JPH08130634A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH08130634A
JPH08130634A JP6269124A JP26912494A JPH08130634A JP H08130634 A JPH08130634 A JP H08130634A JP 6269124 A JP6269124 A JP 6269124A JP 26912494 A JP26912494 A JP 26912494A JP H08130634 A JPH08130634 A JP H08130634A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
area
image
magnification
designated
key
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6269124A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimine Horiuchi
義峯 堀内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP6269124A priority Critical patent/JPH08130634A/ja
Publication of JPH08130634A publication Critical patent/JPH08130634A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種形状の領域が1つ又は複数指定されて
も、その領域の画像データを転写紙サイズ内に入る最大
の大きさに変倍できるようにする。 【構成】 領域指定手段によって領域が指定されたと
き、有効画像領域算出手段Jがその領域を含んで面積が
最小となる矩形領域を有効画像領域として算出し、最大
倍率算出手段Kがその有効画像領域を転写紙サイズ内に
入る最大の大きさに変倍するための倍率を算出し、変倍
手段Lがその倍率で上記指定された領域の画像データを
変倍する。なお、領域指定手段によって複数の領域が指
定されたとき、有効画像領域算出手段Jがその各領域を
含んで面積が最小となる矩形領域を有効画像領域として
算出し、最大倍率算出手段Kがその有効画像領域を転写
紙サイズ内に入る最大の大きさに変倍するための倍率を
算出し、変倍手段Lがその倍率で上記指定された複数の
領域の各画像データを変倍することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機,レーザプリ
ンタ等の画像形成装置に関し、特に画像の変倍加工に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、複写機においては、原稿のサイ
ズと指定された転写紙(用紙)のサイズから、画像保証
できる最大の倍率(原稿が転写紙サイズ内に入りきる最
大倍率)を算出し、その倍率で原稿の画像データを自動
的に変倍して転写紙上にコピーする機能を備えたものが
ある。
【0003】また、操作部やエディタによって入力され
た矩形領域内の画像も同様に変倍してコピーする機能を
有したものもある。例えば、特開平3−42650号公
報に記載された複写装置では、原稿の指定された領域
(指定領域)の中央位置と、選択した用紙(転写紙)の
中央位置から両中央位置のずれ量を算出し、そのずれ量
だけ原稿の読み取り画像を移動して両中央位置を自動的
に合わせると共に、指定領域を転写紙サイズ内で最大に
拡大できる最大倍率を求め、その倍率で指定領域の画像
データを変倍して用紙にコピーするようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、指定領
域が長方形(矩形)のような簡単な図形の場合には、転
写紙サイズとの比較によって指定領域に対する最大倍率
を算出できるが、指定領域が凹凸のある多角形や非直角
多角形の場合あるいは複数指定されている場合等には、
対象画像の有効領域が分からないため指定領域に対する
最大倍率を算出できず、指定領域の画像データを最大倍
率で変倍することができなかった。
【0005】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、指定された領域の形状にかかわらず、あるいは
複数の領域が指定された場合でも、その指定領域の画像
データを転写紙サイズ内に入る最大の大きさに変倍でき
るようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
該手段によって読み取られた画像データを加工する画像
加工手段と、該手段に加工させる任意の領域を指定する
領域指定手段とを備えた画像形成装置において、画像加
工手段に以下の各手段を備えたものである。
【0007】すなわち、図1の機能ブロック図に示すよ
うに、領域指定手段によって領域が指定されたとき、そ
の指定された領域を含んで面積が最小となる矩形領域を
有効画像領域として算出する有効画像領域算出手段J
と、該手段Jによって算出された有効画像領域を転写紙
サイズ内に入る最大の大きさに変倍するための倍率を算
出する最大倍率算出手段Kと、該手段Kによって算出さ
れた倍率で上記指定された領域の画像データを変倍する
変倍手段Lとを備えたものである。
【0008】なお、領域指定手段によって複数の領域が
指定されたとき、有効画像領域算出手段Jがその指定さ
れた各領域を含んで面積が最小となる矩形領域を有効画
像領域として算出し、最大倍率算出手段Kがその有効画
像領域を転写紙サイズ内に入る最大の大きさに変倍する
ための倍率を算出し、変倍手段Lがその倍率で上記指定
された複数の領域の各画像データを変倍するようにして
もよい。
【0009】
【作用】この発明の画像形成装置によれば、領域指定手
段によって領域が指定されたとき、図1の有効画像領域
算出手段Jがその指定された領域を含んで面積が最小と
なる矩形領域を有効画像領域として算出し、最大倍率算
出手段Kがその有効画像領域を転写紙サイズ内に入る最
大の大きさに変倍するための倍率を算出し、変倍手段L
がその倍率で上記指定された領域の画像データを変倍す
るので、指定された領域の形状にかかわらず、その指定
領域の画像データを転写紙サイズ内に入る最大の大きさ
に変倍して転写紙に画像形成することができる。
【0010】なお、領域指定手段によって複数の領域が
指定されたとき、有効画像領域算出手段Jがその指定さ
れた各領域を含んで面積が最小となる矩形領域を有効画
像領域として算出し、最大倍率算出手段Kがその有効画
像領域を転写紙サイズ内に入る最大の大きさに変倍する
ための倍率を算出し、変倍手段Lがその倍率で上記指定
された複数の領域の各画像データを変倍するようにすれ
ば、複数の領域が指定された場合でも、その各領域の画
像データを転写紙サイズ内に入る最大の大きさに変倍し
て転写紙に画像形成することができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図2はこの発明の実施例であるデジタ
ル複写機の内部構成を示す図、図3はその光書込部の平
面図である。このデジタル複写機は、図2に示すように
複写機本体A,自動原稿給送装置B,ソータC,両面用
反転ユニットDの4つのユニットから構成されている。
【0012】〈複写機本体〉そのうち、複写機本体Aは
スキャナ部,光書込部,感光体部,現像部並びに搬送部
を備えている。ここで、以上各部の構成及び動作などに
ついて具体的に説明する。
【0013】スキャナ部 スキャナ部15は、反射鏡1,光源3,第1ミラー2を
装備して一定の速度で移動する第1スキャナと、第2ミ
ラー4並びに第3ミラー5を装備して第1スキャナの1
/2の速度でその第1スキャナに追従して移動する第2
スキャナとを有している。
【0014】この第1スキャナ及び第2スキャナにより
コンタクトガラス9上の図示しない原稿を光学的に走査
し、その反射像を色フィルタ6を介してレンズ7に導
き、一次元固体撮像素子8上で結像される。光源3には
蛍光灯やハロゲンランプなどが使用されており、波長が
安定していて寿命が長いなどの理由から一般に蛍光灯が
使用されている。この実施例では1本の光源3に反射鏡
1が取付けられているが、2本以上の光源を使用しても
よい。
【0015】一次元固体撮像素子8は一定のサンプリン
グクロックをもっているため、光源3はそれより高い周
波数で点灯しないと画像に悪影響を与える。一次元固体
撮像素子8としては、一般にCCDイメージセンサが用
いられる。一次元固体撮像素子(以下「CCDイメージ
センサ」とする)8で読み取った画像信号はアナログ値
であるので、A/D変換され、画像処理基板10の回路
によって種々の画像処理(2値化,多値化,階調処理,
変倍処理,編集など)が施され、スポットの集合として
デジタル信号に変えられる。
【0016】カラーの画像情報を得るためにこの実施例
では、原稿からCCDイメージセンサ8に導かれる光路
途中に、必要色の情報だけを透過する色フィルタ6が出
し入れ可能に配置されている。原稿の走査に合わせて色
フィルタ6の出し入れを行ない、その都度多重転写,両
面コピーなどの機能を働かせることにより、多種多様の
コピーが作成できるようになっている。
【0017】光書込部 画像処理後の画像情報は、光書込部16によってレーザ
光のラスタ走査にて光の点の集合の形で感光体ドラム4
0上に書き込まれる。レーザ光源としては、従来は一般
にHe−Neレーザが使用されていた。このHe−Ne
レーザの波長は633nmで、従来の複写機感光体の感
度とよく合うために用いられてきたが、レーザ光源自体
が非常に高価であることと、直接に変調ができないため
装置が複雑になるなどの問題点を有している。
【0018】近年、感光体の長波長域での高感度化によ
り、安価で直接に変調ができる半導体レーザが使用され
るようになった。この実施例においてもこの半導体レー
ザを使用している。この光書込部16において、図3に
示すように、筐体31に取り付けられた半導体レーザ2
0から発せられたレーザ光が、コリメートレンズ21で
平行な光束に変えられ、アパーチャ32により一定の形
状の光束に整形される。
【0019】整形されたレーザ光は、第1シリンダレン
ズ22により副走査方向に圧縮された形でポリゴンミラ
ー24に入射する。このポリゴンミラー24は正確な多
角形をしており、ポリゴンモータ25(図2参照)によ
り一定方向に一定の速度で回転している。この回転速度
は、感光体ドラム40の回転速度と書き込み密度とポリ
ゴンミラー24の面数によって決定される。
【0020】ポリゴンミラー24に入射されたレーザ光
は、その反射光がミラー24の回転によって偏向され
る。その偏向されたレーザ光はfθレンズ26a,26
b,26cに順次入射する。その各fθレンズは角速度
一定の走査光を感光体ドラム40で等速走査するように
変換して、感光体ドラム40上で最小光点となるように
結像し、さらに面倒れ補正機構も有している。
【0021】fθレンズ26a,26b,26cを通過
したレーザ光は、画像領域外で同期検知ミラー29によ
り同期検知センサ30に導かれ、主走査方向の頭出し信
号を出す同期信号が出てから一定時間後に画像データが
1ライン分出力され、以下これを繰り返すことにより1
つの画像を形成することになる。
【0022】感光体部 図2に示す感光体ドラム40の周面には感光層が形成さ
れている。半導体レーザ(波長780nm)に対して感
度のある感光層としてOPC(有機感光体),α−S
i,Se−Teなどが知られているが、この実施例では
OPCを使用している。一般にレーザ書き込みの場合、
画像部に光を当てるネガ/ポジ(N/P)プロセスと、
地肌部に光を当てるポジ/ポジ(P/P)プロセスの2
通りがあり、この実施例では前者のネガ/ポジプロセス
を採用している。
【0023】帯電チャージャ41は感光体側にグリッド
を有するスコロトロン方式のもので、感光体ドラム40
の表面を均一に(−)帯電し、画像部にレーザ光を照射
してその部分の電位を落とす。それにより感光体ドラム
40表面の地肌部が−750〜−800V,画像部が−
500V程度の電位となって、感光体ドラム40の表面
に静電潜像が形成される。これを現像装置42a及び4
2bでそれぞれの現像ローラに−500〜−600Vの
バイアス電圧を与え、(−)に帯電したトナーを付着し
て顕像化する。
【0024】現像部 このデジタル複写機本体Aの現像部は、主現像装置42
aと副現像装置42bの2つの現像装置を備えている。
そして、黒一色の場合は、副現像装置42bとそのトナ
ー補給装置43bを取り外すようになっている。
【0025】現像装置を2つ有するこの実施例では、主
現像装置42aとペアになるトナー補給装置43aに黒
トナーを入れ、副現像装置42bとペアになるトナー補
給装置43bにカラートナーを入れることにより、1色
の現像中には他色の現像装置の主極位置を変えるなどし
て選択的に現像を行なう。この現像を用い、スキャナの
色フィルタ6の切り換えによる色情報の読み取り、さら
に紙搬送系の多重転写、両面複写機能等を組み合わせる
ことによって多機能なカラーコピー、カラー編集が可能
となる。
【0026】3色以上の現像は、感光体ドラム40の周
囲に3つ以上の現像装置を並べる方法、3つ以上の現像
装置を回転して切り換えるレボルバー方式などによって
達成できる。現像装置42a及び42bでそれぞれ顕像
化された画像は、感光体ドラム40の回転に同期して送
られた転写紙(用紙)上にその裏面から転写チャージャ
44により(+)のチャージがかけられて転写される。
【0027】画像が転写された転写紙は、転写チャージ
ャ44と一体に保持されている分離チャージャ45によ
り交流除電されて、分離爪46によって感光体ドラム4
0から分離される。転写紙に転写されずに感光体ドラム
40上に残ったトナーは、クリーニングブレード47に
より感光体ドラム40からかき落とされ、付属のタンク
48に回収される。さらに、感光体ドラム40上に残っ
ている電位のパターンは、除電ランプ49からの照射光
により消去される。
【0028】搬送部 デジタル複写機本体Aにはそれぞれ異なるサイズの転写
紙を収納し得る給紙カセット60a,60b,60cが
着脱自在に装着されている。その各給紙カセット60
a,60b,60cのいずれかが選択され、図示しない
スタートボタンが押されると、選択された給紙カセット
の近傍に配置されている給紙コロ61(61a,61
b,61c)が回転を始めて上記給紙カセット内の最上
位の転写紙が給紙され、その先端がレジストローラ62
に突き当たる位置で停止する。
【0029】レジストローラ62はこの時回転していな
いが、感光体ドラム40に形成された画像の位置とタイ
ミングをとって回転を開始し、感光体ドラム40の周面
に対して転写紙を送る。その転写紙は、転写部でトナー
像が転写された後、分離搬送部63にて吸引搬送され
て、ヒートローラ64と加圧ローラ65の対からなる定
着ローラによって転写されたトナー像が転写紙上に熱定
着される。
【0030】定着後の転写紙は、通常のコピー時には切
換爪67により排紙コロ66を介してソータC側の排紙
口へ導かれ、また多重コピー時には切換爪68,69に
より進路方向を変えられ、ソータC側に排出されること
なく下側の再給紙ループ72を通過して再度画像転写部
へ給送される。両面コピーの場合には、複写機本体Aの
みで行なう場合と両面用反転ユニットDを使用する場合
の2通りがあるが、ここでは前者の場合について説明す
る。
【0031】切換爪67により下方に導かれた転写紙は
さらに切換爪68により下方に導かれ、次の切換爪69
により再給紙ループ72よりさらに下の両面トレイ70
へ導かれる。その後、その転写紙はローラ71の逆回転
によって搬送方向が反転し、切換爪69の切り換えによ
って再給紙ループ72へ導かれて、再び画像転写部へ給
送される。
【0032】〈自動原稿給送装置〉自動原稿給送装置B
は、原稿を1枚ずつコンタクトガラス9上へ導き、コピ
ー後に排出する動作を自動的に行なうものである。原稿
給紙台100に載置された原稿の積層体は、サイドガイ
ド101によって原稿の幅方向が揃えられる。その原稿
は、給送コロ104により1枚ずつ分離して給送され、
搬送ベルト102の回動でコンタクトガラス9上の所定
位置まで運ばれて、位置決めされる。
【0033】所定枚数のコピーが終了すると、原稿は再
度搬送ベルト102の回動により搬送されて排紙トレイ
103上へ排紙される。なお、サイドガイド101の位
置と原稿の送り時間をカウントすることにより、原稿サ
イズの検知を行なうことができる。
【0034】〈ソータ〉ソータCは、複写機本体Aから
排紙されたコピー紙を、例えばページ順,ページ毎,あ
るいは予め設定されたビン111a〜111xに選択的
に排紙する装置であり、モータ110によって回転駆動
する複数のローラにより送られてくるコピー紙を、各ビ
ン111の入口付近に配置している爪の切り換えによ
り、選択されたビン111へ排紙する。
【0035】〈両面反転ユニット〉複写機本体Aは1枚
毎の両面コピーしかできないが、この両面用反転ユニッ
トDを付設することにより、まとめて両面コピーをする
ことが可能である。複数枚まとめて両面コピーをとる
時、切換爪67によって下方に導かれた転写紙は次の切
換爪68によって両面用反転ユニットDへ送られる。
【0036】この両面用反転ユニットDに入った転写紙
は、排紙ローラ120によって搬送されてトレイ123
上に集積される。その際、送りローラ121及び側面揃
えガイド122により転写紙の縦,横が揃えられる。ト
レイ123上に集積された転写紙は、裏面コピー時に再
給紙コロ124により再給紙され、この時切換爪69に
よって直接再給紙ループ72へ導かれる。なお、図2及
び図3において、23は防音ガラス,27はミラー,2
8は防塵ガラス,73はメインモータ,74はファンモ
ータである。
【0037】〈制 御 部〉次に、このデジタル複写機
の制御系について、図4乃至図12を参照して具体的に
説明する。図4及び図5は、このデジタル複写機全体の
制御部の概略構成を示すブロック図であり、図示の都合
上2つの図に分割して示している。
【0038】複写機本体Aの制御ユニットは2個のCP
U130及び131を備えており、それぞれシーケンス
関係及びオペレーション関係の制御を分担して行なって
いる。この各CPU130及び131は、互いにシリア
ルインタフェース(RS−232C)によって接続され
ている。まず、シーケンス制御について説明する。
【0039】シーケンス制御用のCPU130には、メ
インのCPU131の他に、紙サイズセンサ,排紙検知
やレジスト検知等のその他のセンサ,ディップスイッチ
等のセンサ・スイッチ類と、高圧電源ユニットと、リレ
ー,ソレノイド,モータ等の各ドライバと、レーザビー
ムスキャナユニット(光書込部)16と、画像制御回路
132と、ソータユニット(ソータ)C及び両面ユニッ
ト(両面反転ユニツト)Dの各外部ユニット等が、それ
ぞれI/Oやタイマカウンタ等を介して接続されてい
る。
【0040】センサ関係では、図2に示した給紙カセッ
ト60a,60b,60cにそれぞれ収納されている転
写紙のサイズ及び向きを検知して、その結果に応じた電
気信号を出力する紙サイズセンサ,レジスト検知や排紙
検知等の転写紙搬送に関するセンサ,オイルエンドやト
ナーエンド等サプライの有無を検知するセンサ,並びに
ドアオープンやヒューズ切れなど機械の異常を検知する
センサなどがあり、それらから出力される電圧信号がI
/O等を介してCPU130に入力される。
【0041】高圧電源ユニットは、図2に示した帯電チ
ャージャ41,転写チャージャ44,分離チャージャ4
5の各チャージャや現像バイアス電極にそれぞれ所定の
高圧電力を印加する。ドライバ関係は、給紙クラッチ,
レジストクラッチ,カウンタ,メインモータ73(図2
参照)等のモータ,トナー補給ソレノイド,パワーリレ
ー,定着ヒータなどがある。
【0042】両面ユニットDでは、転写紙の幅を揃える
ためのモータ,給紙クラッチ,搬送経路を変更するため
のサイドフェンスのホームポジョンセンサ,転写紙の搬
送に関するセンサなどがある。ソータユニットCは複写
機本体Aとシリアルインタフェースで接続されており、
シーケンスからの信号により所定のタイミングで転写紙
を搬送して、各ビンに排出させている。
【0043】シーケンス制御用のCPU130は、アナ
ログ入力として定着部の近傍に設置されているサーミス
タからの入力,レーザダイオードのモニタ入力,レーザ
ダイオードの基準電圧信号等を入力し、例えば上記サー
ミスタからの入力によって、上記定着部の温度が一定に
なるようにオン/オフ制御を行なう。レーザダイオード
の発光パワーを一定にするための調整機構として、A/
DコンバータとCPUのアナログ入力が使用されてい
る。これは予め設定された基準電圧(この電圧はレーザ
ダイオードが3mWとなるように設定する)に、レーザ
ダイオードが点灯した時のモニタ電圧が一致するように
制御されている。
【0044】また、シーケンス制御用のCPU130
は、スキャナ部15から送られてくる後述するトナー消
費量算出データに基づいて、トナー補給ソレノイドのオ
ン/オフ制御を司る。画像制御回路132では、マスキ
ング,トリミング,イレースなどのタイミング信号を発
生したり、レーザダイオードのON信号をカウントし、
レーザダイオードにビデオ信号(VDATA0〜3)を
与えている。
【0045】ゲートアレー134は、スキャナ部15か
ら送られてくる2値データDATA1,2及び16値
(多値)データDATA10〜13,DATA20〜2
3の各画像データを、レーザビームスキャナユニット1
6からの同期信号PMSYNCに同期させ、さらに画像
書き出し信号FGATEに同期した4ビット・シリアル
の信号(ODATA0〜3)に変換して画像制御回路1
32に出力する。
【0046】なお、2値データDATA1,DATA2
はそれぞれ奇数番目及び偶数番目の各画素(ドット)に
対応した1ビットずつのデータであり、その各データを
まとめて2ビットのパラレルデータとしている。また、
16値データDATA10〜13,DATA20〜23
も同様にそれぞれ奇数番目及び偶数番目の各画素に対応
した4ビットずつのデータであり、その各データをまと
めて8ビットのパラレルデータとしている。
【0047】次に、オペレーション関係の制御について
説明する。メインのCPU131は、複数のシリアルポ
ートとカレンダIC135を制御する。複数のシリアル
ポートにはシーケンス制御用のCPU130の他に、操
作部ユニット136,スキャナ部15,ファックス送受
信部(FAX)137,インタフェースユニット13
8,CGカード139,エディタ140などが接続され
ている。
【0048】操作部ユニット136には、操作者による
入力用キー及び複写機の状態を表示する表示器等を有
し、キー入力情報をメインのCPU131へシリアル送
信し、そのCPU131からのシリアル受信により表示
器を点灯する。スキャナ部15は画像処理及び画像読み
取りに関する情報をシリアル送信し、ファックス送受信
部137及びインタフェースユニット138とは、予め
設定されている情報内容をCPU131とやりとりす
る。
【0049】カレンダIC135は日付及び時間を記憶
しており、この情報に基づいて装置のオン/オフ制御を
行なうことも可能である。CG(キャラクタゼネレー
タ)カード(フォントカード)139は、コードデータ
ファイルに対応するフォントデータを外部から供給する
場合に使用する着脱可能なメモリカードである。フォン
トデータとしては、アウトラインフォントあるいはビッ
トマップフォントがある。
【0050】エディタ140は編集機能を入力するユニ
ットであり、操作者によって入力された画像編集データ
(マスキング,トリミング,イメージシフト等)をメイ
ンのCPU131へシリアル送信する。
【0051】図6は、図4のスキャナ部15の制御回路
の構成例を示すブロック図である。一次元固体撮像素子
であるCCDイメージセンサ8から出力される原稿15
0の画像に応じたアナログ画像信号は信号処理回路15
1で増幅され、A/D変換器152によってデジタル多
値信号に変換される。この信号はシェーディング補正回
路153によって補正処理を受け、信号分離回路154
に入力される。
【0052】信号分離回路154は入力する画像情報を
処理し、文字などの2値画像成分信号と中間調画像成分
信号とに分離して、それぞれ2値化処理回路156及び
多値化処理回路155に入力させる。2値化処理回路1
56は、入力する2値画像成分信号を予め設定された固
定しきい値によって2値データに変換する。
【0053】多値化処理回路155は、走査位置毎に予
め設定されたしきい値によって入力データを判定し、中
間調情報を含む16値データに変換する。スキャン制御
回路160は、図4に示したCPU131からの指示に
従ってランプ制御回路158,タイミング制御回路15
9,電気変倍回路161,並びにスキャナ駆動モータ1
65をそれぞれ制御する。
【0054】ランプ制御回路158は、スキャン制御回
路160からの指示に従って光源である露光ランプ3の
オン/オフ制御及び光量制御を司る。スキャナ駆動モー
タ165の駆動軸にはロータリエンコーダ166が連結
されており、位置センサ162は副走査駆動機構の基準
位置を検知する。電気変倍回路161は、スキャン制御
回路160によって設定される主走査側の倍率データに
従って、多値化処理された画像データと2値化処理され
た画像データについて電気変倍処理を行なう。
【0055】多値データ変換回路167は、電気変倍回
路161からの2値データを多値データに変換する。例
えば、入力する2値データが“0”,“1”ならば、そ
の各データをそれぞれ4ビットずつのパラレルデータ
“0000”及び“1111”に変換する。トナー消費
量算出回路200は、電気変倍回路161及び多値デー
タ変換回路167から送られてくる1ページごとの画像
領域内の多値データを取り込んで、その多値データによ
って消費されるトナー量を算出し、その算出結果をトナ
ー消費量のデータとしてCPU130に入力させる。
【0056】タイミング制御回路159は、スキャン制
御回路160からの指示に従って各信号を出力する。す
なわち、読み取りを開始すると、CCDイメージセンサ
8に対しては1ライン分のデータをシフトレジスタに転
送する転送信号と、シフトレジスタのデータを1ビット
ずつ出力するシフトクロックパルスとを与える。また、
像再生系ユニットすなわち図4に示したファックス送受
信部137,インタフェースユニット138及びゲート
アレー134に対して、画素同期クロックパルスCL
K,主走査同期パルスLSYNC及び主走査有効期間信
号LGATEを出力する。
【0057】なお、画素同期クロックパルスCLKは、
CCDイメージセンサ8に与えるシフトクロックパルス
と略同一の信号である。主走査同期パルスLSYNC
は、図2に示した光書込部16のビームセンサが出力す
る主走査同期信号PMSYNCと略同一の信号である
が、画像の読み取りを行なっていない時には出力が禁止
される。
【0058】主走査有効期間信号LGATEは、出力デ
ータDATA1,DATA2,DATA10〜13,D
ATA20〜23が有効なデータであるとみなされるタ
イミングでハイレベルになる。なお、この例ではCCD
イメージセンサ8は、1ライン当たり4800ビットの
有効データを出力する。
【0059】スキャン制御回路160は、CPU131
から読み取り開始指示を受けると、ランプ制御回路15
8を介して露光ランプ3を点灯させ、スキャナ駆動モー
タ165を駆動開始し、タイミング制御回路159を制
御して、CCDイメージセンサ8による読み取りを開始
する。また、副走査有効期間信号FGATEをハイレベ
ルにセットする。
【0060】この副走査有効期間信号FGATEは、ハ
イレベルにセットされてから副走査方向に最大読み取り
長さ(例えばAサイズ長手方向の寸法)を走査するのに
要する時間を経過するとローレベルになる。
【0061】図7は、図4のエディタ140の外観例を
示す正面図である。このエディタ140は、原稿の画像
の読み取りを開始するためのスタートキー201と、L
CD(液晶)ディスプレイ(以下単に「LCD」とい
う)208の表示倍率を指定するための倍率指定キー2
02と、LCD208上のカーソル209を移動するた
めのカーソル移動キー203とを備えている。
【0062】また、LCD208上の任意の座標を入力
するための座標入力キー204と、指定領域を確定する
ための終了キー(閉じる)キー205と、座標の入力を
取り消すためのクリアキー206と、画像データ及び編
集データを全て取り消すためのオールクリアキー207
と、スキャナ部15によって読み取られた原稿の画像デ
ータ及び編集データを表示するためのLCD208とを
備えている。
【0063】図8は、エディタ140の制御系の一例を
示すブロック構成図である。このエディタ140は、図
4に示したメインCPU131とコマンドをやりとりす
るためのコマンドライン211とスキャナ部15によっ
て読み取られた画像データを受け取るためのデータライ
ン212とによって複写機本体Aと接続されている。
【0064】そして、エディタ140は、図7に示した
スタートキー201等からなるハードキー群213及び
LCD208の他に、CPU214,ROM215,ス
タティックRAM(SRAM)216,ダイナミックR
AM(DRAM)217,ラインバッファ218,LC
Dコントローラ219,ビデオRAM(VRAM)22
0,シリアル/パラレル相互変換器221,及びシリア
ル/パラレル変換器222等からなる制御部を備えてい
る。
【0065】CPU214は、エディタ140全体を統
括的に制御する中央処理装置であり、内部にDMAコン
トローラを備えている。ROM215は、CPU214
に各種処理を実行させるためのプログラムを含む各種固
定データを格納している。スタティックRAM216
は、CPU214が処理を行なう際に使用するメモリで
ある。
【0066】ダイナミックRAM217は、複写機本体
Aから送られてくる読み取り画像データを格納するメモ
リである。ラインバッファ218はFIFOメモリを用
いており、シリアル/パラレル変換器222で変換され
た1ライン分のパラレル画像データを格納する。LCD
コントローラ219は、LCD208の表示制御を司
る。ビデオRAM220は、LCD208に表示すべき
画像データを格納するメモリである。
【0067】シリアル/パラレル相互変換器221はシ
リアル/パラレル変換器とシリアル/パラレル変換器と
からなり、CPU214からのコマンドをシリアル/パ
ラレル変換してコマンドライン211を通じて複写機本
体Aへ送ったり、複写機本体Aからコマンドライン21
1を通じて送られてくるコマンドをシリアル/パラレル
変換してCPU214へ入力させる。シリアル/パラレ
ル変換器222は、複写機本体Aからデータライン21
2を通じて送られてくる読み取り画像データをシリアル
/パラレル変換する。
【0068】ここで、複写機本体Aのコンタクトガラス
9上に原稿がセットされた状態でエディタ140のスタ
ートキー201が押されると、CPU214が読み取り
開始要求コマンドをシリアル/パラレル相互変換器22
1にパラレル/シリアル変換させた後、コマンドライン
211を通じて複写機本体Aへ送る。読み取り開始要求
コマンドを受けた複写機本体A側では、CPU131が
スキャナ部15によってコンタクトガラス9上の原稿の
画像を読み取り、その読み取り画像データをパラレル/
シリアル変換し、データライン212を通じてエディタ
140へ送る。
【0069】エディタ140側では、送られてきた画像
データをシリアル/パラレル相互変換器221がシリア
ル/パラレル変換し、それをCPU214に内蔵されて
いるDMAコントローラがラインバッファ(FIFOメ
モリ)218を介してダイナミックRAM217に転送
して書き込む。なお、画像データの転送開始及び転送終
了は、スキャナ部15からデータライン212等を介し
て送られてくる信号FGATEによって判断できる。
【0070】ダイナミックRAM217に格納された画
像データは、ビデオRAM220に転送されることによ
りLCD208の画像表示領域内に画像イメージとして
表示される。なお、ダイナミックRAM217からビデ
オRAM220への転送もCPU214のDMAコント
ローラによって行ない、画像データの任意の部分を転送
することにより拡大/縮小表示や部分表示が可能にな
る。
【0071】次に、LCD208上の読み取り画像デー
タに対する通常の領域(エリア)指定方法について説明
する。LCD208上にはカーソル209も表示されて
いて、これをカーソル移動キー203によって移動さ
せ、座標入力キー204を押すことにより画像表示領域
内の読み取り画像データ上の任意の点を座標指定するこ
とができる。
【0072】また、読み取り画像データの上側と右側
(画像表示領域外)にはスケール210が、画像表示領
域内にはその目盛に対応する位置にグリッド(点群)2
11がそれぞれ表示される。グリッド211は、設定に
より表示/非表示の切り換えが可能である。また、読み
取り画像データの表示倍率は倍率指定キー202を用い
て100%,150%,300%の3段階に切り換える
ことができる。倍率変更後の表示は、倍率変更前の画面
でカーソル209のあった位置を中心に行なわれるの
で、倍率を上げた時の表示位置指定が容易に行なえる。
【0073】エディタ140で領域を指定する場合は、
ユーザがカーソル移動キー203及び座標入力キー20
4を用いてその領域の各頂点を指定する。最初に始点を
入力しようとしたとき、エディタ140がその座標デー
タを複写機本体Aへ送信し、複写機本体Aがそのデータ
を修正などした後に改めてエディタ140に返信し、エ
ディタ140が複写機本体Aからのデータに対する座標
位置を示す+マークをLCD208上に表示させる。
【0074】2点目以降も同様に、入力しようとする点
の座標データをエディタ140が複写機本体Aへ送信
し、複写機本体Aからの返信データに対する座標位置を
示す+マークと共に1つ前に指定した点の+マークとの
間の線をLCD208上に表示させる。その後、終了キ
ー205が押下されると、エディタ140が確定REQ
コマンドを複写機本体Aへ送信し、複写機本体Aから領
域確定コマンドを受信したとき始点と終点との間に線を
引き、指定領域を確定させる。なお、複写機本体Aから
単独にコマンドが送られてきた時には、そのコマンドに
従った表示を行なう。
【0075】また、エディタ140は設定した領域に対
してトリミングやマスキングを施した後の画像イメージ
を表示することができる。このとき、表示倍率は自動的
に100%(全体表示)に戻り、そのイメージ表示を止
めると元の倍率に戻る。それによって、ユーザは紙を無
駄にすることなく編集コピー結果を試し見ることができ
る。
【0076】さらに、領域が1つしか指定されておら
ず、且つトリミングモードが設定されているときには、
その領域をエディタ140のLCD208の画像表示領
域いっぱいになるような最適な倍率と原稿上の表示範囲
を計算して表示することができる。
【0077】図9は、図4の操作部ユニット136の外
観例を示す正面図である。この操作部ユニット136
は、スタートキー231,テンキー232,モードクリ
ア・余熱/タイマキー233,割り込みキー234,ガ
イダンスキー235,プログラムキー236,領域加工
キー237,輝度調整つまみ238,及びLCD239
を備えている。
【0078】スタートキー231は、コピー動作をスタ
ートさせるときに使用する。テンキー232は、コピー
枚数等の設定を行なうときに使用する。モードクリア・
余熱/タイマキー233は、設定した内容の取り消し
や、一定時間以上の連続押下で予熱状態になる設定を行
なうときに使用する。割り込みキー234は、コピー動
作中に割り込み、別の原稿のコピーを行なうときに使用
する。
【0079】ガイダンスキー235は、機能の説明や操
作の仕方を表示するモードへ移行するときに使用する。
プログラムキー236は、よく使用する設定の登録や、
呼び出しを行なうときに使用する。領域加工キー237
は、読み取り画像データに対する領域(エリア)指定を
行なったり、領域毎のコピーモードを設定したいときに
使用する。
【0080】輝度調整つまみ238は、LCD239の
画面の明るさを調整するときに使用する。LCD239
は、その表示面に多数のタッチキーからなるタッチパネ
ルを備えており、そのキー操作に応じてこの発明に係わ
る画面を含む各種画面を表示することができる。
【0081】図10は、操作部ユニット136の制御系
の一例を示すブロック構成図である。 この操作部ユニ
ット136は、図9に示したスタートキー231等から
なるハードキー群241,LCD239,及びその表面
上のタッチパネル242の他に、CPU243,アドレ
スラッチ244,ROM245,リセット回路246,
アドレスデコーダ247,LEDドライバ248,光ト
ランシーバ249,LCDコントローラ250,ROM
251,及びRAM252等からなる制御部を備えてい
る。
【0082】CPU243は、この操作部ユニット13
6全体を統括的に制御する中央処理装置である。アドレ
スラッチ244は、CPU243から入力されるアドレ
スをラッチして出力する。ROM245は、CPU24
3に各種処理を実行させるためのプログラムを含む各種
固定データを格納している。
【0083】リセット回路246は、アドレスデコーダ
247から所定信号が入力された時にCPU243へリ
セット信号を出力する。アドレスデコーダ247は、ア
ドレスラッチ244からのアドレスをデコードして各部
への信号(チップセレクト信号等)を生成する。
【0084】LEDドライバ248は、アドレスデコー
ダ247からの信号に応じてハードキー群241中の所
定キー(例えばスタートキー231)に埋設されたLE
DをON/OFFする。光トランシーバ249はCPU
243に接続されており、外部(複写機本体A)とシリ
アル通信を行なう。
【0085】LCDコントローラ250は、LCD23
9の表示制御を司る。ROM251は、LCDコントロ
ーラ250に表示制御を行なわせるためのプログラムを
含む各種固定データを格納している。RAM252は、
LCDコントローラ250が表示制御を行なう際に使用
するワークメモリや、LCD239に表示すべき画像デ
ータを格納するビデオメモリとして使用する。
【0086】ここで、複写機本体Aに電源が投入される
と、操作部ユニット136内の制御部がLCD239に
図11に示す初期画面を表示する。この初期画面におい
て、261は「コピーできます」「お待ちください」等
のメッセージを表示するメッセージエリア、262は上
段にセットした枚数,下段にコピーした枚数をそれぞれ
表示する枚数表示部である。
【0087】また、263は画像濃度を自動的に調整さ
せるための自動濃度キー、264は転写紙を自動的に選
択させるための自動用紙選択キー、265は読み取り画
像データに対して転写紙サイズに合わせて自動的に拡大
/縮小処理を行なわせるための用紙指定変倍キー、26
6はコピー紙を一部ずつページ順に揃える処理を行なわ
せるためのソートキーである。
【0088】さらに、267はコピー紙をページ毎に仕
分けする処理を行なわせるためのスタックキー、268
はソート処理されたものを一部ずつ綴じる処理を行なわ
せるためのステープルキー、269は特殊原稿送りキ
ー、270は変倍キー、271は両面/ページ連写キ
ー、272は消去/移動キー、273は表紙/合紙キー
である。
【0089】次に、前述したように図7に示したエディ
タ140のLCD208に原稿の読み取り画像データを
表示させた後のその画像データに対するこの発明に係わ
る領域指定方法について説明する。LCD208に図1
1の初期画面が表示されている状態で図9に示した操作
部ユニット136上の領域加工キー237が押下される
と、操作部ユニット136内の制御部がLCD239上
の画面を図12に示す領域指定画面に切り換える。
【0090】この領域指定画面において、281〜28
6は複数の領域(エリア)を指定するためのエリアキ
ー、287は長方形等の矩形領域を対角2点で指定する
ための対角2点キー、288は凹凸のある多角形(以下
「直角多角形」という)領域を指定するための直角多角
形キー、289は非直角多角形領域を指定するための非
直角多角形キー、290は閉ループ領域を指定するため
の閉ループキーである。
【0091】そして、例えば非直角多角形キー289が
押下されると、図7に示したエディタ140のキー入力
が受け付け可能になる。それによって、エディタ140
内の制御部(図8参照)はカーソル移動キー203の操
作に応じてLCD208上のカーソル209を移動さ
せ、座標入力キー204等の操作によって非直角多角形
領域の指定処理を行なう。
【0092】例えば、座標入力キー204が3回指定
(押下)されると、図13の(a)に示すようにその各
指定時のカーソル209が示す位置に非多角形の頂点を
示す+マークを表示(指定)すると共にその各+マーク
を直線で結び、この状態で終了キー205が押下される
と、同図の(b)に示すように始点に対応する+マーク
と終点に対応する+マークを直線で結び、指定領域を確
定する。
【0093】なお、複数の領域を指定する場合には、図
12のエリア2キー282〜エリア6キー286を使用
すればよい。例えば、エリア2キー282を押下するこ
とにより2つ目の領域指定も前述と同様の操作手順で行
なえ、図13の(c)に示すようにLCD208にその
領域も表示させることができる。また、この実施例にお
いては、図12の領域指定画面を表示させた時にはエリ
ア1キー281を最初の指定キーとしてその枠を拡大し
て表示しているが、他のエリアキーが指定された時には
その枠を拡大して表示するようにしている。
【0094】図14は、エディタ140内の制御部によ
ってユーザにより指定された領域を含んで面積が最小と
なる矩形領域(編集対象領域)の対角2点を求める処理
の一例を示すフローチャートである。
【0095】ユーザによって指定された領域の頂点の数
(ポイント数)をnとしたとき、それぞれの頂点の座標
を(X0,Y0),(X1,Y1),……,(Xn,Yn)
とし、編集対象領域(有効画像領域)のもっとも原稿基
準位置に近い頂点を(Xmin,Ymin)、もっとも
遠い頂点を(Xmax,Ymax)としたとき、まず初
期値としてそれぞれ(Xmin,Ymin)=(X0
0),(Xmax,Ymax)=(X0,Y0)とし、
カウンタi=「0」としておく。
【0096】次いで、XminとXiを比較し、Xmi
n>Xiが真のときにはXminをXiに置き換える。
また、偽の場合にはXmaxとXiを比較し、Xmax
<Xiが真のときにはXmaxをXiに置き換える。同
様に、YminとYiを比較し、Ymin>Yiが真の
ときにはYminをYiに置き換える。また、偽の場合
にはYmaxとYiを比較し、Ymax<Yiが真のと
きにはYmaxをYiに置き換える。
【0097】以後、この処理をi<nの間繰り返す。そ
して、以上の処理を終えたときに、(Xmin,Ymi
n)と(Xmax,Ymax)は編集対象領域の対角2
点の座標を示すことになる。
【0098】この処理によれば、ユーザによって指定さ
れた領域が直角多角形領域や非直角多角形領域であって
も、例えば図15及び図16に示すようにその指定領域
を含んで面積が最小となる編集対象領域(斜線部分)の
対角2点の座標を算出することができる。したがって、
その編集対象領域と転写紙サイズとを比較することによ
り、その編集対象領域を転写紙サイズ内に入る最大の大
きさに変倍するための倍率を算出し、その倍率で上記指
定された領域の画像データを変倍して転写紙にコピーす
ることができる。
【0099】なお、ユーザによって指定された領域が複
数存在する場合でも、上述と同様な処理を行なうことに
より、例えば図17に示すようにそれらの領域を含んで
面積が最小となる編集対象領域(斜線部分)の対角2点
の座標を算出し、その編集対象領域を転写紙サイズ内に
入る最大の大きさに変倍するための倍率を算出して、そ
の倍率で上記指定された各領域の画像データを変倍して
転写紙にコピーすることができる。
【0100】以上、この発明をデジタル複写機に適用し
た実施例について説明したが、この発明はこれに限ら
ず、レーザプリンタ等の光プリンタやファクシミリ装置
等の各種画像形成装置に適用し得るものである。
【0101】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の画
像形成装置によれば、指定された領域の形状にかかわら
ず、あるいは複数の領域が指定された場合でも、その指
定領域の画像データを転写紙サイズ内に入る最大の大き
さに変倍して転写紙に画像形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の基本構成を示す機能ブロック図であ
る。
【図2】この発明の実施例であるデジタル複写機の内部
構成を示す図である。
【図3】図2の光書込部の構成例を示す平面図である。
【図4】図2のデジタル複写機全体の制御部の一部を示
すブロック構成図である。
【図5】同じくその残りの部分を示すブロック構成図で
ある。
【図6】図4のスキャナ部の制御回路の構成例を示すブ
ロック図である。
【図7】同じくエディタの外観例を示す正面図である。
【図8】同じくエディタの制御系の一例を示すブロック
構成図である。
【図9】同じく操作部ユニットの外観例を示す正面図で
ある。
【図10】同じく操作部ユニットの制御系の一例を示す
ブロック構成図である。
【図11】図10のLCDに表示される初期画面の一例
を示す図である。
【図12】同じく領域設定画面の一例を示す図である。
【図13】図7のLCD上の読み取り画像データに対し
て領域指定を行なう場合の操作手順を説明するための図
である。
【図14】図8のエディタ内の制御部によってユーザに
より指定された領域を含んで面積が最小となる編集対象
領域(矩形領域)の対角2点を求める処理の一例を示す
フロー図である。
【図15】同じくユーザにより指定された直角多角形領
域を含んで面積が最小となる編集対象領域の対角2点を
求める処理に係わる説明図である。
【図16】同じくユーザにより指定された非多角形領域
を含んで面積が最小となる編集対象領域の対角2点を求
める処理に係わる説明図である。
【図17】同じくユーザにより指定された複数の領域を
含んで面積が最小となる編集対象領域の対角2点を求め
る処理に係わる説明図である。
【符号の説明】
A:複写機本体 J:有効画像領域算出手段 K:最大倍率算出手段 L:変倍手段 15:スキャナ部 131,214,243:CPU 136:操作部ユニット 140:エディタ 201,231:スタートキー 203:カーソル移動キー 204:座標入力キー 205:終了キー 208,239:LCD 219,250:LCDコントローラ 237:領域加工キー 281〜286:エリアキー 288:直角多角形キー 289:非直角多角形キー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
    該手段によって読み取られた画像データを加工する画像
    加工手段と、該手段に加工させる任意の領域を指定する
    領域指定手段とを備えた画像形成装置において、 前記画像加工手段が、前記領域指定手段によって領域が
    指定されたとき、その指定された領域を含んで面積が最
    小となる矩形領域を有効画像領域として算出する有効画
    像領域算出手段と、該手段によって算出された有効画像
    領域を転写紙サイズ内に入る最大の大きさに変倍するた
    めの倍率を算出する最大倍率算出手段と、該手段によっ
    て算出された倍率で前記指定された領域の画像データを
    変倍する変倍手段とを有することを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
    該手段によって読み取られた画像データを加工する画像
    加工手段と、該手段に加工させる任意の領域を指定する
    領域指定手段とを備えた画像形成装置において、 前記画像加工手段が、前記領域指定手段によって複数の
    領域が指定されたとき、その指定された各領域を含んで
    面積が最小となる矩形領域を有効画像領域として算出す
    る有効画像領域算出手段と、該手段によって算出された
    有効画像領域を転写紙サイズ内に入る最大の大きさに変
    倍するための倍率を算出する最大倍率算出手段と、該手
    段によって算出された倍率で前記指定された複数の領域
    の各画像データを変倍する変倍手段とを有することを特
    徴とする画像形成装置。
JP6269124A 1994-11-01 1994-11-01 画像形成装置 Pending JPH08130634A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6269124A JPH08130634A (ja) 1994-11-01 1994-11-01 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6269124A JPH08130634A (ja) 1994-11-01 1994-11-01 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08130634A true JPH08130634A (ja) 1996-05-21

Family

ID=17468026

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6269124A Pending JPH08130634A (ja) 1994-11-01 1994-11-01 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08130634A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3467138B2 (ja) 画像形成装置
US6587651B2 (en) Image forming apparatus and method of controlling the apparatus
JP3138492B2 (ja) 画像形成装置
JPH05292264A (ja) 画像処理装置
JP2001061056A (ja) 画像形成装置
US5821977A (en) Image forming apparatus and control method for reducing the required processing time
JPS63278463A (ja) デジタル複写機におけるマルチコピ−方式
US5587801A (en) Digital image forming apparatus
JP3548587B2 (ja) 画像形成装置
JP3162674B2 (ja) 画像形成装置
US5526096A (en) Image-forming apparatus with an area-selecting function which selects an area in a surface-up condition of an original and which forms an image on the basis of the selected area of the original placed in a surface-down condition
JPH08130634A (ja) 画像形成装置
JP3162107B2 (ja) 画像形成装置
JPS63146567A (ja) デジタル複写機
JPH0522568A (ja) 画像形成装置
JP3151729B2 (ja) 画像読取り装置および画像形成装置
JP3349805B2 (ja) 画像形成装置
US5251045A (en) Magnification changing system for a copier
JP3451452B2 (ja) 画像形成装置
JP2911892B2 (ja) 複写機の寸法変倍方式
JPH0556220A (ja) 画像形成装置
JPH0375675A (ja) デジタル式画像形成装置
JP3438209B2 (ja) 画像形成装置
EP0290932A2 (en) Magnification changing system for a copier
JPH0537771A (ja) 画像処理装置