程度の曲げ、
ねじれ等に抗し得る剛性体として一体的に成型されてい
る。操作時においては、前記受皿部14に対して下面側
から着脱自在に装着され、該受皿部14に装着時には少
なくとも該受皿部14の鉛直軸周り方向回動を強制的に
行わしめ得るような支持体32から構成されている。実
施例において支持体32は前記受皿部14の両端側22
に係脱可能な係着支持部34を備えている。この着脱工
具30は、図5、6に示すようにケ−ブルハンガ−リン
グ10の受皿部14を鉛直軸周り方向にねじるように回
動させ、その状態でケ−ブルハンガ−リング10を支持
線12に取り付け得れば良いものであり、したがって、
まずこの受皿部14の両端側を支持(把持)して回動さ
せる様にすれば効果的に装着させ得るものである。した
がって、把持されたケーブルハンガーリング10は支持
体32の回動時にも位置ズレして脱落するようなことは
ない。
【0021】図1において、前記支持体32は一枚の金
属板から一体的に成型され、前記ケーブルハンガーリン
グ10の底面側に沿って形成された底壁36と、この底
部36に上方側に立上がるように連設され、底部36と
共に略U字状に形成された縦壁38を有している。この
縦壁38は、前記ケーブルハンガーリング10の受皿部
14の両端側22に係合する。
【0022】図7、図8から明らかなように、前記縦壁
38の所要位置には係着支持部34が設けられている。
この係着支持部34は、前記縦壁38の先端中央部52
を二分するように形成された挟装溝54と、前記縦壁3
8の挟装溝縁部から対向方向に突設する側部挟持片56
から形成されている。前記挟装溝54は、略Y字状に開
溝されており、前記縦壁38の先端部52はある程度大
きく開溝され、次第に狭窄されて方形の開溝58に連な
っている。そして、前記側部挟持片56は、この方形の
溝を挟んで対峙する1組の挟持片から成り、前記縦壁3
8の対向方向に突設されている。
【0023】したがって、前記ケーブルハンガーリング
10の下側から装着すれば、この挟装溝54内に前記受
皿部両端の突片部20を容易に案内し得るものであり、
方形の開溝58に嵌入させれば、該受皿部14の両端部
22あるいは弾性線条18の対向部26は側部挟持片5
6で挟持固定される。
【0024】また、前記底壁36には、前記ケーブルハ
ンガーリング10の装着時に前記受皿部14の幅方向両
端側24を外側から挟持するように立ち上がり形成され
た底部挟持片40が設けられている。この該底部挟持片
40は、所要の高さ幅を備え、所要の間隔を保持して対
峙しており、この間隙部Sに受容された前記受皿部14
はその幅方向両端側24を外側から挟持固定される。
【0025】図9から明らかなように、この実施例では
側部挟持片56は前記ケーブルハンガーリング10の受
皿両端部を挟持し、さらに、ケーブルハンガーリング1
0は底部挟持片40により前記受皿14部の幅方向両端
を挟持されておりケーブルハンガーリング10の受皿部
14は着脱工具30に確実に嵌合され、これによって略
左右と、下部側を決めた状態に保持できケーブルハンガ
ーリング10を鉛直軸周り方向に強制的に回動させるこ
とができる。この、底部挟持片40は、前記受皿部14
に受容されるケ−ブル外皮に損傷を与えることがないよ
うに、その先端部がケ−ブルに接触しない高さ幅に形成
されている。
【0026】本実施例において、前記支持体32は金属
を素材として一体的に成型されているが、その素材は特
に限定されるものではなく、軽金属、プラスチック合成
樹脂、硬質ゴム等を素材に形成されてもよい。また、か
ならずしも一体的に形成されなくともいいものである。
【0027】また、該底壁36の下面側にはボルト状の
連結部42が連接され、その所要位置には係止ピン挿通
孔44が穿かれている。図9より明らかなように該連結
部42は操作杆46との連結時には操作杆の連結孔48
に挿通させ、係止ピン50により連結固定される。
【0028】また、前記操作杆46は、図13より明ら
かなように、軽金属やグラスファイバ−繊維等を素材と
して把持し易く軽量に、かつ、長手方向に伸縮自在に形
成され、通常地上5メ−トル超高位置に架設されるケ−
ブルへのケ−ブルハンガ−リング懸架作業が地上から容
易に行なえる伸長時長さを有する。
【0029】なお、前記連結部42はボルト状と限定さ
れるものではなく、特に図示はしないが前記底壁36の
所要位置に操作杆46と連結可能に形成された開孔であ
ってもよく、要は操作杆46と容易に連結し得る構成で
あればよい。
【0030】図9、図10より明らかなように、支持線
12(メッセンジャワイヤ)へのケ−ブル懸架作業時に
は、略U字状の支持体32にケーブルハンガーリング1
0を挟持固定させ、その受皿部14にケ−ブルを受容さ
せた後、下方から押し上げるようにして前記受皿部14
の両端から突出する弾性線条18の鈎爪状の第1先端部
28を支持線12に係着させる。この鈎爪状の第1先端
部28は支持線12を半ば周回するように係着し、一旦
係着すれば容易に位置ずれすることはない。
【0031】次に、他方の第2先端部29を係着させる
が、この第2先端部29は比較的なだらかな曲げ形状の
爪部29aから成り、支持線12へ係脱着させ易い構造
となつている。しかしながら、単に下方から押し上げて
も上方に位置する支持線12に直交するように衝合し、
支持線12の上に載置できない。そこで、前記支持体3
2を下面視時計回りに回動させれば、前記弾性線条18
は先に係着させた鈎爪部28aを中心にねじれるように
回動し、第2先端部29の爪部29aは支持線と離隔す
るが、この時軽く押し上げれば支持線上に容易に載置で
きる。
【0032】いうまでもなく、前記支持体32の前記回
動や押し上げ等は地上から操作杆46を介して行なうも
のであり、該操作杆46の簡単な操作で容易にケーブル
ハンガーリング10の着脱作業が行なえる。
【0033】図11には本発明の第2実施例に係るケー
ブルハンガーリングの着脱工具30が示されているが、
前記実施例と同一構成、或は同一部材には同一符号を付
しその説明を省略する。前述の様に前記弾性線条18
は、前記受皿部14の下部側に略その円弧形状に沿って
配置固定されている。そして、前記底壁36には受皿部
14の下部側に突出した該弾性線条18を両幅側に挟装
するように立ち上がり形成された内部突片部60を備え
ている。したがって、前記側部挟持片56と底部挟持片
40が前記受皿部14の略外周部を挟持するのに加え、
受皿部14の下部の内部側が挟持可能となり、前記受皿
部14はバランスよく、より安定的に把持され容易に脱
落するようなことはない。
【0034】図12には本発明の他の実施例に係るケー
ブルハンガーリングの着脱工具30が示されている。図
から明らかなように、前記縦壁38の所要位置には係着
支持部34が設けられている。この係着支持部34は、
前記縦壁38上端中央部を二分するように形成された挟
装溝54と、該挟装溝縁に溝を挟んで、かつ、前記縦壁
38の外面に離反方向に突設する側部挟持片57から形
成されている。該側部挟持片57は前記縦壁38の外面
に形成されており、ケーブルハンガーリング10に受容
されたケ−ブルに接触することはなく、任意の高さ幅に
形成できる。したがって、前記挟装溝内に嵌入させた前
記受皿部両端の突片部58を全幅にわたつて挟持可能と
なり、前記した支持体32の回動時にも前記突片部58
は容易に折れ曲がる様なことはなく回動力はロスなく伝
達される。
【0035】以上、説明した様に、本工具は簡易な構造
で小形であることから、一体成型が可能であり、かつ、
操作杆との連結が容易で機能性、操作性にも優れ、効率
良く迅速な作業が可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係るケ
ーブルハンガーリングの着脱工具によれば、円弧体状の
受皿部を備えると共にこの受皿部に固定され、先端側に
該支持線と係着する係着部を備えた弾性線条を有するケ
ーブルハンガーリングの、前記受皿部に対して下面側か
ら着脱自在に装着され、該受皿部に装着時には少なくと
も該受皿部の鉛直軸周り方向回動を強制的に行わしめ得
るような支持体から成ることから、前記支持体は1個の
ケーブルハンガーリングを装着し得る大きさに、比較的
小形に、かつ、極めて簡易な構造として容易に形成でき
る。したがって、製造コストも安価におさえることがで
きる。
【0037】また、請求項2に係る着脱工具によれば、
円弧体状の受皿部の両端側に係着可能な係着支持部を備
えて成ることから、該係着支持部に前記ケーブルハンガ
ーリングの受皿両端側を挟持させ、その受皿内部側にケ
−ブルを受容した状態を保持しつつ鉛直軸周り方向にね
じる様にして回動させ得る。したがって、前記受皿部に
固定され上方に延伸して左右に拡開する前記弾性線条の
第1先端部を支持線に載せるようにして係着させた後、
ねじるようにして回動させれば第2先端部も容易に支持
線に係着できる。このように極めて簡単な操作でケーブ
ルハンガーリングの着脱が効率的に、かつ迅速に行なえ
ることとなる。
【0038】また、請求項3に係る着脱工具によれば、
前記支持体は前記ケーブルハンガーリングを下面側か
ら抱き込むように形成され、かつ前記受皿部の両端側に
係合し得る縦壁を有し、前記係着支持部はこの縦壁から
対向方向に突設され前記受皿部の両端部あるいは弾性線
条の対向部を挟持する側部挟持片を備えて成ることか
ら、下面側から装着させ易く、かつ、突設され形成され
た挟持片に確実に挟持されたケーブルハンガーリングは
脱落せず、極めて操作性が良い。さらに、構造が簡単で
一体的に成型可能であり、かつ、小形であることから製
造し易く、製造コストも低廉に抑えることができる。
【0039】また、請求項4に係る着脱工具によれば、
前記支持体は略U字状に形成され、前記ケーブルハンガ
ーリングの受皿部の底面側に沿って設けられた底壁を有
し、この底壁には該ケーブルハンガーリングの装着時に
前記受皿部の幅方向両端側に外側から挟持するように立
ち上がり形成された底部挟持片が設けられて成ることか
ら、構造が簡易であり、部品数も少ないことから容易に
組み付け可能であり、製造コストは低廉に抑えることが
できる。
【0040】また、請求項5に係る着脱工具によれば、
前記円弧体状受皿部の両端には互いに離間方向に突片が
形成され、前記係着支持部は前記縦壁に形成された挟装
溝を含み、該挟装溝内に該受皿部両端の突片部を嵌入さ
せて成ることから、下面側からの装着時には受皿部両端
の突片部を挟装溝に嵌入すれば確実に行なえる。このよ
うに機能性に優れることから作業効率は大幅に向上す
る。また、製造にあたっては一枚の金属板等に所要のス
リツト溝を刻設し曲げ加工を施すことにより容易に一体
成型可能であり、製造コストの大幅な低減が計れる。
【0041】また、請求項6に係る着脱工具によれば、
前記係脱支持部は、前記挟装溝を挟んで、かつ、前記縦
壁の外面に離反方向に突設され前記受皿部の両端部の突
片部を挟持する側部挟持片を備えて成ることから、前記
挟装溝内に嵌入させた突片部は全体幅を挟持され、支持
体の回動時にも、位置ズレや脱落することはなく、極め
て確実に効率良く着脱作業ができる。
【0042】また、請求項7に係る着脱工具によれば、
前記底壁には受皿部の下部側に突出した該弾性線条を両
幅側に挟装するように立ち上がり形成された内部突片部
を備えて成ることから、円弧体状の受皿部は、底面側か
らも支持され、前記支持体の所要方向回動時にも前記底
壁上で滑るように位置ズレするようなことはない。した
がって、前記回動力はロスなく伝達され、効率良く、迅
速な作業が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る支持体を示す正面説
明図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る支持体を示す平面説
明図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る支持体を示す側面説
明図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る支持体を示す平面図
のA−A線断面説明図である。
【図5】ケ−ブルハンガ−リングの斜視説明図である。
【図6】ケ−ブルハンガ−リングの使用状態を示す斜視
説明図である。
【図7】本発明の第1実施例に係る支持体の斜視説明図
である。
【図8】本発明の第1実施例に係る支持体の使用状態に
おける、各要部の位置を示す断面視説明図である。
【図9】本発明の第1実施例に係る支持体の操作杆との
連結状態を示す側面視説明図である。
【図10】本発明の第1実施例に係る支持体のケ−ブル
ハンガ−リングとの装着状態を示斜視説明図である。
【図11】本発明の第2実施例に係る支持体の斜視説明
図である。
【図12】本発明のその他の実施例に係る支持体の斜視
説明図である。
【図13】本発明の実施例に係るケ−ブルハンガ−リン
グの着脱工具の使用状態を示す作業状態説明図である。
【図14】従来の作業方法説明図である。
【符号の説明】
10 ケ−ブルハンガ−リング 12 支持線 14 受皿部 16 係着部 18 弾性線条 20 突片 30 ケ−ブルハンガ−リングの着脱工具 32 支持体 34 係着支持部 36 底壁 38 縦壁 40 底部挟持片 54 挟装溝 56 側部挟持片 60 内部突片部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持線に対して下部側から装着され、円
    弧体状の受皿部を備えると共にこの受皿部に固定され、
    先端側に該支持線と係着する係着部を備えた弾性線条を
    有するケーブルハンガーリングの着脱工具であって、 前記受皿部に対して下面側から着脱自在に装着され、該
    受皿部に装着時には少なくとも該受皿部の鉛直軸周り方
    向回動を強制的に行わしめ得るような支持体から成るケ
    ーブルハンガーリング着脱工具。
  2. 【請求項2】 前記支持体は前記円弧体状の受皿部の両
    端側に係着可能な係着支持部を備えて成る請求項1記載
    のケ−ブルハンガ−リング着脱工具。
  3. 【請求項3】 前記支持体は前記ケーブルハンガーリン
    グを下面側から抱き込むように形成され、かつ前記受皿
    部の両端側に係合し得る縦壁を有し、 前記係着支持部はこの縦壁から対向方向に突設され前記
    受皿部の両端部あるいは弾性線条の対向部を挟持する側
    部挟持片を備えて成る請求項2記載のケーブルハンガー
    リング着脱工具。
  4. 【請求項4】 前記支持体は略U字状に形成され、前記
    ケーブルハンガーリングの受皿部の底面側に沿って設け
    られた底壁を有し、この底壁には該ケーブルハンガーリ
    ングの装着時に前記受皿部の幅方向両端側に外側から挟
    持するように立ち上がり形成された底部挟持片が設けら
    れて成る請求項2または3記載のケーブルハンガーリン
    グ着脱工具。
  5. 【請求項5】 前記円弧体状受皿部の両端には互いに離
    間方向に突片が形成され、 前記係着支持部は前記縦壁に形成された挟装溝を含み、
    該挟装溝内に該受皿部両端の突片部を嵌入させて成る請
    求項3ないし5のいずれかに記載のケ−ブルハンガ−リ
    ング着脱工具。
  6. 【請求項6】 前記係着支持部は、前記挟装溝を挟ん
    で、かつ、前記縦壁の外面に離反方向に突設され前記受
    皿部の両端部の突片部を挟持する側部挟持片を備えて成
    る請求項5記載のケーブルハンガーリング着脱工具。
  7. 【請求項7】 前記弾性線条は前記受皿部の下部側に略
    その円弧形状に沿って配置固定されており、 前記底壁には受皿部の下部側に突出した該弾性線条を両
    幅側に挟装するように立ち上がり形成された内部突片部
    を備えて成る請求項5または6のいずれかに記載のケ−
    ブルハンガ−リング着脱工具。
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